JPH0762434B2 - 小口径埋設管の推進工法および小口径埋設管の支持装置 - Google Patents
小口径埋設管の推進工法および小口径埋設管の支持装置Info
- Publication number
- JPH0762434B2 JPH0762434B2 JP3236224A JP23622491A JPH0762434B2 JP H0762434 B2 JPH0762434 B2 JP H0762434B2 JP 3236224 A JP3236224 A JP 3236224A JP 23622491 A JP23622491 A JP 23622491A JP H0762434 B2 JPH0762434 B2 JP H0762434B2
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- buried pipe
- pipe
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小口径埋設管の推進
工法および小口径理設管の支持装置に関し、詳しくは、
下水道等の地下埋設管を施工する際に、地盤を開削する
ことなく、地中に埋設孔を形成しながら、形成された埋
設孔に埋設管を順次推進させて埋設していく、いわゆる
推進工法のうち、特に、内部空間の狭い小口径の埋設管
の施工に適した推進工法と、この推進工法に用いる小口
径埋設管の支持装置に関するものである。
工法および小口径理設管の支持装置に関し、詳しくは、
下水道等の地下埋設管を施工する際に、地盤を開削する
ことなく、地中に埋設孔を形成しながら、形成された埋
設孔に埋設管を順次推進させて埋設していく、いわゆる
推進工法のうち、特に、内部空間の狭い小口径の埋設管
の施工に適した推進工法と、この推進工法に用いる小口
径埋設管の支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】塩ビ管やFRPM管のような比較的に軸
方向耐荷力が劣る埋設管の推進工法に適した方法とし
て、埋設管を鋼管等からなる推進支持体に嵌挿して、埋
設管の内面を推進支持体に保持固定させておく方法が提
案されている。具体的には、本願発明者らが先に発明し
特許出願している特願昭63−298619号、特願平
1−183271号、特願平1−240408号、特願
平2−289901号などに開示されている。
方向耐荷力が劣る埋設管の推進工法に適した方法とし
て、埋設管を鋼管等からなる推進支持体に嵌挿して、埋
設管の内面を推進支持体に保持固定させておく方法が提
案されている。具体的には、本願発明者らが先に発明し
特許出願している特願昭63−298619号、特願平
1−183271号、特願平1−240408号、特願
平2−289901号などに開示されている。
【0003】この方法は、埋設管が保持固定された推進
支持体を、アースオーガ等の先導体の後方に順次継ぎ足
して連結していき、推進支持体の最後尾に元押しジャッ
キ等で推進力を加えて、前方の先導体および埋設管列を
推進させる。推進力は、推進支持体に保持固定された埋
設管毎に分散して伝達され、また、埋設管列に加わる地
盤の摩擦抵抗等は、埋設管を保持固定した推進支持体で
分散して受けることになるので、個々の埋設管には、比
較的小さな力しか加わらない。
支持体を、アースオーガ等の先導体の後方に順次継ぎ足
して連結していき、推進支持体の最後尾に元押しジャッ
キ等で推進力を加えて、前方の先導体および埋設管列を
推進させる。推進力は、推進支持体に保持固定された埋
設管毎に分散して伝達され、また、埋設管列に加わる地
盤の摩擦抵抗等は、埋設管を保持固定した推進支持体で
分散して受けることになるので、個々の埋設管には、比
較的小さな力しか加わらない。
【0004】その結果、従来の推進工法のように、埋設
管列の最後尾や最先端等の一部のみに集中的に推進力が
加えられて、埋設管の端面等に過大な応力が発生したり
することがなくなる。そのため、前記したように軸方向
耐荷力の劣る塩ビ管等の管材料でも、長い距離の推進工
法ができるようになるのである。
管列の最後尾や最先端等の一部のみに集中的に推進力が
加えられて、埋設管の端面等に過大な応力が発生したり
することがなくなる。そのため、前記したように軸方向
耐荷力の劣る塩ビ管等の管材料でも、長い距離の推進工
法ができるようになるのである。
【0005】埋設管を推進支持体に保持固定させる支持
手段としては、前記先行技術等に開示されているよう
に、例えば、推進支持体に備えたゴム製の膨張体に圧力
空気を送り込んで外周側に膨張させ、埋設管の内面に膨
張体の外面を圧接させて、膨張体と埋設管の間に作用す
る摩擦支持力で、埋設管を保持固定するものや、推進支
持体にエアシリンダ等で作動する摩擦支持板を備えてお
き、この摩擦支持板を埋設管の内面に圧接させて埋設管
を保持固定するもの等が提案されている。
手段としては、前記先行技術等に開示されているよう
に、例えば、推進支持体に備えたゴム製の膨張体に圧力
空気を送り込んで外周側に膨張させ、埋設管の内面に膨
張体の外面を圧接させて、膨張体と埋設管の間に作用す
る摩擦支持力で、埋設管を保持固定するものや、推進支
持体にエアシリンダ等で作動する摩擦支持板を備えてお
き、この摩擦支持板を埋設管の内面に圧接させて埋設管
を保持固定するもの等が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した従
来技術における埋設管の支持手段は、何れも、比較的に
装置が複雑で嵩が高いという間題があった。そのため、
埋設管の内部空間に余裕のある大口径管には適用できて
も、埋設管の内部が狭い小口径管に適用するのが難しい
という欠点があった。
来技術における埋設管の支持手段は、何れも、比較的に
装置が複雑で嵩が高いという間題があった。そのため、
埋設管の内部空間に余裕のある大口径管には適用できて
も、埋設管の内部が狭い小口径管に適用するのが難しい
という欠点があった。
【0007】推進支持体の外周と埋設管の内周の間の空
間は、先導体の位置を測量するレーザ光を通す測量空間
や、先導体を駆動する電気ケーブル、配管等を設けてお
く必要があるので、小口径の埋設管では、前記支持手段
を設置するだけの余裕がないのである。特に、前記した
ゴム製の膨張体は、比較的広い接触面積がないと埋設管
を充分に保持できないため、全体の容積が大きくなり、
前記測量空間等が充分に確保できなくなる。また、ゴム
製の膨張体やエアシリンダは、その設置場所を取るとと
もに、圧力空気を供給する配管を埋設管列の全長にわた
って敷設しなければならないため、これらの配管が埋設
管の内部空間を占拠してしまう。その結果、小口径の埋
設管では、先導体の作動や推進施工に必要な機構装置を
組み込むと、理設管の支持装置を設置する余裕は全く無
くなってしまうのである。
間は、先導体の位置を測量するレーザ光を通す測量空間
や、先導体を駆動する電気ケーブル、配管等を設けてお
く必要があるので、小口径の埋設管では、前記支持手段
を設置するだけの余裕がないのである。特に、前記した
ゴム製の膨張体は、比較的広い接触面積がないと埋設管
を充分に保持できないため、全体の容積が大きくなり、
前記測量空間等が充分に確保できなくなる。また、ゴム
製の膨張体やエアシリンダは、その設置場所を取るとと
もに、圧力空気を供給する配管を埋設管列の全長にわた
って敷設しなければならないため、これらの配管が埋設
管の内部空間を占拠してしまう。その結果、小口径の埋
設管では、先導体の作動や推進施工に必要な機構装置を
組み込むと、理設管の支持装置を設置する余裕は全く無
くなってしまうのである。
