JPH0763543A - 層厚測定方法及びその装置 - Google Patents

層厚測定方法及びその装置

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JPH0763543A
JPH0763543A JP21054493A JP21054493A JPH0763543A JP H0763543 A JPH0763543 A JP H0763543A JP 21054493 A JP21054493 A JP 21054493A JP 21054493 A JP21054493 A JP 21054493A JP H0763543 A JPH0763543 A JP H0763543A
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JP
Japan
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layer thickness
hole
layer
ultrasonic
ultrasonic wave
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JP21054493A
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English (en)
Inventor
Asaaki Yanaka
雅顕 谷中
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】細孔の内周面の鍍金層の層厚を超音波により測
定する方法を提供する。 【構成】超音波発信器10と超音波受信器12とは、プ
リント回路基板2を挟んで対向して配置されている。こ
れら発信器10及び受信器12は、凹面42に沿って同
心状に配置された複数の超音波送受波部50を有する。
発信器10の各送波部50からスルーホール4へ超音波
を入射させると、スルーホール4の内周面のコーティン
グ層に高入射角で超音波が入射し、コーティング層に非
対称0次のラム波が励起される。このとき、スルーホー
ル4を通じて受信器12に受信される超音波の強度スペ
クトラム分布にディップ周波数fc が観測される。この
cから、d=C/fc (ここでCは、入射角θの下で
非対称0次のラム波が励起されるときの予め与えられた
ディップ周波数fc と層厚dとの積)により層厚dを算
出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、孔の壁面の層厚を超
音波により測定する方法及びその装置に関する。例え
ば、プリント回路基板の電子部品装着用のスルーホール
の内周壁面上に形成された鍍金層の層厚測定が本発明の
技術分野に含まれる。
【0002】
【従来の技術】プリント回路基板のスルーホールの内周
壁面のコーティング層の厚さを検査する一つの方法は、
破壊測定である。即ち、スルーホールの径方向に沿って
基板を破断し、その断面を光学顕微鏡で観察して層厚を
視認する。この方法の不都合は、製品を損う上に時間も
要するので、非効率的な点である。
【0003】一方、非破壊に層厚を測定する方法として
は、電導率を利用した測定が公知である。この方法で
は、スルーホールの上面と下面とにそれぞれ電極を接続
し、コーティング層の抵抗率を検出することにより層厚
が測定される。この方法の不都合は、コーティング層の
抵抗率には経時変化があり、測定困難な場合が生じるこ
とである。また、被測定ホールの上面と下面とが、その
被測定ホールのコーティング層以外の部位(例えば被測
定ホールに対して回路パターンで導通している他のスル
ーホール)を通じて電気的に導通している場合には、測
定できないことである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来技術の不都合を解消し、孔の壁面の層厚を非破
壊で高精度に測定できる層厚測定方法及びその装置を提
供することである。
【0005】
【課題を達成するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一面側から他面側へ貫通された孔を有
し、この孔は、表面に層が形成された壁により側周面を
規定されてなる基体に対し、孔の壁の層厚dを超音波に
より測定する方法及びその装置を提供する。
【0006】ここで本発明の方法は、基体の一面側に配
置され、凹面に沿って配置された複数の超音波送信部を
有する超音波送信手段から、広帯域の周波数を有する超
音波を基体の孔の壁の層に対して入射角θで入射させる
行程と、基体の他面側に配置され、凹面に沿って配置さ
れた複数の超音波受信部を有する超音波受信手段によ
り、超音波送信手段から送信された超音波を基体の孔を
通じて受信する行程と、受信された超音波の強度スペク
トラムを測定する行程と、測定された強度スペクトラム
から、強度スペクトラムの極小を生じるディップ周波数
c を検出する行程と、基体の材料、層の材料及び入射
角θの組み合わせで定まり、且つ非対称0次のラム波が
励起されるときの予め与えられた固有値Cと、検出され
たディップ周波数fc とに基づいて、層厚dを算出する
行程とからなる。
【0007】一方、本発明の装置は、基体の一面側に配
置され、凹面に沿って配置された複数の超音波送信部を
有し、広帯域の周波数を有する超音波を基体の孔の壁の
層に対して入射角θで入射させる超音波送信手段と、基
体の他面側に配置され、凹面に沿って配置された複数の
超音波受信部を有し、超音波送信手段から送信された超
音波を基体の孔を通じて受信する超音波受信手段と、受
信された超音波の強度スペクトラムを測定する手段と、
測定された強度スペクトラムから、強度スペクトラムの
極小を生じるディップ周波数fc を検出する手段と、基
体の材料、層の材料及び入射角θの組み合わせで定まる
予め与えられた固有値Cと、検出されたディップ周波数
c とに基づいて、層厚dを算出する手段とからなる。
【0008】本発明の実施例によれば、超音波を基体の
孔の壁の層に対して入射角θで入射させた際には、基体
の孔の壁の層に非対称0次のラム波が励起される。
【0009】本発明の実施例によれば、層厚dは、d=
C/fc に従って算出される。
【0010】
【作用】例えば、壁の層に非対称0次のラム波が励起さ
れたときの超音波のディップ周波数fc と層厚dとの積
c ・dは、基体の材料、層の材料及び入射角θの組み
合わせに応じて定まる固有値Cである。
【0011】また、非対称0次のラム波が励起されたと
き、層から基体へエネルギーが漏洩するなどの原因によ
り、反射波の強度スペクトラムが極小となる。従って、
入射角θの下で非対称0次のラム波が励起されるときの
Cの値が明らかであれば、このC値とディップ周波数f
c とから層厚dが求まる。
【0012】
【実施例】図1及び図2は本発明に係る層厚測定方法を
実現するための装置を示す。この装置は、プリント回路
基板2のスルーホール4の内面のコーティング層を測定
するためののものである。以下の説明では、回路基板2
の長さ、幅、厚み方向をそれぞれX,Y,Z方向とす
る。
【0013】層厚測定装置は、プリント回路基板2を支
持してX方向に駆動するXステージ6と、このXステー
ジを支持してY方向に駆動するYステージ8と、Z方向
に沿ってプリント回路基板2を挟んで対向可能に配置さ
れた超音波発信器10及び超音波受信器12とを備え
る。これら発信器10及び受信器12の構造については
後述する。
【0014】発信器10は、これをX,Y,Z方向へ駆
動するためのX−Y−Z駆動機構14aに支持され、更
にX−Y−Z駆動機構aはアーム16に支持されてい
る。X−Y面における超音波受信器12の位置は固定さ
れている。しかし、受信器12は、これをZ方向へ駆動
するためのZ駆動機構14bに支持されていることが好
ましい。
【0015】発信器10には、これにパルス信号を与え
て広帯領域の超音波を発信させるためのパルスジェネレ
ータ18が接続されている。受信器12には、その出力
を増幅するための増幅器20、増幅器の出力からデータ
化された反射波の時間波形を形成するためのディジタル
オシロスコープ22、ディジタルオシロスコープの出力
から反射波の強度スペクトラムを形成するためのFFT
(高速フーリエ変換)アナライザ24、FFTアナライ
ザの出力に基づいて層厚を算出するための演算装置2
6、算出された層厚を表示するための表示器28が順次
に接続されている。
【0016】パルスジェネレータ18の周波数は、キー
ボート等の入力装置30を通じてコントローラ32によ
り設定され、X,Yステージ6、8及びX−Y−Z駆動
機構14は入力装置30を通じてコントローラ32に制
御される。演算装置26もコントローラ32により制御
される。
【0017】演算装置26には、層厚dを求めるための
式、 d=C/fc ……(1) (ここでfc はディップ周波数であり、Cは、非対称0
次のラム波が励起されるときの予め与えられた固有値
(fc ・d)であり、基体(本実施例においてはプリン
ト回路基板2)の材料、層(本実施例においてはコーテ
ィング層4a)の材料及び入射角θの組み合わせで定ま
る。)が記憶されている。Cの値は実験によらなくて
も、例えば、D.E.Chimenti,A.H.Nayfen,D.L.Butlerによ
