JPH0765365A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体の製造方法Info
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- JPH0765365A JPH0765365A JP21320493A JP21320493A JPH0765365A JP H0765365 A JPH0765365 A JP H0765365A JP 21320493 A JP21320493 A JP 21320493A JP 21320493 A JP21320493 A JP 21320493A JP H0765365 A JPH0765365 A JP H0765365A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 連続走行する非磁性支持体7上に磁性塗料を
塗布した後、該非磁性支持体7を乾燥器4内に移送して
塗布された磁性塗料を乾燥し、鏡面化処理を施すことで
磁性層を形成するに際して、非磁性支持体7として厚み
が9〜11μm,長手方向のヤング率が600kg/m
m2 以上のものを用いるとともに、磁性塗料の塗布厚を
鏡面化処理後の厚さを2.5〜3.0μmとなるように
設定し、且つ乾燥器4内に移送された非磁性支持体7に
かけるテンションを1インチ当たり150g以下とす
る。 【効果】 寸法の経時変化率が−0.02%以下と小さ
くデジタル記録方式に適用した場合でも良好な信号再生
が行える磁気テープが獲得できる。
塗布した後、該非磁性支持体7を乾燥器4内に移送して
塗布された磁性塗料を乾燥し、鏡面化処理を施すことで
磁性層を形成するに際して、非磁性支持体7として厚み
が9〜11μm,長手方向のヤング率が600kg/m
m2 以上のものを用いるとともに、磁性塗料の塗布厚を
鏡面化処理後の厚さを2.5〜3.0μmとなるように
設定し、且つ乾燥器4内に移送された非磁性支持体7に
かけるテンションを1インチ当たり150g以下とす
る。 【効果】 寸法の経時変化率が−0.02%以下と小さ
くデジタル記録方式に適用した場合でも良好な信号再生
が行える磁気テープが獲得できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非磁性支持体上に磁性
塗料を塗布,温熱乾燥することで磁性層を形成する磁気
記録媒体の製造方法に関する。
塗料を塗布,温熱乾燥することで磁性層を形成する磁気
記録媒体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば磁気テープやフロッピーディスク
等の磁気記録媒体としては、非磁性支持体上に磁性粉
末,樹脂結合剤,各種添加剤等よりなる磁性層が形成さ
れた,いわゆる塗布型の磁気記録媒体が生産性,汎用性
に優れることから主流を占めているのが現状である。
等の磁気記録媒体としては、非磁性支持体上に磁性粉
末,樹脂結合剤,各種添加剤等よりなる磁性層が形成さ
れた,いわゆる塗布型の磁気記録媒体が生産性,汎用性
に優れることから主流を占めているのが現状である。
【0003】例えば、この塗布型の磁気テープを作製す
るには、磁性粉末,樹脂結合剤等,磁性層を構成させる
各材料を有機溶剤とともに混合分散して磁性塗料を調製
する。そして、この磁性塗料を連続走行する非磁性支持
体上に塗布した後、該非磁性支持体を乾燥器に移送して
塗布された塗料を温熱乾燥し、さらに鏡面化処理するこ
とで磁性層を形成する。ここで、このようにして磁性層
を形成するに際しては、非磁性支持体の走行を安定化
し、塗料の塗布を良好に行うために、非磁性支持体に1
インチ当たり250g以上のテンションを印加するのが
通常である。
るには、磁性粉末,樹脂結合剤等,磁性層を構成させる
各材料を有機溶剤とともに混合分散して磁性塗料を調製
する。そして、この磁性塗料を連続走行する非磁性支持
体上に塗布した後、該非磁性支持体を乾燥器に移送して
塗布された塗料を温熱乾燥し、さらに鏡面化処理するこ
とで磁性層を形成する。ここで、このようにして磁性層
を形成するに際しては、非磁性支持体の走行を安定化
し、塗料の塗布を良好に行うために、非磁性支持体に1
インチ当たり250g以上のテンションを印加するのが
通常である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、塗料を
