JPH0927276A - 画像形成装置の製造方法および製造装置 - Google Patents

画像形成装置の製造方法および製造装置

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JPH0927276A
JPH0927276A JP19796395A JP19796395A JPH0927276A JP H0927276 A JPH0927276 A JP H0927276A JP 19796395 A JP19796395 A JP 19796395A JP 19796395 A JP19796395 A JP 19796395A JP H0927276 A JPH0927276 A JP H0927276A
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久美子 金子
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安栄 佐藤
Shinichi Kawate
信一 河手
Yoshikazu Sakano
嘉和 坂野
Yasuko Tomita
康子 富田
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛍光体と電子放出部の位置ずれがなく、高精
度の封着の可能な画像形成装置の製造方法および製造装
置を提供する。 【構成】 蛍光体を有するフェースプレート10と、電
子源を有するバックプレート1を相対向して配置し、両
者を接着する平板型画像形成装置の製造方法において、
フェースプレート10、バックプレート1を加熱し、接
着、固定する際、両者の位置合わせを行う工程と、両者
を加熱、接着、固定する工程とを、同一の装置内で並行
して行う製造方法及びその方法に用いる、電気炉14、
位置ずれ検知装置15、制御装置16、調節機構17を
備えた装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像表示装置や記録
装置等の画像形成装置の製造方法および製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置のうち、平板型画像表示装
置には、プラズマディスプレイ、EL表示装置、電子線
を用いた平板型表示装置があり、近年、これらに対し、
大画面、高精細化の要求が増大し、ますます自発光型画
像形成装置に対するニーズが高まりつつある。
【0003】電子線を用いた平板型画像形成装置として
は、例えばフェースプレートとバックプレートに挟まれ
た真空パネル内に電子ビームを発生する電子源として、
表面伝導型電子放出素子を用い、該電子ビームを加速
し、蛍光体に照射し発光させ、画像を形成させる薄型の
画像形成装置が本出願人より出願されている(特開平3
−261024号公報参照)。
【0004】このような表面伝導型電子放出素子を用い
た平板型画像形成装置の断面を図8に示す。図8におい
て、1は青板ガラス等の絶縁材で構成される基板、即
ち、バックプレート、3は一定の間隔(2μm程度)を
隔てて設置された素子電極、2は有機Pdを塗布して形
成した導電性薄膜、4は電子放出部であり、素子電極間
に電圧を印加し通電加熱を行い電子放出部4を形成し、
電子放出部4より電子を放出させる。表面伝導型電子放
出素子としては、この他、SnO2膜を用いたもの、A
u薄膜によるもの〔G. Dittmer:Thin
Solid Films,9,317(1972)〕、
In23薄膜によるもの〔M. Hartwell a
nd C. G. Fonstad:IEEE Tra
ns. ,ED Conf. ,519(197
5)〕、カーボン薄膜によるもの〔荒木久他:真空,第
26巻,第1号、第22頁(1983)〕等が報告され
ている。
【0005】さらに図8において、105はバックプレ
ート1の上に形成された絶縁層、6は該絶縁層105上
に形成され、電子ビームが通過する穴を持った変調電極
であるグリッド、10はAl薄膜のメタルバック9で覆
われた蛍光体8をパネル内面側に設置された青板ガラス
7からなるフェースプレート、12は低融点ガラスであ
り、外枠11を挟んでフェースプレート10とバックプ
レート1を加熱、接着、固定し、平板型画像形成装置を
形成する。
【0006】このような平板型画像形成装置の製造にお
いては、フェースプレート10、枠11、バックプレー
ト1に低融点ガラス12を塗布し、電気炉内で固着する
とき、蛍光体8の位置と電子放出部との位置合わせを行
