JPH0761231A - 車両用空調吹出装置 - Google Patents
車両用空調吹出装置Info
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Abstract
設けなる車両用空調吹出装置における前記副次的な空調
吹出口の配風性能を向上させる。 【構成】乗員に向けて風を吹き出す通常の空調主吹出口
と天井部に沿って車室後方に風を送り出す所定の仰角を
もつ副吹出口とを上下に独立して有する車両用空調吹出
装置において、前記副吹出口の底部開口端縁に堰部を設
けると共に、同堰部の高さを副吹出口の開口高さの5〜
15%に設定する。
Description
するための車両用空調吹出装置に関し、更に詳しくは自
動車等の天井部を流れる吹出風の配風性能を向上させた
車両用空調吹出装置に関する。
トルメントパネル上面の直射日光等により加熱された空
気を、通常のベンチレーション吹出口の上部に設けた副
次的な吹出口から吹き出される冷風により誘引させて乗
員の頭頂上方へと導くようにした車両用空調吹出装置
が、例えば特開昭59−100013号公報、実公平3
−26971号公報などにより提案されている。
の上部に副次的な吹出口を所定の仰角をもたせて独立し
て設けることにより、通常のベンチレーション吹出口か
ら吹き出す冷風が天井部に滞留する熱風を殆ど誘引する
ことなく乗員に向けられるため、所要温度に冷却された
冷風による快適な環境が確保できるというものである。
は、上述の上部に副次的な吹出口を有する車両用空調吹
出装置における空気吹出口からの風の流れ状態をモデル
的に示したものである。
吹出口12′から吹き出される風は、天井部の壁面によ
り上方への流れが規制されると同時に、同吹出口12′
の底面に押し付けられて導かれるため、吹出口12′の
出口付近では圧力分布(速度分布)が下方に偏る。
出される風の向きは、上述の仰角よりも下方に向いてし
まい、下方のベンチレーション吹出口11′から吹き出
される風に接近することになる。しかして、上下の吹出
口12′,11′から吹き出される風により挟まれる境
界部には、空気の粘性による誘引風が発生して負圧とな
る。この負圧となった部分に上部から吹き出される風が
引かれてしまい、所期の目的である上方への配風性能を
著しく低下させる。これを避けるため、前記仰角を大き
く設定することも考えられるが、逆に仰角を大きくする
と天井面に鋭角に風が当たり、車室の後方に送られる風
量が減少するばかりでなく、その反射流が増加して従来
以上に天井部に滞留する熱風との混合流が乗員の顔面な
どに導かれ、室内環境を更に悪化させる。
のであり、その目的は上記副次的な空調吹出口の配風性
能を向上させるための吹出口構造を開発することにあ
る。
発明は、乗員に向けて風を吹き出す通常の空調主吹出口
と天井部に沿って車室後方に風を送り出す所定の仰角を
もつ副吹出口とを上下に独立して有する車両用空調吹出
装置において、前記副吹出口の底部開口端縁に堰部を設
けると共に、同堰部の高さを副吹出口の開口高さの5〜
15%に設定してなることをを主要な構成としている。
を流れる空気は堰部により上向きに偏向し、風圧分布も
上方に偏るようになる。その結果、副吹出口から吹き出
される風の向きは、副吹出口の仰角とほぼ一致し、下方
の主吹出口から吹き出される風とは離反して流れるよう
になる。こうして、主吹出口から吹き出される風と副吹
出口から吹き出される風とが完全に分離状態となって流
れるため、上下の吹出口から吹き出される風はそれぞれ
独立して流れるため、所期の目的である上方への配風性
能を著しく増加させる。そして、前記堰部の立上り角度
を大きくするに従って、副吹出口から吹き出される風向
きは順次上方へと変化する。
る。図1は本発明の典型的な空調吹出口装置を前面から
見た斜視図であり、図2は同空調吹出口の構造例を示す
図1におけるA−A線断面図、図2は同空調吹出口装置
の副次的な吹出口付近の空気流の圧力分布を示す拡大断
面図である。本発明の空調吹出装置は図1に示すごとき
外観を有しており、従来と同様に車両の運転席前方のイ
ンストルメントパネルのグローブボックス部の上方位置
とクラスターリッド取付部の両側位置にそれぞれ乗員に
向かって冷風が吹き出すように複数取り付けられると共
に、各空気吹出装置は空調ダクトを介して空調ユニット
に接続されている。以上の構成は、本発明の空調吹出装
置を除いて一般的な構成であるため図示を省略してい
る。
口面には、下部の主吹出口11と上部の副吹出口12と
が中間壁面13を介して分けられて形成されている。そ
して、前記主吹出口11の内部には、従来と同様にノブ
3を上下左右に動かすことで一斉に同一方向に回動し、
冷気の吹出方向を上下左右に変更するための多数の縦羽
根1と横羽根2とが取り付けられている。また、前記中
間壁面13を介して上部に形成された副吹出口12は所
定の仰角θをもって斜め上方に向けられ、その内部に多
数の縦羽根4が左右の方向に所定の間隔をおいて平行に
固設されている。
部分は前記副吹出口12の出口端部の構造にある。即
ち、本発明においては、図2に示すごとく前記出口端部
の底面端縁に僅かに堰12aを設けている。この堰12
aの高さL1は前記出口端部の開口面高さL2と深い関係が
あり、発明者等の実験によれば前記堰高さL1が開口面高
さL2の5〜15%の範囲に設定することが最適であるこ
とを知った。5%以下であると目的とする配風性能が得
られず、また15%を越えると出口の開口面積が相対的
に小さくなると共に、出口内部の乱流の発生が激しくな
り、吹出風量が減少すると同時に配風性能を逆に劣化さ
せることになる。勿論、堰12aの断面形状によって
は、堰高さL1と開口面高さL2との比は前記範囲内におい
て適宜変更し得る。
12aを設けたときの同出口端部における風圧分布を示
している。同図と既述した図7の(b)とを比較すれば
明らかなごとく、本発明による副吹出口12の前記構造
によれば従来の風圧分布と比較すると、同副吹出口12
の底部を流れる空気は堰12aにより上向きに偏向し、
