JPH0767357B2 - 育苗用合成樹脂マツト内への自動浸水装置 - Google Patents

育苗用合成樹脂マツト内への自動浸水装置

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JPH0767357B2
JPH0767357B2 JP5187201A JP18720193A JPH0767357B2 JP H0767357 B2 JPH0767357 B2 JP H0767357B2 JP 5187201 A JP5187201 A JP 5187201A JP 18720193 A JP18720193 A JP 18720193A JP H0767357 B2 JPH0767357 B2 JP H0767357B2
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俊雄 北村
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株式会社キタムラ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水耕栽培に使用する合
成樹脂マツト内に自動的に所定量の水を浸入させる育苗
用合成樹脂マツト内への自動浸水装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】水耕栽培の播種は、合成樹脂マツト(以
下これを単にマツトと言う。)を利用してそのマツト上
に行う。
【0003】また、発芽揃いをさせるには、マツト内へ
の浸水において、マツト内の空気抜きを完全に行つてマ
ツト全体内に十分浸水させる必要がある。
【0004】そこで、従来、この種の育苗用のマツト内
に浸水させるには、
【0005】(1) 作業者がマツトの3〜5枚位いを
水槽内に入れ、上方より箱のようなもので均等に押えて
マツト内の空気抜きを行つた後、その押えを除いてマツ
ト内に浸水させる。
【0006】(2) または、水槽の入口に1対の圧縮
ロールを水槽側へ傾斜させて設け、その1対の圧縮ロー
ルによりマツトを圧縮し該マツト内の空気抜きを行つて
直ちに水槽内に送り込み、水槽内においてマツト内に浸
水させる。
【0007】その後は、上記の前者、後者の何れにおい
ても、水槽内に順次穴なし育苗箱を入れ、水槽内におい
て育苗箱をマツトの下側へ持つていつて該育苗箱内に1
枚のマツトを入れ、マツトを育苗箱によりすくい上げる
形でマツト入り育苗箱を持上げて水槽内より取出してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の育苗用のマ
ツト内に浸水させる手段は、
【0009】(1) 作業者がマツトを1枚づつ水槽内
で操作し育苗箱内に入れて取出すため、人手が必要であ
る上に、手間が掛り非能率的で、大規模経営には向いて
いない。
【0010】(2) 作業が重労働で、長時間作業に作
業者の疲労は大である。
【0011】(3) マツト入り育苗箱を水槽内より取
出すときに水が育苗箱について出されるから、その水が
こぼれ落ち作業場が水だらけになつて汚れる。
【0012】(4) マツトの表面には水が無いよう
に、1枚づつマツト上を手で撫でてマツト内の水分量を
手により調整しているため、手間が掛る点である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送コンベヤ
によつて間欠的に移送する育苗箱内に入れた合成樹脂マ
ツトを、底板が金網より成る給水箱により圧縮すると同
時に、その給水箱内に所定量の給水を行い、その後、給
水箱をマツトより離隔させ該給水箱内の水がマツト内に
浸入してマツト内に所定に浸水させ、マツト内の空気抜
きおよび該マツト内への所定量の浸水を自動的に迅速適
確に行い、人手と時間を節減して作業能率を向上する育
苗用合成樹脂マツト内への自動浸水装置を提供すること
を目的とする。
【0014】すなわち、多数の切目(1)を入れてある
合成樹脂マツト(2)を入れた育苗箱(3)を間欠的に
移送する搬送コンベヤ(a)の上方には、底板が金網
