JPH076258B2 - 建築用の面構造材 - Google Patents
建築用の面構造材Info
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- JPH076258B2 JPH076258B2 JP11602989A JP11602989A JPH076258B2 JP H076258 B2 JPH076258 B2 JP H076258B2 JP 11602989 A JP11602989 A JP 11602989A JP 11602989 A JP11602989 A JP 11602989A JP H076258 B2 JPH076258 B2 JP H076258B2
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- roof
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建築物の屋根面や壁面を構成するのに好適
な、鋼板等から製造される金属製面構造材に関し、より
詳細には所定巾を有する長尺金属板の両端部にそれぞれ
隣接するもの同士が相互に係合するように下方成形部と
上方成形部とを形成した建築用の面構造材に関する。
な、鋼板等から製造される金属製面構造材に関し、より
詳細には所定巾を有する長尺金属板の両端部にそれぞれ
隣接するもの同士が相互に係合するように下方成形部と
上方成形部とを形成した建築用の面構造材に関する。
〔従来の技術〕 横葺き形式で屋根面を構成する面構造材としては、第4
図又は第5図に示したような屋根板が知られている。
図又は第5図に示したような屋根板が知られている。
第4図に示した屋根板(1)は平坦な面板部(2)の軒
側端の一部を裏面側にて棟側方向へと折り返して形成さ
れる軒側係合部(3)と、同じく棟側端の一部を表面側
にて軒側方向へと折り返して形成される棟側係合部
(4)とを備えており、図示したように、軒側に位置す
る屋根板(1)の棟側係合部(4)と、棟側に位置する
屋根板(1)の軒側係合部(3)とを噛み合わせて相互
に挟持させることにより軒棟方向へと複数の屋根板
(1),(1)を連接していくようになっている。この
屋根板(1)による場合は、各係合部(3),(4)の
係合構造により生じる段差が少く、外観的に平滑ないわ
ゆる平葺き屋根が構成される。
側端の一部を裏面側にて棟側方向へと折り返して形成さ
れる軒側係合部(3)と、同じく棟側端の一部を表面側
にて軒側方向へと折り返して形成される棟側係合部
(4)とを備えており、図示したように、軒側に位置す
る屋根板(1)の棟側係合部(4)と、棟側に位置する
屋根板(1)の軒側係合部(3)とを噛み合わせて相互
に挟持させることにより軒棟方向へと複数の屋根板
(1),(1)を連接していくようになっている。この
屋根板(1)による場合は、各係合部(3),(4)の
係合構造により生じる段差が少く、外観的に平滑ないわ
ゆる平葺き屋根が構成される。
又、第5図に示した屋根板(11)は、その面板部(12)
の軒側端部に形成される軒側係合部(13)が、一部を下
方に折り曲げて形成された垂下面部(14)と、その下端
部を更に棟側方向に折り返して形成された係合突出部
(15)とからなっており、これに対応して面板部(12)
の棟側端部に形成される棟側係合部(16)には、前記係
合突出部(15)をくわえ込むように一部を軒側方向に折
り返して形成された抱持部(17)と、この抱持部(17)
の軒側端部から立ち上がるように形成された起立部(1
8)とが設けられている。この屋根板(11)も、軒側に
位置するものの係合突出部(15)を棟側に位置するもの
の抱持部(17)に保持させることにより、軒棟方向に複
数の屋根板が連接した横葺き屋根を構成する。
の軒側端部に形成される軒側係合部(13)が、一部を下
方に折り曲げて形成された垂下面部(14)と、その下端
部を更に棟側方向に折り返して形成された係合突出部
(15)とからなっており、これに対応して面板部(12)
の棟側端部に形成される棟側係合部(16)には、前記係
合突出部(15)をくわえ込むように一部を軒側方向に折
り返して形成された抱持部(17)と、この抱持部(17)
の軒側端部から立ち上がるように形成された起立部(1
8)とが設けられている。この屋根板(11)も、軒側に
位置するものの係合突出部(15)を棟側に位置するもの
の抱持部(17)に保持させることにより、軒棟方向に複
数の屋根板が連接した横葺き屋根を構成する。
ところで、こうした屋根構造に対する要求性能として重
視されるのが、防水性(雨仕舞い)、耐荷重性、及び外
観である。
視されるのが、防水性(雨仕舞い)、耐荷重性、及び外
観である。
このような観点から第4図の屋根板(1)を評価する
と、この屋根板(1)は上述したように平滑な平葺き屋
根を構成する整然としたものであり、又平面的な構造で
あるので屋根の基礎構造に応じて強固な屋根面を形成し
うる。しかしながら、その連結構造のゆえに、防水性の
点では問題が生じやすい。即ち、この屋根板(1)を使
用した屋根構造において所要の防水性能を確保するため
には、施工時に軒側係合部(3)と軒側係合部(4)及
びこれらと重合する位置関係にある面板部(2)の一部
分とを、相互に適度な圧力で接触するように圧し潰す必
要がある。
と、この屋根板(1)は上述したように平滑な平葺き屋
根を構成する整然としたものであり、又平面的な構造で
