JPH0765989A - X線発生装置のx線焦点寸法の調節方法及び装置 - Google Patents
X線発生装置のx線焦点寸法の調節方法及び装置Info
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- JPH0765989A JPH0765989A JP23731393A JP23731393A JPH0765989A JP H0765989 A JPH0765989 A JP H0765989A JP 23731393 A JP23731393 A JP 23731393A JP 23731393 A JP23731393 A JP 23731393A JP H0765989 A JPH0765989 A JP H0765989A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 X線発生装置のターゲット上に形成されるX
線焦点の寸法を正確に一定の大きさに保持し、しかもタ
ーゲットの損傷事故の発生を確実に防止する。 【構成】 フィラメント9から放出された電子をウエネ
ルト10とフィラメント9との間に印加されたバイアス
電圧によって方向制御しながらターゲット8に衝突させ
てそのターゲット8からX線を発生するX線発生装置に
関して、ターゲット8上に形成されるX線焦点Pの寸法
を調節する方法である。ターゲット8上のX線焦点Pか
ら発生するX線をX線検出器5によって検出してX線ピ
ーク波形を求め、さらにそのX線ピーク波形の半値幅を
求め、その半値幅に基づいてウエネルトバイアス電圧の
大きさを変更してX線焦点Pの幅方向の寸法を一定値に
調節する。
線焦点の寸法を正確に一定の大きさに保持し、しかもタ
ーゲットの損傷事故の発生を確実に防止する。 【構成】 フィラメント9から放出された電子をウエネ
ルト10とフィラメント9との間に印加されたバイアス
電圧によって方向制御しながらターゲット8に衝突させ
てそのターゲット8からX線を発生するX線発生装置に
関して、ターゲット8上に形成されるX線焦点Pの寸法
を調節する方法である。ターゲット8上のX線焦点Pか
ら発生するX線をX線検出器5によって検出してX線ピ
ーク波形を求め、さらにそのX線ピーク波形の半値幅を
求め、その半値幅に基づいてウエネルトバイアス電圧の
大きさを変更してX線焦点Pの幅方向の寸法を一定値に
調節する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィラメントから放出
された電子をウエネルトとフィラメントとの間に印加さ
れたバイアス電圧によって方向制御しながらターゲット
に衝突させてそのターゲットからX線を発生するX線発
生装置に関する。特に、ターゲット上に形成されるX線
焦点の寸法を調節するためのX線焦点寸法の調節方法及
び装置に関する。
された電子をウエネルトとフィラメントとの間に印加さ
れたバイアス電圧によって方向制御しながらターゲット
に衝突させてそのターゲットからX線を発生するX線発
生装置に関する。特に、ターゲット上に形成されるX線
焦点の寸法を調節するためのX線焦点寸法の調節方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のX線発生装置ではフィラメントか
ら放出された電子がターゲット上で一定面積の焦点を結
び、その焦点からX線が発生する。通常、その焦点はX
線焦点と呼ばれる。例えば、このX線発生装置から発生
するX線を用いてX線回折測定を行う場合を考えると、
X線焦点の寸法、特に長手方向ではなくて幅方向の寸法
が種々に変化すると、再現性の高い測定を行うことがで
きない。よって通常は、X線発生装置についてのX線焦
点の寸法を一定の大きさに調節するようにしている。
ら放出された電子がターゲット上で一定面積の焦点を結
び、その焦点からX線が発生する。通常、その焦点はX
線焦点と呼ばれる。例えば、このX線発生装置から発生
するX線を用いてX線回折測定を行う場合を考えると、
X線焦点の寸法、特に長手方向ではなくて幅方向の寸法
が種々に変化すると、再現性の高い測定を行うことがで
きない。よって通常は、X線発生装置についてのX線焦
