JPH0764362B2 - パイプ保護用端部キャップ - Google Patents

パイプ保護用端部キャップ

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JPH0764362B2
JPH0764362B2 JP61181826A JP18182686A JPH0764362B2 JP H0764362 B2 JPH0764362 B2 JP H0764362B2 JP 61181826 A JP61181826 A JP 61181826A JP 18182686 A JP18182686 A JP 18182686A JP H0764362 B2 JPH0764362 B2 JP H0764362B2
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pipe
core
sleeve
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metal plate
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エイ.スミリイ ケネス
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キヤシング プロテクタ−ズ,インコ−ポレ−テツド
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ねじの保護装置に係り、とりわけパイプ、チ
ューブ、ケーシング等の端部にあるパイプの外ねじを保
護する保護用端部キャップに関するものである。
従来技術および発明が解決しようとする課題 米国特許第4079756号が、樹脂製の保護用端部キャップ
を開示している。この端部キャップは、パイプのねじ付
き端部の表面を覆う、半径方向内向きに湾曲した端部を
備えている。樹脂製の湾曲した端部は軸線方向に指向す
る軽い衝撃力からパイプのねじ付き端部をある程度保護
するが、そのような力が大きいと、ねじ付き端部は損傷
することがある。損傷が生じると、損傷したねじを再度
タッピングするか、、または損傷したパイプを切断し
て、このパイプに再びねじを切る必要が生じる。
また、パイプの外ねじにねじ係合する内周ねじを有する
金属製端部キャップのあることも知られている。そのよ
うな金属製端部キャップに加わる軸線方向の衝撃力によ
りねじが損傷を受け、端部キャップの取り外しの障害と
なる、パイプ外ねじの食い違いが起こる。斯かるねじの
損傷に対しては、損傷ねじを再タッピングするか、また
は端部キャップを切断して取除き、パイプ端部に再びね
じ切り加工を施す必要がある。
課題を解決するための手段 本発明の主目的は、パイプ等の端部にある外ねじを保護
するためのパイプ保護用端部キャップを提供することに
ある。
この目的は、パイプの端部に形成された外ねじを保護す
るための、下記パイプ保護用端部キャップを提供するこ
とによって達成される。
スリーブと、該スリーブ内に挿入可能であり、パイプ端
部の外ねじに螺合し得るねじ手段を、その内周面に備え
る樹脂製管状コアと、スリーブおよびコアに設けられ、
該スリーブとコアを互いに連結固定してパイプ保護用端
部キャップを形成するための固定手段と、端部キャップ
がパイプに装着された状態で、パイプ端面に対し、パイ
プ軸線方向の外側に位置してパイプ端面を覆う環状金属
板とを有しており、スリーブの端部およびコアの端部
が、パイプ軸線方向外側からパイプ端面を覆う延長部分
をそれぞれ有し、端部キャップがパイプに装着された状
態で、パイプ軸線方向にて該環状金属板の更に外方にス
リーブ端部延長部分が位置する形状になされ、環状金属
板とスリーブ端部延長部分の間に挟まれて、コア端部延
長部分の全厚さ部分または全厚さの一部に相当する部分
が存在し、パイプ端部に衝撃力が作用した時に、該挟ま
れた厚さ部分の変形によって前記衝撃力が吸収される大
きさに、挟まれた厚さ部分の厚さ寸法が設定されている
パイプ保護用端部キャップ。