り"Jounal of Applied Physics"53(1),P170(1982) に開
示された方法を用いて算出することができる。
【0018】図3に示すように、発信器10及び受信器
12は、複数の超音波圧電素子が球凹面上に同心円状に
配列されたアンニュラー型トランスデューサである。こ
のトランスデューサは、例えば、一端に球凹面42が形
成された円筒状の音響レンズ40と、この音響レンズ中
に球凹面42に対して同心円状に配置された複数の棒状
電極44と、一面が棒状電極の一端に接するように球凹
面42上に形成された圧電膜46と、この圧電膜の他面
に貼付された球凹面状の金属基板48とからなる。パル
スジェネレータ18からの電圧は、複数の棒状電極44
と球凹面状の金属基板48との間に印加される。
【0019】このようなアンニュラー型トランスデュー
サによれば、図4に示すように、球凹面42において、
複数の棒状電極44の配置位置に相当する部分50が超
音波の送受波される部位である。従って、このトランス
デューサは、球凹面42に沿って複数の超音波圧電素子
が配置された構成と見做せる。また、トランスデューサ
の焦点を試料面上に設定すれば、試料の微小領域に対
し、斜め(入射角θ)に集束超音波を入射させることが
できる。
【0020】上述の図3及び図4を参照した構成は、ア
ンニュラー型トランスデューサの構成の一例を示したに
すぎず、複数の超音波圧電素子を凹面に沿って配置させ
るものであれば、他の構成を用いてもよい。このような
アンニュラー型トランスデューサの詳細は、特開平3−
156308号公報に開示されている。
【0021】層厚測定に際しては、回路基板2及び/ま
たは発信器10を移動させ、図2に示すように、スルー
ホール4を通じて発信器10と受信器12を対向させ
る。ここで発信器10と受信器12との間には超音波伝
播媒体(一般には水)が介在されているものとする。
【0022】このような状態で発信器10からスルーホ
ール4へ超音波を発信させると、図に示すように発信波
は集束して焦点52に達した後、拡がりつつ進行する。
その結果、発信器10からの波は、スルーホール4の内
周面に形成されたコーティング層4aに対して斜めに入
射し、コーティング層4aに非対称0次のラム波が励起
される。一方、コーティング層4aで反射した波は、受
信器12に受信される。
【0023】非対称0次のラム波が励起されたときは、
コーティング層4aから基板2へ音波のエネルギーが漏
洩すること等に起因して、FFTアナライザ24による
強度スペクトラム分布にディップが観測される。FFT
アナライザ24は、その検索機能によりディップ周波数
c を検索し、これを演算装置26に与える。演算装置
は(1) 式に従って層厚dを算出する。非対称0次(A0
モード)のラム波は、約70°〜約90°の入射角の範
囲でCの値が殆ど変化しない特性を有するため、層厚d
を正確に求めることができる。演算装置26は(1) 式に
従って層厚dを算出する。
【0024】図5は一例として銅に対する入射角とC値
との関係を示す。図中の各々の曲線は、ラム波の一つの
モードを示す。アンニュラー型トランスデューサにおい
ては、超音波の入射角は僅かに幅を有する。仮に、S0
やA1 などのモードを使用すると、C値も幅を持つの
で、スペクトラム分布上のディップも拡がり、ディップ
周波数fc を特定し難い恐れがある。しかし、コーティ
ング層4aの層厚測定では、スルーホール4と発信器1
0との配置関係に起因して、コーティング層4aに対す
る入射角が比較的に大きく(約70°以上)になるので
0 モード(非対称0次)を使用することになる。この
0 モードは上述のように入射角に幅があってもC値の
拡がりが小さく、ディップ周波数fc の特定が容易な鋭
いディップを期待できる。
【0025】本実施例のように、発信器10の駆動機構
14aに加えて、受信器12がZ軸駆動機構14bを有
するならば、発信器10及び受信器12をZ軸方向に移
動させながら測定することにより、コーティング層4a
のZ軸方向の膜厚変化を走査することができる。
【0026】上述の実施例において、強度スペクトラム
を形成するための検出系は、ディジタルオシロスコープ
22とFFTアナライザ24との組み合わせに限らず、
超音波スペクトロスコピーのための種々の測定系を使用
することができる。
【0027】また、プリント回路基板2の板厚、スルー
ホール4の径によっては、必ずしも非対称0次のラム波
を用いる必要はない。この場合のC値としては、非対称
0次のラム波に代えて、観測すべき波が励起されるとき
の固有値を用いることができる。
【0028】更に、本発明の層厚測定対象は、プリント
回路基板2のスルーホール4のコーティング層4aに限
定されるものではなく、微細な孔の内周面に形成された
