JPH0767236B2 - 配電線保護装置 - Google Patents

配電線保護装置

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JPH0767236B2
JPH0767236B2 JP63323347A JP32334788A JPH0767236B2 JP H0767236 B2 JPH0767236 B2 JP H0767236B2 JP 63323347 A JP63323347 A JP 63323347A JP 32334788 A JP32334788 A JP 32334788A JP H0767236 B2 JPH0767236 B2 JP H0767236B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、配電線保護装置に係り、具体的には地絡事故
や短絡事故等の配電線事故を検出し、その事故点を含む
区間(事故区間)を切離して配電線の事故を除去する配
電線保護装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、配電線の事故発生時に、健全区間と事故区間を速
やかに区分するため、「故障区間自動検出用区分開閉
器」が用いられている(例;昭和63年2月電気学会発行
「電気工学ハンドブツク」1264頁)。これによれば、事
故発生によつて全ての区分開閉器が開放された後、予め
設定された時間間隔で、各区分開閉器を自動的に順次再
投入するようにし、変電所の配電線引出口に設置した保
護継電器により事故が検出されたとき、配電線引出口の
しゃ断器を直ちに開放するとともに、その直前に再投入
された円分開閉器によりどの区間に事故があるかを判別
するようにしたものである。この方式は一般に時限順送
課電方式といわれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
したがつて、従来の時限順送課電方式によれば、配電線
の末端までの課電が完了するのに、(時限順送用機能を
有した開閉器の数)×(順送時間)分の時間が必要とな
る。この結果、末端ほど停電時間が長くなるという問題
がある。また、停電時間を短くしようとすれば、時限順
送機能を有した開閉器の配置個数に限界があり、保護区
間(停電区間)が長大になるという問題がある。
また、上記従来の方法では、最初の事故検出の時と事故
区間検出の時を合わせると、健全区間が2回停電すると
いう問題がある。
本発明の目的は、配電線の事故区間の検出および切離し
のための健全区間の停電区間を極小化することができる
配電線保護装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、順送課電にかかる時間を短
縮して停電時間を短時間化することができる配電線保護
装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明では、第一、第二の配
電線を開閉する開閉器と、第一または第二の配電線の電
力状態を検出する電力検出手段とを備え、第一または第
二の配電線にはこの配電線の電力異常の発生後、配電線
の閉路状態を維持する配電線閉路保持期間が経過した後
に、配電線を開路する遮断装置が接続されることを特徴
とする配電線保護装置において、第一、または第二の配
電線の事故状態を検出する配電線事故状態検出手段と、
この配電線事故状態検出手段からの信号に応じて開閉器
を開路する配電線開路手段と、開閉器の開路後、電力検
出手段からの電力検出信号に応じて配電線閉路保持期間
以内に開閉器を閉路するようにしたものである。
また、他の目的を達成するために本発明では、第一、第
二の配電線を開閉する開閉器と、第一または第二の配電
線の電力状態を検出する電力検出手段とを備え、第一ま
たは第二の配電線にはこの配電線に電力が供給された
後、配電線の開路状態を維持する配電線開路保持期間が
経過した後に、配電線を閉路する遮断装置が接続される
ことを特徴とする配電線保護装置において、第一または
第二の配電線の事故状態を検出する配電線事故状態検出
