JPH0765649A - 配線構造及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

配線構造及びこれを用いた画像形成装置

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JPH0765649A
JPH0765649A JP23076093A JP23076093A JPH0765649A JP H0765649 A JPH0765649 A JP H0765649A JP 23076093 A JP23076093 A JP 23076093A JP 23076093 A JP23076093 A JP 23076093A JP H0765649 A JPH0765649 A JP H0765649A
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wiring
substrate
electron
wiring structure
wiring member
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JP23076093A
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English (en)
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Masato Niibe
正人 新部
Tetsuya Kaneko
哲也 金子
Yoshiyuki Osada
芳幸 長田
Seishiro Yoshioka
征四郎 吉岡
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0201Thermal arrangements, e.g. for cooling, heating or preventing overheating

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線部材の基板からの剥離を防止し得る配線
構造を提供する。 【構成】 絶縁性基板10上に、電気導伝性の配線部材
11を該配線の所定の長さ毎に基板10との間に空隙1
2を設けて形成した配線構造。 【効果】 非密着部の空隙12部分で、熱膨張により基
板と配線部材との界面に生ずる応力を緩和でき配線の位
置ずれや剥離を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置、プラズマ
ディスプレイ等の平面型表示装置に広く用いられ、特に
大面積の表示装置に好適に使用できる表示素子の電気配
線技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置のうち、平面型表示
装置を実現する表示技術としては、単純マトリックス液
晶表示装置(LCD)、薄膜トランジスタ液晶表示装置
(TFT/LCD)、プラズマディスプレイ(PD
P)、低速電子線蛍光表示管(VFD)、マルチ電子源
フラットCRT等の平面型表示装置技術がある。また、
上記の表示装置技術を用いてアレイ状の発光素子を作製
し感光性ドラム上に配置することにより電子写真記録装
置を構成することができる。
【0003】これらの画像形成装置技術の例として、マ
ルチ電子源を用い蛍光体を発光させる発光素子及びこれ
を用いた平面型表示装置について説明する。
【0004】従来、簡単な構造で電子の放出が得られる
素子として、M. I. Elinson, Radi
o Eng. Electron Phys., 1
0,(1965)等によって発表された表面伝導型電子
放出素子が知られている。
【0005】これは基板上に形成された小面積の薄膜
に、膜面に平行に電流を流すことにより、電子放出が生
ずる現象を利用するものである。
【0006】この表面伝導型電子放出素子としては、前
記エリンソン等によるSnO2薄膜を用いたもの、Au
薄膜によるもの[G. Dittmer: ”Thin
Solid Films”, 9,317(197
2)]、In23/SnO2薄膜によるもの[M. H
artwell and C. G. Fonsta
d: ”IEEE Trans. ED Con
f.”, 519,(1975)]、カーボン薄膜によ
るもの[荒木久 他:真空、第26巻、第1号、22頁
(1983)]等が報告されている。
【0007】これらの表面伝導型電子放出素子の典型的
な素子構成として前述のM. Hartwellの素子
構成を図11に示す。同図において101は絶縁性基
板、102は電子放出部形成用薄膜で、スパッタで形成
されたH型形状金属酸化物薄膜等からなり、後述のフォ
ーミングと呼ばれる通電処理により電子放出部103が
形成される。
【0008】従来、このような表面伝導型電子放出素子
においては、電子放出を行う前に電子放出部形成用薄膜
102に予めフォーミングと呼ばれる通電処理により電
子放出部103を形成するのが一般的である。即ち、フ
ォーミングとは前記電子放出部形成用薄膜102の両端
に電圧を印加通電し、電子放出部形成用薄膜を局所的に
破壊、変形もしくは変質せしめ、電気的に高抵抗な状態
にした電子放出部103を形成する工程である。尚、電
子放出部103は電子放出部形成用薄膜102の一部に
発生した亀裂付近から電子放出が行われる場合もある。
【0009】また、本出願人は、特開平2−56822
号等において新規な表面伝導型電子放出素子を技術開示
した。この電子放出素子は上記従来の表面伝導型電子放
出素子と比較して、電子放出位置をより精密に制御で
き、より高精密に電子放出素子を配列する事ができる。
この表面伝導型電子放出素子の典型的な素子構成を図1
2(a),(b)に示す。本図において、201は絶縁
性基板、202,203は電気的接続を得るための素子
電極、204は電子放出部を含む薄膜、205は電子放
出部である。電子放出部を含む薄膜204のうち電子放
出部205は導電性微粒子からなり、電子放出部205
以外の電子放出部を含む薄膜204は微粒子膜からな
る。なお、ここで述られている微粒子膜とは、複数の微
粒子が集合した膜であり、その微細構造として微粒子が
個々に分散配置した状態のみならず、微粒子が互いに隣
接、あるいは重なり合った状態(島状も含む)の膜をさ
す。更には、あらかじめ導電性微粒子を分散して構成し
た表面導電型電子放出素子においては、基本的な素子構
成のうち一部を変更しても構成できるものである。
【0010】以上説明してきた表面伝導型電子放出素子
を電子源として用いる際には、電子ビームを飛翔させる
ため真空容器内に配置する必要がある。真空容器内の本
素子の鉛直上に蛍光体を有するフェースプレートを設け
て電子放出装置とし、素子電極間に電圧を印加すること
により電子放出部から得られる電子線を、蛍光体に照射
させて該蛍光体を発光させることで、発光素子や平面型
表示装置として用いることができる。
【0011】近年、40cm□以上の大画面のディスプ
レイにおいては、従来のCRT装置では大型となり製造
も困難になることから、上記のマルチ電子源を用いた平
面型表示装置の大型化が強く望まれていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したような平
面型表示装置の画面を大面積化するには以下の様な問題
点がある。
【0013】通常、表示装置はガラス等の絶縁材料の基
板上に所定のパターン形状で金属等の電気導伝性材料よ
りなる配線部材を密着形成した配線構造を有する。一般
にガラス等の絶縁材料と金属材料の熱膨張率には差があ
り、配線が長くなるとこれらの密着界面での熱膨張によ
る応力の発生が無視できなくなる。
【0014】さらに、平面型画像表示装置を大面積化す
ることにより画面内の素子駆動配線が長くなり配線抵抗
が大きくなる。このような装置を電気的に駆動する場
合、配線抵抗により生ずる素子印加電圧降下と駆動信号
遅延が生じ、良好な画像が得られない。これを防止する
ために配線抵抗を小さくする方法としては、配線の厚み
を厚くする方法がある。配線を厚くするには配線の幅に
対する高さの比、すなわちアスペクト比を大きくする必
要がある。しかし、高アスペクト比配線は膜厚が厚い
程、表示装置製作プロセス中の加熱や表示装置駆動中の
配線部発熱により基板材質と配線材質の熱膨張に大きな
差が生じ、配線の剥離や位置ずれを生じやすい。
【0015】従って、本発明の目的は、配線部材の基板
からの剥離を防止し得る配線構造及びこの配線構造を用
い大面積化を可能とし得る画像形成装置を提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
すべく成された本発明は、絶縁性基板上に電気導伝性の
配線部材を所定のパターン形状で密着形成した配線構造
において、配線の所定の長さごとに基板との非密着部も
しくは密着不良部を設けたことを特徴とする配線構造で
あり、また、前記非密着部もしくは密着不良部におい
て、配線を屈曲した形状に形成したことを特徴とする配
線構造である。
【0017】本発明の配線構造によれば、配線の所定の
長さごとに設けられた基板との非密着部または密着不良
部が、熱膨張により基板と配線部材との界面に生ずる応
力を緩和し、配線の位置ずれや剥離を防止できるもので
ある。
【0018】さらに、上記非密着部もしくは密着不良部
における配線を、例えば直線状から屈曲した形状に形成
することで、該配線のフレキシビリティが増し、より効
果的に上記応力を緩和できるものである。
【0019】前記配線の非密着部は半導体デバイス等の
作製に用いられる微細加工技術を使って形成できる。そ
の方法として例えばエッチング等により除去可能な中間
部材をあらかじめ非密着部のパターンに従って基板上ま
たは基板に埋め込むように形成し、その上に配線を形成
する方法がある。配線形成後、該中間部材をエッチング
法等で除去することにより、基板と配線部材界面に空隙
を形成し、非密着部とする。
【0020】また、前記配線の密着不良部の形成とし
て、基板または配線部材との密着力の小さい材料による
中間層を密着不良部のパターンに従って基板と配線部材
との界面に形成する方法がある。
【0021】また、配線部材に、基板との密着力の小さ
い材料を用い、さらに基板と該配線部材との界面に密着
性を向上させるための中間層を形成し、非密着部もしく
は密着不良部のパターンに従って該中間層を部分的に形
成しないことにより前記配線の非密着部もしくは密着不
良部とすることもできる。
【0022】以上の本発明の配線構造を例えば先述した
表面伝導型電子放出素子を複数個並べてなる平面型表示
装置に用いることにより、小面積のものはもちろんのこ
と、40cm□以上の大面積においても配線部材の基板
からの剥離を防止でき、安定性、信頼性の高い表示装置
を実現できる。
【0023】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0024】実施例1 図1は、本発明の配線構造の第一の実施例に係る要部の
配線長方向の断面図である。図中10は絶縁性基板、1
1は配線部材、12は基板と配線部材との間に形成した
空隙からなる非密着部である。図1では簡単のため、一
般に下配線と呼ばれている基板のすぐ上に形成される配
線について示したが、基板の上に種々の素子構造を作製
したあとに形成される上配線と呼ばれる配線の場合も同
様の構造である。その場合、10は例えば形成した素子
との絶縁を保つための層間絶縁層である。
【0025】図2は実施例の配線構造を形成するための
工程図である。以下、図2を用いて本実施例の配線構造
の作成工程を説明する 基板10として平坦性を確保するために表面研磨された
青板ガラスを用い、その上にあらかじめ設計された非密
着部のパターンに従ってアルミニウムの凸起21を形成
した(図2(a))。該凸起の形成法としてはマスク蒸
着法,エッチング法,リフトオフ法等を用いることがで
きる。形成される凸起21の端の急俊さはおよそ上記の
順に強くなるが、パターンの大きさ等に応じて適当な形
成法を選択する。尚、凸起21の高さは数百nm程度が
適当である。
【0026】次に上記基板に下びき層としてクロムを約
5nmの厚みで形成した後、目的の配線パターンに従っ
て配線部材11として金を約1μmの厚みで形成した
(図2(b))。尚、上記下びき層は、配線部材である
金がガラスとの密着力が小さいため、形成したものであ
り、その形成法は上記アルミニウム凸起と同様の方法を
用いることができる。
【0027】最後に選択性のエッチング法を用いてアル
ミニウム凸起21のみを除去して、空隙12を形成した
(図2(c))。本実施例では選択性のエッチング液と
して、燐酸−酢酸−硝酸系のエッチャントを用いてお
り、ガラス基板や金配線へのダメージはほとんどなかっ
た。
【0028】本実施例では非密着部を形成する凸起パタ
ーンをアルミニウムで形成したが、これは他の選択エッ
チング可能な金属材料やレジストを用いることもでき
る。レジストを用いた場合には最後の工程でレジスト材
を溶解すればよい。
【0029】実施例2 図3は、本発明の配線構造の第二の実施例に係る要部の
配線長方向の断面図である。図中、10は絶縁性基板、
11は配線部材、12は基板と配線部材との間に形成し
た空隙からなる非密着部、31は基板と配線部材との間
に形成した中間層である。本配線構造では、中間層31
は基板10及び配線部材11との密着性の高い材料から
なり、該中間層31が部分的に形成されていないギャッ
プ部分に架橋するように配線部材が形成されている。図
3では、図1と同様に下配線の場合について示してい
る。
【0030】図4は本実施例の配線構造を形成するため
の工程図である。以下、図4を用いて本実施例の配線構
造の作成工程を説明する。
【0031】先ず、図4(a)の非密着部付近の上面図
に示されるように、ガラス基板10上にアルミニウムよ
りなる中間層31と白金よりなる配線部材11とを所定
のパターンに従って堆積形成した。図4(b),
(c),(d)はそれぞれ図4(a)に示した直線B−
B’,C−C’,D−D’の位置での断面図である。
尚、アルミニウムと白金の厚みはそれぞれ数百nmと数
μm程度が適当である。通常の配線構造である図4
(a)のD−D’位置では、図4(d)に示されるよう
に中間層31の幅よりも配線部材11の幅が広く、中間
層を完全に覆っている。一方、非密着部に対応する図4
(a)のC−C’位置では、図4(c)に示されるよう
に逆に配線部材11の幅が狭くなって中間層31が露出
している。
【0032】次に選択性エッチング法を用いてアルミニ
ウムの中間層をエッチアウトし、図4(e)及び(f)
に示す構造を得た。尚、図4(e)は非密着部付近の上
面図であり、図4(f)は図4(e)に示した直線B−
B’の位置での断面図である。ここで中間層は配線部材
から露出した部分でのみエッチングされ、配線部材で覆
われた部分ではエッチングが進行しない。本実施例にお
いても選択性のエッチング液として、燐酸−酢酸−硝酸
系のエッチャントを用いており、ガラス基板や白金配線
へのダメージはほとんどなかった。
【0033】実施例3 図5は、本発明の配線構造の第三の実施例に係る要部の
配線長方向の上面図(図5(a))および断面図(図5
(b))である。図中、10は絶縁性基板、11は配線
部材、51は基板と配線部材との界面に形成した中間層
である。ここで中間層51は基板10または配線部材1
1との密着力の低い材料で形成される。図5(a)の上
面図に示したように、配線は中間層51が形成された上
の領域で直線状から屈曲したパターンに形成されてい
る。本実施例の配線構造は、密着力の低い材料からなる
中間層上の配線のフレキシビリティが増すため、より効
果的に基板と配線部材との間に生ずる応力を緩和するこ
とができる。
【0034】次に、本実施例の配線構造の形成法につい
て説明する。基板10として平坦性を確保するために表
面研磨された青板ガラスを用い、その上にあらかじめ設
計された密着不良部のパターンに従って中間層51を金
を用いて形成した。中間層51の形成法としてはマスク
蒸着法,エッチング法,リフトオフ法等を用いることが
できる。尚、中間層の厚みは数百nm程度が適当であ
る。
【0035】次に目的の配線パターンに従って、上記基
板に配線部材11としてアルミニウムを約1μmの厚み
で形成した。中間層に用いた金はガラス基板との密着力
が非常に小さいため、中間層51部分では配線部材11
とガラス基板10との密着性が不良となり、目的の配線
構造が得られた。
【0036】実施例4 図6は、本発明の配線構造の第四の実施例に係る要部の
配線長方向の断面図である。図中、10は絶縁性基板、
11は配線部材、61は基板と配線部材との界面に形成
した中間層である。ここで配線部材11は基板10との
密着力の低い材料で形成され、また中間層61は基板1
0と配線部材11との密着性を向上させる材料で形成さ
れる。
【0037】図7は本実施例の配線構造を形成するため
の工程図である。以下、図7を用いて本実施例の配線構
造の作成工程を説明する。
【0038】基板10として平坦性を確保するために表
面研磨された青板ガラスを用い、その上にあらかじめ設
計された配線パターンに従ってチタンよりなる中間層6
1を形成した(図7(a))。図7(a)に示すように
密着不良部を形成しようとする部分には中間層が形成さ
れていない。尚、中間層61の厚みは数百nm程度が適
当である。
【0039】次に図7(b)の上面図に示すように、配
線パターンを残して、その周辺にメッキレジストのパタ
ーン71を形成した。図7(c),(d)はそれぞれ図
7(b)の上面図に示した直線B−B’,C−C’の位
置での断面図である。尚、メッキレジストの厚みは数μ
m程度が適当である。
【0040】次に上記のチタン薄膜からなる中間層61
を電極として、電解メッキ法により該中間層上に金より
なる配線部材11を堆積し、配線パターンを形成した。
このとき金は基板面に垂直方向に成長すると同時に、ほ
ぼ同じ速度で上記レジストパターンで限られた領域内の
基板面内方向へも成長する。その結果、図7(e)の配
線方向の断面図に示すように、左右の電極(中間層6
1)から成長した金が接して一体となり、中間層が形成
されていない部分においても配線が形成される。最後に
メッキレジスト71を剥離することにより目的の配線パ
ターンを得た。
【0041】上記方法で作製した配線構造においては、
チタン薄膜からなる中間層が形成された部分は配線部材
の金とガラス基板との密着力が強いが、中間層が形成さ
れていない部分は配線部材の金とガラス基板との密着力
が弱く、この部分で応力の緩和ができる。
【0042】実施例5 図8〜図10に本発明の配線構造を用いた表示装置の実
施例を示す。
【0043】図8は本発明の配線構造を有する複数の電
子放出素子を用いて構成した画像表示装置の概略的な断
面図である。同図において80は絶縁性基板であるとこ
ろの青板ガラス、81は基板80上に薄膜技術によって
形成した表面伝導型電子放出素子であり、2μmのギャ
ップを有する素子電極82,82’間に電子放出材83
が配置されて構成されている。84は基板80上に形成
された絶縁層であり、電子放出材83上では開口を有し
ている。85は絶縁層84および基板80の上に薄膜で
形成された変調電極であるところのグリッドであり、電
子放出材83上で開口を有している。89は青板ガラス
86の表面に蛍光体87とメタルバック88が形成され
たフェイスプレートである。上記基板80とフェイスプ
レート89はスペーサ90を介してフリットガラス91
により封着されパネルを構成する。また、電子放出素子
81、グリッド85、メタルバック88においては、封
着パネルの外側へ、電気的な配線が取り出されている。
【0044】上記封着パネル内を真空排気して、素子電
極82,82’間に電圧を印加すると、電子放出材83
から電子が放出される。ここでメタルバック88にプラ
スの高電圧を印加すると、放出電子は蛍光体87へ照射
され、輝点が生じる。さらにグリッド85に適当な電圧
を印加し、これをオン・オフすることによって、放出電
子が蛍光体87に照射するか、または、電子放出素子8
1側に吸い込まれることによって、蛍光体87での輝点
を制御することができる。
【0045】図9は、図8で示した画像表示装置の斜視
図である。なお、説明上、グリッド85、フェイスプレ
ート86、スペーサ90は部分的に切り取って示してあ
る。
【0046】図9において92は基板80上に平行に配
置された表面伝導型電子放出素子の素子電極を接続する
配線(図8には示していない)であり、図中の部分拡大
断面図”A”に示されるように本発明の配線構造を有
し、実施例1ないし4に示した形成法を用いて形成され
る。配線92には電子放出素子が並列に配置接続されて
おり、各素子電極82,82’間に対しラインごとに順
次電圧を印加することができる(図中の部分拡大平面
図”B”参照)。また、表面伝導型電子放出素子81の
列とグリッド85の列とは、おのおの直角に交差したマ
トリクス構造となるように構成されている。本装置にお
いて、図9には不図示のメタルバックに高電圧を印加し
ておき、配線92の各列に順次電圧を印加掃引すること
で、各列の電子放出素子81から順次電子放出させるこ
とができる。更に、グリッド85の各列に、外部端子G
1〜GNより任意の信号電圧を順次印加することによっ
て、蛍光面87へ照射される放出電子が変調され、蛍光
面発光による任意の画像を表示できる。なお本実施例の
画像表示装置の表示領域は60cm×40cmである。
【0047】次に本発明の配線構造を用いた本実施例の
画像表示装置の製造方法を図10および図9によって具
体的に説明する。図10は本実施例における表面伝導型
電子放出素子81およびグリッド85の製造工程を示す
図であり、同図(a)〜(h)の工程順に説明する。
【0048】(a)まず洗浄した青板ガラスからなる基
板80上に本発明の配線構造を持つ配線92を形成し
た。形成方法は実施例1に示した方法で、まずマスク蒸
着法で配線の非密着部となるべきパターンに従ってアル
ミニウムの凸起を形成し、その上にリフトオフ法を用い
て配線パターンに従って金を約2μmの厚みで形成し配
線92とした。配線パターンは図9に示されるような平
行線のパターンである。次にアルミニウム凸起をエッチ
ング法で除去することにより、配線92と基板との非密
着部を形成した。図9およびその部分拡大図”A”に示
したように、非密着部は表面伝導型電子放出素子が形成
される位置の間に形成するのが適当である。図10
(a)においては電子放出素子が形成される位置での断
面を示したため、非密着部は図示されていないが、紙面
に垂直方向に複数の非密着部が形成されている。
【0049】(b)次にフォトリソグラフィー法により
配線92の中間に電子放出部の電極ギャップとなるべき
約2μmの幅のフォトレジストパターン95を形成し、
さらに真空蒸着法により、厚さ50Åのチタン/厚さ1
000Åのニッケルを表面伝導型電子放出素子の両素子
電極82,82’用として堆積した。
【0050】(c)その後、フォトレジストパターン9
5を有機溶剤で溶解し、Ti/Ni堆積膜をリフトオフ
して、電極ギャップ96を有する素子電極82,82’
を形成した。
【0051】(d)次に電極ギャップ96およびこの近
傍に開口を有するように、膜厚1000Åのクロム堆積
膜97をパターニングし、その上に有機パラジウムをス
ピンナーにより回転塗布、焼成して、パラジウム微粒子
からなる電子放出材83を配置した。
【0052】(e)その後、クロム堆積膜97を酸エッ
チャントによりウエットエッチして取り除き、電子放出
材83をパターニングした。
【0053】(f)さらにこの上に厚さ8.5μmのS
iO2からなる絶縁層84と、厚さ100nmのクロム
/厚さ2μmのニッケル/厚さ100nmのクロム/厚
さ1μmのアルミニウムからなるグリッド85を順次真
空堆積した。
【0054】(g)次に、フォトリソグラフィー及びエ
ッチングにより、電子放出材83上に190μm×34
μmの長方形の開口を設けるようにCr/Ni/Cr/
Al堆積層85およびSiO2層84をパターニングし
て、絶縁層84およびグリッド85を形成した。
【0055】以上の工程では、同一基板上に表面伝導型
電子放出素子81、絶縁層84、グリッド85を順次形
成するため、薄膜,フォトリソグラフィー,エッチング
等の技術を用いることができ、各部材の材料選択に自由
度があり、寸法精度も半導体製造程度の高精度を得るこ
とができる。また、フォトリソグラフィーにおいては、
ステップアンドスキャンタイプのような大面積基板用の
マスクアライナーを用いることで、容易に大面積化する
ことができる。
【0056】以上のようにして作製した電子放出素子基
板を図9に示すように、別途作製したフェイスプレート
89とスペーサ90と共にフリットガラスにより封着
し、封着パネルとした。ここでフリットガラスによる封
着は430℃にて1時間の焼成により実施したが、配線
92の基板からの剥離や位置ずれは全く発生しなかっ
た。
【0057】なお実施例2〜4に示したいずれの配線構
造を用いても、フリットガラスによる封着工程の際に配
線の基板からの剥離や位置ずれは全く発生しなかった。
【0058】また、上記の表示装置を用いて長さ40c
mのアレイ状発光素子を作製し、感光性ドラム上に配置
することにより、電子写真記録装置を構成することがで
きた。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の配線構造
によれば、所定の長さごとに設けられた非密着部または
密着不良部が、熱膨張により基板と配線部材との界面に
生ずる応力を緩和し、配線の位置ずれや剥離を防止でき
る。これにより、特に大面積の平面型画像表示装置の様
に、配線を厚くして配線抵抗を小さくする必要がある場
合においても、装置作製工程中における加熱や表示装置
駆動中の発熱による配線部材の基板からの剥離や位置ず
れを防止でき、安定性,信頼性の高い表示装置を実現で
きる。
【0060】更には、画像表示装置に限らず、アレイ状
発光素子を構成し電子写真記録装置のような画像形成装
置に応用した場合においても同様の効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配線構造の第一の実施例に係る要部の
配線長方向の断面図である。
【図2】本発明の第一の実施例の配線構造を形成するた
めの工程図である。
【図3】本発明の配線構造の第二の実施例に係る要部の
配線長方向の断面図である。
【図4】本発明の第二の実施例の配線構造を形成するた
めの工程図である。
【図5】本発明の配線構造の第三の実施例に係る要部の
配線長方向の上面図および断面図である。
【図6】本発明の配線構造の第四の実施例に係る要部の
配線長方向の断面図である。
【図7】本発明の第四の実施例の配線構造を形成するた
めの工程図である。
【図8】本発明の配線構造を有する複数の電子放出素子
を用いて構成した画像表示装置の概略的な断面図であ
る。
【図9】図8で示した画像表示装置の一部切り欠き斜視
図である。
【図10】図8及び図9で示した画像表示装置に用いた
表面伝導型電子放出素子及びグリッドの製造工程を示す
図である。
【図11】従来の表面伝導型電子放出素子の典型的な素
子構成を示す上面図である。
【図12】本出願人が先に開示した表面伝導型電子放出
素子の典型的な素子構成を示す上面図及び断面図であ
る。
【符号の説明】
10 絶縁性基板 11 配線部材 12 空隙 21 凸起 31,51,61 中間層 71 メッキレジスト 80 絶縁性基板 81 表面伝導型電子放出素子 82,82’ 素子電極 83 電子放出材 84 絶縁層 85 グリッド(変調電極) 86 ガラス基板 87 蛍光体 88 メタルバック 89 フェイスプレート 90 スペーサ 91 フリットガラス 92 配線 95 フォトレジストパターン 96 素子電極ギャップ 97 クロムパターン 101 絶縁性基板 102 電子放出部形成用薄膜 103 電子放出部 201 絶縁性基板 202,203 素子電極 204 電子放出部を含む薄膜 205 電子放出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉岡 征四郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板上に電気導伝性の配線部材を
    所定のパターン形状で密着形成した配線構造において、
    配線の所定の長さごとに基板との非密着部もしくは密着
    不良部を設けたことを特徴とする配線構造。
  2. 【請求項2】 前記非密着部もしくは密着不良部におい
    て、配線を屈曲した形状に形成したことを特徴とする請
    求項1に記載の配線構造。
  3. 【請求項3】 前記非密着部が、基板と配線部材との界
    面に空隙を形成してなることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の配線構造。
  4. 【請求項4】 前記密着不良部が、基板と配線部材との
    界面に基板または配線部材との密着性の低い材料からな
    る中間層を形成してなることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の配線構造。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の配線構造におい
    て、前記配線材料は前記基板に対する密着性が低く、基
    板と配線部材との界面に基板及び配線部材との密着性の
    高い材料からなる中間層が形成されており、前記密着不
    良部が該中間層を一部形成しない部分であることを特徴
    とする配線構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれかに記載の配線構造
    を用いた画像形成装置。
JP23076093A 1993-08-25 1993-08-25 配線構造及びこれを用いた画像形成装置 Withdrawn JPH0765649A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1215701A2 (en) * 2000-12-15 2002-06-19 Canon Kabushiki Kaisha Substrate having fine line, electron source and image display apparatus
JP2007109605A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Sony Corp 画像表示装置
JP2013051748A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Nippon Signal Co Ltd:The プレーナ型電磁アクチュエータ

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