JPH0767203A - Ats速度照査装置 - Google Patents
Ats速度照査装置Info
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- JPH0767203A JPH0767203A JP5212473A JP21247393A JPH0767203A JP H0767203 A JPH0767203 A JP H0767203A JP 5212473 A JP5212473 A JP 5212473A JP 21247393 A JP21247393 A JP 21247393A JP H0767203 A JPH0767203 A JP H0767203A
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- signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 列車速度計の表示速度と照査速度間の誤差を
なくして、制限速度に接近した状態、または制限速度と
同じ速度で走行できるようにする。 【構成】 信号入力手段11は速度発電機100からの
信号を受けて波形整形し、速度パルス信号にして処理手
段14に入力する。車輪径設定手段12は列車の車輪径
に合わせて設定された数値信号を受けて処理手段14に
入力する。制限速度信号入力手段13は制限速度信号を
受けて処理手段14に入力する。処理手段14はこれら
の信号を受けて速度計算と速度照査を行ない、ブレーキ
信号出力手段15によりブレーキ信号を出力し、速度信
号出力手段16により速度信号を出力することにより、
列車速度計200の表示速度とブレーキ照査速度とを同
一値とし、制限速度に接近した走行を安全に行なうこと
ができる。
なくして、制限速度に接近した状態、または制限速度と
同じ速度で走行できるようにする。 【構成】 信号入力手段11は速度発電機100からの
信号を受けて波形整形し、速度パルス信号にして処理手
段14に入力する。車輪径設定手段12は列車の車輪径
に合わせて設定された数値信号を受けて処理手段14に
入力する。制限速度信号入力手段13は制限速度信号を
受けて処理手段14に入力する。処理手段14はこれら
の信号を受けて速度計算と速度照査を行ない、ブレーキ
信号出力手段15によりブレーキ信号を出力し、速度信
号出力手段16により速度信号を出力することにより、
列車速度計200の表示速度とブレーキ照査速度とを同
一値とし、制限速度に接近した走行を安全に行なうこと
ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、列車の安全な運行を行
なうための自動列車停止装置(ATS)における車上設
備であるATS速度照査装置に関するものである。
なうための自動列車停止装置(ATS)における車上設
備であるATS速度照査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のATS速度照査装置の構成
を示している。図5において、1は列車の車輪軸に取り
付けられた速度発電機であり、補償器2に接続されてい
る。補償器2の出力は列車速度計3およびATS速度照
査装置8に接続されている。ATS速度照査装置8にお
いて、4は速度信号入力手段、5は制限速度信号入力手
段、6は速度照査手段、7はブレーキ信号出力手段であ
る。
を示している。図5において、1は列車の車輪軸に取り
付けられた速度発電機であり、補償器2に接続されてい
る。補償器2の出力は列車速度計3およびATS速度照
査装置8に接続されている。ATS速度照査装置8にお
いて、4は速度信号入力手段、5は制限速度信号入力手
段、6は速度照査手段、7はブレーキ信号出力手段であ
る。
【0003】次に上記従来例の動作について説明する。
図5において、速度発電機1は、速度に比例した周波数
の信号を出力するもので、速度発電機1からの信号は補
償器2に入力され、補償器2において整流、平滑、車輪
径による補正および信号レベル補正を行ない、速度に応
じた電圧信号に調整した後、列車速度計3およびATS
速度照査装置8に入力される。列車速度計3は、補償器
2からの信号を受けて速度表示を行なう。ATS速度照
査装置8は、補償器2からの信号を速度信号入力手段4
で受けて速度に応じた電圧を出力するとともに、制限速
度信号を制限速度信号入力手段5で受けて制限速度信号
入力に対応して速度に応じた電圧信号を発生させ、この
2つの電圧信号を速度照査手段6で比較することにより
速度照査を行ない、ブレーキ信号出力手段7によりブレ
ーキ信号を出力する。
図5において、速度発電機1は、速度に比例した周波数
の信号を出力するもので、速度発電機1からの信号は補
償器2に入力され、補償器2において整流、平滑、車輪
径による補正および信号レベル補正を行ない、速度に応
じた電圧信号に調整した後、列車速度計3およびATS
