JPH0761352A - 走行装置 - Google Patents

走行装置

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JPH0761352A
JPH0761352A JP5237389A JP23738993A JPH0761352A JP H0761352 A JPH0761352 A JP H0761352A JP 5237389 A JP5237389 A JP 5237389A JP 23738993 A JP23738993 A JP 23738993A JP H0761352 A JPH0761352 A JP H0761352A
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leg portion
traveling device
front leg
rear leg
fixing
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Yoshinori Hamazaki
義徳 浜崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗車する人が安全な乗車姿勢をとることがで
きるとともに、収納の際は折り畳んで、自立させること
ができる走行装置を提供すること。 【構成】 互いにほぼ平行に配置される二本以上の支柱
部2,2と、この支柱部の間に設けられる背部4とを備
えており、上記支柱部の下部には、先端に前輪部95を
備えた長い前脚部201と、先端に後輪部を備えた上記
前脚部より短い後脚部220とが、固定可能とされてお
り、かつ、上記前脚部201と上記後脚部220とは、
互いに接近,離間することにより開閉可能な構成とされ
ていて、これら前脚部と後脚部とを接近させて、閉じる
とともに、前脚部201の長さを短縮することにより、
自立可能な構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば他人が後ろか
ら押すことにより走行する走行装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、このような走行装置のうち、代表
的なものとして、たとえば「何かにつかまれば歩ける
人」が後ろから押すことにより走行する歩行補助装置と
しての走行装置や、幼児を載せるベビーカー等が知られ
ている。
【0003】このような走行装置は、一般に、乗車する
人の座る座部と、この座部の下方にて、前輪および後輪
をそれぞれ先端側に備えた、前脚部および後脚部を有し
ている。そして、走行装置の種類や用途に応じて、上記
前脚部と後脚部とは長さが異なるように設定されること
が多い。
【0004】例えば、ベビーカー等では一般に、走行中
に、乗車している乳幼児または走行装置自体が、前のめ
りにならないように配慮される必要がある。また、走行
装置に備えられる座部の座面を大きくとり、安定して座
れるようになっていると好ましい。このような点を重視
した場合には、前輪を備えた前脚部を、後輪が取り付け
られた後脚部よりも長くするようにされている。
【0005】一方、他の走行装置では、走行装置自体が
後ろに倒れるような姿勢変化を防ぐ点を重視したり、こ
の走行装置を後ろから押す人が、自分の膝が装置の背板
に当たることを防ぐ点等が重視されるとがある。この場
合は、後輪を備えた後脚部は、前輪が取り付けられた前
脚部よりも長くなるように設定されると好ましい。この
ように構成すると、後脚部が長く延びている分だけ、後
ろから押す人と背板との距離が増すとともに、走行装置
自体が後方へ倒れる危険性が少なくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
走行装置にあっては、この走行装置を使用しないとき
に、あるいは、走行装置による移動後に、バス等の各種
交通手段に乗換えたとき等は、走行装置を小さくして運
ぶ必要がある。しかも、この場合に、走行装置を支えた
りすることが場所的に困難な場合があるから、自立でき
るようになっていることが好ましい。
【0007】しかしながら、上述のように、この種の走
行装置では、前脚部と後脚部のうち一方が他方よりも長
いことから、これら脚部を互いに接近させるように折り
畳んだときには、走行装置の前後方向のサイズはコンパ
クトになるが、自立させることは難しい。このため、こ
のような自立機能をもつ走行装置は、未だ知られていな
かった。
【0008】本発明は、以上の点に鑑み、安定して走行
させることができて、しかも、収納の際は折り畳んで、
