JPH0765411B2 - 耐震性ユニツト煙突の組立法 - Google Patents
耐震性ユニツト煙突の組立法Info
- Publication number
- JPH0765411B2 JPH0765411B2 JP19392286A JP19392286A JPH0765411B2 JP H0765411 B2 JPH0765411 B2 JP H0765411B2 JP 19392286 A JP19392286 A JP 19392286A JP 19392286 A JP19392286 A JP 19392286A JP H0765411 B2 JPH0765411 B2 JP H0765411B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は耐震性を有するユニット煙突に関し、特にユニ
ット煙突を建物に取り付けるに際し建物の振動に対して
追従しうるようにした耐震性を有するユニット煙突の組
立法に関する。
ット煙突を建物に取り付けるに際し建物の振動に対して
追従しうるようにした耐震性を有するユニット煙突の組
立法に関する。
(従来の技術および解決すべき問題点) 従来より珪酸カルシュウム板のような耐火性又は断熱性
を有する平板又は曲面板(例えば、珪酸カルシウム板)
で煙道を構成し、その外周を鉄骨フレームによって建築
物等の構造体にアンカーボルトで固定した煙突は所謂ユ
ニット煙突として広く使用されて来ている。ところが最
近建築物に付随している煙突のような非構造物部材が地
震等によって被害をもたらすことが目立って来たため日
本建築学会では1985年「非構造部材の耐震設計指針」を
発表した。該指針によれば建築物の地震時水平変形に対
して非構造部材が耐えられるように、「強制変形に対す
る検討」を必要としている。この検討では、中地震時に
地震力によって生ずる水平方向の層間変位角γ1は1/20
0以内となっており、大地震に対しては経験的には層間
変位角γ2は1/100になる。ところで煙突のような非構
造部材は剛性が高く建築物との固定が充分に行われなけ
ればならないが同時に上記のような変形に対しても追従
しなければならず、この二つの要素は互いに相反する要
素であり、この両者を満足するように構築されたユニッ
ト煙突は未だ見られなかった。また、施工時における建
物の施工法誤差に対応するのも剛性が高ければ高い程困
難であった。
を有する平板又は曲面板(例えば、珪酸カルシウム板)
で煙道を構成し、その外周を鉄骨フレームによって建築
物等の構造体にアンカーボルトで固定した煙突は所謂ユ
ニット煙突として広く使用されて来ている。ところが最
近建築物に付随している煙突のような非構造物部材が地
震等によって被害をもたらすことが目立って来たため日
本建築学会では1985年「非構造部材の耐震設計指針」を
発表した。該指針によれば建築物の地震時水平変形に対
して非構造部材が耐えられるように、「強制変形に対す
る検討」を必要としている。この検討では、中地震時に
地震力によって生ずる水平方向の層間変位角γ1は1/20
0以内となっており、大地震に対しては経験的には層間
変位角γ2は1/100になる。ところで煙突のような非構
造部材は剛性が高く建築物との固定が充分に行われなけ
ればならないが同時に上記のような変形に対しても追従
しなければならず、この二つの要素は互いに相反する要
素であり、この両者を満足するように構築されたユニッ
ト煙突は未だ見られなかった。また、施工時における建
物の施工法誤差に対応するのも剛性が高ければ高い程困
難であった。
本発明者らは上記の剛性が高く建物と強固に固定すると
共に地震の変形に対しても追従できるようなユニット煙
突の組立について、種々検討した結果、本発明を完成し
たもので、本発明の目的は耐震性のあるユニット式煙突
の組立法を提供するにある。
共に地震の変形に対しても追従できるようなユニット煙
突の組立について、種々検討した結果、本発明を完成し
たもので、本発明の目的は耐震性のあるユニット式煙突
の組立法を提供するにある。
(問題点の解決手段) すなわち、本発明を具体的に図面について説明するに第
1図は該煙突の側面図、第2図は組立部材の拡大図、第
3図は組立部分の拡大図である。珪酸カルシュウム等の
耐熱性及び耐火性を有する板で煙道を構成し、その外周
をコーナー・アングル、継ぎ材及び斜材よりなる鉄骨ア
ングルのトラスで構成された建物の高さに適合するユニ
ット部分で包囲してユニット煙突を構成する。しかし
て、該ユニット煙突のユニット部分は建物における各階
の高さ、例えば1階層、2階層等の距離に相当するよう
に形成されているので、該ユニット部分をユニット端部
に設けられているユニット固定張出し部材(13)を隣接
するユニット部分のユニット固定張出し部材と継手プレ
ート(12)の固定によって所定の高さになる迄積み上げ
る。他方、建物の各階のスラブに煙道外周を囲むコーナ
ー・アングルに連結されたスラブ部固定張出し部材
(7)を介してスラブに設置されている固定アングルピ
ース(8)によって建物に固定している。ところで本発
明ではこれらの継手プレート(12)及び固定アングルピ
ース(8)にはボルトを挿入する孔を第3図に示すよう
に長円形のルーズホール(1)とし、このルーズホール
に嵌遊する小判状部材(2)を、形成されている中央孔
(4)に通してボルト・ナット(3a,36)で締付けるこ
とによってユニット固定張出し部材(13)と継手プレー
ト(12)およびスラブ部固定張出し部材(7)と固定ア
ングルピース(8)とを組み立てるものであってルーズ
ホールにボルト・ナットを通して締付けてあるために建
物の振動に対して容易に追従することができる。また、
単にルーズホールにボルトを貫通しナットで締付ける場
合、建物に対しては追従できるが、反面、通常の円形の
ボルト穴を締付けた場合に対して一方向の耐力が極めて
小さくなる欠点がある。本発明ではこのような欠点を改
良するためにルーズホール内に嵌遊できる小判状部材を
ルーズホールの中に入れこの部材とルーズホールとの接
触辺の長さを大とし該小判状の部材の中央孔にボルトを
貫通してナットで締め付けることにより一方向には自由
に移動できると共に、これを直角方向には通常のボルト
接合と同程度の耐力を得ることができるのである。通常
のこの小判状部材の厚みとしては継手プレート及び固定
アングルピースの厚さよりも薄くすることが好ましく、
また、ルーズホールとの接触面の長さは小判状の部材を
通るボルトの径よりも長く、その巾はルーズホールの巾
より0.5mmを超えない程度に小さくしたものが好まし
い。
1図は該煙突の側面図、第2図は組立部材の拡大図、第
3図は組立部分の拡大図である。珪酸カルシュウム等の
耐熱性及び耐火性を有する板で煙道を構成し、その外周
をコーナー・アングル、継ぎ材及び斜材よりなる鉄骨ア
ングルのトラスで構成された建物の高さに適合するユニ
ット部分で包囲してユニット煙突を構成する。しかし
て、該ユニット煙突のユニット部分は建物における各階
の高さ、例えば1階層、2階層等の距離に相当するよう
に形成されているので、該ユニット部分をユニット端部
に設けられているユニット固定張出し部材(13)を隣接
するユニット部分のユニット固定張出し部材と継手プレ
ート(12)の固定によって所定の高さになる迄積み上げ
る。他方、建物の各階のスラブに煙道外周を囲むコーナ
ー・アングルに連結されたスラブ部固定張出し部材
(7)を介してスラブに設置されている固定アングルピ
ース(8)によって建物に固定している。ところで本発
明ではこれらの継手プレート(12)及び固定アングルピ
ース(8)にはボルトを挿入する孔を第3図に示すよう
に長円形のルーズホール(1)とし、このルーズホール
に嵌遊する小判状部材(2)を、形成されている中央孔
(4)に通してボルト・ナット(3a,36)で締付けるこ
とによってユニット固定張出し部材(13)と継手プレー
ト(12)およびスラブ部固定張出し部材(7)と固定ア
ングルピース(8)とを組み立てるものであってルーズ
ホールにボルト・ナットを通して締付けてあるために建
物の振動に対して容易に追従することができる。また、
単にルーズホールにボルトを貫通しナットで締付ける場
合、建物に対しては追従できるが、反面、通常の円形の
ボルト穴を締付けた場合に対して一方向の耐力が極めて
小さくなる欠点がある。本発明ではこのような欠点を改
良するためにルーズホール内に嵌遊できる小判状部材を
ルーズホールの中に入れこの部材とルーズホールとの接
触辺の長さを大とし該小判状の部材の中央孔にボルトを
貫通してナットで締め付けることにより一方向には自由
に移動できると共に、これを直角方向には通常のボルト
接合と同程度の耐力を得ることができるのである。通常
のこの小判状部材の厚みとしては継手プレート及び固定
アングルピースの厚さよりも薄くすることが好ましく、
また、ルーズホールとの接触面の長さは小判状の部材を
通るボルトの径よりも長く、その巾はルーズホールの巾
より0.5mmを超えない程度に小さくしたものが好まし
い。
(効 果) 以上述べたように、本発明はユニット煙突を組立てるに
当り、継手プレート及び固定アングルピースに穿設した
ルーズホールを用いて締め付けるため地震等による上下
動のγ1=1/100の変形に対して充分追従することが出
来、同時に煙突の温度による伸びに対しても追従するこ
とが出来、更にルーズホールには小判形状の部材を使用
してあるので横方向に対して十分な耐力を示す等の効果
を奏する。
当り、継手プレート及び固定アングルピースに穿設した
ルーズホールを用いて締め付けるため地震等による上下
動のγ1=1/100の変形に対して充分追従することが出
来、同時に煙突の温度による伸びに対しても追従するこ
とが出来、更にルーズホールには小判形状の部材を使用
してあるので横方向に対して十分な耐力を示す等の効果
を奏する。
第1図はユニット煙突の組立側面図、第2図(a)は第
1図(a)部分の拡大図、第2図(b)は第1図(b)
部分の拡大図、第3図は組立部材の平面拡大図、第4図
は組立部分の側面拡大図である。 1……ルーズホール 2……小判状部材 3a……ボルト、3b……ナット 4……中央孔 7……スラブ部固定張出し部材 8……固定アングルピース 12……継手プレート 13……ユニット固定張出し部材
1図(a)部分の拡大図、第2図(b)は第1図(b)
部分の拡大図、第3図は組立部材の平面拡大図、第4図
は組立部分の側面拡大図である。 1……ルーズホール 2……小判状部材 3a……ボルト、3b……ナット 4……中央孔 7……スラブ部固定張出し部材 8……固定アングルピース 12……継手プレート 13……ユニット固定張出し部材
Claims (1)
- 【請求項1】耐火性及び断熱性を有する平板又は曲板で
煙道を構成し、その外周をコーナー・アングルとユニッ
ト固定張出し部材及び斜材よりなる鉄骨アングルのトラ
スで構成されたユニット部分で包囲し、該ユニット部分
は、各階の高さに適合する長さを有し、且つ該ユニット
部分の端部に設けたユニット固定張出し部材(13)は隣
接するユニット部分のユニット固定張出し部材(13)と
継手プレート(12)によって所定の高さまで積み上げ、
また、該ユニット部分は、各階のスラブに煙道外周を囲
むコーナー・アングルに連結されたスラブ部固定張出し
部材(7)を介してスラブに設置されている固定アング
ルピース(8)により建物に固定し、前記継手プレート
(12)及び固定アングルピース(8)にはルーズホール
(1)を設け、該ホールに嵌遊する小判状部材(2)に
形成されている中央孔(4)を通してボルト(3a)及び
ナット(3b)によってユニット固定張出し部材(13)と
継手プレート(12)、および、スラブ部固定張出し部材
(7)と固定アングルピース(8)とを締め付け組立て
することを特徴とする耐震性ユニット煙突の組立法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19392286A JPH0765411B2 (ja) | 1986-08-21 | 1986-08-21 | 耐震性ユニツト煙突の組立法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19392286A JPH0765411B2 (ja) | 1986-08-21 | 1986-08-21 | 耐震性ユニツト煙突の組立法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6351565A JPS6351565A (ja) | 1988-03-04 |
| JPH0765411B2 true JPH0765411B2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=16315970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19392286A Expired - Fee Related JPH0765411B2 (ja) | 1986-08-21 | 1986-08-21 | 耐震性ユニツト煙突の組立法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0765411B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5972122B2 (ja) * | 2012-09-07 | 2016-08-17 | 日立造船株式会社 | 煙突のユニット構造物及び煙突の施工方法 |
| CN109869034B (zh) * | 2019-01-31 | 2024-02-13 | 南方电网科学研究院有限责任公司 | 一种用于输电塔的减振装置 |
-
1986
- 1986-08-21 JP JP19392286A patent/JPH0765411B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6351565A (ja) | 1988-03-04 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |