JPH0765677B2 - 無段変速機の制御装置 - Google Patents

無段変速機の制御装置

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JPH0765677B2
JPH0765677B2 JP60276886A JP27688685A JPH0765677B2 JP H0765677 B2 JPH0765677 B2 JP H0765677B2 JP 60276886 A JP60276886 A JP 60276886A JP 27688685 A JP27688685 A JP 27688685A JP H0765677 B2 JPH0765677 B2 JP H0765677B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、無段変速機の制御装置に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来の無段変速機の制御装置としては、特開昭58−1808
63号に示されるものがある。これによると、D、L、N
等の各セレクトポジションに応じて変速パターンを選択
し、次いで車速、スロットル開度等の条件に応じて所望
の変速比指令信号を決定し、これに基づいて変速モータ
等の変速アクチュエータを制御するようにしてある。D
レンジの変速パターンは、例えばエンジンが常に最小燃
料消費率状態において運転されるようなものであり、ま
たLレンジにおいてはDレンジの場合よりも駆動力が大
きくエンジンブレーキ効果も大きい変速パターンに設定
される。Nレンジにおいては変速比は常に無段変速機で
得られる最大変速比状態となるように制御される。これ
は、NレンジからDレンジ等の走行レンジにセレクトし
て走行を開始する場合に、セレクト後直ちに最大変速比
での発進を可能とするためである。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、このような従来の無段変速機の制御装置では、
Nレンジにおいては常に最大変速比状態となるように制
御されるため、例えばDレンジで走行している場合にN
レンジへセレクトし、次いで再びDレンジに戻すと、N
レンジにセレクトされている間に変速比が最大状態とな
っており、Dレンジに再度戻した場合に急激にエンジン
ブレーキが作用し、これに伴なう大きなショックが発生
するため、運転フィーリングが悪化し、場合によっては
車両のスピンが発生したりエンジンがオーバランしたり
する可能性がある。
上記のような問題点を解決するために本出願人は、特願
昭59−87788号において所定以上の車速での走行中には
Nレンジの場合にもDレンジの場合と同様の変速比を指
令するようにしたものを開示した。これによりDレンジ
→Nレンジ→Dレンジのようなセレクトを行った場合に
急激な変速が発生することが防止され、円滑にDレンジ
走行状態に復帰することができる。
しかし、上記のような制御を行った場合にもDレンジか
らNレンジにセレクトした状態でスロットル開度を全閉
よりも大きくしてエンジン回転速度を上昇させると、次
にDレンジにセレクトしたときに自動変速機の制御状態
とエンジンの回転状態とが整合しないため、前進用クラ
ッチの入力側と出力側とで大きな回転速度の差を生じた
まま、クラッチが締結されることにより、大きな締結シ
ョックを発生する。この締結ショックは乗員にとって不
快なショックであるだけでなく、過大なトルク変動によ
ってVベルトの滑りを発生し、Vベルト、プーリなどが
破損する可能性もある。本発明は、このような問題点を
解決することを目的としている。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、Nレンジでスロットルが開かれている場合に
は前進用クラッチの入力側回転速度と出力側回転速度と
を同期させるように変速比を制御すなわち、本発明は、
流体伝動装置のタービンの回転がセレクトレバーがニュ
ートラル位置にあると締結を解除するクラッチを介して
駆動プーリに入力される無段変速機の変速比を、制御目
標値が実現されるように変速アクチュエータを作動させ
ることにより制御する無段変速機の制御装置において、
セレクトレバーがニュートラル位置にあることを検出す
るニュートラル検出手段と、スロットル全閉運転状態に
