JPH0766660A - 位相特性の温度補償回路 - Google Patents
位相特性の温度補償回路Info
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- JPH0766660A JPH0766660A JP21247693A JP21247693A JPH0766660A JP H0766660 A JPH0766660 A JP H0766660A JP 21247693 A JP21247693 A JP 21247693A JP 21247693 A JP21247693 A JP 21247693A JP H0766660 A JPH0766660 A JP H0766660A
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- Japan
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- circuit
- phase
- characteristic
- temperature
- thermistor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 負極性のサ−ミスタを用いて、簡単な回路構
成で、常温での位相変化が小さく、かつ、正逆両方向の
位相補償効果が実現できる、位相特性の温度補償回路を
実現する。 【構成】 コイル4,6およびコンデンサ7の並列共振
特性を利用した位相補正回路において、共振特性に関与
しているコイル4,6あるいはコンデンサ7の少なくと
も一方と直列にサ−ミスタ5を挿入した。 【効果】 コイル4に直列に挿入したサ−ミスタ5の抵
抗値が変化するとLC共振周波数が変化して位相シフト
量に温度変化を持たせることができる。
成で、常温での位相変化が小さく、かつ、正逆両方向の
位相補償効果が実現できる、位相特性の温度補償回路を
実現する。 【構成】 コイル4,6およびコンデンサ7の並列共振
特性を利用した位相補正回路において、共振特性に関与
しているコイル4,6あるいはコンデンサ7の少なくと
も一方と直列にサ−ミスタ5を挿入した。 【効果】 コイル4に直列に挿入したサ−ミスタ5の抵
抗値が変化するとLC共振周波数が変化して位相シフト
量に温度変化を持たせることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ信号処理装置に
おける映像信号のY/C分離やY信号またはC信号のS
/N改善回路として用いられるくし形フィルタ等の位相
特性の温度依存性を補正するのに好適な、並列共振回路
を用いた位相特性の温度補償回路に関する。
おける映像信号のY/C分離やY信号またはC信号のS
/N改善回路として用いられるくし形フィルタ等の位相
特性の温度依存性を補正するのに好適な、並列共振回路
を用いた位相特性の温度補償回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオ信号処理装置における映像信号の
Y/C分離やY信号またはC信号のS/N改善回路とし
て用いられるくし形フィルタ回路として、入力映像信号
Vと該入力映像信号Vを1水平期間遅延した信号Vdと
を演算処理して入力映像信号VからY信号とC信号を分
離するY/C分離回路があり、このような回路は、別冊
エレクトロニクスライフ「入門AV電子回路」(日本放
送出版協会編、第118〜127頁「5.4フィルタ回
路」)に示されている。このようなY/C分離回路で
は、入力映像信号Vを1水平期間遅延させて遅延信号V
dを得るための遅延回路としてガラス遅延線等を使用し
ていることから、温度に依存してその位相がシフトし、
その結果、該Y/C分離回路は、温度に依存してそのく
し形フィルタ周波数がシフトするという特性を有してい
る。
Y/C分離やY信号またはC信号のS/N改善回路とし
て用いられるくし形フィルタ回路として、入力映像信号
Vと該入力映像信号Vを1水平期間遅延した信号Vdと
を演算処理して入力映像信号VからY信号とC信号を分
離するY/C分離回路があり、このような回路は、別冊
エレクトロニクスライフ「入門AV電子回路」(日本放
送出版協会編、第118〜127頁「5.4フィルタ回
路」)に示されている。このようなY/C分離回路で
は、入力映像信号Vを1水平期間遅延させて遅延信号V
dを得るための遅延回路としてガラス遅延線等を使用し
ていることから、温度に依存してその位相がシフトし、
その結果、該Y/C分離回路は、温度に依存してそのく
し形フィルタ周波数がシフトするという特性を有してい
る。
【0003】例えば、信号を一定時間遅延させる遅延回
路または周波数軸領域で使うフィルタの群遅延(位相)
等価回路として従来から用いられている、全域通過フィ
ルタを用いた位相補正回路の代表的な例を図6に示す。
この回路は、直流電源25でバイアスされるとともに入
力端子2に接続された入力信号源1と、他の直流電源2
4と、入力端子2にベースが接続されたNPNトランジ
スタ26、該トランジスタ26のコレクタ抵抗27、該
トランジスタ26のエミッタ抵抗28からなる反転増幅
回路と、該トランジスタ26のコレクタに接続されたコ
ンデンサ29と、前記トランジスタ26のエミッタに接
続された抵抗30と、前記コンデンサ29と前記抵抗3
0にベースが接続されたPNPトランジスタ31、該ト
ランジスタ31のエミッタ抵抗32からなるエミッタホ
ロア回路とが接続されて構成され、前記PNPトランジ
スタ31のエミッタに出力端子9が接続される。トラン
ジスタ26は反転増幅回路であるから、該トランジスタ
のエミッタには入力と同相同振幅の信号が得られ、コレ
クタには入力と逆相同振幅の信号が得られている。それ
ぞれの信号を、コンデンサ29および抵抗30を通した
後加算してトランジスタ31に入力し出力信号を得てい
る。
路または周波数軸領域で使うフィルタの群遅延(位相)
等価回路として従来から用いられている、全域通過フィ
ルタを用いた位相補正回路の代表的な例を図6に示す。
この回路は、直流電源25でバイアスされるとともに入
力端子2に接続された入力信号源1と、他の直流電源2
4と、入力端子2にベースが接続されたNPNトランジ
スタ26、該トランジスタ26のコレクタ抵抗27、該
トランジスタ26のエミッタ抵抗28からなる反転増幅
回路と、該トランジスタ26のコレクタに接続されたコ
ンデンサ29と、前記トランジスタ26のエミッタに接
続された抵抗30と、前記コンデンサ29と前記抵抗3
0にベースが接続されたPNPトランジスタ31、該ト
ランジスタ31のエミッタ抵抗32からなるエミッタホ
ロア回路とが接続されて構成され、前記PNPトランジ
スタ31のエミッタに出力端子9が接続される。トラン
ジスタ26は反転増幅回路であるから、該トランジスタ
のエミッタには入力と同相同振幅の信号が得られ、コレ
クタには入力と逆相同振幅の信号が得られている。それ
ぞれの信号を、コンデンサ29および抵抗30を通した
後加算してトランジスタ31に入力し出力信号を得てい
る。
【0004】入力電圧をVi、加算された出力電圧をV
o、コンデンサ29の容量をC、抵抗30の抵抗値をR
とすると、この回路の入出力伝達関数は、
o、コンデンサ29の容量をC、抵抗30の抵抗値をR
とすると、この回路の入出力伝達関数は、
【数1】 となり、従ってゲインは、
【数2】 となり、周波数に無関係に1(0dB)になる。
【0005】そして、この回路の群遅延時間Tdは、
【数3】 となる。
【0006】図7に、図6に示した全域通過フィルタ回
路の特性図を示す。この図は、コンデンサ29の容量C
を100pF、抵抗30の抵抗値Rをそれぞれ250Ω
(特性1),500Ω(特性2),1kΩ(特性3)と設定し
たときのCAD(Computer Aided De
sign)解析結果である。この図から明らかなよう
に、全域通過フィルタ回路の抵抗30の抵抗値が大きく
なるにつれて、ゲインはほとんど変化しないが、位相が
遅れる特性を示している。すなわち、この特性を利用す
ることによって、各種回路の位相特性を補正することが
できる。そして、この回路の抵抗30にサ−ミスタを用
いれば、温度変化と共に信号の位相を変化させることが
可能となり、各種回路の温度特性とサーミスタの温度特
性を合わせ込むことで、各種回路の位相特性の温度補償
回路として用いることが可能である。
路の特性図を示す。この図は、コンデンサ29の容量C
を100pF、抵抗30の抵抗値Rをそれぞれ250Ω
(特性1),500Ω(特性2),1kΩ(特性3)と設定し
たときのCAD(Computer Aided De
sign)解析結果である。この図から明らかなよう
に、全域通過フィルタ回路の抵抗30の抵抗値が大きく
なるにつれて、ゲインはほとんど変化しないが、位相が
遅れる特性を示している。すなわち、この特性を利用す
ることによって、各種回路の位相特性を補正することが
できる。そして、この回路の抵抗30にサ−ミスタを用