速度照査装置8に入力される。列車速度計3は、補償器
2からの信号を受けて速度表示を行なう。ATS速度照
査装置8は、補償器2からの信号を速度信号入力手段4
で受けて速度に応じた電圧を出力するとともに、制限速
度信号を制限速度信号入力手段5で受けて制限速度信号
入力に対応して速度に応じた電圧信号を発生させ、この
2つの電圧信号を速度照査手段6で比較することにより
速度照査を行ない、ブレーキ信号出力手段7によりブレ
ーキ信号を出力する。
【0004】このように、上記従来のATS速度照査装
置においては、速度信号入力手段4により補償器2から
の入力に対応して速度に応じた電圧信号を発生させると
ともに、制限速度信号入力手段5により制限速度入力に
対応して速度に応じた電圧信号を発生させ、この2つの
電圧信号を比較して速度照査を行ない、列車速度が制限
速度を超えた時には、ブレーキ信号を出力するように構
成されている。
置においては、速度信号入力手段4により補償器2から
の入力に対応して速度に応じた電圧信号を発生させると
ともに、制限速度信号入力手段5により制限速度入力に
対応して速度に応じた電圧信号を発生させ、この2つの
電圧信号を比較して速度照査を行ない、列車速度が制限
速度を超えた時には、ブレーキ信号を出力するように構
成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、補償器2から出力された速度信号は、A
TS速度照査装置8に入力された後、速度信号入力手段
4により速度照査手段6における処理に適した信号に変
換されるため、補償器2から直接列車速度計3に出力さ
れる速度信号との間には誤差があり、この誤差が加算さ
れて表示速度と照査速度の間に差を生じるため、制限速
度に接近した走行状態において、列車速度計に表示され
ている速度は制限速度以内にも拘らずATS速度照査装
置では列車速度が制限速度を超えたと計測して、ブレー
キ信号を出力してしまうことがある。このため制限速度
に接近した走行が困難であるという問題があった。
来の構成では、補償器2から出力された速度信号は、A
TS速度照査装置8に入力された後、速度信号入力手段
4により速度照査手段6における処理に適した信号に変
換されるため、補償器2から直接列車速度計3に出力さ
れる速度信号との間には誤差があり、この誤差が加算さ
れて表示速度と照査速度の間に差を生じるため、制限速
度に接近した走行状態において、列車速度計に表示され
ている速度は制限速度以内にも拘らずATS速度照査装
置では列車速度が制限速度を超えたと計測して、ブレー
キ信号を出力してしまうことがある。このため制限速度
に接近した走行が困難であるという問題があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、制限速度に接近した状態または制限速度
と同じ速度で走行しても、列車速度計に表示されている
速度が制限速度を超えない限りブレーキ信号の出力を抑
止することのできる優れたATS速度照査装置を提供す
ることを目的とする。
るものであり、制限速度に接近した状態または制限速度
と同じ速度で走行しても、列車速度計に表示されている
速度が制限速度を超えない限りブレーキ信号の出力を抑
止することのできる優れたATS速度照査装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】本発明の他の目的は、ATS速度照査装置
が故障しても列車速度計に速度信号を出力することので
きる優れたATS速度照査装置を提供することである。
が故障しても列車速度計に速度信号を出力することので
きる優れたATS速度照査装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、速度発電機からの信号を受ける信号入力
手段と、車輪径設定手段と、制限速度信号入力手段と、
速度計算および速度照査を行なう処理手段と、ブレーキ
信号出力手段と、列車速度計に速度信号を出力するため
の速度信号出力手段とを備えたものである。
成するために、速度発電機からの信号を受ける信号入力
手段と、車輪径設定手段と、制限速度信号入力手段と、
速度計算および速度照査を行なう処理手段と、ブレーキ
信号出力手段と、列車速度計に速度信号を出力するため
の速度信号出力手段とを備えたものである。
【0009】本発明はまた、車輪径設定手段を1mm単
位で3桁の設定とし、速度信号出力手段を列車速度の計
算結果の小数点以下を切り上げた整数値3桁を出力する
ようにしたものである。
位で3桁の設定とし、速度信号出力手段を列車速度の計
算結果の小数点以下を切り上げた整数値3桁を出力する
ようにしたものである。
【0010】本発明はさらに、上記構成を2重に有した
2重系構成とし、この2重系のいずれかが故障した場合
に正常な系に切り替える切替手段を備えたものである。
2重系構成とし、この2重系のいずれかが故障した場合