【0008】前記した塩ビ管のような軸方向耐荷力に劣
る管材料ほど、小口径の埋設管に使用される場合が多い
ので、埋設管を推進支持体に保持固定させておく推進工
法を、内部空間の狭い小口径の埋設管にも適用できるよ
うにすることが、強く要望されている。
る管材料ほど、小口径の埋設管に使用される場合が多い
ので、埋設管を推進支持体に保持固定させておく推進工
法を、内部空間の狭い小口径の埋設管にも適用できるよ
うにすることが、強く要望されている。
【0009】また、埋設管の支持装置として、複雑な作
動機構を備えたものを用いると、推進施工中に、埋設管
列の内部で作動機構が故障を起こして、埋設管の保持固
定が出来なくなる可能性もある。大口径の埋設管であれ
ば、作業者が内部に入って故障を直すこともできるが、
小口径の埋設管では、埋設管列の途中で故障を起こした
作動機構を、推進作業中に調整し直したり取り替えるこ
とは不可能である。例えば、埋設管列の途中で推進支持
体と埋設管の保持固定が解除できなくなってしまうと、
推進支持体の撤去が出来なくなる。したがって、埋設管
の支持手段としては、複雑な作動機構を使用せず、出来
るだけ単純な機構で確実に作動できるようにしておくこ
とも必要である。
動機構を備えたものを用いると、推進施工中に、埋設管
列の内部で作動機構が故障を起こして、埋設管の保持固
定が出来なくなる可能性もある。大口径の埋設管であれ
ば、作業者が内部に入って故障を直すこともできるが、
小口径の埋設管では、埋設管列の途中で故障を起こした
作動機構を、推進作業中に調整し直したり取り替えるこ
とは不可能である。例えば、埋設管列の途中で推進支持
体と埋設管の保持固定が解除できなくなってしまうと、
推進支持体の撤去が出来なくなる。したがって、埋設管
の支持手段としては、複雑な作動機構を使用せず、出来
るだけ単純な機構で確実に作動できるようにしておくこ
とも必要である。
【0010】さらに、埋設管の内面に推進支持体の摩擦
支持面を圧接させて埋設管を保持固定する場合、推進支
持体から埋設管に加える圧接力は、推進工程において埋
設管が地盤から受ける摩擦抵抗等に対抗できるだけの強
さが必要であるが、具体的な圧接力の設定が難しい。例
えば、圧接力が小さ過ぎると、埋設管が推進支持体の摩
擦支持面から滑って、推進が出来なくなり、圧接力が大
き過ぎると、埋設管が変形したり破損したりする。特
に、埋設管が地盤の埋設孔に挿入された状態では、前記
圧接力と地盤の圧力が釣り合うので埋設管が変形し難い
としても、埋設孔に挿入する前の埋設管に過大な圧接力
を加えて推進支持体に保持固定させておくと、埋設管が
変形したり破損したりして、推進工法に使用できなくな
る。
支持面を圧接させて埋設管を保持固定する場合、推進支
持体から埋設管に加える圧接力は、推進工程において埋
設管が地盤から受ける摩擦抵抗等に対抗できるだけの強
さが必要であるが、具体的な圧接力の設定が難しい。例
えば、圧接力が小さ過ぎると、埋設管が推進支持体の摩
擦支持面から滑って、推進が出来なくなり、圧接力が大
き過ぎると、埋設管が変形したり破損したりする。特
に、埋設管が地盤の埋設孔に挿入された状態では、前記
圧接力と地盤の圧力が釣り合うので埋設管が変形し難い
としても、埋設孔に挿入する前の埋設管に過大な圧接力
を加えて推進支持体に保持固定させておくと、埋設管が
変形したり破損したりして、推進工法に使用できなくな
る。
【0011】そこで、この発明の課題は、前記したよう
な、埋設管を推進支持体に保持固定させておく推進工法
において、埋設管の支持に必要な構造が簡単で、場所を
取らないようにできるとともに、埋設管を変形させたり
破損させる心配もなく、推進作業中に故障を起こさず確
実に作動できるようにして、小口径の埋設管に良好に適
用できる小口径埋設管の推進工法と、この推進工法に用
いる小口径埋設管の支持装置を提供することにある。
な、埋設管を推進支持体に保持固定させておく推進工法
において、埋設管の支持に必要な構造が簡単で、場所を
取らないようにできるとともに、埋設管を変形させたり
破損させる心配もなく、推進作業中に故障を起こさず確
実に作動できるようにして、小口径の埋設管に良好に適
用できる小口径埋設管の推進工法と、この推進工法に用
いる小口径埋設管の支持装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する、こ
の発明にかかる小口径埋設管の支持装置は、先導体の後
方に、推進支持体、および、この推進支持体の外側に支
持された埋設管をそれぞれ順次継ぎ足しながら、推進支
持体に推進力を加えて先導体および埋設管を埋設孔に推
進させていく埋設管の推進工法において、埋設管を推進
支持体に支持するための装置である。摩擦支持板とリン
ク腕と付勢手段と操作ワイヤを備えている。摩擦支持板
は、埋設管の内面に圧接可能な平坦面を有する。リンク
腕は、摩擦支持板と推進支持体との間に推進支持体の軸
方向に対して傾斜して配置され、その両端が摩擦支持板
および推進支持体にそれぞれ旋回可能に連結されてい
る。付勢手段は、リンク腕のうち摩擦支持板との連結側
が外周に向かって立ち上がる方向にリンク腕を付勢す
る。操作ワイヤは、リンク腕のうち摩擦支持板との連結
側に一端が支持され、他端が推進支持体の後端側に延
び、付勢手段による付勢方向と逆の方向にリンク腕を引
っ張る。
の発明にかかる小口径埋設管の支持装置は、先導体の後
方に、推進支持体、および、この推進支持体の外側に支
持された埋設管をそれぞれ順次継ぎ足しながら、推進支
持体に推進力を加えて先導体および埋設管を埋設孔に推
進させていく埋設管の推進工法において、埋設管を推進
支持体に支持するための装置である。摩擦支持板とリン
ク腕と付勢手段と操作ワイヤを備えている。摩擦支持板
は、埋設管の内面に圧接可能な平坦面を有する。リンク
腕は、摩擦支持板と推進支持体との間に推進支持体の軸
方向に対して傾斜して配置され、その両端が摩擦支持板
および推進支持体にそれぞれ旋回可能に連結されてい
る。付勢手段は、リンク腕のうち摩擦支持板との連結側
が外周に向かって立ち上がる方向にリンク腕を付勢す
る。操作ワイヤは、リンク腕のうち摩擦支持板との連結
側に一端が支持され、他端が推進支持体の後端側に延
び、付勢手段による付勢方向と逆の方向にリンク腕を引
っ張る。
【0013】先導体の構造や、推進工法の具体的方法に
ついては、通常の推進工法がそのまま適用でき、例え
ば、オーガーによる掘進工法、泥水加圧工法、圧密工法
等が挙げられ、それぞれの工法によって先導体に備える
機構装置の構造が異なる。
ついては、通常の推進工法がそのまま適用でき、例え
ば、オーガーによる掘進工法、泥水加圧工法、圧密工法
等が挙げられ、それぞれの工法によって先導体に備える
機構装置の構造が異なる。
【0014】この発明で用いる埋設管としては、下水管
その他の用途に合わせて、通常の管材料が自由に利用で
きる。前記した塩ビ管やFRPM管のように、比較的軸
方向耐荷力に劣る管材料からなるものに用いたときに、
大きな効果を発揮できる。ヒューム管や鋼管などでも、
比較的肉厚が薄いものなどに用いれば好ましい効果を挙
げることができる。また、埋設管の口径は、300mm
φ程度以下の小口径の埋設管に最も適している。
その他の用途に合わせて、通常の管材料が自由に利用で
きる。前記した塩ビ管やFRPM管のように、比較的軸
方向耐荷力に劣る管材料からなるものに用いたときに、
大きな効果を発揮できる。ヒューム管や鋼管などでも、
比較的肉厚が薄いものなどに用いれば好ましい効果を挙
げることができる。また、埋設管の口径は、300mm
φ程度以下の小口径の埋設管に最も適している。