手段と、この配電線事故状態検出手段からの事故状態検
出に応じて開閉器を開放した後、この開閉器を閉路する
配電線開閉手段と、配電線開閉手段により開閉器が閉路
された後、配電線開路保持期間の間、配電線事故状態検
出手段により事故状態が検出されない場合は開閉器の閉
路状態を維持するようにしたものである。
さらに、他の目的を達成するために本発明では、配電線
を介して他の開閉器と接続され開閉器グループを構成す
ることを特徴とする配電線保護装置において、この配電
線保護装置は順送式開閉器の動作機能と、グループ間接
続点用開閉器の動作機能とを備え、そしてこれらの機能
を任意に選択切替え出来るようにしたものである。
〔作用〕
このように構成されることから、次の作用により本発明
の目的が達成される。
まず、配電線保護装置に配電線事故状態検出手段を設け
て開閉器を開路するようにし、このとき遮断装置は両側
電圧が無電力となつても一定時間(例えば1.5秒程度)
その閉路状態を保持しているので、電力が供給されてい
る配電線に最も近い配電線保護装置が直ち(例えば1秒
以内)に閉路する事により、健全な区間を一度に再充電
可能となる。それにより、回復性の事故であれば復旧操
作が直ちに完了する。
また、配電線保護装置に配電線事故状態検出手段を設け
て開閉器を開路した後、閉路するようにし、このとき遮
断装置は配電線の開路状態を配電線開路保持期間維持す
るので、この配電線開路保持期間に配電線事故状態が検
出されない場合は、開閉器の閉路状態を維持するように
しているので、少なくともこの遮断装置と配電線保護装
置との間の配電区間の充電を確保できるようになる。
さらに、配電線保護装置に順送式開閉器の動作機能と、
グループ間接続点用開閉器の動作機能とを備え、この機
能を任意に選択切替え出来るようにしているので、例え
ば、配電系統のグループ区間の長さを状況に応じて任意
に設定することができるようになり、事故発生時の応答
の均一化が図れるようになる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
第1図に本発明を適用した6.6KV配電線の系統構成を示
す。図示のように変電所のトランス1から6.6KVの電源
バス2を介して配電線3に電力が供給されている。配電
線3の変電所引出点にはしゃ断能力を有する引出口しゃ
断器FCBが設けられている。配電線3には開閉器DM1〜DM
6や適宜分散配置され、これ等の途中に事故検出リレーR
yを有するしゃ断開閉器PCB1,PCB2が配設されこれにより
配電区間L1〜L9等が画成されている。
引出口しゃ断器FCB及びしゃ断開閉器PCB1,PCB2には事故
検出用の変成器FCT,CT1,CT2及び事故検出リレーFRY,R
Y1,RY2がそれぞれ設けられている。これらの変成器とし
ては電流変成器や零相電流変成器、あるいは必要に応じ
て電圧変成器や零相電圧変成器等を設ける。
また、短絡事故検出リレーの動作時間はしゃ断開閉器の
設置点における配電線の線間電圧に比例して可変設定さ
れるようにしてもよい。
開閉器DM1〜DM6には電源変圧器T1〜T6が開閉器の電源側
に設置されており、又しゃ断開閉器PCB1,PCB2にも電源
変圧器T11,T21が設置されている。
開閉器DM1〜DM6は片側に電圧印加後X時限(例えば10
秒)経過したのち、当該開閉器DMを閉路し、電圧が消失
後一定時限(1.5秒程度)の間は閉路を継続すするよう
に保持されている。
ここにDMR1〜DMR6は上述の開閉器DMの開閉制御をつかさ
どる開閉器制御装置である。
同様にしゃ断開閉器制御装置CBR1,CBR2は当該事故検出
リレーRy1,Ry2が不動作時には開閉器制御装置DMRと同様
に電圧の有無に応じてしゃ断開閉器PCBの開閉及び保持
を行なう。また、事故検出リレーRy1,Ry2が動作した時
には、しゃ断開閉器PCBを直ちに開放し、その後片側が
加圧状態(電源側が健全状態)にある時は直ちに(およ
そ1秒)しゃ断開閉器PCBを閉路する。さらに、しゃ断
開閉器PCBを閉路してからY時限(例えば8秒…X時限
より幾分短かい時間)中に事故検出リレーRyが動作しな