あることを検出するスロットル全閉検出手段と、車速を
検出する手段と、実際のエンジン回転速度又は実際のタ
ービン回転速度を検出する実回転速度検出手段と、セレ
クトレバーがニュートラル位置にあって車速が所定値以
上であり、かつスロットル全閉運転状態にあるときは変
速パターンをDレンジのままとするが、セレクトレバー
がニュートラル位置にあって車速が所定値以上であり、
かつスロットル全閉運転状態にないときは実際のエンジ
ン回転速度又は実際のタービン回転速度を制御目標値と
して変速比を制御するニュートラル中変速制御手段とを
有する。
(作用) したがって、セレクトレバーがニュートラル位置にあっ
て、スロットルが全閉のときは、車速が所定値以上であ
れば、変速比をDレンジのままとするので、次にDレン
ジにセレクトしたときに、同一の変速比のため、急激な
変速が発生することがなく、不必要なエンジンブルーキ
の作動が防止できる。
また、所定車速以上で、セレクトレバーがニュートラル
位置にあっても、スロットルが開かれたとき、つまりエ
ンジン回転速度が変化したときは、ニュートラル中変速
制御手段により、実際のエンジン回転速度又は実際のタ
ービン回転速度を制御目標値として変速比の制御が行わ
れるので、クラッチの入力側の回転速度に合わせて出力
側の回転速度が制御される。このため、このニュートラ
ル状態からDレンジにセレクトされたときに、回転変動
を生じることなくクラッチが締結され、ショックを発生
せずに円滑にDレンジ走行に移る。
(ヘ)実施例 第2図に無段変速機の動力伝達機構を示す。この無段変
速機はフルードカップリング12(流体伝動装置)、前後
進切換機構15、Vベルト式無段変速機構29、差動装置56
等を有しており、エンジン10の出力軸10aの回転を所定
の変速比及び回転方向で出力軸66及び68に伝達すること
ができる。この無段変速機は、フルードカップリング12
(ロックアップ油室12a、ポンプインペラー12b、タービ
ンランナ12c等を有している)、回転軸13、駆動軸14、
前後進切換機構15、駆動プーリ16(固定円すい板18、駆
動プーリシリンダ室20(室20a、室20b)、可動円すい板
22、みぞ22a等からなる)、遊星歯車機構17(サンギア1
9、ピニオンギア21、ピニオンギア23、ピニオンキャリ
ア25、インターナルギア27等から成る)、Vベルト24、
従動プーリ26(固定円すい板30、従動プーリシリンダ室
32、可動円すい板34等から成る)、従動軸28、前進用ク
ラッチ40、駆動ギア46、アイドラギア48、後進用ブレー
キ50、アイドラ軸52、ピニオンギア54、ファイナルギア
44、ピニオンギア58、ピニオンギア60、サイドギア62、
サイドギア64、出力軸66、出力軸68などから構成されて
いるが、これらについての詳細な説明は省略する。な
お、説明を省略した部分の構成については本出願人の出
願に係る特願昭59−226706号に記載されている。第3図
に無段変速機の油圧制御装置を示す。この油圧制御装置
は、オイルポンプ101、ライン圧調圧弁102、マニアル弁
104、変速制御弁106、調整圧切換弁108、変速モータ
(ステップモータ)110、変速操作機構112、スロットル
弁114、一定圧調圧弁116、電磁弁118、カップリング圧
調圧弁120、ロックアップ制御弁122等を有しており、こ
れらは互いに図示のように接続されており、また前進用
クラッチ40、後進用ブレーキ50、フルードカップリング
12、ロックアップ油室12a、駆動プーリシリンダ室20及
び従動プーリシリンダ室32とも図示のように接続されて
いる。これらの弁等についての詳細な説明は省略する。
説明を省略した部分については前述の特願昭59−226706
号に記載されている。なお、第3図中の各参照符号は次
の部材を示す。ピニオンギア110a、タンク130、ストレ
ーナ131、油路132、リリーフ弁133、弁穴134、ポート13
4a〜e、スプール136、ランド136a〜b、油路138、一方
向オリフィス139、油路140、油路142、一方向オリフィ
ス143、弁穴146、ポート146a〜g、スプール148、ラン
ド148a〜e、スリーブ150、スプリング152、スプリング
154、押圧部材158、油路164、油路165、オリフィス16
6、オリフィス170、弁穴172、ポート172a〜e、スプー
ル174、ランド174a〜c、スプリング175、油路176、オ