【0015】推進支持体は、鋼管等からなる中空軸体状
をなし、内部には、オーガーで掘削された土砂を排出す
るスクリューコンベアや、泥水の供給および排出路等を
備えておくことができる。推進支持体の両端には、先導
体の後端あるいは推進支持体同士を連結固定するための
フランジ継手その他の連結手段を備えている。
をなし、内部には、オーガーで掘削された土砂を排出す
るスクリューコンベアや、泥水の供給および排出路等を
備えておくことができる。推進支持体の両端には、先導
体の後端あるいは推進支持体同士を連結固定するための
フランジ継手その他の連結手段を備えている。
【0016】推進支持体には、埋設管を支持するための
機構すなわち支持装置を備えている。支持装置には、埋
設管の内面に圧接して、摩擦支持力を発生させて埋設管
を支持する摩擦支持面を有する摩擦支持板を備えてい
る。摩擦支持板は、埋設管を保持固定できるだけの機械
的強度があれば、鋼板その他の任意の金属板あるいは強
化樹脂板等で構成することができる。
機構すなわち支持装置を備えている。支持装置には、埋
設管の内面に圧接して、摩擦支持力を発生させて埋設管
を支持する摩擦支持面を有する摩擦支持板を備えてい
る。摩擦支持板は、埋設管を保持固定できるだけの機械
的強度があれば、鋼板その他の任意の金属板あるいは強
化樹脂板等で構成することができる。
【0017】摩擦支持板は、埋設管の内面を傷つけない
ように、また、摩擦係数を高くするために、表面をゴム
や合成樹脂で被覆しておくことができる。摩擦支持板
に、多数の突起や細い溝、突条等からなる細かな凹凸構
造を備えておけば、摩擦支持力を増大させることができ
る。この凹凸構造は、埋設管と摩擦支持板を摩擦させる
方向によって、摩擦係数が異なるものが好ましい。具体
的には、例えば、断面三角形状の凹凸で、左右の傾斜辺
の傾きを変えておけばよい。摩擦支持板は、埋設管の内
面の曲率に合わせて湾曲しているものが好ましい。摩擦
支持板の軸方向の端部は、埋設管の内面から離れる方
向、すなわち推進支持体の中心側に向けて、滑らかに湾
曲もしくは屈曲していると、摩擦支持板を備えた推進支
持体を埋設管の内部に挿入したり抜き出す作業が行い易
い。
ように、また、摩擦係数を高くするために、表面をゴム
や合成樹脂で被覆しておくことができる。摩擦支持板
に、多数の突起や細い溝、突条等からなる細かな凹凸構
造を備えておけば、摩擦支持力を増大させることができ
る。この凹凸構造は、埋設管と摩擦支持板を摩擦させる
方向によって、摩擦係数が異なるものが好ましい。具体
的には、例えば、断面三角形状の凹凸で、左右の傾斜辺
の傾きを変えておけばよい。摩擦支持板は、埋設管の内
面の曲率に合わせて湾曲しているものが好ましい。摩擦
支持板の軸方向の端部は、埋設管の内面から離れる方
向、すなわち推進支持体の中心側に向けて、滑らかに湾
曲もしくは屈曲していると、摩擦支持板を備えた推進支
持体を埋設管の内部に挿入したり抜き出す作業が行い易
い。
【0018】摩擦支持板は、推進支持体の半径方向に移
動可能に取り付けられる。具体的には、摩擦支持板を、
前記したリンク腕を介して推進支持体に取り付ける。リ
ンク腕を介して推進支持体に取り付けられた摩擦支持板
は、外周方向に移動可能である。摩擦支持板を埋設管の
内面に当接して、さらに外周側に移動させようとするこ
とによって、摩擦支持板と埋設管の内面に大きな圧接力
が作用し、両者間に摩擦支持力が発生することになる。
動可能に取り付けられる。具体的には、摩擦支持板を、
前記したリンク腕を介して推進支持体に取り付ける。リ
ンク腕を介して推進支持体に取り付けられた摩擦支持板
は、外周方向に移動可能である。摩擦支持板を埋設管の
内面に当接して、さらに外周側に移動させようとするこ
とによって、摩擦支持板と埋設管の内面に大きな圧接力
が作用し、両者間に摩擦支持力が発生することになる。
【0019】リンク腕と推進支持体および摩擦支持板と
の連結構造には、通常のリンク機構における旋回可能な
連結機構が用いられる。リンク腕の長さは、リンク腕が
傾斜した状態で埋設管の内面に摩擦支持板が当接するよ
うに設定しておく。リンク腕の長さ、あるいは、取り付
け時の傾斜角度で、理設管に対する摩擦支持板の圧接力
の増減作用が調整できる。
の連結構造には、通常のリンク機構における旋回可能な
連結機構が用いられる。リンク腕の長さは、リンク腕が
傾斜した状態で埋設管の内面に摩擦支持板が当接するよ
うに設定しておく。リンク腕の長さ、あるいは、取り付
け時の傾斜角度で、理設管に対する摩擦支持板の圧接力
の増減作用が調整できる。
【0020】付勢手段は、コイルバネなどの各種バネ材
が用いられる。付勢手段は、リンク腕を外周に向けて立
ち上げる方向に付勢する。リンク腕が外周に向けて立ち
上がると、摩擦支持板も外周に向けて移動し、摩擦支持
板を埋設管に圧接する。
が用いられる。付勢手段は、リンク腕を外周に向けて立
ち上げる方向に付勢する。リンク腕が外周に向けて立ち
上がると、摩擦支持板も外周に向けて移動し、摩擦支持
板を埋設管に圧接する。
【0021】上記のような支持装置は、推進支持体の円
周方向で複数個所に設置しておく。支持装置は、少なく
とも、直径方向で対向する2個所に設けておけばよい
が、等間隔で3個所に設けておくのが好ましい。勿論、
4個所以上に設けておくこともできる。また、摩擦支持
板あるいは支持装置は、推進支持体の軸方向のほぼ全長
にわたって設けておいてもよいし、軸方向の両端近くに
それぞれ設けるなど、軸方向に分割形成しておいてよ
い。さらに、推進支持体の外周に設ける複数個所の支持
装置の径方向の寸法を違えることによって、このような
支持装置で支持した埋設管の中心と推進支持体の中心を
偏心させることができる。埋設管の内部空間に推進支持
体が偏心して配置されていると、推進支持体の反対側に
広い空間があくので、この空間に前記した測量用空間等
を設定すれば、狭い内部空間を有効に利用することがで
きる。
周方向で複数個所に設置しておく。支持装置は、少なく
とも、直径方向で対向する2個所に設けておけばよい
が、等間隔で3個所に設けておくのが好ましい。勿論、
4個所以上に設けておくこともできる。また、摩擦支持
板あるいは支持装置は、推進支持体の軸方向のほぼ全長
にわたって設けておいてもよいし、軸方向の両端近くに
それぞれ設けるなど、軸方向に分割形成しておいてよ
い。さらに、推進支持体の外周に設ける複数個所の支持
装置の径方向の寸法を違えることによって、このような
支持装置で支持した埋設管の中心と推進支持体の中心を
偏心させることができる。埋設管の内部空間に推進支持
体が偏心して配置されていると、推進支持体の反対側に
広い空間があくので、この空間に前記した測量用空間等
を設定すれば、狭い内部空間を有効に利用することがで
きる。
【0022】
【作用】推進支持体に備えた支持装置の摩擦支持板を埋
設管の内面に圧接させれば、摩擦支持板と埋設管の内面
の間に作用する摩擦支持力により、埋設管が摩擦支持体
すなわち推進支持体に保持固定される。これは、前記し
た先行技術と同様である。
設管の内面に圧接させれば、摩擦支持板と埋設管の内面
の間に作用する摩擦支持力により、埋設管が摩擦支持体
すなわち推進支持体に保持固定される。これは、前記し
た先行技術と同様である。
【0023】この発明では、推進支持体が埋設管に対し
て相対的に推進方向に移動しようとすると、前記摩擦支
持板が埋設管の内面側に移動しようとして埋設管内面に
対する圧接力を増大させる。すなわち、推進支持体が埋
設管に対して相対的に推進方向に移動しようとしても、
埋設管に圧接された摩擦支持板は移動できないので、リ
ンク腕のうち推進支持体との連結側のみが推進方向に移