本発明の一観点によれば、スリーブとコアは、互いに組
み合わされて半径方向内側に湾曲した端部延長部分を有
している。端部キャップをパイプ端部にねじ結合させて
組付けたとき、湾曲したコア端部延長部分がパイプ端部
表面と密封係合し、このパイプ端部表面を覆って保護す
る構造が得られる。
本発明の他の観点によれば、環状金属板とスリーブ端部
延長部分の間に挟まれて、コア端部延長部分の全厚さ部
分または全厚さの一部に相当する部分が存在する。すな
わち、環状金属板とスリーブ端部延長部分との間に、パ
イプ端部に加わる衝撃力を吸収できる厚さを有するコア
端部延長部分が存在すればよく、上記定義に従えば、環
状金属板の配置形態には2通りある。その第一は、環状
金属板がコア端部延長部分とパイプ端面の両者に接して
(すなわち、コア端部延長部分の、パイプ端面側に位置
する環状内側表面と、パイプ端面との両者に接して)、
該両者の間に配設された形態である。この場合、環状金
属板とスリーブ端部延長部分との間には、コア端部延長
部分の全厚さ部分が存在する。その第二は、環状金属板
がパイプ端面に接することなく、コア端部延長部分内に
埋め込まれ、環状金属板とスリーブ端部延長部分との
間、および環状金属板とパイプ端面との間に、それぞれ
前記コア端部延長部分の全厚さの一部(パイプ軸線方向
における全厚さの一部)が存在する形態である、この場
合、環状金属板とスリーブ端部延長部分との間に存在す
るコア端部延長部分(全厚さの一部に相当する部分)
が、パイプ端部に加わる衝撃力を吸収できる大きさの厚
さに設定されていればよく、環状金属板とパイプ端面と
の間に存在するコア端部延長部分の残りの厚さ部分(全
厚さの残りの一部に相当する部分)は、先の厚さ部分
(環状金属板とスリーブ端部延長部分との間に存在する
厚さ部分)に比して小さくできる。これは、後者の厚さ
部分が、主として環状金属板を保持する凹み(または
溝)をコア端部延長部分に形成するために設けられたも
のだからである。また、環状金属板とスリーブ端部延長
部分との間に存在すべきコア端部延長部分の厚さは、こ
れを十分大きくするに越したことはないが、過度に大き
くするのは材料の無駄が生じ経済的損失を招くため、パ
イプの肉厚、コアの材質(樹脂の種類)、パイプの搬送
(輸送)手段、パイプの梱包形態、搬送(輸送)距離等
に応じて、パイプ端部に加わる衝撃力の大きさを予測し
て設定される。前記厚さは、例えばパイプの肉厚のみを
考慮して一義的に定めることはできず、前記諸条件を考
慮しながら設定する必要がある。要は、パイプに作用す
ると予測される衝撃エネルギーが、コア端部延長部分の
全厚さ部分または全厚さの一部に相当する部分の変形に
よって吸収されればよいのであって、この意味で、コア
端部延長部分の厚さ寸法を予め定義しておくことはでき
ない。
本発明のさらに他の観点によれば、スリーブとコアとが
固定手段によって互いに連結固定される。この固定手段
としては種々考えられるが、例えば、コアの周壁に形
成された突起をスリーブの周壁に形成された開口内に受
け入れた構造、スリーブ端部延長部分の端面部分(す
なわち、スリーブ本体から湾曲してパイプの軸線に対し
て直角方向に指向するスリーブ端部延長部分の端面部
分)に複数の切り欠きを形成し、コア端部延長部分に鉤
型形状をなす突片を設けて前記切り欠きに係合せしめた
構造、コアの外周に複数のスプライン突条を設け、該
スプライン突条に対応する複数の溝をスリーブの内周に
設けてスプライン突条と溝とを嵌合せしめた構造、ス
リーブとコアとの接着剤による固定接合、締まり嵌め
(圧力嵌合)等があり得る。
本発明の一実施態様によれば、コア端部延長部分がコア
を閉じる一体の閉鎖体(閉鎖膜)を備えている。閉鎖体
は、さらに、それを通過できる出入口を与えるための1
つまたはそれ以上の引き裂きフラップ(たれ蓋または弁
体)を備えている。
本発明の利点の1つは、単純な形状並びに構造からでき
ていて、しかも製造の簡単な、パイプ等の端部にある外
ねじを保護する端部キャップを提供することである。こ
の利点は、1種類の構成に共通スリーブを用い、このス
