JPH0765305B2 - 除塵装置 - Google Patents

除塵装置

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JPH0765305B2
JPH0765305B2 JP20208589A JP20208589A JPH0765305B2 JP H0765305 B2 JPH0765305 B2 JP H0765305B2 JP 20208589 A JP20208589 A JP 20208589A JP 20208589 A JP20208589 A JP 20208589A JP H0765305 B2 JPH0765305 B2 JP H0765305B2
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俊平 藤原
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日立プラント建設株式会社
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、分岐水路の水を合流水路に放流する際に、合
流口付近に設けられる除塵装置に関する。
〔従来の技術〕
分岐水路と合流水路との合流口付近に、除塵機を設ける
ことがある。この除塵機を設ける目的は、合流水路にお
ける水質汚染の防止及び分岐水路の水を合流水路に揚水
放流する際に用いるポンプ等の保護にあり、一般の除塵
機はこれらの目的の下に製作されている。
ところで、分岐水路の水を合流水路へ自然放流できる場
合に、水中に含まれるし渣を含んだ状態で放流してもよ
い場合がある。この場合においても従来の除塵機の構成
では、し渣を回収する部分とスクリーンとが別個に分岐
水路に固定されているため、スクリーンにし渣が溜まり
除塵機を常時稼働させなければならなかった。このため
本来処理しなくてもよいし渣まで処理しなければなら
ず、運転動力を浪費しているという問題があった。
この対策として、第7図に示されるような固定式除塵機
100、ポンプ場102、水門104、案内路105から成る除塵装
置106を採用することも考えられる。この除塵装置106で
は、分岐水路108の合流水路110側の端部にポンプ場102
が設けられ、このポンプ場102のポンプ102Aにより分岐
水路108の水を合流水路110に揚水放流している。また、
ポンプ場102の上流側の分岐水路108の側壁の一部から合
流水路110へ自然放流する場合の水路としての案内路105
が設けられている。この案内路105と分岐水路108との間
には開閉可能な水門104が設けられている。分岐水路108
における前記水門104とポンプ場102との間には、水中の
し渣を除去する固定式除塵機100が配設されている。上
記除塵装置106によれば、自然放流できる場合には水門1
04を開放させて固定式除塵機100は休止させることによ
り、この固定式除塵機100の運転動力は削減される。
しかしながら、上記除塵装置106では、分岐水路108と合
流水路110との間に、ポンプ場102を迂回して案内路105
を設ける必要があるが、敷地条件等の制約により前記除
塵装置106を配置できないという問題がある。また、こ
の除塵装置106では、固定式除塵機100の運転動力は削減
されるが、スクリーン(図示省略)等の固定式除塵機10
0の一部が常時水中にあるため、腐蝕等の進行が促進さ
れ耐久性の劣化を助長するという問題がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記事実を考慮し、分岐水路の水を合流水路へ
案内する案内路を設けないようにして、敷地条件等の制
約を解消した除塵装置を得ることが目的である。
さらに、上記目的に加え、除塵機におけるスクリーン及
びスクレーパーの耐久性を向上させることができる除塵
装置を得ることが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
請求項(1)記載の発明は、合流水路に連通された分岐水
路に配置されると共にし渣を回収する除塵機と、入口部
が前記分岐水路の前記除塵機よりも下流側に連通された
貯水場と、前記貯水場の入口部に配置された開閉可能な