(4)より成り駆動機構(5)により間欠的に上下して
育苗箱(3)内にほぼ一杯で出入する給水箱(6)を設
け、該給水箱(6)の給水口(7)に定量給水ゲージ
(8)を設けた給水ホース(9)を連結し、搬送コンベ
ヤ(a),駆動機構(5),定量給水ゲージ(8)の間
には、搬送コンベヤ(a)が停止したとき、給水箱
(6)が下降して該給水箱(6)によりマツト(2)を
圧縮すると同時に、その給水箱(6)内に所定量の給水
を行い、その後、給水箱(6)が上昇する自動制御の電
気回路を設けて育苗用合成樹脂マツト内への自動浸水装
置を構成し、育苗用合成樹脂マツト内の空気抜きおよび
該マツト内への所定量の浸水を自動的に迅速適確に行
い、人手と時間を節減して作業能率を向上する目的を、
育苗箱内のマツトを底板が金網より成る給水箱の下降に
より圧縮すると同時に、その給水箱内に所定量の給水を
行い、その後、給水箱を上昇させることにより実現し
た。
【0015】
【実施例】図面は、本発明の一実施態様を示し、その構
成を図面について説明すれば、(a)はローラコンベヤ
の搬送コンベヤ,(10)は搬送コンベヤ(a)の間欠
駆動モータで、該モータ(10)の回転軸(11)と
搬送コンベヤ(a)の駆動軸(12)をチエン伝動機構
(13)により連結して搬送コンベヤ(a)を間欠的に
駆動する。
【0016】(2)はスポンジ体の育苗用合成樹脂マツ
トで、上下部に互いに対応させて十字形の多数の切目
(1)を入れ、その切目(1)の間の中央部に上下に通
つたまんじ形切目(14)を形成する。(3)は穴なし
の育苗箱で、該育苗箱(3)内にマツト(2)を入れ
る。
【0017】(b)は搬送コンベヤ(a)の後部の上方
に設置した育苗箱自動供給装置で、マツト(2)を入れ
た多数の育苗箱(3)を重積しておき、搬送コンベヤ
(a)が停止する毎に、下端のマツト(2)入り育苗箱
(3)が搬送コンベヤ(a)上に落下供給されるように
構成する。
【0018】(c)は育苗箱自動供給装置(b)の前方
において搬送コンベヤ(a)の上方に設置したマツト自
動浸水装置を示し、(15)はその台枠、(5)は台枠
(15)の上片中央部に設けた給水箱駆動機構を示し、
(16)は台枠(15)の上片下面の中央部に固定した
両側の軸受で、該軸受(16)にカム(17)の軸杆
(18)を嵌着する。(19)は台枠(15)の中央部
上に搭載した間欠駆動モータで、そのモータ(19)の
回転軸(20)と軸杆(18)をチエン伝動機構(2
1)により連結する。
【0019】(6)は育苗箱(3)内にほぼ一杯で出入
する給水箱で、底板を打抜き金網(4)により作製し、
該給水箱(6)の四隅部上に立設した案内杆(22)を
台枠(15)の上片の通孔に上下動自在に挿通してその
案内杆(22)の上端頭部(23)と台枠(15)の上
片との間には案内杆(22)に嵌合したスプリング(2
4)を介装し、該スプリング(24)の弾力により給水
箱(6)を吊上げてカム(17)に接触保持する。
【0020】(7)は給水箱(6)の上板中間部に設け
た給水口で、その給水口(7)に一端を連結した給水ホ
ース(9)の中間部に定量給水ゲージ(8)を設けて給
水ホース(9)の他端は、図示してないが給水器に連結
する。(25)は給水箱(6)に取付けたドツグ、(2
6)はドツグ(25)に対応して台枠(15)に設けた
センサ、(27)はマツト自動浸水装置(c)の下方に
附設した排水樋、(28)は給水箱(6)内に供給され
た所定量の水である。
【0021】(d)はマツト自動浸水装置(c)の前方
において搬送コンベヤ(a)の上方に設置した自動制御
の水耕用播種機を示し、(29)はその操作盤、(3
0)は種子ホツパである。
【0022】(e)は水耕用播種機(d)の前方におい
て搬送コンベヤ(a)の上方に設置した灌水装置であ
る。
【0023】そして、図示してないが、搬送コンベヤ
(a)の間欠駆動モータ(10),育苗箱自動供給装置
(b),マツト自動浸水装置(c)の定量給水ゲージ
(8),間欠駆動モータ(19)およびセンサ(2
6),水耕用播種機(d)の操作盤(29),灌水装置
(e)の間に自動制御の電気回路を設ける。
