JPH0766964A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0766964A
JPH0766964A JP5150565A JP15056593A JPH0766964A JP H0766964 A JPH0766964 A JP H0766964A JP 5150565 A JP5150565 A JP 5150565A JP 15056593 A JP15056593 A JP 15056593A JP H0766964 A JPH0766964 A JP H0766964A
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light
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JP5150565A
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English (en)
Inventor
Yuji Matsuda
雄二 松田
Yoshinobu Umeda
嘉伸 梅田
Hiroyuki Tsuji
博之 辻
Yusaku Tanabe
雄策 田邊
Masabumi Kamei
正文 亀井
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続するフィルム画像をつなぎ目部分が不自
然にならないように1枚の画像に合成する。 【構成】 画像を読み取る読取手段と、該読取手段が読
み取った互いに連続する複数の画像データを一時保持す
るメモリ手段と、該メモリ手段に保持された画像データ
から隣接する各画像の重複している領域を検知する検知
手段と、該検知手段の検知結果に基づいて当該重複して
いる部分をカットしながら各画像を連続するように合成
する合成手段とを具えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】写真のネガ等の各種フィルムおよ
び原稿画像を読みとり、読みとった画像データに対して
各種画像処理を加えることのできる画像処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】(1)写真のネガ等の各種フィルムおよ
び原稿画像を読みとり、読みとった画像データに対して
行われる各種画像処理方法に関してはすでに幾つかの方
式が公表されている。その中に複数枚の画像を読みと
り、それをつなぎ合わせて1枚の画像として出力する方
法がある。しかしこの場合複数枚の画像が連続している
か否かに関係なく、単純に一列または複数列に画像を並
べるだけであった。そのため写真等により視界360°
の撮影を行ったときなど、複数枚の画像の連続したフィ
ルムおよび原稿をつなぎ合わせて1枚の連続した画像に
する処理は行われていなかった。
【0003】(2)例えばフィルム等の透過型原稿から
の透過光をCCDイメージセンサ等により光学的に読み
取る画像処理装置が知られているが、従来、透過型原稿
がネガフィルムの時は、各ネガフィルムのベースフィル
ムを用いて色のバランスを補正していた。ベースフィル
ムとは、未露光のまま現像された画像データの無いフィ
ルムである。また、光学的に読み取られた輝度信号を濃
度信号に変換する輝度濃度変換テーブルを1つしか持っ
ていなかった。
【0004】(3)従来、カラー複写機のオプションと
してスライドフィルムを投影し、画像読み取りを行うた
めのフィルムスキャナーが知られている。図32に該フ
ィルムスキャナー441の外観図を示す。この図におい
て442はスライドフィルムを装着し、該フィルムスキ
ャナー441の所定の読み取り位置にセットするための
フィルム支持装置である。443は該フィルム支持装置
442を挿入し、所定のフィルム読取位置にセットする
ためのフィルムマガジンであり、該フィルムスキャナー
本体441から着脱可能となっている。
【0005】図33に該フィルム支持装置442の斜視
図を示す。該フィルム支持装置442には5つの開口部
445−1,445−2,445−3,445−4,4
45−5が設けられている。
【0006】スライドフィルム444を該フィルム支持
装置442に装着する場合、フィルム支持装置442の
挿入口446−1,446−2,446−3,446−
4,446−5からスライドフィルム444を挿入する
ことにより、スライドフィルム444の画像領域がフィ
ルム支持装置442の所定の開口部445−1,445
−2,445−3,445−4,445−5と一致する
ように位置決めすることができる。
【0007】また、該フィルム支持装置442には、検
知穴447,447′が設けられており、該フィルムマ
ガジン443にフィルム支持装置442を挿入した際に
所定の読取り位置に合っているかどうかを判別すること
ができる。図34および図35は、該フィルム支持装置
442をフィルムマガジン443に挿入し所定の読み取
り位置にセットしたところを示す斜視図および正面図で
ある。該フィルムマガジン443にはフィルム支持装置
442の検知穴447,447′を読み取る手段として
LEDP1 とフォトセンサーS1 が該検知穴447,4
47′と対向する位置に配置されており、フィルム支持
装置442の開口部445−1,445−2,445−
3,445−4,445−5がフィルムマガジン443
の窓448と合うようにセットされた時に該フォトセン
サーS1 がONとなり、スライドフィルム444が所定
の読み取り位置にセットされていると判定される。
【0008】また該LEDP1 およびフォトセンサーS
1 の近傍にLEDP2 ,P3 とフォトセンサーS2 ,S
3 が対向位置に配置されており、フィルム支持装置44
2が横方向yか縦方向tのどちらから挿入されたかをフ
ォトセンサーS2 ,S3 のON/OFF状態で判別する
ことができる。
【0009】以上のようにしてスライドフィルムが読み
取り位置にセットされたかどうか、およびスライドフィ
ルムの縦/横を判定した後にフィルムスキャナー441
の液晶パネル449を操作することにより、フィルムの
読み取りが行われる。
【0010】(4)従来のフィルム投影装置ではハロゲ
ン電球からの光をフレネル板で補正してやり、その補正
入力光を基にして、フィルム投影装置の投影エリアにお
いて、画像形成装置の副走査方向のラインデータを数ポ
イントサンプルして各画素毎の平均をとり、シェーディ
ングデータとしていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)に関して
は、写真のネガ等の各種フィルムまたは原稿画像を読み
とり、各種画像処理を加えることのできる画像処理装置
を用いて、写真機により視界360°の撮影を行って得
られた複数の連続したフィルムまたは原稿をつなぎ合わ
せて1枚の連続した画像にする処理を行う際に、フィル
ムの両端で隣接のフィルムと画像が重複していたり、倍
率が異なっていたり、色味が異なっているなどのときに
は、つなぎ合せ部分が不自然になってしまうという問題
が発生していた。
【0012】上記(2)に関しては、ネガフィルムの種
類によっては感光特性が違うため、上記従来例では色の
バランスを完全には補正できなかった。
【0013】上記(3)に関しては、ユーザーがスライ
ドフィルムを表/裏反対にフィルム支持装置に装着した
場合、出力画像が鏡像になってしまうという問題点があ
った。また、スライドフィルムの表/裏を確認しながら
フィルム支持装置に装着しなければならないという操作
性の煩わしさがあった。
【0014】上記(4)に関しては、画像形成装置によ
ってシェーディング補正を行う際、本来ならば画像投影
エリア内全域においてデータを読み取り、ヒストグラム
を作成し、画像域全体においてシェーディングサンプル
を取るべきところであるが、処理時間がかかり、かつ、
処理が複雑になることから、画像投影エリア内の画像デ
ータを副走査方向に数回サンプルし、各画素毎に平均を
取るだけであるため、画像投影エリア内でリニアに変わ
っている光量分布の補正精度は良くなかった。
【0015】そこで本発明の目的は以上のような問題を
解消した画像処理装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、画像を読み取る読取手段と、該読取手段が読
み取った互いに連続する複数の画像データを一時保持す
るメモリ手段と、該メモリ手段に保持された画像データ
から隣接する各画像の重複している領域を検知する検知
手段と、該検知手段の検知結果に基づいて当該重複して
いる部分をカットしながら各画像を連続するように合成
する合成手段とを具えたことを特徴とし、さらに、原稿
からの透過光により当該原稿の画像を読み取る読取手段
と、該読取手段によって読み取られた画像信号を互いに
異なった特性に基づいて濃度信号に変換する複数の変換
手段と、前記読取手段からの画像読取りデータに基づい
て、前記複数の変換手段のいずれかを選択する選択手段
とを有することを特徴とし、さらに原稿からの透過光に
より当該原稿の画像を読み取る読取手段と、前記原稿を
前記読取手段の所定の読取位置にセットするための原稿
保持手段とを具備し、該原稿保持手段は前記原稿に設け
た表/裏を判別する手段を検知する検知手段を有するこ
とを特徴とし、さらに光源と、原稿を透過した前記光源
からの光の照射位置において当該原稿画像を読み取る読
取手段と、該読取手段からの読取信号を、前記原稿画像
の読取位置毎に重み付けした係数に基づいて補正する手
段とを具えたことを特徴とする。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0018】(実施例1)以下、添付図面により本発明
の第1の実施例を詳細に説明する。図1のように本実施
例は、大別して2つの要素から構成されている。1つは
写真等のネガの画像情報を光信号に変換するプロジェク
タ部で、2つ目はプロジェクタ部より出力される光信号
を電気信号に変換して各種画像処理を加える読みとり部
である。プロジェクタ部は光を発するランプ101、写
真等のネガであるフィルム102、光信号を拡散するレ
ンズ103より構成されていて、フィルム102にラン
プ101の光を当てることにより光画像信号を生成して
いる。また読みとり部は光電素子104、アンプ部10
5、A/D変換部106、第1の画像処理部107、重
複部分検知部108、画像合成部109、第2の画像処
理部110より構成されていて、プロジェクタ部より出
力された光信号は光電素子104(本実施例ではイメー
ジラインセンサCCDを使用している。)でアナログ電
気信号に変換される。光電素子104から出力されたア
ナログ電気信号はアンプ部105で増幅され、後に各種
画像処理が行い易いようにA/D変換部106でデジタ
ル電気信号に変換される。その後画像処理部107でA
/D変換された画像データに対してシェーディング・入
力マスキング・シャープネス処理等の処理が行われる。
また次に重複部分検知部108、画像合成部109で図
2に示すように、連続した複数枚のフィルム(図では4
枚のフィルムを合成した例を示している。)を1枚の画
像にする処理を行う。重複部分検知部108では、お互
いに重複している部分を検知し、画像合成部109で前
記複数枚の重複している部分をカットしながら画像を合
成する。また最終段の画像処理部110で色補正および
色変換・変倍処理・黒抽出・2値化処理等が行われ出力
される。その時色補正および色変換処理でつなぎ合わせ
部分の微妙な色味および濃度の違いの補正を行い、変倍
処理でつなぎ合わせ部分の微妙な倍率の違いを自動調整
する。
【0019】以下画像の重複部分を検知し、合成が行わ
れる重複部分検知部108、画像合成部109の詳細を
説明する。図3は重複部分検知部108のブロック構成
を示している。重複部分検知部108は第1の画像メモ
リ301、第2の画像メモリ302、第3の画像メモリ
303、セレクタ304〜306、比較器307,30
8より構成されている。重複部分検知部108は複数枚
のフィルムに関して、各フィルム毎の入力画像データを
画像メモリ301〜303(本実施例では3枚のフィル
ムをつなげるために3つの画像メモリの構成としたが、
もっと多くのフィルムをつなげる場合にはその枚数だけ
の画像メモリが必要となる。)に取り込む。全枚数の画
像データを取り込んだ後、各画像メモリのデータバスの
上位2ビット(全ビットで比較する必要はないため、上
位数ビットだけで可。)を使用して、フィルム1とフィ
ルム2の重複部分の検知を比較器307で、フィルム2
とフィルム3の重複部分の検知を比較器308で行う。
【0020】図4の(A)にフィルム1とフィルム2の
重複部分の検知方法のフローチャートを示す。図4の
(B)はそのフィルム1,2の座標を示す。まず全枚数
の画像データをメモリに取り込む(S1)。取り込んだ
後、フィルム1の256x+1の画素の上位2ビットの
データを、またフィルム2のy+1の画素のデータをメ
モリより出力し(S2,S3)、比較器307で比較す
る(S4)。比較して一致しなかった場合フィルム1の
出力は固定のままで、フィルム2の縦方向(1〜256
方向)に沿って順々に出力を可変し、その都度比較して
いく(S4→S5→S6→S4)。この状態で一致した
画素が見つからなかった場合、フィルム1の出力を25
6x+2の画素のデータに可変し、再びフィルム2のy
+1の画素から256まで可変させ、比較を行う(S4
→S5→S7→S8→S3→S4)。また再度なお一致
した画素が見つからなかった場合、256x+2が25
6になるまで上記処理を繰り返し行う。また再々度一致
した画素が見つからなかった場合フィルム2の出力を2
y(S9)、3yと変化させ、一致した画素が見つかる
まで上記処理を繰り返す。
【0021】上記処理で一致した画素が見つかった場
合、その画素から下の画素が一致してるか確認し(S1
0〜S12)、重複部分の座標を確定する。また比較器
308でも同様にフィルム2とフィルム3の重複部分の
座標を確定する。以上のような処理で重複している領域
を検知している。
【0022】次に画像合成部109で行われる画像の合
成方法を説明する。前述重複部分検知部108で重複部
分の座標を確定した後、フィルム1に相当する画像メモ
リ301のデータを全て出力する。またその時フィルム
2に相当する画像メモリ302のデータをフィルム1と
重複している部分をカットするようなタイミングでアド