あるので屋根の基礎構造に応じて強固な屋根面を形成し
うる。しかしながら、その連結構造のゆえに、防水性の
点では問題が生じやすい。即ち、この屋根板(1)を使
用した屋根構造において所要の防水性能を確保するため
には、施工時に軒側係合部(3)と軒側係合部(4)及
びこれらと重合する位置関係にある面板部(2)の一部
分とを、相互に適度な圧力で接触するように圧し潰す必
要がある。
しかしながら、このような的確な圧力を付与するための
加工はなかなか困難であり、もし潰しかたが弱いと前記
各部の接合部間に隙間が生じてゴミや埃が侵入しやすく
なり、むろん防水性も悪化する。又、圧し潰しかたが強
すぎる場合にも、接合部間の隙間が接近しすぎて毛管現
象を生じるので、雨水等が連結部から屋根板(1)の裏
面側に誘導されて雨漏りを起こしてしまうのである。
加工はなかなか困難であり、もし潰しかたが弱いと前記
各部の接合部間に隙間が生じてゴミや埃が侵入しやすく
なり、むろん防水性も悪化する。又、圧し潰しかたが強
すぎる場合にも、接合部間の隙間が接近しすぎて毛管現
象を生じるので、雨水等が連結部から屋根板(1)の裏
面側に誘導されて雨漏りを起こしてしまうのである。
これに対して、第5図に示した屋根板(11)による横葺
き屋根では、このような平葺き屋根に見られる防水性の
問題は解決されている。即ち、この屋根構造では、軒側
係合部(13)にて起立面をなす垂下面部(14)が、係合
突出部(15)と抱持部(17)との相互の係合部分の上方
に面板部(12)の軒側端部を立ち上がらせて、その内側
に起立部(18)で仕切られる大きな空間部(19)を画成
しているので、もし前記係合部分から雨水等が浸入して
もその雨水は前記空間部(19)よりも内側には浸入せ
ず、空間部(19)にて側方へと誘導及び排出されてしま
うので屋内への雨漏りを起こしにくいのである。
き屋根では、このような平葺き屋根に見られる防水性の
問題は解決されている。即ち、この屋根構造では、軒側
係合部(13)にて起立面をなす垂下面部(14)が、係合
突出部(15)と抱持部(17)との相互の係合部分の上方
に面板部(12)の軒側端部を立ち上がらせて、その内側
に起立部(18)で仕切られる大きな空間部(19)を画成
しているので、もし前記係合部分から雨水等が浸入して
もその雨水は前記空間部(19)よりも内側には浸入せ
ず、空間部(19)にて側方へと誘導及び排出されてしま
うので屋内への雨漏りを起こしにくいのである。
しかしながらその反面、十分な水密性を確保しうる程度
の大きな空間部(19)を形成すると、自ずと垂下面部
(14)の立ち上がり高さ(図中の見付け高さh)が大き
くなり、外観上段差の目立つ屋根になってしまうという
問題点がある。又、段差が目立たないように垂下面部
(14)の高さを小さく抑えると、それだけ空間部(19)
の容積が小さくなってしまうので、当該空間部(19)に
ゴミ等が詰まって毛管現象による雨漏りを起こしやすく
なる。加えて、空間部(19)が過小となった場合、係合
部内を横走りするような強い風を受けたときに、強い風
圧の作用により係合部内に乱流が発生し、空間部(10)
内に浸入した雨水が吹きあげられて起立部(19)を乗り
越え、屋内側に浸入してしまうという問題も起こる。
の大きな空間部(19)を形成すると、自ずと垂下面部
(14)の立ち上がり高さ(図中の見付け高さh)が大き
くなり、外観上段差の目立つ屋根になってしまうという
問題点がある。又、段差が目立たないように垂下面部
(14)の高さを小さく抑えると、それだけ空間部(19)
の容積が小さくなってしまうので、当該空間部(19)に
ゴミ等が詰まって毛管現象による雨漏りを起こしやすく
なる。加えて、空間部(19)が過小となった場合、係合
部内を横走りするような強い風を受けたときに、強い風
圧の作用により係合部内に乱流が発生し、空間部(10)
内に浸入した雨水が吹きあげられて起立部(19)を乗り
越え、屋内側に浸入してしまうという問題も起こる。
更に、この屋根板(11)では係合部が軒側係合部(13)
の内側でしかも棟方向に離隔した位置に在るため、軒側
係合部(13)と棟側係合部(16)の結合強度が弱いとい
う問題点もある。この場合、強風時に軒側係合部(13)
が浮き上がる現象が起こり、このときに係合部から塵や
埃が侵入して堆積するため耐候性が損なわれてしまう。
又、この屋根板(11)では空間部(10)を裏面側から支
持するものが無く、仮に起立部(18)の頂部を面板部
(12)の裏面に当接させるようにしたとしても、その当
接部分が軒側係合部(13)の付近に限定されるので、面
板部(12)全体としては強度及び剛性が低いという問題
点がある。この結果、積雪等により強い荷重が作用した
ときに変形するという不具合が生じる。
の内側でしかも棟方向に離隔した位置に在るため、軒側
係合部(13)と棟側係合部(16)の結合強度が弱いとい
う問題点もある。この場合、強風時に軒側係合部(13)
が浮き上がる現象が起こり、このときに係合部から塵や
埃が侵入して堆積するため耐候性が損なわれてしまう。
又、この屋根板(11)では空間部(10)を裏面側から支
持するものが無く、仮に起立部(18)の頂部を面板部
(12)の裏面に当接させるようにしたとしても、その当
接部分が軒側係合部(13)の付近に限定されるので、面
板部(12)全体としては強度及び剛性が低いという問題
点がある。この結果、積雪等により強い荷重が作用した