【0024】その作用を説明する。育苗箱自動供給装置
(b)に多数のマツト(2)入り育苗箱(3)を重積し
て供給し、播種機(d)のホツパ(30)内に種子を投
入して機械の運転を開始すれば、モータ(10)の回転
軸(11)より伝動機構(13)および駆動軸(12)
を経て搬送コンベヤ(a)が間欠的に回転し、図1に示
すように順次、その搬送コンベヤ(a)上の育苗箱自動
供給装置(b)に位置するマツト(2)入り育苗箱
(3)がマツト自動浸水装置(c)に、マツト自動浸水
装置(c)に位置するマツト(2)入り育苗箱(3)が
水耕用播種機(d)に、水耕用播種機(d)に位置する
マツト(2)入り育苗箱(3)が搬送コンベヤ(a)の
前部上に至つたときに、一定時間例えば20秒の間、モ
ータ(10)の回転が止つて搬送コンベヤ(a)の回転
は停止する。
【0025】その搬送コンベヤ(a)の回転が停止する
毎に、
【0026】育苗箱自動供給装置(b)において、下端
のマツト(2)入り育苗箱(3)が搬送コンベヤ(a)
上に落下供給される。
【0027】マツト自動浸水装置(c)において、図6
に示すように給水箱(6)が上昇した状態より、モータ
(19)が回転を開始し、その回転軸(20)より伝動
機構(21),軸杆(18)を介しカム(17)が矢印
方向に回転して該カム(17)により給水箱(6)を下
圧するから、給水箱(6)はスプリング(24)の弾力
に抗しその案内杆(22)が台枠(15)に摺動して平
行に下降し、図7に示すように給水箱(6)によりマツ
ト(2)を弾力に抗し圧縮してマツト(2)内の空気抜
きをなす。
【0028】それと同時に、定量給水ゲージ(8)が作
動してホース(9)より給水箱(6)内に、図7に示す
ように所定量例えば5リツトルの水(28)が供給され
る。
【0029】その後、カム(17)が図7に示すように
4分の1回転した後は、カム(17)の回転に伴つてス
プリング(24)の弾力により順次案内杆(22)付給
水箱(6)が上昇すると共に、マツト(2)は弾力によ
つて膨張し、給水箱(6)内の水(28)が金網(4)
の網目を通つてマツト(2)内に浸入する。
【0030】そして、図8に示すようにカム(17)が
2分の1回転したときには、給水箱(6)が育苗箱
(3)の上方に離隔し、マツト(2)は弾力により復元
すると共に、そのマツト(2)内に給水箱(6)内の水
(28)が浸入して該マツト(2)内に所定量の浸水が
なされる。
【0031】それと同時に、図2に示すように給水箱
(6)のドツグ(25)がセンサ(26)に対応し、該
センサ(26)によつてモータ(19)およびこれに連
結したカム(17)の回転は停止して給水箱(6)は図
8に示す上昇位置に保持される。
【0032】水耕用播種機(d)において、ホツパ(3
0)内の種子が育苗箱(3)内のマツト(2)上の全面
にわたつて均等に播下される。
【0033】灌水装置(e)において、マツト(2)入
り育苗箱(3)上に灌水される。
【0034】従つて、搬送コンベヤ(a)の間欠回転に
より順次、搬送コンべヤ(a)上へのマツト(2)入り
育苗箱(3)の供給,そのマツト(2)入り育苗箱
(3)の移送,マツト(2)内の空気抜きと所定量の浸
水,浸水したマツト(2)上への播種,播種したマツト
(2)上への灌水が自動的に一貫作業でなされる。
【0035】なお、給水箱駆動機構(5)に、上記モー
タ(19),カム(17),スプリング(24)による
カム式に代え、油圧シリンダ等を使用して給水箱(6)
を上下するようにしてもよい。
【0036】搬送コンベヤ(a)に、上記ローラコンベ
ヤに代え、チエンコンベヤ,ベルトコンベヤ等を使用し
ても、上記と同様に作用する。
【0037】
【発明の効果】本発明の育苗用合成樹脂マツト内への自
動浸水装置は、下記のような利点がある。
【0038】(1) 底板が金網より成る給水箱を下降
させて該給水箱により育苗箱内の合成樹脂マツトを全体
にわたり圧縮して該マツト内の空気抜きを行うと共に、
その給水箱内に所定量の給水を行い、その後、該給水箱
を上昇してその給水箱内の水をマツト内に浸入させる。
