JPH0765403A - レーザダイオードの駆動装置 - Google Patents

レーザダイオードの駆動装置

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JPH0765403A
JPH0765403A JP5211842A JP21184293A JPH0765403A JP H0765403 A JPH0765403 A JP H0765403A JP 5211842 A JP5211842 A JP 5211842A JP 21184293 A JP21184293 A JP 21184293A JP H0765403 A JPH0765403 A JP H0765403A
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laser diode
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Shinichi Nakao
進一 中尾
Shoei Kobayashi
昭栄 小林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変調用電流である高周波電流の供給を原因と
する逆方向定格電圧以上の逆方向電圧がAPCループの
動作開始時からレーザダイオードに印加される可能性を
皆無にする。 【構成】 遅延回路60により、発振回路32から変調
電流信号IUHFをレーザダイオードLDに供給開始す
るタイミングを、APC制御回路31による光出力自動
制御ループの動作が開始した後、バイアス電流信号Ib
iasが一定値以上、言い換えれば、光出力電圧信号f
apcが設定実験値以上の値になった時点にしている。
このようにすれば、変調電流信号IUHFの供給を原因
とする逆方向定格電圧以上の逆方向電圧がレーザダイオ
ードLDに印加される可能性が皆無になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、光磁気(M
O)ディスクドライブに適用して好適なレーザダイオー
ドの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からMOディスクドライブのような
光ディスクドライブでは、レーザダイオードから出力さ
れるレーザ光を利用して光ディスクに対する記録または
再生処理が行われている。
【0003】MOディスクに対する記録処理時には、再
生処理時に比較して大きなバイアス電流がレーザダイオ
ードに供給され、レーザ光出力が比較的に大きくなるよ
うにされいる。また、MOディスクに対する再生処理時
には、比較的小さなバイアス電流に変調用電流である高
周波電流が重畳された合成電流によるレーザ光が発光さ
れるようになっている。
【0004】そして、安定な記録・再生を行うために、
レーザ光の発光出力が、記録または再生状態に応じて一
定に管理される。発光出力を一定に管理する技術は光出
力自動制御技術、いわゆるAPC(automatic power co
ntrol)技術といわれている。従来のAPC技術では、レ
ーザダイオードにバイアス電流が供給された時点からA
PCループの動作が開始するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、再生処理
時、バイアス電流に高周波電流を重畳する場合には、回
路構成の簡単化のために、AC結合技術が採用されてい
る。すなわち、例えばUHF帯発振器から出力される高
周波信号がコンデンサを通じてレーザダイオードのカソ
ード側に供給されるようになっている。
【0006】この再生処理時には、上記APCループの
動作が開始すると同時に上記UHF帯発振器が発振さ
れ、バイアス電流の供給開始と同時に高周波電流がレー
ザダイオードに供給されるようになっている。
【0007】しかしながら、APCループの動作が開始
すると同時に高周波電流がレーザダイオードに供給され
る従来の技術では、その開始直後において、レーザダイ
オードに高周波電流の供給を原因とする逆方向の電圧が
印加されてしまう恐れがあり、その逆方向に印加される
電圧がレーザダイオードの逆方向定格電圧以上の電圧で
あった場合には、レーザダイオードにダメージを与えて
しまうという可能性があった。
【0008】なお、一定のバイアス電流が供給された後
