JPH076465Y2 - 折戸用蝶番 - Google Patents

折戸用蝶番

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JPH076465Y2
JPH076465Y2 JP1989150487U JP15048789U JPH076465Y2 JP H076465 Y2 JPH076465 Y2 JP H076465Y2 JP 1989150487 U JP1989150487 U JP 1989150487U JP 15048789 U JP15048789 U JP 15048789U JP H076465 Y2 JPH076465 Y2 JP H076465Y2
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folding
folding door
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cam
hinge
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次中 湖山
吉雄 金本
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高橋金物株式会社
磯川産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、家具、建具の折戸に用いられる蝶番に係
り、詳しくは折戸の姿勢をロック状態で保持し得る蝶番
に関するものである。
〔従来の技術〕
この種の蝶番では、例えば本出願人による実公昭1−30
522号公報に示されるように、折戸の開成位置と閉成位
置との各位置で姿勢をロック状態に保持する構造のもの
が知られている。
これは、折戸に取付けられる一対の取付板にそれぞれ楔
状のカム面を有する係合部材とカム面に係合される被係
合部材とを設けてロック機構を形成し、折戸の開成位置
と閉成位置で係合部材とを被係合部材との係合によるロ
ック状態を得るものである。ロック状態を得ることによ
って、折戸の各位置でのガタツキが回避される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、例えば折戸が複数連設される間仕切構造で
は、間口を開ける場合各折戸を折り畳んで間口の一方側
ないし両側に手で押して移動させ寄り集めることが行わ
れている。
この場合、上述のような構造の蝶番を有する折戸では開
成位置と閉成位置での姿勢保持機能しか有しないため、
移動時折戸は完全に折り畳まれる。このため、各戸のレ
ール支持部が接近するとともに重心がレールから最大限
にずれた片持ち状態となり、移動時にノッキングないし
ガタツキを生じて円滑な移動が得られず、併せて不要な
労力を要するものであった。これは単に移動操作性の問
題に終わらず、長期的には偏荷重の作用によってレール
及びランナー部材の早期劣化を招来する要因となるもの
である。
一方、実開昭63−111574号公報に開示されているように
一方の蝶番素片の枢支軸周りに回動保持凹部を設け、他
方の蝶番素片に枢支軸側に向けてばねにより付勢される
ボールを配置して、折戸がV字状に開成された位置では
回動保持凹部に係合して折戸をV字状に保持した状態で
レールに沿って移動するようにしている。
しかし、この蝶番では、回動保持凹部にボールが係合し
た位置では、ボールとこの保持凹部との当接位置と枢支
軸の中心とがほぼばねの軸線上に直列に位置するため、
折戸に外力が加わった場合にこの力に対抗する枢支軸回
りの復元モーメントが働かず振動などの外力によって振
れが生じ、特に折戸のV字姿勢での移動がこの振れによ
り円滑に行われない問題があった。
そこで、この考案は、折戸のV字状に開成した状態での
移動操作をガタツキなく円滑に行えるとともに、レール
及びランナー部材の早期劣化をも抑制できる蝶番を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するための本考案に係る折戸用蝶番の特
徴は、取付板にはそれぞれスライド部材とこのスライド
部材が当接するカム部材とが設けられ、前記スライド部
材はその先端側の端面と側面とにより楔状に形成された
当接部を有するとともに前記カム部材側へバネで付勢さ
れ、前記カム部材のカム面には前記当接部が折戸の閉成
位置で係合する閉成用係合面部とV字開成位置で係合し
折畳方向の回動を阻止して折戸のV字姿勢を保持して移
動できる傾斜度に形成された仮止用係合面部とV字開成
位置で前記スライド部材の端面が衝合して折畳方向の回
転力を生じる緩斜面部とが設けられている点にある。
〔作用〕
この考案によれば、折戸の閉成位置ではカム部材の閉成
用係合面部にスライド部材の当接部が係合され、閉成位
置でのロック状態が得られる。閉成位置から折戸が折り
畳まれると、折り畳み力によってスライド部材がバネの