温熱乾燥している工程で非磁性支持体に1インチ当たり
250g以上のテンションが印加されると、それによっ
てストレスがかかり、テープ原反に応力が残存するよう
になる。この残存した応力は、完成された磁気テープに
おいて寸法の経時変化を引き起こす最大の原因となり、
長手方向に初期長さの約−0.1%に相当する寸法ズレ
を生じてしまう。
温熱乾燥している工程で非磁性支持体に1インチ当たり
250g以上のテンションが印加されると、それによっ
てストレスがかかり、テープ原反に応力が残存するよう
になる。この残存した応力は、完成された磁気テープに
おいて寸法の経時変化を引き起こす最大の原因となり、
長手方向に初期長さの約−0.1%に相当する寸法ズレ
を生じてしまう。
【0005】磁気テープにこのような寸法の経時変化が
生じると、記録トラックと、再生に際して磁気ヘッドが
トレースする位置とにズレが生じ、良好な信号再生がな
されないといった不都合が生じる。特に、デジタル記録
方式で記録を行おうとする場合では、トラック幅が20
μmとアナログ記録方式の場合のトラック幅120μm
と比べて非常に狭くなされるので、磁気テープに生じる
寸法ズレが−0.02%以下でなければ良好な信号再生
が行えない。このため上述のような寸法の経時変化が大
きな磁気テープでは実用的な使用は不可能である。
生じると、記録トラックと、再生に際して磁気ヘッドが
トレースする位置とにズレが生じ、良好な信号再生がな
されないといった不都合が生じる。特に、デジタル記録
方式で記録を行おうとする場合では、トラック幅が20
μmとアナログ記録方式の場合のトラック幅120μm
と比べて非常に狭くなされるので、磁気テープに生じる
寸法ズレが−0.02%以下でなければ良好な信号再生
が行えない。このため上述のような寸法の経時変化が大
きな磁気テープでは実用的な使用は不可能である。
【0006】そこで、本発明はこのような従来の実情に
鑑みて提案されたものであり、テープ原反に残存する応
力が小さく抑えられ、寸法の経時変化が小さく、デジタ
ル記録方式に適用した場合でも良好な信号再生を行うこ
とが可能な磁気テープが獲得できる磁気記録媒体の製造
方法を提供することを目的とする。
鑑みて提案されたものであり、テープ原反に残存する応
力が小さく抑えられ、寸法の経時変化が小さく、デジタ
ル記録方式に適用した場合でも良好な信号再生を行うこ
とが可能な磁気テープが獲得できる磁気記録媒体の製造
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明者等が鋭意検討を重ねた結果、用いる非磁
性支持体の厚み,長手方向のヤング率及び塗布する塗料
の塗布厚み、乾燥器内に移送された非磁性支持体にかけ
るテンションを所定の範囲にすることにより、長手方向
の寸法経時変化率が−0.02%以下と小さくデジタル
記録方式に適用した場合でも良好な信号再生を行える磁
気テープが得られるとの知見を得るに至った。
めに、本発明者等が鋭意検討を重ねた結果、用いる非磁
性支持体の厚み,長手方向のヤング率及び塗布する塗料
の塗布厚み、乾燥器内に移送された非磁性支持体にかけ
るテンションを所定の範囲にすることにより、長手方向
の寸法経時変化率が−0.02%以下と小さくデジタル
記録方式に適用した場合でも良好な信号再生を行える磁
気テープが得られるとの知見を得るに至った。
【0008】本発明の磁気記録媒体の製造方法は、この
ような知見に基づいて完成されたものであって、連続走
行する非磁性支持体上に磁性塗料を塗布した後、該非磁
性支持体を乾燥器内に移送して塗布された磁性塗料を乾
燥し、鏡面化処理を施すことで磁性層を形成するに際し
て、非磁性支持体として厚みが9〜11μm,長手方向
のヤング率が600kg/mm2 以上のものを用いると
ともに、磁性塗料の塗布厚を鏡面化処理後の厚さが2.
5〜3.0μmとなるように設定し、且つ乾燥器内で非
磁性支持体にかかるテンションを1インチ当たり150
g以下とすることを特徴とするものである。
ような知見に基づいて完成されたものであって、連続走
行する非磁性支持体上に磁性塗料を塗布した後、該非磁
性支持体を乾燥器内に移送して塗布された磁性塗料を乾
燥し、鏡面化処理を施すことで磁性層を形成するに際し
て、非磁性支持体として厚みが9〜11μm,長手方向
のヤング率が600kg/mm2 以上のものを用いると
ともに、磁性塗料の塗布厚を鏡面化処理後の厚さが2.