った後、治具等により固定した後、電気炉に入れて低融
点ガラスの融点以上の温度に加熱し、接着、固定する。
【0007】次にバックプレート1とフェースプレート
10の間の空気を排気管(図示せず)を通して、ターボ
分子ポンプ等の真空ポンプによって圧力が1×10-6
orr以下に真空排気する。次に、電圧を印加し通電処
理を行い、電子放出部4を形成する。さらに、この画像
形成装置全体をベーキングし脱ガスを十分行った後、ゲ
ッター材(図示せず)を飛ばす。最後に排気管(図示せ
ず)を封じ切る。
【0008】以上のようにして製造した画像形成装置に
おいて、表面伝導型電子放出素子、グリッド6を駆動装
置に接続し、メタルバック9を高圧電源に接続する。画
像形成装置の内部は圧力が1×10-6Torr以下の真
空に維持され、駆動装置によって電極3間に駆動パルス
電圧を印加すると電子がビーム状に放出され、該電子ビ
ームはグリッド6を通過し、不図示の高圧電源からメタ
ルバック9に印加された正の高電圧によって加速され、
蛍光体8に衝突しこれを発光させる。前記電子ビームは
駆動装置(不図示)によってグリッド6に印加する電圧
で制御でき、それによって蛍光体の発光を制御でき、所
望の画像を形成できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
画像形成装置の製造において、フェースプレートとバッ
クプレートとの従来の接着、固定方法には次のような問
題点があった。
【0010】即ち、フェースプレート、枠、バックプレ
ートを固着する時、蛍光体の位置と電子放出素子部との
位置合わせを行った後、治具等により固定した後、電気
炉等に入れて本焼成し固着させ、真空もれのない強固な
接着を得る。しかし、低融点ガラスは温度が上昇するに
つれ、粘性が低下し、液化するので、予めフェースプレ
ートとバックプレートの位置合わせを行っておき、治具
等で固定しておいても、低融点ガラスの粘性低下によ
り、バックプレートとフェースプレートが移動し、位置
ズレが生じ、蛍光体の位置と電子放出部との位置もずれ
てしまい、精度よく作成するのが難しかった。また、そ
のため、歩留りも悪く、コストがかかるという問題点が
あった。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上記平板型画像形成装置の製造方法におけるこれらの諸
問題を解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、位置合わせ
工程と、加熱、固着工程とを、同一装置内において並行
して行うことにより、上記問題を解決できることを見い
だし、本発明を完成したものであり、本発明により、次
のような平板型画像形成装置の製造方法および製造装置
が提供される。
【0012】即ち、本発明の平板型画像形成装置の製造
方法は、蛍光体を有するフェースプレートと、該蛍光体
を発光させるエネルギービームを発生させるための発生
源あるいは電極を有するバックプレートを相対向して配
置し、両者を加熱し、接着、固定する平板型画像形成装
置の製造方法において、フェースプレートとバックプレ
ートとの位置合わせを行う工程と、両者を加熱、接着、
固定する工程とを並行して行うことを特徴とする画像形
成装置の製造方法である。
【0013】また、本発明は、上記製造方法を実施する
のに適した、平板型画像形成装置の製造装置を提供する
ものであり、フェースプレートおよびバックプレートを
加熱、接着、固定する手段、温度上昇手段、フェースプ
レートまたはバックプレートを移動し位置合わせする調
節手段、位置ずれを検知する手段及び位置ずれ補正信号
を調節機構に送り制御する手段を少なくとも有すること
を特徴とする平板型画像形成装置の製造装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明において、蛍光体を発光さ
せる電子ビームを発生させるための発生源としては、表
面伝導型電子放出素子を複数並列に配置し結線してなる
素子列を少なくとも1列以上有し、各素子を駆動するた
めの配線を有する電子源を好ましく使用するが、熱カソ
ードを用いた熱電子源、電界放出型電子放出素子〔W.
P.Dyke & W. W. Dolan,Fie
ld emission,Advance in El
ectron Physics,8,89(1956)
及びC. A. Spindt,Physical p
ropertiesof thin−film fie
ld emission cathodeswith
molybdenum cones,J. Appl.