自立させることができる走行装置を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、互いにほぼ平行に配置される二本以上の支柱部
と、この支柱部の間に設けられる背部及び座部と、上記
支柱部の下部に固定され、先端に前輪部を備えている前
脚部及び、先端に後輪部を備えている後脚部とを有して
おり、かつ、上記前脚部及び上記後脚部のうち少なくと
も一方は他方より長くなるように設定され、これら前脚
部と後脚部とを、相対的に接近,離間することにより開
閉可能な構成とされていて、これら前脚部と後脚部とを
接近させて、閉じるとともに、上記前脚部または後脚部
のうち長い方の脚部の長さを短縮することにより、自立
可能な構成とされている走行装置により達成される。
【0010】好ましくは、前記前脚部もしくは前記後脚
部のいづれか長く設定された脚部の先端に軸受部材を介
して車輪が固定され、上記軸受部材は脚部先端に対する
固定箇所にて車輪とともに回動可能とされており、上記
軸受部材を所定角度回動させて、回動停止することによ
り、上記長く設定された脚部の全長が短縮される構成と
されている。
【0011】また、好ましくは、前記前脚部が後脚部よ
り長く設定されていて、この前脚部に軸受を介して固定
された前輪部が、この軸受とともに回動される構成とさ
れている。
【0012】あるいは、前記後脚部が前脚部より長く設
定されていて、この前脚部に軸受を介して固定された後
脚部が、この軸受とともに回動される構成とされてい
る。
【0013】また、好ましくは、前記支柱部を構成する
支柱には、用途に応じて交換される種類の異なる付属部
材が固定可能であり、かつ、この付属部材の固定位置
を、支柱の延びる方向に沿って変更可能な固定手段が備
えられている。
【0014】また、好ましくは、前記背部には、用途に
応じて交換される種類の異なる付属部材が固定可能であ
り、かつ、この付属部材の固定位置を、背部の延びる方
向に沿って変更可能な固定手段が備えられている。
【0015】
【作用】上記構成によれば、走行装置の前脚部と後脚部
の少なくとも一方を接近させて閉じるとともに、長く設
定された方の脚部を短縮できる。これによって、前脚部
と後脚部の長さを揃えることができ、走行装置の有する
重量が後ろに傾くことがない。
【0016】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を添付図面を
参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる実施
例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ま
しい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以
下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない
限り、これらの態様に限られるものではない。
【0017】図1は、本発明の一実施例に使用される走
行装置の主要部の概略を示す斜視図である。図におい
て、支柱部1は、この実施例の場合,ほぼ平行に配され
た2本の支柱2,2により構成されており、この支柱
2,2間には固定部6を介して背部である背パネル4が
固定されている。すなわち、支柱部1と背パネル4とは
走行装置の基本的骨組みを構成しており、これらには後
述するように種々の付属部材が固定されるようになって
いる。
【0018】上記支柱部1の下部には、脚部7,7を固
定することにより、前輪部11および後輪部12が取り
付けられており、これらの車輪を利用して走行できるよ
うになっている。
【0019】この支柱部1は、図2に示すように、その
長手方向に沿って走行装置の付属部材が固定される。図
において、この支柱部1を構成する支柱2は、上部が後
方に湾曲した湾曲部を備えている。この湾曲部には走行
装置を後方から押す人が把持するハンドル13が取り付
けられる。
【0020】上記支柱2の湾曲部より下には、図1に示
した背パネル4を固定するための上側の固定部6が取り
付けられるようになっており、背パネル4の下側の固定
部6は、支柱2の下部に取り付けられる。また、支柱2
の図において中央よりやや下側には、走行装置に着座し
た人が肘をのせるための肘かけ(後述)の固定部14が
取り付けられる。
【0021】支柱2のさらに下側には、走行装置の座部
を支持するための支持部15が固定され、支柱2の下端
付近には脚部7を固定できるようになっている。
【0022】図3ないし図7は、支柱部1の各支柱2に
設けられた固定構造の例を詳細に示す図である。図3の