第1のゲートと、前記貯水場内の水を前記合流水路へ揚
水放流する揚水手段と、前記分岐水路の前記第1のゲー
トよりも下流側に配置された開閉可能な第2のゲート
と、を有している。
請求項(2)記載の発明は、前記除塵機において、前記分
岐水路のし渣を溜めるスクリーンと、前記スクリーンに
接触しながら移動し前記スクリーンに溜まったし渣を除
去するスクレーパーと、前記スクリーンを前記分岐水路
の水深方向にスライドさせて前記スクリーンの位置を決
定するスクリーン位置決め手段と、を備えていることを
特徴としている。
〔作用〕
請求項(1)記載の発明では、分岐水路の水位が合流水路
の水位よりも高いときには、第1のゲートを閉鎖し、第
2のゲートを開放する。これによって分岐水路と合流水
路とが連通され、分岐水路の水は合流水路へ放流され
る。このとき、除塵機は休止させる。
また、分岐水路の水位が合流水路の水位よりも低いとき
には、第1のゲートは開放され、第2のゲートは閉鎖さ
れる。これにより、分岐水路の水は貯水場に案内され、
揚水手段により合流水路へ揚水放流される。このとき、
揚水手段保護のために除塵機は稼動させる。
請求項(2)記載の発明では、前記除塵機を休止させる際
には、スクリーン位置決め手段によりスクリーンを水深
方向にスライドさせて前記水深方向の上方位置にスクリ
ーンを設定する。これにより除塵機におけるスクリーン
及びスクレーパーは、常時水中にさらされることがなく
なり、従ってこれらの耐久性の劣化も助長されない。
また、前記除塵機を稼動させる際には、スクリーン位置
決め手段によりスクリーンを水深方向にスライドさせて
前記水深方向の下方位置にスクリーンを設定する。これ
によりスクリーンには、分岐水路の水に含まれるし渣が
溜まるが、スクレーパーによりこのし渣は除去される。
〔実施例〕
第1図には本実施例に係る除塵装置10が示されている。
分岐水路12が合流水路14へ合流する部分には、放流ゲー
ト16が設けられている。放流ゲート16は、分岐水路12を
開閉することができる。分岐水路12における放流ゲート
16よりも上流側には、この分岐水路12の幅方向に亘って
除塵機18が配設されている。以下除塵機18について詳細
に説明する。
第2図に示される如く分岐水路12の両側壁20には、この
分岐水路12に沿って4本の脚部2ZAが立設されている。
前記脚部22Aにはその上端に天井22Bが取り付けられ、さ
らに脚部22Aの中間部には枠体22Cが取り付けられて固定
架台22が形成されている。天井22Bには、矩形孔24が形
成されている。この矩形孔24にスクリーン本体28が挿通
されている。
第3図に示される如く、スクリーン本体28は分岐水路12
の水深方向に対し幾分傾斜させた状態で前記架台26に固
定されている。スクリーン本体28には、その下部に前ス
クリーン30が配設され、またその中間部に主スクリーン
32が配設されている。前スクリーン30及び主スクリーン
32は、共に複数枚の薄肉の平板34が配列されて形成され
ている(第2図参照)。この平板34は、その肉厚方向が
分岐水路12の幅方向とされており、このため隣接する平
板34の間はスリツト状の溝36が形成されることとなり、
水の流通路とされている。また、スクリーン本体28には
その上部に平板状の案内板38が形成されている。この案
内板38は、主面が分岐水路12の水流方向と対向されてい
る。
前記案内板38の上端は円弧状に屈曲され、スクリーン本
体28の上部に配設された主動軸40に巻き掛けられてい
る。主動軸40の一方の端部は、前記架台26に据え付けら
れた駆動モーター42とチエーン44を介して連結されてい
る。また、主動軸40の軸方向両端部には外歯車46が取り
付けられ、それぞれ主務チエーン48が巻き掛けられてい
る。主務チエーン48は、スクリーン本体28の下部両側面
に配設された従動歯車50にも巻き掛けられている。前記
一対の主務チエーン48にはその長手方向で所定間隔毎に
し渣掻揚げ用のスクレーパー52が掛け渡されている。
スクレーパー52の中間部には、前記スリット状の溝36に
収容される爪52Aが形成されている。それぞれの爪52Aの
間には刃52Bが取り付けられており、主スクリーン32と
対応されている。このスクレーパー52の刃52Bの先端が
