JPH0764877B2 - 抗血液凝固物質及びその製法 - Google Patents
抗血液凝固物質及びその製法Info
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- JPH0764877B2 JPH0764877B2 JP61243777A JP24377786A JPH0764877B2 JP H0764877 B2 JPH0764877 B2 JP H0764877B2 JP 61243777 A JP61243777 A JP 61243777A JP 24377786 A JP24377786 A JP 24377786A JP H0764877 B2 JPH0764877 B2 JP H0764877B2
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C1/00—Photosensitive materials
- G03C1/005—Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
- G03C1/04—Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with macromolecular additives; with layer-forming substances
- G03C1/047—Proteins, e.g. gelatine derivatives; Hydrolysis or extraction products of proteins
- G03C2001/0471—Isoelectric point of gelatine
Landscapes
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な抗血液凝固物質及びその製法に関す
る。
る。
血液凝固は、トロンボプラスチン活性の発現に始まり、
血中のX因子、V因子の活性化、次いでプロトロンビン
が活性化されてトロンビンを生じ、これがフイブリノー
ゲンをフイブリンに変換させることにより完成すると考
えられている。
血中のX因子、V因子の活性化、次いでプロトロンビン
が活性化されてトロンビンを生じ、これがフイブリノー
ゲンをフイブリンに変換させることにより完成すると考
えられている。
血液凝固に起因する疾患を治療するには、この血液凝固
機構に関与する種々の凝固因子を阻害若しくは失活させ
る物質、すなわち抗血液凝固物質を用いることが有効で
ある。この抗血液凝固物質としては、現在、ヘパリン、
ヘパリンコフアクター−II、アンチトロンビン−III、
α2−マクログロブリン、α1−トリプシンインヒビタ
ー、C1−エステラーゼインヒビター、プロテインC等が
知られている。また最近クリスP.M.リユーテリングスペ
ルガーら(Chris P.M.Reutelingsperger et al.)は、
臍帯動脈から、分子量32kDaの新規な抗凝固活性を有す
る物質を見い出し、報告している〔Eur.J.Biochem.151,
625〜629(1985)参照〕。
機構に関与する種々の凝固因子を阻害若しくは失活させ
る物質、すなわち抗血液凝固物質を用いることが有効で
ある。この抗血液凝固物質としては、現在、ヘパリン、
ヘパリンコフアクター−II、アンチトロンビン−III、
α2−マクログロブリン、α1−トリプシンインヒビタ
ー、C1−エステラーゼインヒビター、プロテインC等が
知られている。また最近クリスP.M.リユーテリングスペ
ルガーら(Chris P.M.Reutelingsperger et al.)は、
臍帯動脈から、分子量32kDaの新規な抗凝固活性を有す
る物質を見い出し、報告している〔Eur.J.Biochem.151,
625〜629(1985)参照〕。
しかしながら、これらの抗血液凝固物質の多くは単に存
在が確認された程度であり、医薬として実用に供されて
いるのはヘパリンのみである。しかし、ヘパリンには出
血傾向を招く副作用があるため、その使用方法及び使用
量等が極めて限定されており、抗血液凝固剤としては安
全性の面から満足すべきものではない。
在が確認された程度であり、医薬として実用に供されて
いるのはヘパリンのみである。しかし、ヘパリンには出
血傾向を招く副作用があるため、その使用方法及び使用
量等が極めて限定されており、抗血液凝固剤としては安
全性の面から満足すべきものではない。
また、リユーテリングスペルガーらの見出した物質は後
述するように本発明物質と異なるもので、しかも混合物
の状態で活性が測定されているにすぎず、到底実用に供
し得るものではない。
述するように本発明物質と異なるもので、しかも混合物
の状態で活性が測定されているにすぎず、到底実用に供
し得るものではない。
したがつて、更に優れた抗血液凝固剤の開発が望まれて
いた。
いた。
先に、本出願人は、安全で副作用のない抗血液凝固剤を
提供すべく鋭意研究を重ねた結果、組織トロンボプラス
チン含有量が多く、XIII因子、線溶阻止因子等も含有
し、血栓形成傾向にあると考えられ、また血液凝固機構
からも特異な状態を保持している胎盤中、特に人胎盤ホ
モジネートを遠心分離して得られる沈渣並びに上清部分
を分画して得られるマイクロゾーム画分から新規な抗血
液凝固物質が得られることを見出し、特許出願した(特
願昭60-217512号)。
提供すべく鋭意研究を重ねた結果、組織トロンボプラス
チン含有量が多く、XIII因子、線溶阻止因子等も含有
し、血栓形成傾向にあると考えられ、また血液凝固機構
からも特異な状態を保持している胎盤中、特に人胎盤ホ
モジネートを遠心分離して得られる沈渣並びに上清部分
を分画して得られるマイクロゾーム画分から新規な抗血
液凝固物質が得られることを見出し、特許出願した(特
願昭60-217512号)。
更に、遠心分離沈渣を分離精製した結果、異なる分子量
で同様の抗血液凝固活性を有する新規な物質が存在する
事を確認し、これを単離することに成功し、本発明を完
成した。
で同様の抗血液凝固活性を有する新規な物質が存在する
事を確認し、これを単離することに成功し、本発明を完
成した。
すなわち、本発明は下記性質を有する人胎盤由来の新規
な抗血液凝固物質及びその製法を提供するものである。
な抗血液凝固物質及びその製法を提供するものである。
分子量(SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動
法、還元状態及び非還元状態) 33,000±2,000 等電点(アンフオライトを用いる等電点カラム電気
泳動法) 6.2±0.1 安定性 イ 50℃、30分加熱処理で失活 ロ pH4〜8.5で安定(37℃) ハ 血漿中37℃、30分で安定 作用 イ カルシウム再加凝固時間を延長 ロ プロトロンビン時間を延長 ハ 活性化部分トロンボプラスチン時間を延長 本発明の抗血液凝固物質(以下「本発明物質」という)
は、例えば次の如くして調製される。
法、還元状態及び非還元状態) 33,000±2,000 等電点(アンフオライトを用いる等電点カラム電気
泳動法) 6.2±0.1 安定性 イ 50℃、30分加熱処理で失活 ロ pH4〜8.5で安定(37℃) ハ 血漿中37℃、30分で安定 作用 イ カルシウム再加凝固時間を延長 ロ プロトロンビン時間を延長 ハ 活性化部分トロンボプラスチン時間を延長 本発明の抗血液凝固物質(以下「本発明物質」という)
は、例えば次の如くして調製される。
まず、ヒト胎盤から胎盤ホモジユネートを調製し、遠心
分離をおこなう。ホモジナイズ操作は、胎盤より羊膜等
を切除した後、生理食塩水にて充分洗浄し、ワーリング
ブレンダー及びポリトロンを用いておこなう。得られた
ホモジネートを遠心分離に付し、上清及び沈渣を得る。
分離をおこなう。ホモジナイズ操作は、胎盤より羊膜等
を切除した後、生理食塩水にて充分洗浄し、ワーリング
ブレンダー及びポリトロンを用いておこなう。得られた
ホモジネートを遠心分離に付し、上清及び沈渣を得る。
こうして得られた胎盤ホモジネート沈渣は、緩衝液で充
分洗浄し、再度遠心分離して、洗浄沈渣を分取し、以後
の抽出操作に付す。即ち、洗浄沈渣はEDTA、EGTA、シユ
ウ酸、クエン酸、ニトリロ三酢酸ナトリウム、リン酸等
のキレート剤を含む緩衝液に浸し、4℃〜8℃にて一晩
