JPH0762359A - 石炭ガス化炉のスラグ流下監視装置 - Google Patents

石炭ガス化炉のスラグ流下監視装置

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JPH0762359A
JPH0762359A JP21145893A JP21145893A JPH0762359A JP H0762359 A JPH0762359 A JP H0762359A JP 21145893 A JP21145893 A JP 21145893A JP 21145893 A JP21145893 A JP 21145893A JP H0762359 A JPH0762359 A JP H0762359A
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芳樹 渡部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファイバースコープ先端部がダスト等の異物
により汚れ、固着するのを防止し、炉床板全体の溶融ス
ラグ流下状況が把握出来る装置を提供すること。 【構成】 ガス化部から落下する溶融スラグの流下状況
をファイバースコープで監視しながら、溶融スラグを水
槽に落下させて冷却する石炭ガス化炉において、ファイ
バースコープ先端部は水槽内の水中に配置され、且つフ
ァイバースコープの先端部に洗浄水を当てる洗浄手段を
備え、洗浄手段はスラグ冷却部水槽への給水手段を兼ね
ると共に、長尺のファイバースコープ周囲にファイバー
スコープと離間して外被筒体が設けられ、外被筒体とフ
ァイバースコープとの間隙を洗浄水が流れる石炭ガス化
炉のスラグ流下監視装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、噴流床式石炭ガス化炉
に係り、特に前記ガス化炉のガス化部より、溶融流下す
るスラグの排出状況を監視する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、噴流床式石炭ガス化炉におけるス
ラグ流下監視装置は、図3のような構造であった。即
ち、ガス化部aと炉床板cとスラグ冷却部bとを備え、
スラグ冷却部bは空間部eと水槽fとからなっている。
空間部eにはファイバースコープgの先端部hが耐火材
内壁から内部を覗くように取付けられ、炉床板cのスラ
グタツプdから落下する溶融スラグkの流下状況を監視
している。そして、このファイバースコープgの先端部
hのガラスが浮遊ダスト等で汚れない様に窒素ガスライ
ンlからの窒素ガスをファイバースコープgの先端部h
からパージしたり、予めファイバースコープgの先端部
hを耐火材内壁から引っ込めて設置していた。尚、iは
水槽fへの給水ライン、jは排水ラインである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、この空
間部eは高濃度の浮遊ダストやチャーが飛散し、ファイ
バースコープgの先端部hが汚れ充分な監視が出来なか
ったので、ファイバースコープgの先端部hから窒素ガ
スをパージし汚れを除去していた。しかし、この方法は
多量の窒素ガスをパージするため、炉床板cのスラグタ
ツプdが必要以上に冷却され、溶融スラグkの炉床板c
への固着を招き、溶融スラグkの安定した流下を実現出
来ないと云う問題があった。また、予めファイバースコ
ープgの先端部hを耐火材内壁から引っ込めて設置する
ことは、視野が極度に狭くなり、溶融スラグkの流下状
況を充分把握出来ないと云う問題があった。
【0004】本願発明の目的は、噴流床式石炭ガス化炉
におけるガス化部より、流下する溶融スラグの排出状況
をセンサーで監視する装置において、溶融スラグを炉床
板へ固着させることなくセンサー先端部がダスト等の異
物により汚れるのを防止して、炉床板スラグタツプ全体
の溶融スラグ流下状況を把握し、それによって、石炭ガ
ス化炉の溶融スラグの安定流下がはかれる装置を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題達成のため、本
願第1発明は、ガス化部から落下する溶融スラグの流下
状況をセンサーで監視しながら、該溶融スラグを水槽に
落下させて冷却する石炭ガス化炉において、前記センサ
ー先端部は、前記水槽内の水中に配置されていることで
ある。
【0006】本願第2発明は、本願第1発明において、
前記センサーの先端部に洗浄水を当てる洗浄手段を備え
たことである。
【0007】本願第3発明は、本願第2発明において、
洗浄手段はスラグ冷却部水槽への給水手段を兼ねたこと
である。
【0008】本願第4発明は、本願第2発明又は第3発
明において、洗浄手段は長尺のセンサー周囲に該センサ
ーと離間して外被筒体が設けられ、該外被筒体とセンサ
ーとの間隙を洗浄水が流れるものである。
【0009】
【作用】ガス化部から落下する溶融スラグの流下状況を