い時は、しゃ断開閉器PCBよりも負荷側に事故が無いも
のと考えられることから、再度事故検出リレーRyが動作
してもしゃ断開閉器PCBを開放しないよう鎖錠する(但
し、所定時間後自動的に鎖錠は解除する)。なお、Y時
限中に再び事故検出リレーRyが動作した時は負荷側に事
故ありとして、しゃ断開閉器PCBを開放し、次の再閉路
時限はしゃ断開閉器PCBの無電圧開放遅延時間との協調
をとつた時限とする。また、開放後に両側無電圧時に
は、以後DMRと同様に電圧印加後X時限経過したのちし
ゃ断開閉器PCBを閉路するようになつている。
このように構成される実施例の動作について第2図に示
した各部の動作タイミングチヤートに沿つて説明する。
同図は配電区間L9のF点で事故が発生した場合を例にし
て示したものであり、図象中のL1〜L9に於いて斜線部は
課電状態、空白部は停電状態を示す。
なお、本発明の説明に直接関係のない開閉器DM1,DM2
ついては図示を省略している。
いま、t1時にF点で事故が発生したとすると、事故検出
リレーFRy,Ry1,Ry2は、略同じ事故電流が流れるので、
略同時に動作を開始する。しかし、例えば変電所の引出
口の事故検出リレーFRyに比べて各しゃ断開閉器の事故
検出リレーRy1,Ry2の方が早く動作するように時限設定
しておく事により、t2時点で各しゃ断開閉器PCB1及びPC
B2の事故検出リレーRy1及びRy2が動作し、しゃ断開閉器
PCB1及びPCB2へほぼ同時に開放指令が出力され、開放応
動時間tsだけ遅れてしゃ断開閉器PCB1及びPCB2が時点t3
で開路される。
この時点t3のとき引出口しゃ断器FCBは未だ開放に至っ
ておらず、引出口の事故検出リレーFRyが事故が除去さ
れたことをもって復旧してしまうため、これにより引出
口しゃ断器FCBは最終的に引き外しに至らない。この結
果、事故点を有する区間L9を含むL4〜L9が無電圧とな
る。しかし、引出口しゃ断器FCBが開放されないため区
間L1〜L3は停電しない。本発明において、区間L1〜L3
停電しないことが一つの特徴となっている。
しゃ断開閉器PCB1及びPCB2が事故検出リレーRy1及びy2
の動作により開放した直後、片側に加圧状態となつてい
るしゃ断開閉器PCB1は直ち(Δt1=およそ1秒後)に閉
路操作を制御装置CBR1から行われる。この時開閉器DM3
〜DM6はまだ閉路状態を保持しているが、しゃ断開閉器P
CB2が事故検出リレーRy2動作により開放しているためし
ゃ断開閉器PCB2よりも非電源側の開閉器DM5〜DM6は無電
圧開放遅延時間Δt2(および1.5秒)後に開放される。D
M3,DM4はΔt1<Δt2のためその開路状態は保持したまま
であり、しゃ断開閉器PCB1の投入と同時に区間L4〜L6
課電される。
この状態では、事故区間L9は切離されているため、しゃ
断開閉器PCB1投入後、Y時限(例えば8秒)中に事故検
出リレーRy1が事故検出をせず、試充電成功と判断す
る。そしてこれ以降、適宜の時間事故検出リレーRy1
動作してもしゃ断開閉器PCB1に対するトリツプ信号をロ
ツクする。
しゃ断開閉器PCB2は片側加圧後X時限(例えば10秒)経
過すると閉路される。これにより区間L7が課電され、開
閉器DM5は片側加圧状態となるため、さらにX時限後に
閉路する。これにより、区間L8が課電され、ついで開閉
器DM6がX時限後閉路となり(これを順送課電方式とい
う。)、区間L9が加圧される。
ここでもし、区間L9の事故が消去されていれば、このま
ま、運転に入るが、除去されていない場合は第2図のよ
うに、事故再発生となり事故検出リレーFRy,Ry1,Ry2
共に動作を開始する。しかしこの場合,第1回目の事故
時と同様に事故検出リレーRy1,Ry2の方が事故検出リレ
ーFRyより早く動作するため、前記したと同じ理由によ
って引出口しゃ断器FCBは開放までに至らない。そし
て、事故検出リレーRy1についてみると、これはしゃ断
開閉器PCB1が再閉路後Y時限(<X時限)以上経過した
事から、しゃ断開閉器PCB1には開放指令が与えられない
ように鎖錠されている。このため、しゃ断開閉器PCB2
みへ開放指令が与えられ(時点t8)、しゃ断開閉器PCB
の応動時間(時点ts)後、しゃ断開閉器PCB2は開放する
(時点t9)。このように本発明によれば、区間L1〜L6
再発生事故によつて停電せず、最初にL4〜L6区間のみが
短時間(Δt1≒1秒程度)の停電をするだけで済む。
しゃ断開閉器PCB2は開放した後開閉器DMにおける順送課
電方式の動作を開始し、X時限後しゃ断開閉器PCB2を再
度閉路し、L7区間加圧、X時限後開閉器DM5閉路、L8
間加圧の順序でL8区間まで充電してその動作を完了す
る。なんとなれば、開閉器DM6は閉路後、事故再発生の
ためにY時限以内に無加圧となつたため順送課電方式の
ルールに従つて以後の順送起能は鎖錠されているから、
L8区間の加圧によつては開閉器DM6は閉路動作は行わな
いのである。
第3図のタイムチャートははしゃ断開閉器PCB2が再閉路
してX時限以上経過(開閉器DM5が順送する時間)後、
再開放時にはL7区間しゃ断開閉器PCB2の次区間には事故
要因なしとして次の再々閉路動作をX時限よりも早くか
つ、開閉器が無電圧開放する時間(Δt3≒例えば2秒)
とした場合を示す。
これによればしゃ断開閉器PCB2以後の開閉器DM5,DM6
Δt2(<Δt3)で一旦開放されるため、しゃ断開閉器PC
B2を高速再閉路動作しても以後の開閉器DMによる順送課
電方式の動作タイムチャートは同時に行われる事を示
し、それ丈、区間L7,L8の復電が早くなる事を示してい
る。
第4図は再々閉路動作時に於けるX時限短縮を開閉器DM
にも適用した場合を示し、時点t10′でしゃ断開閉器PCB
2が閉路した後開閉器DM5はΔt4(例えば1秒)、この場
合にはしゃ断開閉器PCB2のΔt3>Δt2であり開閉器DM6
は開放状態であるので即閉路している。このようにすれ
ば、第2図では区間L8が復電するのに時点t9から20秒
(X=10秒とするとき)かかるのが、第3図の方式では
12秒、更に第4図の方式では3秒と大巾に短縮される事
となり、実用上の効果が極めて大きい事を示す。
第5図は区間L9の事故が回復性でしゃ断開閉器PCB1の開
放で再発生しない場合のタイムチャートを示す。従来こ
のような場合変電所の引出口しゃ断器FCBにより開放,
再閉路の後全区間をX時限慢に順次課電するためL9区間
が課電完了するのに80秒+FCB再閉路時間を要していた
が、本方式によればわずか31秒で済む事となる。(X=
10秒とした時。)第6図はしゃ断開閉器PCB1としゃ断開
閉器PCB2の間にある区間L6に永久事故が発生した場合の
タイムチャートでしゃ断開閉器PCB1の再々閉路時間は第
3図の場合と同様にΔt3に短縮した場合を示している。
第7図は第6図と同様な事故時、第4図と同様に開閉器
DMも再々閉路時間を短縮した場合を示している。第8図
は、区間L6の事故が回復性で瞬時除去された場合のタイ
ムチャートで開閉器DM3〜開閉器DM6は開放される事なく
従つて、L4〜L9の区間はいずれも1秒の停電で済む事と
なる。
本発明は従来から広く実施されている順送課電方式に関
するもので、既設の順送方式による開閉器DM設備をその
まま活用し、途中に事故検出設備(事故検出リレーRy+
しゃ断開閉器制御装置CBR)を有するしゃ断開閉器PCBを
設ける事で停電時間とその範囲を極力少なくしようとす
るものである。従つて、しゃ断開閉器PCBの制御方式に
関する内容は新設時に配慮すれば良く、例えば第2図,
第3図,第5図,第6図、及び第8図は既設開閉器DMを
そのままとしてしゃ断開閉器PCBを新しく追加挿入する
丈で実施出来る方法である。
第4図、及び第7図の開閉器DMの再々閉路時にX時限を
短縮する方法は開閉器制御装置DMR(開閉器DMの制御
部)を改善する必要がある。もちろん、既設の開閉器及
び開閉器群を本発明にそつて改修してもも実施出来る事
明白である。
又従来の開閉器DM方式では、その数が多くなると事故区
間を切離す迄に長時間のくり返し制御を必要とする事か
ら開閉器DM数には限界があつたが、本発明は上述したよ
うに開閉器DM群を幾つかのグループに分け、その等のグ