5〜3.0μmとなるように設定し、且つ乾燥器内で非
磁性支持体にかかるテンションを1インチ当たり150
g以下とすることを特徴とするものである。
【0009】また、乾燥器内で非磁性支持体にかかるテ
ンションを1インチ当たり100g〜150gとするこ
とを特徴とするものである。
ンションを1インチ当たり100g〜150gとするこ
とを特徴とするものである。
【0010】本発明の製造方法によって製造される磁気
記録媒体は、非磁性支持体上に磁性粉末,樹脂結合剤,
各種添加剤等よりなる磁性層が形成された,いわゆる塗
布型の磁気記録媒体である。
記録媒体は、非磁性支持体上に磁性粉末,樹脂結合剤,
各種添加剤等よりなる磁性層が形成された,いわゆる塗
布型の磁気記録媒体である。
【0011】このような塗布型の磁気記録媒体を作製す
るには、磁性粉末,樹脂結合剤等,磁性層を構成させる
各材料を有機溶剤とともに混合分散して磁性塗料を調製
する。そして、この磁性塗料を連続走行する非磁性支持
体上に塗布した後、該非磁性支持体を乾燥器に移送して
塗布された塗料を温熱乾燥し、さらにこのようにして形
成された塗膜を鏡面化処理することで磁性層を形成す
る。
るには、磁性粉末,樹脂結合剤等,磁性層を構成させる
各材料を有機溶剤とともに混合分散して磁性塗料を調製
する。そして、この磁性塗料を連続走行する非磁性支持
体上に塗布した後、該非磁性支持体を乾燥器に移送して
塗布された塗料を温熱乾燥し、さらにこのようにして形
成された塗膜を鏡面化処理することで磁性層を形成す
る。
【0012】ここで、このようにして磁性層を形成する
に際しては、非磁性支持体の走行を安定化して塗料の塗
布を良好に行うために、連続走行する非磁性支持体にテ
ンションを印加する必要がある。しかし、塗料を温熱乾
燥している工程で非磁性支持体にむやみに大きなテンシ
ョンがかかると、このストレスによってテープ原反に大
きな応力が残存し、この残存した応力が完成された磁気
テープの長手方向における寸法経時変化を引き起こすよ
うになる。
に際しては、非磁性支持体の走行を安定化して塗料の塗
布を良好に行うために、連続走行する非磁性支持体にテ
ンションを印加する必要がある。しかし、塗料を温熱乾
燥している工程で非磁性支持体にむやみに大きなテンシ
ョンがかかると、このストレスによってテープ原反に大
きな応力が残存し、この残存した応力が完成された磁気
テープの長手方向における寸法経時変化を引き起こすよ
うになる。
【0013】そこで、本発明では、このような磁気テー
プの寸法の経時変化を最小限に抑えるために、非磁性支
持体として厚みが9〜11μm,長手方向のヤング率が
600kg/mm2 以上のものを用いるとともに、磁性
塗料の塗布厚を鏡面化処理後の厚さが2.5〜3.0μ
mとなるように設定し、且つ乾燥器内で非磁性支持体に
かかるテンションを1インチ当たり150g以下に抑え
ることとする。
プの寸法の経時変化を最小限に抑えるために、非磁性支
持体として厚みが9〜11μm,長手方向のヤング率が
600kg/mm2 以上のものを用いるとともに、磁性
塗料の塗布厚を鏡面化処理後の厚さが2.5〜3.0μ
mとなるように設定し、且つ乾燥器内で非磁性支持体に
かかるテンションを1インチ当たり150g以下に抑え
ることとする。
【0014】乾燥器内で非磁性支持体にかかるテンショ
ンを非磁性支持体1インチ当たり150g以下に設定す
ると、テープ原反に残存する応力が小さく抑えられる。
このとき、非磁性支持体として厚みが9〜11μm,長
手方向のヤング率が600kg/mm2 以上のものを用
いるとともに磁性塗料の塗布厚みを鏡面化処理後の厚さ
が2.5〜3.0μmとなるように設定すれば、このよ
うな非磁性支持体に印加するテンションを規制すること
による効果が顕著に発揮され、長手方向の寸法経時変化
率が−0.02%以下と小さくデジタル記録方式に適用
