JPH076428U - 柵用継手構造 - Google Patents

柵用継手構造

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JPH076428U
JPH076428U JP4052093U JP4052093U JPH076428U JP H076428 U JPH076428 U JP H076428U JP 4052093 U JP4052093 U JP 4052093U JP 4052093 U JP4052093 U JP 4052093U JP H076428 U JPH076428 U JP H076428U
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文彦 菅
知子 大高
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トーア・スチール株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構造により支柱に対してビームを上下、
左右、斜めの全方向に任意に角度設定するすることがで
き、しかも施工性が良好な柵用継手構造を提供する。 【構成】支柱1にビームを連架するために用いられる継
手であって、該継手が、取付けボルト7と、支柱1に接
する曲率状の口縁40を有し凸曲面41の頂部に開孔4
2を備えた半球状部材4と、樋状断面の底部に雌ねじ付
き突起53を有し、先端に前記凸曲面41に対応する凹
曲面部51を有しその凹曲面部51の中央にボルト径よ
りも十分に大きな径の調整用孔52を有する下継手部材
5と、突き合せ時に前記下継手部材5とで円筒を構成す
べき樋状断面をなし、前記雌ねじ付き突起53に対応す
る位置に連結ねじ8の挿入孔65を有する上継手部材6
とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は道路柵、フェンス、手摺りなどに用いられる柵用継手構造に関するも のである。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】
道路柵、フェンスなど支柱と支柱の間にビームを横架した構造物に関して、実 開昭60−159016号公報が提案されている。この先行技術においては、取 付け金具として支柱の曲率に合致する曲率の底部を有する筒状体を使用し、この 筒状体の底部を支柱に当接してねじで支柱に固定し、筒状体にビームの端部を挿 入し、ビーム軸線と直交するねじによって筒状体とビームを連結した構造となっ ている。 しかしながら、この先行技術によれば横棒の端部が露出しないものの、横棒と 筒状体は支柱に対し縦方向、横方向および斜め方向は動くことができない。この ため、設置場所が傾斜地であるような場合に適合させることができず、また左右 支柱の位置ずれなどに則した横棒の横架調整を行えず、コーナー部において両方 向の横棒を鋭角や鈍角にセットすることができないという問題があり、このよう な取付け角度を設ける場合には、別途特殊な金具を使用しなければならない不具 合があった。加えて、この先行技術では横棒を安定して仮置き、位置決めするこ とができないため施工性が悪く、また、横棒を連結するための筒状体の雌ねじが 袋ねじであるため、増し締めを行うことができず、横棒を強固に連結することが 困難であるという問題があった。
【0003】 一方、実開平4−122723号公報には、図16のように、底面を凹球面状 としたパイプ状取付け金具100を使用し、これと支柱1との間に周縁が支柱外 面に当接する球座金101を介装し、球座金101とパイプ状取付け金具100 と支柱1をボルト102で結合し、パイプ状取付け金具100に横棒200を挿 着してボルト結合した構造が提案されている。 しかしながら、この構造では、施工に当たってパイプ状取付け金具100の軸 線方向から長尺な横棒200の端部を挿入する煩雑な手間を要し、しかも、連結 用のボルトの挿通位置合せのためパイプの挿脱や周方向回転を行わなければなら ないため、作業性と作業能率が悪いという問題があった。また、この先行技術で は、パイプ状取付け金具100の底部にボルトと同程度の孔103が形成され、 支柱1と球座金101にボルト径よりも大きな通孔104,105が形成されて いる。