ループ接続点にしゃ断開閉器PCBを設けるものであるか
ら、全体として事故区間判別のための制御は従来方式よ
り大巾に短縮される事となる。
本発明の実施例について第1図の系統で説明したが上記
説明から明らかなように散在する開閉器DMの中に任意に
しゃ断開閉器PCBを挿入し電源端から直列に2ケ以内の
しゃ断開閉器PCBが挿入されるように配設すればよい事
である。
第9図は1フィーダの枝分れした点にしゃ断開閉器PCB
を設置した場合を示す適用例でFCBから非電源端へは2
個のしゃ断開閉器PCBが直列となつておりいずれの事故
区間においても第1図の場合と同様な動作が期待され
る。又しゃ断開閉器PCBは2個以上直列に設置していて
もこれを他の開閉器DMと同様な動作とする事の出来るも
のであれば任意に切替えすれば(直列に2個となるよう
に)良い事明白である。特に、配電線は負荷融通等のた
め延長配管等あるのでこれによる効果は大きい。
次に上記実施例においてしゃ断開閉器PCBは短絡電流を
しゃ断するしゃ断器でなくても、地絡事故のみを対象と
する場合は、所期の動作責務を有する開閉器であつても
よい。以下地絡事故のみを対象とする場合と、短絡をも
対象とするしゃ断器方式の場合についてしゃ断開閉器PC
Bとしゃ断開閉器制御装置CBR,事故検出リレーRy等の各
しゃ断開閉器部分について詳細に述べる。記実施例を地
絡事故の保護リレー装置に適用した場合の具体的な装置
の構成について以下説明する。
第10図は、本発明を適用した一実施例の柱上しゃ断開閉
器回りの全体構成を示す。図においてしゃ断開閉器PCB
は柱上しゃ断開閉器で閉路用コイルCCを励磁すると、主
接点11(11a,11b,11c)がばね12に逆らつて閉路し、フ
ツク13にストツパ14が引掛つて閉路状態を保持するよう
になつている。一方、開放用コイルTCを励磁するとスト
ツパ14が外れて主接点11はばね12に引き戻されて開放状
態となる。
接点15は主接点と開閉を共にする補助接点である。Trは
制御用電源変圧器で、しゃ断開閉器しゃ断開閉器PCBの
A側配電線A1,A3に接続され6.6KVの配電電位から例えば
100Vの制御用電源を得ている。RECは整流装置で制御装
置CONT及び閉路用コイルCC、開放用コイルTCの制御電源
を供給する。配電線と大地間に挿入された電圧変成器PD
は配電系統の零相電圧Voをコンデンサー分圧により得て
いる。
ZCTは配電線に流れる零相電流Ioを取出す零相変流器で
ある。電圧変成器PDと零相変圧器ZCTの出力VoとIoは制
御装置CONTに導かれ、ここにおいて地絡事故の有無判定
に用いられる。CX,TXはしゃ断開閉器PCBの閉路および開
放指令出力用補助リレーで、各々の接点CX−1,TX−aに
よつてしゃ断開閉器は開閉制御される。
第11図に制御装置CONTの機能ブロツク図を示す。第11図
において、Vo,Ioを入力とする地絡方向リレーDGは配電
線に発生した地絡事故がZCTよりも反電源端側のとき動
作し、電源端側のときは動作しないような方向性をもつ
た地絡事故検出リレーである。協調用タイマTLはDGが動
作してから整定時間Tの後動作信号を出す。
LOC及び1NH1は開閉器が過大電流をしゃ断する能力がな
く、或る大きさ以上の事故電流時には変電所出口のFCB
にそのしゃ断をゆだねるときに必要な部分で、第10図で
は図示していないがしゃ断開閉器PCB部に取付け、これ
に流れる電流を変成する変流器をセンサーとしたIを入
力してLOCが電流の大きさが一定値以上のとき出力信号
を出して、1NH1でDGリレーからの動作信号をロツクする
ようになつている。この場合には、変電所のFCBの動作
に委ねることとする。
当該しゃ断開閉器PCBが開放すべきか否かの判断はGEQ部
からのロツク信号LOCKがない事を条件に1NHzを介してし
ゃ断開閉器PCB開放用のTXリレーに開放指令TXを出力す
る。これによりしゃ断開閉器PCBが開放すると補助接点1
5が開路する。
また、第10図の実施例では、A側にのみPD,ZCT、および
PTを設けたものについて示したが、これはB側でも、双
方でもよい。また、地絡検出リレーとして方向特性を有