Phys. ,47,5248(1976)等〕、金
属/絶縁層/金属型電子放出素子〔C. A. Mea
d,The tunnel−emission amp
lifier,J. Appl. Phys. ,3
2,646(1961)等〕も使用することができる。
【0015】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に
説明する。
【0016】図1は本発明によって製造される平板型画
像形成装置の一つである画像表示装置の一態様の斜視図
である。図1において、1はバックプレート、3は素子
電極、4は電子放出部、5は電子通過孔、6はグリッ
ド、10は透明なガラス基板7よりなり、蛍光体8およ
びメタルバック9を有するフェースプレート、11は
枠、12は低融点ガラスである。図1において、フェー
スプレート10はその断面、及びバックプレート1側が
斜視できるように切除されている。
【0017】本発明の製造方法は、このような平板型画
像形成装置のバックプレート1およびフェースプレート
10をそれぞれ枠11と低融点ガラス12により位置精
度良く固着する方法であり、図2及び図5にその概略を
示すような製造装置を用いる。図2において、14は電
気炉、15はアライメント検出装置、16は制御装置、
17は調整機構である。また、1はバックプレート、1
0はフェースプレート、11は枠を示す。図5は、図2
に示すものと調整機構17がバックプレート1側にある
という点で異なり、本発明においては、いずれの側に調
整機構があってもよい。
【0018】本発明においては、内側に電子放出素子を
有するバックプレート1、内側表面に蛍光体8を塗布
し、さらに蛍光体の表面に導電性を持たせたフェースプ
レート10及び枠11の接着すべき部位に予め低融点ガ
ラスを塗布し、これら全体を加熱できる容器を備えた電
気炉14に入れ、バックプレート1及びフェースプレー
ト10を治具等で固定し、電気炉の温度を上昇させて、
画像形成装置を加熱し、アライメント検出装置15を使
用し、バックプレート1とフェースプレート10のアラ
イメントマークを合わせ、位置合わせを行う。電気炉の
温度が上昇すると低融点ガラスの粘性が低下し、液化す
るので、フェースプレート10とバックプレート1がそ
れぞれ移動し、位置がずれる。そして、そのずれをアラ
イメント検出装置15によって検出し、制御装置16か
らの信号を受け、調整機構17によってフェースプレー
ト10又はバックプレート1が調整される。このように
して位置ずれの調整を行う。
【0019】図3及び図4に位置ずれの調整法の一態様
を示す。図3及び図4はアライメント部を拡大した斜視
図であり、フェースプレート10にアライメントマーク
20(本態様では十字を使用)があり、バックプレート
1にアラインメントマーク20が記されている。これら
を合わせることにより位置合わせが行われ、図3のよう
に、互いにずれていることがアライメント検出装置15
によって検出されると、制御装置16からの信号を受
け、調整機構17により、図4のように、フェースプレ
ート10が調整される。
【0020】図6及び図7にも同様な調整法が示されて
いるが、これは図5に示す製造装置のバックプレート1
を調整する態様に対応した例である。
【0021】ここで位置合わせに用いるアライメントマ
ークの形状は限定されるものでなく、バックプレート1
では、電子放出素子を形成する時に同時に形成できる。
また、フェースプレート10においても同様で、蛍光体
等を形成する時、同時に形成すればよい。また、ずれの
検知は、光学的なものに限定されず、要するに加熱され
た炉の中で、ずれを検知できればどのようなものでもよ
い。
【0022】また、フェースプレート10、バックプレ
ート1、枠11を封着するのに、低融点ガラスを用いる
ほか、接着剤による封着等、炉中で接着できる方法であ
れば、その方法は限定されない。
【0023】その後、ゆっくり冷却し、室温に戻し、画
像形成装置を電気炉から取り出す。
【0024】なお、図2及び図5には、加熱手段とし
て、ヒータを図示したが、本発明においては特にこれに
限定されることはなく、所望の温度で、所定時間加熱で
きるものであれば、どのようなものを用いてもよい。
【0025】このように、フェースプレート10とバッ
クプレート1の位置が調整された状態で、低融点ガラス
が固着し、封着が完了し、真空もれのない強固な接着を
得ることができる。フェースプレート10の各色蛍光体
とバックプレート1の電子放出素子とを高い精度で位置
合わせする必要があるため、調整機構17の精度は、±
10μmの精度をもつことが好ましく、同等の精度で封
着する。
【0026】上記、図1のバックプレート側の表面伝導
型電子放出素子の基本的構成を図9に示す。図9(a)
は平面図であり、(b)は断面図である。なお、図9に