ときに変形するという不具合が生じる。
本発明はこのような従来の問題点に着目してなされたも
ので、耐風圧性、耐水性及び耐荷重性に優れ、尚かつ、
外観的には係合部における段差のない平滑な屋根或いは
壁面を構成しうる面構造材を提供することを目的として
いる。
ので、耐風圧性、耐水性及び耐荷重性に優れ、尚かつ、
外観的には係合部における段差のない平滑な屋根或いは
壁面を構成しうる面構造材を提供することを目的として
いる。
上記目的を達成するために本発明では、長尺金属板の長
手方向中央部に面板部、この面板部の一側部に形成され
た下方成形部、同じく他側部に形成された上方成形部を
それぞれ有し、下段側の上方成形部に上段側の下方成形
部を係合接続させて面構造を形成する面構造材におい
て、前記下方成形部には、面板部の下端部を下面側から
上方成形部側に折り返して形成された係合突出部を備え
ると共に、前記上方成形部には、面板部の上端部を前記
係合突出部と略平行となるように曲折して形成した傾斜
面部と、その端部を上面側に折り返して、上段側に隣接
する他の面構造材の係合突出部を抱持すべく形成された
抱持部と、この抱持部の端部から更にその上面側にて上
方に折り返して形成された延長部と、前記抱持部よりも
上位にて前記延長部から立ち上げ形成された起立部と、
この起立部の頂部にて上段側に隣接する他の面構造材の
面板部裏面に当接する支持部とを備え、これらの面構造
材を葺き合せた際に、傾斜面部に沿って挿入した他の面
構造材の係合突出部と当該係合突出部が嵌合した抱持部
との間に第1の係合部が形成されるとともに、支持部と
当該支持部が当接する面板部との間に第2の係合部が形
成されるように構成した。
手方向中央部に面板部、この面板部の一側部に形成され
た下方成形部、同じく他側部に形成された上方成形部を
それぞれ有し、下段側の上方成形部に上段側の下方成形
部を係合接続させて面構造を形成する面構造材におい
て、前記下方成形部には、面板部の下端部を下面側から
上方成形部側に折り返して形成された係合突出部を備え
ると共に、前記上方成形部には、面板部の上端部を前記
係合突出部と略平行となるように曲折して形成した傾斜
面部と、その端部を上面側に折り返して、上段側に隣接
する他の面構造材の係合突出部を抱持すべく形成された
抱持部と、この抱持部の端部から更にその上面側にて上
方に折り返して形成された延長部と、前記抱持部よりも
上位にて前記延長部から立ち上げ形成された起立部と、
この起立部の頂部にて上段側に隣接する他の面構造材の
面板部裏面に当接する支持部とを備え、これらの面構造
材を葺き合せた際に、傾斜面部に沿って挿入した他の面
構造材の係合突出部と当該係合突出部が嵌合した抱持部
との間に第1の係合部が形成されるとともに、支持部と
当該支持部が当接する面板部との間に第2の係合部が形
成されるように構成した。
上記構成により、例えば複数の面構造材を軒棟方向に葺
いて横葺き屋根を構成した場合、棟側、即ち上段側に位
置する屋根板の係合突出部は軒側、即ち下段側に位置す
る他の屋根板の抱持部に嵌入して第1の係合部を形成す
る。又、このとき延長部を介して第1の係合部よりも棟
側の位置にて立ち上がった起立部と、その頂部に位置す
る支持部とは、上段側に位置する他の面構造材の面板部
裏面に当接してこれを支持すると共に、当該当接部分に
第2の係合部を形成する。前記第1,第2の各係合部は、
延長部の長さに応じて離隔していて軒棟方向に長く、従
って十分な大きさの空間を画成する。又、第2の係合部
は第1の係合部よりも上方に位置している。従って、仮
に毛管現象により第1の係合部内に雨水等が浸入したと
しても、前記空間により、これが第2の係合部にまで達
することはなく、更に第1の係合部を横走りするような
強い風圧が作用したとしても、第1の係合部よりも奥ま
った位置に第2の係合部があるので、滞留していた水が
空間に吹き込まれるようなことがあっても、これが第2
の係合部を介して屋内側へと浸入して雨漏りを起こすよ
うなこともない。
いて横葺き屋根を構成した場合、棟側、即ち上段側に位
置する屋根板の係合突出部は軒側、即ち下段側に位置す
る他の屋根板の抱持部に嵌入して第1の係合部を形成す
る。又、このとき延長部を介して第1の係合部よりも棟
側の位置にて立ち上がった起立部と、その頂部に位置す
る支持部とは、上段側に位置する他の面構造材の面板部
裏面に当接してこれを支持すると共に、当該当接部分に
第2の係合部を形成する。前記第1,第2の各係合部は、
延長部の長さに応じて離隔していて軒棟方向に長く、従
って十分な大きさの空間を画成する。又、第2の係合部
は第1の係合部よりも上方に位置している。従って、仮
に毛管現象により第1の係合部内に雨水等が浸入したと
しても、前記空間により、これが第2の係合部にまで達
することはなく、更に第1の係合部を横走りするような
強い風圧が作用したとしても、第1の係合部よりも奥ま
った位置に第2の係合部があるので、滞留していた水が
空間に吹き込まれるようなことがあっても、これが第2
の係合部を介して屋内側へと浸入して雨漏りを起こすよ
うなこともない。
特に、本発明では上方成形部に設けた傾斜面部及び抱持
部との間に、上段側に隣接する他の面構造材の係合突出
部を挟み込むようにしたので、これらの係合部分に高い
強度が確保され、従って、強風雨時の浮き上がり現象が
抑えられる。
部との間に、上段側に隣接する他の面構造材の係合突出