いれば、温度変化と共に信号の位相を変化させることが
可能となり、各種回路の温度特性とサーミスタの温度特
性を合わせ込むことで、各種回路の位相特性の温度補償
回路として用いることが可能である。
【0007】上記従来技術を、例えば、NTSC方式ビ
デオ信号処理系の色信号処理回路に適用したとき、図7
に示すように、全域通過フィルタ回路の色信号の中心周
波数3.58MHzにおける位相遅れ量は、特性1の場
合約60°、特性2の場合約100°、特性3の場合約
140°となる。
デオ信号処理系の色信号処理回路に適用したとき、図7
に示すように、全域通過フィルタ回路の色信号の中心周
波数3.58MHzにおける位相遅れ量は、特性1の場
合約60°、特性2の場合約100°、特性3の場合約
140°となる。
【0008】しかしながら、例えば、全域通過フィルタ
の特性2が常温の設定状態になるように設計した全域通
過フィルタ回路を色信号処理回路に挿入すると、色信号
の本来の位相に対して、常温にて約100°の位相遅れ
が生じてしまい、この位相を戻すためには、別途遅れ位
相を戻すための固定位相シフト回路がさらに必要になっ
てくる。すなわち、色信号処理回路にこの全域通過フィ
ルタを用いた位相特性の温度補償回路を使用した場合に
は、常温での位相シフトが大きいことが第一の問題点と
なり、位相シフトを修正するために回路構成が複雑とな
ることが、第二の問題点となる。
の特性2が常温の設定状態になるように設計した全域通
過フィルタ回路を色信号処理回路に挿入すると、色信号
の本来の位相に対して、常温にて約100°の位相遅れ
が生じてしまい、この位相を戻すためには、別途遅れ位
相を戻すための固定位相シフト回路がさらに必要になっ
てくる。すなわち、色信号処理回路にこの全域通過フィ
ルタを用いた位相特性の温度補償回路を使用した場合に
は、常温での位相シフトが大きいことが第一の問題点と
なり、位相シフトを修正するために回路構成が複雑とな
ることが、第二の問題点となる。
【0009】また、図6の全域通過フィルタ回路で抵抗
30にサーミスタを用いた場合には、抵抗30に用いる
サ−ミスタの温度依存性が負特性の場合、低温になるに
つれて抵抗30の抵抗値が増大するので、低温になるに
つれて位相遅れ量が大きくなる特性は容易に作り出せる
が、低温になるにつれて位相遅れ量が小さくなる逆の極
性の補償回路を作ることはできない。サ−ミスタの温度
依存性が正特性のものを用いれば問題は解決するが、現
実には、温度依存性が正特性のサーミスタは、負特性の
サ−ミスタよりも特性ばらつきが大きいとか価格が高い
等の問題があり、位相特性の温度補償回路に用いるには
好ましくない。すなわち、負特性のサーミスタを用いて
低温になるにつれて位相遅れ量が小さくなる特性を安価
にかつ簡単な構成で得られないことが、第三の問題点で
ある。
30にサーミスタを用いた場合には、抵抗30に用いる
サ−ミスタの温度依存性が負特性の場合、低温になるに
つれて抵抗30の抵抗値が増大するので、低温になるに
つれて位相遅れ量が大きくなる特性は容易に作り出せる
が、低温になるにつれて位相遅れ量が小さくなる逆の極
性の補償回路を作ることはできない。サ−ミスタの温度
依存性が正特性のものを用いれば問題は解決するが、現
実には、温度依存性が正特性のサーミスタは、負特性の
サ−ミスタよりも特性ばらつきが大きいとか価格が高い
等の問題があり、位相特性の温度補償回路に用いるには
好ましくない。すなわち、負特性のサーミスタを用いて
低温になるにつれて位相遅れ量が小さくなる特性を安価
にかつ簡単な構成で得られないことが、第三の問題点で
ある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題点に鑑み、
本発明は、コイルおよびコンデンサの並列共振特性を利
用した位相補正回路において、常温での位相シフトが大
きくなく、簡単な構成で安価な位相特性の温度補償回路
を提供することを目的とする。また、本発明は、コイル
およびコンデンサの並列共振特性を利用した位相補正回
路において、負特性のサーミスタを用いて、高温になる
につれて位相遅れ量が大きくなる温度補償回路を提供す
る。さらに、本発明は、コイルおよびコンデンサの並列
共振特性を利用した位相補正回路において、負の特性の
サーミスタを用いて両極性の位相特性の温度補償回路を
提供することを目的とする。
本発明は、コイルおよびコンデンサの並列共振特性を利
用した位相補正回路において、常温での位相シフトが大
きくなく、簡単な構成で安価な位相特性の温度補償回路
を提供することを目的とする。また、本発明は、コイル
およびコンデンサの並列共振特性を利用した位相補正回
路において、負特性のサーミスタを用いて、高温になる
につれて位相遅れ量が大きくなる温度補償回路を提供す
る。さらに、本発明は、コイルおよびコンデンサの並列
共振特性を利用した位相補正回路において、負の特性の
サーミスタを用いて両極性の位相特性の温度補償回路を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、コイルとコンデンサの並列共振回路に
おいて生じる位相回りを効果的に利用するとともに、該
共振特性に関与しているコイルあるいはコンデンサの少
なくとも一方と直列にサ−ミスタを挿入した。
めに、本発明は、コイルとコンデンサの並列共振回路に
おいて生じる位相回りを効果的に利用するとともに、該
共振特性に関与しているコイルあるいはコンデンサの少
なくとも一方と直列にサ−ミスタを挿入した。
【0012】
【作用】コイルとコンデンサとの並列共振回路の位相回
りは、共振周波数において0°であるという特性を有す
ることから、本発明は、信号の中心周波数付近にこの共
振周波数を合わせることで、第一の問題点が解決され
る。並列共振回路の上記特性を利用することから、本発
明の基本構成要素は、コイルとコンデンサとの並列共振
回路およびサ−ミスタだけであり、回路構成が非常に簡
略に実現でき、第二の問題点が解決される。並列共振回
路においては、コイルに直列にサ−ミスタを挿入した場
合とコンデンサに直列にサ−ミスタを挿入した場合とで
は、温度補償の極性を逆にすることができる。よって、
負特性のサ−ミスタだけを用いて正逆両方の極性の温度
補償を実現でき、第三の問題点が解決される。
りは、共振周波数において0°であるという特性を有す
ることから、本発明は、信号の中心周波数付近にこの共
振周波数を合わせることで、第一の問題点が解決され
る。並列共振回路の上記特性を利用することから、本発
明の基本構成要素は、コイルとコンデンサとの並列共振
回路およびサ−ミスタだけであり、回路構成が非常に簡
略に実現でき、第二の問題点が解決される。並列共振回
路においては、コイルに直列にサ−ミスタを挿入した場
合とコンデンサに直列にサ−ミスタを挿入した場合とで
は、温度補償の極性を逆にすることができる。よって、
負特性のサ−ミスタだけを用いて正逆両方の極性の温度
補償を実現でき、第三の問題点が解決される。
【0013】
【実施例】以下、本発明を、NTSC方式ビデオ信号処
理系の色信号処理系のフィルタに対して適用した例を説
明する。図1は、本発明の一実施例である、並列共振回
路を示し、コイル4とコイル6およびコンデンサ7とが
並列に接続されて構成された並列共振回路が、ビデオ信
号の色信号としての入力信号1の端子2にマッチング抵
抗3を介して接続されて構成されている。さらに、コイ
ル4にはサーミスタ5が直列に接続されており、抵抗3
の一端に出力端子9が設けられ図示しない色信号処理回
路に出力されている。また、前記共振回路には並列にマ
ッチング抵抗8が接続されている。この共振回路の共振
周波数は、通常、常温で色信号の中心周波数(3.58
MHz)となるように設定される。
理系の色信号処理系のフィルタに対して適用した例を説
明する。図1は、本発明の一実施例である、並列共振回
路を示し、コイル4とコイル6およびコンデンサ7とが
並列に接続されて構成された並列共振回路が、ビデオ信
号の色信号としての入力信号1の端子2にマッチング抵
抗3を介して接続されて構成されている。さらに、コイ
ル4にはサーミスタ5が直列に接続されており、抵抗3
の一端に出力端子9が設けられ図示しない色信号処理回
路に出力されている。また、前記共振回路には並列にマ
ッチング抵抗8が接続されている。この共振回路の共振
周波数は、通常、常温で色信号の中心周波数(3.58
MHz)となるように設定される。
【0014】図2は、図1に示した共振回路のゲインと
位相特性を示す図である。図2Aは、該並列回路の周波
数−ゲイン特性を示し、図2Bは、同じく周波数−位相
特性を示す。該並列共振回路の特性を支配する回路定数
を、それぞれ、マッチング抵抗3およびマッチング抵抗
8の抵抗値を680Ω、コイル4およびコイル6のイン
ダクタンスを20μH、コンデンサ7の容量を150p
Fとし、コイル4に直列に挿入する抵抗5の抵抗値をそ
れぞれ100Ω(特性1)、500Ω(特性2)、2.
5kΩ(特性3)と変化させた場合のCAD解析結果で
ある。
位相特性を示す図である。図2Aは、該並列回路の周波
数−ゲイン特性を示し、図2Bは、同じく周波数−位相
特性を示す。該並列共振回路の特性を支配する回路定数
を、それぞれ、マッチング抵抗3およびマッチング抵抗
8の抵抗値を680Ω、コイル4およびコイル6のイン
ダクタンスを20μH、コンデンサ7の容量を150p
Fとし、コイル4に直列に挿入する抵抗5の抵抗値をそ
れぞれ100Ω(特性1)、500Ω(特性2)、2.
5kΩ(特性3)と変化させた場合のCAD解析結果で
ある。
【0015】この回路では、抵抗5の抵抗値が大きくな
るにつれて、位相が遅れる特性を有する。いま,抵抗5
の抵抗値500Ωのとき、3.58MHzでの位相の進
み遅れはなく(0deg)、抵抗値100Ωのとき、同
周波数での位相はおよそ20deg進み、抵抗値が2.
5KΩのとき、同周波数での位相はおよそ15deg遅
れる。
るにつれて、位相が遅れる特性を有する。いま,抵抗5
の抵抗値500Ωのとき、3.58MHzでの位相の進
み遅れはなく(0deg)、抵抗値100Ωのとき、同
周波数での位相はおよそ20deg進み、抵抗値が2.
5KΩのとき、同周波数での位相はおよそ15deg遅
れる。
【0016】ここで、抵抗5として抵抗値が高温時に1
00Ωとなり、常温時に500Ωであり、低温時に2.
5kΩとなる負特性のサ−ミスタを用いると、各々の位
相特性は、順に高温時は特性1に、常温時は特性2に、
低温時は特性3に相当する。高温時にはサーミスタ5の
抵抗値は小さくなる(特性1)ので、並列共振周波数を
決めるコイルのインダクタンスは、コイル6とコイル4
の並列インピ−ダンス値に近くなり、図2Aに示す特性
1のように、共振周波数は高い方へシフトする。このと
き、色信号の位相は、図2Bに示す特性1のように進み
方向にシフトする。
00Ωとなり、常温時に500Ωであり、低温時に2.