点の寸法を一定の大きさに調節するようにしている。
【0003】X線焦点寸法の調節方法として、従来、次
のような方法がある。すなわち、ターゲット上のX線焦
点から発生するX線をピンホールコリメータで小径のX
線ビームに成形し、それをX線フィルムに露光して焦点
写真を撮像し、撮像されたその焦点写真を観察した結果
に基づいてウエネルトのバイアス電圧を手動によるツマ
ミ操作によって変化させてX線焦点の寸法を一定の大き
さに調節する。
のような方法がある。すなわち、ターゲット上のX線焦
点から発生するX線をピンホールコリメータで小径のX
線ビームに成形し、それをX線フィルムに露光して焦点
写真を撮像し、撮像されたその焦点写真を観察した結果
に基づいてウエネルトのバイアス電圧を手動によるツマ
ミ操作によって変化させてX線焦点の寸法を一定の大き
さに調節する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来方法では、操作者の個人誤差に起因してX線焦点の寸
法を正確に一定に維持できないという問題があった。ま
た、操作者の勘違い又は操作ミスに起因してターゲット
上に許容限界以上に大きいX線焦点が形成されることに
よりターゲットに過負荷が加わり、その結果、ターゲッ
トが損傷する事故が発生していた。
来方法では、操作者の個人誤差に起因してX線焦点の寸
法を正確に一定に維持できないという問題があった。ま
た、操作者の勘違い又は操作ミスに起因してターゲット
上に許容限界以上に大きいX線焦点が形成されることに
よりターゲットに過負荷が加わり、その結果、ターゲッ
トが損傷する事故が発生していた。
【0005】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたものであって、ターゲット上に形成されるX線
焦点の寸法を正確に一定の大きさに保持し、しかもター
ゲットの損傷事故の発生を確実に防止することを目的と
する。
なされたものであって、ターゲット上に形成されるX線
焦点の寸法を正確に一定の大きさに保持し、しかもター
ゲットの損傷事故の発生を確実に防止することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め請求項1記載のX線焦点寸法の調節方法は、ターゲッ
ト上のX線焦点から発生するX線をX線検出器によって
検出してX線ピーク波形を求め、さらにそのX線ピーク
波形の幅を求め、ウエネルト−フィラメント間に印加す
るバイアス電圧の大きさをその求めたピーク波形幅に基
づいて変更して、ターゲット上に形成されるX線焦点の
幅方向の寸法を調節することを特徴としている。
め請求項1記載のX線焦点寸法の調節方法は、ターゲッ
ト上のX線焦点から発生するX線をX線検出器によって
検出してX線ピーク波形を求め、さらにそのX線ピーク
波形の幅を求め、ウエネルト−フィラメント間に印加す
るバイアス電圧の大きさをその求めたピーク波形幅に基
づいて変更して、ターゲット上に形成されるX線焦点の
幅方向の寸法を調節することを特徴としている。
【0007】また、請求項3記載のX線焦点寸法の調節
装置は、ウエネルトとフィラメントとの間にバイアス電
圧を印加すると共にそのバイアス電圧の大きさを調節で
きるウエネルトバイアス電圧回路と、ターゲット上のX
線焦点から放射されたX線の発散を制限するX線発散制
限手段と、X線発散制限手段を通過したX線を検出する
X線検出器と、X線発散制限手段とX線検出器との間に
配置されていて、X線発散制限手段から出たX線の強度
を低下させてX線検出器へ導くX線ビームアブソーバと
を有している。そして、X線検出器によってX線ピーク
波形を求め、さらにそのX線ピーク波形の幅を求め、そ
のピーク波形幅に基づいてウエネルトバイアス電圧回路
に出力されるバイアス電圧の大きさを調節する。
装置は、ウエネルトとフィラメントとの間にバイアス電
圧を印加すると共にそのバイアス電圧の大きさを調節で
きるウエネルトバイアス電圧回路と、ターゲット上のX
線焦点から放射されたX線の発散を制限するX線発散制
限手段と、X線発散制限手段を通過したX線を検出する
X線検出器と、X線発散制限手段とX線検出器との間に
配置されていて、X線発散制限手段から出たX線の強度