このため、この先行技術ではパイプ状取付け金具100がボルト102と 一緒にしか動くことができない。すなわち、パイプ状取付け金具100だけをボ ルト102の軸線と交差する方向に自由に角度を変化することができない。この ため角度可調整範囲が限定され、広角度の調整を行うことができない。ことに中 間支柱の場合、ボルト102は支柱1を貫通して左右のパイプ状取付け金具と球 座金を結合するため、片側のパイプ状取付け金具の角度を変えると、他側のパイ プ状取付け金具が反対方向に角度を変化してしまい、ビーム取付け角度を実質的 に調整できないという問題があった。
【0004】 本考案は前記のような問題点を解消するために考案されたもので、その目的と するところは、簡単な構造により支柱に対してビームを上下、左右、斜めの全方 向に任意に角度設定するすることができ、しかも施工性が良好な柵用継手構造を 提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、支柱にビームを連架するために用いられる 継手であって、該継手が、支柱に接する曲率状の口縁を有し凸曲面の頂部に開孔 を備えた半球状部材と、樋状断面の底部に雌ねじ付き突起を有し、先端に前記凸 曲面に対応する凹曲面部を有しその凹曲面部の中央にボルト径よりも十分に大き な径の角度調整用孔を有する下継手部材と、突き合せ時に前記下継手部材とで円 筒を構成すべき樋状断面をなし、前記雌ねじ付き突起に対応する位置に連結ねじ の挿入孔を有する上継手部材とを備えている構成としたものである。 前記半球状部材と下継手部材は相対変位可能に連結された1部品となってもよ く、また半球状部材の開孔はボルト軸径よりも十分に大きく形成されていてもよ い。
【0006】
【作用】
支柱に半球状部材が当接され、この半球状部材の凸曲面部に下継手部材の凹曲 面部が接し、しかもその凹曲面部の中央にボルト径よりも十分に大きな径の角度 調整用孔を有しているため、半球状部材に対して筒体(下継手部材と上継手部材) そのものを上下、左右、斜めの任意の方向に変位させることができるため、ビー ム取付け角度を著しく拡大することができ、直線水平状だけでなく、傾斜さらに は支柱の曲りにも自在に対応することができる。さらに半球状部材の開孔をボル ト軸径よりも大きくしたときには、半球状部材そのものを支柱の表面に沿って移 動できるため、ビーム取付け調整角度を一段と広くすることができる。 また、施工上も、下継手部材が樋状をなしその樋底に雌ねじ付き突起があるた め、下継手部材と半球状部材とを支柱にボルトで仮締めした状態でビームの端部 を下継手部材に載せれば、ビームの端部の開孔が雌ねじ付き突起に嵌まるため瞬 時に位置決めされ、ビームを持って所望方向に振ることにより前記下継手部材が 半球状部材と相対移動し、あるいはさらに半球状部材が支柱表面で移動するため きわめて簡単かつ正確にビーム角度調整を行うことができる。
【0007】
【実施例】
以下本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。 図1と図7は本考案による柵用継手構造を適用した道路柵を示しており、1a は第1支柱、1bは第2支柱、1cは第3支柱、1dは第4支柱、1eは第5支 柱であり、それぞれ耐食処理を施したスチールパイプからなっている。第1支柱 1aは第2支柱1b以降よりも高位にあり、第3支柱1cと第5支柱1eはコー ナ支柱であり、第2支柱1bないし第5支柱1e間には図示しないがそれぞれ1 本以上の支柱がある。なお、特定の支柱を指さない場合、以後支柱を1の符号で 表示することにする。 各支柱1にはそれぞれビーム取付け位置にボルト挿通孔10が設けられている 。このボルト挿通孔10は丸孔でもよい。また、ビーム取付け角度の調整範囲を 広くしたい場合には図5と図6の仮想線で示すように長孔としてもよい。 2は少なくとも1本のビームであり、耐食処理を施したスチールパイプからな っており、この実施例ではビーム2は独立した3本であるが、2本のビーム間を 縦ビームで連結した形式のものでもよい。いずれにしてもビーム2の端部には後 述する雌ねじ付突起よりも径の大きな開孔20,20が形成されている。
