JPH0767762A - フック器具、および同調整方法 - Google Patents
フック器具、および同調整方法Info
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- JPH0767762A JPH0767762A JP21613493A JP21613493A JPH0767762A JP H0767762 A JPH0767762 A JP H0767762A JP 21613493 A JP21613493 A JP 21613493A JP 21613493 A JP21613493 A JP 21613493A JP H0767762 A JPH0767762 A JP H0767762A
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- shaped
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Landscapes
- Supports Or Holders For Household Use (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鉤9aを有する2個のL字状の部材(9,1
0)をネジ手段で結合してコの字状に組み合わせたフッ
ク器具であって、パーティション類の頂部に装着するよ
うに構成されたものを改良し、ネジ結合された2個の部
材が相互に滑ったり相対的に回動したりしないようにす
る。 【構成】 2個のL字状部材であるフック金具(スチー
ル製)9とスライドアングル(合成樹脂製)10とが重
なり合って当接している面に凹凸9b,10cを設け
る。上記の凹凸は、図において紙面の奥行方向に長さを
有している。
0)をネジ手段で結合してコの字状に組み合わせたフッ
ク器具であって、パーティション類の頂部に装着するよ
うに構成されたものを改良し、ネジ結合された2個の部
材が相互に滑ったり相対的に回動したりしないようにす
る。 【構成】 2個のL字状部材であるフック金具(スチー
ル製)9とスライドアングル(合成樹脂製)10とが重
なり合って当接している面に凹凸9b,10cを設け
る。上記の凹凸は、図において紙面の奥行方向に長さを
有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーティションの頂部
に装着して釣鉤として使用するフック器具に係り、特
に、2個のL字状部材を組み合わせてコの字状とし、コ
の字の平行2辺でパーティションの頂部付近を挟みつけ
るようにしたフック器具に関するものである。なお本発
明においては技術的構成を明確ならしめるため、次のご
とく定義する。 イ.衣服,用具などを引っ掛けて吊持
する釣鉤としての機能を果たす最小限の構成部分を鉤と
呼び、 ロ.上記の鉤、および該鉤を壁や仕切などに固定するた
めの構成部分を含めた組立品をフック器具と呼ぶ。
に装着して釣鉤として使用するフック器具に係り、特
に、2個のL字状部材を組み合わせてコの字状とし、コ
の字の平行2辺でパーティションの頂部付近を挟みつけ
るようにしたフック器具に関するものである。なお本発
明においては技術的構成を明確ならしめるため、次のご
とく定義する。 イ.衣服,用具などを引っ掛けて吊持
する釣鉤としての機能を果たす最小限の構成部分を鉤と
呼び、 ロ.上記の鉤、および該鉤を壁や仕切などに固定するた
めの構成部分を含めた組立品をフック器具と呼ぶ。
【0002】
【従来の技術】次に、図7および図8を参照しつつ従来
例のフック器具について述べる。図7はフック器具の従
来例を示す断面図であって、(A)は最も原始的な形式
のフック器具をローパーティションの頂部に装着した状
態を垂直面で切断して描いてあり、(B)は改良された
形式の公知のフック器具の断面にローパーティションの
位置を付記した図である。原始的なフック器具1は、鋼
板をコの字状に折曲げ成形し、その一端をU字状に曲げ
て鉤1aを一体成形したものである。このフック器具1
は図7(A)に示したように、例えばローパーティショ
ン2の頂部を挟みつける形に引っ掛けて装着する。この
例のローパーティション2はその表面をウール状の表張
2aで覆われている。ところが、ローパーティション2