おいて図1と同じ符号は同じ部材を示すものであり、2
は導電性の薄膜を示す。
【0027】バックプレート1としては、例えば石英ガ
ラス、Na等の不純物含有量を減少させたガラス、青板
ガラス、青板ガラスにスパッタ法等によりSiO2を積
層した積層体、アルミナなどのセラミックス等が用いら
れる。
【0028】素子電極3の材料としては、一般的導体材
料が用いられ、例えばNi、Cr、Au、Mo、W、P
t、Ti、Al、Cu、Pd等の金属あるいは合金及び
Pd、Ag、Au、RuO2、Pd−Ag等の金属ある
いは金属酸化物とガラス等から構成される印刷導体、I
23−SnO2等の透明導電体及びポリシリコン等の
半導体材料から適宜選択される。
【0029】素子電極間隔L、素子電極長さW1、導電
性膜2の形状等は、応用される形態等によって適宜設計
される。
【0030】素子電極間隔Lは、数百Å〜数百μmであ
ることが好ましく、より好ましくは、素子電極間に印加
する電圧等により、数μm〜数十μmである。
【0031】素子電極長さW1は、電極の抵抗値や電子
放出特性を考慮すると、好ましくは数μm〜数百μmで
あり、また素子電極厚さdは数百Å〜数μmである。
【0032】電子放出素子の電子放出部4を含む導電性
膜2において、電子放出部4は粒径が数十Åの導電性微
粒子かならなり、導電性膜2は導電性微粒子膜からなる
場合もある。微粒子膜とは複数の微粒子が集合した膜で
あり、その微細構造として、微粒子が個々に分散配置し
た状態のみならず、微粒子が互いに隣接、あるいは重な
り合った状態(島状も含む)の膜をさす。その膜厚は、
素子電極3へのステップカバレージ、素子電極間の抵抗
値等により適宜選択され、好ましくは数Å〜数千Åで、
特に好ましくは10Å〜200Åであり、その抵抗値は
103〜107Ω/口のシート抵抗値である。
【0033】この導電性膜2を構成する材料としては、
例えば、Pd、Ru、Ag、Au、Ti、In、Cu、
Cr、Fe、Zn、Sn、Ta、W、Pb等の金属、P
dO、SnO2、In23、PbO、Sb23等の酸化
物、HfB2、ZrB2、LaB6、CeB6、YB4、G
dB4等の硼化物、TiC、ZrC、HfC、TaC、
SiC、WC等の炭化物、TiN、ZrN、HfN等の
窒化物、Si、Ge等の半導体、カーボン、AgMg、
NiCu等を挙げることができる。
【0034】電子放出部4には亀裂が含まれており、電
子放出はこの亀裂付近から行われる。
【0035】このような表面伝導型電子放出素子の製法
としては種々の方法があるが、その一例を図10を用い
て簡単に説明する。
【0036】1)バックプレート(基板)1を十分に洗
浄した後、真空蒸着法、スパッタ法等により素子電極材
料を堆積させた後、フォトリソグラフィー技術により、
基板1の面上に素子電極3を形成する(図10
(a))。
【0037】2)素子電極3を設けた基板1上に、有機
金属溶液を塗布して放置することにより、両素子電極間
を連絡して有機金属薄膜を形成する。なお、有機金属溶
液とは、上記導電性膜2の構成材料の金属を主元素とす
る有機化合物の溶液である。この後、有機金属薄膜を加
熱焼成処理しリフトオフ、エッチング等によりパターン
ニングされた導電性膜2を形成する(図10(b))。
なお、ここでは、有機金属溶液の塗布法により説明した
が、これに限ることなく、例えば真空蒸着法、スパッタ
法、化学的気相堆積法、分散塗布法、デイッピング法、
スピナー法等によって有機金属膜を形成することもでき
る。
【0038】3)この後、適当な真空雰囲気下でフォー
ミングと呼ばれる通電処理を施す。素子電極3間に不図
示の電源より通電すると、導電性膜2の部位に構造の変
化した電子放出部4が形成される(図10(c))。こ
の通電処理により、導電性膜2を局所的に破壊、変形も
しくは変質せしめ、構造の変化した部位が電子放出部4
である。
【0039】4)好ましくは、このようにして作成した
電子放出素子を、フォーミング工程での真空度より高い
真空雰囲気、例えば約10-6Torr以下にして動作駆
動する。
【0040】なお、フォーミング工程以降は、通常、バ
ックプレート及びフェースプレートの固着、封着後に行
われる。
【0041】本発明に好適に用いる電子ビーム発生源と
しての電子源は、このような表面伝導型電子放出素子を
複数個配列して結線して用いる。この配列の方法として
は、並列に複数個の電子放出素子を配列し個々の電子放
出素子の両端(両素子電極)を配線にて結線した梯子型
配置及びm本のX方向配線の上にn本のY方向配線を層
間絶縁層を介して設置し、電子放出素子の一対の素子電
極に夫々X方向配線、Y方向配線を接続した単純マトリ
クス配置を挙げることができる。
【0042】フェースプレート10とバックプレート1
の間には、特に梯子型配置の場合、図1に示すように、