リーブ内にそれぞれ異なる内ねじ形状を有する各種のコ
アを挿入固定することにより得られる。内ねじ形状は、
市場で販売されている各種形状の外ねじを有するパイプ
端部に整合せしめられる。
本発明の他の利点は、コアおよびスリーブで構成される
端部キャップを提供することにあり、当該コアとスリー
ブは、端部キャップをパイプ端面に取り付けたときに、
パイプ端面を覆い且つこの端面に係合する組み合わされ
た新規な端部延長部分を備えている。端部キャップの端
部延長部分は、環状金属板(ワッシャ)によって好適に
補強されており、外ねじの付いたパイプ端部が端部キャ
ップの前方端部に印加される力で損傷しないように保護
する。パイプの端部が損傷すれば、外ねじを再度タッピ
ングしたり、あるいは端部キャップを切断して除きパイ
プの端部に再びねじを切る等、経費の嵩む補修作業を必
要とすることを考慮すれば、パイプ端部が保護される利
点は大きい。
本発明並びに本発明の利点は、以下の実施例によって更
に明確になされる。なお、特許請求の範囲に記載された
本発明の実施例は第6図に示されているが、環状金属板
を組み込んだ端部キャップ先端部構造以外は、第1図〜
第5図に示されたものと同じであり、この意味におい
て、全図を実施例として説明する。
実施例 第1図と第2図を参照する。14で示されるパイプ、導
管、ケーシング等のいずれかの端部にあるバットレス
(Butress)形の外ねじ12を保護するパイプ保護用端部
キャップ10が示されている。端部キャップ10は、互いに
組合される外側のスリーブ16と内側のコア(管状コア)
18との2つの部品から成っている。
外側のスリーブ16は、鋼のような剛性の大きな材料でこ
れを形成するのがよく、大部分の長さにわたり、これを
円筒形状にするのが好ましい。さらに、スリーブ16は端
部キャップ10をパイプ端部に取り付ける場合、半径方向
内向きに湾曲延長されてパイプ14の端面22を覆う外側端
部の延長部分(スリーブ端部延長部分)20を有する。
内側のコア18は、耐衝撃性に優れた適当な樹脂材でこれ
を形成するのがよく、また端部キャップ10をパイプの端
部にねじ込む場合に、パイプ14のテーパの付いた外周面
(すなわち、パイプ先端に向かって次第に細くなされた
外周面)に形成された外ねじ12にねじ係合(螺合)する
内ねじ24が形成されたテーパ付き内周面を、該コアが備
えている。端部キャップは、相互に係合する外ねじ12と
内ねじ24によってパイプに密封状態で保持される。従っ
て、パイプのねじが湿気に触れることはない。さらに、
コア18は外周面26および湾曲した外側端部28を有する。
この外側端部28は、スリーブ16の内周面30に順応してい
る。外側端部28は、また、半径方向内向きに突出して延
長された部分(コア端部延長部分)27を有する。このコ
ア端部延長部分27は、スリーブ端部延長部分20と、概ね
0.10cm(0.04インチ)厚さのパイプ14の端面22との間に
挟まれている。また、コア18はスリーブ16の端部33より
直径の大きな内側端部縁(図では、左側端部縁)29を有
しており、外力すなわち衝撃力によってスリーブ16の端
部が損傷しないように保護し、また取り扱いに当たっ
て、スリーブ16の端部が他のパイプ14の露出したねじに
損傷を与えないようにしている。内側端部縁29は、これ
に対して印加される衝撃力をそらすテーパ縁31を有す
る。
スリーブ16とコア18は、接着や締まり嵌め等の適当な固
定手段、または図面に示したようなスリーブの1つまた
はそれ以上の開口32(後記突起34と共に固定手段を構成
する)により互いに不動に固定される。開口32は、スリ
ーブに対してコアが嵌め合い係合される際にスリーブに
よって押圧された状態になる突起34であって開口32と補
完関係にあるコアの突起34を受け入れる。スリーブ16の
内径、コア18の外径、および内ねじ24を有するコア18の
テーパ付き内周面24は、図示されないパイプレンチ等の
適当な工具を用いて、端部キャップを密封状態でパイプ
にねじ込む際、端部キャップ10を十分な力でパイプ14に
密封状態で固定できるように、外ねじ12および内ねじ24