放置後、遠心分離して上清を集め、抽出液を得る。この
場合、抽出はトリトンX-100、ルブロール、SDS、デオキ
シコール酸等の界面活性剤の存在下に行なうこともでき
る。
分洗浄し、再度遠心分離して、洗浄沈渣を分取し、以後
の抽出操作に付す。即ち、洗浄沈渣はEDTA、EGTA、シユ
ウ酸、クエン酸、ニトリロ三酢酸ナトリウム、リン酸等
のキレート剤を含む緩衝液に浸し、4℃〜8℃にて一晩
放置後、遠心分離して上清を集め、抽出液を得る。この
場合、抽出はトリトンX-100、ルブロール、SDS、デオキ
シコール酸等の界面活性剤の存在下に行なうこともでき
る。
一方、胎盤ホモジネート上清は、更に50,000〜100,000g
の超遠心分離して沈渣部分であるマイクロゾーム分画を
得る。このマイクロゾーム分画からも上記と同様にし
て、キレート剤及び/又は界面活性剤抽出を行なつた
後、超遠心分離して上清を集めることによつて本発明物
質を含む抽出液が得られる。
の超遠心分離して沈渣部分であるマイクロゾーム分画を
得る。このマイクロゾーム分画からも上記と同様にし
て、キレート剤及び/又は界面活性剤抽出を行なつた
後、超遠心分離して上清を集めることによつて本発明物
質を含む抽出液が得られる。
このようにして得られた抽出液は、硫安分画に付され
る。硫安分画は、先づ上記抽出液に35%飽和となるよう
に固形硫安を加えて遠心分離し上清を分取する。次い
で、上清に対し85%飽和となるように硫安を加えて遠心
分離し、沈渣を分取することによりおこなわれる。
る。硫安分画は、先づ上記抽出液に35%飽和となるよう
に固形硫安を加えて遠心分離し上清を分取する。次い
で、上清に対し85%飽和となるように硫安を加えて遠心
分離し、沈渣を分取することによりおこなわれる。
得られた硫安分画は、更に公知の分離・精製手段、例え
ば透析、イオン交換クロマトグラフイー、ゲル過、吸
着クロマトグラフイー、疎水性クロマトグラフイー、等
電点カラム電気泳動法、レクチン又は抗体を用いたアフ
イニテイー・クロマトグラフイー等を単独又は組合せ用
いることにより精製され、本発明物質が得られる。例え
ば、キレート剤抽出液を硫安分画して得られた画分を充
分透析し、この透析液をDEAE−トヨパールを通過させ非
吸着部分にある活性画分を濃縮し、セフアデツクスG-10
0を用いるゲル過に付す。濃縮後、Mono-Q(Q-Sepharo
se;フアルマシア社製)カラムに付し塩化ナトリウムを
用いる直線濃度勾配により溶出させて本発明物質を得
る。
ば透析、イオン交換クロマトグラフイー、ゲル過、吸
着クロマトグラフイー、疎水性クロマトグラフイー、等
電点カラム電気泳動法、レクチン又は抗体を用いたアフ
イニテイー・クロマトグラフイー等を単独又は組合せ用
いることにより精製され、本発明物質が得られる。例え
ば、キレート剤抽出液を硫安分画して得られた画分を充
分透析し、この透析液をDEAE−トヨパールを通過させ非
吸着部分にある活性画分を濃縮し、セフアデツクスG-10
0を用いるゲル過に付す。濃縮後、Mono-Q(Q-Sepharo
se;フアルマシア社製)カラムに付し塩化ナトリウムを
用いる直線濃度勾配により溶出させて本発明物質を得
る。
分子量測定 SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法(12%ポリア
クリルアミドゲル;還元状態及び非還元状態)により測
定した結果、33,000±2,000であつた。
クリルアミドゲル;還元状態及び非還元状態)により測
定した結果、33,000±2,000であつた。
等電点測定 アンフオライトを用いる等電点カラム電気泳動法(pH3.
5〜10,4℃)により300Vで48時間泳動して測定した結
果、6.2±0.1であつた。また、アンフオライトを用いた
ポリアクリルアミドゲルによる等電点電気泳動法(pH3.
5〜9.5,10℃)により20Wで1時間泳動して測定した結
果、6.4を示した。
5〜10,4℃)により300Vで48時間泳動して測定した結
果、6.2±0.1であつた。また、アンフオライトを用いた
ポリアクリルアミドゲルによる等電点電気泳動法(pH3.
