JPH076273Y2 - 降灰対策建物 - Google Patents

降灰対策建物

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JPH076273Y2
JPH076273Y2 JP3678492U JP3678492U JPH076273Y2 JP H076273 Y2 JPH076273 Y2 JP H076273Y2 JP 3678492 U JP3678492 U JP 3678492U JP 3678492 U JP3678492 U JP 3678492U JP H076273 Y2 JPH076273 Y2 JP H076273Y2
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roof
gutter
eaves
ash
rainwater
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JP3678492U
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唯志 菅
正毅 武部
博幸 久兼
重治 河野
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Nikken Sekkei Ltd
Yodogawa Steel Works Ltd
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Nikken Sekkei Ltd
Yodogawa Steel Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋根の軒先の下方に張
出屋根を有する形態の建物において、降灰対策を施した
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、貨物配送センターなどの建物は
屋根が高く、屋根の軒先の下方に低い張出屋根を設け
て、この張出屋根の下側に運搬車両が出入りできる形態
を採っている。その場合の屋根には軒先に軒樋を設け、
屋根の上の雨水はこの軒樋に受けて流している。これが
従来の一般形態である。問題は火山灰が屋根に降り積も
った場合である。例えば、鹿児島市内では年間を通じて
かなりの降灰がみられる。その場合にも、従来の屋根構
造では屋根上面に堆積した降灰を雨水と共に軒樋で受け
て流すことになる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし既存の軒樋は当
然のことながら勾配が緩くて流れが悪い。従って軒樋に
至った降灰は雨水と共に流出せず、軒樋内にたまって軒
樋が詰まりがちとなる。このような軒樋の詰まりは、人
が屋根に登って撤去作業をすれば済むことではあるが、
高所での作業になるため危険を伴う。そのため、放置さ
れがちであり、堆積した降灰の重みで軒樋の損傷や落下
などを招いているのが現状である。更に問題なのは、屋
根に堆積した降灰は降雨時に雨水と共に屋根上面を一気
に降下する。その際に、軒先から前方へ軒樋をオーバー
ランして大きく飛び出して行く。また軒樋の詰まりがこ
れに更なる拍車をかけて、軒樋からあふれ出した灰混じ
りの雨水が周りに飛散し、張出屋根上に又軒下の壁部に
飛び散り後処理が大変となる。
【0004】そこで本考案の目的は、屋根に堆積した降
灰を軒樋で受ける従来形態に代えて、降灰を雨水と共に
軒先から前方へ飛び出ないようにしたうえで、降灰混じ
りの雨水を軒先から張出屋根上の受樋にまとめて直接に
受け止めたのち地上に流せるようにし、以て降灰の撤去
作業が安全に行えて降灰が周りに飛び散らないようにし
た降灰対策建物を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、図1に示すご
とく屋根1の軒先2の下方に張出屋根3を有する建物に
おいて、軒先2の前方に飛散防止板19を設け、張出屋
根3には飛散防止板19の下方でこれに沿う方向に受樋
20を設けたものである。
【0006】屋根1が山部5と谷部6とが交互に形成さ
れた折版屋根材1aで葺かれている場合は、飛散防止板
19を折版屋根材1aの山部5に固定し、飛散防止板1
9の下端部22を谷部6側に折り曲げておき、軒先2に
て谷部6から前方に飛び出そうとする雨水や降灰を該下
端部22で受けて受樋20に落下させる。受樋20は張
出屋根3に吸音材30を介して支持し、受樋20の底壁
26にこれの長手方向へ沿って突条27を設ける。
【0007】
【作用】飛散防止板19は、屋根1に堆積した降灰が雨
水と共に軒先2に流れて来たとき、これらが勢い余って
軒先2から斜め前方に大きく飛び出すのを受け止めて防
止する。そして飛散防止板19は降灰混じりの雨水が軒
先2から張出屋根3の受樋20に集中して落下するよう
にガイドする。屋根1の軒先2において、飛散防止板1
9は折版屋根材1aの谷部6を跨ぐ状態でこれの山部5
に直に取り付ける。吸音材30は屋根1から受樋20に
雨水が落下して来る際に、受樋20から発する騒音を柔
らげる。受樋20の底壁26に設けた突条27は、受樋
20に落下して来る雨水を受けて分散させ、騒音防止の
作用を果たす。
【0008】
【考案の効果】本考案によれば、屋根上面を流れ下って
来る降灰混じりの雨水が軒先2から前方に勢い余って飛
び出すのを飛散防止板19で確実に規制できる。従って
屋根1からの降灰が降雨時に建物の周りに飛散するのを