には、そのバイアス電流に高周波電流が重畳されて動作
するので、レーザダイオードに逆方向の電圧が印加され
る可能性は全くない。
【0009】この発明はこのような課題を考慮してなさ
れたものであり、APCループの動作開始時から変調用
電流である高周波電流の供給を原因とする逆方向定格電
圧以上の逆方向電圧がレーザダイオードに印加される可
能性が皆無になるレーザダイオードの駆動装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、例えば、図
5に示すように、レーザダイオードLDと、このレーザ
ダイオードLDの発光光Lを検出し発光出力に応じた電
流信号Spを出力する光検出手段PDと、電流信号Sp
を電圧信号fapcに変換する電流電圧変換手段51
と、電圧信号fapcと参照値Vrefとを比較して誤
差電圧信号Verrorを出力する第1の比較手段54
と、誤差電圧信号Verrorを電流信号Ibiasに
変換してレーザダイオードLDに供給するレーザダイオ
ード駆動手段26とを有する光出力自動制御ループ手段
と、レーザダイオードLDの変調用電流IUHFをレー
ザダイオードLDに供給する発振手段32と、発振手段
32から変調用電流IUHFをレーザダイオードLDに
供給開始するタイミングを、上記光出力自動制御ループ
手段の動作を開始させた後、上記発光出力(fapc)
が設定値V1 以上になった後とする制御手段とを備える
ものである。
【0011】また、この発明は、図3に示すように、上
記制御手段を一定の遅延時間tdを有する遅延手段60
としたものである。
【0012】さらに、この発明は、図5に示すように、
上記制御手段を発光出力(fapc)を設定値V1 と比
較する第2の比較手段63としたものである。
【0013】さらにまた、この発明は、図7に示すよう
に、上記制御手段をレーザダイオード駆動手段26に供
給される信号VLPCを設定値V2 と比較する第3の比
較手段63としたものである。
【0014】
【作用】この発明によれば、制御手段により発振手段3
2から変調用電流IUHFをレーザダイオードLDに供
給開始するタイミングを、上記光出力自動制御ループ手
段の動作を開始させた後、発光出力fapcが設定値以
上になった後にしている。このため、光出力自動制御ル
ープの動作開始時から変調用電流IUHFである高周波
電流の供給を原因とする逆方向定格電圧以上の逆方向電
圧がレーザダイオードLDに印加される可能性を皆無に
することができる。
【0015】制御手段としては、遅延手段60、発光出
力fapcと設定値V1 とを比較する第2の比較手段6
3またはレーザダイオードLDに供給される信号VLP
Cと設定値V2 とを比較する比較する第3の比較手段6
3を用いることができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明レーザダイオードの駆動装置
の一実施例について図面を参照して説明する。
【0017】図1は、一実施例が適用された光ディスク
ドライブの概略構成を示している。図1において、外部
のホストコンピュータ1から出力されるデータ又はコマ
ンドが、SCSIインタフェース2及びコントローラ3
を通じてそれぞれCPU4のバッファメモリに格納さ
れ、又はCPU4によって解読される。なお、コントロ
ーラ3はホストコンピュータ1と光ディスクドライブと
のインタフェースを行い、ECC(エラー訂正コード)
のエンコード及びデコードをする。
【0018】符号10は光磁気(MO)ディスクであ
り、このMOディスク10に記録されている情報信号が
光ピックアップ11を構成する例えば6分割フォトダイ
オードにより読み取られる。読み取られた情報信号が電
流電圧変換回路12を通じ、成形ピット信号RF、磁界
反転信号MO及びフォーカス・トラッキングエラー信号
である2軸誤差信号FTerrorとしてそれぞれ増幅
回路13、増幅回路14及びサーボ処理回路15に供給
される。
【0019】サーボ処理回路15は、この2軸誤差信号
FTerrorに基づいて2軸デバイス及びスライドデ
バイスを有するアクチュエータ16のうち2軸デバイス
を通じて光ピックアップ11のフォーカス・トラッキン
グサーボを行うとともに、CPU4またはコントローラ
3からのシークアドレスと半径方向の位置を検出するエ
ンコーダ(図示していない)からの位置信号に基づいて