するDGリレーとしたが樹枝状の配電線においては単なる
I1の大きさで動作するOCGリレー(地絡過電流リレー)
でもよい。また、しゃ断開閉器PCBから見た電源端側
が、A側,B側のいずれにもなる場合(即ち、事故点以遠
の区間に対する隣接電源からの送電の場合等)には地絡
方向リレーをそれぞれの方向用に設けておけば、よい。
したがつて、本発明の適用はしゃ断容量の大きな開閉器
においては、地絡事故から短絡事故への進展事故に対し
てもそのまま適用でき、かつ、停電時間を大幅に短縮で
きる。
以上の実施例では、地絡事故についてのみ説明したが、
短絡事故に対してもそのまま適用することが可能であ
る。次に短絡電流をもしや断出来るしゃ断器をしゃ断開
閉器PCBに適用した場合について以下説明する。
第12図は本実施例が適用された柱上しゃ断器回りの全体
構成を示す図である。第10図は実施例と略同一の構成を
有しており、異なる点は短絡事故検出が併設されている
ことにあり、線電流検出用の変成器CTが設置されてい
る。また、制御装置CONT′は第10図のものとは異なる構
成であり、第13図にその詳細ブロツク図を示す。
第13図に示すように、変成器CTで検出された線電流Iは
過電流リレーOCに入力されている。この過電流リレーOC
は線電流が予め設定されている電流値よりも大きな値と
なつたとき、動作信号を出力するようになつている。TL
Rは電圧Vの大きさに応じてその時限が変化する可変タ
イマーで、過電流リレーよりの動作信号が入力したと
き、電圧Vが零ボルトの時は瞬時に、電圧Vが大きな時
はそれに比例した出力信号の遅延時間をもたせてある。
又、過電流リレーOCと可変タイマーTLRからなる事故検
出リレーは全体として次の動作時性を有するリレーであ
つてもよい。
即ち、線電流と電圧Vを入力として、そのインピーダン
が設定値を越えた時、その大きさによつて動作信号の出
力時限を可変とするインピーダンスリレーであつてもよ
い。
これは配電線が末端に行くに従つて細線化している事に
着目したもので、変電所から遠くなる末端部にて短絡事
故が発生すると、事故点での電圧はほぼ0ボルトに低下
するが、変電所に近づくに従つて電圧が大きくなる。し
かし事故電流の大きさは同一であるため各しゃ断開閉器
PCB設置点のリレー動作時間を残留電圧に比例して変化
させれば事故点に近いリレー程早く動作する事となる。
上記インピーダンスリレーZRyはリレー設置点から事故
点迄のインピーダンスに比例して動作時間を可変しよう
とするものである。
上記インピーダンスリレーZRyの動作信号は地絡方向リ
レーDGの動作信号との論理和をとるORゲートを介して直
ちに開放指令を出力するようになつている。1NHは当該P
CBが開放すべきか否かの判断をSEQ部で行ない、ロツク
信号LOCKがない事を条件に開放指令TXを出力する。
以上の説明では電源側から直列に2個以内のしゃ断開閉
器PCBを設けるとしたが、これを3個以上としても次の
ような配慮をすれば良い。即ち非電源端から電源端へ近
くなるに従つて事故検出リレー動作時間を段々早くして
おけば先ず事故点に最も近いしゃ断開閉器PCBが開放す
るが追いかけて事故点に2番目に近いしゃ断開閉器PCB
も開放する場合としない場合が考えられる。
もし、追いかけて2台のしゃ断開閉器PCBが直列に開放
しても本発明によれば、第1図の系統図で説明した第2
図〜第8図と同じ動作をする事となり、3個以上直列配
置しても良い事明白である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば既存の時限順送課電
方式による開閉器DMはそのままとして途中に保護リレー
要素をもつたしゃ断開閉器を設置する事により事故発生
時における当該区間から電源側区間の停電を極小化出来
る他、回復性の瞬時事故時に全系統にわたつて極めて短
時間の停電のみで済む効果を有する。
更に、他の大きな特長はパイロツトワイヤー等の通信手
段を一切設ける事なく効果を発揮出来る点である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用されてなる一実施例の配電線装置