5kΩとなる負特性のサ−ミスタを用いると、各々の位
相特性は、順に高温時は特性1に、常温時は特性2に、
低温時は特性3に相当する。高温時にはサーミスタ5の
抵抗値は小さくなる(特性1)ので、並列共振周波数を
決めるコイルのインダクタンスは、コイル6とコイル4
の並列インピ−ダンス値に近くなり、図2Aに示す特性
1のように、共振周波数は高い方へシフトする。このと
き、色信号の位相は、図2Bに示す特性1のように進み
方向にシフトする。
【0017】また、逆に、低温時にはサーミスタ5の抵
抗値は大きくなる(特性3)ので、並列共振周波数を決
めるコイルのインダクタンスは、コイル6のみのインピ
−ダンス値に近くなり、図2Aに示す特性3のように共
振周波数は低い方へシフトする。このとき、色信号の位
相は、図2Bに示す特性3のように遅れ方向にシフトす
る。並列共振回路の位相回りを利用したこの方法によれ
ば、図2Bの特性2のように示すように、常温における
共振周波数での色信号の位相シフト量をゼロ近くに設定
することができる。
抗値は大きくなる(特性3)ので、並列共振周波数を決
めるコイルのインダクタンスは、コイル6のみのインピ
−ダンス値に近くなり、図2Aに示す特性3のように共
振周波数は低い方へシフトする。このとき、色信号の位
相は、図2Bに示す特性3のように遅れ方向にシフトす
る。並列共振回路の位相回りを利用したこの方法によれ
ば、図2Bの特性2のように示すように、常温における
共振周波数での色信号の位相シフト量をゼロ近くに設定
することができる。
【0018】図1に示す第1の実施例では、コイル4と
コイル6の2つのコイルを用いているが、目標とする補
償特性によっては、コイル6を用いなくてもコイル4と
サーミスタ5の直列回路とコンデンサ7のインピーダン
ス値の設定如何によって、当然にその特性を実現するこ
とができる。
コイル6の2つのコイルを用いているが、目標とする補
償特性によっては、コイル6を用いなくてもコイル4と
サーミスタ5の直列回路とコンデンサ7のインピーダン
ス値の設定如何によって、当然にその特性を実現するこ
とができる。
【0019】図3は、本発明の他の実施例である。破線
で囲まれた部分10は、ビデオ信号処理系の色信号処理
等において用いられるくし形フィルタの構成要素であ
る、ガラス遅延線を等価回路で表現したものである。ガ
ラス遅延線に代表されるような超音波遅延線は、電気回
路とのインタ−フェ−スとして、電気信号と物理的振動
とを相互に変換する入力用トランスデュ−サおよび出力
用トランスデューサがガラスを介して対向して設けられ
ている。各トランスデュ−サは、入力容量13と入力抵
抗14が並列に、出力容量16と出力抵抗15が並列に
接続された電気的な等価回路として、それぞれ表現する
ことができる。このようなトランスデューサを使用する
ときには、入力端子11には、入力マッチング素子とし
ての抵抗3およびコイル4またはコイル6が、トランス
デューサに並列に接続されている。このトランスデュー
サ回路に入力マッチング用コイルを接続することで、コ
イル4と抵抗5とコイル6と入力容量13で並列共振回
路を構成している。ここで、抵抗5にサ−ミスタを用い
ると、トランスデュ−サの入力側等価回路を含めた入力
部回路は、前述の図1の並列共振回路を用いた位相の温
度補償回路と同一構成となり、図1の実施例と同様に、
良好な位相の温度補償効果が実現できる。
で囲まれた部分10は、ビデオ信号処理系の色信号処理
等において用いられるくし形フィルタの構成要素であ
る、ガラス遅延線を等価回路で表現したものである。ガ
ラス遅延線に代表されるような超音波遅延線は、電気回
路とのインタ−フェ−スとして、電気信号と物理的振動
とを相互に変換する入力用トランスデュ−サおよび出力
用トランスデューサがガラスを介して対向して設けられ
ている。各トランスデュ−サは、入力容量13と入力抵
抗14が並列に、出力容量16と出力抵抗15が並列に
接続された電気的な等価回路として、それぞれ表現する
ことができる。このようなトランスデューサを使用する
ときには、入力端子11には、入力マッチング素子とし
ての抵抗3およびコイル4またはコイル6が、トランス
デューサに並列に接続されている。このトランスデュー
サ回路に入力マッチング用コイルを接続することで、コ
イル4と抵抗5とコイル6と入力容量13で並列共振回
路を構成している。ここで、抵抗5にサ−ミスタを用い
ると、トランスデュ−サの入力側等価回路を含めた入力
部回路は、前述の図1の並列共振回路を用いた位相の温
度補償回路と同一構成となり、図1の実施例と同様に、
良好な位相の温度補償効果が実現できる。
【0020】コイル4とサ−ミスタ抵抗5は、図3にお
いては、入力側マッチング部に設けているが、出力側マ
ッチング部も同様な並列共振回路を構成しているので、
これを出力側に設けて同様の効果を実現することも可能
である。本実施例が適用される色信号処理回路のビデオ
信号の色信号帯域は、3.58MHz±500KHzの
狭帯域信号であり、本発明によって実現されるBPF特