を低下させてX線検出器へ導くX線ビームアブソーバと
を有している。そして、X線検出器によってX線ピーク
波形を求め、さらにそのX線ピーク波形の幅を求め、そ
のピーク波形幅に基づいてウエネルトバイアス電圧回路
に出力されるバイアス電圧の大きさを調節する。
【0008】また、請求項4記載のX線焦点寸法の調節
装置は、ウエネルトとフィラメントとの間にバイアス電
圧を印加すると共にそのバイアス電圧の大きさを調節で
きるウエネルトバイアス電圧回路と、ターゲット上のX
線焦点から放射されたX線の発散を制限するX線発散制
限手段と、X線発散制限手段を通過したX線が照射され
る標準サンプルと、標準サンプルで回折したX線を検出
するX線検出器とを有している。そして、X線検出器に
よって回折X線ピーク波形を求め、さらにそのX線ピー
ク波形の幅を求め、そのピーク波形幅に基づいてウエネ
ルトバイアス電圧回路に出力されるバイアス電圧の大き
さを調節することを特徴としている。
装置は、ウエネルトとフィラメントとの間にバイアス電
圧を印加すると共にそのバイアス電圧の大きさを調節で
きるウエネルトバイアス電圧回路と、ターゲット上のX
線焦点から放射されたX線の発散を制限するX線発散制
限手段と、X線発散制限手段を通過したX線が照射され
る標準サンプルと、標準サンプルで回折したX線を検出
するX線検出器とを有している。そして、X線検出器に
よって回折X線ピーク波形を求め、さらにそのX線ピー
ク波形の幅を求め、そのピーク波形幅に基づいてウエネ
ルトバイアス電圧回路に出力されるバイアス電圧の大き
さを調節することを特徴としている。
【0009】上記の記載において、X線検出器として
は、ある1点位置におけるX線の強度を検出できる、い
わゆる0(ゼロ)次元カウンタ、例えば比例計数管(P
C)、シンチレーションカウンタ(SC)や、直線方向
に沿った適宜の範囲においてX線の強度を同時に検出で
きる、いわゆる1次元カウンタ、例えば位置敏感型X線
検出器(PSPC)、ラインカウンタ(CCD)や、直
交する2方向に沿った適宜の範囲においてX線の強度を
同時に検出できる、いわゆる2次元カウンタ、例えば2
次元PSPC、2次元CCD等を用いることができる。
比例計数管(PC)等といった0(ゼロ)次元カウンタ
を用いる場合には、X線ピーク波形を求めるためにX線
検出器を直進スキャン又は円弧状スキャンさせる必要が
ある。X線発散制限手段としては、円形状のピンホール
や、細長形状のスリット等を用いることができる。
は、ある1点位置におけるX線の強度を検出できる、い
わゆる0(ゼロ)次元カウンタ、例えば比例計数管(P
C)、シンチレーションカウンタ(SC)や、直線方向
に沿った適宜の範囲においてX線の強度を同時に検出で
きる、いわゆる1次元カウンタ、例えば位置敏感型X線
検出器(PSPC)、ラインカウンタ(CCD)や、直
交する2方向に沿った適宜の範囲においてX線の強度を
同時に検出できる、いわゆる2次元カウンタ、例えば2
次元PSPC、2次元CCD等を用いることができる。
比例計数管(PC)等といった0(ゼロ)次元カウンタ
を用いる場合には、X線ピーク波形を求めるためにX線
検出器を直進スキャン又は円弧状スキャンさせる必要が
ある。X線発散制限手段としては、円形状のピンホール
や、細長形状のスリット等を用いることができる。
【0010】
【作用】フィラメントから放出された電子がウエネルト
によって形成される電場を通過するとき、その電子の進
行方向は電場の強さに応じて変化し、その結果、ターゲ
ット上に形成されるX線焦点の寸法、特に幅方向の寸法
が変化する。一方、X線検出器によって求められるX線
ピーク波形の幅、例えば半値幅はターゲット上に形成さ
れるX線焦点の寸法、特に幅方向の寸法に密接に対応し
ている。従って、半値幅等を測定し、その測定結果に基
づいてウエネルトバイアス電圧を変化させることによ
り、X線焦点の寸法を一定値に保持できる。
によって形成される電場を通過するとき、その電子の進
行方向は電場の強さに応じて変化し、その結果、ターゲ
ット上に形成されるX線焦点の寸法、特に幅方向の寸法
が変化する。一方、X線検出器によって求められるX線
ピーク波形の幅、例えば半値幅はターゲット上に形成さ
れるX線焦点の寸法、特に幅方向の寸法に密接に対応し
ている。従って、半値幅等を測定し、その測定結果に基
づいてウエネルトバイアス電圧を変化させることによ
り、X線焦点の寸法を一定値に保持できる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明に係るX線焦点寸法の調節方
法を実施するためのX線装置の一実施例を示している。
このX線装置は、X線を発生するX線発生装置1と、X
線発散制限手段としてのピンホール2と、X線の強度を
減衰させるX線ビームアブソーバ3と、受光スリット4
と、そしてX線検出器としての比例計数管(PC)5と
を有している。比例計数管5には図示しない揺動装置が
付設され、この揺動装置によって駆動されて比例計数管
5は適宜の一点を中心にして矢印ωで示すように回転揺
動できる。X線発散制限手段としては、ピンホール2に
代えて上下方向に長いスリット6を用いることもでき
る。また、X線ビームアブソーバ3は、例えばアルミニ
ウム等によって形成される。
法を実施するためのX線装置の一実施例を示している。
このX線装置は、X線を発生するX線発生装置1と、X
線発散制限手段としてのピンホール2と、X線の強度を
減衰させるX線ビームアブソーバ3と、受光スリット4
と、そしてX線検出器としての比例計数管(PC)5と
を有している。比例計数管5には図示しない揺動装置が
付設され、この揺動装置によって駆動されて比例計数管
5は適宜の一点を中心にして矢印ωで示すように回転揺
動できる。X線発散制限手段としては、ピンホール2に
代えて上下方向に長いスリット6を用いることもでき
る。また、X線ビームアブソーバ3は、例えばアルミニ
ウム等によって形成される。
【0012】X線発生装置1は、ダイレクトモータ7に
よって駆動されて軸線L1を中心として高速で回転する
円筒形状のターゲット8と、ターゲット8に対向するフ
ィラメント9と、フィラメント9のまわりに配置された
ウエネルト10とを有している。フィラメント9の両端
子には管電流回路11が、フィラメント9とターゲット
8との間には管電圧回路12が、そしてフィラメント9
とウエネルト10との間にはウエネルト・バイアス回路
13が接続される。通常、ターゲット8及びフィラメン
ト9のまわりは、放電防止のために真空状態に保持され
る。
よって駆動されて軸線L1を中心として高速で回転する
円筒形状のターゲット8と、ターゲット8に対向するフ
ィラメント9と、フィラメント9のまわりに配置された
ウエネルト10とを有している。フィラメント9の両端
子には管電流回路11が、フィラメント9とターゲット
8との間には管電圧回路12が、そしてフィラメント9
とウエネルト10との間にはウエネルト・バイアス回路
13が接続される。通常、ターゲット8及びフィラメン
ト9のまわりは、放電防止のために真空状態に保持され
る。
【0013】比例計数管5にはピーク波形演算回路14
が接続され、そのピーク波形演算回路14の出力信号は
比較回路15及び表示装置16、例えばCRT等の映像
表示装置や機械的記録装置へ送られる。比較回路15の
基準信号端子には基準半値幅に対応する基準電圧が入力
される。
が接続され、そのピーク波形演算回路14の出力信号は
比較回路15及び表示装置16、例えばCRT等の映像
表示装置や機械的記録装置へ送られる。比較回路15の
基準信号端子には基準半値幅に対応する基準電圧が入力
される。
【0014】本実施例のX線装置は上記のように構成さ
れているので、管電流回路11の作用によってフィラメ
ント9に通電するとそのフィラメント9が発熱してそこ
から電子が放出される。一方、ウエネルト・バイアス回
路13の作用によってウエネルト10とフィラメント9
との間に所定のバイアス電圧が印加され、その結果フィ
ラメント9のまわりに電場が形成される。
れているので、管電流回路11の作用によってフィラメ
ント9に通電するとそのフィラメント9が発熱してそこ
から電子が放出される。一方、ウエネルト・バイアス回
路13の作用によってウエネルト10とフィラメント9
との間に所定のバイアス電圧が印加され、その結果フィ
ラメント9のまわりに電場が形成される。
【0015】フィラメント9から放出された電子は、管
電圧回路12の作用によってフィラメント−ターゲット
間に印加された管電圧によって加速され、さらにウエネ
ルト10によって形成される電場の作用によって進行方
向が制御された状態でターゲット8上のX線焦点Pに集
束して衝突する。図3に示すように、X線焦点Pは幅W
を有する細長い長方形状となる。ウエネルト・バイアス
回路13はウエネルト10へ印加するバイアス電圧の大
きさを変更することができ、このバイアス電圧の変化に
より、ターゲット8上に形成されるX線焦点Pの幅Wを
変化させることができる。
電圧回路12の作用によってフィラメント−ターゲット
間に印加された管電圧によって加速され、さらにウエネ
ルト10によって形成される電場の作用によって進行方
向が制御された状態でターゲット8上のX線焦点Pに集
束して衝突する。図3に示すように、X線焦点Pは幅W
を有する細長い長方形状となる。ウエネルト・バイアス
回路13はウエネルト10へ印加するバイアス電圧の大
きさを変更することができ、このバイアス電圧の変化に
より、ターゲット8上に形成されるX線焦点Pの幅Wを
変化させることができる。
【0016】ターゲット8上のX線焦点Pに電子が衝突
すると、そのX線焦点PからX線が発生する。発生した
X線はピンホール2によって小径のX線ビームに成形さ
れ、X線ビームアブソーバ3によってその強度が減衰さ
れ、そして受光スリット4を通過した後に比例計数管5
に取り込まれてカウントされる。この状態で比例計数管
5をω揺動させると、計数管5の各角度位置におけるX
線強度がピーク波形演算回路14によって演算され、そ
の結果、図4に示すようなX線ピーク波形Qが求められ
る。このX線ピーク波形Qは、必要に応じてCRT等と
いった表示装置16に表示される。また、ピーク波形演
算回路14は、求めたX線ピーク波形Qの半値幅H、す
なわちX線ピーク波形Qの高さL2の半分の高さ位置に
おける波形幅を演算し、その情報を比較回路15へ送
る。
すると、そのX線焦点PからX線が発生する。発生した
X線はピンホール2によって小径のX線ビームに成形さ
れ、X線ビームアブソーバ3によってその強度が減衰さ
れ、そして受光スリット4を通過した後に比例計数管5
に取り込まれてカウントされる。この状態で比例計数管
5をω揺動させると、計数管5の各角度位置におけるX
線強度がピーク波形演算回路14によって演算され、そ
の結果、図4に示すようなX線ピーク波形Qが求められ
る。このX線ピーク波形Qは、必要に応じてCRT等と
いった表示装置16に表示される。また、ピーク波形演
算回路14は、求めたX線ピーク波形Qの半値幅H、す
なわちX線ピーク波形Qの高さL2の半分の高さ位置に
おける波形幅を演算し、その情報を比較回路15へ送
る。
【0017】比較回路15は、送られてきた半値幅信号
を基準半値幅信号と比較し、その比較結果をウエネルト
バイアス回路13へ送り、ウエネルトバイアス回路13
はその比較結果信号に基づいてウエネルト10へ印加す
るバイアス電圧を変化させる。このバイアス電圧の変化
により、X線焦点寸法、特に幅方向の寸法Wが常に一定
の大きさに維持される。
を基準半値幅信号と比較し、その比較結果をウエネルト
バイアス回路13へ送り、ウエネルトバイアス回路13
はその比較結果信号に基づいてウエネルト10へ印加す
るバイアス電圧を変化させる。このバイアス電圧の変化
により、X線焦点寸法、特に幅方向の寸法Wが常に一定
の大きさに維持される。
【0018】図2は、図1に示した実施例の変形例を示
しており、具体的には、X線検出器として比例計数管
(PC)のような0(ゼロ)次元カウンタに代えて、1
次元カウンタであるPSPC(Position Sensitive Pro
portional Counter :位置敏感型X線検出器)17を用
いた点に違いがある。その他の点は図1の実施例と同じ
であり、同一の構成要素は同一の符号で示してある。周
知の通り、PSPC17はX線取り込み用の細長い開口
18が設けられた範囲内でX線強度を同時に測定でき
る。従って、PSPC17を用いたこの実施例ではPS
PC17をω揺動させる必要がなく、よって短時間に測
定を完了できる。