動しようとして、リンク腕が立ち上がろうとする。リン
ク腕が立ち上がるとリンク腕に連結された摩擦支持板が
余計に埋設管に強く圧接されることになる。
て相対的に推進方向に移動しようとすると、前記摩擦支
持板が埋設管の内面側に移動しようとして埋設管内面に
対する圧接力を増大させる。すなわち、推進支持体が埋
設管に対して相対的に推進方向に移動しようとしても、
埋設管に圧接された摩擦支持板は移動できないので、リ
ンク腕のうち推進支持体との連結側のみが推進方向に移
動しようとして、リンク腕が立ち上がろうとする。リン
ク腕が立ち上がるとリンク腕に連結された摩擦支持板が
余計に埋設管に強く圧接されることになる。
【0024】逆に、推進支持体が埋設管に対して相対的
に推進方向の反対方向に移動しようとすると、前記と逆
の作用が生じて、リンク腕が推進支持体と平行になる方
向に倒れようとする。その結果、前記摩擦支持体が埋設
管の内面から離れる方向に移動しようとして前記圧接力
を減少させるようになる。このとき、リンク腕は付勢手
段によって立ち上がる方向に付勢されているので、この
付勢力による圧接力が減ることになる。
に推進方向の反対方向に移動しようとすると、前記と逆
の作用が生じて、リンク腕が推進支持体と平行になる方
向に倒れようとする。その結果、前記摩擦支持体が埋設
管の内面から離れる方向に移動しようとして前記圧接力
を減少させるようになる。このとき、リンク腕は付勢手
段によって立ち上がる方向に付勢されているので、この
付勢力による圧接力が減ることになる。
【0025】推進支持体の外周に埋設管を嵌挿して、摩
擦支持板を埋設管の内面に当接させた状態で、推進支持
体に推進力を加えると、推進支持体は前進しようとする
が、埋設管は地盤と接触しているので摩擦抵抗を受け、
その場に止まろうとする。すなわち、推進支持体が埋設
管に対して相対的に推進方向に移動しようとする。そう
すると、埋設管の内面に当接している摩擦支持板は、埋
設管の相対的な移動方向に引きずられて移動しようとし
(実際には、摩擦支持体が埋設管とともに止まろうとす
る)、このとき摩擦支持体に加わる力が前記リンク腕の
作用で変換されて、摩擦支持板が埋設管の内面側に移動
しようとする。しかし、埋設管の内面が外周側に移動す
ることは出来ないので、摩擦支持板から埋設管の内面に
加わる圧接力が増大する。
擦支持板を埋設管の内面に当接させた状態で、推進支持
体に推進力を加えると、推進支持体は前進しようとする
が、埋設管は地盤と接触しているので摩擦抵抗を受け、
その場に止まろうとする。すなわち、推進支持体が埋設
管に対して相対的に推進方向に移動しようとする。そう
すると、埋設管の内面に当接している摩擦支持板は、埋
設管の相対的な移動方向に引きずられて移動しようとし
(実際には、摩擦支持体が埋設管とともに止まろうとす
る)、このとき摩擦支持体に加わる力が前記リンク腕の
作用で変換されて、摩擦支持板が埋設管の内面側に移動
しようとする。しかし、埋設管の内面が外周側に移動す
ることは出来ないので、摩擦支持板から埋設管の内面に
加わる圧接力が増大する。
【0026】したがって、推進支持体に埋設管を保持固
定させる際には、それほど強い力を加えず、前記付勢手
段による付勢力で軽く支持しているだけであっても、推
進支持体を推進させれば、自動的に埋設管に対する保持
固定力が増大する。その結果、地盤の摩擦抵抗等が大き
くても、確実に埋設管を支持しておくことができる。
定させる際には、それほど強い力を加えず、前記付勢手
段による付勢力で軽く支持しているだけであっても、推
進支持体を推進させれば、自動的に埋設管に対する保持
固定力が増大する。その結果、地盤の摩擦抵抗等が大き
くても、確実に埋設管を支持しておくことができる。
【0027】つぎに、推進施工が完了した後などに、推
進支持体から埋設管を取り外す際、あるいは、推進支持
体に埋設管を嵌挿する際などは、前記推進方向とは反対
方向に推進支持体を移動させる。この場合、推進支持体
の代わりに、埋設管のほうを移動させても同じである。
すなわち、推進支持体が埋設管に対して相対的に推進方
向の反対方向に移動しようとする。そうすると、前記と
は逆の作用が生じ、摩擦支持面が埋設管の内面から離れ
る方向に移動しようとして、摩擦支持面から埋設管内面
への圧接力が減少する。その結果、推進支持体を埋設管
から軸方向に容易に抜き出したり、差し込んだりするこ
とができる。
進支持体から埋設管を取り外す際、あるいは、推進支持
体に埋設管を嵌挿する際などは、前記推進方向とは反対
方向に推進支持体を移動させる。この場合、推進支持体
の代わりに、埋設管のほうを移動させても同じである。
すなわち、推進支持体が埋設管に対して相対的に推進方
向の反対方向に移動しようとする。そうすると、前記と
は逆の作用が生じ、摩擦支持面が埋設管の内面から離れ
る方向に移動しようとして、摩擦支持面から埋設管内面
への圧接力が減少する。その結果、推進支持体を埋設管
から軸方向に容易に抜き出したり、差し込んだりするこ
とができる。
【0028】以上のように、この発明では、推進支持体
と理設管の相対的な移動方向を適切に設定しておくだけ
で、推進支持体への埋設管の取り付けおよび取り外し
は、少ない力でスムーズに行え、しかも、推進施工中
は、埋設管を確実強固に推進支持体に支持させておくこ
とが可能になる。さらに、推進中に加わる地盤の摩擦抵
抗等に打ち勝つために、過大な力を加えて埋設管を推進
支持体に保持固定させておく必要がないので、埋設管を
推進支持体に支持させる際に、埋設管を変形させたり破
損させたりすることがない。
と理設管の相対的な移動方向を適切に設定しておくだけ
で、推進支持体への埋設管の取り付けおよび取り外し
は、少ない力でスムーズに行え、しかも、推進施工中
は、埋設管を確実強固に推進支持体に支持させておくこ
とが可能になる。さらに、推進中に加わる地盤の摩擦抵
抗等に打ち勝つために、過大な力を加えて埋設管を推進
支持体に保持固定させておく必要がないので、埋設管を
推進支持体に支持させる際に、埋設管を変形させたり破
損させたりすることがない。
【0029】しかも、この発明の支持装置は、前記した
ように、リンク腕などで構成され、埋設管の内面と摩擦
支持板との間に作用する摩擦力によって作動させるよう
にできるので、従来におけるゴム膨張体やエアシリンダ
のように、圧力配管等の複雑な作動機構が不要になり、
埋設管の内部空間を充分に広く利用することができる。
ように、リンク腕などで構成され、埋設管の内面と摩擦
支持板との間に作用する摩擦力によって作動させるよう
にできるので、従来におけるゴム膨張体やエアシリンダ
のように、圧力配管等の複雑な作動機構が不要になり、
埋設管の内部空間を充分に広く利用することができる。
【0030】特に、この発明の支持装置では、埋設管に
対する摩擦支持板の圧接力を強制的に解除するために操
作ワイヤを備えている。その結果、前記した推進支持体
と埋設管との相対的な移動による作用だけでは、埋設管
の内面から摩擦支持板を離すことが難しいような場合で
あっても、確実に摩擦支持板を引き離すことができる。
摩擦支持板が埋設管に圧接されていると、摩擦支持板が
埋設管に食い込んでしまって離れにくくなり、埋設管か
らの推進支持体の分離が出来なくなる場合がある。操作
ワイヤで摩擦支持板を理設管から引き離せば、このよう
な問題が防止できる。しかも、操作ワイヤは前記した圧
力配管等に比べて、はるかに構造が簡単で占有スペース
も少ないので、埋設管の内部空間を狭くしない。
対する摩擦支持板の圧接力を強制的に解除するために操
作ワイヤを備えている。その結果、前記した推進支持体
と埋設管との相対的な移動による作用だけでは、埋設管