例では、たとえば支柱2の長手方向に沿って複数の固定
用長孔21が形成されている。
【0023】一方、付属部材としてのたとえば座部の支
持部15には、その先端部にフック151が設けられて
いる。したがって、このフック151を支柱2の固定孔
21に差し込んで矢印の方向にずらすことにより、支持
部15は支柱2に対して掛止固定される。
【0024】さらに、この付属部材としての支持部15
を固定する位置は、この支持部15のフック151を差
し込む支柱側の固定孔21を適宜選択することにより変
更することができる。すなわち、図3の例では、支柱2
には複数の固定孔21が支柱2の長手方向に沿って形成
されているから、これらの固定孔21のなかから、適宜
のものを選択して利用することにより所望の(高さ)位
置に支持部15を固定することができる。
【0025】図4は、付属部材の支持部15にリング状
の先端部152を形成し、このリング状先端部152を
支柱2に挿通するようにしている。そして、この先端部
151を、支柱2にそれぞれ通した2つの固定リング1
54,154(図4(B)参照)で挟むようにする。こ
れらの固定用リング154,154には固定用のネジが
備えられていて、リング状先端部152の上下位置を合
わせ、固定用リング154,154のネジを締めること
により支柱2の上下の方向の所望の位置に固定できる。
【0026】図5の例では、付属部材の支持部15にリ
ング状の先端部を形成している点では図4の例と共通し
ているが、この場合リング状先端部153の内周には、
奥へいくにしたがって径が小さくなるような固定孔が設
けられている(図5(A))。この固定孔153aと1
53bはリング状先端部153の上面および下面にそれ
ぞれ開口しており、これらの開口から図5(B)に示す
ようにクサビ部材157,158の一方または両方を打
ち込んで固定するようになっている。
【0027】図6および図7は、付属部材のさらに異な
る固定手段を示している。図6(A)に示すように、支
柱2には、その外周に沿って形成された溝161を有し
ている。この溝161は支柱2の長手方向に沿って複数
形成されており、これらの溝の任意のものを選んで図6
(B)に示す固定リング162を装着できるようになっ
ている。
【0028】この固定リング162は図示されているよ
うに、たとえば金属製のリングでなり、その太さは支柱
2の溝161に緊密に装着できるサイズとされている。
そして固定リング162の一部は切り離されて構成され
ており、これによりリング径を広げることができ、支柱
2に装着しやすいようになっている。そして、図7に示
すように支柱2の溝161に固定リング162を装着
し、付属部材の取り付け部15の先端部を固定できるよ
うになっている。
【0029】すなわち、この例では、取り付け部158
は図4および図5の例と同様にリング状に形成されてお
り、このリング状の先端部158を支柱2の上から挿通
させることができる。ここで、この先端部158は図7
に示されているように下側が拡径されており、途中に段
部158aを有している。
【0030】これにより、この段部158が支柱2に装
着された固定リング162に当接して、取り付け部15
の矢印方向の動きが規制されるようになっている。した
がって、たとえば付属部材が後述する座部である場合に
は、矢印方向に働く加重が固定リング162を介して支
柱2により支えられることになる。
【0031】次に、支柱2,2の間に設けられる背部と
しての背パネルの好ましい実施例を説明する。背部であ
る背パネル4は、図1に示されているように、この発明
の走行装置に乗る人の背中を支える機能をはたすもので
ある。このため、図1もしくは図8に示すようにパネル
状に形成されるものに限らずたとえば支柱2,2間にお
いて、布材料を張ったり,ベルトをかける等により構成
することも可能である。
【0032】図10では、背パネル4は、そのほぼ中央
部が長手方向に沿って曲折できるように2枚の金属パネ
ル41,41をヒンジ42,42によって接続して構成
されている。この曲折部44に設けられるヒンジ42,
42は、たとえば図9に示すような隠し蝶番が用いられ
ている。すなわち、このヒンジ42は、それぞれ各パネ
ル41,41の曲折部に臨む側面に固定されるベース部
42a,42bと、これらを繋ぐ接続部42cとからな
っている。
【0033】そして、各パネル41,41の上記側面に
は、各ベース部42a,42bを埋め込むことができる
空間が形成されており、図10に示すように背パネル4
を開いたときには、ヒンジ42,42は完全に隠れてし
まうようになっている。また、背パネル4は、その開き
方向が走行装置(図1参照)に乗っている人の背後の方