性は、帯域外の不要信号の除去等の働きがあり好ましい
ものである。
いては、入力側マッチング部に設けているが、出力側マ
ッチング部も同様な並列共振回路を構成しているので、
これを出力側に設けて同様の効果を実現することも可能
である。本実施例が適用される色信号処理回路のビデオ
信号の色信号帯域は、3.58MHz±500KHzの
狭帯域信号であり、本発明によって実現されるBPF特
性は、帯域外の不要信号の除去等の働きがあり好ましい
ものである。
【0021】図4は、本発明の第3の実施例を示す。図
1に示す第1の実施例では、コイルと直列にサ−ミスタ
を挿入して位相の温度補償効果を実現していたが、本実
施例では、並列共振回路の一部を構成するコンデンサ2
1とコンデンサ23の一方のコンデンサ21に直列にサ
−ミスタ5を挿入して、位相の温度補償効果を実現して
いる。
1に示す第1の実施例では、コイルと直列にサ−ミスタ
を挿入して位相の温度補償効果を実現していたが、本実
施例では、並列共振回路の一部を構成するコンデンサ2
1とコンデンサ23の一方のコンデンサ21に直列にサ
−ミスタ5を挿入して、位相の温度補償効果を実現して
いる。
【0022】図5に、図4の第3の実施例の位相特性の
温度補償回路の特性図を示す。本実施例においては、特
性を支配する回路定数を、抵抗3および抵抗8の抵抗値
を680Ωとし、コイル23のインダクタンスを15μ
Hとし、コンデンサ21およびコンデンサ22の容量を
それぞれ95pFに設定し、さらに、抵抗5の抵抗値を
それぞれ100Ω(特性1)、500Ω(特性2)、
2.5kΩ(特性3)としたときのCAD解析結果であ
る。抵抗5の抵抗値が大きくなるにつれて、位相が進む
特性を示している。この特性は、温度補償の極性が、図
1の回路と逆であり、目標とする特性に応じて、両者の
うちの好ましい回路構成を選んで用いることができる。
さらに、この図1と図4の回路構成はコンデンサとコイ
ルの位置を入れ替えただけの構成であるので、極性の異
なる温度補償回路を得るときにも、コンデンサとコイル
の位置を入れ替えれば、それぞれの極性の回路を実現で
きるので、回路が載置される基板パタンを共通化できる
というメリットを得ることもできる。
温度補償回路の特性図を示す。本実施例においては、特
性を支配する回路定数を、抵抗3および抵抗8の抵抗値
を680Ωとし、コイル23のインダクタンスを15μ
Hとし、コンデンサ21およびコンデンサ22の容量を
それぞれ95pFに設定し、さらに、抵抗5の抵抗値を
それぞれ100Ω(特性1)、500Ω(特性2)、
2.5kΩ(特性3)としたときのCAD解析結果であ
る。抵抗5の抵抗値が大きくなるにつれて、位相が進む
特性を示している。この特性は、温度補償の極性が、図
1の回路と逆であり、目標とする特性に応じて、両者の
うちの好ましい回路構成を選んで用いることができる。
さらに、この図1と図4の回路構成はコンデンサとコイ
ルの位置を入れ替えただけの構成であるので、極性の異
なる温度補償回路を得るときにも、コンデンサとコイル
の位置を入れ替えれば、それぞれの極性の回路を実現で
きるので、回路が載置される基板パタンを共通化できる
というメリットを得ることもできる。
【0023】図1に示される第1実施例のサーミスタを
正特性を有するサーミスタとすることによって、図4に
示される第3の実施例の回路と同様の特性を得ることが
できる。
正特性を有するサーミスタとすることによって、図4に
示される第3の実施例の回路と同様の特性を得ることが
できる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、並列共振回路の位相回りを利
用するとともに共振特性に関与するコンデンサまたはコ
イルに直列に温度によって抵抗値が変化する素子である
サーミスタを接続したので、常温での位相シフト量を少
なくするという第一の効果、簡略で安価な回路構成にて
位相補正回路を実現することが可能であるという第二の
効果、負特性のサ−ミスタを用いて位相進み位相遅れの
正逆両極性の温度補償が実現できるという第三の効果、
そして、温度補償の極性を正逆入れ替えても基板パタン
は共通化できるという第四の効果を有する、位相特性の
温度補償回路を実現することができる。さらに、図3に
示した第2の実施例では、トランスデューサ10自体が
容量成分を有し、使用に当たってマッチング用のインダ
クタンス成分を用いるので、このことによってLC共振
回路が構成されているので、マッチング用インダクタン
スに単にサーミスタを付加するだけで、位相の温度補償
を行うことができる。
用するとともに共振特性に関与するコンデンサまたはコ
イルに直列に温度によって抵抗値が変化する素子である
サーミスタを接続したので、常温での位相シフト量を少
なくするという第一の効果、簡略で安価な回路構成にて
位相補正回路を実現することが可能であるという第二の
効果、負特性のサ−ミスタを用いて位相進み位相遅れの
正逆両極性の温度補償が実現できるという第三の効果、
そして、温度補償の極性を正逆入れ替えても基板パタン