の内面から摩擦支持板を離すことが難しいような場合で
あっても、確実に摩擦支持板を引き離すことができる。
摩擦支持板が埋設管に圧接されていると、摩擦支持板が
埋設管に食い込んでしまって離れにくくなり、埋設管か
らの推進支持体の分離が出来なくなる場合がある。操作
ワイヤで摩擦支持板を理設管から引き離せば、このよう
な問題が防止できる。しかも、操作ワイヤは前記した圧
力配管等に比べて、はるかに構造が簡単で占有スペース
も少ないので、埋設管の内部空間を狭くしない。
【0031】以上の結果、塩ビ管等の軸方向耐荷力に劣
る管材料であって、しかも、小口径の埋設管に対して
も、前記したような推進工法が良好に適用できることに
なる。
る管材料であって、しかも、小口径の埋設管に対して
も、前記したような推進工法が良好に適用できることに
なる。
【0032】
【実施例】ついで、この発明の実施例を図面を参照しな
がら以下に説明する。図1は、施工状態を模式的に示し
ている。まず、地盤Eに立坑Vを掘削し、この立坑Vの
側壁から水平方向に埋設孔Hを形成し、この掘削孔Hに
埋設管3を敷設していく。先導体1にはオーガー等の掘
削機構10を備え、先導体1の後方には順次推進支持体
2を連結していき、立坑Vで推進支持体2の最後尾に元
押しジャッキ(図示せず)等から推進力を加えて、推進
支持体2および先導体1を推進させる。推進支持体2の
内部にはオーガスクリュー11が通されていて、掘削機
構10で掘削された土砂が後方へと排出されていく。
がら以下に説明する。図1は、施工状態を模式的に示し
ている。まず、地盤Eに立坑Vを掘削し、この立坑Vの
側壁から水平方向に埋設孔Hを形成し、この掘削孔Hに
埋設管3を敷設していく。先導体1にはオーガー等の掘
削機構10を備え、先導体1の後方には順次推進支持体
2を連結していき、立坑Vで推進支持体2の最後尾に元
押しジャッキ(図示せず)等から推進力を加えて、推進
支持体2および先導体1を推進させる。推進支持体2の
内部にはオーガスクリュー11が通されていて、掘削機
構10で掘削された土砂が後方へと排出されていく。
【0033】塩ビ管などからなる埋設管3は、先導体1
の後方に、推進支持体2の外周を囲む形で順次継ぎ足さ
れていく。埋設管3は、先導体1に固定されていてもよ
いが、先導体1から推進力を伝達する必要はないので、
先導体1と離れない程度に連結しておけば十分である。
の後方に、推進支持体2の外周を囲む形で順次継ぎ足さ
れていく。埋設管3は、先導体1に固定されていてもよ
いが、先導体1から推進力を伝達する必要はないので、
先導体1と離れない程度に連結しておけば十分である。
【0034】推進支持体2には、支持装置4が取り付け
られている。この支持装置4の外周が摩擦支持面として
埋設管3の内面に当接し、支持装置4と埋設管3の内面
との間に生じる摩擦支持力で、埋設管3を支持装置4す
なわち推進支持体2に取付固定する。したがって、元押
しジャッキから推進支持体2に加えられた推力は、支持
装置4を介して埋設管3に伝達され、地盤Eから埋設管
3に加わる摩擦抵抗に対抗して、埋設管3を推進させ
る。
られている。この支持装置4の外周が摩擦支持面として
埋設管3の内面に当接し、支持装置4と埋設管3の内面
との間に生じる摩擦支持力で、埋設管3を支持装置4す
なわち推進支持体2に取付固定する。したがって、元押
しジャッキから推進支持体2に加えられた推力は、支持
装置4を介して埋設管3に伝達され、地盤Eから埋設管
3に加わる摩擦抵抗に対抗して、埋設管3を推進させ
る。
【0035】図2および図3は、支持装置4の全体構造
を示している。埋設管3の内面には、摩擦支持板40が
当接する。摩擦支持板40は、鋼板等から形成され、推
進支持体2のほぼ全長近くにわたって軸方向に伸びる帯
状をなしている。摩擦支持板40の軸方向の両端は、推
進支持体2の中心方向に少し湾曲している。図3に示す
ように、摩擦支持板40は、埋設管3の内面の曲率に合
わせて幅方向に湾曲形成されており、埋設管3の内面に
ぴったりと密着して、強い摩擦支持力を発生できるよう
になっている。また、摩擦支持板40を備えた支持装置
4は、推進支持体2の円周方向に等間隔で3個取り付け
られている。このように、3方向の支持装置4で埋設管
3を支持するのが、埋設管3を歪ませたりすることなく
安定して確実に支持しておけるとともに、埋設管3の内
部空間を広くあけておくことができ、好ましい構造であ
る。
を示している。埋設管3の内面には、摩擦支持板40が
当接する。摩擦支持板40は、鋼板等から形成され、推
進支持体2のほぼ全長近くにわたって軸方向に伸びる帯
状をなしている。摩擦支持板40の軸方向の両端は、推
進支持体2の中心方向に少し湾曲している。図3に示す
ように、摩擦支持板40は、埋設管3の内面の曲率に合
わせて幅方向に湾曲形成されており、埋設管3の内面に
ぴったりと密着して、強い摩擦支持力を発生できるよう
になっている。また、摩擦支持板40を備えた支持装置
4は、推進支持体2の円周方向に等間隔で3個取り付け
られている。このように、3方向の支持装置4で埋設管
3を支持するのが、埋設管3を歪ませたりすることなく
安定して確実に支持しておけるとともに、埋設管3の内
部空間を広くあけておくことができ、好ましい構造であ
る。
【0036】摩擦支持板40と推進支持体2は、リンク
腕50で連結されている。リンク腕50の両端52、5
4は、摩擦支持板40および推進支持体2に、旋回可能
に軸支されている。また、リンク腕50は、推進支持体
2の外周から埋設管3の内周までの間隔よりも少し長く
形成されてあって、埋設管3の内面に摩擦支持板40が
当接した状態では、リンク腕50が一定の角度だけ傾斜
した状態で取り付けられることになる。リンク腕50の
途中と推進支持体2の外周の間にコイルバネ60が装着
されている。
腕50で連結されている。リンク腕50の両端52、5
4は、摩擦支持板40および推進支持体2に、旋回可能
に軸支されている。また、リンク腕50は、推進支持体
2の外周から埋設管3の内周までの間隔よりも少し長く
形成されてあって、埋設管3の内面に摩擦支持板40が
当接した状態では、リンク腕50が一定の角度だけ傾斜
した状態で取り付けられることになる。リンク腕50の
途中と推進支持体2の外周の間にコイルバネ60が装着
されている。
【0037】コイルバネ60は、リンク腕50を、推進
支持体2の軸方向と平行な方向から外周に向けて立ち上
がる方向に付勢している。推進支持体2を埋設管3に挿
入する際には、コイルバネ60の付勢力に対抗して、摩
擦支持板40を中心方向に移動させて外径を縮めた状
態、すなわちリンク腕50を推進支持体2と平行に寝か
せた状態で、埋設管3に推進支持体2を挿入するように
する。そうすると、埋設管3に推進支持体2を挿入した
状態では、コイルバネ60の付勢力で、リンク腕50が
立ち上がり、摩擦支持板40が埋設管3の内面に押し付
けられて、埋設管3が推進支持体2に軽く固定された状
態になる。
支持体2の軸方向と平行な方向から外周に向けて立ち上
がる方向に付勢している。推進支持体2を埋設管3に挿
入する際には、コイルバネ60の付勢力に対抗して、摩
擦支持板40を中心方向に移動させて外径を縮めた状
態、すなわちリンク腕50を推進支持体2と平行に寝か
せた状態で、埋設管3に推進支持体2を挿入するように
する。そうすると、埋設管3に推進支持体2を挿入した
状態では、コイルバネ60の付勢力で、リンク腕50が
立ち上がり、摩擦支持板40が埋設管3の内面に押し付
けられて、埋設管3が推進支持体2に軽く固定された状
態になる。
【0038】図4は、支持装置4の詳細構造を示してい