5〜9.5,10℃)により20Wで1時間泳動して測定した結
果、6.4を示した。
安定性試験 イ 加熱処理に対する安定性 各設定温度(0〜80℃)で30分間処理した後の抗血液凝
固活性をプロトロンビン時間により測定した結果、50℃
以上の温度において該活性は完全に消失した。
固活性をプロトロンビン時間により測定した結果、50℃
以上の温度において該活性は完全に消失した。
ロ pH安定性 pH3.5〜11.0の種々の緩衝液を加え、4℃または37℃で1
8時間処理した後、残存する抗血液凝固活性をプロトロ
ンビン時間により測定した結果、4℃ではpH3.5〜10.0,
37℃では4〜8.5の範囲においては該活性の低下は見ら
れなかつた。
8時間処理した後、残存する抗血液凝固活性をプロトロ
ンビン時間により測定した結果、4℃ではpH3.5〜10.0,
37℃では4〜8.5の範囲においては該活性の低下は見ら
れなかつた。
ハ 血漿中における安定性 血漿中に本発明物質を加え、37℃で30分インキユベート
した後、残存する抗血液凝固活性をカルシウム再加凝固
時間法により測定した結果、活性の低下は見られなかつ
た。
した後、残存する抗血液凝固活性をカルシウム再加凝固
時間法により測定した結果、活性の低下は見られなかつ
た。
作用 イ カルシウム再加凝固時間に対する作用 標準血漿(オーソ社製)100μlと本発明物質溶液100μ
lを混和し、3分後に0.025M塩化カルシウム溶液100μ
lを添加し、凝固時間を測定した。その結果、表1に示
す如く、強力なカルシウム再加凝固時間延長作用が認め
られた。
lを混和し、3分後に0.025M塩化カルシウム溶液100μ
lを添加し、凝固時間を測定した。その結果、表1に示
す如く、強力なカルシウム再加凝固時間延長作用が認め
られた。
ロ プロトロンビン時間(PT)に対する作用20mM塩化カ
ルシウムで希釈したPT試薬(リオプラスチン:持田製薬
株式会社製)100μl及び本発明物質溶液100μlを混和
し、3分後に標準血漿100μlを添加し、凝固時間を測
定した。その結果、表2に示す如く、強力なPT延長作用
が認められた。
ルシウムで希釈したPT試薬(リオプラスチン:持田製薬
株式会社製)100μl及び本発明物質溶液100μlを混和
し、3分後に標準血漿100μlを添加し、凝固時間を測
定した。その結果、表2に示す如く、強力なPT延長作用
が認められた。
ハ 活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)に対す
る作用 APTT試薬(活性トロンボフアツクス;オーソ社製)10μ
lと本発明物質溶液90μlを混和し、2分後に標準血漿
100μlを混和する。6分後に0.025M塩化カルシウム溶
液100μlを添加し、凝固時間を測定した。その結果、
表3に示す如く強力なAPTT延長作用が認められた。
る作用 APTT試薬(活性トロンボフアツクス;オーソ社製)10μ
lと本発明物質溶液90μlを混和し、2分後に標準血漿
100μlを混和する。6分後に0.025M塩化カルシウム溶
液100μlを添加し、凝固時間を測定した。その結果、
表3に示す如く強力なAPTT延長作用が認められた。
叙上の如くして得られた物質は、前出のリユーテリング
スヘルガーらには得られた物質のSDS-PAGEで測定した分
子量と、56℃の熱処理により失活する蛋白質であること
のみ記述され、物質を単離同定するには至つていないの
で明らかではないが、先行文献の化合物が臍帯からトリ
ス−塩酸緩衝液で抽出される物質であること、及び等電
点も異なることから、これと異なると判断される。
スヘルガーらには得られた物質のSDS-PAGEで測定した分
子量と、56℃の熱処理により失活する蛋白質であること
のみ記述され、物質を単離同定するには至つていないの
で明らかではないが、先行文献の化合物が臍帯からトリ
ス−塩酸緩衝液で抽出される物質であること、及び等電
点も異なることから、これと異なると判断される。
本発明物質を抗血液凝固剤の有効成分として使用する場
合の剤型としては、注射剤が挙げられる。注射剤として
は、凍結乾燥粉末を用時、注射用蒸留水、生理食塩水等
に溶解して投与する形態が好ましい。投与部位として
は、静脈内が適当である。
合の剤型としては、注射剤が挙げられる。注射剤として
は、凍結乾燥粉末を用時、注射用蒸留水、生理食塩水等
に溶解して投与する形態が好ましい。投与部位として
は、静脈内が適当である。
投与量は、疾患の重症度、患者の体重等により異なる
が、通常10μg〜10mg/kg・dayであることが好ましい。
尚、本発明物質は、上記投与量の範囲内においては全く
異常が認められず、安全である。なお、本発明物質を注