の全体構成図、第2図〜第8図は本発明の動作を示すタ
イムチヤート、第9図は本発明が適用される他の実施系
統図を示す。第10図〜第13図は具体的な制御装置の構成
を示す。 L1〜L9……配電区間、FCB……引出口しや断器、PCB1,PC
B2……しゃ断開閉器、CBR……しゃ断開閉器用制御装
置、Ry1,Ry2……事故検出リレー。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一、第二の配電線を開閉する開閉器と、
    該第一または第二の配電線の電力状態を検出する電力検
    出手段とを備え、前記第一または第二の配電線には該配
    電線の電力異常の発生後、該配電線の閉路状態を維持す
    る配電線閉路保持期間が経過した後に、該配電線を開路
    する遮断装置が接続されることを特徴とする配電線保護
    装置において、前記第一、または第二の配電線の事故状
    態を検出する配電線事故状態検出手段と、該配電線事故
    状態検出手段からの事故信号に応じて前記開閉器を開路
    する配電線回路手段と、前記開閉器の開路後、前記電力
    検出手段からの電力検出信号に応じて前記配電線閉路保
    持期間以内に前記開閉器を閉路することを特徴とする配
    電線保護装置。
  2. 【請求項2】請求項第1項の配電線保護装置において、
    前記第一または第二の配電線には該配電線に電力が供給
    された後、該配電線の開路状態を維持する配電線開路保
    持期間が経過した後に、該配電線を閉路する遮断装置が
    接続され、前記開閉器の閉鎖後、前記配電線開路保持期
    間中に、前記配電線事故状態検出手段により事故状態が
    検出されない場合は前記開閉器の閉路状態を維持するこ
    とを特徴とする配電線保護装置。
  3. 【請求項3】請求項第2項の配電線保護装置において、
    前記配電線開路保持期間中に前記配電線事故状態検出手
    段により事故状態の検出があった場合、前記配電線閉路
    保持期間の経過後に前記開閉器を閉路することを特徴と
    する配電線保護装置。
  4. 【請求項4】請求項第2項の配電線保護装置において、
    前記配電線開路保持期間経過後に前記配電線事故状態検
    出手段により事故状態が検出された場合でも、前記閉路
    状態を維持することを特徴とする配電線保護装置。
  5. 【請求項5】請求項第1項の配電線保護装置において、
    特定の期間経過後、前記第一または第二の配電線に電力
    が供給されない場合に前記開閉器を閉路することを特徴
    とする配電線保護装置。
  6. 【請求項6】第一、第二の配電線を開閉する開閉器と、
    該第一または第二の配電線の電力状態を検出する電力検
    出手段とを備え、前記第一または第二の配電線には該配
    電線に電力が供給された後、該配電線の開路状態を維持
    する配電線開路保持期間が経過した後に、該配電線を閉
    路する遮断装置が接続されることを特徴とする配電線保
    護装置において、前記第一または第二の配電線の事故状
    態を検出する配電線事故状態検出手段と、該配電線事故
    状態検出手段からの事故状態検出に応じて前記開閉器を
    開放した後、該開閉器を閉路する配電線開閉手段と、該
    配電線開閉手段により前記開閉器が閉路された後、前記
    配電線開路保持期間の間、前記配電線事故状態検出手段
    により事故状態が検出されない場合は前記開閉器の閉路
    状態を維持することを特徴とする配電線保護装置。
  7. 【請求項7】配電線を介して他の開閉器と接続され開閉
    器グループを構成することを特徴とする配電線保護装置
    において、該配電線保護装置は順送式開閉器の動作機能
    と、グループ間接続点用開閉器の動作機能とを備え該機
    能を任意に選択切替え出来ることを特徴とする配電線保
    護装置。
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