部を挟み込むようにしたので、これらの係合部分に高い
強度が確保され、従って、強風雨時の浮き上がり現象が
抑えられる。
一方、上述したように延長部の末端にて立ち上がった起
立部と支持部とにより、上段側に位置する面構造材はそ
の下端部よりも幾らか上位の部分にて支持されることに
なり、従って面構造材全体としての耐荷重性能が向上す
る。
立部と支持部とにより、上段側に位置する面構造材はそ
の下端部よりも幾らか上位の部分にて支持されることに
なり、従って面構造材全体としての耐荷重性能が向上す
る。
更に、空間はその上下(軒棟)方向の十分な長さによっ
て防水上必要なだけの容積が確保されるので、その分だ
け面構造全体の厚さを小さくすることができる。更に、
上段側に位置する面構造材の係合突出部を下段側に位置
する他の面構造材の抱持部に係合させた状態では、当該
連接部分の両方の面構造材の面板部分が同一面を構成す
るので、段差を無くして平滑な構造面を形成することが
できる。
て防水上必要なだけの容積が確保されるので、その分だ
け面構造全体の厚さを小さくすることができる。更に、
上段側に位置する面構造材の係合突出部を下段側に位置
する他の面構造材の抱持部に係合させた状態では、当該
連接部分の両方の面構造材の面板部分が同一面を構成す
るので、段差を無くして平滑な構造面を形成することが
できる。
加えて、このような構造上、各面構造材はその施工基礎
面、例えば野地板に対して面板部が平行になるので、面
板部の裏面にバックアップ材を介装する場合には当該バ
ックアップ材として均等な肉厚のものをそのまま適用す
ればよく、従って面構造材の強度や断熱性、防音性を極
めて容易に向上させることができる。
面、例えば野地板に対して面板部が平行になるので、面
板部の裏面にバックアップ材を介装する場合には当該バ
ックアップ材として均等な肉厚のものをそのまま適用す
ればよく、従って面構造材の強度や断熱性、防音性を極
めて容易に向上させることができる。
以下、本発明による面構造材にて横葺き屋根を葺いた実
施例につき図面に基づいて説明する。
施例につき図面に基づいて説明する。
第1図はこの実施例による面構造材を使用して葺いた屋
根構造の側面図、第2図はその連結部分の詳細を示す拡
大図である。尚、図中の一点鎖線は野地板などの下地材
からなる屋根の基準面を示している。
根構造の側面図、第2図はその連結部分の詳細を示す拡
大図である。尚、図中の一点鎖線は野地板などの下地材
からなる屋根の基準面を示している。
第1図又は第2図において、面構造材(31)は、例えば
防錆用焼付け塗装などを施した所定巾の長尺鋼板からな
り、これをロール成形機などにより成形して、中央の平
坦な面板部(32)の軒側に向いた一端部(以下、軒側端
部と言う。)に下方成形部(33)を、同じく棟側に向い
た他端部(以下、棟側端部と言う。)に上方成形部(3
4)をそれぞれ連続して形成してある。
防錆用焼付け塗装などを施した所定巾の長尺鋼板からな
り、これをロール成形機などにより成形して、中央の平
坦な面板部(32)の軒側に向いた一端部(以下、軒側端
部と言う。)に下方成形部(33)を、同じく棟側に向い
た他端部(以下、棟側端部と言う。)に上方成形部(3
4)をそれぞれ連続して形成してある。
上記下方成形部(33)には、第2図に示したように、面
板部(32)の軒側端部から下方内側に向けて係合突出部
(36)を折り返してある。このように面構造材(31)を
屋根板として用いる場合には、この係合突出部(36)が
面板部(32)となす角度θaを、屋根基準面が水平面に
対してなす角度θbよりも小さくして、屋根面構成状態
で係合突出部(36)が軒側に傾斜するように図るのが防
水対策上好ましい。尚、(37)は前記係合突出部(36)
の縁部を折り返した縁曲げ部であり、この場合突出部
(36)の下方に巻き込んだ態様に仕上げてあるが、むろ
ん上方に形成するようにしてもよい。
板部(32)の軒側端部から下方内側に向けて係合突出部
(36)を折り返してある。このように面構造材(31)を
屋根板として用いる場合には、この係合突出部(36)が
面板部(32)となす角度θaを、屋根基準面が水平面に
対してなす角度θbよりも小さくして、屋根面構成状態
で係合突出部(36)が軒側に傾斜するように図るのが防
水対策上好ましい。尚、(37)は前記係合突出部(36)
の縁部を折り返した縁曲げ部であり、この場合突出部
(36)の下方に巻き込んだ態様に仕上げてあるが、むろ
ん上方に形成するようにしてもよい。
一方、上方成形部(34)には、面板部(32)の棟側端部
を、上記係合突出部(36)に対して略平行になる程度に
まで基準面側に折り曲げて傾斜面部(35)を形成すると
共に、その端部は上面側にて軒側方向に折り返して、上
段側に隣接する他の面構造材(31)の係合突出部(36)
を抱持すべく抱持部(38)が形成してある。又この抱持
部(38)の軒側端部からその上面側にて再度棟側方向に
折り返して平板状の延長部(39)が形成してある。この
場合、前記延長部(39)は傾斜面部(35)に沿って下降
したのち基準面に沿って棟側方向に延びる態様で形成し
てある。更に、前記延長部(39)の棟側に向いた端部か
らは、抱持部(38)の棟側端部よりも棟側の部位にて立
ち上がるように、つまり第2図においてl2≧l1となるよ
うに起立部(40)が立ち上げてある。又、この起立部
(40)の頂部には、上段側に隣接する他の面構造材(3
1)の面板部裏面に当接するように軒側に向けて支持部