に正常な系に切り替える切替手段を備えたものである。
【0011】
【作用】したがって、本発明によれば、列車速度を速度
発電機からの信号を基に計算して列車速度計に速度信号
を出力するとともに、制限速度と列車速度とを照査し、
列車速度が制限速度を超えた時にはブレーキ信号を出力
するようにしたので、制限速度に接近したまたは同じ速
度での走行を行なうことができる。
発電機からの信号を基に計算して列車速度計に速度信号
を出力するとともに、制限速度と列車速度とを照査し、
列車速度が制限速度を超えた時にはブレーキ信号を出力
するようにしたので、制限速度に接近したまたは同じ速
度での走行を行なうことができる。
【0012】本発明はまた、ATS速度照査装置を2重
系構成とすることにより、一方の装置が故障した場合で
も、他方の装置により正しい速度信号およびブレーキ信
号を出力して列車の安全な運行を行なうことができる。
系構成とすることにより、一方の装置が故障した場合で
も、他方の装置により正しい速度信号およびブレーキ信
号を出力して列車の安全な運行を行なうことができる。
【0013】
【実施例】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例の
構成を示すものである。図1において、10はATS速
度照査装置、100は列車の車輪軸に取り付けられて速
度に比例した周波数の信号を出力する速度発電機、20
0は列車速度計である。ATS速度照査装置10におい
て、11は速度発電機100からの信号を受ける信号入
力手段である。12は車輪径設定手段であり、列車の車
輪径に合わせて数値を設定する。13は制限速度信号を
受ける制限速度信号入力手段、14は速度計算と速度照
査を行なう処理手段、15はブレーキ信号を出力するブ
レーキ信号出力手段、16は列車速度計200に速度信
号を出力する速度信号出力手段である。
構成を示すものである。図1において、10はATS速
度照査装置、100は列車の車輪軸に取り付けられて速
度に比例した周波数の信号を出力する速度発電機、20
0は列車速度計である。ATS速度照査装置10におい
て、11は速度発電機100からの信号を受ける信号入
力手段である。12は車輪径設定手段であり、列車の車
輪径に合わせて数値を設定する。13は制限速度信号を
受ける制限速度信号入力手段、14は速度計算と速度照
査を行なう処理手段、15はブレーキ信号を出力するブ
レーキ信号出力手段、16は列車速度計200に速度信
号を出力する速度信号出力手段である。
【0014】次に上記第1の実施例の動作について説明
する。図1において、信号入力手段11は速度発電機1
00からの信号を受けて波形整形し、速度パルス信号に
して処理手段14に入力する。車輪径設定手段12は、
列車の車輪径に合わせて設定された数値信号を受けて処
理手段14に入力する。制限速度信号入力手段13は、
制限速度信号を受けて処理手段14に入力する。処理手
段14は、これらの信号を受けて速度計算と速度照査を
行ない、ブレーキ信号出力手段15によりブレーキ信号
を出力し、速度信号出力手段16により速度信号を列車
速度計200に出力する。
する。図1において、信号入力手段11は速度発電機1
00からの信号を受けて波形整形し、速度パルス信号に
して処理手段14に入力する。車輪径設定手段12は、
列車の車輪径に合わせて設定された数値信号を受けて処
理手段14に入力する。制限速度信号入力手段13は、
制限速度信号を受けて処理手段14に入力する。処理手
段14は、これらの信号を受けて速度計算と速度照査を
行ない、ブレーキ信号出力手段15によりブレーキ信号
を出力し、速度信号出力手段16により速度信号を列車
速度計200に出力する。
【0015】処理手段14は、内部の高速クロック信号
により、信号入力手段11からの速度パルス信号の間隔
時間Tを計算し、車輪径設定手段12からの車輪径Dに
基づき以下のように列車速度Vを計算する。
により、信号入力手段11からの速度パルス信号の間隔
時間Tを計算し、車輪径設定手段12からの車輪径Dに
基づき以下のように列車速度Vを計算する。
【0016】まず速度パルス信号2発間を100KHz
の高速クロック信号でカウントした場合、このカウント
数をNとすると、間隔時間Tは次式で求められる。 T(s)=0.00001×N …(1) 速度パルスは列車の車輪が1回転する間に一定数P個発
生するので、T時間に進んだ距離Lは次式で求められ
る。 L(m)=D(m)×π÷P …(2) 列車速度VはTとLから次式で求められる。 V(m/s)=L(m)÷T(s) …(3) (2)式から列車速度V(km/h)は次式で求められ
る。 V(km/h)=3.6×L(m)÷T(s) …(4)
の高速クロック信号でカウントした場合、このカウント
数をNとすると、間隔時間Tは次式で求められる。 T(s)=0.00001×N …(1) 速度パルスは列車の車輪が1回転する間に一定数P個発