は共通化できるという第四の効果を有する、位相特性の
温度補償回路を実現することができる。さらに、図3に
示した第2の実施例では、トランスデューサ10自体が
容量成分を有し、使用に当たってマッチング用のインダ
クタンス成分を用いるので、このことによってLC共振
回路が構成されているので、マッチング用インダクタン
スに単にサーミスタを付加するだけで、位相の温度補償
を行うことができる。
【図1】本発明の第1実施例になる並列共振回路図。
【図2】第1実施例の周波数−位相特性図。
【図3】本発明の第2実施例になる並列共振回路図。
【図4】本発明の第3実施例になる並列共振回路図。
【図5】第3実施例の周波数−位相特性図。
【図6】従来の全域通過フィルタの回路図。
【図7】従来の全域フィルタ回路の周波数−位相特性
図。
図。
1 入力信号源 2 入力端子 3、8、20、27、28、32 抵抗 4、6、19、23 コイル 5、30 サ−ミスタ抵抗 7、21、22、29 コンデンサ 9 出力端子 10 ガラス遅延線 11、12 ガラス遅延線入力端子 13 入力等価容量 14 入力等価抵抗 15 出力等価抵抗 16 出力等価容量 17、18 ガラス遅延線出力端子 24、25 直流電圧源 26 NPNトランジスタ 31 PNPトランジスタ
Claims (7)
- 【請求項1】 コイルおよびコンデンサの並列共振特性
を利用した位相補正回路において、該共振特性に関与し
ている該コイルあるいは該コンデンサの少なくとも一方
と直列にサ−ミスタを挿入したことを特徴とする位相特
性の温度補償回路。 - 【請求項2】 該並列共振特性の常温での共振周波数
を、位相補正回路を通過する信号の帯域のほぼ中央の周
波数に設定した請求項1記載の位相特性の温度補償回
路。 - 【請求項3】 該並列共振特性の常温での共振周波数
を、位相補正回路を通過する信号の帯域のほぼ中央の周
波数において該位相補正回路の入出力信号間の位相差が
ゼロ付近になるように設定した請求項1記載の位相特性
の温度補償回路。 - 【請求項4】 入出力インピ−ダンスが、等価的に抵抗
とコンデンサの並列回路で表される回路素子において、
インピ−ダンスマッチングをとるために入力あるいは出
力に接続されたコイルと直列にサ−ミスタを挿入したこ
とを特徴とする位相特性の温度補償回路。 - 【請求項5】 該回路素子が、超音波遅延線の入出力部
における信号変換に用いられるトランスデューサである
請求項4記載の位相特性の温度補償回路。 - 【請求項6】 該超音波遅延線を用いて、くし形フィル
タを構成した請求項5記載の位相特性の温度補償回路。 - 【請求項7】 該くし形フィルタを、ビデオ信号処理装
置の色信号処理系に用いた請求項6記載の位相特性の温
度補償回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21247693A JPH0766660A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 位相特性の温度補償回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21247693A JPH0766660A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 位相特性の温度補償回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0766660A true JPH0766660A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=16623281
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21247693A Pending JPH0766660A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 位相特性の温度補償回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0766660A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008301410A (ja) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Nec Corp | 発振回路 |
-
1993
- 1993-08-27 JP JP21247693A patent/JPH0766660A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008301410A (ja) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Nec Corp | 発振回路 |
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