(41)が折り曲げ形成してある。(50)は吊子、(51)
は吊子(50)又は起立部(40)とバックアップ材(45)
との間の隙間である。
を、上記係合突出部(36)に対して略平行になる程度に
まで基準面側に折り曲げて傾斜面部(35)を形成すると
共に、その端部は上面側にて軒側方向に折り返して、上
段側に隣接する他の面構造材(31)の係合突出部(36)
を抱持すべく抱持部(38)が形成してある。又この抱持
部(38)の軒側端部からその上面側にて再度棟側方向に
折り返して平板状の延長部(39)が形成してある。この
場合、前記延長部(39)は傾斜面部(35)に沿って下降
したのち基準面に沿って棟側方向に延びる態様で形成し
てある。更に、前記延長部(39)の棟側に向いた端部か
らは、抱持部(38)の棟側端部よりも棟側の部位にて立
ち上がるように、つまり第2図においてl2≧l1となるよ
うに起立部(40)が立ち上げてある。又、この起立部
(40)の頂部には、上段側に隣接する他の面構造材(3
1)の面板部裏面に当接するように軒側に向けて支持部
(41)が折り曲げ形成してある。(50)は吊子、(51)
は吊子(50)又は起立部(40)とバックアップ材(45)
との間の隙間である。
この実施例による面構造材(31)を屋根構造に組み上げ
るには、屋根構造の基礎をなす垂木や野地板(図示せ
ず)の上に、まず最も軒先側の端部に位置する面構造材
(31)を吊子及び釘等の固定具を使用して取り付ける。
るには、屋根構造の基礎をなす垂木や野地板(図示せ
ず)の上に、まず最も軒先側の端部に位置する面構造材
(31)を吊子及び釘等の固定具を使用して取り付ける。
次に、この下段側に位置する面構造材(31)の上方成形
部(34)に、棟側に位置する上段側面構造材(31)の下
方成形部(33)を係合して、この上段側面構造材(31)
も同じく吊子等の固定具を使用して屋根基礎上に固定す
る。詳細には、上方成形部(34)の抱持部(38)の内側
に下方成形部(33)の係合突出部(36)を前方から挿入
して、突出部(36)を抱持部(38)に嵌合する。
部(34)に、棟側に位置する上段側面構造材(31)の下
方成形部(33)を係合して、この上段側面構造材(31)
も同じく吊子等の固定具を使用して屋根基礎上に固定す
る。詳細には、上方成形部(34)の抱持部(38)の内側
に下方成形部(33)の係合突出部(36)を前方から挿入
して、突出部(36)を抱持部(38)に嵌合する。
このような作業を軒側から棟側へと次々に行って、必要
な枚数だけ面構造材(31)を連接してゆくことにより、
横葺き屋根が構成されるのである。
な枚数だけ面構造材(31)を連接してゆくことにより、
横葺き屋根が構成されるのである。
そして、このようにして組み上げられた状態において
は、軒棟方向に相互に隣接する複数の面構造材(31)の
連接部は、第2図に示したように棟側に隣接する面構造
材(31)の係合突出部(36)が、軒側に位置する面構造
材(31)の傾斜面部(35)と抱持部(38)との間に挟持
された態様となって多重構造の第1の係合部(42)を形
成すると共に、支持部(41)が棟側面構造材(31)の面
板部(32)の裏面に当接してこれを支持する部分に、第
2の係合部(43)を形成する。
は、軒棟方向に相互に隣接する複数の面構造材(31)の
連接部は、第2図に示したように棟側に隣接する面構造
材(31)の係合突出部(36)が、軒側に位置する面構造
材(31)の傾斜面部(35)と抱持部(38)との間に挟持
された態様となって多重構造の第1の係合部(42)を形
成すると共に、支持部(41)が棟側面構造材(31)の面
板部(32)の裏面に当接してこれを支持する部分に、第
2の係合部(43)を形成する。
前記各係合部(42),(43)は、延長部(39)の長さ、
この場合l2の長さ分だけ離隔して十分な容積の空間(4
4)を画成している。又、第2の係合部(43)は、水返
しに当たる起立部(40)の頂部に在って第1の係合部
(42)よりも上方に位置している。このことにより、本
発明の作用として説明した通り、仮に第1の係合部(4
2)を介して前記空間(44)へと雨水等が浸入したとし
ても、これが第2の係合部(43)を介して屋内側へと浸
入するようなことは無く、空間(44)の損面つまり延長
部(39)の上面を排水面として側方へと導かれ、外部に
排出される。
この場合l2の長さ分だけ離隔して十分な容積の空間(4
4)を画成している。又、第2の係合部(43)は、水返
しに当たる起立部(40)の頂部に在って第1の係合部
(42)よりも上方に位置している。このことにより、本
発明の作用として説明した通り、仮に第1の係合部(4
2)を介して前記空間(44)へと雨水等が浸入したとし
ても、これが第2の係合部(43)を介して屋内側へと浸
入するようなことは無く、空間(44)の損面つまり延長
部(39)の上面を排水面として側方へと導かれ、外部に
排出される。
又、上述したように面構造材(31)の軒側の先端部にて
多重構造の第1の係合部(42)を形成するので、この部
分の結合強度が極めて高く、従って強い風圧が作用した
としても浮き上がりを起こすようなことが無く、係合部
分への塵や埃の侵入が防止される。又、空間(44)に雨
水が浸入したとしても、これが風圧により巻あげられに
くいので、極めて優れた防水性が発揮される。
多重構造の第1の係合部(42)を形成するので、この部