生するので、T時間に進んだ距離Lは次式で求められ
る。 L(m)=D(m)×π÷P …(2) 列車速度VはTとLから次式で求められる。 V(m/s)=L(m)÷T(s) …(3) (2)式から列車速度V(km/h)は次式で求められ
る。 V(km/h)=3.6×L(m)÷T(s) …(4)
【0017】処理手段14は、(4)式で計算した速度
Vの値を速度信号出力手段16に対し出力する。処理手
段14はまた、(4)式で計算した速度Vと制限速度信
号入力手段13からの制限速度信号に対応した速度VS
とを比較しV>VSのとき、ブレーキ信号をブレーキ信
号出力手段15に対し出力する。これらの処理の結果を
受けて、ブレーキ信号出力手段15はブレーキ信号を出
力し、速度信号出力手段16は速度信号を列車速度計2
00に出力する。
Vの値を速度信号出力手段16に対し出力する。処理手
段14はまた、(4)式で計算した速度Vと制限速度信
号入力手段13からの制限速度信号に対応した速度VS
とを比較しV>VSのとき、ブレーキ信号をブレーキ信
号出力手段15に対し出力する。これらの処理の結果を
受けて、ブレーキ信号出力手段15はブレーキ信号を出
力し、速度信号出力手段16は速度信号を列車速度計2
00に出力する。
【0018】このように、上記第1の実施例によれば、
速度発電機100からの信号を受ける信号入力手段11
と、車輪径設定手段12と、制限速度信号入力手段13
と、処理手段14とにより速度計算および速度照査を行
ない、計算した列車速度値をそのまま速度信号出力手段
16に速度信号として出力するとともに、計算した列車
速度と制限速度とを照査し、列車速度が制限速度を超え
た時にはブレーキ信号を出力するようにしているため、
列車速度計に表示されている速度とATS速度照査装置
の速度には計測誤差がなく、間違ってブレーキをかける
ことなく安全に、制限速度に接近した走行を行なうこと
ができるという利点を有する。
速度発電機100からの信号を受ける信号入力手段11
と、車輪径設定手段12と、制限速度信号入力手段13
と、処理手段14とにより速度計算および速度照査を行
ない、計算した列車速度値をそのまま速度信号出力手段
16に速度信号として出力するとともに、計算した列車
速度と制限速度とを照査し、列車速度が制限速度を超え
た時にはブレーキ信号を出力するようにしているため、
列車速度計に表示されている速度とATS速度照査装置
の速度には計測誤差がなく、間違ってブレーキをかける
ことなく安全に、制限速度に接近した走行を行なうこと
ができるという利点を有する。
【0019】(実施例2)図2は本発明の第2の実施例
の構成を示すものである。この第2の実施例は、図1に
示した第1の実施例の構成要素である車輪径設定手段を
1mm単位で3桁とし、速度信号出力手段を整数3桁と
したものである。図2において、20はATS速度照査
装置、100は速度発電機、200は列車速度計であ
る。ATS速度照査装置20において、21は信号入力
手段であり、速度発電機100からの信号を受ける。2
2は3桁の車輪径設定手段であり、列車の車輪径に合わ
せて設定する。23は制限速度信号入力手段、24は速
度計算と速度照査を行なう処理手段、25はブレーキ信
号出力手段、26は3桁の速度信号を列車速度計200
に出力する速度信号出力手段である。
の構成を示すものである。この第2の実施例は、図1に
示した第1の実施例の構成要素である車輪径設定手段を
1mm単位で3桁とし、速度信号出力手段を整数3桁と
したものである。図2において、20はATS速度照査
装置、100は速度発電機、200は列車速度計であ
る。ATS速度照査装置20において、21は信号入力
手段であり、速度発電機100からの信号を受ける。2
2は3桁の車輪径設定手段であり、列車の車輪径に合わ
せて設定する。23は制限速度信号入力手段、24は速
度計算と速度照査を行なう処理手段、25はブレーキ信
号出力手段、26は3桁の速度信号を列車速度計200
に出力する速度信号出力手段である。
【0020】次に上記第2の実施例の動作について説明
する。上記実施例においては、上記第1の実施例の動作
における速度計算精度を上げるために車輪径設定手段2
2を1mm単位で3桁としている。列車の車輪径は通常
860mm程度であり、摩耗するため780mm程度ま
で1mm単位で削り加工して使用するので、速度パルス
信号の間隔時間Tを計算し、車輪径DとTにより列車速
度Vを計算する際の、車輪径Dの設定誤差を少なくして
計算精度を上げる。処理手段24は、内部の高速クロッ
ク信号により、速度パルス信号の間隔時間Tを計算し、
車輪径DとTにより列車速度Vを次のように計算する。
する。上記実施例においては、上記第1の実施例の動作
における速度計算精度を上げるために車輪径設定手段2
2を1mm単位で3桁としている。列車の車輪径は通常
860mm程度であり、摩耗するため780mm程度ま