前記主スクリーン32上を摺動することによりし渣を掻揚
げている。
前記枠体22Cには、シユート54が配設されており、主動
軸40によって反転されたスクレーパー52で掻揚げられた
し渣の排出口とされている。このシユート54の下方には
コンベヤ56が配設されており、これにより前記掻揚げら
れたし渣を除去している。
第4図に示される如くスクリーン本体28の両側面には、
その上部及び下部にそれぞれ一対のローラー58が固定さ
れている。また、分岐水路12の両側壁20にはスクリーン
本体28に対応してガイドレール60が配設されている。ガ
イドレール60の上端は分岐水路12の上方へ延長され固定
架台22の天井22Bに固定されている。このガイドレール6
0に、前記一対のローラー58を介してスクリーン本体28
が支持されている。スクリーン本体28の上端両側は、前
記固定架台22に配設された2機の巻取装置62の巻取部62
Aとそれぞれワイヤ64を介して連結されている。スクリ
ーン本体28と巻取装置62との中間位置の固定架台22に
は、コの字型のプーリー架台66が配設されており、この
プーリー架台66の上縁両側に固定されたプーリー70に前
記ワイヤ64が巻掛けられている。これによりスクリーン
本体28は、スライド幅lの間をスライドできるようにさ
れている。ここで、スクリーン本体28をスライドさせて
分岐水路12上に保持する場合には、分岐水路12の水はわ
ずかにし渣を含んだ状態で放流ゲート16へ案内されるこ
とになる。
第1図に示されるように除塵機18と前記放流ゲート16と
の間には、分岐水路12に隣接してポンプ場72が設けられ
ている。ポンプ場72には、貯水場72A及び複数のポンプ7
2Bが配設されている。貯水場72Aと分岐水路12とは流入
ゲート74によって連通されている。ここで、貯水場72A
は分岐水路12よりも低い位置に設けられており、従って
流入ゲート74を開放すれば、分岐水路12の水は貯水場72
Aへ流入することになる。また、ポンプ72Bの吸引口(図
示省略)は貯水場72Aと連通されており、ポンプ72Bの吐
出口(図示省略)は合流水路14へ向けられている。従っ
て、ポンプ72Bを駆動させれば貯水場72Aの水を合流水路
14へ揚水放流することができる。
以下に本実施例の作用を説明する。
分岐水路12の水位が合流水路14の水位よりも低いときに
は、スクリーン本体28は分岐水路12の略水深方向におけ
る下方位置で保持され、スクレーパー52等を運転させ
る。すなわち、駆動モーター42を駆動させると主務チエ
ーン48が回転する。これにより、スクレーパー52の刃52
Bが主スクリーン32の平板34上を摺動して、主スクリー
ン32に溜まったし渣が掻揚げられる。掻揚げられたし渣
は案内板38上を滑り、主動軸40で反転してシユート54へ
落下する。シユート54へ落下したし渣はコンベヤ56へ案
内され、これにより搬送されて除去される。このとき、
流入ゲート74を開放し、放流ゲート16を閉鎖しておく。
し渣が除去された分岐水路12の水は、流入ゲート74が開
放され放流ゲート16が閉鎖されているので、貯水場72A
へ案内される。貯水場72Aへ案内された分岐水路12の水
は、ポンプ72Bを駆動させるより合流水路14へ揚水放流
される。ここで、分岐水路12の水からはし渣が除去され
ているので、ポンプ72Bを保護することができる。
一方、分岐水路12の水位が合流水路14の水位よりも高く
かつし渣を含んだ状態で放流してもよいときには、巻取
装置62を駆動させることにより、スクリーン本体28は分
岐水路12の略水深方向上方にスライド幅lだけスライド
させる(第4図参照)。この結果、スクリーン本体28は
分岐水路12の水面上で保持され、スクレーパー52等の運
転は停止させる。
また、流入ゲート74を閉鎖すると共に放流ゲート16を開
放する。これにより分岐水路12の水は合流水路14へ自然
放流される。
このようにすれば、スクリーン本体28のスクレーパー52
等の運転動力を削減することができる。さらに、スクリ
ーン本体28の一部が常時水中に浸っている場合と比べる
と、スクレーパー52等の腐蝕の進行を抑制することがで
きる。
なお、本実施例では除塵装置10における放流ゲート16、