付勢力に抗して後退させられ、閉成用係合面部とスライ
ド部材との係合が外れる。折り畳みが進行するとスライ
ド部材は復元してその当接部はカム部材の仮止用係合面
部に係合される。これと同時にスライド部材の端面がカ
ム部材の緩斜面部に衝合して折畳方向の回転力が生じ、
仮止用係合面部と当接部とが係合方向に付勢されて折戸
は安定した係合状態でV字姿勢となり、V字姿勢を保持
された状態で移動させられる。V字姿勢によって折戸の
レール支持部間の間隔が保たれるとともに重心位置のず
れが減少され、ノッキングを生じない状態となる。
一方の戸が例えばドア枠等の固定部材に突き当たった状
態で移動時より大きな折り畳み力が加えられると、スラ
イド部材は後退させられて仮止用係合面部との係合が外
れる。折り畳みがさらに進行して折戸の開成位置が得ら
れる。
また、折戸が開成位置から展開されると、スライド部材
は展開の進行とともに後退、復元して仮止用係合面部に
係合される。さらに展開が進行すると、仮止用係合面部
とスライド部材との係合が外れ、スライド部材は後退、
復元動作を経て閉成用係合面部に係合される。これによ
って折戸の閉成位置が得られるとともに閉成位置でのロ
ック状態が得られる。
〔実施例〕
第1図乃至第5図はこの考案の一実施例を示す。
上部レール2と下部レール4との間には、折戸6,6が相
隣合う一端間を蝶番8で連結されて折り畳み自在に設け
られている。各折戸6,6の上下端はそれぞれ、上部ラン
ナー10と、下部ランナー12で支持されている。
蝶番8には一対の取付板14,14が備えられ、これらの取
付板14,14は軸ピン16を抱持するスリーブ部材18で回動
自在に連結されている。図中符号20,22は取付孔を示
し、24,24は取付板14,14のストッパ面を示している。
一方の取付板14にはスライド部材26が設けられ、他方の
取付板14には、スライド部材26が当接するカム部材28が
軸ピン16に挿通して固定されている。スライド部材26は
全体としてブロック状をなし、その先端側には頂面30a
と端面30b,側面30cとを備えた楔状の当接部30が形成さ
れている。また、スライド部材26には、後端側に開口す
るバネ収容孔32が形成され、このバネ収容孔32には後端
を座板34に衝接してバネ36が装着されている。従って、
スライド部材26はカム部材28側へ常時付勢されており、
その当接部30はカム部材26のカム面28aに押圧状態で当
接されている。また、取付板14には、スライド部材26の
付勢方向への移動を案内するガイド部材38が形成されて
おり、このガイド部材38によってスライド部材26は付勢
方向以外の移動ないしガタツキを規制されている。
カム部材28のカム面28aには、折戸6,6の閉成位置でのロ
ック状態を得るための閉成用係合面部40、V字姿勢を保
持するための仮止用係合面部42及び開成位置でのロック
状態を得るための開成用係合面部44が形成されており、
閉成用係合面部40と仮止用係合面部42との間には、折り
畳みを促進するとともに折戸6,6の展開時には緩やかな
抵抗面として作用する緩斜面部46,48が形成されてい
る。
スライド部材26がカム部材28の仮止用係合面部42に係合
すると、第3図(a)に示すように、拡開度βのV字姿
勢が保持される。この場合、スライド部材の端面30bが
緩斜面部48と衝合して折畳方向に回転力を生じ、仮止用
係合面部42と当接部30とが係合状態に附勢されて振れの
発生が防止される。
端面30bと緩斜面部48とは第3図に示されるように平面
に形成して面接触状態で衝合させることができる。仮止
用係合面部42は、一点鎖線G1とG2との角度αの傾斜度を
もって形成されている。当接部30との接点をSとする
と、折戸6,6の折り畳み時の回動中心となる軸ピン16の
中心OとSとの延長線がG1となり、Sと仮止用係合面部
42の直線部との延長線がG2となる。実験の結果、折戸6,
6の移動時にノッキングないしガタツキを生じないため
には、β=20°〜90°であることが確認された。一方、
V字姿勢を保持して移動ができるとともに、移動終了位
置でなるべく小さな力で折り畳みを完了することができ
るためには、α=5°〜30°が望ましいことが判明し
た。仮止用係合面部42での係合は、第3図(b)に示す
ように、O,S間の距離をLとすると、PL(kgmm)のモー
メントが作用しないと外れない。回転力Pはスライド部
材26の反力Nと回転軸(軸ピン16)の反力Rとによって
合成され、この回転力Pは、その作用方向から明らかな
ように、折り畳み阻止力として作用する。第4図に示す
ように、一方の折戸6に折り畳みの押圧操作が加えられ
ると折り畳みが進行し(実線)、スライド部材26がカム
部材28の仮止用係合面部42係合すると、二点鎖線で示す
ようにV字姿勢が形成され、このV字姿勢が上述の折り
畳み阻止力Pで保持されて移動がなされる。V字姿勢に
よって、各折戸6,6のレール支持部が一定の間隔を保た
れるとともにレールからの重心位置のずれが小さくなる
