JPH0764669B2 - 爆薬線 - Google Patents

爆薬線

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JPH0764669B2
JPH0764669B2 JP61099393A JP9939386A JPH0764669B2 JP H0764669 B2 JPH0764669 B2 JP H0764669B2 JP 61099393 A JP61099393 A JP 61099393A JP 9939386 A JP9939386 A JP 9939386A JP H0764669 B2 JPH0764669 B2 JP H0764669B2
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JP
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drug
heart
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explosive
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博泰 木村
敏行 吉田
勲 吉玉
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旭化成工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は爆破に用いる爆薬線に関するものである。
[従来の技術] 従来、爆薬線は心薬と被覆材から成り、線径が5〜6mm
φの小口径のもので、心薬には乾燥したペンスリットや
ヘキソーゲンまたはペントライト(ペンスリットとトリ
ニトロトルエンの混合物)等が使用され、被覆材として
はポリエチレンシート、紙テープ、麻糸、綿系等が使用
され、これらの被覆材を二重、三重に巻き重ねて心薬を
包み込んで線状としたもので最外被覆に塩化ビニルを用
い耐水性を持たせたものである。
実際に使用するときは岩盤や被破砕物の爆破用として単
独または他の火薬類との併用で必要な長さに切断して使
用されている。従来の技術の問題点はカッター等で切断
する時に切口から若干量の心薬コボレを生じ保安上好ま
しくなかった。この現象は線径が大きくなるほどコボレ
量が多くなる傾向を示す。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記問題点を解決し、本来の爆発性能を低下さ
せることなく切断時の心薬コボレのない爆薬線を提供す
ることを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために本発明の爆薬線は直径10〜
15mmの心薬と被覆層からなり、この心薬が、界面活性剤
の水溶液、界面活性剤の多価アルコール溶液、炭化水素
系鉱物油、常温で液状の可塑剤、ジニトロトルエン、ポ
リエチレングリコールの中の何れか一種以上からなり、
かつ、心薬に対して1〜15%の湿潤剤で湿潤されてい
る。
本発明の爆薬線は心薬及び被覆材に関しては従来技術に
従うが、爆薬線の線径は従来より若干大きい方が(10〜
15mmφ)適当である。
本発明に関する湿潤剤としては炭化水素系鉱物油類、可
塑剤類、界面活性剤類等が適用されるがこれらは製造時
に心薬との混合を容易にするため、常温近辺(約40℃以
下)で液状であることが好ましい。
上記湿潤剤のうち、炭化水素系鉱物油としては軽油、灯
油、重油、スピンドル油、エンジン油、タービン油、シ
リンダー油、マシン油、ギヤー油、切削油、冷凍油、ダ
イナモ油、流動パラフィンなどがあるが、比較的難揮発
性で常温近辺で低粘度の品質的に安定したものが好まし
く、流動パラフィンやスピンドル油などが特に有効であ
る。
また、可塑剤類としてはリン酸エステル系、ポリエステ
ル系、無水ヒドロフタル酸エステル系、ステアリン酸
系、トリメット酸系の可塑剤等、大半のものが常温近く
で液状で、親油性を有し可塑剤単独でも本発明の爆薬線
の心薬に十分な湿潤性を与え、心薬のコボレ防止に効果
がある。
特に25℃において比較的低粘性(2000cps以下)の粘度
を有する可塑剤の湿潤効果が大であり、その中でもセバ
シン酸ジブチル、フタル酸ジメチル、ジエチルフタレー
ト、クエン酸アセチルトリエチル、リン酸トリクロロエ
チル、トリアセチン等が特に湿潤効果が大で好ましいよ
うである。
その他、常温近辺で液状のジニトロトルエンも有効であ
り、また、平均分子量が600以下とポリエチレングリコ
ールなども単独で湿潤効果が見られるが、若干、心薬へ
の湿潤性が弱いようで、水との希釈混合液については界
面活性剤と併用すると更に効果が向上し好ましい。
また、界面活性剤は単独では心薬への湿潤性が遅く、
水、グリセリン、エチレングリコールまたはポリエチレ
ングリコールとの希釈混合系に界面活性剤を5%以下0.