の厚さ寸法Tは一定でないため、各種形状寸法のフック
器具1を用意しておいても図示の隙間(寸法g)を生じ
る。上記のような隙間を生じさせないように改良された
公知例のフック器具は(B)図に示すように2個のL字
形金具3,4よりなり、L字状の直角2辺の片方同志を
重ね合わせて組立てる構造である。すなわち、L字形金
具3の直角2辺の片方の辺の端には鉤3aを一体に曲げ
成形し、他方の辺には長孔3bを穿ってある。また、L
字形金具4の片方の辺にはスタッドボルト4aが固定さ
れていて、このスタッドボルト4aを前記の長孔3bに
挿通して蝶ナット5が螺着されている。上記の蝶ナット
5を締めつけると2個のL字形金具3,4は相互に固定
され、該蝶ナット5を弛めると2個のL字形金具3,4
の当接面でスライドさせて該2個のL字形金具3,4を
接近,離間させ、ローパーティション2′の厚さ寸法
T′に順応させることができる。
例のフック器具について述べる。図7はフック器具の従
来例を示す断面図であって、(A)は最も原始的な形式
のフック器具をローパーティションの頂部に装着した状
態を垂直面で切断して描いてあり、(B)は改良された
形式の公知のフック器具の断面にローパーティションの
位置を付記した図である。原始的なフック器具1は、鋼
板をコの字状に折曲げ成形し、その一端をU字状に曲げ
て鉤1aを一体成形したものである。このフック器具1
は図7(A)に示したように、例えばローパーティショ
ン2の頂部を挟みつける形に引っ掛けて装着する。この
例のローパーティション2はその表面をウール状の表張
2aで覆われている。ところが、ローパーティション2
の厚さ寸法Tは一定でないため、各種形状寸法のフック
器具1を用意しておいても図示の隙間(寸法g)を生じ
る。上記のような隙間を生じさせないように改良された
公知例のフック器具は(B)図に示すように2個のL字
形金具3,4よりなり、L字状の直角2辺の片方同志を
重ね合わせて組立てる構造である。すなわち、L字形金
具3の直角2辺の片方の辺の端には鉤3aを一体に曲げ
成形し、他方の辺には長孔3bを穿ってある。また、L
字形金具4の片方の辺にはスタッドボルト4aが固定さ
れていて、このスタッドボルト4aを前記の長孔3bに
挿通して蝶ナット5が螺着されている。上記の蝶ナット
5を締めつけると2個のL字形金具3,4は相互に固定
され、該蝶ナット5を弛めると2個のL字形金具3,4
の当接面でスライドさせて該2個のL字形金具3,4を
接近,離間させ、ローパーティション2′の厚さ寸法
T′に順応させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図7(B)に示した改
良形のフック器具においても、なお、次に述べるような
技術的問題が有る。図8は従来例のフック器具における
不具合を説明するための断面図であって、本図8(A)
は前掲の図7(B)に示した改良形公知例の平面図、本
図8(B)は前掲の図7(B)に示した改良形公知例の
不具合を改良するための試案に係るフック器具の断面図
である。図7(B)に示した改良形の公知例に係るフッ
ク器具は、ローパーティションの厚さ寸法T′に順応し
得るが、蝶ナット5を確り締めつけておかないと、双方
のL字形金具3,4の当接面が滑って隙間寸法gが発生
し、増加する。しかし、この種の器具は女性によって取
扱われる場合が多く、前記蝶ナットを強固に締めつける
ことは容易でない。非力な者が無理に蝶ナットを締めつ
けると、図8(A)に示したようにL字形金具3が蝶ナ
ット5と共回りしてしまい、双方のL字形金具3,4の
平行度が狂う。図7(B)に示したスタッドボルト4a
および蝶ナット5の設置個数を2個にすると、上記の共
回りを防止できるが、長孔3bの長さに比して調整代が
減小する。
良形のフック器具においても、なお、次に述べるような
技術的問題が有る。図8は従来例のフック器具における
不具合を説明するための断面図であって、本図8(A)
は前掲の図7(B)に示した改良形公知例の平面図、本
図8(B)は前掲の図7(B)に示した改良形公知例の
不具合を改良するための試案に係るフック器具の断面図
である。図7(B)に示した改良形の公知例に係るフッ
ク器具は、ローパーティションの厚さ寸法T′に順応し
得るが、蝶ナット5を確り締めつけておかないと、双方