で1mm単位で削り加工して使用するので、速度パルス
信号の間隔時間Tを計算し、車輪径DとTにより列車速
度Vを計算する際の、車輪径Dの設定誤差を少なくして
計算精度を上げる。処理手段24は、内部の高速クロッ
ク信号により、速度パルス信号の間隔時間Tを計算し、
車輪径DとTにより列車速度Vを次のように計算する。
【0021】計算精度を上げるために速度パルス信号M
発間を100KHzの高速クロック信号でカウントした
場合、このカウント数をNMとすると、間隔時間TMは
次式で求められる。 TM(s)=0.00001×NM …(5) 速度パルスは列車の車輪が1回転する間に一定数P個発
生するので、TM時間に進んだ距離LMは次式で求めら
れる。 LM(m)=(D(m)×π÷P)×M …(6) 列車速度VはTMとLMから次式で求められる。 V(m/s)=LM(m)÷TM(s) …(7) (7)式から列車速度V(km/h)は次式で求められ
る。 V(km/h)=3.6×LM(m)÷TM(s) …(8) 列車速度Vが100(km/h)の時、Mの値を10と
した場合、Dを860mm、Pを90とすると、(5)
式、(6)式、(7)式から、 LM(m)=(0.86×π÷90)×10=0.3002 TM(s)=3.6×0.3002÷100=0.0108 NM=0.0108÷0.00001=1080 したがって、1km/hあたりのカウント数は10.8
となり、カウント数に対する分解能は0.1km/hを
超えるので計算精度は100km/hに対して0.1k
m/h以内となる。
発間を100KHzの高速クロック信号でカウントした
場合、このカウント数をNMとすると、間隔時間TMは
次式で求められる。 TM(s)=0.00001×NM …(5) 速度パルスは列車の車輪が1回転する間に一定数P個発
生するので、TM時間に進んだ距離LMは次式で求めら
れる。 LM(m)=(D(m)×π÷P)×M …(6) 列車速度VはTMとLMから次式で求められる。 V(m/s)=LM(m)÷TM(s) …(7) (7)式から列車速度V(km/h)は次式で求められ
る。 V(km/h)=3.6×LM(m)÷TM(s) …(8) 列車速度Vが100(km/h)の時、Mの値を10と
した場合、Dを860mm、Pを90とすると、(5)
式、(6)式、(7)式から、 LM(m)=(0.86×π÷90)×10=0.3002 TM(s)=3.6×0.3002÷100=0.0108 NM=0.0108÷0.00001=1080 したがって、1km/hあたりのカウント数は10.8
となり、カウント数に対する分解能は0.1km/hを
超えるので計算精度は100km/hに対して0.1k
m/h以内となる。
【0022】処理手段24は、(8)式で計算した列車
速度Vの値を、少数点以下を切り上げて整数1〜3桁と
し、速度信号出力手段26に対し出力する。処理手段2
4はまた、(8)式で計算した列車速度Vの値を、少数
点以下を切り上げてVKとし、制限速度信号入力手段2
3からの制限速度信号に対応した速度VSとを比較しV
K>VSのとき、ブレーキ信号をブレーキ信号出力手段
25に対し出力する。これらの処理の結果を受けて、ブ
レーキ信号出力手段25はブレーキ信号を出力し、速度
信号出力手段26は速度信号を列車速度計200に出力
する。
速度Vの値を、少数点以下を切り上げて整数1〜3桁と
し、速度信号出力手段26に対し出力する。処理手段2
4はまた、(8)式で計算した列車速度Vの値を、少数
点以下を切り上げてVKとし、制限速度信号入力手段2
3からの制限速度信号に対応した速度VSとを比較しV
K>VSのとき、ブレーキ信号をブレーキ信号出力手段
25に対し出力する。これらの処理の結果を受けて、ブ
レーキ信号出力手段25はブレーキ信号を出力し、速度
信号出力手段26は速度信号を列車速度計200に出力
する。
【0023】このように、上記第2の実施例によれば、
速度発電機100からの信号を受ける信号入力手段21
と、3桁の車輪径設定手段22と、制限速度信号入力手
段23と、処理手段24とにより速度計算および速度照
査を行ない、処理手段24は、計算した列車速度値をそ
のまま少数点以下を切り上げて整数1〜3桁とし、速度
信号出力手段26に速度信号として出力するとともに、
制限速度との速度照査を行ない、列車速度が制限速度を
超えた時にはブレーキ信号を出力する。
速度発電機100からの信号を受ける信号入力手段21
と、3桁の車輪径設定手段22と、制限速度信号入力手
段23と、処理手段24とにより速度計算および速度照
査を行ない、処理手段24は、計算した列車速度値をそ
のまま少数点以下を切り上げて整数1〜3桁とし、速度
信号出力手段26に速度信号として出力するとともに、
制限速度との速度照査を行ない、列車速度が制限速度を
超えた時にはブレーキ信号を出力する。
【0024】このように、上記実施例によれば、列車速