05%以上配合したものにおいて更に心薬の湿潤性及びコ
ボレ防止効果が向上する。
適用される界面活性剤としてアニオン型、カチオン型の
界面活性剤の中にも有効なものもあるが化学的に性質の
安定した非イオン型の界面活性剤が好ましく、ポリエチ
レングリコール型や多価アルコール型の界面活性剤が用
いられ、ポリエチレングリコール型の界面活性剤として
高級アルコール、エチンレンオキサイド付加物、アルキ
ルフェノールエチレンオキサイド付加物、脂肪酸エチレ
ンオキサイド付加物、多価アルコール脂肪酸エステルエ
チレンオキサイド付加物、油脂のエチレンオキサイド付
加物、ポリプロピレングリコールエチレンオキサイド付
加物等が適用され、多価アルコール型の界面活性剤とし
てはグリセロールの脂肪酸エステル、ペンタエリスリト
ールの脂肪酸エステル、ソルビトール及びソルビタンの
脂肪酸エステル、ショ糖の脂肪酸エステル、多価アルコ
ールのアルキルエーテル等が単独使用または併用され
る。親水性系の湿潤剤はH.L.Bが8〜15位のもの、エチ
レンオキサイド付加物では付加モル数が7〜12位の活性
剤が特に湿潤作用が大きい。
本発明で用いる界面活性剤の有効な添加量については湿
潤用液体に対し、0.05%以上あれば有効であるが経済性
から考えて、0.05〜1.0%の範囲が適当である。
また、本発明に関する湿潤剤の添加量は、心薬に対して
1%以上15%以下の範囲で爆薬線本来の性能を失うこと
なく、十分湿潤された薬のコボレ防止効果を得ることが
できる。また、その添加量20%までは液分離は見られな
いが爆薬線被覆の上に雷管を沿わせて起爆させても心薬
自体の感度低下のため、爆薬線は爆発しなくなる。ま
た、25%以上の添加量になると心薬との間に液分離を生
じるなどの問題があり好ましくない。
爆薬線の製造方法に関する従来技術は粉状の乾燥ペンス
リット等を円筒形の線状に形成された紙筒の中へオート
フィーダーを用いて供給充填し、その外側を麻糸等で二
重、三重に巻き重ね最外被覆を塩化ビニル樹脂で行い製
品として仕上げる。
本発明に関する爆薬線の製造方法については基本的に従
来の方法と変わらないが、乾燥した心薬をオートフィー
ダーで定量供給する時、同時に別ルートの供給パイプよ
り湿潤剤を心薬に定量供給するだけで以下の工程は上記
の従来製造方法に従い製造される。この時湿潤剤は流出
量調整のため必要に応じ加温または保温供給することも
考えられる。
本発明に関する爆薬線用心薬の湿潤剤が常温近辺で液状
であることを必要とする理由は、爆薬線製造において湿
潤剤を添加製造した後、自然放置(貯蔵)の状態でも湿
潤剤が心薬の中へ自然に均一浸透、分散することを重要
視したものであり、本発明に関する前記の湿潤剤中の常
温近辺(約40℃以下)で液状を有するものが特にこの機
能を有している。
本発明に関する湿潤剤の自然浸透性については、浸透速
度が(0.2mm/時間)以上で浸透長が5〜6mm以上あれば
実用上の不便はないが、好ましくは浸透速度が(0.3mm/
時間)以上で浸透長が7〜8mm以上ある方がよく、出来
れば製造時の湿潤剤添加後24時間以内には爆薬線の心薬
全断面に浸透、分散するものが好ましい。
本発明に関する湿潤剤の物性的要件としては、製品が長
期貯蔵されてもその期間中に添加された湿潤剤と心薬と
が作用し合って心薬の変質や分解を起こすものであって
はならない。
また、常温近辺で液状の湿潤性を有するものであっても
揮発性の高いもの、例えばガソリンやメタノール、アセ
トン、トルエン、ベンゼン等の一般的な溶剤類やこれ等
を溶剤とした接着剤や水和性のゲルや糊剤などで長期間
貯蔵中に湿潤剤の一部または全部が消失して後に心薬の
固化を生じるような心配のあるものは爆薬線切断時の摩
擦、衝撃等に対し、危険になるので本発明に関する湿潤
剤としては好ましくない。
[作 用] 本発明に関する爆薬線をカッター等で切断しても心薬が
コボレない原因については明確に把握していないが、湿
潤剤による心薬のヌレにかかわる接着作用によるもので
あろうと考えられる。従って粘着性を有する湿潤剤ほど
コボレ防止効果が大きい傾向にあるものと考えられる。
次に本発明を実施例によって具体的に説明する。
[実施例] 本発明に関する爆薬線用心薬に対する湿潤剤の効果を次
の試験方法により評価した。
試験1 直径15mmφの試験管に心薬(乾燥ペンスリット)を入れ