ので、ノッキングないしガタツキのない円滑な移動がな
される。
押圧側と反対側の折戸6がドア枠等の固定部材50に当接
した時点で折り畳み阻止力Pより大きい押圧力を加える
ことによって、スライド部材26がバネ36の付勢力に抗し
て後退させられ、仮止用係合面部42とスライド部材26と
の係合が外れて折戸6,6の折り畳みが完了する。仮止用
係合面部42の傾斜角αが小さい程折り畳み完了のために
大きな押圧力を要する。
次に第5図に基づいて折戸6,6の閉成位置から開成位置
に至るスライド部材26とカム部材28との係合関係を段階
的に説明する。
開成位置ではカム部材28の閉成用係合面部40にスライド
部材26の当接部30が頂面30aで当接する。この場合、回
転力Pは仮止用係合面部42での大きさに比べて極めて小
さいが、閉成位置でのガタツキを防止できる折り畳み阻
止力として作用する。また、閉成位置では取付板14,14
が面一となってストッパ面24,24が当接するので、蝶番
8の表裏側おいてガタツキが防止される。
閉成位置から折り畳みが開始されると、同図(b),
(c),(d)に示すように、スライド部材26は後退、
前進してその当接部30がカム部材28の緩斜面46,48を摺
動して仮止用係合面部42に到達する。この場合、回転力
Pは、(b)及び(d)では折り畳みを促進する弱い力
として作用し、(c)では折り畳みを阻止する弱い力と
して作用する。
既述の仮止位置を経て折り畳みが進行すると最終的に同
図(e)に示す開成位置が得られる。開成位置ではスラ
イド部材26にはカム部材28の開成用係合面部44に係合す
る。この場合、折戸6,6の展開を阻止する摩擦力Fが作
用し、開成位置でのガタツキが防止される。開成用係合
面部44は、展開時の操作が容易にできるように緩やかな
湾曲面に形成されている。
閉成位置を得るべく展開操作がなされると、スライド部
材26と開成用係合面部44との係合が外れ、スライド部材
26には前進、後退して最終的に閉成用係合面部40と係合
する。
〔考案の効果〕
この考案によれば、折戸のV字開成位置において、カム
部材のカム面に形成された仮止用係合面部にスライド部
材の当接部が係合してV字姿勢が維持されると共に緩斜
面部にスライド部材の端面がバネの附勢力で衝合するこ
とによって折畳方向の回転力が生じて仮止用係合面部と
当接部とが係合状態に附勢されるため、V字姿勢での移
動中の折戸の振れが防止され、片手による押圧操作のみ
で円滑に移動させることができる。
また、移動時の折戸の振れが防止されることにより、長
期使用におけるレールやランナー等の折戸構成部材の早
期劣化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る折戸用蝶番の使用状
態を示す斜視図、第2図はその正面図、第3図はV字姿
勢時の第2図のY−Y線での断面図と折り畳み阻止力の
作用を示す図、第4図はV字姿勢による移動状態を示す
図、第5図は折り畳み時の段階的係合状態での第2図の
Y−Y線での断面図である。 6……折戸、8……折戸用蝶番 14……取付板、16……軸ピン 18……スリーブ部材 26……スライド部材 28……カム部材、28a……カム面 30……当接部、36……バネ 40……閉成用係合面部 42……仮止用係合面部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】折戸に取付けられる対の取付板を備え、対
    の取付板が折戸の閉成位置では略面一となり、開成位置
    では折畳まれる如く軸ピンを抱持するスリーブ部材で回
    動自在に連結されてなる蝶番において、 前記取付板にはそれぞれスライド部材とこのスライド部
    材が当接するカム部材とが設けられ、前記スライド部材
    はその先端側の端面と側面とにより楔状に形成された当
    接部を有するとともに前記カム部材側へバネで付勢さ
    れ、前記カム部材のカム面には前記当接部が折戸の閉成
    位置で係合する閉成用係合面部とV字開成位置で係合し
    折畳方向の回動を阻止して折戸のV字姿勢を保持して移
    動できる傾斜度に形成された仮止用係合面部とV字開成
    位置で前記スライド部材の端面が衝合して折畳方向の回
    転力を生じる緩斜面部とが設けられていることを特徴と
    する折戸用蝶番。
  2. 【請求項2】前記スライド部材の端面と前記カム面の緩
    斜面部とは平面に形成されて面接触状態で衝合すること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の折戸
    用蝶番。
JP1989150487U 1989-12-27 1989-12-27 折戸用蝶番 Expired - Fee Related JPH076465Y2 (ja)

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