分の結合強度が極めて高く、従って強い風圧が作用した
としても浮き上がりを起こすようなことが無く、係合部
分への塵や埃の侵入が防止される。又、空間(44)に雨
水が浸入したとしても、これが風圧により巻あげられに
くいので、極めて優れた防水性が発揮される。
一方、延長部(39)の末端にて立ち上がった起立部(4
0)と支持部(41)とにより、棟側に位置する面構造材
(31)はその軒側端部よりも幾らか棟側の部分にて支持
されることになり、従って面構造材全体としての強度及
び剛性が向上して、積雪等の荷重に対して十分な耐性を
示す。特に、この実施例では面板部(32)の裏面に、面
構造材(31)の高さに相当する厚さを有するバックアッ
プ材(45)を介装してあるので、このバックアップ材
(45)により面板部(32)の全体にわたって高度な剛性
を保持させられると共に、優れた断熱性及び防音性が発
揮される。
0)と支持部(41)とにより、棟側に位置する面構造材
(31)はその軒側端部よりも幾らか棟側の部分にて支持
されることになり、従って面構造材全体としての強度及
び剛性が向上して、積雪等の荷重に対して十分な耐性を
示す。特に、この実施例では面板部(32)の裏面に、面
構造材(31)の高さに相当する厚さを有するバックアッ
プ材(45)を介装してあるので、このバックアップ材
(45)により面板部(32)の全体にわたって高度な剛性
を保持させられると共に、優れた断熱性及び防音性が発
揮される。
又、空間(44)はその軒棟方向の十分な長さによって防
水上必要なだけの容積が確保されるので、その分だけ傾
斜面部(35)及び起立部(40)等の上下方向の寸法を小
さくすることができ、それだけバックアップ材(45)の
厚さを必要最小限に抑えられる。更に、棟側に位置する
面構造材(31)の係合突出部(36)を軒側に位置する他
の面構造材(31)の抱持部(38)に係合させた状態で
は、当該連接部分の両方の面構造材(31)の面板部(3
2)が同一面を構成するので、段差を無くして極めて平
滑な屋根面を形成することができる。
水上必要なだけの容積が確保されるので、その分だけ傾
斜面部(35)及び起立部(40)等の上下方向の寸法を小
さくすることができ、それだけバックアップ材(45)の
厚さを必要最小限に抑えられる。更に、棟側に位置する
面構造材(31)の係合突出部(36)を軒側に位置する他
の面構造材(31)の抱持部(38)に係合させた状態で
は、当該連接部分の両方の面構造材(31)の面板部(3
2)が同一面を構成するので、段差を無くして極めて平
滑な屋根面を形成することができる。
ところで、上記面構造材(31)において、その第1の係
合部(42)に以下に説明するような簡単な加工を施すこ
とにより、その結合強度及び耐候性をより高めることが
できる。
合部(42)に以下に説明するような簡単な加工を施すこ
とにより、その結合強度及び耐候性をより高めることが
できる。
これは、第1の係合部(42)に予荷重を設定しておくこ
とによる。即ち、傾斜面部(35)と抱持部(38)とが相
互に所定の圧力で接する程度に予め両者が弾接するよう
にたわめておき、棟方向に他の面構造材(31)を連結す
る際に、前記傾斜面部(35)と抱持部(38)との間に係
合突出部(36)を弾性的に挟持するように図るのであ
る。これにより下方成形部(33)と上方成形部(34)の
相互間により強い連結力が発揮されて、強風圧作用時の
屋根面の浮き上がり、及びこれに原因する塵の侵入や雨
漏りを一層確実に防止することができる。
とによる。即ち、傾斜面部(35)と抱持部(38)とが相
互に所定の圧力で接する程度に予め両者が弾接するよう
にたわめておき、棟方向に他の面構造材(31)を連結す
る際に、前記傾斜面部(35)と抱持部(38)との間に係
合突出部(36)を弾性的に挟持するように図るのであ
る。これにより下方成形部(33)と上方成形部(34)の
相互間により強い連結力が発揮されて、強風圧作用時の
屋根面の浮き上がり、及びこれに原因する塵の侵入や雨
漏りを一層確実に防止することができる。
次に、本発明による面構造材の他の実施例につき、第3
図に基づいて説明する。
図に基づいて説明する。
これは、下方成形部(33)を形成するにあたり、面板部
(32)の下端部をいちど垂直下方に折り曲げて垂下面部
(36A)を形成し、この垂下面部(36A)の下端部から係
合突出部(36)を折り返したものである。垂下面部(36
A)の上下(軒棟)方向の位置は、係合突出部(36)
を、下方に位置する他の面構造材(31)の抱持部(38)
に挿入して相互に連結した状態において、当該下方に隣
接する他の面構造材(31)の傾斜面部(35)の開始点
(q)よりも若干の巾(r)だけ上方に位置するように
形成されており、このときに前記傾斜面部(35)との間
に生じる落差を埋めて面一状態を形成しうるように、そ
の高さが決めてある。
(32)の下端部をいちど垂直下方に折り曲げて垂下面部
(36A)を形成し、この垂下面部(36A)の下端部から係
合突出部(36)を折り返したものである。垂下面部(36
A)の上下(軒棟)方向の位置は、係合突出部(36)
を、下方に位置する他の面構造材(31)の抱持部(38)
に挿入して相互に連結した状態において、当該下方に隣
接する他の面構造材(31)の傾斜面部(35)の開始点
(q)よりも若干の巾(r)だけ上方に位置するように
形成されており、このときに前記傾斜面部(35)との間