リフィス177、レバー178、油路179、ピン181、ロッド18
2、ランド182a〜b、ラック182c、ピン183、ピン185、
弁穴186、ポート186a〜d、油路188、油路189、油路19
0、弁穴192、ポート192a〜g、スプール194、ランド194
a〜e、負圧ダイヤフラム198、オリフィス199、オリフ
ィス202、オリフィス203、弁穴204、ポート204a〜e、
スプール206、ランド206a〜b、スプリング208、油路20
9、フィルター211、オリフィス216、ポート222、ソレノ
イド224、プランジャ224a、スプリング225、弁穴230、
ポート230a〜e、スプール232、ランド232a〜b、スプ
リング234、油路235、オリフィス236、弁穴240、ポート
240a〜h、スプール242、ランド242a〜e、油路243、油
路245、オリフィス246、オリフィス247、オリフィス24
8、オリフィス249、チョーク形絞り弁250、リリーフバ
ルブ251、チョーク形絞り弁252、保圧弁253、油路254、
クーラー256、クーラー保圧弁258、オリフィス259、切
換検出スイッチ278。
第4図にステップモータ110及びソレノイド224の作動を
制御する変速制御装置300を示す。変速制御装置300は、
入力インターフェース311、基準パルス発生器312、CPU
(中央処理装置)313、ROM(リードオンリメモリ)31
4、RAM(ランダムアケセスメモリ)315及び出力インタ
ーフェース316を有しており、これらはアドレスバス319
及びデータバス320によって連絡されている。この変速
制御装置300には、エンジン回転速度センサー301、車速
センサー302、スロットル開度センサー303、シフトポジ
ションスイッチ304、タービン回転速度センサー305、エ
ンジン冷却水温センサー306、パターン選択スイッチ32
3、ブレーキセンサー307及び切換検出スイッチ298から
の信号が直接又は波形成形器308、309及び322、及びAD
変換器310を通して入力され、一方増幅器317及び線317a
〜dを通してステップモータ110へ信号が出力され、ま
たソレノイド224へも信号が出力されるが、これらにつ
いての詳細な説明は省略する。なお、説明を省略した部
分の構成については、前述の特願昭59−226706号に記載
されている。
第5及び6図に変速制御装置300によって行われる制御
内容を示す。このうちソレノイド224を制御することに
よるクラッチの完全締結制御及びフルードカップリング
12のロックアップ制御については、前述の特願昭59−22
6706号に記載されたものと同様であるので説明を省略す
る。
まず、シフトポジションスイッチ304からシフトポジシ
ョンの読込みを行い(ステップ502)、次いで走行レン
ジすなわち、D、L又はRレンジにあるかどうかを判断
し(同504)、走行位置にない場合、すなわちNレンジ
又はPレンジの場合にはソレノイド224のデューティ比
を0に設定してロックアップクラッチを解除し(同50
6)、次いでアイドルスイッチがオンであるかどうかを
判断し(同507)、アイドルスイッチがオンでない場
合、すなわちスロットル全閉状態でない場合には現在の
車速Vsが所定の車速V1(例えば、10km/h程度)よりも大
きいかどうかを判断し(同509)、Vs>V1の場合には現
在の実際のタービン回転速度Ntを制御目標タービン回転
速度NtDに設定する(同511)。次いで、制御目標タービ
ン回転速度NtDに基づいて目標ステップモータパルス数P
Dを検索する(同513)。次いで、第6図のステップ630
へ進む。なお、ステップ507でスロットル全閉状態の場
合、またステップ509でVs≦V1の場合にはステップ626へ
進む。ステップ630以下の制御及びその他の制御は前述
の特願昭59−226706号に記載のものと同様であるので、
説明を省略する。
結局、上記制御ルーチンによって次のような制御が行わ
れることになる。すなわち、D、L及びRレンジの場合
にはそれぞれ各レンジに応じて変速パターンが検索され
る(ステップ626、628及び640)。N又はPレンジの場
合には運転状態に応じて2つの場合がある。すなわち、
スロットル全閉状態の場合、又は車速がV1以下の場合に
は、Dレンジ変速パターンに基づいて検索された変速比