度計200の指示値が100km/hの時の列車速度は
99.1km/hから100.0km/hの範囲とな
る。また、列車速度計200に表示されている速度とブ
レーキ照査を行なう速度とは同一の値であり、間違って
ブレーキをかけることなく安全に、制限速度と同一速度
までの制限速度に接近した走行を行なうことができると
いう利点を有する。
度計200の指示値が100km/hの時の列車速度は
99.1km/hから100.0km/hの範囲とな
る。また、列車速度計200に表示されている速度とブ
レーキ照査を行なう速度とは同一の値であり、間違って
ブレーキをかけることなく安全に、制限速度と同一速度
までの制限速度に接近した走行を行なうことができると
いう利点を有する。
【0025】(実施例3)図3は本発明の第3の実施例
の構成を示すものである。この第3の実施例は、図1に
示した第1の実施例で説明したATS速度照査装置10
の構成を2重に有した2重系構成とし、両者の間に切替
手段30を追加したものであり、外部または自己診断装
置からの切替入力により、第1の系または第2の系のい
ずれかの系に切り替えて、列車速度計200に速度信号
を出力するとともにブレーキ信号を出力できるようにし
たものである。
の構成を示すものである。この第3の実施例は、図1に
示した第1の実施例で説明したATS速度照査装置10
の構成を2重に有した2重系構成とし、両者の間に切替
手段30を追加したものであり、外部または自己診断装
置からの切替入力により、第1の系または第2の系のい
ずれかの系に切り替えて、列車速度計200に速度信号
を出力するとともにブレーキ信号を出力できるようにし
たものである。
【0026】次に上記第3の実施例の動作について説明
する。第3の実施例においては、上記第1の実施例の動
作の他に、第1の系および第2の系のそれぞれのブレー
キ信号出力手段15および速度信号出力手段16からの
ブレーキ信号および速度計信号を切替手段30に入力
し、切替手段30は切替入力により第1または第2のい
ずれかの系のブレーキ信号および速度信号を選択して出
力する。
する。第3の実施例においては、上記第1の実施例の動
作の他に、第1の系および第2の系のそれぞれのブレー
キ信号出力手段15および速度信号出力手段16からの
ブレーキ信号および速度計信号を切替手段30に入力
し、切替手段30は切替入力により第1または第2のい
ずれかの系のブレーキ信号および速度信号を選択して出
力する。
【0027】このように、上記第3の実施例によれば、
第1の実施例の制限速度に接近した走行を行なうことが
できるという利点の他に、第1の系のATS速度照査装
置10に異常が発生して、例えば列車速度計200の指
示値が異常な低い値を示した場合、または列車速度計2
00の指示値が制限速度に対して十分余裕があるにも拘
らずブレーキがかかった場合、外部または自己診断装置
からの切替入力により、第1の系から第2の系のATS
速度照査装置10の出力に切り換えて、正常な速度信号
およびブレーキ信号を出力することができるという利点
を有する。なお、本実施例においては、ATS速度照査
装置10を2重系構成とするだけでなく、速度発電機1
00およびまたは列車速度計200をも2重系構成とし
て、システム全体を切替手段30により切り替えるよう
にしてもよい。
第1の実施例の制限速度に接近した走行を行なうことが
できるという利点の他に、第1の系のATS速度照査装
置10に異常が発生して、例えば列車速度計200の指
示値が異常な低い値を示した場合、または列車速度計2
00の指示値が制限速度に対して十分余裕があるにも拘
らずブレーキがかかった場合、外部または自己診断装置
からの切替入力により、第1の系から第2の系のATS
速度照査装置10の出力に切り換えて、正常な速度信号
およびブレーキ信号を出力することができるという利点
を有する。なお、本実施例においては、ATS速度照査
装置10を2重系構成とするだけでなく、速度発電機1
00およびまたは列車速度計200をも2重系構成とし
て、システム全体を切替手段30により切り替えるよう
にしてもよい。
【0028】(実施例4)図4は本発明の第4の実施例
の構成を示すものである。この第4の実施例は、図2に
示した第2の実施例で説明したATS速度照査装置20
の構成を2重に有した2重系構成とし、切替手段40を
追加したものであり、外部または自己診断装置からの切
替入力により、第1の系または第2の系のいずれかの系
に切り替えて、列車速度計200に速度信号を出力する
とともにブレーキ信号を出力できるようにしたものであ
る。
の構成を示すものである。この第4の実施例は、図2に
示した第2の実施例で説明したATS速度照査装置20
の構成を2重に有した2重系構成とし、切替手段40を
追加したものであり、外部または自己診断装置からの切
替入力により、第1の系または第2の系のいずれかの系
に切り替えて、列車速度計200に速度信号を出力する