に生じる落差を埋めて面一状態を形成しうるように、そ
の高さが決めてある。
この実施例の面構造材(31)によれば、屋根面等を形成
した際に、垂下面部(36A)が平滑面から退避した態様
の溝様部分を等間隔で形成するので、これを視覚上のア
クセントとして屋根面等に個性を付与することができ
る。又、当該溝様部分によって相互に隣接する複数の面
構造材(31)の面板部(32)同士が若干離れた状態にな
るので、仮に基礎部分の不整等に原因して隣接する面板
部(32)の高さに差が生じても、これが視覚的に目立た
ないという効果がある。その他の点については第1の実
施例と実質的に同一であるので、図面上同一の部分に同
一の符号を付して説明を省略する。
した際に、垂下面部(36A)が平滑面から退避した態様
の溝様部分を等間隔で形成するので、これを視覚上のア
クセントとして屋根面等に個性を付与することができ
る。又、当該溝様部分によって相互に隣接する複数の面
構造材(31)の面板部(32)同士が若干離れた状態にな
るので、仮に基礎部分の不整等に原因して隣接する面板
部(32)の高さに差が生じても、これが視覚的に目立た
ないという効果がある。その他の点については第1の実
施例と実質的に同一であるので、図面上同一の部分に同
一の符号を付して説明を省略する。
尚、実施例は本発明による面構造材を主として屋根構造
に適用した例を示したものであるが、言うまでもなく本
発明はこのような屋根構造に限らず、建物の壁面にも適
用することができる。
に適用した例を示したものであるが、言うまでもなく本
発明はこのような屋根構造に限らず、建物の壁面にも適
用することができる。
以上説明してきた通り、本発明の面構造材によれば、上
段側に位置する面構造材の係合突出部と下段側に位置す
る他の面構造材の抱持部とによる第1の係合部に加え
て、この第1の係合部よりも上方に位置する支持部と、
上段側面構造材の面板部裏面とにより比較的上方に位置
する第2の係合部を形成し、かつ、これらの上下方向に
離隔した係合部間に大きな空間を画成するようにしたの
で、仮に第1の係合部内へと雨水や埃等が浸入し、更に
係合部内を横走りするような強い風圧を受けたとして
も、それにより空間に浸入した雨水等が屋内側へと回り
込んで雨漏りを起こすようなことがなく、従って極めて
優れた防水性が得られる。
段側に位置する面構造材の係合突出部と下段側に位置す
る他の面構造材の抱持部とによる第1の係合部に加え
て、この第1の係合部よりも上方に位置する支持部と、
上段側面構造材の面板部裏面とにより比較的上方に位置
する第2の係合部を形成し、かつ、これらの上下方向に
離隔した係合部間に大きな空間を画成するようにしたの
で、仮に第1の係合部内へと雨水や埃等が浸入し、更に
係合部内を横走りするような強い風圧を受けたとして
も、それにより空間に浸入した雨水等が屋内側へと回り
込んで雨漏りを起こすようなことがなく、従って極めて
優れた防水性が得られる。
特に、本発明では上方成形部に設けた傾斜面部と抱持部
との間に、上段側に隣接する他の面構造材の係合突出部
を挟持するようにして多重構造の係合部を形成するよう
にしたので、これらの係合部分に強い強度を確保して強
風雨時の面構造材の浮き上がり現象を抑え、この浮き上
がり現象に原因する塵の堆積や雨漏りを効果的に防止す
ることができる。
との間に、上段側に隣接する他の面構造材の係合突出部
を挟持するようにして多重構造の係合部を形成するよう
にしたので、これらの係合部分に強い強度を確保して強
風雨時の面構造材の浮き上がり現象を抑え、この浮き上
がり現象に原因する塵の堆積や雨漏りを効果的に防止す
ることができる。
又、本発明の面構造材では、第1の係合部よりも上方に
延びる延長部の末端にて起立部を立ち上げ、当該起立部
とその頂部に形成した支持部とにより、上段側の面構造
材をその下端部よりも幾らか上位の部分にて支持するよ
うにしたので、面構造材全体として高い強度及び剛性を
付与でき、即ち積雪等の大荷重に対抗しうる十分な耐荷
重性が得られる。尚、面板部の裏面にバックアップ材を
介装した場合にはより高い強度及び剛性が得られるが、
このとき、当該バックアップ材として均等な肉厚のもの
をそのまま適用することができるので、屋根や壁面の強
度、断熱性、防音性を極めて容易に向上させることがで
きる。
延びる延長部の末端にて起立部を立ち上げ、当該起立部
とその頂部に形成した支持部とにより、上段側の面構造
材をその下端部よりも幾らか上位の部分にて支持するよ
うにしたので、面構造材全体として高い強度及び剛性を
付与でき、即ち積雪等の大荷重に対抗しうる十分な耐荷
重性が得られる。尚、面板部の裏面にバックアップ材を
介装した場合にはより高い強度及び剛性が得られるが、
このとき、当該バックアップ材として均等な肉厚のもの
をそのまま適用することができるので、屋根や壁面の強
度、断熱性、防音性を極めて容易に向上させることがで
きる。
更に、本発明の面構造材によれば、各係合部を軒棟方向
に離隔した構成とすることにより、防水上必要なだけの
空間容積を確保するようにしたので、それだけ空間の前
後を仕切る傾斜及び起立部等の上下方向の寸法を小さく
抑えることができ、しかも上段側に位置する面構造材の
係合突出部を下段側に位置する他の面構造材の抱持部に
係合させた状態で当該連接部分の両方の面構造材の面板
部分が同一面を構成するので、外観上平滑な整然とした
面構造が得られる。
に離隔した構成とすることにより、防水上必要なだけの