した場合でも十分に良好な信号再生が行える磁気テープ
が得られることになる。
ンを非磁性支持体1インチ当たり150g以下に設定す
ると、テープ原反に残存する応力が小さく抑えられる。
このとき、非磁性支持体として厚みが9〜11μm,長
手方向のヤング率が600kg/mm2 以上のものを用
いるとともに磁性塗料の塗布厚みを鏡面化処理後の厚さ
が2.5〜3.0μmとなるように設定すれば、このよ
うな非磁性支持体に印加するテンションを規制すること
による効果が顕著に発揮され、長手方向の寸法経時変化
率が−0.02%以下と小さくデジタル記録方式に適用
した場合でも十分に良好な信号再生が行える磁気テープ
が得られることになる。
【0015】ただし、非磁性支持体にかかるテンション
が1インチ当たり100gを下回ると、非磁性支持体の
走行が不安定となり、塗料の塗布が非常に困難となるた
め、非磁性支持体に印加するテンションは1インチ当た
り100〜150gに設定することが望ましい。
が1インチ当たり100gを下回ると、非磁性支持体の
走行が不安定となり、塗料の塗布が非常に困難となるた
め、非磁性支持体に印加するテンションは1インチ当た
り100〜150gに設定することが望ましい。
【0016】なお、磁性塗料に混合される磁性粉末,結
合剤,有機溶剤及び磁性塗料が塗布される非磁性支持体
としては、従来公知のものがいずれも使用可能で、何等
限定されるものではない。
合剤,有機溶剤及び磁性塗料が塗布される非磁性支持体
としては、従来公知のものがいずれも使用可能で、何等
限定されるものではない。
【0017】例えば、磁性粉末としては、γ−Fe2 O
3 、コバルト被着γ−Fe2 O3 等の強磁性酸化鉄系粒
子、強磁性二酸化クロム系粒子、Fe、Co、Ni等の
金属やこれらを含んだ合金からなる強磁性金属系粒子、
六角板状の六方晶フェライト微粒子等が例示される。
3 、コバルト被着γ−Fe2 O3 等の強磁性酸化鉄系粒
子、強磁性二酸化クロム系粒子、Fe、Co、Ni等の
金属やこれらを含んだ合金からなる強磁性金属系粒子、
六角板状の六方晶フェライト微粒子等が例示される。
【0018】結合剤としては、塩化ビニル,酢酸ビニ
ル,ビニルアルコール,塩化ビニリデン,アクリル酸エ
ステル,メタクリル酸エステル,スチレン,ブタジエ
ン,アクリロニトリル等の重合体、あるいはこれらの二
種以上を組み合わせた共重合体の他、ポリエステル樹
脂,エポキシ樹脂等が例示される。また、特に磁性粉末
をより良好に分散させる観点からスルホン酸金属塩を含
んだ樹脂あるいはスルホン酸金属塩を含んだ樹脂と他の
樹脂の複合樹脂等を用いることが望ましい。
ル,ビニルアルコール,塩化ビニリデン,アクリル酸エ
ステル,メタクリル酸エステル,スチレン,ブタジエ
ン,アクリロニトリル等の重合体、あるいはこれらの二
種以上を組み合わせた共重合体の他、ポリエステル樹
脂,エポキシ樹脂等が例示される。また、特に磁性粉末
をより良好に分散させる観点からスルホン酸金属塩を含
んだ樹脂あるいはスルホン酸金属塩を含んだ樹脂と他の
樹脂の複合樹脂等を用いることが望ましい。
【0019】有機溶剤としては、エーテル類,エステル
類,ケトン類,芳香族炭化水素,脂肪族炭化水素,塩素
化炭化水素等、通常、磁性塗料の分散に用いられている
ものが使用できる。
類,ケトン類,芳香族炭化水素,脂肪族炭化水素,塩素
化炭化水素等、通常、磁性塗料の分散に用いられている
ものが使用できる。
【0020】また、磁性塗料には、前記磁性粉末、結合
剤の他、添加剤として分散剤、帯電防止剤、防錆剤等を
添加するようにしても良い。これら添加剤としても通常
用いられているものがいずれも使用可能である。
剤の他、添加剤として分散剤、帯電防止剤、防錆剤等を
添加するようにしても良い。これら添加剤としても通常
用いられているものがいずれも使用可能である。
【0021】磁性塗料を塗布する非磁性支持体として