よく防止できる。飛散防止板19は張出屋根3の上面に
降灰が飛散することもよく防止し、張出屋根3上の受樋
20で集中的に降灰混じりの雨水を受けることになる。
しかるに張出屋根3は屋根1に比べて低い位置にあるの
で、これに人が登るのも楽であり、張出屋根3の上面お
よび特に受樋20に降灰が堆積しても、該当部位の撤去
作業は安全かつ容易に行える。
【0009】屋根1は山部5と谷部6とが交互に形成さ
れた折版屋根材1aで葺き、その山部5に飛散防止板1
9を直に取り付けるようにしたので、屋根1の軒先2に
対する飛散防止板19の施工が容易に行える。そのうえ
で、飛散防止板19の下端部22を谷部6側に折り曲げ
てあるから、谷部6を流れる降灰混じりの雨水を該下端
部22で確実に受け止めて受樋20に正しく落下案内さ
せることができる。
【0010】受樋20は張出屋根3に吸音材30を介し
て支持したうえで、受樋20の底壁26に突条27を長
手方向に沿って設け、該突条27で屋根1からの雨水を
分散して受けるようにしたので、受樋20からの騒音を
有効に抑制できる利点を有する。
【0011】
【実施例】図面は本考案を貨物配送センターの建物に適
用した実施例を示しており、図1に示すごとく屋根1の
軒先2の下方に張出屋根3を有しており、張出屋根3の
下方に貨物車4が集配のために出入りできる。屋根1は
棟の高さが20m、棟から軒先2までの長さが25m、
勾配が10/100の切り妻形であり、折版屋根材1a
で葺かれている。折版屋根材1aは、図3に示すごとく
山部5と谷部6とが交互に形成された塗装鋼板たとえば
フッソ樹脂塗装鋼板からなり、隣接する折版屋根材1a
どうしは山部6の頂面にてハゼ締めされている(図5参
照)。各折版屋根材1aは、ハゼ締部7内に介在する公
知の吊り子(図示省略)を介して屋根受け材に固定す
る。
【0012】折版屋根材1aは、軒先2において図4に
示すごとく斜め下向きに丸く折り曲げ形成されており、
この折曲部9を介して更に下方に延びている。そしてこ
の軒先2は図2に示すごとく補強材10を介して建物の
壁11に支持している。
【0013】図3において張出屋根3は、棟と谷が交互
に形成されたM形屋根であり、山部13と谷部14とを
有する折版屋根材3aで葺かれている。各屋根材3aは
塗装鋼板、たとえばフッソ樹脂塗装鋼板からなり、図7
に示すごとく山部13が複数のコンビネーションボルト
15を介して母屋35に固定されている。この張出屋根
3は地面から約5mの高さに位置する。
【0014】図3に示すように、屋根1の軒先2に沿っ
て飛散防止板19を配置し、張出屋根3の上面には飛散
防止板19に沿って受樋20を設ける。この飛散防止板
19を設けることによって雨水ならびに降灰混じりの雨
水が谷部6をつたって受樋20に流れ落ちる。飛散防止
板19は厚みが0.8mm、上下幅が450mmのステンレス
板からなり、図4ないし図6に示すごとく軒先2におけ
る折版屋根材1aの山部5に谷部6を跨ぐ状態でステン
レス製の取付金具21を介して固定する。飛散防止板1
9は、その下端部22が前記折曲部9の下側に配置され
ており、櫛刃形に突出した下端部22を谷部6側に折り
曲げてある。
【0015】取付金具21は、図5に示すごとく断面門
形に形成されており、ハゼ締部7を避けて山部5の頂面
に複数のボルト23などで固定されており、取付金具2
1の頂壁にボルト24で飛散防止板19が固定されてい
る。
【0016】受樋20は、図2に示すごとく飛散防止板
19の略真下に位置しており、その平坦な底壁26の左
右幅方向の中央部位に前後の長手方向に沿う突条27が
上向きに突設されている。受樋20は図7に示すよう
に、左右の各側壁29および平坦な底壁26を有する一
対の亜鉛メッキ鋼板からなり、裏面には発泡ポリエチレ
ンフォームからなる防音材30が付着されている(図8
では防音材30を省略してある)。前記、受樋20は一
枚の鋼板を折曲して形成してもよい。図7において突条
27は、対をなす鋼板の各連結端を上方に折り曲げて形
成してあり、各連結端どうしが重なった状態で母屋35
に固定の受け材31にボルト32などで締結されてい
る。この連結端間には適宜シール材33を介在させてお
く。突条27の幅は約175mm、高さは150mmに設定
した。受樋20は左右の側壁29・29間の寸法が12
00mm、各側壁29の高さが400mmの大きさで、軒先
2の下端から前方に250mmの位置に突条27が位置す
る。突条27は、軒先2から飛散防止板19を介して降
灰混じりの雨水が集中的に落下する箇所に設ける。
【0017】図7において受樋20の側壁29の外側は
水切りカバー34を介して張出屋根3の折版屋根材3a
につなぐ。すなわち水切りカバー34の上端側は、母屋
35に固定の保持材36に側壁29の上端と共にボルト
37などで固定してあり、水切りカバー34の下端側は
コンビネーションボルト15で折版屋根材3aの山部1
3に固定する。
【0018】張出屋根3の棟において隣接する受樋20
の上端部は、図3と図8に示すように棟押さえ39で覆
ってある。張出屋根3の谷においては、図9に示すごと
く隣接する受樋20の下端部を対向させてその真下に谷
樋40を配置した。谷樋40は、亜鉛メッキ鋼板を凹形
に形成して軒げた41間に固定してあり、壁11側に配
置した縦樋42に通じている。
【0019】屋根1に堆積した降灰が、雨水と共に折版
屋根材1aの谷部6を流れて軒先2に至ると、勢い余っ
て軒先2の折曲部9から斜め下方に飛び出そうとする。
しかし、飛散防止板19の下端部22は谷部6側に折り