レスを可変して重複部分の合成を行う。前記処理と同
様、フィルム3に相当する画像メモリ303のデータを
フィルム2と重複している部分をカットするような形で
出力する。
【0023】以上のような処理を行うことにより、各フ
ィルムをつなぎ合わせて、連続した画像を生成するとと
もに、つなぎ合わせ部分の色味および濃度、倍率を自動
調整することができる。
【0024】(実施例2)前述の第1の実施例では、画
像の連続した複数枚のフィルムおよび原稿画像を読みと
り、各フィルムの重複している部分を検知し、重複して
いる部分をカットして各フィルムを合成して、連続した
画像を生成する方法について述べたが、図5の様に、前
述の第1の実施例と同様各フィルムの重複している部分
を検知し、また重複している部分をカットするととも
に、合成するとき各フィルムの重複している部分の上下
の不要な部分(凹凸部分)を削除し、合成画像をフラッ
トにすることも可能である。これは図3の画像メモリの
データの読みだしの際にこの処理を行うことにより、よ
り出力画像が見やすくなる。
【0025】(実施例3)前述の第2の実施例では、画
像の連続した複数枚のフィルムおよび原稿画像を読みと
り、各フィルムの重複している部分を検知し、また重複
している部分をカットするとともに、合成するとき各フ
ィルムの重複している部分の上下の不要な部分(凹凸部
分)を削除し、合成画像をフラットにする処理について
述べたが、前述の第2の実施例の出力を使用して、図1
の第2の画像処理部110の中の拡大・縮小の処理を行
っている変倍処理部で、図6の様に画像の中心付近に縮
小処理および両端部付近に拡大処理を、また画像の中心
付近に拡大処理および両端部付近に縮小処理を加えるこ
とにより、遠近感(臨場感)のある画像を形成すること
が可能になる。
【0026】(実施例4)前述の第1〜第3の実施例で
は、各フィルムの重複している部分を検知および重複し
ている部分をカットし、合成する処理を自動で行う方法
について述べてきたが、操作パネルよりユーザーがマニ
ュアルでカットする部分を操作し、画像合成することも
可能である。
【0027】以上述べたように、第1〜第4の実施例で
は、複数のフィルム画像を合成することにより、各フィ
ルムの重複している部分や不要な部分を削除し、合成画
像をフラットにするとともに、つなぎ合わせ部分の色味
および濃度、倍率を自動調整およびマニュアル調整し、
複数枚の画像からつなぎ合せ部分が不自然でない1枚の
画像を形成することができる。また画像の中心付近に縮
小処理および両端部付近に拡大処理を、また画像の中心
付近に拡大処理および両端部付近に縮小処理を加えて、
遠近感(臨場感)のある画像を形成することが可能とな
る。
【0028】(実施例5)図7は本発明の第5の実施例
を示す。これは画像読み取り装置の例で、その構造を図
8に示す。原稿台ガラス111上に積載された原稿の画
像情報を読み取るために主走査方向に並べられた複数個
の受光素子を備えたCCD等の撮像素子113が使用さ
れる。ハロゲンランプ114からの照明光が原稿112
面上の原稿から反射されてミラー115,116,11
7を介してレンズ118により撮像素子113上に結像
される。照明114、ミラー115からなる光学ユニッ
ト123とミラー116,117からなる光学ユニット
124は、2:1の相対速度で移動するようになってい
る。この光学ユニットはDCサーボモータ119によっ
てPLL制御をかけながら一定速度で左から右へ移動す
る。この移動速度は往路では倍率に応じて22.5mm
/secから360mm/secまで可変で、復路では
常に800mm/secである。
【0029】この光学ユニットの移動する副走査方向
(以下、X方向と呼ぶ)に直交する主走査方向(以下、
Y方向と呼ぶ)を撮像素子113により400dots
/インチの解像度で読み取りながら光学ユニット123
を図8において左端のホームポジションまで移動させて
1回の走査を終える。
【0030】これにより、原稿全体を1ラインずつ読み
取り走査する。121は遮光板であり、この遮光板12
1がフォトインタラプタからなるホームポジションに位
置していることを検出する。
【0031】131はランプ集光レンズ等が内蔵されて
いるプロジェクタユニットであり、133はハロゲンラ
ンプ、132はハロゲンランプ133の光を反射する反
射板、134は集光レンズ、136は投影レンズ、23
0は読み取り対象フィルム、127は反射ミラー、11
2はフィルム像をスキャナ内部の読み取り部に結像する
ためのフレネルレンズ、135はトレイ137に格納さ
れた複数フィルムを回転移動しつつ連続的に読み取り位
置に搬送し、読み取り終了後読み取り位置から引き出す
オートキャリアである。このプロジェクタユニット13
1により、原稿の透過光を原稿台ガラス111に投影す
ることにより、フィルム画像をCCD113にて読み取
る。
【0032】140はCCD113で読み取った画像を
プリントするためのカラープリンタである。
【0033】「画像処理読み取り装置における信号処理
ブロックの説明」図7は図8に示す画像読み取り装置に
おける信号処理ブロックの構成例である。
【0034】照明は本実施例ではハロゲンランプ133
を用いており、光源光量制御部201により、点灯電圧
を制御することにより調光される。
【0035】CCD113によって読み取られたライン
毎のアナログ画信号は、増幅器203により増幅された
後、A/D変換器204により多値(本実施例では、8
ビット)のデジタル画信号となる。
【0036】本実施例では、原稿の黒レベルを“0”と
し、白レベルを“255”として読むようになってい
る。A/D変換器204の黒基準レベルと白基準レベル
は固定値が与えられており、ハロゲンランプ133を完
全に消し、CCD113に光が入射しない状態でのA/
D変換出力が完全黒である0レベルとなるように増幅器
203のオフセットは調整されている。
【0037】CCD駆動信号発生回路205はCCD1
13を駆動するのに必要なリセット信号、クロック信
号、水平同期信号等のCCD駆動信号206を発生する
とともに、A/D変換器204へのクロック信号207
の発生、CCD113の各ビットの識別のためのアドレ
ス信号であるCCDアドレス208の発生を行う。本実
施例では、CCD113に5000画素のラインセンサ
を行っているため、CCDアドレスは水平同期信号に同
期して読み出される5000個の画素に対応して0から
4999までアップカウントする。
【0038】209はA/Dコンバータ204からのデ
ジタル画像信号に対し、図13に示すシェーディング補
正を実行するシェーディング補正回路である。
【0039】シェーディング補正とは、ハロゲンランプ
133や、フレネルレンズ112に含まれる配光ムラ
や、CCD113の各画素の感度ムラ、または増幅器2
03の増幅度設定誤差等に起因する読み取り画像信号2
16の不均等を補正するものである。また、原稿がネガ
フィルムの時には、ベースフィルムの色のバランスも補
正する。メモリ210は画像データをCPU回路部21
2に取り込むためのメモリである。
【0040】LOG変換回路241は、シェーディング
補正された画像信号をLOG変換するためのものであ
る。LOG変換とは、RGB(レッド、グリーン、ブル