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,
6−ナフタレート等のポリエステル類、ポリプロピレン
等のポリオレフィン類、セルローストリアセテート、セ
ルロースダイアセテート等のセルロース誘導体、ポリア
ミド、ポリカーボネート等のプラスチックが挙げられ
る。これら非磁性支持体の表面には、磁性層の接着性を
向上させるために、中間層あるいは下塗層を設けても良
い。
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,
6−ナフタレート等のポリエステル類、ポリプロピレン
等のポリオレフィン類、セルローストリアセテート、セ
ルロースダイアセテート等のセルロース誘導体、ポリア
ミド、ポリカーボネート等のプラスチックが挙げられ
る。これら非磁性支持体の表面には、磁性層の接着性を
向上させるために、中間層あるいは下塗層を設けても良
い。
【0022】また、本発明の製造方法では、非磁性支持
体の磁性層を形成した側と反対側の面に、媒体の走行性
向上のためにバックコート層を形成したり、磁性層上に
さらに潤滑剤,防錆剤等よりなるトップコート層を形成
するようにしても良い。バックコート層に使用する非磁
性粉末、結合剤、トップコート層に使用する潤滑剤,防
錆剤には従来公知の材料を使用することができる。
体の磁性層を形成した側と反対側の面に、媒体の走行性
向上のためにバックコート層を形成したり、磁性層上に
さらに潤滑剤,防錆剤等よりなるトップコート層を形成
するようにしても良い。バックコート層に使用する非磁
性粉末、結合剤、トップコート層に使用する潤滑剤,防
錆剤には従来公知の材料を使用することができる。
【0023】
【作用】連続走行する非磁性支持体上に磁性塗料を塗布
した後、該非磁性支持体を乾燥器に移送して塗布された
塗料を温熱乾燥し、鏡面化処理を施すことで磁性層を形
成するに際して、非磁性支持体として厚みが9〜11μ
m,長手方向のヤング率が600kg/mm2 以上のも
のを用いるとともに、磁性塗料の塗布厚を鏡面化処理後
の厚さが2.5〜3.0μmとなるように設定し、且つ
乾燥器内で非磁性支持体にかかるテンションを1インチ
当たり150g以下とすると、テープ原反に残存する応
力が小さく抑えられ、長手方向の寸法経時変化率が−
0.02%以下の磁気テープが獲得される。なお、特
に、乾燥器内で非磁性支持体にかかるテンションを1イ
ンチ当たり100g〜150gとすれば、テープ原反に
残存する応力が小さく抑えられるとともに非磁性支持体
の走行が安定化し、塗料の塗布がより良好に行えるよう
になる。
した後、該非磁性支持体を乾燥器に移送して塗布された
塗料を温熱乾燥し、鏡面化処理を施すことで磁性層を形
成するに際して、非磁性支持体として厚みが9〜11μ
m,長手方向のヤング率が600kg/mm2 以上のも
のを用いるとともに、磁性塗料の塗布厚を鏡面化処理後
の厚さが2.5〜3.0μmとなるように設定し、且つ
乾燥器内で非磁性支持体にかかるテンションを1インチ
当たり150g以下とすると、テープ原反に残存する応
力が小さく抑えられ、長手方向の寸法経時変化率が−
0.02%以下の磁気テープが獲得される。なお、特
に、乾燥器内で非磁性支持体にかかるテンションを1イ
ンチ当たり100g〜150gとすれば、テープ原反に
残存する応力が小さく抑えられるとともに非磁性支持体
の走行が安定化し、塗料の塗布がより良好に行えるよう
になる。
【0024】
【実施例】本発明の好適な実施例について実験結果に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0025】実施例1 以下の組成に準じて各磁性塗料成分を量りとり、プラネ
タリーミキサーにて2時間混合した後、さらにプレミキ
サーで2時間混合し、またさらに、サンドグラインドミ