とともにブレーキ信号を出力できるようにしたものであ
る。
【0029】次に上記第4の実施例の動作について説明
する。第4の実施例においては、上記第2の実施例の動
作の他に、第1の系および第2の系のそれぞれのブレー
キ信号出力手段25および速度信号出力手段26からの
ブレーキ信号および速度計信号を切替手段40に入力
し、切替手段40は切替入力により第1または第2のい
ずれかの系のブレーキ信号および速度信号を選択して出
力する。
する。第4の実施例においては、上記第2の実施例の動
作の他に、第1の系および第2の系のそれぞれのブレー
キ信号出力手段25および速度信号出力手段26からの
ブレーキ信号および速度計信号を切替手段40に入力
し、切替手段40は切替入力により第1または第2のい
ずれかの系のブレーキ信号および速度信号を選択して出
力する。
【0030】このように、上記第4の実施例によれば、
第2の実施例の制限速度と同一速度までの制限速度に接
近した走行を行なうことができるという利点の他に、第
1の系のATS速度照査装置20に異常が発生して、例
えば列車速度発電機200の指示値が異常な低い値を示
した場合、または列車速度計200の指示が制限速度に
対して十分余裕があるにも拘らずブレーキがかかった場
合、外部または自己診断装置からの切替入力により、第
1の系から第2の系のATS速度照査装置20の出力に
切り替えて、正常な速度信号およびブレーキ信号を出力
することができるという利点を有する。なお、本実施例
においても、ATS速度照査装置20を2重系構成とす
るだけでなく、速度発電機100およびまたは列車速度
計200をも2重系構成として、システム全体を切替手
段40により切り替えるようにしてもよい。
第2の実施例の制限速度と同一速度までの制限速度に接
近した走行を行なうことができるという利点の他に、第
1の系のATS速度照査装置20に異常が発生して、例
えば列車速度発電機200の指示値が異常な低い値を示
した場合、または列車速度計200の指示が制限速度に
対して十分余裕があるにも拘らずブレーキがかかった場
合、外部または自己診断装置からの切替入力により、第
1の系から第2の系のATS速度照査装置20の出力に
切り替えて、正常な速度信号およびブレーキ信号を出力
することができるという利点を有する。なお、本実施例
においても、ATS速度照査装置20を2重系構成とす
るだけでなく、速度発電機100およびまたは列車速度
計200をも2重系構成として、システム全体を切替手
段40により切り替えるようにしてもよい。
【0031】本発明は、上記第1の実施例から明らかな
ように、速度発電機からの信号と、車輪径設定信号と、
制限速度信号とに基づいて速度計算および速度照査を行
ない、計算した列車速度値をそのまま列車速度計に速度
信号として出力するとともに、計算した列車速度と制限
速度とを照査し、列車速度が制限速度を超えた時にブレ
ーキ信号を出力するようにしたので、列車速度計に表示
されている速度とATS速度照査装置の速度には計測誤
差がなく、間違ってブレーキをかけることなく安全に、
制限速度に接近した走行を行なうことができるという効
果を有する。
ように、速度発電機からの信号と、車輪径設定信号と、
制限速度信号とに基づいて速度計算および速度照査を行
ない、計算した列車速度値をそのまま列車速度計に速度
信号として出力するとともに、計算した列車速度と制限
速度とを照査し、列車速度が制限速度を超えた時にブレ
ーキ信号を出力するようにしたので、列車速度計に表示
されている速度とATS速度照査装置の速度には計測誤
差がなく、間違ってブレーキをかけることなく安全に、
制限速度に接近した走行を行なうことができるという効
果を有する。
【0032】本発明はまた、上記第2の実施例から明ら
かなように、速度発電機からの信号と、3桁の車輪径設
定信号と、制限速度信号入力に基づいて精度の高い速度
計算および速度照査を行ない、計算した列車速度値を少
数点以下を切り上げて整数1〜3桁とし、列車速度計に
速度信号として出力するとともに、制限速度との速度照
査を行ない、列車速度が制限速度を超えた時にブレーキ
信号を出力することにより、制限速度と同一速度までの
制限速度に接近した走行を行なうことができ、列車運行
効率の向上が図れるという効果を有する。
かなように、速度発電機からの信号と、3桁の車輪径設
定信号と、制限速度信号入力に基づいて精度の高い速度
計算および速度照査を行ない、計算した列車速度値を少
数点以下を切り上げて整数1〜3桁とし、列車速度計に
速度信号として出力するとともに、制限速度との速度照
査を行ない、列車速度が制限速度を超えた時にブレーキ
信号を出力することにより、制限速度と同一速度までの
制限速度に接近した走行を行なうことができ、列車運行
効率の向上が図れるという効果を有する。
【0033】本発明はまた、上記第3および第4の実施
例から明らかなように、第1の系に異常が発生した場