ー)で構成される輝度信号からYMC(イエロー、マゼ
ンタ、シアン)で構成される濃度信号に変換することで
ある。LOGメモリ242は、LOG変換用のテーブル
データを格納するためのメモリであり、本実施例では、
ネガフィルム用として4種類のLOG変換用テーブルデ
ータが格納されている。
【0041】モータドライバ223は光学系駆動モータ
119の前進,後進制御および速度制御を行うもので、
CPU212のデータバス222から前進,後進および
速度データを受け、DCサーボモータ119からのモー
タ回転に同期したエンコーダパルス信号224によりP
LL制御を用いて、モータ119の駆動制御を行う。こ
のエンコーダパルス信号224をカウントすることによ
り光学系の主走査位置を検出する。
【0042】ホームポジションセンサ120はフォトイ
ンタラプタからなるセンサである。CPU212は、制
御手段プログラムを格納したROM、ワーキング用RA
M、演算部等を内蔵したマイクロコンピュータからな
り、本実施例のシーケンス制御、画像データ補正処理、
照明系光量制御、操作部の制御を行うものである。
【0043】「CCDの増幅器203の説明」図9はC
CD113の増幅器203の構成を示す。
【0044】7ビットのD/A変換器601〜603に
より、図10に示すようにCCDの出力電圧増幅率が制
御されている。
【0045】「シェーディング補正の説明」図11は本
実施例におけるシェーディング補正の概略を示す。横軸
はCCD113の各画素に対応し、縦軸は各画素に対応
したA/Dコンバータ出力値である。特性aは標準白原
稿に相当するシェーディング特性である。ここでポジフ
ィルム読み取りの場合の標準白原稿とはフィルムが設定
されていない状態で投影される画像等を意味する。また
ネガフィルム読み取りの場合の標準白原稿とは、ベース
フィルムが設定された状態で投影された画像等を意味す
る。
【0046】このシェーディング特性で読まれた原稿画
像信号bはシェーディング補正により補正された画像信
号cとして出力される。ここでCCD113の出力は光
量に対して比例しているので、
【0047】
【数1】 C=(240/a)×b …(1) 240:規格化白レベル(0≦b≦255)として補正
される。
【0048】シェーディング補正テーブルRAM215
には、この補正式に基づく補正データがCPU回路部2
12により書き込まれる。すなわち、図12に示すよう
にRAM215の上位アドレスにはシェーディングデー
タRAM211からのシェーディング特性aがCCDの
各bitに同期して入力され、下位アドレスには原稿読
み取りによるA/D変換出力が入力され、a入力とb入
力の組み合わせによって補正出力cが出力されるよう
に、シェーディング補正テーブルRAM215は構成さ
れている。
【0049】「シェーディングデータサンプリング時の
処理流れ図の説明」図13はシェーディングデータサン
プリング時のCPU回路部212による処理を示す流れ
図である。
【0050】ステップS801で、シェーディング補正
テーブルRAM215の初期設定を行い、A/D変換器
204のデジタル信号が変換されず、そのままメモリ2
10に格納されるようにする。すなわち、シェーディン
グ補正テーブルRAM215の下位アドレス8ビットの
部分には、アドレスと同じ値を書き込み、シェーディン
グ補正テーブルRAM215の上位アドレス8ビットの
部分には、0を書き込む。ついで、ステップS802に
おいて、CCD増幅器203を初期設定する。初期設定
後、ステップS803において、ランプ133の光源電
圧を制御し、R信号、G信号、B信号のA/D変換値の
最大値が特定の値(本実施例では240)を越えないよ
うに、ランプ光量を制御する。そして、ステップS80
4において、CCD増幅器203を制御し、R信号、G
信号、B信号の各々の信号の最大値が特定の値(本実施
例では240)近傍となるように、CCD増幅器203
の制御値を決める。
【0051】このとき、ステップS805においてステ
ップS804で求めたCCD増幅器203のR,G,B
各信号の増幅倍率をGR ,GG ,GB として、次の値を
求める。
【0052】
【数2】
【0053】ただしRR ,RG ,RB は、それぞれR,
G,B各信号に対するCCDアンプゲインの初期値ここ
で、ステップS806としてX,Yの各値に対応して本
実施例では図14のように4種類のLOGテーブルの中
から1つのLOGテーブルを設定する。すなわち、X<
0.5、Y<0.5のとき、LOGテーブル1を選択す
る。
【0054】X≧0.5、Y<0.5のとき、LOGテ
ーブル2を選択する。
【0055】X<0.5、Y≧0.5のとき、LOGテ
ーブル3を選択する。
【0056】X≧0.5、Y≧0.5のとき、LOGテ
ーブル4を選択する。
【0057】なお、各LOGテーブルはあらかじめX,
Yの値に対し最も色のバランスが良くなるように設定さ
れているものとする。選択されたLOGテーブルのデー
タは、LOGメモリ242からLOG変換回路241へ
転送される。
【0058】その後、ステップS807において、メモ
リ210の画像データをCPU212に転送する。画像
データを複数回CPU212に転送し、CPU212内
部で平均化することにより、画像データのS/Nを向上
させることが出来る。ステップS808において、ステ
ップS807で入力した画像データをシェーディングデ
ータRAM211に格納しステップS809において、
式(1)で示す演算結果が得られるように、シェーディ
ング補正テーブルRAM215の値を構成する。
【0059】このようにして、各ネガフィルムのベース
フィルムの色のバランスより輝度濃度変換の特性を変化
させることが可能となった。
【0060】(実施例6)前記第5の実施例では輝度濃
度変換用のLOGテーブルを4種類用意し、各LOGテ
ーブルの選択条件を直線的に切り分けた。そこで第6の
実施例として必要に応じて輝度濃度変換テーブルの種類
を多くし、さらに輝度濃度変換テーブルを選択する条件
を詳細に決定すれば、よりフィルムごとに最適な色のバ
ランスが実現可能になる。
【0061】(実施例7)また第7の実施例として、ベ
ースフィルムを用いない方法も考えられる。この場合画
像入力を行うネガフィルムにおいて画像のない周辺のベ
ース部分を利用して前記実施例と同様にシェーディング
を行う。図15はネガフィルムの一例で、aの部分はベ
ースフィルムと同様に画像のない部分である。シェーデ
ィングデータサンプリング時には、図15のネガフィル
ムのうちaのベース部分の透過光のみを用いて第5の実
施例と同様な制御を行う。このようにして、ベースフィ
ルムを用いないでさらに迅速な画像処理が可能となっ
た。
【0062】以上説明したように、第5〜第7の実施例
によれば、読み取り対象となるネガフィルムの非画像部
分の色データに基づいて、各フィルム毎に最適な輝度濃
度変換が可能となり、カラーバランスに関して安定な信
号を得ることができる。
【0063】(実施例8)図16はスライドフィルム4
11を、また図17はフィルム支持装置401にスライ
ドフィルム411を挿入したところを各々示す図であ
る。
【0064】スライドフィルム411には、フィルム支