を剛性の大きなスリーブ16に沿って配置する構成になっ
ている。スリーブ16とコア18とを互いに連結固定する固
定手段としての開口32と突起34は、円形のものとして図
示されているが、これらを、正方形、長方形等、他の適
当な形状に形成することもできる。
第3図と第4図を参照する。第1図、第2図に示した部
品に類似した部品には、それぞれダッシュおよび二重ダ
ッシュの付いた同一の番号(例、16′,16″)が付され
ている。これら図では、本発明の端部キャップ10′,1
0″は、それぞれ異なる種類の外ねじが付されたパイプ1
4′,14″に取り付けられて示されている。外側のスリー
ブ16′,16″は、第1図のスリーブ16とほぼ同一であ
る。内側のコア18′,18″は同じ外形を有するが、それ
ぞれパイプの外ねじ12′,12″に一致する形状の異なる
内ねじ24′,24″の形成された内周面を有する。従っ
て、各種形式の外ねじが付されたパイプ保護用端部キャ
ップを製造するために、1種類の共通スリーブ16,16′,
16″と個々に異なる形状のコア18,18′,18″を用意すれ
ばよい。内側のコアは、共通する外表面26,26′,26″
と、図面に示したそれぞれ異なる外ねじが付されたパイ
プ14,14′,14″あるいは市販されたその他のパイプに合
致する形状の異なる内ねじ24,24′,24″がそれぞれ付さ
れた内周面とを有する。
第4図の端部キャップ10″では、端部キャップの内側端
部(図では、左側端部)位置で、端部キャップの左側端
部を保護し、端部キャップによる密封を確実に維持する
ための更なる変形がなされている。この変形は、金属製
リング23によって行われている。金属製リング23は、ス
ポット溶接等の適当な手段により端部キャップに固定さ
れる。リング23はコア18″の内側端部上にあって当該内
側端部を保護し、内側(すなわち、左側)端部における
端部キャップの密封を維持する助けとなる。
第5図を参照する。第1図〜第4図の湾曲したコアの外
側端部28,28′,28″に対し、コア外側端部28から半径方
向に突出して延長された十分大きな肉厚を有するコア端
部延長部分27を形成する変形が施されている。この例で
は、コア端部延長部分27はパイプねじのピッチ径の概ね
1.5倍の幅(肉厚)、または概ね0.46cm(0.18インチ)
の幅を有する。この大きさの肉厚を有するコア端部延長
部分27によれば、スリーブ端部延長部分20に加わる衝撃
力は、パイプに対して軸線方向の相当な距離にわたって
端部キャップ10を移動させ、内ねじ24の大部分が剪断を
起こす。これによって衝撃エネルギーの大部分が消費さ
れ、パイプのねじが十分に保護される。
第6図(特許請求の範囲に記載された本発明例)を参照
する。ワッシャのような環状金属板36がコア端部延長部
分27内に埋め込み取着されている。環状金属板36は、コ
ア端部延長部分27の内側周方向に沿って形成された環状
溝内に位置づけられ、該環状溝の底とともに環状溝の内
側表面を形成する一対の相対向する環状表面と接してい
る。この環状溝は環状金属板36をコア端部延長部分27に
対して保持するためのものである。また、前記コア端部
延長部分27の環状表面および環状金属板36は、パイプ14
の軸線に対して概ね直角をなす平面に沿っている。以上
のような環状金属板36の配設関係によれば、該環状金属
板36とスリーブ端部延長部分20の間に挟まれた部分、す
なわちコア端部延長部分(第1部分)27は、該延長部分
27の厚さと、コア端部延長部分の残りの厚さ部分(第2
部分)54の厚さとを合わせた全厚さの一部に相当する部
分である。環状金属板36は、型成形によって樹脂製コア
を製造する際に一体的にコア端部延長部分27内に埋め込
んでもよい。あるいはまた、縮小して溝内に挿入できる
サークリップ形式の分割型環状金属板(ワッシャ)36を
コア端部延長部分27の環状溝内に嵌入してもよい。この
場合、装着するに当たって、分割型環状金属板を一旦縮
小させて環状溝にあてがい、次いで解放すれば分割型環
状金属板は膨張して環状溝を満たす。スリーブ16の端部
延長部分20とコア18の端部延長部分27はパイプ14の端面
を覆い、環状金属板36が、パイプ端面22に整合してパイ
プ軸線方向外側からパイプ端面22を覆う状態でパイプ14
を保護している。従って、例えば端部キャップ10の取着
されたパイプ端部に、パイプ14の落下等によってスリー
ブ16の端部延長部分20に加わる外力は、該スリーブ端部
延長部分20、コア端部延長部分27および環状金属板36が
パイプ端面22側へ押圧されて、これらスリーブ端部延長
部分20、コア端部延長部分27および環状金属板36により
吸収される。この力の吸収により、外ねじ12および内ね
じ24の損傷が防止される。かかる損傷を防止しなけれ
ば、再度外ねじ12をタッピングし、あるいは損傷したパ
イプの端部を切除して、パイプ端部に再びねじ切り加工
を施す必要が生じる。なお、前記コア端部延長部分の残
りの厚さ部分(第2部分)54を省略して、環状金属板36
がパイプ端面22に直接接触する構成を採用してもよい。
図示の端部キャップのコア18は、さらに、コア端部延長
部分27と一体でしかも当該部分から延びる閉鎖体46を有
し、端部キャップをパイプ14に取り付ければ、塵埃等の
パイプ14内への進入を防止できる。閉鎖体46は、刻み目
線50により形成された1つまたはそれ以上の引き裂きフ
ラップ(たれ蓋、または弁体)48を有する薄膜材であ
る。各フラップ48は、さらに、当該フラップを通り抜け
パイプの開口または空所を適当に通気する複数の開口52
を有する。また、開口52内に指等を挿入し、刻み目線50
に沿ってフラップ48を引き裂くこともできる。フラップ
48を取り除けば、図示されていない適当な端部キャップ
取り外し工具をパイプ内に挿入して、環状金属板36とパ
イプ端面22との間に位置するコア端部延長部分54を打撃
し、パイプ上で動かなくなり、回転によって取り外すこ
とのできない端部キャップ10を取り除くことができる。
第1図〜第3図では、閉鎖体46はコア端部延長部分27と
同じ肉厚を有しており、当該コア端部延長部分27と一体
の延長体となっている。第5図では、閉鎖体46はコア端
部延長部分27の内側縁から更に延びている。これに対し
第6図では、閉鎖体が、環状金属板36とスリーブの延長
部分20の間で、コア端部延長部分27から更に延びてい
る。閉鎖体46の内側表面は、環状金属板36の外側表面に
整合した状態にあるのが好ましく、環状金属板36をコア
端部延長部分27の収納溝内に挿入する際の案内となる。
第7図と第8図を参照する。スリーブ16とコア18を互い
に連結固定する他の固定手段が示されている。この固定
手段は、スリーブ端部延長部分20の端面部分(すなわ
ち、スリーブ16の本体から湾曲してパイプ14の軸線に対
して直角方向に指向するスリーブ端部延長部分20の端面
部分)に沿って複数の切り欠き40を形成し、コア端部延
長部分27に鉤型形状をなす複数の突片(指状をなす突
片)42を設けて切り欠き40内に係合せしめた構造であ
る。鉤型形状をなす突片42は、その先端に傾斜面(テー
パ)が形成されたリブ44を有する。リブ44を有する突片
42は、切り欠き40内に係合して、スリーブ端部延長部分
20の外側表面にリブ44が係合した形態すなわち鉤型形状
をなして切り欠き40に係合し、それによってスリーブ16
とコア18とが互いに連結固定される。
第9図は、スリーブ16とコア18とを連結固定するその他
の固定手段の例を示す。スリーブ16には複数のキー溝41
のような手段が、またコア18上には複数のスプライン突
条43が形成されており、この構造により端部キャップの
スリーブ内にコアを案内挿入することができ、該挿入に
よって突条43をキー溝41内に整合進入させ得る。
本発明は、特に好ましい実施例に基づいて詳細に説明さ
れたが、記載された発明の精神並びに範囲内で変形し修
正できることが理解されるだろう。例えば、円筒状のス
リーブ16に代えて、スリーブにテーパを施し、あるいは
スリーブを截頭円錐形にしてもよい。その変形に当たっ
て、コア18の外周面26にテーパを付し、または截頭円錐
形になし、スリーブの内周面30に整合させるようにもで
きる。また、閉鎖体46を設けることなく、あるいは引き
裂きフラップ48を設けることなく、コア18を構成するこ
ともできる。
発明の効果 本発明の利点は以下のとおりである。
スリーブ端部および樹脂製コア端部の各延長部分と、
パイプ端面との間に、環状金属板が介挿されており、環
状金属板と前記スリーブ端部延長部分の間に存在する前
記コア端部延長部分の肉厚を、パイプの肉厚あるいは予
想される衝撃力の大きさを考慮して適当な寸法に設定し
ておくことによってパイプ端部に加わる衝撃力を効果的
に吸収することができる。すなわち、この構造によれば
パイプの端部にパイプ軸線方向から衝撃力が作用して
も、樹脂製コア端部延長部分が、スリーブ端部延長部分
と環状金属板との間で圧縮されて変形し、それによって
衝撃力が吸収され、管の端部に大きな衝撃エネルギーが
伝達され難い。
環状金属板は、該環状金属板とスリーブ端部延長部分
との間に位置する樹脂製コアの端部延長部分の全厚さ部
分または全厚さの一部に相当する部分が管の端部によっ
て切断されないようにする。
なお、環状金属板とパイプ端面との間に樹脂製コア端部
延長部分の一部が存在している場合には、樹脂製コアに
よる環状金属板の保持が効果的に行われるが、この一部
肉厚部分が存在せずとも、環状金属板が保持され得るこ
とは明らかである。
環状金属板は、その使用趣旨からしてその半径方向寸
法を適宜大きく設定することにより、樹脂製コアの大き
な体積部分が衝撃力によって圧縮変形を受け得るように
なすことができ、またコアの全体に衝撃力を効率よく分
散させることができ、大きな衝撃エネルギーを緩衝体と
しての樹脂製コアに吸収させることが可能である。
本発明のパイプ保護用端部キャップを用いることによ
って、ねじが形成されたパイプ端部の損傷を効果的に防
止することができ、損傷を受けたパイプ端部ねじの復元
作業を行う煩雑さを回避することができる。
本発明のパイプ保護用端部キャップによれば、異なる
内ねじ形状の各種内側コアに対して、単一種類の共通ス
リーブを用い、市販されている各種形状の外ねじを有す
るパイプに対応して、適合内ねじ形状の内側コアと共通
スリーブとを組み合わせたものを用いることができ、部
品の共通化による価格の低減化を図り得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、パイプ端部にある外ねじに取り付けられたパ
イプ保護用端部キャップの例を示す一部斜視図であり、
該端部キャップ外側端部(図では右側端部)の構造を除
き、本発明の実施例として提示される。 第2図は、第1図のほぼ2−2線に沿った一部拡大断面
図である。 第3図は、第2図に類似するパイプ保護用端部キャップ
の他の例における一部断面図であり、この端部キャップ
は他の形式の外ねじに取り付けることができる。 第4図は、さらに他の形式の外ねじに取り付けられた僅
かに変形されたパイプ保護用端部キャップの、第1図お
よび第2図に類似する一部断面図である。 第5図は、パイプ保護用端部キャップの他の例における
一部断面図である。 第6図は、本発明例としてのパイプの保護用端部キャッ
プの、第5図と同様な一部断面図である。 第7図は、内側コアを外側にスリーブに固定する別の方
法を示しているパイプ保護用端部キャップの一部断面図
である。 第8図は、第7図の端部キャップの一部端面図である。 第9図は、内側コアと外側スリーブの間のスプライン連
結構造を示す端部キャップの一部断面図である。 10……端部キャップ、12……外ねじ、14……パイプ、16
……スリーブ、18……コア、20……スリーブ端部延長部
分、22……パイプ端面、23……金属製リング、24……内
ねじ、26……外周面、27……コア端部延長部分(第1部
分)、28……コアの外側端部、29……内側端部縁、30…
…内周面、31……テーパ縁、32……開口、33……スリー
ブの端部、34……突起、36……環状金属板、40……切り
欠き、41……キー溝、42……突片、43……スプライン突
条、44……リブ、46……閉鎖体、48……引き裂きフラッ
プ、50……刻み目線、52……開口、54……コア端部延長
部分(第2部分)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプ(14)の端部に形成された外ねじを
    保護するためのパイプ保護用端部キャップ(10)であっ
    て、 スリーブ(16)と、 該スリーブ内に挿入可能であり、パイプ端部の外ねじ
    (12)に螺合し得るねじ手段(24)を、その内周面に備
    える樹脂製管状コア(18)と、 前記スリーブおよびコアに設けられ、該スリーブとコア
    を互いに連結固定しパイプ保護用端部キャップを形成す
    るための固定手段(32,34;40,42)と、 端部キャップがパイプに装着された状態で、パイプ端面
    に対し、パイプ軸線方向の外側に位置してパイプ端面を
    覆う環状金属板(36)とを有しており、 スリーブの端部およびコアの端部が、パイプ軸線方向外
    側からパイプ端面を覆う延長部分(20,28)をそれぞれ
    有し、端部キャップがパイプに装着された状態で、パイ
    プ軸線方向にて前記環状金属板の更に外方に前記スリー
    ブ端部延長部分(20)が位置する形状になされ、 前記環状金属板と前記スリーブ端部延長部分の間に挟ま
    れて、前記コア端部延長部分の全厚さ部分または全厚さ
    の一部に相当する部分(27)が存在し、パイプ端部に衝
    撃力が作用した時に、該挟まれた厚さ部分27)の変形に
    よって前記衝撃力が吸収される大きさに、前記挟まれた
    厚さ部分(27)の厚さ寸法が設定されているパイプ保護
    用端部キャップ。
  2. 【請求項2】前記スリーブがその周壁に開口(32)を有
    するとともに、前記コアがその周壁に突起(34)を有し
    ており、前記開口内に前記突起が位置づけられ、もって
    前記固定手段になされている特許請求の範囲第1項に記
    載されたパイプ保護用端部キャップ。
  3. 【請求項3】前記スリーブ(16)が金属製である特許請
    求の範囲第1項に記載されたパイプ保護用端部キャッ
    プ。
  4. 【請求項4】前記環状金属板(36)と前記スリーブ端部
    延長部分の間に挟まれた部分が、前記コア端部延長部分
    の全厚さの一部に相当する部分(27)、すなわち第1部
    分であり、前記コア端部延長部分の残りの厚さ部分(5
    4)、すなわち第2部分が、パイプ端面と前記環状金属
    板との間に存在し、該第2部分の厚さが第1部分の厚さ
    よりも小さいことを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載されたパイプ保護用端部キャップ。
  5. 【請求項5】前記環状金属板が、前記コア端部延長部分
    とパイプ端面の両者に接して、該両者の間に配設されて
    いる特許請求の範囲第1項または第2項に記載されたパ
    イプ保護用端部キャップ。
  6. 【請求項6】前記環状金属板(36)が、パイプ端面と前
    記スリーブ端部延長部分との間に挟まれた前記コア端部
    延長部分内に位置づけられている特許請求の範囲第1項
    または第2項に記載されたパイプ保護用端部キャップ。
  7. 【請求項7】前記環状金属板(36)が、パイプの軸線に
    対して概ね直角である平面に沿う姿勢になされて前記コ
    ア端部延長部分内に位置づけられている特許請求の範囲
    第1項または第2項に記載されたパイプ保護用端部キャ
    ップ。
  8. 【請求項8】前記コア端部延長部分が、前記コアを閉じ
    る一体の閉鎖体(46)を有し、さらに概閉鎖体が、それ
    を通過できる出入口を与えるための引き裂きフラップ
    (48)を有する特許請求の範囲第1項または第2項に記
    載されたパイプ保護用端部キャップ。
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