る。摩擦支持板40は、埋設管3の内面と接触する側の
表面にゴムシート等からなる柔軟な被覆カバー42が取
り付けられている。この被覆カバー42は、埋設管3が
傷付くのを防ぐとともに、埋設管3と摩擦支持板40の
間に隙間が生じ難くしたり、摩擦係数を高めるのにも有
効である。
る。摩擦支持板40は、埋設管3の内面と接触する側の
表面にゴムシート等からなる柔軟な被覆カバー42が取
り付けられている。この被覆カバー42は、埋設管3が
傷付くのを防ぐとともに、埋設管3と摩擦支持板40の
間に隙間が生じ難くしたり、摩擦係数を高めるのにも有
効である。
【0039】リンク腕50の途中には、操作ワイヤ70
の一端が取り付けられている。操作ワイヤ70は、コイ
ルバネ60の中央を通り、推進支持体2に形成された貫
通孔22から推進支持体2の内部空間に引き込まれ、プ
ーリ72で方向を変えられて、推進支持体2の内壁に沿
って引き延ばされている。操作ワイヤ70の他端は、推
進支持体2の後端から立坑Vに引き出しておく。操作ワ
イヤ70を引っ張ると、コイルバネ60の付勢力に対抗
して、リンク腕50が推進支持体2と平行に寝る方向に
移動し、摩擦支持板40を埋設管3の内面から引き離す
ことができる。したがって、推進支持体2に対する埋設
管3の保持固定を強制的に解除する場合には、操作ワイ
ヤ70が有効である。
の一端が取り付けられている。操作ワイヤ70は、コイ
ルバネ60の中央を通り、推進支持体2に形成された貫
通孔22から推進支持体2の内部空間に引き込まれ、プ
ーリ72で方向を変えられて、推進支持体2の内壁に沿
って引き延ばされている。操作ワイヤ70の他端は、推
進支持体2の後端から立坑Vに引き出しておく。操作ワ
イヤ70を引っ張ると、コイルバネ60の付勢力に対抗
して、リンク腕50が推進支持体2と平行に寝る方向に
移動し、摩擦支持板40を埋設管3の内面から引き離す
ことができる。したがって、推進支持体2に対する埋設
管3の保持固定を強制的に解除する場合には、操作ワイ
ヤ70が有効である。
【0040】上記実施例では、操作ワイヤ70が、推進
支持体2の中央空間を通されているので、推進支持体2
と埋設管3の間の空間が広く利用できるが、推進支持体
2の中央空間にオーガスクリューを通すときには、操作
ワイヤ70が邪魔になる場合がある。そこで、図5に示
す実施例のように、推進支持体2の外側に操作ワイヤ7
0を通しておけば、推進支持体2の中央空間を使用しな
くてもよい。この実施例では、推進支持体2の外面に、
逆U字形をなすワイヤ挿通部材74を取り付け、このワ
イヤ挿通部材74を通して操作ワイヤ70を取り付けて
いる。このような小さなワイヤ挿通部材74や操作ワイ
ヤ70を設置するだけであれば、推進支持体2と埋設管
3の間の空間が狭くならずに済む。
支持体2の中央空間を通されているので、推進支持体2
と埋設管3の間の空間が広く利用できるが、推進支持体
2の中央空間にオーガスクリューを通すときには、操作
ワイヤ70が邪魔になる場合がある。そこで、図5に示
す実施例のように、推進支持体2の外側に操作ワイヤ7
0を通しておけば、推進支持体2の中央空間を使用しな
くてもよい。この実施例では、推進支持体2の外面に、
逆U字形をなすワイヤ挿通部材74を取り付け、このワ
イヤ挿通部材74を通して操作ワイヤ70を取り付けて
いる。このような小さなワイヤ挿通部材74や操作ワイ
ヤ70を設置するだけであれば、推進支持体2と埋設管
3の間の空間が狭くならずに済む。
【0041】以上のような構造を備えた推進支持体2を
用いて、埋設管3の敷設を行う方法について説明する。
但し、基本的には、前記した先行技術等に開示された、
推進支持体に埋設管を保持固定させて行う既知の推進工
法と同様であるので、従来と同様の工程については、簡
単に説明する。
用いて、埋設管3の敷設を行う方法について説明する。
但し、基本的には、前記した先行技術等に開示された、
推進支持体に埋設管を保持固定させて行う既知の推進工
法と同様であるので、従来と同様の工程については、簡
単に説明する。
【0042】まず、推進支持体2を埋設管3に挿入し
て、推進支持体2に埋設管3を支持させる。前記したよ
うに、推進支持体2に支持装置4で支持された摩擦支持
板40の外径は、埋設管3の内径よりも大きくなってい
るので、摩擦支持板40を中心方向に縮めた状態で、埋
設管3の内部に挿入する。このとき、傾斜したリンク腕
50の推進支持体2側の軸支点54を先頭側にして、推
進支持体2を埋設管3に挿入するのが好ましい。こうす
ると、摩擦支持板40が埋設管3に当接したときに、埋
設管3の内面と摩擦支持板40の間に働く摩擦力で、摩
擦支持板40が軸方向を埋設管3に引きずられる形にな
り、その結果、コイルバネ60の付勢力に対抗して、リ
ンク腕50を倒す方向の力が作用し、摩擦支持板40の
外径が小さくなる方向に移動する。その結果、摩擦支持
板40が埋設管3に引っ掛かることなく、埋設管3への
推進支持体2の挿入がスムーズに行える。また、前記し
た操作ワイヤ70を引っ張って、強制的にリンク腕50
を倒して、摩擦支持板40の外径を小さくしておけば、
埋設管3に推進支持体2をよりスムーズに挿入すること
ができる。
て、推進支持体2に埋設管3を支持させる。前記したよ
うに、推進支持体2に支持装置4で支持された摩擦支持
板40の外径は、埋設管3の内径よりも大きくなってい
るので、摩擦支持板40を中心方向に縮めた状態で、埋
設管3の内部に挿入する。このとき、傾斜したリンク腕
50の推進支持体2側の軸支点54を先頭側にして、推
進支持体2を埋設管3に挿入するのが好ましい。こうす
ると、摩擦支持板40が埋設管3に当接したときに、埋
設管3の内面と摩擦支持板40の間に働く摩擦力で、摩
擦支持板40が軸方向を埋設管3に引きずられる形にな
り、その結果、コイルバネ60の付勢力に対抗して、リ
ンク腕50を倒す方向の力が作用し、摩擦支持板40の
外径が小さくなる方向に移動する。その結果、摩擦支持
板40が埋設管3に引っ掛かることなく、埋設管3への
推進支持体2の挿入がスムーズに行える。また、前記し
た操作ワイヤ70を引っ張って、強制的にリンク腕50
を倒して、摩擦支持板40の外径を小さくしておけば、
埋設管3に推進支持体2をよりスムーズに挿入すること
ができる。
【0043】推進支持体2が埋設管3に挿入された状態
では、コイルバネ60の付勢力で、摩擦支持板40が埋
設管3の内面に圧接され、摩擦支持板40と埋設管3の
内面に働く摩擦支持力で、埋設管3は推進支持体2に保
持固定された状態になる。
では、コイルバネ60の付勢力で、摩擦支持板40が埋
設管3の内面に圧接され、摩擦支持板40と埋設管3の
内面に働く摩擦支持力で、埋設管3は推進支持体2に保
持固定された状態になる。
【0044】このようにして埋設管3が取り付けられた
推進支持体2を、図1に示すように、先導体1の後方に
順次連結して継ぎ足していく。但し、推進支持体2を先
導体1に連結する際には、リンク腕50の摩擦支持板4
0への軸支点52側が推進方向に配置され、推進支持体
2への軸支点54が推進方向と反対側に配置されるよう
にして、推進支持体2を先導体1に連結する。推進支持
体2の最後尾には、元押しジャッキ等で推進力を加え、
先導体1で地盤Eに埋設孔Hを形成すると同時に、先導
体1、推進支持体2および埋設管3を埋設孔Hに推進埋
設していく。
推進支持体2を、図1に示すように、先導体1の後方に
順次連結して継ぎ足していく。但し、推進支持体2を先
導体1に連結する際には、リンク腕50の摩擦支持板4
0への軸支点52側が推進方向に配置され、推進支持体
2への軸支点54が推進方向と反対側に配置されるよう