持装置401に装着した時に該フィルム支持装置401
のアパーチャー402よりも内側になる位置に、2つの
検知穴412−1,412−2が配置されている。
【0065】図18および図19は該フィルム支持装置
401をフィルムマガジン403に挿入し、所定の読み
取り位置にセットしたところを示す斜視図および正面図
である。該フィルムマガジン403には従来例で述べた
のと同様にスライドフィルム411が所定の読み取り位
置にセットされているか否かおよびフィルム支持装置4
01が縦差しか横差しかを判定するためのLEDP1
2 ,P3 とフォトセンサーS1 ,S2 ,S3 が設けら
れている。さらにこれに加えて本発明の特徴となるLE
DP4 およびフォトセンサーS4 がフィルム支持装置4
01をフィルムマガジン403に挿入し、所定の読み取
り位置にセットした時に該検知穴412−1,412−
2に対向する位置に配置されている。
【0066】以上のように構成されたフィルム支持装置
401を使用してフィルムスキャナーによってフィルム
の読み取りを行う動作について以下に説明する。
【0067】まずスライドフィルム411が図17に示
すフィルム支持装置401の1コマ目Rのように表(お
もて)向きで装着された場合は、該フィルム支持装置4
01をフィルムマガジン403に横方向y(縦方向t)
からセットした時に該検知穴412−2,(412−
1)がLEDP4 およびフォトセンサーS4 と対向する
位置となるためフォトセンサーS4 はONとなり(図2
0)、スライドフィルム411が表向きに装着されてい
ると判定される。
【0068】次にスライドフィルム411が図17に示
すフィルム支持装置401の2コマ目Яのように裏向き
で装着された場合は該フィルム支持装置401をフィル
ムマガジン403にセットした時に該検知穴412−
1,412−2はLEDP4 およびフォトセンサーS4
と対向する位置からはずれるためフォトセンサーS4
OFFとなり(図21)、該スライドフィルム411が
裏向きに装着されていると判定される。
【0069】以上のようにして該スライドフィルム41
1の表/裏を判定した後、図示しない本体のコピースタ
ートキーを押下すると、表の場合は通常通り正像で出力
され、裏の場合はフィルムスキャナーに接続されたカラ
ー複写機(例えば製品名カラーレーザーコピア500)
の鏡像機能を作動させて読み取った画像を反転して出力
する。従ってスライドフィルム411を表/裏どちらに
装着しても常に正像で出力することができる。
【0070】(実施例9)図22は、本発明の第9の実
施例に係るスライドフィルム421を、また図23はフ
ィルム支持装置401にスライドフィルム421を挿入
したところを示す図である。該スライドフィルム421
には表(おもて)面が白、裏面が黒(図22のハッチン
グ部)の処理が施されている。図24および図25は該
フィルム支持装置401をフィルムマガジン403に挿
入し、所定の読み取り位置にセットしたところを示す斜
視図および正面図である。該フィルムマガジン403は
第8の実施例で述べたのと異なり、LEDP4 およびフ
ォトセンサーS4 が対向する位置ではなく、となり合う
位置に配置されている。以上のように構成されたフィル
ム支持装置401を使用して、フィルムスキャナーによ
ってフィルムの読み取りを行う動作について以下に説明
する。まずスライドフィルム421が図23に示すフィ
ルム支持装置401の1コマ目Rのように表向きで装着
された場合は、該フィルム支持装置401をフィルムマ
ガジン403に横方向y(縦方向t)からセットした時
に、該スライドフィルム421の表面(白色)がLED
4 側となるため、フォトセンサーS4 はONとなり
(図26)、該スライドフィルム421が表向きに装着
されていると判定される。
【0071】次にスライドフィルム421が図23に示
すフィルム支持装置401の2コマ目Яのように裏向き
で装着された場合は、該フィルム支持装置401をフィ
ルムマガジン403にセットした時に、該スライドフィ
ルム421の裏面(黒色)がLEDP4 側となるためフ
ォトセンサーS4 はOFFとなり(図27)、該スライ
ドフィルム421が裏向きに装着されていると判定され
る。
【0072】以上のようにして該スライドフィルム42
1の表/裏を判定した後、図示しないフィルムスキャナ
ー本体のコピースタートキーを押下すると、表の場合は
通常通り正像で出力され、裏の場合は、フィルムスキャ
ナーに接続されたカラー複写機が有する鏡像機能を作動
させて、フィルムスキャナーが読み取った画像を反転し
て出力する。従ってスライドフィルム421を表/裏ど
ちらに装着しても常に正像で出力することができる。
【0073】(実施例10)図28は本発明は第10の
実施例に係るスライドフィルム431を、また図29は
フィルム支持装置401にスライドフィルム431を挿
入したところを示す図である。該スライドフィルム43
1にはフィルム支持装置401に装着した時に、該フィ
ルム支持装置401のアパーチャ402よりも内側にな
る位置に2つの検知部432−1,432−2が配置さ
れている。
【0074】図24および図25は、該フィルム支持装
置401をフィルムマガジン403に挿入し、所定の読
み取り位置にセットしたところを示す斜視図および正面
図である。該フィルムマガジン403は第9の実施例と
同様にLEDP4 およびフォトセンサーS4 が対向する
位置ではなく、となり合う位置に配置されている。
【0075】以上のように構成されたフィルム支持装置
401を使用して、フィルムスキャナーによってフィル
ムの読み取りを行う動作について以下に説明する。
【0076】まずスライドフィルム431が図29に示
すフィルム支持装置401の1コマ目Rのように表向き
で装着された場合は、該フィルム支持装置401をフィ
ルムマガジン403に横方向y(縦方向t)からセット
した時に、該検知部432−2,(432−1)がLE
DP4 側となるため、フォトセンサーS4 はONとなり
(図30)、該スライドフィルム431が表向きに装着
されていると判定される。
【0077】次にスライドフィルム431が図29に示
すフィルム支持装置401の2コマ目Яのように裏向き
で装着された場合は、該フィルム支持装置401をフィ
ルムマガジン403にセットした時に、該スライドフィ
ルム431の検知部432−2(432−1)がLED
4 と反対側になるため、フォトセンサーS4 はOFF
となり(図31)、該スライドフィルム431が裏向き
に装着されていると判定される。
【0078】以上のようにしてスライドフィルム431
の表/裏を判定した後、図示しないフィルムスキャナー
本体のコピースタートキーを押下すると、表の場合は通
常通り正像で出力され、裏の場合はフィルムスキャナー
に接続されたカラー複写機の鏡像機能が作動して読み取
った画像を反転して出力する。従ってスライドフィルム
431を表/裏のどちらに装着しても常に正像で出力す
ることができる。
【0079】以上説明したように第8〜第10の実施例
によれば、例えばスライドフィルムを表/裏のどちら向
きにフィルム支持装置に装着しても、常に出力画像は正
像で出力される。
【0080】従ってユーザーが、誤ってスライドフィル