曲げてあるので、飛散防止板19の内側に降灰混じりの
雨水が当たって前方への飛び出しを規制し、谷部6に沿
って落下するよう案内する。雨水の流速が弱い場合はそ
のまま谷部6を流れることになる。軒先2において谷部
6を流れる降灰や雨水は、軒先2の下端から張出屋根3
上の受樋20に落下する。
【0020】受樋20に落下した降灰や雨水の大半は、
突条27によって分散されたのち底壁26を流れること
になる。受樋20は張出屋根3の棟から谷に向けて斜め
に設けてあるので、これに落下した降灰混じりの雨水は
速やかに谷樋40へと流れ、最終的に縦樋42を介して
地上に流れ出る。
【0021】降灰混じりの雨水が屋根1の軒先2から受
樋20に落下する際に、かなりの落差があるので、受樋
20上でかなりの騒音が出る。この点、受樋20の平坦
な底壁26には突条27を設けてあるので、この突条2
7が底壁26の強度を確保するとともに、降灰混じりの
雨水を受樋20内で分散状に受け止める機能を果たし、
前記吸音材30と相まって騒音を抑制する。
【0022】(別実施態様例)上記の実施例における屋
根1は、軒先2を斜め下方に折り曲げて延出してある
が、本考案はこのように斜め下方に軒先2が延出する形
態に限定されない。また、山部5と谷部6とが交互に形
成された折版屋根材1aで葺かれた屋根1に限られず、
平坦な屋根でもよい。その場合は、飛散防止板19を屋
根1の上面から浮かせた状態で軒先2に部分的に固定す
ればよい。飛散防止板19は、屋根1の軒先2に限られ
ず、建物の壁11側から支持材を突出させてその支持材
に固定することも可能である。受樋20の形状や幅など
は、軒先2の下端と受樋20との間の寸法などによって
変更するとよい。特に、騒音対策を充分に施しておきた
い場合には、受樋20を制振鋼板で形成し、その裏面側
に吸音材30を配置するとよい。突条27は横断面台形
に限らず、三角形若しくは円弧状に形成してもよい。ま
た、本考案は火山灰の降灰地域の建物について記載した
が、工場地帯等の塵埃の溜まる場所にも適用できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】建物全体を概略的に示す正面図である。
【図2】飛散防止板と受樋の位置関係を示す縦断正面図
である。
【図3】屋根と張出屋根とを示す斜視図である。
【図4】軒先の縦断正面図である。
【図5】図4におけるA−A線断面図である。
【図6】飛散防止板を下側から見た斜視図である。
【図7】受樋の取り付け状態を説明する縦断正面図であ
る。
【図8】張出屋根における棟部分の縦断側面図である。
【図9】張出屋根における谷樋部分の縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 屋根 1a 折版屋根材 2 軒先 3 張出屋根 5 山部 6 谷部 19 飛散防止板 20 受樋 22 下端部 26 底壁 27 突条 30 吸音材
フロントページの続き (72)考案者 武部 正毅 大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目6番2号 株式会社日建設計内 (72)考案者 久兼 博幸 大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目6番2号 株式会社日建設計内 (72)考案者 河野 重治 大阪府大阪市中央区南本町4丁目1番1号 株式会社淀川製鋼所内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根1の軒先2の下方に張出屋根3を有
    する建物において、 軒先2の前方に飛散防止板19を設けてあり、 張出屋根3には飛散防止板19の下方でこれに沿う方向
    に受樋20を設けてあることを特徴とする降灰対策建
    物。
  2. 【請求項2】 屋根1が、山部5と谷部6とが交互に形
    成された折版屋根材1aで葺かれており、 飛散防止板19は、その下端部22を折版屋根材1aの
    谷部6側に折り曲げた状態で山部5に固定されている請
    求項1記載の降灰対策建物。
  3. 【請求項3】 張出屋根3に受樋20を吸音材30を介
    して支持し、 受樋20の底壁26に、これの長手方向にわたって突条
    27が設けられている請求項1又は2記載の降灰対策建
    物。
JP3678492U 1992-04-30 1992-04-30 降灰対策建物 Expired - Lifetime JPH076273Y2 (ja)

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JP3678492U JPH076273Y2 (ja) 1992-04-30 1992-04-30 降灰対策建物

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JPH0620677U JPH0620677U (ja) 1994-03-18
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JP4723426B2 (ja) * 2006-06-29 2011-07-13 ジェイアール東海建設株式会社 屋根板及び屋根構造
JP5970047B2 (ja) * 2014-11-10 2016-08-17 日鉄住金鋼板株式会社 レール固定部材

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