監視するセンサー先端部をスラグ冷却部水槽内の水中に
配置するものであるから、前記センサー先端部は、従来
のようにスラグ冷却部空間部の浮遊ダスト等によって汚
染されることがなく、且つ水槽内の水に固形物が混入し
ていても、比較的透明であり、この水を通して溶融スラ
グの流下状況が良好に監視出来る。
【0010】また、センサー先端部に洗浄水を当てる洗
浄手段を備えるものであるから、センサー先端部に沈
降、堆積した固形物等を除去し、水中浮遊固形物をセン
サー先端部に近ずけさせない。
【0011】更に洗浄手段はスラグ冷却部水槽への給水
手段を兼ねるものであるから、上記作用と共に構造が簡
単で製作が容易である。
【0012】そして、洗浄手段は長尺のセンサー周囲
に、このセンサーと離間して外被筒体が設けられ、外被
筒体とセンサーとの間隙を洗浄水が流れるものであるか
ら、上記と同様の作用がある。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本願発明の噴流床式石炭ガス化
炉におけるスラグ流下監視装置の一例である。
【0014】この図は、噴流床式石炭ガス化炉の下部構
造を中心に示したもので、ガス化部2とスラグ冷却部3
とがあり、その間を炉床板4で仕切られている。スラグ
冷却部3は空間部5とクエンチ水を張った水槽6とを備
え、水槽6の下部にはクラツシヤー7があり、その下に
はスラグ排出ノズル8があって、全体はケーシング12
で囲まれている。ガス化部2は耐火材11で内張りさ
れ、この耐火材11を保護する冷却用の水冷管10、図
示しない石炭供給バーナ等が備えられている。尚、9は
ヘツダーである。炉床板4は、スラグ冷却固化を防止す
るために自己循環加熱を行なう複数個のスラグタツプ4
aとガスタツプ4bとを備えている。スラグ冷却部3
は、ガス化部2と同じく耐火材11で内張りされ、空間
部5には油類を燃料とする燃料ライン18及び空気ライ
ン19に接続された起動用バーナ17が有り起動時のバ
−ナ燃焼室となっている。水槽6には、カメラ15及び
モニタ16に接続され、且つ給水ライン14に接続され
たセンサー13であるフアイバースコープ(以下「フア
イバースコープ13」と云う)が保護ケーシング13c
を介して取付けられている。又、水位を検出するための
水レベル検出座22、水位に見合って自動調整により排
水する流量制御弁21及びコントローラ23を備えた排
水ライン20が取付けられている。
【0015】次に、本装置の作用について説明する。石
炭ガス化炉1において、ガス化部2で発生した溶融スラ
グ24は、スラグタツプ4aより流下しスラグ冷却部3
の水槽6内のクエンチ水に落下し、瞬時に冷却される。
この時の熱衝撃によって、溶融スラグ24は破砕即ち水
砕されて水砕スラグ25となる。未破砕スラグは、水槽
下部に取付けられたクラツシヤー7により大きさ10m
m以下の細粒スラグ26にされスラグ排出ノズル8から
取り出される。
【0016】石炭ガス化炉1の運転において、溶融スラ
グ24の流下状況を把握し、安定流下するように温度を
調節する必要がある。この為、フアイバースコープ13
の先端部13aを水槽6の水中に配置し、カメラ15を
通してモニター16により、溶融スラグ24の流下状況
を監視する。上記のようにフアイバースコープ13の先
端部13aは、スラグ冷却部水槽6内の水中に配置され
ているので、従来のようにスラグ冷却部空間部5の浮遊
ダスト等によって汚染されることがない。又、水槽6内
のスラグその他の固形物は絶えず移動しており、水は比
較的透明であるので、この水を通して溶融スラグ24の
流下状況を監視する。溶融スラグ24は、温度約140
0〜1700℃の高温であるので見易く、水面6a下5
0mm程度の水位であれば水中からでも充分に溶融スラ
グ24の流下状況を監視することが可能である。
【0017】次に、前記フアイバースコープ13の先端
部13aに洗浄水を当てる洗浄手段を備えることによ
り、水中に混入する固形物の沈降、堆積を防ぐことが出
来る。洗浄手段は、図3の従来装置における給水ライン
iからの一部の水を洗浄水として配管しフアイバースコ
ープ13の先端部13aに当てても良いし、図1に示す
ように、スラグ冷却部3の水槽6への給水手段を兼ねて
も良い。
【0018】図1の洗浄手段は、図2に示すような構造
になっており、フアイバースコープ13と、このフアイ
バースコ−プ13と離間して外被筒体13bが設けら
れ、フアイバースコープ13と外被筒体13bとは一体
になって保護ケーシング13cに納められ石炭ガス化炉
1の側壁に取付けられている。そして、給水ライン14
からの洗浄水14aはフアイバースコープ13と外被筒
体13bとの間隙に沿って先端部13aに流れ、先端部
13aを洗浄する。外被筒体13bの先端形状はフアイ
バースコープ13の先端部13aに洗浄水14aが当た
るように、例えば図2のように外被筒体13bが若干フ
アイバースコープ13先端部13aより長く形成され内