【0008】 3は本考案による柵用継手であり、図8に分解状態を示している。柵用継手3 は、支柱1に当接する半球状部材4と、該半球状部材4と相対摺動可能な下継手 部材5と、該下継手部材5とでビーム端部外周を囲む筒体を構成する上継手部材 6と、半球状部材4を貫いて下継手部材5から支柱1内へまたは支柱1から下継 手部材5に達する長さを持つ取付けボルト7および上継手部材6と下継手部材5 とビーム2とを結合する連結ねじ8を備えている。 まず、半球状部材4は鉄系金属板を絞り加工するなどして作られたものであり 、図8のように支柱1の外周面に対応する曲率を持った口縁部40を有し、凸曲 面41はリブ状突起や凹部のない平滑な曲率面をなし、中央部には取付けボルト 7の挿通が可能な開孔42を有している。開孔42は図6や図7(b)のようにボ ルト軸径と1〜2mm程度のクリアランスを有する大きさであってもよいし、図3 、図5、図7のようにボルト軸径よりもはるかに大きな径(例えば1.5〜2倍 以上)であってもよい。なお、半球状部材4は口縁部40から適度な高さまで筒 状部となっているものを含む。 下継手部材5と上継手部材6は、鉄系金属板をプレス加工するなどして作られ ており、下継手部材5は半円弧状の樋状部50の前端に前記半球状部材4の凸曲 面41と合致した曲率の凹曲面部51を一体形成している。凹曲面部51の上半 部510は樋状部50の径よりも適度に小さな径の半円状輪郭をなすように樋状 部50の上縁から突出している。
【0009】 上継手部材6は下継手部材5とで円筒を形成し得るように半円弧状の樋状部6 0を有し、樋状部60の前端には凹曲面部51の上半部周縁と密接するように反 転屈曲部63が形成され、その反転屈曲部63の周方向両端が上半部510の基 端と樋状部50の上縁をつなぐ段部500に当接するようになっている。さらに 上継手部材6は、樋状部60の下縁に続いて、下継手部材5との突合せ時に樋状 部50の外面に重なるカバー部64が形成されている。 前記凹曲面部51は、リブ状突起の嵌まる溝や突起などのない平滑な曲率面と なっており、中央部には調整用孔52が形成されている。この調整用孔52は好 ましくは360度方向での角度調整を行えるように真円形状である。かつ、調整 用孔52は取付けボルト7の軸径よりも十分に大きく、例えば1.5〜3倍とす る。調整用孔52の径の上限は、下継手部材5を半球状部材4と相対角度変化さ せたときに、取付けボルト7の頭部またはナット7’あるいはそれらの下に介装 したワッシャ9の外面が下継手部材5や上継手部材6の樋状部50,60の表面 に当接しない範囲までである。ワッシャ9に代えて座付きのボルトやナットを使 用してもよい。 図10は半球状部材4の開孔42の径dと下継手部材5の調整用孔52の径d 1 との関係を示しており、(a)はd<d1とした例を、(b)はd=d1とした例を 、(c)はd>d1とした例を示している。
【0010】 前記下継手部材5は、樋状部50の所定樋底部位に雌ねじ付き突起53を有し ている。この雌ねじ付き突起53は下継手部材5の外面に通じており、この例で はビーム2の開孔20よりも径の小さいナットを樋状部50に形成した通孔50 1にかしめ、溶接などの手法で固定することによって構成されている。これに対 し、上継手部材6には雌ねじ付き突起53と同位置に連結ねじ8を挿入する挿入 孔65が形成されている。連結ねじ8はたとえば丸皿ねじが用いられ、雌ねじ付 き突起53に進入しやすいようにテーパ棒先を有している。
【0011】 取付けボルト7は通常のボルトのほか、図7(b)で例示するようにボルト軸先端 に可転頭片70を枢着したハンガーボルト形式のものを使用してもよい。 図9は本考案における柵用継手の別の実施例を示している。この実施例では、 半球状部材4と下継手部材5とが相対摺動可能な1部品となっている。すなわち 、下継手部材5の凹曲面部51には外周が調整用孔52に嵌合した短リング45 の鍔部450がかしめあるいは溶接によって固定されている。短リング45は半 球状部材4の開孔42を貫くように伸び、端部に開孔42よりも径の大きな曲率 状の鍔部451を有している。したがって、下継手部材5は半球状部材4と分離 不可能に連結されるが、下継手部材5は半球状部材4と相対摺動自在である。