ルで4時間混合することで磁性塗料を調製した。
タリーミキサーにて2時間混合した後、さらにプレミキ
サーで2時間混合し、またさらに、サンドグラインドミ
ルで4時間混合することで磁性塗料を調製した。
【0026】 メタル磁性粉末: 100重量部 塩化ビニル系共重合樹脂: 10重量部 (重合度が300,極性基として−SO3 Kを0.07mmol/g含有してい るもの) ポリエステルポリウレタン樹脂: 10重量部 (重量平均分子量が50000,極性基として−SO3 Naを0.16mmol /g含有しているもの) アルミナ(住友化学社製,商品名 AKP−30):8重量部 カーボン(商品名 旭カーボン#35) 3重量部 ミリスチン酸: 1重量部 イソオクチルパルミテート: 2重量部
【0027】次いで、この磁性塗料を、硬化剤(日本ポ
リウレタン工業社製、コロネートL)を4重量部添加し
た後、ポリエステルベースフィルム(2軸延伸ポリエチ
レンテレフタレートフィルム)に塗布,乾燥した。な
お、磁性塗料の塗布,乾燥は、これら工程を順次行うべ
く図1に示すように、非磁性支持体7を連続走行させる
ための巻き出しロール1と巻き取りロール2の間に、塗
布装置3,乾燥器4がこの順に配列されてなる塗膜形成
装置を用いて行った。なお、この塗膜形成装置では、塗
布装置3と乾燥器4の間及び乾燥器4と巻き取りロール
2の間にニップ5,6が配されており、これにより乾燥
器4内に移送された非磁性支持体7に所望のテンション
が印加され、非磁性支持体7の移送走行が円滑に行われ
るようになっている。
リウレタン工業社製、コロネートL)を4重量部添加し
た後、ポリエステルベースフィルム(2軸延伸ポリエチ
レンテレフタレートフィルム)に塗布,乾燥した。な
お、磁性塗料の塗布,乾燥は、これら工程を順次行うべ
く図1に示すように、非磁性支持体7を連続走行させる
ための巻き出しロール1と巻き取りロール2の間に、塗
布装置3,乾燥器4がこの順に配列されてなる塗膜形成
装置を用いて行った。なお、この塗膜形成装置では、塗
布装置3と乾燥器4の間及び乾燥器4と巻き取りロール
2の間にニップ5,6が配されており、これにより乾燥
器4内に移送された非磁性支持体7に所望のテンション
が印加され、非磁性支持体7の移送走行が円滑に行われ
るようになっている。
【0028】以上のような構成の塗膜形成装置にて非磁
性支持体上に塗料を塗布,乾燥した後、カレンダー処理
を行い、1/2インチ幅に裁断して磁気テープ(実施例
テープ1〜実施例テープ8)を作製した。
性支持体上に塗料を塗布,乾燥した後、カレンダー処理
を行い、1/2インチ幅に裁断して磁気テープ(実施例
テープ1〜実施例テープ8)を作製した。
【0029】なお、ポリエステルベースフィルムの厚
み,長手方向のヤング率、塗膜のカレンター処理後の厚
み、乾燥器内で非磁性支持体にかかるテンションは、表
1に示すように所定の範囲内(ポリエステルベースフィ
ルム:厚み9〜11μm,長手方向のヤング率600k
g/mm2 以上、塗料の鏡面化処理後の厚み:2.5〜
3.0μm、乾燥器内に移送された非磁性支持体にかけ
るテンション:1インチ当たり150g以下)で変化さ
せた。但し、ポリエステルベースフィルムとしては、厚
み,長さ方向のヤング率以外は全く同じ性質を持つもの
を用いた。
み,長手方向のヤング率、塗膜のカレンター処理後の厚
み、乾燥器内で非磁性支持体にかかるテンションは、表
1に示すように所定の範囲内(ポリエステルベースフィ
ルム:厚み9〜11μm,長手方向のヤング率600k
g/mm2 以上、塗料の鏡面化処理後の厚み:2.5〜
3.0μm、乾燥器内に移送された非磁性支持体にかけ
るテンション:1インチ当たり150g以下)で変化さ
せた。但し、ポリエステルベースフィルムとしては、厚
み,長さ方向のヤング率以外は全く同じ性質を持つもの
を用いた。
【0030】比較例1 ポリエステルベースフィルムの厚み,長手方向のヤング