合、切替入力により第2の系に切り替えてブレーキ信号
および速度信号を出力することができるため、現在使用
している装置に故障が発生しても列車の安全な運行が図
れるという効果を有する。
例から明らかなように、第1の系に異常が発生した場
合、切替入力により第2の系に切り替えてブレーキ信号
および速度信号を出力することができるため、現在使用
している装置に故障が発生しても列車の安全な運行が図
れるという効果を有する。
【図1】本発明のATS速度照査装置の第1の実施例の
構成を示すブロック図。
構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック
図。
図。
【図3】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック
図。
図。
【図4】本発明の第4の実施例の構成を示すブロック
図。
図。
【図5】従来のATS速度照査装置の構成を示すブロッ
ク図。
ク図。
11、21 信号入力手段 12、22 車輪径設定手段 13、23 制限速度信号入力手段 14、24 処理手段 15、25 ブレーキ信号出力手段 16、26 速度信号出力手段 30、40 切替手段 100 速度発電機 200 列車速度計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹 後 健 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 速度発電機からの信号を受ける信号入力
手段と、列車の車輪径を設定して出力する車輪径設定手
段と、制限速度信号を受ける制限速度信号入力手段と、
ブレーキ信号を出力するブレーキ信号出力手段と、列車
速度計に速度信号を出力する速度信号出力手段と、前記
信号入力手段、車輪径設定手段および制限速度信号入力
手段からの信号をもとに列車速度を計算して速度信号出
力手段に速度信号を出力するとともに、制限速度と列車
速度とを比較し、列車速度が制限速度を超えた場合にブ
レーキ信号を出力する処理手段とを備えたATS速度照
査装置。 - 【請求項2】 車輪径設定手段は1mm単位で3桁の設
定とし、速度信号出力手段は列車速度の計算結果の小数
点以下を切り上げた整数値3桁を出力することを特徴と
する請求項1記載のATS速度照査装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の構成を2重に有
した2重系構成とし、両者を切替手段により接続して切
替入力により上記2重系のいずれかの系からの速度信号
およびブレーキ信号を出力することを特徴とするATS
速度照査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5212473A JPH0767203A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | Ats速度照査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5212473A JPH0767203A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | Ats速度照査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0767203A true JPH0767203A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=16623232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5212473A Pending JPH0767203A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | Ats速度照査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0767203A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008175617A (ja) * | 2007-01-17 | 2008-07-31 | Mitsubishi Electric Corp | 試験装置 |
-
1993
- 1993-08-27 JP JP5212473A patent/JPH0767203A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008175617A (ja) * | 2007-01-17 | 2008-07-31 | Mitsubishi Electric Corp | 試験装置 |
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