風圧分布も上方に偏るようになる。その結果、副吹出口
12から吹き出される風の向きは、副吹出口12の仰角
θと同一となり、下方の主吹出口11から吹き出される
風から離反して流れるようになる。こうして、主吹出口
11から吹き出される冷風と副吹出口12から吹き出さ
れる冷風とが完全に分離状態で流れるため、上下の吹出
口12,11から吹き出される風はそれぞれ独立してが
発生せず、所期の目的である上方への配風性能を著しく
増加させる。
きの変化を示しており、堰12aの立上り角度φを同図
の(a)から(c)に示すごとく順次小さくすると、副
吹出口12から吹き出される風向きは上方へと変化す
る。
有しない副吹出口を備えた空調吹出装置との、吹出口か
ら空気吹出方向175mm前方における吹出風量の測定
位置(X,Z)を示す。図5は同測定結果を示す風速分
布図であり、同図(a)は本発明の空調吹出装置の風速
分布を示し、同図(b)は従来の副吹出口を備えた空調
吹出装置の風速分布を示している。また、図6は同測定
原点の規定図である。
目状に測定 Z方向の範囲は測定原点を基準に+200〜−100m
m X方向の範囲は測定原点を基準に+150〜−150m
m <従来装置> 吹出風量 :3m3/min 縦羽根位置:中立 横羽根位置:中立 測定範囲 :X−Zの2次元平面を25mmピッチで枡
目状に測定 Z方向の範囲は測定原点を基準に+250〜−100m
m X方向の範囲は測定原点を基準に+150〜−150m
m 両図から明らかなごとく、本発明装置の風速分布は従来
装置の風速分布に較べて上下(Z方向)に明確に分離し
ていることが分かる。
よれば、通常の主吹出口よりも上方位置に所定の仰角を
もって副吹出口を設けると共に、同副吹出口の底部開口
端縁に開口高さに応じた高さの堰部を設けたため、同副
吹出口の底部を流れる吹出流が前記堰部により上方に押
し上げられ、開口部における上下の圧力分布を上方に偏
向し、その結果、副吹出口から吹き出す空気方向が同吹
出口の前記仰角とほぼ一致させることができ、通常の主
吹出口よりも上方位置から天井に向けて吹き出す副次的
な吹出流を主吹出口から吹き出される吹出流に誘引され
ずに、その配向性能が確保できる。従って、副吹出口か
ら吹き出す空気を天井面に沿って確実に導いて、天井部
に滞留する直射日光等による加熱空気を車室の後方へと
送り、乗員には主吹出口から吹き出される風のみが当た
る同時に、短時間で快適な室内環境が得られる。
表的な構造例を示す斜視図である。
図である。
能を示す拡大断面図である。
説明図である。
装置の吹出風速の測定分布図である。
機能説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】乗員に向けて風を吹き出す通常の空調主吹
出口と天井部に沿って車室後方に風を送り出す所定の仰
角をもつ副吹出口とを上下に独立して有する車両用空調
吹出装置において、 前記副吹出口の底部開口端縁に堰部を設けると共に、同
堰部の高さを副吹出口の開口高さの5〜15%に設定し
てなることを特徴とする車両用空調吹出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05213605A JP3139891B2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 車両用空調吹出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05213605A JP3139891B2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 車両用空調吹出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0761231A true JPH0761231A (ja) | 1995-03-07 |
| JP3139891B2 JP3139891B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=16641954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05213605A Expired - Fee Related JP3139891B2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 車両用空調吹出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3139891B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020172189A (ja) * | 2019-04-11 | 2020-10-22 | 豊田合成株式会社 | 空調用薄型レジスタ |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR3064541B1 (fr) * | 2017-04-03 | 2020-05-08 | Renault S.A.S. | Dispositif d’aeration integre a une planche de bord d’un vehicule automobile |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP05213605A patent/JP3139891B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JP2020172189A (ja) * | 2019-04-11 | 2020-10-22 | 豊田合成株式会社 | 空調用薄型レジスタ |
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| JP3139891B2 (ja) | 2001-03-05 |
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