射剤として製剤化する際には安定化剤として、例えばア
ルブミン、ゼラチン、マンニトール等を添加することが
でき、こうすることによつて製剤化工程での分解、吸着
等による失活が防止でき、また、製剤の保存安定性が向
上する。
が、通常10μg〜10mg/kg・dayであることが好ましい。
尚、本発明物質は、上記投与量の範囲内においては全く
異常が認められず、安全である。なお、本発明物質を注
射剤として製剤化する際には安定化剤として、例えばア
ルブミン、ゼラチン、マンニトール等を添加することが
でき、こうすることによつて製剤化工程での分解、吸着
等による失活が防止でき、また、製剤の保存安定性が向
上する。
本発明物質は、強力な抗血液凝固活性を有し、特に組織
トロンボプラスチン活性の亢進している状態、すなわ
ち、凝固亢進状態において、より強い活性を示すことか
ら、これを有効成分として含有する抗血液凝固剤は、副
作用が少なく安全である。
トロンボプラスチン活性の亢進している状態、すなわ
ち、凝固亢進状態において、より強い活性を示すことか
ら、これを有効成分として含有する抗血液凝固剤は、副
作用が少なく安全である。
次に実施例を挙げ、本発明を説明する。
実施例1 (i)ヒト胎盤5個(約2500g)より、膜等を除去し、
生理食塩水で充分洗浄後ミンチする。これに更に、50mM
トリス−塩酸緩衝液(pH7.4)2lを加え、ワーリングブ
レンダーを用いて破砕し、次いで更にポリトロン(Poly
tron)で磨砕する。得られたホモジネートを7,000rpm15
分間遠心分離し、沈渣を分取した。得られた沈渣に再度
50mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.4)2lを加え、ポリトロ
ンでホモジナイズし、7,000rpm15分間遠心分離して洗浄
沈渣を得た。この操作を数回繰り返し、血液成分を除去
して、洗浄沈渣930gを得た。
生理食塩水で充分洗浄後ミンチする。これに更に、50mM
トリス−塩酸緩衝液(pH7.4)2lを加え、ワーリングブ
レンダーを用いて破砕し、次いで更にポリトロン(Poly
tron)で磨砕する。得られたホモジネートを7,000rpm15
分間遠心分離し、沈渣を分取した。得られた沈渣に再度
50mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.4)2lを加え、ポリトロ
ンでホモジナイズし、7,000rpm15分間遠心分離して洗浄
沈渣を得た。この操作を数回繰り返し、血液成分を除去
して、洗浄沈渣930gを得た。
(ii)(i)で得た沈渣900gに、50mM EDTAを含む50mM
トリス−塩酸緩衝液(pH7.4)を約2l加え、ワーリング
ブレンダーでホモジナイズする。このホモジネートを4
℃にて、一夜攪拌後7,000rpm15分間遠心分離して、抽出
液2lを得た。
トリス−塩酸緩衝液(pH7.4)を約2l加え、ワーリング
ブレンダーでホモジナイズする。このホモジネートを4
℃にて、一夜攪拌後7,000rpm15分間遠心分離して、抽出
液2lを得た。
(iii)(ii)で得た抽出液に固形硫安を加え、35%飽
和とし、4℃で30分〜数時間放置後、7,000rpm15分間遠
心分離し上清を分取した。この上清に更に硫安を加え、
85%飽和とし、4℃で2時間放置した後7,000rpm15分間
遠心分離し、沈渣を分取した。得られた沈渣を20mMトリ
ス−塩酸緩衝液の少量に溶かし、同緩衝液に対し、4℃
で一夜、充分に透析した。透析中に生じた沈澱は、7,00
0rpm15分間遠心分離して除き、透析液390mlを得た。
和とし、4℃で30分〜数時間放置後、7,000rpm15分間遠
心分離し上清を分取した。この上清に更に硫安を加え、
85%飽和とし、4℃で2時間放置した後7,000rpm15分間
遠心分離し、沈渣を分取した。得られた沈渣を20mMトリ
ス−塩酸緩衝液の少量に溶かし、同緩衝液に対し、4℃
で一夜、充分に透析した。透析中に生じた沈澱は、7,00
0rpm15分間遠心分離して除き、透析液390mlを得た。
(iv)得られた透析液を、20mMトリス−塩酸緩衝液(pH
7.4)で平衡化したDEAE−トヨパール(φ5.5×19cm)に
吸着させ、同緩衝液にて充分洗浄した。該当活性画分は
非吸着部分に認められ、画分21〜40(400ml)を集め
た。
7.4)で平衡化したDEAE−トヨパール(φ5.5×19cm)に
吸着させ、同緩衝液にて充分洗浄した。該当活性画分は
非吸着部分に認められ、画分21〜40(400ml)を集め
た。
(v)得られた活性画分をダイアフローメンブランフイ
ルターYM−10を用いて濃縮し、濃縮液をセフアデツクス