向になるように形成されている。
【0034】さらに、背パネル4は、図示されているよ
うに、走行装置に乗る人の背中にそうように、僅かに内
側に湾曲しており、パネル面には多数の孔46が散点状
に設けられている。これらの孔46は、走行装置の中央
に位置する背パネルに優れた意匠的効果をもたらすとと
もに、たとえば、これらの孔を利用して、前述した種々
の付属部材を取り付けるための取り付け部を形成しても
よい。
【0035】次に、この走行装置に適用される種類の異
なる付属部材の例を図11を参照しながら説明する。図
11は、本実施例の多用途走行装置の共通部品である支
柱2,2と背パネル4とを中心として、これらの少なく
とも一方に装着される付属部材の種類を表した系統図で
ある。
【0036】これらの種類の異なる付属部材を組み合わ
せて、たとえば図12のウオーカー,図13の車椅子,
図14の介護椅子等を構成することができる。ここで、
図12に示されたウオーカーは、身体に障害のある人の
うち、「何かにつかまれば歩ける人」が使用する走行装
置である。尚、このウオーカーは、走行装置のひとつの
構成例であり、本発明は、他にベビーカー等にも応用す
ることができる。
【0037】ここで、図13の車椅子は身体に障害のあ
る人のうち、「立つことは可能な人」が、図14の介護
椅子は身体に障害のある人のうち、「座っていることは
可能な人」が主として用いる走行装置である。これら
は、前脚部および後輪部の構成の点で本発明の走行装置
とは異なるが、上記ウオーカーと共通する部品を用いる
ことにより構成できる走行装置であることから、理解の
便宜のためあわせて説明する。なお、これらの走行装置
を図示のように構成せずに、その前脚部と後脚部とを後
述するウオーカーと共通する構成とすれば、これら走行
装置にも本発明を適用することができる。
【0038】図11において、支柱2には、リフレクタ
ーユニット61やターンテーブル63,安全ベルト65
を取り付けることができる。これらの付属部材の支柱2
に対する取り付け手段としては、たとえば前述の図3乃
至図7の手段が好適に用いられ、これらの手段が各部材
に直接,あるいは図示しない取り付け部材を介して設け
られている。
【0039】上記リフレクターユニット61は、図示し
ない反射部材を装着してあり、夜間の安全を考慮したも
のである。ターンテーブル63は、走行装置に乗った人
が小物等をおくのに用いるもので、例えば支柱2に回動
可能に取り付けられる。安全ベルト65は、支柱2,2
間にかけ渡すように取り付けて、走行装置に乗った人の
安全をはかるものである。
【0040】71,73はそれぞれ図13,14の車椅
子,介護椅子に使用されるクッションである。これらの
クッション71,73は、取り付け部材(図3乃至7参
照)を介して支柱2に対して固定されるようになってお
り、クッション71の上部にはさらにヘッドレスト75
が着脱できるように構成することもできる。
【0041】また、クッション73は背パネル4を折り
曲げるように構成したことに対応して、折り曲げ可能に
形成されている。さらに、このクッション73の前面に
は、クッション材の厚みをおおきくした別のクッション
76を装着できるようになっている。
【0042】図11において、シート81,83,87
は、走行装置の座部を構成する。シート81は図12の
ウオーカーに適用されるもので、取り付け部材を介して
支柱2に固定されるようになっている。シート83は図
14の介護椅子に適用される介護シートであり、介護椅
子が特に介護を必要とする人によって使用されることに
より、シート面に多数の貫通孔を形成したシャワー用シ
ート84や、シート面のほぼ中央部に孔を設け、トイレ
ポット86と併用されるトイレ用シート85と適宜交換
して装着できるようになっている。
【0043】また、シート87は、とくにその中心付近
に二つに折り畳むための曲折部が設けられている。これ
によって、後述するように走行装置を車椅子として形成
した場合に、車体を折り畳む際、一緒に曲折できるよう
になっている。
【0044】このシート87の上にはさらにシートクッ
ション88を装着できるようになっている。そして、こ
れらの各シートは、取り付け部材(図2参照)の支柱2
に対する固定位置をこの支柱2の長手方法にそってズラ
すことにより、走行装置に乗る人の体格や姿勢等に合わ
せて高さ調整することができるようになっている。
【0045】さらに、走行装置の車輪を取り付けるため
の脚部は、図12乃至図14の各タイプに応じて種類の
異なるものが選択される。図11において、脚部91は
前脚部と後脚部とが一体に形成されたもので、その中心
に設けられた穴(図示せず)に支柱2の下端側を挿入す