ムを反対向きに装着したことによるミスコピーを解消で
きる効果がある。また、スライドフィルムの表/裏を確
認しながらフィルム支持装置に装着するという操作の煩
わしさを解消することができる。
【0081】(実施例11)以下に本発明の第11の実
施例を説明する。図36の(a),(b)は本実施例
(プロジェクター)の構成を示す正面および側面図であ
って、このプロジェクターは画像形成装置700の原稿
台ガラス上に載置される。
【0082】501は写真フィルムホルダーであり、ネ
ガ・ポジのフィルムをセットするために使用するもので
ある。502は画像形成装置の画像読み取り位置(原稿
台ガラス)に均一な光量分布で光を集めるレンズの一種
でフレネル板である。503はプロジェクターのハロゲ
ンランプのON,OFF用のスイッチである。
【0083】504はプロジェクターのハロゲンランプ
の光量調整用のボリュウムである。505はプロジェク
ター本体の電源スイッチである。506はAC電源ケー
ブルである。507はプロジェクター投影部分収納ボタ
ンであり、このボタンを押すことによってランプ、フィ
ルムホルダー収納部分を一体化した部分を本体電源スイ
ッチの空きスペースに収納する為のものである。508
はフィルムのピント調整用のローラーである。509は
ピント調整用のチャートのつまみである。
【0084】通常、プロジェクターを使用する際には、
画像形成装置の操作部上にあるプロジェクターキー(図
41の601)を選択することによって、プロジェクタ
ーモードに入り、図41の602で示すディスプレイの
表示に従って各設定項目を順番に設定していく。この過
程でプロジェクターの設置、および、ハロゲンランプの
点灯、光量調整、ピント調整、シェーディング調整とい
った調整を行い、一連の調整が終了した後に画像形成装
置のコピーボタンを押すことによって画像出力を得るこ
とができる。
【0085】図42に示す画像形成装置の構成図から上
述のプロジェクターからの画像の出力までの経路を説明
すると、図42の701の原稿台ガラス上に投影された
プロジェクターのフィルム透過光は図41の603のコ
ピースタートキーを押すことによって、図42の702
の光学スキャナユニットが投影画像をスキャンし、その
スキャン情報を703〜705の反射ミラーを介して光
学的に706のレンズに送られ、707の分光用の位相
格子によってBLUE(B),GREEN(G),RE
D(R)の三色の光に分光され、708のカラー用の3
ラインCCDセンサーの各々のラインセンサーによっ
て、各々BLUE,GREEN,REDの電気信号に変
換される。カラー用の3ラインCCDセンサー708に
よって電気信号に変換された原稿画像情報はイメージデ
ータ処理を施された後、709のレーザー発信機からレ
ーザー光として投射され、710のポリゴンミラー、7
11,712の反射ミラーを介して713の感光体上に
画像として形成される。感光体713上に形成された画
像は717,718の被転写紙積載部から送られた転写
紙に転写され、714の搬送ベルトによって715の定
着機に送られ、定着された後、716の排紙部から排出
される。
【0086】ここで、ハロゲンランプの点灯、光量調
整、ピント調整はどのようなプロジェクターでも同様の
手法で行われるが、シェーディングはプロジェクターラ
ンプの分光特性やフレネル板の光量分布補正レベルによ
って変わってくる。図37,図38に光源(ハロゲンラ
ンプ800)と照射面801(投影面)における光量分
布の図を示す。図37はtカンデラ(cd)のハロゲン
ランプ800と照射面801との最短距離lのポイント
をaとし、aを通り、画像形成装置の副走査方向と平行
なラインをA、B、Cで表すと、aを中心とした同心円
(光量の等しい部分:光源からの距離が等しい部分)と
B、C、および、照射面の枠との交点を各々b、c、
d、eとすれば(a、b、c、d、eは光量を示す)、
A、B、Cのラインで垂直に切断した光量分布は図38
のA、B、Cに対応する。図38は各々の特徴が分かり
やすいように強調して図示している。光量をsとすると
光量は以下の式で表される。
【0087】
【数3】
【0088】この式からも明らかなように光量は光源か
らの距離が遠くなればなるだけどんどん少なくなってい
く。即ち、玉型の光源はaを頂点として末広がりな山形
の光量分布を持っている。しかし、この光量分布ではシ
ェーディング補正を行う際にセンター部と端部での光量
差がかなり存在する為にシェーディング補正が面倒にな
る。そこで、この点光源であるところの玉型光源の出力
光を太陽光のような平行光に近づけ、かつ画像形成装置
の読みとり系の適正位置に光を集光させるべく図39の
802に示すようなフレネル板を用いることが知られて
いる。図39,図40は上述の図37,図38に対応し
てフレネル板を取り付けた場合の光量分布を表す図であ
る。図39の照射面801上の副走査方向と平行な断面
であるA′,B′,C′の光量分布は図40のA′,
B′,C′でそれぞれ示した通りである。図40を見て
解るとおり、各断面での光量分布は均一光になるべく補
正を施されているが、完全に均一な光量分布特性を得る
ことは出来ない。そこで、フレネル板によって補正しき
れない光量分布特性と、CCDリニアイメージセンサー
のビット間のバラツキ、といった画像形成装置からの出
力画像に影響を及ぼす要因を除いてやる必要が出てく
る。プロジェクターを用いる場合のシェーディングデー
タの取得方法としては大きく分けて二通りの方法が知ら
れている。1つはプロジェクターの投影領域内に投影さ
れたベースフィルム(それに準じた物)を副走査方向に
設定したポイント数(回数)だけ光学ミラー台をサンプ
ルポイントに停止させて、サンプル(設定回数分同じポ
イントで同じデータを読み取ってやり平均値をそのポイ
ントの読み取り値とする。)してやり、一つのライン毎
にサンプリングした画素毎のデータを蓄積した後に、最
後に各々の画素毎に平均を取ってプロジェクターの投影
領域内のシェーディングデータとするものである。2つ
目の方法は副走査方向に一定ポイントサンプルしたデー
タを蓄積してやり、各々の画素毎にヒストグラムを作成
し、主走査方向へのデータ補完を行い、プロジェクター
の投影領域内の全領域において、1ライン毎にシェーデ
ィングデータを持つものである。この両方の方法にはそ
れぞれ問題点があり、1つ目の方法では各画素の平均値
をシェーディングの代表値にしているだけなので、正確
な意味での光量分布補正ではなく、あくまでも近似的な
シェーディング補正となり、画像形成装置の出力画像に
光量分布による影響が多少残ることがあった。2つ目の
方法では上述の1つ目の問題点は解消される反面、シェ
ーディング処理の時間が長くなり、かつプログラミング
が煩雑になる等の問題があった。
【0089】そこで、上述した問題点を解決できるシェ
ーディング処理を考案した。図40を見ても解るとお
り、フレネル板を用いて光量分布特性を改善した場合に
も、やはり総体的な光量は均一にはできないために(均
一にするのが困難)光源からの距離の違いによって図4
0のA′,B′,C′の様な光量レベルの差が生じてく
る。即ち、この光量レベルの差を利用して加重平均を取
ってやれば、単調な画素毎の平均よりも実際の光量分布
特性に対してより適切なシェーディングデータを短時間