グリッド6が設けられる。このグリッド6は、電子放出
素子から放出された電子ビームを変調することのできる
電極である。グリッド6は、バックプレート1の上方
に、レジストをパターニングしてエッチングを行い、例
えば厚さ1μmのAu配線を行った後、例えばスパッタ
等の方法により絶縁材の膜を形成し、さらに絶縁膜の上
にAu、Al、Cu等の金属を蒸着し、電子通過孔5を
エッチングして形成する。
【0043】
【実施例】
〔実施例1〕図10に示す工程に従い、PdO膜を用い
る電子放出素子を電子源として用いて、図1に示す画像
表示装置を作成した。
【0044】まず、ガラス基板1にリフトオフ法によっ
て、間隙幅2μm、間隙長さ400μm、厚さ1000
ÅのAuの素子電極3を作成した〔図10(a)〕。
【0045】次に、有機Pd溶液〔CCP4230O奥
野製薬(株)製〕を塗布し、300℃で15分間焼成し
た。次にレジストパターンをパターニングし、エッチン
グを行い、電極3に跨がり両電極3の間隙を覆い、該間
隙方向に長さ280μm(図9のW2に相当)、幅30
μmのパターンの導電性膜2を作成した〔図10
(b)〕。このような工程によって、表面伝導型電子放
出素子を同一ガラス基板上に図1に示すように梯子状に
配列して600×400個作成した。
【0046】さらに、上記基板(バックプレート)1上
に、絶縁材であるSiO2の10μm厚さの膜をスパッ
タにより形成し、さらにこの絶縁膜上にAuを蒸着し、
エッチングを行い、電子通過孔5、グリッド6をバック
プレート1に一体に作成した。
【0047】また、別の透明ガラス基板上に蛍光体8を
予め塗布し、その表面を平滑化処理してAlを真空蒸着
してメタルバック(アノード電極)9を形成してフェー
スプレート10を得た。
【0048】次に、フェースプレート10、高さ5mm
の枠11及びバックプレート1の接着すべき部位に予め
低融点ガラス12を塗布し、図1のように配置して、図
2に示した製造装置の電気炉14に入れた。電気炉14
の温度を上昇させ、430℃、1時間加熱し、アライメ
ント検出装置15を使用して、フェースプレート10と
バックプレート1のアライメントマーク(図3及び図4
に示した十字を使用)を合わせ、位置合わせを行った。
図2の装置においては、位置合わせ、即ち、位置ずれの
調整は前述したように、検出装置15によってずれが検
出され、制御装置16からの信号を受けた調整機構17
によってフェースプレート10が調整され、位置合わせ
が行われる。
【0049】このように、フェースプレート10とバッ
クプレート1の位置が調整された状態で低融点ガラス1
2が固着し、封着が完了し、真空もれのない強固な接着
が得られた。
【0050】電気炉14の温度をゆっくり冷却させてか
ら取り出し、排気管からターボ分子ポンプによって、画
像表示装置内を10-6Torr以下に真空排気した。そ
の後、配線を通して電極3間に5Vを印加し、1素子当
たり約20mAの電流を流し、通電処理を行い、電子放
出部4を形成させた。
【0051】続いて、ホットプレートによって、画像表
示装置を約130℃に加熱し、排気管(図示せず)より
真空引きを行い、画像表示装置内を10-6Torr以下
に真空排気した。画像表示装置の真空容器内に設置した
ゲッター材(図示せず)を飛ばした後、排気管をガスバ
ーナーで加熱し、封じ切った。
【0052】本実施例によると、電気炉に入れる前に位
置合わせの必要がなく、電気炉内にアライメント機能を
持っており、温度上昇させている間に位置合わせがで
き、位置合わせの時間が短縮された。
【0053】〔実施例2〕図5に示した製造装置を用い
て、実施例1と全く同様にして図1に示した画像表示装
置を製造した。
【0054】まず、実施例1と同様にして、電子放出素
子、グリッド6等を有するバックプレート1を作成し、
次に、蛍光体を予め塗布し、導電性を持たせたフェース
プレート10、枠11及びバックプレート1の接着すべ
き部位に低融点ガラス12を塗布し、図5に示す製造装
置の電気炉14に入れ、電気炉の温度を上昇させ、43
0℃で1時間加熱し、アライメント検出装置15を用い
て、フェースプレート10とバックプレート1のアライ
メントマーク(図6及び図7に示した十字)を合わせ
て、位置合わせを行った。位置ずれの調整は調整機構1
7により、バックプレート1が調整されて、位置合わせ
が行われた。
【0055】その後、実施例1と同様に画像表示装置内
を真空排気し、通電処理を施し、さらに真空排気し、排
気管を加熱し封じ切った。
【0056】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
バックプレート及びフェースプレートを接着、固定する
際に、フェースプレートとバックプレートとの位置合わ
せを行う工程と、フェースプレート、枠、バックプレー