ることにより、この支柱2に対して取り付けられる。
【0046】このように、取り付けた脚部91の前脚部
に前輪部95を取り付け、後脚部にホイールカバー9
8,タイヤ96,ハンドリム99とからなる後輪部を取
り付けることにより、図13の車椅子が形成できる。
【0047】ここで、図15は図13の車椅子を後ろか
ら見た場合の概略断面図であり、この椅子の座部におい
て、折り畳みシート87の両端は各支柱2,2に対して
固定されている。この折り畳みシート87は、図示のよ
うに中央で曲折できる曲折部87aを備えている。この
曲折部87aを境界として2枚のパネル87bと87c
の下面はそれぞれ支持アーム151,152に支持され
ている。
【0048】しかも、この支持アーム151,152の
図において下側の端部151c,151dは各支柱2,
2に対して回動自在に固定されている。また、支持アー
ム151と152の上端付近は互いに回動できるように
軸止されているとともに、この上端付近は、図示されて
いるようにそれぞれ上記折り畳みシート87の下面の形
状に応じて、これと密接に接する形状となっている。
【0049】したがって、折り畳みシート87を矢印の
方向に曲折するとともに、支持アーム151,152の
互いに結合された箇所を支点として矢印方向に回動する
と、これにより、車椅子の座部を折り畳んで、支柱2,
2間を接近させることができ、全体としてコンパクトに
なるので、収納や運搬の際に便利である。
【0050】図11を参照すると、この多用途走行装置
の多の脚部として、独立した前脚部92と、これと組み
合わされるべき後ろ脚部として93,94が示されてい
る。これらのうち、前脚部92と後脚部93を組み合わ
せることにより、図14の介護椅子の脚部を構成でき
る。
【0051】また、前脚部92と後脚部94を組み合わ
せると、図13の車椅子の脚部を構成することができ
る。以上により、車椅子と介護椅子とでは、脚部のうち
前脚部92が部品構成の上で共通化されている。
【0052】さらに、他の付属部材として、図11には
種類の異なる複数の肘かけ部材が示されている。ほぼL
字型の肘かけ部材110は、主として介護椅子に適用さ
れる。またR形状の肘かけ部材111は、図13,図1
4に示されているように車椅子,介護椅子に共通して用
いることができる。したがって、車椅子,介護椅子にあ
っては、付属部材としての肘かけ部材111部材は、共
通である。
【0053】この際、肘かけ部材111の前面には、図
11に示されてるように複数の穴が穿設されており、こ
れらの任意の穴を選んで、補助グリップ116の細径部
を差し込み、これを固定することができるようになって
いる。また、R形状の肘かけ部材111の外側の側面に
は、図示されているような扇形のサイドカバー113を
取り付けることができる。
【0054】このサイドカバー113のさらに外側側面
には、金属や樹脂の編み目にて図示のように形成された
サイドバスケットを固定できるようになっている。さら
に、両支柱2,2に取り付けられる肘掛け部材111あ
るいは110には、2つの肘掛けの間にテーブル115
をかけわたして固定できるようになっている。
【0055】さらに、支柱2の上端付近には、走行装置
を後ろから押す人が把持するためのハンドルが取り付け
られる。この点は、すでに図2において説明したが、こ
のようなハンドルとしては、たとえば、図11に示され
たハンドル121,123,125等のような形状,構
成のものが考えられる。
【0056】ハンドル121は図12に示すようにウオ
ーカーの手押しハンドルとして好適である。また、各支
柱2,2の後ろ側へ各別に固定されるハンドル125
は、図13,図14に示されているように、車椅子,介
護椅子に適している。このように、各支柱2,2には、
種類の異なるハンドルが用途に応じて取り付けられるよ
うになっている。
【0057】また、図11に示されているように支柱
2,2には背部4の背後に位置するようにショッピング
バッグ133を固定することができる。また、背パネル
4にバスケット131を直接固定するようにしてもよ
い。
【0058】このように、支柱2,2に対して、種類の
異なる種々の付属部材を取り付けることができる。これ
により、支柱2や背パネル4,あるいは種々の付属部品
の一部を共通化して、車椅子,介護椅子,ウオーカー等
異なる種類の走行装置を構成することができる。
【0059】これにより、部品を共通化した分、製品の
製造コストを低減できる。また、種々の付属部材が共通
するフレーム(支柱)に取り付けられることから、その
取り付け構造等を標準化することになる。このために、
異なる種類の付属部品であっても、相互に形状の上で共