が指令される。例えばDレンジで走行中にNレンジにセ
レクトしスロットルを全閉状態にすると前進用クラッチ
40が解除されるため中立状態となるが、Vベルト式無段
変速機構29自体はDレンジにおける通常の変速比の状態
のまま保持されており、次いで再びDレンジにセレクト
されると回転変動を生ずることなくDレンジにおける走
行状態に復帰する。一方、スロットルが全閉状態ではな
く、かつ車速がV1よりも大きい場合には、実際のタービ
ン回転速度Ntに追従して制御目標タービン回転速度NtD
が決定され、これに基づいて変速比が制御されるため、
駆動プーリ16の回転速度、すなわち前進用クラッチ40の
出力側の回転速度は、実際のタービン12cの回転速度、
すなわち前進用クラッチ40の入力側の回転速度と常に一
致するように変速比が制御される。従って、上述の場合
と同様にDレンジからNレンジにセレクトすると、前進
用クラッチ40の入力側及び出力側は常に同期した状態に
保持されるように変速が行われる。この状態で再びDレ
ンジにセレクトすると、前進用クラッチ40は入力側及び
出力側が同期して回転しているため、ほとんどショック
を発生することなく締結される。従って、ショックは発
生せず、またVベルトの滑りが発生することもない。
なお、車速VsがV1以下の場合にはN及びPレンジにおい
てもDレンジ変速パターンが検索され変速比は最大状態
になるため、例えばNレンジからDレンジにセレクトし
て直ちに発進をする場合には直ちに最大変速比で発進が
行われる。
なお、上記実施例ではステップ511及び513でタービン回
転速度を対象として制御を行ったが、これは流体伝動装
置の入出力回転差を無視して近似的にエンジン回転速度
を対象として制御を行うようにすることもできる。
(ト)発明の効果 以上説明してきたように、本発明によると、Nレンジで
走行中にアクセルペダルを踏んだ場合には、実際のター
ビン回転速度(又は実際のエンジン回転速度)を制御目
標タービン回転速度(又は制御目標エンジン回転速度)
として無段変速機の変速制御を行うようにしたので、そ
の後Dレンジにセレクトしたときのクラッチ締結ショッ
クをほとんど発生しないようにすることができ、運転フ
ィーリングを向上することができ、またVベルトの滑り
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成要素間の関係を示す図、第2図は
無段変速機の動力伝達機構を示す図、第3図は無段変速
機の油圧制御装置を示す図、第4図は無段変速機の変速
制御装置を示す図、第5及び6図は変速制御装置の制御
ルーチンを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:44

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体伝動装置のタービンの回転がセレクト
    レバーがニュートラル位置にあると締結を解除するクラ
    ッチを介して駆動プーリに入力される無段変速機の変速
    比を、制御目標値が実現されるように変速アクチュエー
    タを作動させることにより制御する無段変速機の制御装
    置において、 セレクトレバーがニュートラル位置にあることを検出す
    るニュートラル検出手段と、スロットル全閉運転状態に
    あることを検出するスロットル全閉検出手段と、車速を
    検出する手段と、実際のエンジン回転速度又は実際のタ
    ービン回転速度を検出する実回転速度検出手段と、セレ
    クトレバーがニュートラル位置にあって車速が所定値以
    上であり、かつスロットル全閉運転状態にあるときは変
    速パターンをDレンジのままとするが、セレクトレバー
    がニュートラル位置にあって車速が所定値以上であり、
    かつスロットル全閉運転状態にないときは実際のエンジ
    ン回転速度又は実際のタービン回転速度を制御目標値と
    して変速比を制御するニュートラル中変速制御手段とを
    有することを特徴とする無段変速機の制御装置。
JP60276886A 1985-12-11 1985-12-11 無段変速機の制御装置 Expired - Fee Related JPH0765677B2 (ja)

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