アクチュエータ16のうちスライドデバイスを通じて光
ピックアップ11のスライドサーボを行う
【0020】一方、増幅回路13で増幅された成形ピッ
ト信号RFはパルス検出回路17で2値信号とされ、P
LLを有する信号処理回路19及び記録再生処理回路2
0に供給される。この2値信号には、周知のように、M
Oディスク10のセクタアドレス、トラックアドレス及
びPLL用のパターン等が含まれている。
【0021】信号処理回路19では、上記PLL用のパ
ターン等に基づき電圧制御発振回路21と協同してデー
タ読み出し・書き込みクロックを作成する。電圧制御発
振回路21から出力されるデータ読み出し・書き込みク
ロックは信号処理回路19及び記録再生処理回路20に
供給される。
【0022】そして、信号処理回路19でデータ読み出
し・書き込みクロックに基づいて上記アドレスが読み出
され、記録再生処理回路20に供給される。記録再生処
理回路20は、このアドレスに基づきパルス検出回路1
8から供給される磁界反転信号MOの2値信号から記録
データを再生し復調する。また、記録再生処理回路20
は、記録データの復調以外に、記録データの変調、セク
タマークの検出、データの検出、ID(インデックス)
のデコード及びコントローラ3とのデータの転送を行
う。上記のように、再生され復調された記録データは通
信線24を通じて一旦CPU4を構成するバッファメモ
リに格納された後、コントローラ3によるエラー訂正処
理(ECC処理)のデコードが行われた後、SCSIイ
ンタフェース2を通じてホストコンピュータ1に供給さ
れる。
【0023】一方、ホストコンピュータ1から供給さ
れ、CPU4のバッファメモリに格納されている記録デ
ータは、通信線24を通じて記録再生処理回路20に供
給される。この記録再生処理回路20で記録データは、
データ読み出し・書き込みクロックに基づいて所定変調
されてLDドライバ26及びコイルドライバ27に供給
される。記録再生処理回路20からLDドライバ26に
は、合わせてレーザダイオードオン信号LDONも供給
される。
【0024】このレーザダイオードオン信号LDONに
よって、光ピックアップ11を構成するレーザダイオー
ドが発光され、その発光出力と、コイルドライバ27に
駆動される磁界発生コイル29による磁界の方向によ
り、MOディスク10に光磁気記録される。なお、光磁
気記録の方式は、予め、MOディスク10に一定方向に
磁化しておく光変調方式、変調コイル29で磁界を変調
する磁界変調方式のいずれの方式でもよい。
【0025】例えば、光変調方式では、周知のように、
記録の際に、予め一定方向に磁化された記録膜にレーザ
光が照射されることで記録膜がキューリー点以上の温度
に加熱されて保磁力が低下し、このとき、磁化の向きを
外部磁界により制御することで、レーザ光が遮断されて
記録膜が冷えたとき、印加磁界方向を記憶したまま冷え
ることになり、その印加磁界の方向で情報の記録を行う
ことができるようになっている。
【0026】記録されたMOディスク10から情報を読
み取る際には、上記記録時におけるレーザ光の発光出力
より小さい発光出力のレーザ光であって、かつAPC制
御回路31から出力される変調オン信号MODONによ
って発振回路32から出力される変調用電流信号である
高周波電流信号(以下、変調電流信号ともいう)IUH
Fが結合コンデンサ33を通じて重畳された電流による
レーザ光を、光ピックアップ11を構成するレーザダイ
オードからMOディスク10に照射し、そのMOディス
ク10からの反射光を検出して、磁化の向きに応じた偏
波面の回転の向きを検出することにより記録されている
情報の再生を行うようにしている。
【0027】記録されている情報の再生は、上記したよ
うに磁界反転信号MOにより行われる。なお、この再生
動作(読み出し)の際に、高周波電流信号IUHFを重
畳するのは、レーザダイオードのノイズ低減及びレーザ
ダイオードの周波数偏位のホッピンングを防止するため
である。この実施例で、高周波電流信号IUHFの周波
数は、約300MHzに選択されている。
【0028】また、レーザダイオードの発光光量(発光
出力)は光ピックアップ11を構成する、例えば、フロ
ントモニタとしてのフォトダイオードによって検出さ
れ、電流電圧変換回路12を通じ光出力電圧信号fap
cとしてAPC制御回路31に供給される。APC制御
回路31は、この光出力電圧信号fapc等に基づきレ
ーザダイオードドライバ駆動信号VLPCをレーザダイ
オードドライバ26に供給する。レーザダイオードドラ
イバ26はこのレーザダイオードドライバ駆動信号VL
PCに応じたバイアス電流信号Ibiasを光ピックア
ップ11を構成するレーザダイオードに供給する。レー
ザダイオードはこのバイアス電流信号Ibiasが一定
値以上になったときにレーザ発振し、バイアス電流信号
Ibiasの値に応じた光出力を有するレーザ光を発光
する。
【0029】図2は、図1例の光ディスクドライブのう
ち光学ブロック9中の光ピックアップ11の概略構成を
示している。図2おいて、レーザダイオードLDには、
LDドライバ26からバイアス電流信号Ibiasが供
給されるとともに、発振回路32から高周波電流信号I
UHFが供給される。
【0030】この場合、レーザ発振レベル以上のバイア
ス電流信号Ibiasが供給され、高周波電流信号IU
HFが供給されると、レーザダイオードLDからその高
周波で変調されたレーザ光Lが出力される。レーザダイ
オードLDから出力されたレーザ光Lはコリメータレン
ズ41で平行光にされる。コリメータレンズ41から出
射したレーザ光Lは、偏向ビームスプリッタ42を通じ
て一部のレーザ光Lがガルバノメータミラー43、45
度ミラー44及び対物レンズ45を通じてMOディスク
10に照射される。
【0031】MOディスク10によって反射されたレー
ザ光Lは、対物レンズ45、45度ミラー44、ガルバ
ノメータミラー43、偏向ビームスプリッター42、ウ
オラストンプリズム46、ダブレットレンズ47及びマ
ルチレンズ48を通じて6分割フォトダイオード49の
光電変換面に入射する。6分割フォトダイオード49の
光電変換面に入射したレーザ光Lは電流信号に変換され
た後、電流電圧変換回路12(図1参照)を通じて2軸
誤差信号FTerrorにされてサーボ処理回路15に
供給される。このサーボ処理回路15では、上述したサ
ーボ処理が行われる。
【0032】一方、レーザダイオードLDから出力さ
れ、コリメータレンズ41、偏向ビームスプリッタ42
を通じて出射される残りの一部のレーザ光Lは、光検出
手段であり、フロントモニタとしてのフォトダイオード
PDに入射される。フォトダイオードPDは、レーザL
を検出し、レーザダイオードLDの発光出力に応じた光
出力電流信号Spを出力する。
【0033】図3は、実施例1の詳細な構成を示してい
る。なお、この図3において、図1及び図2に示したも
のに対応するものには同一の符号を付けその詳細な説明
は省略する。
【0034】図3において、フォトダイオードPDのカ
ソード側は正の電源+VCCに接続され、アノード側は抵
抗器51を通じて接地されるとともに、演算増幅器で構
成されたバッファ52のプラス側入力に接続されてい
る。バッファ52の出力側はマイナス側入力に接続され
るともに、増幅器53の入力側に接続されている。
【0035】そこで、レーザダイオードLDから出力さ
れるレーザ光Lの発光出力に応じた光出力電流信号Sp
が抵抗器51の両端に電圧を発生させ、その電圧がバッ
ファ52を通じて光出力電圧信号fapcとして増幅器
53の入力側に供給される。実施例の理解を容易にする
ために増幅器53の増幅度は1とする。増幅度が1の場
合には、増幅器53は省略してもよい。
【0036】したがって、光出力電圧信号fapcが、
そのまま、差動増幅器であり第1の比較手段としての増
幅度Aの比較増幅器54のマイナス側入力端子(比較入
力端子)に供給されることになる。この比較増幅器54
のプラス側入力端子(基準入力端子)には、参照値信号
発生用電源50から増幅度1の増幅器55を通じて参照
値信号(基準信号)Vrefが供給されている。
【0037】比較増幅器54の出力側には、誤差電圧信
号Verrorが現れる。誤差電圧信号Verrorは
次の数1で表される。
【0038】
【数1】Verror=A(Vref−fapc)
【0039】この誤差電圧信号Verrorは差動増幅
器56のプラス側入力端子に供給される。差動増幅器5
6のマイナス側入力端子には、減衰信号発振器57から
減衰信号Vtが供給される。したがって、差動増幅器5
6の出力側には、数2に示すレーザダイオードドライバ
駆動信号VLPCが現れる。なお、減衰信号Vtは記録
再生処理回路20からのレーザダイオードオン信号LD
ONが端子58を通じて減衰信号発振器57の制御入力
端子に供給されたときから発生するようになっている。
【0040】
【数2】VLPC=Verror−Vt
【0041】このレーザダイオードドライバ駆動信号V
LPCはレーザダイオードドライバ26の一方の入力端
子に供給される。この場合、レーザダイオードドライバ
26の他方の入力端子には、記録再生処理回路20から
レーザダイオードオン信号LDONが供給されている。
【0042】レーザダイオードドライバ26は、レーザ
ダイオードオン信号LDONが到来後にレーザダイオー
ドドライバ駆動信号VLPCに応じたバイアス電流信号
IbiasをレーザダイオードLDに供給する。
【0043】この場合、レーザダイオードLDのカソー
ドには発振回路32からコンデンサ33を通じて変調電
流信号IUHFが供給されているので、この変調電流信
号IUHFがバイアス電流信号Ibiasに重畳され、
これらの合成電流によるレーザ光Lがレーザダイオード
LDから発光されることになる。
【0044】なお、変調電流信号IUHFは、APC制
御回路31(図1参照)を構成する図示しない信号発生
回路から端子59に供給される変調イネーブル信号MO
DENが遅延時間tdを有する遅延回路60を通じて遅
延された変調オン信号MODONが発振回路32の制御
端子に供給された時点から供給開始され、コンデンサ3
3を通じてレーザダイオードLDに供給される。遅延回
路60としてはコンデンサと抵抗器によるCR遅延回
路、または単安定マルチバイブレータなどを使用して構
成することができる。この実施例において、遅延時間t
dは約300msである。
【0045】次に図3例(実施例1)の動作について図
4に示す波形図をも参照して説明する。
【0046】MOディスク10から記録信号の読み出し
を開始しようとする場合、まず図4Aに示すように、時
点t1 (図4Hの時間軸参照)でローレベルからハイレ
ベルになるレーザダイオードオン信号LDONが記録再
生処理回路20からレーザダイオードドライバ26と減
衰信号発振器57に供給される。また、同時に、時点t
0でローレベルからハイレベルになる変調イネーブル信
号MODEN(図4B参照)がAPC制御回路31から
端子59を通じて遅延回路60の入力側に供給される。
レーザダイオードオン信号LDONと変調イネーブル信
号MODENは同一の信号として記録再生処理回路20
から端子59を通じて遅延回路60の入力側に供給する
ようにしてもよい。
【0047】変調イネーブル信号MODENが遅延回路
60で遅延時間tdだけ遅延された信号が変調オン信号
MODON(図4G参照)として発振回路32の制御端
子に供給される。遅延時間tdの設定については後に説
明する。
【0048】一方、レーザダイオードオン信号LDON
が減衰信号発振器57の制御端子に供給された時点t1
から、減衰信号発振器57は、所定の電圧レベルから単
調に減少する減衰信号Vt(図4C参照)を発生して差
動増幅器56のマイナス入力側に供給する。
【0049】時点t1 〜時点t2 までは、レーザダイオ
ードLDはレーザ発振しないのでフォトダイオードPD
によって検出される光出力電流信号Spはほぼゼロ値で
ある。したがって、時点t1 〜時点t2 までは比較増幅
器54のマイナス入力側に供給される光出力電圧信号f
apcもゼロ値であり、比較増幅器54の出力信号であ
る誤差電圧信号Verrorは、図4Fに示すように、
一定の電圧値(増幅度A×参照値信号Vref )を保持す
る。したがって、その期間では、差動増幅器56の出力
側に、レーザダイオードドライバ駆動信号VLPCとし
て、ほぼ、減衰信号Vtの反転信号となる単調増加信号
が現れる。
【0050】このレーザダイオードドライバ駆動信号V
LPCを電圧電流変換したバイアス電流信号Ibias
がレーザダイオードLDに供給される。
【0051】そして、時刻t2 点において、レーザダイ
オードLDがレーザ発振領域に入り光出力電圧信号fa
pcが急激に増加する(図4E時点t2 以降参照)。そ
うすると、誤差電圧信号Verrorも急激に減少し、
レーザダイオードドライバ信号VLPCも急激に増加す
る。
【0052】そして、レーザダイオードLDが順方向に
比較的深くバイアスされた時点t3において、変調オン
信号MODONがローレベルからハイレベルに移ること
で、発振回路32から変調電流信号IUHFが結合コン
デンサ33を通じてバイアス電流Ibiasに重畳され
るように供給される。時点t4 以降においては、レーザ
ダイオードLDの発光出力は、参照値信号Vrefに対
応する一定値に保持される。なお、レーザダイオードL
Dが比較的深くバイアスされた時点t3 で変調オン信号
をローレベル(オフ状態)からハイレベル(オン状態)
にしているのは、変調電流信号IUHFのハイレベル側
でレーザダイオードLDが逆バイアスされても、LDの
逆方向定格電圧を超えないようにするためである。時点
3 を決定する遅延回路60の遅延時間tdは、レーザ
ダイオードLDの両端(カソード端とアノード端)間を
オシロスコープ等で観測することにより実験的に決める
ことができる。
【0053】このように、上記した実施例1によれば、
遅延回路60により、発振回路32から変調電流信号I
UHFをレーザダイオードLDに供給開始するタイミン
グを、APC制御回路31による光出力自動制御ループ
の動作が開始(時点t1 )した後、バイアス電流信号I
biasが一定値以上、言い換えれば、光出力電圧信号
fapcが設定実験値以上の値になった時点t3 にして
いる。このようにすれば、変調電流信号IUHFの供給
を原因とする逆方向定格電圧以上の逆方向電圧がレーザ
ダイオードLDに印加される可能性が皆無になる。
【0054】図5は、実施例2の構成を示している。図
6は、実施例2の動作説明に供される波形図である。こ
の実施例2においては、実施例1の遅延回路60に代替
して、第2の比較手段としての比較器63と、この比較
器63の出力2値信号である比較結果信号S 2 と端子5
9から供給される変調イネーブル信号MODENとの論
理積をとるアンド回路64とが用いられている。アンド
回路64の出力信号は変調オン信号MODONとして発
振回路32に供給される。
【0055】この実施例2では、比較器63により、光
出力電圧信号fapcと設定値信号発生用電源65から
供給される直流電圧である設定値信号V1 とが比較さ
れ、図6Eに示すように、光出力電圧信号fapcの電
圧値が設定値信号V1 を超えたとき(時点t3 )に比較
結果信号S2 (図6G参照)がローレベルからハイレベ
ルに移る。この比較結果信号S2 がアンド回路64を通
じて変調オン信号MODONとして発振回路32に供給
されることで、変調電流信号IUHFがバイアス電流信
号Ibiasに重畳される。
【0056】この実施例2によれば、レーザダイオード
LDの光出力電流信号fapcと設定値信号V1 とを直
接比較している。このため、レーザダイオードLDが必
ず比較的に深くバイアスされてから変調電流信号IUH
Fが供給されることになるので、言い換えれば、変調電
流信号IUHFによる逆方向のバイアス電圧がレーザダ
イオードLDの逆方向定格電以内になってから変調電流
信号IUHFが供給されることになるので、実施例1に
比較して優れている。なお、実施例2において、変調イ
ネーブル信号MODENを使用しない場合には、アンド
回路64を省略して比較器63の出力を、直接、発振回
路32の制御入力端子に接続するようにすればよい。
【0057】図7は、実施例3の構成を示している。図
8は、実施例3の動作説明に供される波形図である。こ
の実施例3においては、実施例2の比較器63の比較入
力端子を差動増幅器56の出力側に接続して、比較信号
としてレーザダイオードドライバ信号VLPCを利用す
るようにしている。これに対応して、第3の比較手段と
しての比較器63の基準入力端子には、設定値信号発生
用電源65から直流電圧である設定値信号V2 が供給さ
れるようにしている。
【0058】この実施例3においても、図8D及び図8
Gから分かるように、結果としてレーザダイオードLD
の光出力電圧信号fapcが一定値以上になったときに
比較器63の出力信号である比較結果信号S3 が反転し
て、発振回路32からレーザダイオードに変調電流信号
IUHFが供給されることになる。なお、この実施例3
においても、変調イネーブル信号MODENを使用しな
い場合には、アンド回路64を省略して比較器63の出
力を直接発振回路32の制御入力端子に接続するように
すればよい。
【0059】このように上記した実施例1〜3よれば、
変調電流信号IUHFの供給を原因とする逆方向定格電
圧以上の逆方向電圧がレーザダイオードLDに印加され
る可能性が皆無になる。
【0060】なお、この発明は上記のディスクドライブ
の実施例に限らずこの発明の要旨を逸脱することなく、
例えば、レーザを利用する画像記録・再生装置に適用す
る等種々の構成を採り得ることはもちろんである。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、制御手段により発振手段から変調用電流をレーザダ
イオードに供給開始するタイミングを、光出力自動制御
ループ手段の動作を開始させた後、発光出力が設定値以
上になった後にしている。このため、光出力自動制御ル
ープの動作開始時から変調用電流である高周波電流の供
給を原因とする逆方向定格電圧以上の逆方向電圧がレー
ザダイオードに印加される可能性を皆無にすることがで
きるという効果が達成される。
【0062】なお、制御手段としては、遅延手段、発光
出力と設定値とを比較する第2の比較手段または第1の
比較手段の出力信号と設定値とを比較する比較する第3
の比較手段を用いればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるレーザダイオードの駆動装置の
一実施例が適用された光ディスクドライブ例の概略構成
を示すブロック図である。
【図2】図1例中の光ピックアップの詳細な構成を示す
線図である。
【図3】この発明によるレーザダイオードの駆動装置の
実施例1の基本的な構成を示す回路ブロック図である。
【図4】実施例1の動作説明に供される波形図である。
【図5】この発明によるレーザダイオードの駆動装置の
実施例2の基本的な構成を示す回路ブロック図である。
【図6】実施例2の動作説明に供される波形図である。
【図7】この発明によるレーザダイオードの駆動装置の
実施例3の基本的な構成を示す回路ブロック図である。
【図8】実施例3の動作説明に供される波形図である。
【符号の説明】
11 光ピックオフ 26 LDドライバ 54 比較増幅器 56 差動増幅器 57 減衰信号発生器 60 遅延回路 LD レーザダイオード PD フォトダイオード fapc 光出力電圧信号 Ibias バイアス電流信号 IUHF 変調電流信号 LDON レーザダイオードオン信号 MODEN 変調イネーブル信号 MODON 変調オン信号 Verror 誤差電圧信号 Vref 参照値信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザダイオードと、このレーザダイオ
    ードの発光光を検出し発光出力に応じた電流信号を出力
    する光検出手段と、上記電流信号を電圧信号に変換する
    電流電圧変換手段と、上記電圧信号と参照値とを比較し
    て誤差電圧信号を出力する第1の比較手段と、上記誤差
    電圧信号を電流信号に変換して上記レーザダイオードに
    供給するレーザダイオード駆動手段とを有する光出力自
    動制御ループ手段と、 上記レーザダイオードの変調用電流を上記レーザダイオ
    ードに供給する発振手段と、 上記発振手段から上記変調用電流を上記レーザダイオー
    ドに供給開始するタイミングを、上記光出力自動制御ル
    ープ手段の動作を開始させた後、上記発光出力が設定値
    以上になった後とする制御手段とを備えることを特徴と
    するレーザダイオードの駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段が一定の遅延時間を有する
    遅延手段であることを特徴とする請求項1記載のレーザ
    ダイオードの駆動装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段が上記発光出力を設定値と
    比較する第2の比較手段であることを特徴とする請求項
    1記載のレーザダイオードの駆動装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段が上記レーザダイオードド
    ライバに供給される信号を設定値と比較する第3の比較
    手段であることを特徴とする請求項1記載のレーザダイ
    オードの駆動装置。
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