通点が生まれ、統一的デザインを施すことができ、独特
の意匠的効果を生じることになる。
【0060】すなわち、用途の異なる走行装置どうしで
あっても、外観上とくに目を引く背パネル4や支柱2,
あるいは一部共通化される肘かけ部材や脚部等において
デザイン上の統一がなされるものである。
【0061】図16は、この実施例の走行装置のひとつ
であるウオーカー1を使用している様子を示している。
ここで、脚部7を構成する前脚部201と後脚部220
とは図示するように合成樹脂のフレームにより構成され
ており、きわめて軽量に形成されている。
【0062】図において、ウオーカー1を後ろから押す
人は、ハンドル13を把持して、このウオーカー1を前
方に進める。この際、シート81は図示するように水平
になっていて、ウオーカー1に乗る人が着座できるよう
になっている。
【0063】このウオーカー1は、使用しない時には図
17に示すように折り畳むことができるようになってい
る。すなわち、シート81は取り付け部15の先端付近
に設けられた回動機能により、矢印で示すようにその自
由端側を上方に回動させて、畳み込むことができる。
【0064】図18乃至20は、脚部7の前脚部201
および後脚部220の開閉構造を示す拡大図である。図
18の拡大図に示すように、前脚部201および後脚部
220は、支柱2に固定された取り付け部材15に対し
て、軸受部材210,230を介して回動自在に取り付
けられている。これらの軸受部材210,230は、図
20の平面図に示すように中心付近が切りかかれてい
て、この切欠箇所に前脚部201の細く形成された端部
202と、後脚部220の細く形成された端部221を
挟むようにして支持している。
【0065】また、取り付け部材15の後脚部側には、
図18に示すように縦方向に形成されたガイド穴15a
が形成され、このガイド穴15aには開閉ロッド225
が挿入されている。この開閉ロッド225の一端は、後
脚部220に一体に形成された軸受部に回動自在に固定
されていると共に、他端側は支柱2の延びる方向に沿っ
て上方に延びている。
【0066】さらに、図19および20に示すように、
前脚部201と後脚部220の前面にはこれらと軸20
1a,220aによって連結された円盤状の回転体20
3,223が設けられている。そして、これらの回転体
203,223は、リンク205によって互いに結合さ
れている。
【0067】これにより、開閉ロッド225を上方に引
き上げると、後脚部220は図18に示す矢印方向に動
き、これが回転体223およびリンク205を介して回
転体203に伝えられ、前脚部201が図18矢印方向
に動く。したがって、前脚部201および後脚部220
は閉じる方向に移動することになる。また、開閉ロッド
225を押し下げることにより、上記と逆の動作によっ
て前脚部201および後脚部220は開く方向に移動す
る。
【0068】このとき、図18に示すように、各軸受部
材210,230の上部に形成された段部211,23
1に対して、前脚部201および後脚部220の上部端
部が当接することにより、これら前脚部201および後
脚部220の開度が規制されるようになっている。
【0069】一方、脚部7を構成する前脚部201と後
脚部220とを図17に示すように閉じる。さらに、前
輪部95の前脚部201に対する接続部208および支
軸301を介して前輪部95およびその軸受部331を
図示のように回転させる。ここで、図21(A)に示す
ように、この実施例では、前脚部201と後脚部220
の車輪を含めた長さは異なっている。すなわち、前脚部
201側は、後脚部220側より長く設定されている。
【0070】このように構成することによって、シート
81に着座した人が、前方にのめって転倒しやすくなっ
てしまうことを防止することができる。ところが、この
ように構成すると、このままの状態で前脚部201およ
び後脚部220を矢印方向に閉じたときに、両脚部の長
さが異なってしまい、自立しにくくなってしまう。
【0071】すなわち、前脚部201と後脚部220を
閉じた場合、図21(B)に示すように前輪部95を回
動させないと、前脚部201の方が後脚部220の全長
より長くなってしまう。この状態では、ウオーカー1は
後ろに傾斜して倒れてしまう。
【0072】そこで、以下のような構成により、前輪部
95および軸受部材331を回動させて、ややねかせる
ことにより、前輪部95を含む前脚部201側の長さを
短くして、後脚部220側の長さとほぼ一致するように
している。
【0073】さらに、図21(C)に示されているよう
に、この起立状態を下から見ると、後輪97に対して、