率、塗膜のカレンダー処理後の厚さ、乾燥器内で非磁性
支持体にかかるテンションを、表2,表3に示すように
所定の範囲外で変化させたこと以外は実施例1と同様に
して磁気テープ(比較例テープ1〜比較例テープ26)
を作製した。
率、塗膜のカレンダー処理後の厚さ、乾燥器内で非磁性
支持体にかかるテンションを、表2,表3に示すように
所定の範囲外で変化させたこと以外は実施例1と同様に
して磁気テープ(比較例テープ1〜比較例テープ26)
を作製した。
【0031】作製された磁気テープについて長手方向の
寸法経時変化率を測定した。なお、長手方向の寸法経時
変化率の測定には、ベータカムVTR(ソニー社製,商
品名BVW−75)を用いた。その結果を、ポリエステ
ルベースフィルムの厚み,長手方向のヤング率、塗膜の
カレンダー処理後の厚さ、乾燥器内で非磁性支持体にか
かるテンションと併せて表1〜表3に示す。
寸法経時変化率を測定した。なお、長手方向の寸法経時
変化率の測定には、ベータカムVTR(ソニー社製,商
品名BVW−75)を用いた。その結果を、ポリエステ
ルベースフィルムの厚み,長手方向のヤング率、塗膜の
カレンダー処理後の厚さ、乾燥器内で非磁性支持体にか
かるテンションと併せて表1〜表3に示す。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】表1〜表3に示す測定結果より、以下の6
点が理解される。まず、 (1) 乾燥器内で非磁性支持体にかかるテンションが
1インチ当たり200g以上である場合には、非磁性支
持体の厚みが11μm以下であると磁気テープの寸法経
時変化率が−0.02%を越えてしまう。 (2) 磁性塗料の塗布厚みを鏡面化処理後の厚さが
3.0μmを越えるように設定した場合には、非磁性支
持体の厚み及び長手方向のヤング率を限定する必要はな
い。
点が理解される。まず、 (1) 乾燥器内で非磁性支持体にかかるテンションが
1インチ当たり200g以上である場合には、非磁性支
持体の厚みが11μm以下であると磁気テープの寸法経
時変化率が−0.02%を越えてしまう。 (2) 磁性塗料の塗布厚みを鏡面化処理後の厚さが
3.0μmを越えるように設定した場合には、非磁性支
持体の厚み及び長手方向のヤング率を限定する必要はな
い。
【0036】(3) 磁性塗料の塗布厚みを鏡面化処理
後の厚さが2.5μm未満となるように設定した場合に
は、乾燥器内で非磁性支持体にかかるテンションを低く
しても磁気テープの寸法経時変化率が−0.02%を越
えてしまう。 (4) 非磁性支持体の長手方向のヤング率が550k
g/mm2 以下である場合には、乾燥器内で非磁性支持
体にかかるテンションを低くしても磁気テープの寸法経
時変化率が−0.02%を越えてしまう。
後の厚さが2.5μm未満となるように設定した場合に
は、乾燥器内で非磁性支持体にかかるテンションを低く
しても磁気テープの寸法経時変化率が−0.02%を越
えてしまう。 (4) 非磁性支持体の長手方向のヤング率が550k
g/mm2 以下である場合には、乾燥器内で非磁性支持
体にかかるテンションを低くしても磁気テープの寸法経
時変化率が−0.02%を越えてしまう。
【0037】(5) 非磁性支持体の厚みが9μm未満
である場合には、乾燥器内で非磁性支持体にかかるテン
ションを低くしても磁気テープの寸法経時変化率が−
0.02%を越えてしまう。 (6) 非磁性支持体の厚みが13μmを越える場合に
は、非磁性支持体の厚み及び長手方向のヤング率を限定
する必要はない。
である場合には、乾燥器内で非磁性支持体にかかるテン
ションを低くしても磁気テープの寸法経時変化率が−
0.02%を越えてしまう。 (6) 非磁性支持体の厚みが13μmを越える場合に
は、非磁性支持体の厚み及び長手方向のヤング率を限定
する必要はない。
【0038】以上の6点より、寸法経時変化率が−0.