空間容積を確保するようにしたので、それだけ空間の前
後を仕切る傾斜及び起立部等の上下方向の寸法を小さく
抑えることができ、しかも上段側に位置する面構造材の
係合突出部を下段側に位置する他の面構造材の抱持部に
係合させた状態で当該連接部分の両方の面構造材の面板
部分が同一面を構成するので、外観上平滑な整然とした
面構造が得られる。
第1図は本発明による面構造材の一実施例を示す屋根構
造の側面図、第2図はその要部拡大図である。第3図は
同じく他の実施例を示す屋根構造の側面図である。第4
図と第5図はそれぞれ従来の屋根構造の側面図である。 (1),(11)……屋根板 (2),(12)……面板部(従来例) (3),(13)……軒側係合部 (4),(16)……棟側係合部 (14)……垂下面部(従来例) (15)……係合突出部(従来例) (17)……抱持部(従来例) (18)……起立部(従来例) (19)……空間部 (31)……面構造材 (32)……面板部 (33)……下方成形部 (34)……上方成形部 (35)……傾斜面部 (36)……係合突出部 (36A)……垂下面部 (37)……縁曲げ部 (38)……抱持部 (39)……延長部 (40)……起立部 (41)……支持部 (42)……第1の係合部 (43)……第2の係合部 (44)……空間 (45)……バックアップ材 (50)……吊子 (51)……隙間
造の側面図、第2図はその要部拡大図である。第3図は
同じく他の実施例を示す屋根構造の側面図である。第4
図と第5図はそれぞれ従来の屋根構造の側面図である。 (1),(11)……屋根板 (2),(12)……面板部(従来例) (3),(13)……軒側係合部 (4),(16)……棟側係合部 (14)……垂下面部(従来例) (15)……係合突出部(従来例) (17)……抱持部(従来例) (18)……起立部(従来例) (19)……空間部 (31)……面構造材 (32)……面板部 (33)……下方成形部 (34)……上方成形部 (35)……傾斜面部 (36)……係合突出部 (36A)……垂下面部 (37)……縁曲げ部 (38)……抱持部 (39)……延長部 (40)……起立部 (41)……支持部 (42)……第1の係合部 (43)……第2の係合部 (44)……空間 (45)……バックアップ材 (50)……吊子 (51)……隙間
Claims (1)
- 【請求項1】長尺金属板の長手方向中央部に面板部、こ
の面板部の一側部に形成された下方成形部、同じく他側
部に形成された上方成形部をそれぞれ有し、下段側の上
方成形部に上段側の下方成形部を係合接続させて面構造
を形成する面構造材において、前記下方成形部には、面
板部の下端部を下面側から上方成形部側に折り返して形
成された係合突出部を備えると共に、前記上方成形部に
は、面板部の上端部を前記係合突出部と略平行となるよ
うに曲折して形成した傾斜面部と、その端部を上面側に
折り返して、上段側に隣接する他の面構造材の係合突出
部を抱持すべく形成された抱持部と、この抱持部の端部
から更にその上面側にて上方に折り返して形成された延
長部と、前記抱持部よりも上位にて前記延長部から立ち
上げ形成された起立部と、この起立部の頂部にて上段側
に隣接する他の面構造材の面板部裏面に当接する支持部
とを備え、これらの面構造材を葺き合せた際に、傾斜面
部に沿って挿入した他の面構造材の係合突出部と当該係
合突出部が嵌合した抱持部との間に第1の係合部が形成
されるとともに、支持部と当該支持部が当接する面板部
との間に第2の係合部が形成されることを特徴とする建
築用の面構造材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11602989A JPH076258B2 (ja) | 1989-05-11 | 1989-05-11 | 建築用の面構造材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11602989A JPH076258B2 (ja) | 1989-05-11 | 1989-05-11 | 建築用の面構造材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02296957A JPH02296957A (ja) | 1990-12-07 |
| JPH076258B2 true JPH076258B2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=14676996
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11602989A Expired - Fee Related JPH076258B2 (ja) | 1989-05-11 | 1989-05-11 | 建築用の面構造材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076258B2 (ja) |
-
1989
- 1989-05-11 JP JP11602989A patent/JPH076258B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02296957A (ja) | 1990-12-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |