JPH0766219B2 - 複写方法 - Google Patents

複写方法

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JPH0766219B2
JPH0766219B2 JP61177758A JP17775886A JPH0766219B2 JP H0766219 B2 JPH0766219 B2 JP H0766219B2 JP 61177758 A JP61177758 A JP 61177758A JP 17775886 A JP17775886 A JP 17775886A JP H0766219 B2 JPH0766219 B2 JP H0766219B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子写真、静電記録等の複写画像形成方法に
関する。更に詳しく言えば、本発明は中間転写体を用い
て転写を2工程実施して高品位の画像を得る複写方法に
関する。
[従来の技術] 電子写真方法においては、導電性基板上に形成された光
導電層を一様に帯電し、次いで露光操作により画像状に
除電して静電潜像を形成する。この潜像はトナーと呼ば
れる着色樹脂によって可視化される。この可視化された
現像像は紙等の転写紙に静電的な吸引力により転移せら
れ、次いで定着ロールを経て転写紙上に溶融固着され永
久画像が得られる。
転写工程では、コロトロンあるいはバイアスが印加され
たロールが一般的に用いられている。
このような複写法では、最終定着画像の品質の低下は多
くの場合、転写工程時における像の乱れに起因すること
が知られている。
この点に鑑み、静電的な転写工程を省略した複写方法も
提案されている。
例えば、特公昭37−11646号には感光体上に形成された
トナー像を転写紙に直接重ね合わせて加熱ロール等で転
写定着する方法が開示れている。
また特公昭46−41679号にはシリコンラバー等により形
成された中間転写媒体を利用し、一旦感光体上に形成さ
れたトナー像を非静電的に中間転写媒体に転移(一種の
粘着転写)させ、次いで中間転写媒体と加熱ロールを転
写紙を介して接触させ、転写紙に中間転写媒体上のトナ
ー像を転移させると同時に定着させる複写方法が開示さ
れている。
更に、特公昭48−22763号には導電性磁性トナーとシリ
コンラバーの中間転写媒体を組合わせた熱転写定着法が
開示されている。
更に、特開昭56−138742号では耐熱性樹脂からなる電荷
保持層とシリコンラバー等の中間転写媒体を用いた熱転
写定着法が開示されている。
これらの複写方法は、プロセスの簡易化を目差してスタ
ートしたものであるが、次第に複写画像の品質の向上、
すなわち従来のコロトロン等による静電気力を利用した
複写方法において転写紙上でトナー像の乱れが発生し、
最終定着画像においてライン像周辺の乱れ、解像度の低
下、ソリッド像の粒状性の低下を招く欠点を回避するた
めの手段として注目されてきたものである。
[発明が解決しようとする問題点] 従来技術では、単に転写工程のみを非静電的な手段とす
ることによって複写画像の品質を高めようとしている
が、本発明の目的は画像形成システム全体、すなわち潜
像形成、現像、転写、定着という一連のプロセスを通し
て、高品質な画像、特に100〜200線/インチの網点画像
をその階調性を損うことなく原稿に忠実に再現できる複
写方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、中心線平均粗さが0.5μ以上の凹凸の周波数
が1cycle/mm以下で深さが1μ以下である平滑な記録媒
体上に静電潜像を形成する工程、1012〜1014Ω・cm(10
4V/cm)の高抵抗トナーを前記静電潜像に付着させて現
像する工程、前記現像工程において形成されたトナー像
にピックアップロールを接近させて前記記録媒体上のト
ナー像の高さを10〜20μとする抑制工程、前記抑制工程
を経た前記記録媒体上のトナー像を、JIS B0601に準じ
て測定して表面粗さが0.5μ以上の凹凸の周波数が2cycl
e/mm以下で深さが3μ以下である平滑な中間転写媒体に
重ねて転写する工程、中間転写媒体上のトナー像を記録
シートを介在させて加熱ロールにて押圧し記録シートに
転写定着する工程からなることを特徴とする複写方法を
提供したものである。
第1図に示すように本発明の複写方法では、例えば感光
体ベルト1にまずコロトロンにて均一帯電を施し(第1
図(a))、次いで画像露光して静電潜像を形成し(第
1図(b))、この静電潜像を高抵抗トナーにより現像
し(第1図(c))、得られたトナー像を一旦中間転写
媒体2に非静電的に押圧ロール13にて一次転写し(第1
図(d))、次いで一次転写像を記録シート3に加熱ロ
ール15を用いて二次転写定着して永久画像が形成される
(第1図(e))。
以下第2図に示す本発明の方法を実施する複写システム
例を参照しながら本発明を詳しく説明する。
(1)潜像の形成工程 感光体を均一帯電した後に画像露光して静電潜像を形成
する。第2図のシステムでは、a方向に移動するベルト
状感光体1を帯電器4により帯電した後露光5によって
潜像が形成される。
感光体は必ずしもベルト状でなくてもよく、ドラム状の
ものも使用可能である。
感光体の材料としては、無機系の非晶質材料としてSe、
Se/As、As2Se3、Se/Te/Si/S、結晶性材料としてCdS、Cd
Se、ZnO、TiO2、有機系のビスアゾ顔料、フタロシアニ
ン顔料、スクエアリウム顔料等の電荷発生材料と芳香続
アミン、ヒドラゾン等の電荷輸送材料とからなるものが
使用可能である。
高品質な複写画像を得るための感光体への要求特性とし
ては、表面形状、PIDC(Photo Induced Decay Curve)
特性、表面抵抗が挙げられる。
表面形状に関しては、例えばZnOの如き分散型の感光体
では、その表面粗さが深さ0.5μ以上の凹凸の周波数5cy
cle/mm、深さ7μと粗く、感光体上にトナー像を形成し
た場合、その凹部にトナー粒子が入り込み中間転写媒体
への一次転写において、感光体の凹部に埋まり込んだト
ナー粒子は中間転写媒体に転移される画像の白抜けを発
生させるばかりでなく、感光体のクリーニングにおいて
も負荷を生ずる。
Se系のような蒸着型の感光体では、非常に良好な一次転
写特性が得られるが、ZnOのような分散型の感光体でも
その表面を平滑処理することにより良好な一次転写特性
を得ることができる。実験的には表面粗さが深さ0.5μ
以上の凹凸の周波数1cycle/mm以下、深さ1μ以下の場
合にほぼ100%の一次転写が達成できることが確認され
た。
PIDC特性に関しては、特に網点再現には急峻な、すなわ
ち2値的特性のものが好ましい。
PIDC特性(センシメトリー)は感光体への露光量、帯電
電位等の制御により調節が可能である。表面抵抗に関し
ては、特に現像剤との絡みで潜像電荷のリークを抑える
ため、光導電層上に誘電フィルムあるいはスプレー塗布
による絶縁性皮膜を形成することが好ましい。また皮膜
中に導電性金属微粉を混入し、その抵抗を抑制すること
も可能である。
また耐熱性という観点からはa−Siが好ましく、同様に
無機系光導電性材料、例えばCdS、CdSSe、CdSe、ZnSe、
ZnCdS、TiO2、ZnO、CdS・CdCO3を耐熱性樹脂中に分散さ
せたものが適用できる。耐熱性樹脂としてはフッ素系樹
脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミドアミ
ド樹脂、ポリアリールスルホン樹脂、ポリフエニレンサ
ルフアイト樹脂、熱硬化性アクリル樹脂、熱硬化性アル
キッド樹脂、エポキシ樹脂、およびこれらの混合物等、
この分野で耐熱性樹脂として広く用いられるものが用い
られる。
これらの耐熱性樹脂の具体例として、含フッ素樹脂とし
てはポリ−四フッ化エチレン、四フッ化エチレン−六−
フッ化プロピレン共重合体、ポリ−(三フッ化塩化エチ
レン)、ポリ−フッ化ビニリデン、三フッ化塩化エチレ
ン−フッ化ビニリデン共重合体、ポリ−パーフルオロア
ルキレン(PPA)、ポリ−ビニルヘプタフルオロブチレ
ート、アミシン(ナイロン6)、ザイテル(ナイロン6
6)、カプトン(ポリイミド樹脂)、ライトンPPSV−1
タイプ[ポリフエニレンサルフアイト樹脂、保土ガ谷化
学(株)製]、アストレル−560[ポリアリールスルホ
ン樹脂、3M社製]が挙げられる。前記した耐熱性樹脂の
中でもフッ素系樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリイミドアミド樹脂またはポリフエニレンサルフ
アイト樹脂、あるいはこれらの混合物が好ましい。
潜像の形成工程においては、透過原稿を用いた密着透過
露光が好ましいが、原稿作成の繁雑さ、密着精度を増す
ための吸引等の装置が必要となり装置の複雑化、大型化
から制約を受ける。実用的には、トラッキングエラー、
ベロシテイーエラー等を抑えるためにベルト状の感光体
を使用し、平面を利用した静止露光あるいは原稿との相
対位置が変わらないとみなせる状態での露光が好まし
い。
高速化を考慮した場合、ベルト状感光体でのフラッシュ
露光が特に適している。
(2)現像工程 原稿に忠実な潜像を形成した後は現像機6によりトナー
現像が行われる。
この現像工程では一次工程である転写での像の拡がり、
潰れを考慮し、均一薄層現像を行うことが必須である。
特にトナーの粒径よりもトナー像の高さ(パイルハイ
ト)が重要であり、実験的には10〜20μの範囲がライン
像の拡がり、網点画像の場合はハイライト(面積率〜5
%)からシャドー域にわたる(面積率85%〜)ドットの
拡がり、潰れを抑える事が可能であることをつきとめ
た。
上記均一薄層現像の具体的方法としては、導電性一成分
トナーの使用が良好な結果をもたらした。
トナーの抵抗値は、実験的に103v/cmの電場で103〜1011
Ω・cmのものが適当であることが確認された。
また磁性、非磁性トナーを問わず使用することができる
が、搬送供給、現像装置の小型化等の観点から導電性磁
性一成分トナーを用いた、いわゆる磁気ブラシ現像法が
好ましい。
しかし導電性磁性一成分トナーは次の不都合を有してい
る。
(i)着色の問題、すなわち染料を混入しても磁性粉の
含量が高く、かつ黒色度が高いため明度の低いカラート
ナーしか得られないこと、 (ii)定着の問題、すなわち磁性粉の含量が導電性トナ
ーの場合50〜80%と高いため、定着時に熱エネルギーを
多量に消費する。従って高速化および低電力化の点で難
点を有すること、 (iii)バイアスリークの問題、すなわち感光体上の背
景部の汚れ(カブリ)を除去するため、現像バイアスを
印加した場合に、トナーが電路となりリークが発生する
ことなどの問題を有している。
上記問題点を解決するため、トナーは抵抗率が1012〜10
14Ω・cm(電場104V/cm)の材料が好ましい。
この抵抗の領域では誘導あるいは分極によって、現像が
可能となり、特別な電荷付与手段を設けなくても良く、
装置の小型化が図れ、更に磁性粉含量も40〜60%と低く
抑えられ、上述の問題点を緩和することができる。
しかし、抵抗率が1012〜1014Ω・cmのトナーは最終定着
画像において、ライン像の周辺乱れ、網点画像の場合
の、ドット形状の不整やシャドー部の潰れが発生する。
この原因は、潜像に付着したトナー粒子が層をなし、タ
ワー状に配列され、これが一次転写時に潰れて拡がりを
誘発し、最終画像品質を低下させることにあることを見
い出した。
本発明者らが鋭意検討した結果、現像工程において、積
極的に潜像にトナーを付着させる工程と過剰に付着した
トナーを積極的にピックアップする抑制工程を設けた、
いわゆる機能分離型の現像方法を採用し、均一薄層現像
を行うことにより、この問題が解決された。
すなわち、第1の現像工程としては、現像電界、現像ニ
ップ域のトナー密度を高める方向に各パラメータを設定
し、第2の現像抑制工程では現像電界、現像ニップ域の
トナー密度、磁気高速力を弱める方向にパラメータを設
定することによって上記の問題点が解決された。
第3図は機能分離型現像工程を実施する装置例の概略図
であり、第1の現像工程を現像ロール6a1で実施した
後、ピックアップロール6a2で余分に付着したトナーを
除去するものである。ピックアップロールは回動可能な
導電性の金属ロール(帯電ロール)であって、このロー
ルにトナーとは逆極性のバイアス電圧を印加し、感光体
上の現像像の上層部のトナーを金属ロール側に吸引す
る。感光体上の現像像は上層部程感光体との静電付着力
が弱いため、ピックアップロールと感光体との距離およ
び印加電圧を調整することによりトナー層を均一薄層状
態にすることができる。
第4図は、他の現像装置例の概略図であり、第1の現像
を現像ロール6a1で実施した後、吸引装置6cで空気の負
圧を利用してトナー像を修復するものである。
現像工程で使用するトナーの材料および特性について更
に説明する。
トナーとしては粒度(平均粒径)が10μ以下、好ましく
は1〜5μのものがよいことが実験的に確認された。印
刷用インク、液体現像剤の粒子サイズを考慮すれば画質
の向上(特に低濃度ソリッド像の粒状性、解像性の向
上、網点画像のドットの形状、Dmaxの向上)には細かい
ものほど好結果が得られるが、製造面からの制約および
ハンドリング等から限界がある。
粒度分布は、選択現像、あるいは一次転写、二次転写で
の転移(すなわち、押圧力が各トナー粒子に均一に作用
することが望ましいこと)を考慮すると狭い方が良く、
実験的に分布の指標d90/d10で2〜4が良好な結果を与
えることを見い出した。
トナー材料としては、一次転写での感光体へのオフセッ
ト防止、二次転写での中間転写媒体へのオフセット防止
の観点からトナー中に離型剤を添加してもよい。
この離型剤はトナー用結着樹脂に離型性を付与したもの
であってもよいし、離型剤として添加してもよい。
トナー用結着樹脂に離型性を付与したものとしては、ス
チレン系単量体の重合体、他のビニル系単量体の重合
体、またはスチレン系単量体と他のビニル系単量体との
共重合体が挙げられる。
スチレン系単量体としては、例えばスチレン、m−メチ
ルスチレン、p−メチルスチレン、p−エチルスチレ
ン、2,4−ジメチルスチレン、p−tert−ブチルスチレ
ン、p−n−ヘキシルスチレン、p−メトキシスチレ
ン、p−フェニルスチレン、3,4−ジクロルスチレン等
のスチレン及びその誘導体が挙げられ、スチレン単量体
が最も好ましい。他のビニル系単量体としては、例えば
エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレンなどの
エチレン系不飽和モノオレフィン類;塩化ビニル、塩化
ビニリデンなどのハロゲン化ビニル類;酢酸ビニル、ベ
ンゾエ酸ビニル、酪酸ビニルなどのビニルエステル類、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソ
ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−エチルヘ
キシル、アクリル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェ
ニル、α−クロルアクリル酸メチル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸イソブチル、メ
タクリル酸2−エチルヘキシル、メタアクリル酸ステア
リル、メタアクリル酸フェニル、メタアクリル酸ジメチ
ルアミノエチル、メタアクリル酸ジエチルアミノエチル
などのα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類;
アクリロニトリル、アクリルアミドなどのアクリル酸も
しくはメタアクリル酸誘導体;ビニルエチルエーテルな
どのビニルエーテル類;ビニルメチルケトンなどのビニ
ルケトン類;N−ビニルピロール、N−ビニルカルバゾー
ルなどのN−ビニル化合物;ビニルナフタリン類などを
挙げることができる。
共重合体の具体例としてはスチレン−酢酸ビニル共重合
体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン
−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸
2−エチルヘキシル共重合体、スチレン−アクリル酸2
−クロルエチル共重合体もしくはスチレン−メタクリル
酸フェニル共重合体が挙げられる。そしてこれらの重合
体は重量平均分子量で3,000以上、好ましくは3,000〜50
0,000の分子量を有することが好ましい。
さらにこれらの重合体は重量平均分子量/数平均分子量
が3.5以上であることが好ましい。
添加剤としての離型剤としては、例えば低分子量オレフ
ィン重合体、脂肪酸の金属塩、高級脂肪酸、脂肪酸アミ
ド、高級アルコール、炭化水素系滑剤、脂肪酸エステル
が挙げられる。
本発明の現像剤において使用される低分子量オレフィン
重合体は、単量体成分としてオレフィンのみを含有する
オレフィン重合体または単量体成分としてオレフィン以
外の単量体を含有するオレフィン共重合体であって、低
分子のものである。単量体成分としてのオレフィンに
は、たとえばエチレン、プロピレン、ブテン−1、オク
テン−1もしくは不飽和結合の位置を異にするそれらの
同族体または、たとえば3−メチル−1−ブテン、3−
プロピル−5−メチル−2−ヘキセン等のそれらに分岐
鎖としてアルキル基を導入されたもの等あらゆるオレフ
ィンが包含される。
また、オレフィンとともに共重合体を形成する単量体成
分としてオレフィン以外の単量体としては、たとえばビ
ニルメチルエーテル、ビニルフェニルエーテル等のビニ
ルエーテル類、たとえば酢酸ビニル等のビニルエステル
類、たとえばテトラフルオロエチレン、塩化ビニル、塩
化ビニリデン、テトラクロロエチレン等のハロオレフィ
ン類、たとえばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メタア
クリル酸n−ブチル、メタアクリル酸ステアリル、メタ
アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、メタアクリル
酸t−ブチルアミノエチル等のアクリル酸エステル類も
しくはメタアクリル酸エステル類、たとえばアクリロニ
トリル、N,N−ジメチルアクリルアミド等のアクリル型
誘導体、たとえばアクリル酸、メタアクリル酸等の有機
酸類、ジエチルフマレート、β−ピネン等種々のものを
あげることができる。
低分子量オレフィン重合体は、前記の如きオレフィンを
少なくとも2種以上単量体成分として含有するオレフィ
ンのみからなるオレフィン重合体、たとえばエチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチ
レン−ペンテン共重合体、プロピレン−ブテン共重合
体、プロピレン−ペンテン共重合体、エチレン−3−メ
チル−1−ブテン共重合体、エチレン−プロピレン−ブ
テン共重合体等または前記の如きオレフィンの少なくと
も1種と前記のごときオレフィン以外の単量体の少なく
とも1種とを単量体成分として含有するオレフィン共重
合体、たとえばエチレン−ビニルアセテート共重合体、
エチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、エチレン−
塩化ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重
合体、エチレン−メタアクリル酸メチル共重合体、エチ
レン−アクリル酸共重合体、プロピレン−酢酸ビニル共
重合体、プロピレン−ビニルエチルエーテル共重合体、
プロピレン−アクリル酸エチル共重合体、プロピレン−
メタアクリル酸共重合体、ブテン−メタアクリル酸メチ
ル共重合体、ペンテン−酢酸ビニル共重合体、ヘキセン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン酢酸ビニル−ビニルメチルエー
テル共重合体等である。
低分子量オレフィン重合体のうち単量体成分としてオレ
フィン以外の単量体を含有するものにおいては、共重合
体中に含有するオレフィン成分はできるだけ多いものが
望ましい。なぜなら一般にオレフィン成分の含有量が小
になるほど離型性が小さくなり、またトナーの流動性、
画像性等の特性が劣化する傾向があるからである。
このため共重合体中のオレフィン成分の含有量はできる
だけ多いものが望ましく、とくに約50モル%以上のオレ
フィン成分を含有するものが有効に使用される。
低分子量オレフィン重合体の分子量は通常の高分子化合
物で言う低分子量の概念に含まれるものであればよい
が、一般的には重量平均分子量で1,000〜45,000、好ま
しくは2,000〜6,000のものである。
低分子量オレフィン重合体は軟化点が100〜180℃、特に
130〜160℃を有するものが好ましい。
低分子量オレフィン重合体の使用量はトナーの樹脂成分
100重量当り1〜20重量部、好ましくは3〜15重量部で
あり、1重量部以下では充分な離型性付与効果を有しな
い場合があり、また20重量部以上ではトナーの他の性質
を低下させる傾向があることがあるので好ましくない。
本発明の現像剤に使用される離型剤の他の例としては、
脂肪酸の金属塩として、ラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、オ
レイン酸、カプリル酸、カプロン酸、リノール酸、リシ
ノール酸またはリシノレイン酸の鉛、亜鉛、マグネシウ
ム、コバルト、銅、カルシウム、カドミウム、鉄、ニッ
ケル、アルミニウムまたはバリウムの金属塩が挙げら
れ、 高級脂肪酸として通常炭素原子数8以上のデカン酸、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、リノール酸またはリシノール酸が挙げ
られ、脂肪酸アミドとして、ラウリン酸アミド、ミリス
チン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミ
ド、アラキン酸アミド、ベヘン酸アミド、オレイン酸ア
ミド、リノール酸アミド、リノレン酸アミド、ガドレン
酸アミド、エルカ酸アミド、セラコレイン酸アミド;ビ
ス脂肪酸アミドとしては、ビスラウリン酸アミド、ビス
ミリスチン酸アミド、ビスパルミチン酸アミド、ビスス
テアリン酸アミド、N,N′−ジドデカノイル−エチレン
ジアミンが挙げられ、高級アルコールとして、ラウリル
アルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコー
ル、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールまたは
オレイルアルコールが挙げられ、脂肪酸エステルとし
て、脂肪酸と一価アルコールとのエステルまたは脂肪酸
と多価アルコールとの全エステルもしくは部分エステル
が挙げられ、そして炭化水素系滑剤として、天然パラフ
ィン、合成パラフィン、マイクロワックス、塩素化パラ
フィンが挙げられる。
これらの離型剤の現像剤に対する添加量は現像剤に対し
て0.1〜65重量%、好ましくは0.2〜20重量%である。
現像剤の一般的添加剤および製造方法について述べる。
トナーは前記した離型剤を含有する他、トナー用結着樹
脂をも含有する。これらの樹脂は前記した離型性を有す
るものであってもよく、離型性を有しない、例えばエポ
キシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂であって
もよい。
本発明に係るトナーには必要に応じて顔料、染料等の任
意の着色剤を添加することができる。これらの着色剤は
公知のものであって、例えばカーボンブラック、ニグロ
シン染料、アニリンブルー、カルコオイルブルー、クロ
ムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレ
ッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、フ
タロシアニンブルー、マラカイトグリーンオギザレー
ト、ランプブラック、オイルブラック、アゾオイルブラ
ック、ローズベンガル及びそれらの混合物である。又、
印書された文書の従来のゼログラフ複写が所望されてい
る所では、トナーは、例えばカーボンブラックの如き黒
色染料又はアマプラストブラック染料の如き、黒色染料
から製造されてもよい。
本発明のトナーに用いられる着色剤の添加量は幅広く採
用されるが、通常、トナー用結着樹脂100重量部に対し
て1〜20重量部である。
トナーを一成分系現像剤として用いる時には任意の磁性
体を添加することができる。
使用できる磁性体としては、磁場によってその方向に強
く磁化する物質であり、好ましくは黒色で、樹脂中に良
く分散して化学的に安定であり、更に粒径としては1μ
以下の微粒子状のものが容易に得られることが望まし
く、マグネタイト(四三酸化鉄)が最も好ましい。代表
的な磁性又は磁化可能な材料としては、コバルト、鉄、
ニッケルのような金属;アルミニウム、コバルト、銅、
鉄、鉛、マグネシウム、ニッケル、スズ、亜鉛、アンチ
モン、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、カルシウ
ム、マンガン、セレン、チタン、タングステン、バナジ
ウムのような金属の合金及びその混合物;酸化アルミニ
ウム、酸化鉄、酸化銅、酸化ニッケル、酸化亜鉛、酸化
チタン及び酸化マグネシウムのような金属酸化物を含む
金属化合物;チッ化バナジウム、チッ化クロムのような
耐火性チッ化物;炭化タングステン及び炭化シリカのよ
うな炭化物;フェライト及びそれらの混合物が使用され
る。これらの強磁性体は平均粒径が0.1〜1μ程度のも
のが望ましく、トナー中に含有させる量はトナー用結着
樹脂成分100重量部に対し約50〜500重量部である事が望
ましく、特に好ましくは樹脂成分100重量部に対し80〜2
00重量部である。
トナーには、その他電荷制御剤、流動化剤等を適宜添加
してもよい。
トナーはいわゆる練肉法、重合法等の任意の製造方法に
より製造される。
練肉法とは、例えばトナー用結着樹脂、離型剤、着色
剤、電荷制御剤、磁性体等を混合し、溶融練肉、冷却、
粉砕し製造する方法である。
一方、重合法とは、トナー用結着樹脂の単量体に離型
剤、着色剤、電荷制御剤、磁性体等を混合し、例えば懸
濁重合により一挙にトナーを製造する方法である。
(3)一次転写工程 感光体ベルト上のトナー像は次にb方向に移動する中間
転写媒体2に、非静電的方法、すなわち支持ロール12と
押圧ロール13との間を感光体ベルトと中間転写ベルトを
重ねて通す方法によって一次転写される。
この一次転写で使用する中間転写媒体は、一次転写、二
次転写での転移率、画像部の抜け(中間転写媒体の凹部
に一次転写でトナー粒子が入り込み、二次転写で記録シ
ートとの接触部が不充分となり、最終画像上で白抜けと
なる。この現像は網点画像の場合ドットのDmaxを低下さ
せ階調性を損なう原因となる。)、更に中間転写媒体の
クリーニングの容易さを考慮するとその表面の平滑性が
重要である。
実験によって、中間転写媒体の表面粗さが、深さ0.5μ
以上の凹凸の周波数2cycle/mm以下、深さ3μ以下で良
好な結果をもたらすことが判明した。
このような表面粗さの中間転写媒体としては耐熱性樹脂
フイルム上に、各種のエラストマー、ゴム材料の層を設
けたものが用いられる。表面層の具体例を挙げると、東
芝シリコーン社製の、TSE387RTV,TSE388W,TSE389C(以
上商品名)、信越化学社製の、KR271,KR272,KE130,KE13
6−V,KE12RTV,KE17RTV,KE42RTV,KE113RTV,KE1800ABCRTV
等(以上商品名)、東レシリコーン社製の、SH−780,SE
9140,SH850,SH748V,SRX475V,SH1603V等(以上商品
名)、バイエル社製のEVW−1018,EV−1840等(以上商品
名)、日本ポリウレタン社製のコロネートC−4046,ニ
ッポラン4038等(以上商品名)などである。
更に帯電防止の目的でカーボンブラック、金属粉を分散
させてもよい。
一次転写工程では、非静電的に転写を良好に行うために
転写前に除電器11により中間転写媒体の除電を行う。
(4)二次転写定着工程 次に一次転写トナー像をc方向に移動する転写紙3を介
在させて加熱定着ロール15を支持ロール14に押圧し転写
定着を行う。
この転写定着工程では、中間転写媒体上のトナー像を予
熱器9によって加熱し、また転写紙も予熱器16によって
加熱する。
二次転写定着後の中間転写媒体はクリーニング装置10に
よってクリーニングされて次のサイクルに備えられる。
また一次転写後の感光体ベルトも除電器7で除電後クリ
ーニング装置8でクリーニングされ、次の複写サイクル
に移行する。
[実施例] 以下、本考案を実施例および比較例により説明する。
感光体としてSe系感光体(表面粗さが、深さ0.5μ以上
の凹凸周波数1cycle/mm、深さ0.5μ:SLOAN DEKTAKIIに
より測定)、露光系として富士写真フィルム社製静電印
刷マスタ作成機“ELP280"、および中間転写媒体とし
て、シリコーンRTV(信越化学社製、厚み100μ、表面粗
さが、深さ0.5μ以上の凹凸周波数1cycle/mm、深さ2.5
μ)を用い、加熱定着ロールの表面温度を180℃の同一
条件とし、現像条件のみを変えて下記の比較例および実
施例の複写テストを行なった。
比較例 トナーとしてスチレンアクリル系樹脂に磁性粉50%を含
有した、電気抵抗が9×1012Ω・cm、d507.2μ、d90/d
103.1のものを使用し、現像は内部回転型12極750Gaus
s、スリーブ径30φ、回転数1,200rpmの1本の磁石ロー
ルを使用し、現像バイアス250v(感光体電位:画像部80
0v、非画像部150v)、トリミングギャップ0.3mm、感光
体−現像ロールギャップ0.6mmの条件で複写テストを行
った。
実施例 トナーとして比較例と同じものを使用し、現像は第1の
現像ロール[ロール径30φ、12極,750Gauss、回転数1,2
00rpm、現像バイアス250v(感光体電位:比較例に同
じ)、トリミングギャップ0.3mm,感光体−現像ロールギ
ャップ0.6mm)および第2のピックアップロール[ロー
ル径30φ,12極,250Gauss、回転数1,200rpm、現像バイア
ス500v(感光体電位:比較例に同じ)、トリミングギャ
ップ0.3mm,感光体−現像ロールギャップ0.7mm]を用い
て複写テストを行った。
比較例および実施例で得られた画質を次表に示す。
また、感光体上の現像像を顕微鏡観察したところ、比較
例ではトナー層高さ(**に対応するライン像部分)が
40μと高く、実施例では15μであった。
[発明の効果] 本発明は中間転写媒体を用いてトナー像を非静電的に一
旦一次転写した後、記録紙に転写定着する複写方法にお
いて、潜像形成、高抵抗トナーを用いる均一薄層現像、
一次転写、二次転写定着の一連のプロセスを組合わせ
て、高品質の最終画像を得ることができる新規な複写方
法を提供したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の複写方法における作像プロセスの説
明図、第2図は本発明の複写方法を実施するシステム例
の概要図、第3図および第4図は本発明で使用する現像
装置例の概略図である。 図中符号: 1…感光体ベルト;2…中間転写ベルト;3…転写紙;4…帯
電器;5…露光;6…現像機;6a1…現像ロール;6a2…ピッ
クアップロール;6b1,6b2…トナー層厚規制板;6c…吸
引装置;7,11…除電器;8,10…クリーニング装置;9…トナ
ー予熱器;12,14…支持ロール;13…押圧ロール;15…加熱
ロール;16…転写紙予熱器;a,b,c…移動方向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−36752(JP,A) 特開 昭59−19980(JP,A) 特開 昭59−202477(JP,A) 特開 昭59−206855(JP,A) 特開 昭57−128352(JP,A) 特開 昭57−62077(JP,A) 特開 昭56−78846(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心線平均粗さが0.5μ以上の凹凸の周波
    数が1cycle/mm以下で深さが1μ以下である平滑な記録
    媒体上に静電潜像を形成する工程、1012〜1014Ω・cm
    (104V/cm)の高抵抗トナーを前記静電潜像に付着させ
    て現像する工程、前記現像工程において形成されたトナ
    ー像にピックアップロールを接近させて前記記録媒体上
    のトナー像の高さを10〜20μとする抑制工程、前記抑制
    工程を経た前記記録媒体上のトナー像を、中心線平均粗
    さが0.5μ以上の凹凸の周波数が2cycle/mm以下で深さが
    3μ以下である平滑な中間転写媒体に重ねて転写する工
    程、中間転写媒体上のトナー像を記録シートを介在させ
    て加熱ロールにて押圧し記録シートに転写定着する工程
    からなることを特徴とする複写方法。
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