02%以下の磁気テープを得るには、乾燥器内で非磁性
支持体にかかるテンションを1インチ当たり150g以
下に抑えるとともに、非磁性支持体として厚みが9〜1
1μm,長手方向のヤング率が600kg/mm2 以上
のものを用い、且つ磁性塗料の塗布厚を鏡面化処理後の
厚さが2.5〜3.0μmとなるように設定する必要が
あることが言及される。
02%以下の磁気テープを得るには、乾燥器内で非磁性
支持体にかかるテンションを1インチ当たり150g以
下に抑えるとともに、非磁性支持体として厚みが9〜1
1μm,長手方向のヤング率が600kg/mm2 以上
のものを用い、且つ磁性塗料の塗布厚を鏡面化処理後の
厚さが2.5〜3.0μmとなるように設定する必要が
あることが言及される。
【0039】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の製造方法では、連続走行する非磁性支持体上に磁性
塗料を塗布した後、該非磁性支持体を乾燥器内に移送し
て塗布された磁性塗料を乾燥し、鏡面化処理を施すこと
で磁性層を形成するに際して、非磁性支持体として厚み
が9〜11μm,長手方向のヤング率が600kg/m
m2 以上のものを用いるとともに、磁性塗料の塗布厚を
鏡面化処理後の厚さを2.5〜3.0μmとなるように
設定し、且つ乾燥器内に移送された非磁性支持体にかけ
るテンションを1インチ当たり150g以下とするの
で、長手方向の寸法経時変化率が−0.02%以下と小
さくデジタル記録方式に適用した場合でも良好な信号再
生が行える磁気テープが獲得できる。
明の製造方法では、連続走行する非磁性支持体上に磁性
塗料を塗布した後、該非磁性支持体を乾燥器内に移送し
て塗布された磁性塗料を乾燥し、鏡面化処理を施すこと
で磁性層を形成するに際して、非磁性支持体として厚み
が9〜11μm,長手方向のヤング率が600kg/m
m2 以上のものを用いるとともに、磁性塗料の塗布厚を
鏡面化処理後の厚さを2.5〜3.0μmとなるように
設定し、且つ乾燥器内に移送された非磁性支持体にかけ
るテンションを1インチ当たり150g以下とするの
で、長手方向の寸法経時変化率が−0.02%以下と小
さくデジタル記録方式に適用した場合でも良好な信号再
生が行える磁気テープが獲得できる。
【図1】 非磁性支持体上に塗料を塗布,乾燥するため
の塗膜形成装置の構成を示す模式図である。
の塗膜形成装置の構成を示す模式図である。
1・・・・・巻き出しロール 2・・・・・巻き取りロール 3・・・・・塗布装置 4・・・・・乾燥器 5,6・・・ニップ 7・・・・・非磁性支持体
Claims (2)
- 【請求項1】 連続走行する非磁性支持体上に磁性塗料
を塗布した後、該非磁性支持体を乾燥器内に移送して塗
布された磁性塗料を温熱乾燥し、鏡面化処理を施すこと
で磁性層を形成するに際して、非磁性支持体として厚み
が9〜11μm,長手方向のヤング率が600kg/m
m2 以上のものを用いるとともに、磁性塗料の塗布厚を
鏡面化処理後の厚さが2.5〜3.0μmとなるように
設定し、且つ乾燥器内で非磁性支持体にかかるテンショ
ンを1インチ当たり150g以下とすることを特徴とす
る磁気記録媒体の製造方法。 - 【請求項2】 乾燥器内で非磁性支持体にかかるテンシ
ョンを1インチ当たり100g〜150gとすることを
特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21320493A JPH0765365A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21320493A JPH0765365A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0765365A true JPH0765365A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=16635265
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21320493A Withdrawn JPH0765365A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0765365A (ja) |
-
1993
- 1993-08-27 JP JP21320493A patent/JPH0765365A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001031 |