50mmの高さに調節し、心薬の上部にヒペットを用いて各
種湿潤剤を0.5ml添加し、常温における浸透長を24時間
後に測定し、これを全浸透長とした。また全浸透長を24
時間で除して、平均的な浸透速度を求め、これを浸透速
度(mm/Hr)とした。これらの結果を第1表にまとめ
た。浸透状況を明確に把握するため湿潤剤には夫々着色
剤により着色を施した。
湿潤性の評価は浸透状況による官能検査と第1表の浸透
速度及び浸透長により実施し、その程度を、○を実用上
の問題なし、△を若干不十分、×を問題ありとした。
試験2 代表的な湿潤剤を選択し、心薬に対する湿潤剤の添加量
と6号雷管1本による起爆性能との関係を評価した結果
である。本試験は実用する被覆材中に本発明による湿潤
された心薬を充填し、被覆材の外部に6号雷管1本を装
着しテープで固定して常温における起爆性能を評価した
ものであり、その結果を第2表に示す。
試験3 本発明に関する湿潤剤の中の代表的なものを選択し、そ
の種別と添加量及び爆薬線カット時の心薬のコボレ状態
について官能的に検査評価した結果を第3表にまとめた
もので、本試験は実用する被覆材中に本発明の心薬を充
填し、カッターを用いて切断時の結果を評価したもので
ある。
以上、説明したように本発明に関する爆薬線は湿潤剤で
均等に湿潤されていて実用に際し、カッター等で切断し
た場合に切口より心薬がコボレないものである。湿潤効
果を持たせるには常温近辺(約40℃以下)で液状であ
り、25℃における粘度が2000cps以下で、親油性のもの
は単体でも効果があるが、親水性のものは界面活性剤と
の併用でその効果が得られる。界面活性剤の中で有効な
ものは親水物に対し、0.05%以上の添加量で有効であ
り、心薬に対するこれらの親油性物、親水性物のコボレ
防止に有効な添加量については試験3からも分かるよう
に1%付近に限界がみられ、好ましくは3%以上で十分
なコボレ防止効果がみられる。
本発明の主目的は湿潤剤により心薬を湿潤させ実用に当
って本来の爆発性能を低下させることなく、切断時の心
薬のコボレのない爆薬線を提供することである。更に、
副次的効果としてBAM式摩擦感度試験法によれば本発明
に関する心薬の感度等級が湿潤剤添加量10%のもので5
級(従来品の心薬の等級は4級)に低下し、JIS試験法
による落槌衝撃感度が本発明に関する心薬で湿潤剤添加
量10%のもので6級(従来品の心薬の感度等級は3級)
に低下し、使用現場における取扱上の安全性が高くなる
ことが期待でき好ましい。また、この程度の感度低下で
は実用上の性能には問題はない。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の爆薬線は、切断時の心薬
のコボレがなくなり、本来の爆薬性能を低下させること
なく、かつ、その取扱上の安全性が向上するという実用
上の顕著な効果を奏するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−157511(JP,A) 特開 昭54−135208(JP,A) 特公 昭45−25800(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直径10〜15mmの心薬と被覆層からなり、こ
    の心薬が、界面活性剤の水溶液、界面活性剤の多価アル
    コール溶液、炭化水素系鉱物油、常温で液状の可塑剤、
    ジニトロトルエン、ポリエチレングリコールの中の何れ
    か一種以上からなり、かつ、心薬に対して1〜15%の湿
    潤剤で湿潤されていることを特徴とする爆薬線。
JP61099393A 1986-05-01 1986-05-01 爆薬線 Expired - Lifetime JPH0764669B2 (ja)

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JPS62256783A JPS62256783A (ja) 1987-11-09
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GB1461096A (en) * 1974-05-20 1977-01-13 Ici Ltd Detonating fusecord

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