流入ゲート74の開閉操作及びスクリーン本体28のスライ
ド操作は別個に行われているが、分岐水路12、合流水路
14にそれぞれレベルセンサーを取り付けて、このレベル
センサーの信号を検知することにより自動的に前記操作
を行ってもよい。
すなわち、第5図に示されるように放流ゲート16、流入
ゲート74には、その上端にモータ80、82がそれぞれ配設
されており、このモータ80、82を各々別個に駆動させる
ことにより放流ゲート16、流入ゲート74は別個に開閉さ
れる。分岐水路12、合流水路14には各々レベルセンサー
76、78が配置されており、前記レベルセンサー76、78と
モータ80、82とスクリーン本体28をスライドさせる巻取
装置62とは、それぞれ制御装置84へ接続されている。
以下に第6図のフローチヤートに従い操作手順を説明す
る。先ず、ステツプ150でレベルセンサー76、78の出力
が取り込まれる。次に、ステツプ152で、レベルセンサ
ー76により検知された水位(以下、L1という。)とレベ
ルセンサー78により検知された水位(以下、L2とい
う。)との高低関係が比較される。
水位L1<水位L2の場合には、ステツプ154へ移行して、
スクリーン本体28は分岐水路12の水深方向における下方
位置で運転させる。また、ステツプ156でモーター82を
駆動させることにより流入ゲート74は開放され、ステツ
プ158で放流ゲート16は閉鎖される。
一方、水位L1≧水位L2の場合には、ステツプ160へ移行
して、スクリーン本体28は巻取装置62を駆動させること
により、分岐水路12上に保持されてその運転を停止させ
る。また、ステツプ162でモーター80を駆動させること
により放流ゲート16は開放され、ステツプ164で流入ゲ
ート74は閉鎖される。
〔発明の効果〕
以上説明した如く本発明に係る除塵装置は、分岐水路の
水を合流水路へ案内する案内路を設けないようにして、
敷地条件等の制約を解消することができるという優れた
効果を有する。
また、上記効果に加え、除塵機のスクリーンを水深方向
にスライドできるようにしたことにより、分岐水路の水
位が放流水路の水位よりも高い場合には、スクリーンを
分岐水路上に保持させることができるので除塵機におけ
るスクリーン、スクレーパー等の耐久性を向上させるこ
とができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係る除塵装置の配置を示す平面図、
第2図は本実施例に係る除塵機を示す正面図、第3図は
第2図におけるスクリーン本体の右側面図、第4図は第
2図におけるガイドレールの右側面図、第5図は第1図
の除塵装置にレベルセンサー等を設けて自動的に操作す
る場合の概略側面図、第6図は第5図の制御装置におけ
るルーチンを示すフローチヤート、第7図は従来例に係
る除塵装置を示す平面図である。 10……除塵装置、 12……分岐水路、 14……合流水路、 16……放流ゲート、 18……除塵機、 28……スクリーン本体、 52……スクレーパー、 60……ガイドレール、 62……巻取装置、 72……ポンプ場、 74……流入ゲート。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合流水路に連通された分岐水路に配置され
    ると共にし渣を回収する除塵機と、入口部が前記分岐水
    路の前記除塵機よりも下流側に連通された貯水場と、前
    記貯水場の入口部に配置された開閉可能な第1のゲート
    と、前記貯水場内の水を前記合流水路へ揚水放流する揚
    水手段と、前記分岐水路の前記第1のゲートよりも下流
    側に配置された開閉可能な第2のゲートと、を有する除
    塵装置。
  2. 【請求項2】前記除塵機は、前記分岐水路のし渣を溜め
    るスクリーンと、前記スクリーンに接触しながら移動し
    前記スクリーンに溜まったし渣を除去するスクレーパー
    と、前記スクリーンを前記分岐水路の水深方向にスライ
    ドさせて前記スクリーンの位置を決定するスクリーン位
    置決め手段と、を備えていることを特徴とする請求項
    (1)記載の除塵装置。
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