前輪95が所定の角度をもって交差されている。このた
め、各車輪95,97が近接して接地しても自立できる
ようになっている。
【0074】具体的には、このような前輪部95および
軸受部材331の回動ならびに回動停止機構は、たとえ
ば図22及び図23に示すように構成されている。図2
2は、前輪95の回動および回動停止機構の断面図、図
23はその構造を示す分解斜視図である。これらの図に
おいて、ブレーキ300は、キャスター接続部208に
接続されており、キャスターの支軸301の周囲に設け
られた筒状の本体部305と、この本体部305を回転
させるレバー303とを有している。
【0075】本体部305の内側には、複数の押圧片3
08が形成されている。この押圧片308は、基端部が
本体部305のリング状周縁部302の内側に固定され
ている。押圧片308の自由端である先端側は、軸受部
材331の上端に形成された支軸301の周囲で徐々に
に太くなるように延びている。そして、周縁部302と
押圧片308との間には溝306が設けられ、この溝3
06内には、支軸301の周囲に固定されたディスク部
312に一体に立設された3本のピン309が嵌めこま
れるようになっている。
【0076】したがって、図22(A)の状態では押圧
片308は支軸301から離れているので、この支軸3
01はフリーであり、回転することができる。次に、レ
バー303を矢印の方向に回転させると、図22(B)
に示すようにピン309は図示の位置に溝306内を相
対移動する。
【0077】ここで、溝306は押圧片308の形状に
したがって移動先側がせまくなっているから、ピン30
9は溝306内を移動するにしたがって押圧片308の
先端側を支軸301の周囲に押しつける。これにより、
支軸301は回転できなくなり、前輪部95は図21に
示す位置でその回転が止められる。
【0078】以上のように、この実施例に係るウオーカ
ー1によれば、これを走行のために使用する状態では、
図16に示されているように、座部81に座る人は後ろ
にやや傾斜した姿勢を自然に取ることができ、安定して
乗車できる。
【0079】しかも、このウオーカー1の前脚部201
と後脚部220とを接近させて畳むとともに、前輪部9
5を回動させることにより、この前脚部201と後脚部
220の長さを揃えることができる。これにより、ウオ
ーカー1は、自立して、保管可能となる。
【0080】図24,図25は、回動停止機構の他の例
を示している。前脚部201のキャスター接続部208
には下方から軸受部材331の上面に形成された太いピ
ン部材351が挿入されるようになっている。このピン
部材351の基部周囲には、一体に凹凸部352が設け
られている。一方、キャスター接続部208の外周面に
は、図において上下方向にロックピン355が摺動可能
に取り付けられている。
【0081】したがって、図25に示すように、ロック
ピン355を情報にスライドさせた状態では、キャスタ
ー接続部208は、ピン部材351の周囲に回動可能で
ある。このロックピン355を図25(B)に示すよう
に下降させると、ロックピン355の先端が凹凸部35
2の段部353に入り込み、キャスター208はピン部
材351周囲方向の回動が停止され得る。
【0082】なお、本発明は上述の実施例に限定されな
い。特に、支柱部は、実施例のように二本でなく、それ
以上の本数の支柱により構成されるようにすることもで
きる。背パネルには、実施例のように穴を開ける構造の
他、付属部材を固定するための種々の構造を採用するこ
とができる。さらに、本発明の走行装置は、図示された
ものの他、たとえば自立可能なベビーカー等として構成
することもできる。
【0083】また、上述の実施例のウオーカーでは、前
脚部を後脚部より長く形成しているが、逆に後脚部を前
脚部より長く形成してもよい。この場合、長く形成した
後脚部の車輪部を回動できるように構成することによ
り、自立可能とすることができる。
【0084】このような構成とした場合には、後脚部が
長く延びている分だけ、後ろから押す人と背板との距離
が増すとともに、走行装置自体が後方へ倒れる危険性が
少なくなる。したがって、走行装置が上述の実施例のウ
オーカーであっても、このような性能を重視する場合に
は、後脚部を前脚部より長く構成することが好ましい。
【0085】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、安
定して走行させることができて、しかもに、収納の際に
は折り畳んで、安定的に自立させることができる走行装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した走行装置の一実施例の主要部