方に屈曲した形状にしている。
【0019】水槽6の水位は一定に保たれる必要がある
が、フアイバースコープ13の先端部13aから水槽6
への給水によって上昇する水位に見合った排水により、
水槽6の水位を一定に保つ。
【0020】
【発明の効果】 本願第1発明によれば、センサー先端
部は、スラグ冷却部水槽内の水中に配置されるものであ
るから、従来のようにスラグ冷却部空間部の浮遊ダスト
等によって汚染されることがなく、溶融スラグを炉床板
へ固着させることもない。又、水槽内のスラグその他の
固形物は絶えず移動しており、且つ、水槽内の水に固形
物が混入していても比較的透明であるので、この水を通
して溶融スラグの流下状況が良好に監視出来る。
【0021】本願第2発明によれば、センサーの先端部
に洗浄水を当てる洗浄手段を備えたものであるから、本
願第1発明の効果に加え、水中に混入している固形物の
先端部への沈降、堆積がなく、水中浮遊固形物を先端部
に近ずけさせず、センサー先端部の洗浄が確実になる。
【0022】本願第3発明、第4発明によれば、洗浄手
段はスラグ冷却部水槽への給水手段を兼ねているので、
センサー先端部は、スラグ冷却部水槽への給水により洗
浄され、更に、洗浄水が外被筒体とセンサーとの間隙に
沿って先端部へ流れ、この先端部より噴出することによ
り洗浄される構造であるので、本願第1発明、第2発明
の効果に加え、装置が簡単になると共に、製作が容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の石炭ガス化炉のスラグ流下監視装置
の一例を説明する図である。
【図2】図1における、センサー先端部の洗浄を説明す
る拡大断面図である。
【図3】従来の石炭ガス化炉のスラグ流下監視装置を説
明する図である。
【符号の説明】 1 石炭ガス化炉 2 ガス化部 3 スラグ冷却部 4 炉床板 4a スラグタツプ 5 空間部 6 水槽 13 センサー 13a 先端部 13b 外被筒体 13c 保護ケーシング 14 給水ライン 14a 洗浄水 24 溶融スラグ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス化部から落下する溶融スラグの流下
    状況をセンサーで監視しながら、該溶融スラグを水槽に
    落下させて冷却する石炭ガス化炉のスラグ流下監視装置
    において、前記センサー先端部は、前記水槽内の水中に
    配置されていることを特徴とする石炭ガス化炉のスラグ
    流下監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記センサーの先端
    部に洗浄水を当てる洗浄手段を備えたことを特徴とする
    石炭ガス化炉のスラグ流下監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、洗浄手段はスラグ冷
    却部水槽への給水手段を兼ねたことを特徴とする石炭ガ
    ス化炉のスラグ流下監視装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3において、洗浄手
    段は長尺のセンサー周囲に該センサーと離間して外被筒
    体が設けられ、該外被筒体とセンサーとの間隙を洗浄水
    が流れるものであることを特徴とする石炭ガス化炉のス
    ラグ流下監視装置。
JP21145893A 1993-08-26 1993-08-26 石炭ガス化炉のスラグ流下監視装置 Expired - Fee Related JPH0774345B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001033024A (ja) * 1999-07-23 2001-02-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd スラグ監視装置
CN101885989A (zh) * 2010-07-16 2010-11-17 浙江大学 一种可控制煤炭连续气化的煤炭气化装置
KR101134618B1 (ko) * 2010-08-30 2012-04-09 한국전력공사 슬래그 처리장치 및 그 동작 방법
CN107990337A (zh) * 2017-12-08 2018-05-04 佘峰 一种冶炼熔炉用煤渣处理装置
CN108676583A (zh) * 2018-06-30 2018-10-19 山西晋城无烟煤矿业集团有限责任公司 一种改进型的流化床气化炉

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CN108676583B (zh) * 2018-06-30 2024-04-05 山西晋城无烟煤矿业集团有限责任公司 一种改进型的流化床气化炉

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