に得ることができる。一般に加重平均の式は次のように
示すことができる。
【0090】
【数4】
【0091】この式4より最適な係数αn ,・・・,γ
n を設定する必要がある。ここで、αn ,・・・,γn
は加重平均のための係数であり、Xn ,Yn ,Zn は図
43に示すように、同一画素の異なるポイントの読み取
りデータを表している。即ち、図43に示すところの
C′,B′,A′の順にプロジェクター投影領域内の基
準画像が画像形成装置で読み取られる。
【0092】また、図43のl0 ,l1 ,l2 上の画像
は同一画素データとしてCCDリニアイメージセンサー
に読み込まれることを示している。ここで係数αn ,・
・・,γn の割り振りであるが、従来の平均処理法で画
像出力を得る場合には出力画像の端部近傍の画像が画像
センターと比較して光量不足になるためにやや暗目の画
像となっていた。これはシェーディングデータとして平
均値を用いた為であり、原因としては端部のデータをシ
ェーディング補正により引き過ぎたことに起因する。こ
のため、この問題を解決するためには端部画像に重点を
置いたシェーディング補正を行う必要がある。即ち、点
光源であるハロゲンランプを用いているため、主走査方
向に存在する不均一な光量分布の問題は副走査方向にも
存在する。そこで、画像出力を出した際に画像センター
から離れた部分の画像が光量分布の影響を受け易いた
め、その部分(画像出力の端部)にシェーディング補正
の比重を高くするようにすると、加重平均の係数は画像
端部の方が高くなる。以下に加重平均係数の一例を示
す。表1は点光源であるハロゲンランプからの光量を4
段階評価(MAX:1,MIN:4)で示した表であ
る。ここで、明るい部分を1に、暗い部分を4にしてい
るのはシェーディング補正の時の比重を高めるためであ
る。これらの事情により、この光量分布マップの主走査
方向の1画素データの割合を求めて係数を決めれば主・
副走査方向において光量分布を考慮したシェーディング
補正を行う事ができる。
【0093】
【表1】
【0094】表1の太線枠内のデータを図43のl1
の加重平均係数とすれば、係数は次の通りである。
【0095】α1 〜γ1 :0.2,0.15,0.1,
0.1,0.1,0.15,0.2、図43のln 上の
加重平均係数をαn 〜γn とすれば、表1上の該当部分
では全て4のラインであるので、αn 〜γn =1/7、
即ち平均値となる。このように、全画素における加重平
均係数を固定ではなく、各々の画素毎に設定することに
よって光量分布を最適に補正できる。図44に処理のフ
ローを示す。
【0096】まず、S41でスタートし、S42で光学
ミラー台をプロジェクターからの画像の先端に移動し、
S43で一ライン分のデータを読み込み、S44でその
データを一時記憶し、S45でミラー台がプロジェクタ
ーからの画像の後端まで移動したかを判断し、後端まで
移動していなければS46でミラー台を次のサンプルポ
イントまで移動してS43に戻り、S45で後端まで移
動していればS47にすすむ。S47で光学ミラー台を
ホームポジションに移動し、S48で光量分布データを
参照し、S49でそのデータに異常がないかを判断し、
あれば終了し、なければS50で得られたデータから加
重平均係数を参照して1画素毎の加重平均を算出し、S
51で算出したデータをシェーディングRAMに格納す
る。
【0097】(実施例12)図45に示すように、副走
査方向にシェーディングデータをサンプリングする際
に、読みとりポイントA1 ,B1 ,C1 の各々において
前後の数ビット分のデータを読みとり、その平均データ
を基にして、主・副走査方向の加重平均によりシェーデ
ィングデータを求めるとより誤差の少ないデータを得る
ことができる。
【0098】(実施例13)シェーディングデータをサ
ンプリングする際に、プロジェクター投影領域におい
て、図43に示すX0 ,Y0 ,Z0 等のポイントデータ
を光学ミラー台のバック時にも読みとり、同じポイント
のデータを平均した後に加重平均を求めることによって
同様の効果を得ることができる。
【0099】(実施例14)図43のl1 上の加重平均
係数をα1 ,・・・,γ1 とした場合、各々の係数は下
に示すようになる。
【0100】α1 〜γ1 :0.2,0.15,0.1,
0.1,0.1,0.15,0.2、この時、加重平均
係数は副走査方向の係数を示しており、主走査方向の全
画素において係数は一定とする。これにより、主・副走
査方向の係数を全て変えた場合よりも処理時間を短くで
きかつ、ほぼ同等の効果を得る事ができる。
【0101】従来の方法では光量分布の影響を受けない
ような処理にすると処理時間が長くなったり、光量分布
の影響を深く考慮しないで処理を行うと、画像光量によ
る明暗が現れるといったことがあったが、本発明の実施
例11〜14によれば、これら二つの問題の影響を小さ
くし、より短時間に、光量分布補正を行うことができ
る。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば次の
ような効果が得られる。
【0103】(1)複数のフィルム画像を合成すること
により、各フィルムの重複している部分や不要な部分を
削除し、合成画像をフラットにするとともに、つなぎ合
わせ部分の色味および濃度、倍率を自動調整およびマニ
ュアル調整し、複数枚の画像からつなぎ合わせ部分が不
自然でない1枚の画像を形成することができる。
【0104】(2)読み取り対象となるネガフィルムの
非画像部分の色データに基づいて、各フィルム毎に最適
な輝度濃度変換が可能となり、カラーバランスに関して
安定な信号を得ることができる。
【0105】(3)例えばスライドフィルムを表/裏の
どちら向きにフィルム支持装置に装着しても、常に出力
画像は正像で出力される。
【0106】(4)画像処理の際の光量分布補正をより
短時間に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例にかかる画像処理装置の
ブロック図である。
【図2】連続した複数枚のフィルムを1枚の画像にする
処理の態様を示す図である。
【図3】重複部分検知部のブロック図である。
【図4】(A)は2枚のフィルムの重複部分の検知方法
のフローチャートであり、(B)はその2つのフィルム
の座標を示す図である。
【図5】連続した複数枚のフィルムを1枚の画像にする
処理の別の態様を示す図である。
【図6】さらに別の態様を示す図である。
【図7】本発明の第5の実施例を示すブロック図であ
る。
【図8】第5の実施例の画像処理装置の構造を示す図で
ある。
【図9】図7の増幅器203の構成を示すブロック図で
ある。
【図10】増幅器制御デジタル値と出力電圧増幅率の関
係を示す図である。
【図11】シェーディング補正を示す説明図である。
【図12】シェーディング補正回路の構成例を示すブロ
ック図である。
【図13】シェーディングデータサンプリング時のCP
U回路部212による処理手順を示す流れ図である。
【図14】シェーディングデータサンプリング時のLO
G変換テーブルの選択を示す図である。
【図15】第7の実施例に用いるネガフィルムを示す図
である。