の構成の概略を示す斜視図。
【図2】図1の走行装置の付属部材の固定構造を示す説
明図。
【図3】図1の走行装置の付属部材の固定構造を示す説
明図。
【図4】図1の走行装置の付属部材の固定構造を示す説
明図。
【図5】図1の走行装置の付属部材の固定構造を示す説
明図。
【図6】図1の走行装置の付属部材の固定構造を示す説
明図。
【図7】図1の走行装置の付属部材の固定構造を示す説
明図。
【図8】図1の走行装置の背パネルの曲折構造の一例を
示す斜視図。
【図9】図8の曲折構造の要部を示す斜視図。
【図10】図1の走行装置の背パネルの一例を示す概略
斜視図。
【図11】本発明の実施例の走行装置に用いられる付属
部材の種類を示す系統図。
【図12】本発明の実施例の走行装置の構成の一例とし
てのウオーカーを示す斜視図。
【図13】多用途走行装置の構成の一例としての車椅子
を示す斜視図。
【図14】多用途走行装置の構成の一例としての介護椅
子を示す斜視図。
【図15】図15の車椅子の要部の構造を示す正面断面
図。
【図16】図12のウオーカーの使用状態を示す側面
図。
【図17】図12のウオーカーを折り畳んで自立させた
状態を示す側面図。
【図18】図12のウオーカーの脚部の開閉構造を示す
要部断面図。
【図19】図12のウオーカーの脚部の開閉構造を示す
要部側面図。
【図20】図12のウオーカーの脚部の開閉構造を示す
要部平面図。
【図21】図12のウオーカーを自立させるための前脚
部と後脚部との長さ調節の一例を示す説明図。
【図22】図12のウオーカーの車輪部のブレーキの構
造を示す要部断面図。
【図23】図12のウオーカーの車輪部のブレーキの構
造を示す分解斜視図。
【図24】図12のウオーカーの車輪部のブレーキの構
造の他の例を示す分解斜視図。
【図25】図12のウオーカーの車輪部のブレーキの構
造の他の例を示す要部断面図。
【符号の説明】
1 走行装置 2 支柱 4 背パネル 7(91) 脚部 15 取り付け部 201 前脚部 220 後脚部 300 ブレーキ装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いにほぼ平行に配置される二本以上の
    支柱部と、 この支柱部の間に設けられる背部及び座部と、 上記支柱部の下部に固定され、先端に前輪部を備えてい
    る前脚部及び、先端に後輪部を備えている後脚部とを有
    しており、 かつ、上記前脚部及び上記後脚部のうち少なくとも一方
    は他方より長くなるように設定され、 これら前脚部と後脚部とを、相対的に接近,離間するこ
    とにより開閉可能な構成とされていて、 これら前脚部と後脚部とを接近させて、閉じるととも
    に、上記前脚部または後脚部のうち長い方の脚部の長さ
    を短縮することにより、自立可能な構成とされているこ
    とを特徴とする、走行装置。
  2. 【請求項2】 前記前脚部もしくは前記後脚部のいづれ
    か長く設定された脚部の先端に軸受部材を介して車輪が
    固定され、 上記軸受部材は脚部先端に対する固定箇所にて車輪とと
    もに回動可能とされており、 上記軸受部材を所定角度回動させて、回動停止すること
    により、上記長く設定された脚部の全長が短縮される構
    成とされていることを特徴とする、請求項1に記載の走
    行装置。
  3. 【請求項3】 前記前脚部が後脚部より長く設定されて
    いて、この前脚部に軸受を介して固定された前輪部が、
    この軸受とともに回動される構成としたことを特徴とす
    る、請求項2に記載の走行装置。
  4. 【請求項4】 前記後脚部が前脚部より長く設定されて
    いて、この前脚部に軸受を介して固定された後脚部が、
    この軸受とともに回動される構成としたことを特徴とす
    る、請求項2に記載の走行装置。
  5. 【請求項5】 前記支柱部を構成する支柱には、用途に
    応じて交換される種類の異なる付属部材が固定可能であ
    り、かつ、この付属部材の固定位置を、支柱の延びる方
    向に沿って変更可能な固定手段が備えられていることを
    特徴とする、請求項1に記載の走行装置。
  6. 【請求項6】 前記背部には、用途に応じて交換される
    種類の異なる付属部材が固定可能であり、かつ、この付
    属部材の固定位置を、背部の延びる方向に沿って変更可
    能な固定手段が備えられていることを特徴とする、請求
    項1に記載の走行装置。
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