にして、推進支持体2を先導体1に連結する。推進支持
体2の最後尾には、元押しジャッキ等で推進力を加え、
先導体1で地盤Eに埋設孔Hを形成すると同時に、先導
体1、推進支持体2および埋設管3を埋設孔Hに推進埋
設していく。
【0045】このとき、推進支持体2を推進させても、
地盤Eと接触している埋設管3は、その場に止まろうと
する。図2で説明すると、推進支持体2は推進方向(図
中、左側)に移動するが、地盤Eの摩擦抵抗を受ける埋
設管3、および、埋設管3に圧接されている摩擦支持板
40は、その場に止まろうとして、推進支持体2に対し
て相対的に推進方向と反対方向(図中、右側)へと移動
しようとすることになる。そうすると、リンク腕50が
旋回して立ち上がろうとし、摩擦支持板40を埋設管3
の内面側へと移動させようとする。その結果、摩擦支持
板40が埋設管3の内面に強く押しつけられ、圧接力が
増大する。したがって、埋設管3に地盤Eからの摩擦抵
抗が加わってても、その摩擦抵抗力に対抗するだけの大
きさで、埋設管3に摩擦支持板40からの圧接力が加わ
ることになり、埋設管3を確実に摩擦支持板40すなわ
ち推進支持体2に固定しておくことができる。
地盤Eと接触している埋設管3は、その場に止まろうと
する。図2で説明すると、推進支持体2は推進方向(図
中、左側)に移動するが、地盤Eの摩擦抵抗を受ける埋
設管3、および、埋設管3に圧接されている摩擦支持板
40は、その場に止まろうとして、推進支持体2に対し
て相対的に推進方向と反対方向(図中、右側)へと移動
しようとすることになる。そうすると、リンク腕50が
旋回して立ち上がろうとし、摩擦支持板40を埋設管3
の内面側へと移動させようとする。その結果、摩擦支持
板40が埋設管3の内面に強く押しつけられ、圧接力が
増大する。したがって、埋設管3に地盤Eからの摩擦抵
抗が加わってても、その摩擦抵抗力に対抗するだけの大
きさで、埋設管3に摩擦支持板40からの圧接力が加わ
ることになり、埋設管3を確実に摩擦支持板40すなわ
ち推進支持体2に固定しておくことができる。
【0046】地盤Eの摩擦抵抗が小さければ、埋設管3
と推進支持体2の相対的な移動も少なく、摩擦支持板4
0から埋設管3に加わる圧接力も小さくなる。すなわ
ち、摩擦支持板40から埋設管3に加わる圧接力が、そ
のときに埋設管3を保持固定するために必要かつ充分な
大きさに自動的に増減することになり、埋設管3に過大
な圧接力を加えて埋設管3を変形もしくは損傷させた
り、圧接力が不十分で埋設管3が滑って推進が出来なく
なったりすることがない。
と推進支持体2の相対的な移動も少なく、摩擦支持板4
0から埋設管3に加わる圧接力も小さくなる。すなわ
ち、摩擦支持板40から埋設管3に加わる圧接力が、そ
のときに埋設管3を保持固定するために必要かつ充分な
大きさに自動的に増減することになり、埋設管3に過大
な圧接力を加えて埋設管3を変形もしくは損傷させた
り、圧接力が不十分で埋設管3が滑って推進が出来なく
なったりすることがない。
【0047】先導体1が目的の立坑まで到達すれば、埋
設管3のみを地盤E中に残して、推進支持体2を撒去す
る。このときは、図1において、推進支持体2を出発立
坑Vの方向に引き抜けばよい。すなわち、図2で、図中
の右方向に推進支持体2を移動させれば、埋設管3に当
接している摩擦支持板40が埋設管3に引きずられて残
る形で、推進支持体2が移動するので、リンク腕50が
倒れる方向に移動し、摩擦支持板40を埋設管3から離
れる中心方向に移動させる。摩擦支持板40が埋設管3
から離れれば、推進支持体2の全体を埋設管3からスム
ーズに引き抜くことができる。なお、このとき、前記し
た操作ワイヤ70を引っ張って、摩擦支持板40を強制
的に埋設管3から引き離すようにすれば、よりスムーズ
に引き抜くことができる。
設管3のみを地盤E中に残して、推進支持体2を撒去す
る。このときは、図1において、推進支持体2を出発立
坑Vの方向に引き抜けばよい。すなわち、図2で、図中
の右方向に推進支持体2を移動させれば、埋設管3に当
接している摩擦支持板40が埋設管3に引きずられて残
る形で、推進支持体2が移動するので、リンク腕50が
倒れる方向に移動し、摩擦支持板40を埋設管3から離
れる中心方向に移動させる。摩擦支持板40が埋設管3
から離れれば、推進支持体2の全体を埋設管3からスム
ーズに引き抜くことができる。なお、このとき、前記し
た操作ワイヤ70を引っ張って、摩擦支持板40を強制
的に埋設管3から引き離すようにすれば、よりスムーズ
に引き抜くことができる。
【0048】なお、以上に説明した各実施例では、推進
作業中に、推進方向を修正するために、推進支持体2お
よび先導体1を出発立坑Vに一旦引き戻して推進をやり
直しような場合、推進支持体2が引き戻し方向に移動す
るときには、埋設管3には、推進支持体2からは力が伝
達されないので、先導体1で埋設管3列を後ろから押す
形で引き戻されることになる。この引き戻し時にも、推
進支持体2から埋設管3に引き戻し力を伝達させるに
は、前記支持装置4とは別に、推進支持体2を引き戻し
方向に移動させたときに埋設管3を保持固定する保持固
定手段を設けておけばよい。具体的には、例えば、前記
図2のリンク腕50の傾斜方向を逆にした支持装置を、
支持装置4とは別に推進支持体2に設けておけばよい。
但し、この引き戻し用の支持装置は、前記した操作ワイ
ヤ70等で、必要に応じて埋設管3の保持固定を解除で
きるようにしておき、引き戻し作業時のみに理設管3を
支持するようにしたり、施工後の埋設管3から推進支持
体2を引き抜くときには、引き戻し用の支持装置による
埋設管3の支持を解除したりするのが好ましい。
作業中に、推進方向を修正するために、推進支持体2お
よび先導体1を出発立坑Vに一旦引き戻して推進をやり
直しような場合、推進支持体2が引き戻し方向に移動す
るときには、埋設管3には、推進支持体2からは力が伝
達されないので、先導体1で埋設管3列を後ろから押す
形で引き戻されることになる。この引き戻し時にも、推
進支持体2から埋設管3に引き戻し力を伝達させるに
は、前記支持装置4とは別に、推進支持体2を引き戻し
方向に移動させたときに埋設管3を保持固定する保持固
定手段を設けておけばよい。具体的には、例えば、前記
図2のリンク腕50の傾斜方向を逆にした支持装置を、
支持装置4とは別に推進支持体2に設けておけばよい。
但し、この引き戻し用の支持装置は、前記した操作ワイ
ヤ70等で、必要に応じて埋設管3の保持固定を解除で
きるようにしておき、引き戻し作業時のみに理設管3を
支持するようにしたり、施工後の埋設管3から推進支持
体2を引き抜くときには、引き戻し用の支持装置による
埋設管3の支持を解除したりするのが好ましい。
【0049】
【発明の効果】以上に述べた、この発明にかかる小口径
埋設管の推進工法および小口径埋設管の支持装置によれ
ば、摩擦支持板を埋設管の内面に圧接させて埋設管を支
持するとともに、前記したように、推進支持体を埋設管
に挿入する作業は圧接力が小さな状態で行え、推進中
は、地盤の摩擦抵抗等に対抗するのに必要かつ充分な大
きさの圧接力を作用させることができ、さらに、推進支
持体の埋設管に対する支持を解除する作業は圧接力が小
さな状態で行うことができ、作業状況に合わせて常に適
切な支持状態を実現することが可能になる。そのため、
埋設管に過大な力を加えて変形させたり破損させたりす
ることなく、確実かつ能率的に推進工法が行えるように
なる。
埋設管の推進工法および小口径埋設管の支持装置によれ
ば、摩擦支持板を埋設管の内面に圧接させて埋設管を支
持するとともに、前記したように、推進支持体を埋設管
に挿入する作業は圧接力が小さな状態で行え、推進中