【図16】本発明の第8の実施例にかかるスライドフィ
ルムの平面図である。
【図17】同実施例にかかるフィルム支持装置の部分平
面図である。
【図18】同実施例にかかるフィルムマガジンの斜視図
である。
【図19】同実施例にかかるフィルムマガジンの平面図
である。
【図20】同実施例におけるスライドフィルムとLE
D,フォトセンサーの位置関係を示す断面図である。
【図21】図20と同様の断面図である。
【図22】第9の実施例にかかるスライドフィルムの平
面図である。
【図23】同フィルム支持装置の部分平面図である。
【図24】同フィルムマガジンの斜視図である。
【図25】同フィルムマガジンの平面図である。
【図26】同スライドフィルムとLED,フォトセンサ
ーの位置関係を示す断面図である。
【図27】図26と同様の断面図である。
【図28】第10の実施例にかかるスライドフィルムの
平面図である。
【図29】同フィルム支持装置の部分平面図である。
【図30】同スライドフィルムとLED,フォトセンサ
ーの位置関係を示す断面図である。
【図31】図30と同様の断面図である。
【図32】フィルムスキャナー本体の斜視図である。
【図33】従来のフィルム支持装置の斜視図である。
【図34】従来のフィルムマガジンの斜視図である。
【図35】同平面図である。
【図36】(a)はプロジェクターの正面図であり、
(b)は同側面図である。
【図37】光源と照射面における光量分布を示す図であ
る。
【図38】照射面における光量分布を示す図である。
【図39】光源とフレネル板を透過した光の照射面にお
ける光量分布を示す図である。
【図40】図39に基づく照射面における光量分布を示
す図である。
【図41】操作パネルの正面図である。
【図42】画像形成装置の構成図である。
【図43】プロジェクター投影領域とサンプリングポイ
ントを示す図である。
【図44】光量分布補正処理のフローチャートである。
【図45】プロジェクター投影領域とサンプリングポイ
ントの他の例を示す図である。
【符号の説明】
104 光電素子 108 重複部分検知部 109 画像合成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田邊 雄策 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 亀井 正文 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を読み取る読取手段と、該読取手段
    が読み取った互いに連続する複数の画像データを一時保
    持するメモリ手段と、該メモリ手段に保持された画像デ
    ータから隣接する各画像の重複している領域を検知する
    検知手段と、該検知手段の検知結果に基づいて当該重複
    している部分をカットしながら各画像を連続するように
    合成する合成手段とを具えたことを特徴とする画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記合成手段は、各
    画像の重複している部分の上下の不要な部分を削除し、
    合成画像をフラットにすることを特徴とする画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記合成手段は、各
    画像のつなぎ合わせ部分の少なくとも色味、濃度、およ
    び倍率のいずれかを調整することを特徴とする画像処理
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記合成手段は、画
    像の中心付近に縮小処理及び両端部付近に拡大処理を加
    えるかまたは画像の中心付近に拡大処理及び両端部付近
    に縮小処理を加えて、遠近感のある画像を形成すること
    を特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 原稿からの透過光により当該原稿の画像
    を読み取る読取手段と、該読取手段によって読み取られ
    た画像信号を互いに異なった特性に基づいて濃度信号に
    変換する複数の変換手段と、前記読取手段からの画像読
    取りデータに基づいて、前記複数の変換手段のいずれか
    を選択する選択手段とを有することを特徴とする画像処
    理装置。
  6. 【請求項6】 原稿からの透過光により当該原稿の画像
    を読み取る読取手段と、前記原稿を前記読取手段の所定
    の読取位置にセットするための原稿保持手段とを具備
    し、該原稿保持手段は前記原稿に設けた表/裏を判別す
    る手段を検知する検知手段を有することを特徴とする画
    像処理装置。
  7. 【請求項7】 光源と、原稿を透過した前記光源からの
    光の照射位置において当該原稿画像を読み取る読取手段
    と、該読取手段からの読取信号を、前記原稿画像の読取
    位置毎に重み付けした係数に基づいて補正する手段とを
    具えたことを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記原稿と前記照射
    位置との間に前記原稿を透過した光の光量分布を補正す
    る補正板を設けたことを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項7において、前記読取手段は画像
    読み取りの走査速度が可変であることを特徴とする画像
    処理装置。
JP5150565A 1993-06-22 1993-06-22 画像処理装置 Pending JPH0766964A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8186289B2 (en) 2008-02-28 2012-05-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sewing machine and computer-readable medium storing control program executable on sewing machine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8186289B2 (en) 2008-02-28 2012-05-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sewing machine and computer-readable medium storing control program executable on sewing machine
US8522701B2 (en) 2008-02-28 2013-09-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sewing machine and computer-readable medium storing control program executable on sewing machine

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