【0012】 なお、支柱1は図3のように上端部に任意形状のキャップ1aを嵌着している 。この実施例においては、キャップ1aは抜け止め突起付きの弾性脚12を間隔 的に備えた接続部材11を溶接等により固定しており、さらに接続部材11の1 80度対称位置には、長孔130を有するブラケット部13が形成されている。 このような構造によれば、弾性脚12のばね力と抜け止め突起の係合による固定 作用だけでなく、ブラケット部13,13を支柱1のボルト挿通孔10,10に 位置させ、取付けボルト7を長孔130,130を貫通させることによりキヤッ プ6aの確実な抜け止めを図ることができる。
【0013】 前記柵用継手3は中間支柱1b,1c,1bにおいては180度対称位置に配 され、ボルト挿通孔10,10に挿通した取付けボルト7とナット7’によって 締結される。端末支柱1aやコーナー支柱1eにおいて、取付けボルト7はボル ト挿通孔10,10を貫通させてナットによって締結してもよいが、外観を考慮 する場合には、無頭ボルトを使用して両端をナットで締付けてもよいし、頭付き ボルトを支柱に挿入してボルト挿通孔10から外部に突出させ、ナットで締付け てもよい。簡便には前記したようなハンガーボルト形式のものを使用する。
【0014】
【実施例の作用】
本考案の柵用継手の使用法と作用を説明すると、例えば中間支柱においては、 下継手部材5の調整用孔52と半球状部材4の開孔42に取付けボルト7(必要 に応じてワッシャ9を挿通したもの)を挿通し、その取付けボルト7を支柱1のボ ルト挿通孔10または10,10通し、ボルト挿通孔から突出するボルト軸に他 側用の半球状部材4と下継手部材5を挿通し、下継手部材5,5内に突出するボ ルト軸にナット7’(必要に応じてワッシャ9を併用)を螺合し、下継手部材5 ,5がぐらつかない程度に仮締めする。この状態が図15であり、となりの支柱 も同様に柵用継手を取り付けておく。 なお、キャップ6aとして実施例に示すものを使用する場合には、支柱に取付 けボルト7を貫通させる前に、キャップ6aを支柱上端に嵌合させ、接続部材1 1のブラケット部13に設けてある長孔130に取付けボルト7を貫通させるも ので、これでキッャプ6aは取外し不能に固定される。 図15の状態では下継手部材5,5が台座のように張り出しており、そこでビ ーム2の端部を下継手部材5に載せれば、下継手部材5は樋底部位に雌ねじ付き 突起53があるため、ビーム2の開孔20が雌ねじ付き突起53に嵌まり、ビー ム2の長手方向と周方向の位置決めが瞬時に完了する。 この状態でビーム2の他端をとなりの支柱の下継手部材に載せれば、同様に長 手方向と周方向の位置決めされる。この時にとなりあう支柱同士に上下、左右、 斜めのずれがある場合、ビーム2を持って希望する方向に動かせば、半球状部材 4と下継手部材5が相対移動し、あるいはさらに半球状部材4と支柱1とが相対 移動するため、簡単確実かつ正確にビーム角度を調整することができる。
【0015】 すなわち、半球状部材4の凸曲面41に開孔42があり、凸曲面41と接する 下継手部材5の凹曲面部51に大きな径の調整用孔52がある。そこで、下継手 部材5は取付けボルト7が調整用孔52に当接する限度まで半球状部材4の凸曲 面41上を360°の任意の方向に移動することができる。 半球状部材4の凸曲面41の開孔42をボルト軸径と近似した寸法にした場合 でも、ビーム2を振ることによって、図6と図7(b)のように下継手部材5が 半球状部材4上を移動する。 半球状部材4の凸曲面41の開孔42をボルト軸径より十分に大きく形成した 場合には、支柱1のボルト挿通孔10がボルト軸径と近似する円孔であっても、 ビーム2を動かすことにより、半球状部材4は図5と図7(a)のようにビーム2 の振り方向と反対方向でかつ取付けボルト7が開孔42に当接するまで支柱表面 を動き、この状態で下継手部材5が半球状部材4上を移動する。したがって、ビ ーム2を広い角度範囲で振らせることができる。この例ではワッシャ9が下継手 部材5の樋状部50に当接するまで移動できる。なお、このケースと次のケース においては、半球状部材4と下継手部材5を相対変位なしに一体のまま上下、左 右、斜めに移動することもできる。 支柱のボルト挿通孔10を長孔にし、取付けボルト7としてハンガーボルトを 使用した場合には、取付けボルト7それ自体を振ることができるため、半球状部 材4と下継手部材5を一体にしたまま、取付けボルト7を軸として(支柱の中心 を軸として)大きく動かすことができる。したがって、ビーム2をきわめて広い 角度範囲で振らすことができる。