トを加熱、接着、固定する工程とを、同一装置内におい
て並行して行うため、精度のよい封着を失敗なく行うこ
とができる。そのため、蛍光体と電子放出素子の位置の
よく一致した、従って画質のシャープな画像形成装置を
歩留りよく製造することができ、生産性の向上、製造コ
スト低減をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって製造される画像形成装置の一態
様を示す画像表示装置の斜視図である。
【図2】本発明の画像形成装置の製造装置の一態様を示
す概略図である。
【図3】フェースプレートとバックプレートの調整を示
すアライメントマーク部の拡大図である。
【図4】フェースプレートとバックプレートの調整を示
すアライメントマーク部の拡大図である。
【図5】本発明の画像形成装置の製造装置の一態様を示
す概略図である。
【図6】フェースプレートとバックプレートの調整を示
すアライメントマーク部の拡大図である。
【図7】フェースプレートとバックプレートの調整を示
すアライメントマーク部の拡大図である。
【図8】本発明によって製造される画像形成装置の一態
様を示す断面図である。
【図9】本発明に用いられる電子源の電子放出素子の基
本構成を示す平面図及び断面図である
【図10】電子放出素子の作成工程を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 バックプレート(絶縁性基板) 2 導電性膜 3 素子電極 4 電子放出部 5 電子通過孔 6 グリッド 7 透明な基板 8 蛍光体 9 メタルバック 10 フェースプレート 11 枠 12 低融点ガラス 14 電気炉 15 アライメント検出装置 16 制御装置 17 調整機構 20 アライメントマーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂野 嘉和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 富田 康子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光体を有するフェースプレートと、該
    蛍光体を発光させるエネルギービームを発生させるため
    の発生源あるいは電極を有するバックプレートを相対向
    して配置し、両者を加熱し、接着、固定する平板型画像
    形成装置の製造方法において、フェースプレートとバッ
    クプレートとの位置合わせを行う工程と、両者を加熱、
    接着、固定する工程とを並行して行うことを特徴とする
    画像形成装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 エネルギービームを発生させるための発
    生源として、電子源を用いる請求項1の画像形成装置の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 電子源が表面伝導型電子放出素子を複数
    個配置し結線してなる素子列を少なくとも1列以上有す
    る請求項2の画像形成装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1の画像形成装置の製造装置であ
    って、フェースプレートおよびバックプレートを加熱、
    接着、固定する手段、温度上昇手段、フェースプレート
    またはバックプレートを移動し位置合わせする調節手
    段、位置ずれを検知する手段及び位置ずれ補正信号を調
    節機構に送り制御する手段を少なくとも有することを特
    徴とする平板型画像形成装置の製造装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001319572A (ja) * 2000-05-02 2001-11-16 Ulvac Japan Ltd 真空処理室、プラズマディスプレイ装置の製造装置及びプラズマディスプレイ装置の製造方法
KR100837693B1 (ko) * 2007-03-23 2008-06-13 주식회사 나래나노텍 얼라인 및 본딩 기능을 갖는 일체형 패턴 전극 본딩장치
JP2010205741A (ja) * 2010-05-17 2010-09-16 Ulvac Japan Ltd プラズマディスプレイ装置の製造装置
US9327488B2 (en) 2011-11-30 2016-05-03 SCREEN Holdings Co., Ltd. Alignment method, transfer method and transfer apparatus

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