従つて、
【0039】(イ) 育苗箱内のマツト内への浸水が自
動的に行われ、人手を節減して作業能率を向上する。
【0040】(ロ) 育苗箱内のマツト内の空気抜きお
よび該マツト内への浸水を全体にわたつて適確均等に行
うことができる。
【0041】(ハ) 育苗箱内のマツト内に所定量の浸
水をなし得る。
【0042】(ニ) 水が周囲にこぼれ落ちなくて作業
を清潔に行うことができる。
【0043】(2) 播種機に連繋させると、育苗箱内
のマツト内への浸水および播種の作業が自動的に一貫で
なされて省力化することができる。
【0044】(3) 簡単に構成して容易安価に製作で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示す育苗用合成樹脂マツ
ト内への自動浸水装置を備えた水耕用自動浸水播種機の
側面図である。
【図2】同上育苗用合成樹脂マツト内への自動浸水装置
の拡大側断面図である。
【図3】同上平面図である。
【図4】その育苗用合成樹脂マツト入り育苗箱と給水箱
の分解斜面図である。
【図5】その育苗用合成樹脂マツトの一部の拡大平面図
である。
【図6】その給水箱が上昇した状態の要部の作用説明側
断面図である。
【図7】同上給水箱により育苗箱内の合成樹脂マツトを
圧縮すると共に、その給水箱内に給水した状態の作用説
明側断面図である。
【図8】同上給水箱が上昇してその給水箱内の水が育苗
箱内の合成樹脂マツト内に浸入した状態の作用説明側断
面図である。
【符号の説明】
a 搬送コンベヤ b 育苗箱自動供給装置 c マツト自動浸水装置 d 水耕用播種機 e 灌水装置 1 切目 2 育苗用合成樹脂マツト 3 育苗箱 4 金網 5 給水箱駆動機構 6 給水箱 7 給水口 8 定量給水ゲージ 9 給水ホース 10 間欠駆動モータ 11 回転軸 12 駆動軸 13 チエン伝動機構 14 切目 15 台枠 16 軸受 17 カム 18 軸杆 19 間欠駆動モータ 20 回転軸 21 チエン伝動機構 22 案内杆 23 頭部 24 スプリング 25 ドツグ 26 センサ 27 排水樋 28 水 29 操作盤 30 種子ホツパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の切目を入れてある合成樹脂マツト
    を入れた育苗箱を間欠的に移送する搬送コンベヤの上方
    には、底板が金網より成り駆動機構により間欠的に上下
    して上記育苗箱内にほぼ一杯で出入する給水箱を設け、
    該給水箱の給水口に定量給水ゲージを設けた給水ホース
    を連結し、上記の搬送コンベヤ,駆動機構,定量給水ゲ
    ージの間には、上記搬送コンベヤが停止したとき、上記
    給水箱が下降して該給水箱により上記マツトを圧縮する
    と同時に、その給水箱内に所定量の給水を行い、その
    後、上記給水箱が上昇する自動制御の電気回路を設けた
    ことを特徴とする育苗用合成樹脂マツト内への自動浸水
    装置。
JP5187201A 1993-06-30 1993-06-30 育苗用合成樹脂マツト内への自動浸水装置 Expired - Lifetime JPH0767357B2 (ja)

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JPH0716027A JPH0716027A (ja) 1995-01-20
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CN115024055B (zh) * 2022-06-16 2023-08-08 安徽国豪农业科技有限公司 一种油菜育种用高精度单粒播种设备
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CN120202805B (zh) * 2025-04-17 2025-10-03 广州怡景园林工程有限公司 一种园林种植液体肥料喷洒装置

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