は、地盤の摩擦抵抗等に対抗するのに必要かつ充分な大
きさの圧接力を作用させることができ、さらに、推進支
持体の埋設管に対する支持を解除する作業は圧接力が小
さな状態で行うことができ、作業状況に合わせて常に適
切な支持状態を実現することが可能になる。そのため、
埋設管に過大な力を加えて変形させたり破損させたりす
ることなく、確実かつ能率的に推進工法が行えるように
なる。
【0050】また、前記のような支持装置の機能は、埋
設管の内面と摩擦支持板との間に働く摩擦力によって自
動的に発揮されるので、従来のゴム膨張体やエアシリン
ダのように、圧力配管等の複雑かつ嵩を取る作動機構が
不要になり、推進支持体に設ける埋設管の支持装置全体
の構造が簡略化され、嵩が低くなって、埋設管の内部空
間を有効に利用することができるとともに、故障を起こ
す心配も無くなる。したがって、埋設管の内部に作業者
が入ることができず、また、埋設管の支持装置のために
広い場所を取ることができない小口径の埋設管にも好適
に使用することができる。
設管の内面と摩擦支持板との間に働く摩擦力によって自
動的に発揮されるので、従来のゴム膨張体やエアシリン
ダのように、圧力配管等の複雑かつ嵩を取る作動機構が
不要になり、推進支持体に設ける埋設管の支持装置全体
の構造が簡略化され、嵩が低くなって、埋設管の内部空
間を有効に利用することができるとともに、故障を起こ
す心配も無くなる。したがって、埋設管の内部に作業者
が入ることができず、また、埋設管の支持装置のために
広い場所を取ることができない小口径の埋設管にも好適
に使用することができる。
【0051】さらに、支持装置には前記した操作ワイヤ
を備えているので、作業の必要に応じて、強制的に摩擦
支持板を埋設管の内面から離したり、摩擦支持板から埋
設管に加わる圧接力を減らすことができる。摩擦支持板
が埋設管に食い込んでしまって、引き離せなくなる問題
を防止できる。操作ワイヤは、きわめて簡単な構造でし
かも確実な機能を発揮することができるとともに、埋設
管内に占有するスペースも少なく、狭い小口径理設管の
内部空間を有効に利用することができる。
を備えているので、作業の必要に応じて、強制的に摩擦
支持板を埋設管の内面から離したり、摩擦支持板から埋
設管に加わる圧接力を減らすことができる。摩擦支持板
が埋設管に食い込んでしまって、引き離せなくなる問題
を防止できる。操作ワイヤは、きわめて簡単な構造でし
かも確実な機能を発揮することができるとともに、埋設
管内に占有するスペースも少なく、狭い小口径理設管の
内部空間を有効に利用することができる。
【0052】以上の結果、従来、推進工法が適用し難か
った塩ビ管等の軸方向耐荷力に劣る管材料で、しかも、
小口径の埋設管に対して、推進支持体に埋設管を保持固
定させる推進工法を適用することが可能になり、小口径
埋設管に対する推進工法の適用範囲が拡がり、需要の拡
大を図ることができる。
った塩ビ管等の軸方向耐荷力に劣る管材料で、しかも、
小口径の埋設管に対して、推進支持体に埋設管を保持固
定させる推進工法を適用することが可能になり、小口径
埋設管に対する推進工法の適用範囲が拡がり、需要の拡
大を図ることができる。
【図1】 この発明の実施例を示す推進施工中の概略断
面図
面図
【図2】 埋設管の支持状態を示す拡大断面図
【図3】 図2と直交する方向の断面図
【図4】 支持装置の要部拡大構造図
【図5】 別の実施例を示す支持装置の要部拡大構造図
1 先導体 2 推進軸体 3 埋設管 4 支持装置 40 摩擦支持板 50 リンク腕 52、54 軸支点 60 コイルバネ
Claims (2)
- 【請求項1】先導体の後方に、推進支持体、および、こ
の推進支持体の外側に支持された埋設管をそれぞれ順次
継ぎ足しながら、推進支持体に推進力を加えて先導体お
よび埋設管を埋設孔に推進させていく埋設管の推進工法
において、埋設管を推進支持体に支持するための装置で
あって、 埋設管の内面に圧接可能な摩擦支持面を有する摩擦支持
板と、 摩擦支持板と推進支持体との間に推進支持体の軸方向に
対して傾斜して配置され、その両端が摩擦支持板および
推進支持体にそれぞれ旋回可能に連結されたリンク腕
と、 リンク腕のうち摩擦支持板との連結側を外周に向かって
立ち上げる方向にリンク腕を付勢する付勢手段と、 リンク腕のうち摩擦支持板との連結側に一端が支持さ
れ、他端が推進支持体の後端側に延び、付勢手段による
付勢方向と逆の方向にリンク腕を引っ張る操作ワイヤと
を備えた小口径埋設管の支持装置。 - 【請求項2】先導体の後方に、推進支持体、および、こ
の推進支持体の外側に支持された埋設管をそれぞれ順次
継ぎ足しながら、推進支持体に推進力を加えて先導体お
よび埋設管を埋設孔に推進させていく埋設管の推進工法
において、推進支持体に前記請求項1に記載の支持装置
を備えておき、リンク腕のうち摩擦支持板への連結側が
先導体側に配置されるように推進支持体を継ぎ足してい
き、付勢手段の付勢力で摩擦支持板を埋設管の内面に圧
接させて埋設管を推進支持体に支持させる小口径埋設管
の推進工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3236224A JPH0762434B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 小口径埋設管の推進工法および小口径埋設管の支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3236224A JPH0762434B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 小口径埋設管の推進工法および小口径埋設管の支持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0579285A JPH0579285A (ja) | 1993-03-30 |
| JPH0762434B2 true JPH0762434B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=16997628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3236224A Expired - Lifetime JPH0762434B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 小口径埋設管の推進工法および小口径埋設管の支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0762434B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6259797A (ja) * | 1985-09-10 | 1987-03-16 | 日本電信電話株式会社 | 地中管体の推進方法 |
| JPH0696945B2 (ja) * | 1988-11-26 | 1994-11-30 | 機動建設工業株式会社 | 埋設管の推進埋設方法および装置 |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP3236224A patent/JPH0762434B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0579285A (ja) | 1993-03-30 |
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