しており、具体的には、X線検出器として比例計数管
(PC)のような0(ゼロ)次元カウンタに代えて、1
次元カウンタであるPSPC(Position Sensitive Pro
portional Counter :位置敏感型X線検出器)17を用
いた点に違いがある。その他の点は図1の実施例と同じ
であり、同一の構成要素は同一の符号で示してある。周
知の通り、PSPC17はX線取り込み用の細長い開口
18が設けられた範囲内でX線強度を同時に測定でき
る。従って、PSPC17を用いたこの実施例ではPS
PC17をω揺動させる必要がなく、よって短時間に測
定を完了できる。
【0019】図5は、さらに他の実施例を示している。
この実施例が図1に示した実施例と異なる点は、X線焦
点Pから放射されるX線を標準サンプル19に照射し、
その標準サンプル19で回折した回折X線をX線検出
器、すなわち比例計数管5で検出してX線ピーク波形、
この場合は回折X線ピーク波形を求めるようにしたこと
である。なお、標準サンプル19としては、多結晶サン
プル、単結晶サンプル等任意のサンプルを適用できる。
但し、信頼性の高い測定を行いたい場合には、単結晶サ
ンプルを用いることが望ましい。
この実施例が図1に示した実施例と異なる点は、X線焦
点Pから放射されるX線を標準サンプル19に照射し、
その標準サンプル19で回折した回折X線をX線検出
器、すなわち比例計数管5で検出してX線ピーク波形、
この場合は回折X線ピーク波形を求めるようにしたこと
である。なお、標準サンプル19としては、多結晶サン
プル、単結晶サンプル等任意のサンプルを適用できる。
但し、信頼性の高い測定を行いたい場合には、単結晶サ
ンプルを用いることが望ましい。
【0020】以上、好ましい実施例をあげて本発明を説
明したが、本発明はそれらの実施例に限定されることな
く、請求の範囲に記載した技術的範囲内で種々に改変可
能である。
明したが、本発明はそれらの実施例に限定されることな
く、請求の範囲に記載した技術的範囲内で種々に改変可
能である。
【0021】例えば、X線検出器としては、比例計数管
(PC)5以外の他の0(ゼロ)次元カウンタ、PSP
C17以外の他の1次元カウンタ、あるいは直交する2
方向に沿った適宜の範囲でX線強度を同時に測定可能
な、いわゆる2次元カウンタ、例えば2次元PSPC、
2次元CCD等を用いることもできる。
(PC)5以外の他の0(ゼロ)次元カウンタ、PSP
C17以外の他の1次元カウンタ、あるいは直交する2
方向に沿った適宜の範囲でX線強度を同時に測定可能
な、いわゆる2次元カウンタ、例えば2次元PSPC、
2次元CCD等を用いることもできる。
【0022】また、図示した実施例では回転ターゲット
方式のX線発生装置を例に挙げたが、固定ターゲット方
式のX線発生装置にも本発明を適用できる。さらに、上
記実施例では線状のX線を取り出すようにした、いわゆ
るラインフォーカスのX線発生装置に本発明を適用した
が、点状のX線を取り出すことができる、いわゆるポイ
ントフォーカスのX線発生装置にも適用可能である。
方式のX線発生装置を例に挙げたが、固定ターゲット方
式のX線発生装置にも本発明を適用できる。さらに、上
記実施例では線状のX線を取り出すようにした、いわゆ
るラインフォーカスのX線発生装置に本発明を適用した
が、点状のX線を取り出すことができる、いわゆるポイ
ントフォーカスのX線発生装置にも適用可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、ターゲットから実際に
発生されるX線ビームに基づいてX線ピーク波形を求
め、そしてそのX線ピーク波形に基づいてウエネルトバ
イアス電圧を調節するようにしたので、ターゲット上に
形成されるX線焦点の寸法を正確に一定の大きさに保持
できる。しかも、操作ミスによってターゲットに過負荷
が加わるといった異常事態も起こらないので、ターゲッ
トの損傷事故の発生を確実に防止できる。
発生されるX線ビームに基づいてX線ピーク波形を求
め、そしてそのX線ピーク波形に基づいてウエネルトバ
イアス電圧を調節するようにしたので、ターゲット上に
形成されるX線焦点の寸法を正確に一定の大きさに保持
できる。しかも、操作ミスによってターゲットに過負荷
が加わるといった異常事態も起こらないので、ターゲッ
トの損傷事故の発生を確実に防止できる。
【0024】
【図1】本発明に係るX線焦点寸法の調節方法を実施す
るためのX線装置の一実施例を示す斜視図である。
るためのX線装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示した実施例の一部を改変した変形実施
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図3】ターゲット上に形成されるX線焦点の一例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】X線ピーク波形の一例を示すグラフである。
【図5】本発明に係るX線焦点寸法の調節方法を実施す
るためのX線装置の他の実施例を示す斜視図である。
るためのX線装置の他の実施例を示す斜視図である。
1 X線発生装置 2 ピンホール 3 X線ビームアブソーバ 4 受光スリット 5 比例計数管 6 スリット 7 ダイレクトモータ 8 ターゲット 9 フィラメント 10 ウエネルト 17 PSPC
Claims (5)
- 【請求項1】 フィラメントから放出された電子をウエ
ネルトとフィラメントとの間に印加されたバイアス電圧
によって方向制御しながらターゲットに衝突させてその
ターゲットからX線を発生するX線発生装置に関して、
ターゲット上に形成されるX線焦点の寸法を調節するX
線焦点寸法の調節方法において、 ターゲット上のX線焦点から発生するX線をX線検出器
によって検出してX線ピーク波形を求め、さらにそのX
線ピーク波形の幅を求め、その求めたピーク波形幅に基
づいて上記バイアス電圧の大きさを変更してターゲット
上に形成されるX線焦点の幅方向の寸法を調節すること
を特徴とするX線発生装置のX線焦点寸法の調節方法。 - 【請求項2】 ピーク波形幅は半値幅であることを特徴
とする請求項1記載のX線発生装置のX線焦点寸法の調
節方法。 - 【請求項3】 電子を放出するフィラメントと、そのフ
ィラメントに対向して配置されたターゲットと、フィラ
メントのまわりに配置されていてフィラメントから放出
される電子の進行方向を制御するために電場を形成する
ウエネルトとを有するX線発生装置に関して、ターゲッ
ト上に形成されるX線焦点の寸法を調節するX線焦点寸
法の調節装置において、 ウエネルトとフィラメントとの間にバイアス電圧を印加
すると共にそのバイアス電圧の大きさを調節できるウエ
ネルトバイアス電圧回路と、 ターゲット上のX線焦点から放射されたX線の発散を制
限するX線発散制限手段と、 X線発散制限手段を通過したX線を検出するX線検出器
と、 X線発散制限手段とX線検出器との間に配置されてい
て、X線発散制限手段から出たX線の強度を低下させて
X線検出器へ導くX線ビームアブソーバとを有してお
り、 X線検出器によってX線ピーク波形を求め、さらにその
X線ピーク波形の幅を求め、そのピーク波形幅に基づい
てウエネルトバイアス電圧回路に出力されるバイアス電
圧の大きさを調節することを特徴とするX線発生装置の
X線焦点寸法の調節装置。 - 【請求項4】 電子を放出するフィラメントと、そのフ
ィラメントに対向して配置されたターゲットと、フィラ
メントのまわりに配置されていてフィラメントから放出
される電子の進行方向を制御するために電場を形成する
ウエネルトとを有するX線発生装置に関して、ターゲッ
ト上に形成されるX線焦点の寸法を調節するX線焦点寸
法の調節装置において、 ウエネルトとフィラメントとの間にバイアス電圧を印加
すると共にそのバイアス電圧の大きさを調節できるウエ
ネルトバイアス電圧回路と、 ターゲット上のX線焦点から放射されたX線の発散を制
限するX線発散制限手段と、 X線発散制限手段を通過したX線が照射される標準サン
プルと、 標準サンプルで回折したX線を検出するX線検出器とを
有しており、 X線検出器によって回折X線ピーク波形を求め、さらに
そのX線ピーク波形の幅を求め、そのピーク波形幅に基
づいてウエネルトバイアス電圧回路に出力されるバイア
ス電圧の大きさを調節することを特徴とするX線発生装
置のX線焦点寸法の調節装置。 - 【請求項5】 X線ピーク波形の幅は半値幅であること
を特徴とする請求項3又は請求項4記載のX線発生装置
のX線焦点寸法の調節装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23731393A JPH0765989A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | X線発生装置のx線焦点寸法の調節方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23731393A JPH0765989A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | X線発生装置のx線焦点寸法の調節方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0765989A true JPH0765989A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=17013520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23731393A Pending JPH0765989A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | X線発生装置のx線焦点寸法の調節方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0765989A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2900305A1 (fr) * | 2006-04-19 | 2007-10-26 | Gen Electric | Procede de stabilisation de la taille d'un foyer d'un tube a rayons x, et tube a rayons x comportant un tel procede |
| JP2011086462A (ja) * | 2009-10-14 | 2011-04-28 | Toshiba Corp | X線管及びx線管装置 |
| WO2017006433A1 (ja) * | 2015-07-07 | 2017-01-12 | 三菱電機株式会社 | 熱交換器、冷凍サイクル装置および熱交換器の製造方法 |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP23731393A patent/JPH0765989A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2900305A1 (fr) * | 2006-04-19 | 2007-10-26 | Gen Electric | Procede de stabilisation de la taille d'un foyer d'un tube a rayons x, et tube a rayons x comportant un tel procede |
| US7529346B2 (en) | 2006-04-19 | 2009-05-05 | General Electric Company | Method for stabilizing the size of a focal spot of an X-ray tube, and X-ray tube comprising such a method |
| JP2011086462A (ja) * | 2009-10-14 | 2011-04-28 | Toshiba Corp | X線管及びx線管装置 |
| WO2017006433A1 (ja) * | 2015-07-07 | 2017-01-12 | 三菱電機株式会社 | 熱交換器、冷凍サイクル装置および熱交換器の製造方法 |
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