【0016】 図11は支柱1のボルト挿通孔10を横長孔とした場合の角度調整を示してお り、イの状態から半球状部材4と下継手部材5を一体にしたままで第1段として ロの状態に角度を変化させ、さらにこの状態で第2段として下継手部材5のみを 動かすことにより、ハのようにビーム角度を変化させることができる。例えば、 取付けボルト径を10mmとし、支柱のボルト挿通孔を12mmφ×30mmの長孔と し、開孔42の径を20mmφとし、調整用孔52の径を16mmφとし、取付けボ ルト7としてハンガーボルトを使用した場合、第1段ではα=16°の角度変化 を行え、第2段だけでβ=17°の角度変化を得ることができる。従って、この 場合には114°〜180°〜246°の角度調整が可能である。 図12と図13はコーナーに適用した例であり、90度位置に柵継手3,3を 取付けた場合、上記条件では第1段と第2段で53°の鋭角にまで角度変化させ ることができ、また第1段と第2段で150°の鈍角にまで角度変化させること ができる。 図14は傾斜角度の調整を示しており、支柱1のボルト挿通孔10が円孔でも 横長孔の場合でも、取付けボルトが貫通でもハンガーボルトでも、調整用孔52 の径が26mmφのときに下継手部材5を動かすだけで水平に対し約±15°の角 度変化が可能であり、半球状部材4をも動かすと水平に対し約±22°の角度変 化が可能である。 図6のように支柱1のボルト挿通孔10を12mmφの円孔とし、これに取付け ボルト7を支柱に貫通させ、半球状部材4の凸曲面41の開孔42の径をボルト 挿通孔10と同径の12mmφとし、調整用孔52の径を24mmφに設定した場合 、半球状部材4が位置固定で下継手部材5だけを動かしても、360°の方位で1 4°の角度変化を得ることができ、従ってこの場合でも152°〜180°〜2 08°の角度調整が可能である。さらに、上記条件で凸曲面41の開孔42を2 0mmφとした場合には、半球状部材4を支柱に沿って動かすことにより360°の 方位で20°の角度変化を得ることができるため、この場合には140°〜18 0°〜220°の角度変化が可能である。
【0017】 上記のような角度調整において、ビーム2の開孔20が下継手部材5の雌ねじ 付き突起53に嵌まっているため、ビーム2に何ら位置ずれを与えず簡単に行う ことができる。このように角度の調整が終わったならば、ナット7’を回動して 本締めする。これで角度は固定され、支柱1と半球状部材4と下継手部材5は結 合される。 ついで、上継手部材6を下継手部材5に被せば、ねじ挿入孔65がビーム2の 開孔20および雌ねじ付き突起53と同心状に位置されるから、連結ねじ8をね じ挿入孔53に挿入して締め付ければよく、この場合、上面からの締付け作業の ため容易であり、かつ雌ねじ付き突起の雌ねじは下継手部材5を貫通しているた め増し締めが可能であり、強固に上継手部材6と下継手部材5およびビーム2を 結合することができる。なお、上継手部材6は下縁にカバー部64,64を有し ているため、ビーム2の径に多少誤差があっても目立たなくすることができる。 第2実施例のように下継手部材5と半球状部材4を一体化した場合には、部品 数を減らすことができ、取扱いが容易となる。
【0018】 以上説明した本考案によるときには、取付けボルト7と、支柱1に接する曲率 状の口縁40を有し凸曲面41の頂部に開孔42を備えた半球状部材4と、樋状 断面の底部に雌ねじ付き突起53を有し、先端に前記凸曲面41に対応する凹曲 面部51を有しその凹曲面部51の中央にボルト径よりも十分に大きな径の調整 用孔52を有する下継手部材5と、突き合せ時に前記下継手部材5とで円筒を構 成すべき樋状断面をなし、前記雌ねじ付き突起53に対応する位置に連結ねじ8 の挿入孔65を有する上継手部材6とを備えているため、柵として使用される支 柱間に横ビームを横架する場合に、特殊な部品を使用することなく簡単な構造に より、直線水平、傾斜、曲りを正確に施工することができ、その施工もきわめて 簡単で、能率よく行うことができるというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した柵の一例を示す側面図であ
る。
【図2】同じくその平面図である。
【図3】図1における第2支柱部分の拡大断面図であ
る。
【図4】図3の縦断面図である。
【図5】図2における第3支柱部分の拡大横断面図であ
る。
【図6】図2における第3支柱部分の別の実施例を示す
拡大横断面図である。
【図7】図1における第1支柱部分の拡大断面図であ
る。
【図8】本考案における柵継手の一例を示す分解斜視図
である。
【図9】本考案における柵継手の他の実施例を上継手部
材を省略して示す側面図である。
【図10】本考案における半球状部材と下継手部材の孔
関係を示す説明図である。
【図11】本考案における角度調整範囲を例示する平面
図である。
【図12】本考案におけるコーナー部の角度調整範囲を
例示する平面図である。
【図13】本考案におけるコーナー部の角度調整範囲を
例示する平面図である。
【図14】本考案における傾斜角度調整度合いを例示す
る平面図である。
【図15】本考案継手を支柱に取り付けた状態を示す斜
視図である。
【図16】従来の柵継手を示す断面図である。
【符号の説明】
1 支柱 2 ビーム 4 半球状部材 5 下継手部材 6 上継手部材 7 取付けボルト 8 連結ボルト 10 ボルト挿通孔 40 口縁 41 凸曲面 42 開孔 50 樋状部 51 凹曲面部 52 調整用孔 53 雌ねじ付き突起

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支柱1にビームを連架するために用いられ
    る継手であって、該継手が、取付けボルト7と、支柱1
    に接する曲率状の口縁40を有し凸曲面41の頂部に開
    孔42を備えた半球状部材4と、樋状断面の底部に雌ね
    じ付き突起53を有し、先端に前記凸曲面41に対応す
    る凹曲面部51を有しその凹曲面部51の中央にボルト
    径よりも十分に大きな径の調整用孔52を有する下継手
    部材5と、突き合せ時に前記下継手部材5とで円筒を構
    成すべき樋状断面をなし、前記雌ねじ付き突起53に対
    応する位置に連結ねじ8の挿入孔65を有する上継手部
    材6とを備えていることを特徴とする柵用継手構造。
  2. 【請求項2】半球状部材4と下継手部材5が相対摺動可
    能に連結されているものを含む請求項1に記載の柵用継
    手構造。
  3. 【請求項3】半球状部材4の開孔42がボルト径よりも
    十分に大きく、下継手部材5の調整用孔52が上記開孔
    径と同等以上であるものを含む請求項1または請求項2
    に記載の柵用継手構造。
  4. 【請求項4】上継手部材6が下縁に下継手部材5の上縁
    を外囲するカバー部64,64を有するものを含む請求
    項1ないし請求項3のいずれかに記載の柵用継手構造。
  5. 【請求項5】取付けボルト7がハンガーボルトを含む請
    求項1ないし請求項4のいずれかに記載の柵用継手構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011196142A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Sekisui Jushi Co Ltd 防護柵のビーム取付構造
JP2013155562A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Sankyotateyama Inc 建築構造体

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0596115U (ja) * 1992-06-04 1993-12-27 神鋼建材工業株式会社 防護柵の横桟取付け用金具

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