G-100を用いるゲル過(φ4.5×75cm)に付し、生理食
塩水で1分画8mlになるように溶出させ、活性画分95〜1
05を集め、これを限外過により濃縮した(8.2ml)。
ルターYM−10を用いて濃縮し、濃縮液をセフアデツクス
G-100を用いるゲル過(φ4.5×75cm)に付し、生理食
塩水で1分画8mlになるように溶出させ、活性画分95〜1
05を集め、これを限外過により濃縮した(8.2ml)。
(vi)上記濃縮液8.2mlを数回にわけ、50mMトリス−塩
酸緩衝液(pH8.0)で平衡化したMono Qカラム(Q−セ
フアロース,FPLC)に吸着させ塩化ナトリウムによる直
線濃度勾配により溶出したところ、活性画分はほぼ0.08
M塩化ナトリウム濃度付近にて溶出された。FPLCにより
精製した活性画分をすべて集め、これを限外過により
濃縮して、本発明物質6.3ml(蛋白重量7.8mg,Lowry法)
を得た。
酸緩衝液(pH8.0)で平衡化したMono Qカラム(Q−セ
フアロース,FPLC)に吸着させ塩化ナトリウムによる直
線濃度勾配により溶出したところ、活性画分はほぼ0.08
M塩化ナトリウム濃度付近にて溶出された。FPLCにより
精製した活性画分をすべて集め、これを限外過により
濃縮して、本発明物質6.3ml(蛋白重量7.8mg,Lowry法)
を得た。
Claims (2)
- 【請求項1】下記性質を有する人胎盤由来の抗血液凝固
物質。 分子量(SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動
法,還元状態及び非還元状態) 33,000±2,000 等電点(アンフオライトを用いる等電点カラム電気
泳動法) 6.2±0.1 安定性 イ 50℃、30分加熱処理で失活 ロ pH4〜8.5で安定(37℃) ハ 血漿中37℃、30分で安定 作用 イ カルシウム再加凝固時間を延長 ロ プロトロンビン時間を延長 ハ 活性化部分トロンボプラスチン時間を延長 - 【請求項2】ヒト胎盤をホモジナイズし、このホモジユ
ネートを遠心分離に付し、得られた遠心分離沈渣をキレ
ート剤を用いて抽出し、該抽出物を分離精製することを
特徴とする下記性質を有するヒト胎盤由来の抗血液凝固
物質の製法。 分子量(SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動
法、還元状態及び非還元状態) 33,000±2,000 等電点(アンフオライトを用いる等電点カラム電気
泳動法) 6.2±0.1 安定性 イ 50℃、30分加熱処理で失活 ロ pH4〜8.5で安定(37℃) ハ 血漿中37℃、30分で安定 作用 イ カルシウム再加凝固時間を延長 ロ プロトロンビン時間を延長 ハ 活性化部分トロンボプラスチン時間を延長
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61243777A JPH0764877B2 (ja) | 1986-10-14 | 1986-10-14 | 抗血液凝固物質及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61243777A JPH0764877B2 (ja) | 1986-10-14 | 1986-10-14 | 抗血液凝固物質及びその製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6396131A JPS6396131A (ja) | 1988-04-27 |
| JPH0764877B2 true JPH0764877B2 (ja) | 1995-07-12 |
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ID=17108817
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61243777A Expired - Fee Related JPH0764877B2 (ja) | 1986-10-14 | 1986-10-14 | 抗血液凝固物質及びその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0764877B2 (ja) |
-
1986
- 1986-10-14 JP JP61243777A patent/JPH0764877B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6396131A (ja) | 1988-04-27 |
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