層の層厚測定に広く応用できる。ここで測定対象の層は
金属である必要はなく、非導電性の層でも測定可能であ
るため、広範な用途が期待できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の層厚測定方
法及び装置によれば、孔の壁面の層に超音波を入射させ
ることにより、層厚を非破壊で高精度に測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る層厚装置を示す模式図で
ある。
【図2】図1における発信器と受信器とスルーホールと
の位置関係を基板を破断して示す図である。
【図3】図1における発信器または受信器の構造を示す
断面図である。
【図4】図3の発信器または受信器の球凹面における超
音波の送受波部の配置を示す平面図である。
【図5】様々なモードのラム波についての銅に対する入
射角とC値との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
2…プリント回路基板(基体)、4…スルーホール
(孔)、10…超音波発信器(超音波発信手段)、12
…超音波受信器(超音波受信手段)、24…FFTアナ
ライザ(強度スペクトラム分布測定手段)、26…演算
装置(演算手段)42…凹面、50…超音波送受波部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面側から他面側へ貫通された孔を有
    し、この孔は、表面に層が形成された壁により側周面を
    規定されてなる基体に対し、孔の壁の層厚dを超音波に
    より測定する方法であって、 基体の一面側に配置され、凹面に沿って配置された複数
    の超音波送信部を有する超音波送信手段から、広帯域の
    周波数を有する超音波を基体の孔の壁の層に対して入射
    角θで入射させる行程と、 基体の他面側に配置され、凹面に沿って配置された複数
    の超音波受信部を有する超音波受信手段により、超音波
    送信手段から送信された超音波を基体の孔を通じて受信
    する行程と、 受信された超音波の強度スペクトラムを測定する行程
    と、 測定された強度スペクトラムから、強度スペクトラムの
    極小を生じるディップ周波数fc を検出する行程と、 基体の材料、層の材料及び入射角θの組み合わせで定ま
    る予め与えられた固有値Cと、検出されたディップ周波
    数fc とに基づいて、層厚dを算出する行程と、からな
    る層厚測定方法。
  2. 【請求項2】 超音波を基体の孔の壁の層に対して入射
    角θで入射させる行程が、非対称0次のラム波を励起さ
    せる行程を含む請求項1記載の層厚測定方法。
  3. 【請求項3】 層厚dを算出する行程が、下式、 d=C/fc に従って層厚dを算出する請求項1または2記載の層厚
    測定方法。
  4. 【請求項4】 一面側から他面側へ貫通された孔を有
    し、この孔は、表面に層が形成された壁により周囲を規
    定されてなる基体に対し、孔の壁の層厚dを超音波によ
    り測定する装置であって、 基体の一面側に配置され、凹面に沿って配置された複数
    の超音波送信部を有し、広帯域の周波数を有する超音波
    を基体の孔の壁の層に対して入射角θで入射させる超音
    波送信手段と、 基体の他面側に配置され、凹面に沿って配置された複数
    の超音波受信部を有し、超音波送信手段から送信された
    超音波を基体の孔を通じて受信する超音波受信手段と、 受信された超音波の強度スペクトラムを測定する手段
    と、 測定された強度スペクトラムから、強度スペクトラムの
    極小を生じるディップ周波数fc を検出する手段と、 基体の材料、層の材料及び入射角θの組み合わせで定ま
    る予め与えられた固有値Cと、検出されたディップ周波
    数fc とに基づいて、層厚dを算出する手段と、からな
    る層厚測定装置。
  5. 【請求項5】 超音波送信手段が、基体の孔の壁の層に
    非対称0次のラム波を励起させる請求項4記載の層厚測
    定装置。
  6. 【請求項6】 層厚dを算出する手段が、下式、 d=C/fc に従って層厚dを算出する請求項4または5記載の層厚
    測定装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103292754A (zh) * 2013-07-06 2013-09-11 河北联合大学 多介质层超声波测厚方法

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