のL字形金具3,4の当接面が滑って隙間寸法gが発生
し、増加する。しかし、この種の器具は女性によって取
扱われる場合が多く、前記蝶ナットを強固に締めつける
ことは容易でない。非力な者が無理に蝶ナットを締めつ
けると、図8(A)に示したようにL字形金具3が蝶ナ
ット5と共回りしてしまい、双方のL字形金具3,4の
平行度が狂う。図7(B)に示したスタッドボルト4a
および蝶ナット5の設置個数を2個にすると、上記の共
回りを防止できるが、長孔3bの長さに比して調整代が
減小する。
【0004】図7(B)に示した改良形公知例のフック
器具は、全体的に機械部品のような外観を有していて、
インテリアとしての意匠的価値が低く、従って商品価値
が低い。特に、上部にスタッドボルト4aが突出してい
ることは好ましくない。図7(B)に示したスタッドボ
ルト4aおよび蝶ナット5に代えて、仮想線で示したロ
ーレットネジ8で締結することも考えられるが、板状部
材であるL字形金具4にメネジ孔(図示せず)を設けた
だけでは所要のネジ山数が得られないので、仮想線で示
したメネジ座4bを設けなければならない。このように
メネジ座4bを下方に膨出させると、ローパーティショ
ン2′の頂面と局部的に当接するので望ましくない。
器具は、全体的に機械部品のような外観を有していて、
インテリアとしての意匠的価値が低く、従って商品価値
が低い。特に、上部にスタッドボルト4aが突出してい
ることは好ましくない。図7(B)に示したスタッドボ
ルト4aおよび蝶ナット5に代えて、仮想線で示したロ
ーレットネジ8で締結することも考えられるが、板状部
材であるL字形金具4にメネジ孔(図示せず)を設けた
だけでは所要のネジ山数が得られないので、仮想線で示
したメネジ座4bを設けなければならない。このように
メネジ座4bを下方に膨出させると、ローパーティショ
ン2′の頂面と局部的に当接するので望ましくない。
【0005】また、図7(B)に示した鋼板製フック器
具の外観を改良して、輪郭の丸味と重厚感を与えるた
め、1対のL字形金具3,4を合成樹脂で構成すること
も考えられる。従来技術に基づいて容易に創作できる範
囲内で図7(B)の構成を合成樹脂化すると、図8
(B)に示した試案のごとくになり、合成樹脂化に伴う
問題が発生する。すなわち、経済採算ベース内で使用し
得る合成樹脂材料は、鋼材に比して単位寸法当たり強度
が小さいので、鋼板製フック部材(図7)に比して厚肉
に構成しなければならない。このような理由で構成部材
が厚肉となるため、図8(B)の試案では、1対のL字
状部材(合成樹脂製)6,7の厚さ寸法t2,t1が大き
く、双方の重ね合わせ部分に大きい段差を生じる。さら
に、ローレットネジ8と螺合するメネジ孔7aの有効ネ
ジ山数を、鋼材の場合に比して大きくしなければならな
いのでメネジ座7bの膨出寸法が大きくなり、図示寸法
dの空隙を生じる。その上、合成樹脂材料で所要の強度
を有するように構成した鉤6aは鋼製の鉤3a(図7)
に比して太くなり、使いにくい上に意匠的にも好ましく
ない。そして、前述したように合成樹脂製の1対のL字
状部材6,7は、厚さ寸法t1,t2が大きいため、ロー
パーティション2の頂面よりも上方に突出する寸法h2
が大きくなり、その結果L字状部材6がローパーティシ
ョン2に対して有効に当接する部分の高さ寸法Hが小さ
くなる。この当接面積を充分に取らないとフック器具の
装着状態が不安定であるのみでなく、ウール状表張2a
に局部的圧力を加えて痕跡を残す。
具の外観を改良して、輪郭の丸味と重厚感を与えるた
め、1対のL字形金具3,4を合成樹脂で構成すること
も考えられる。従来技術に基づいて容易に創作できる範
囲内で図7(B)の構成を合成樹脂化すると、図8
(B)に示した試案のごとくになり、合成樹脂化に伴う
問題が発生する。すなわち、経済採算ベース内で使用し
得る合成樹脂材料は、鋼材に比して単位寸法当たり強度
が小さいので、鋼板製フック部材(図7)に比して厚肉
に構成しなければならない。このような理由で構成部材
が厚肉となるため、図8(B)の試案では、1対のL字
状部材(合成樹脂製)6,7の厚さ寸法t2,t1が大き
く、双方の重ね合わせ部分に大きい段差を生じる。さら
に、ローレットネジ8と螺合するメネジ孔7aの有効ネ
ジ山数を、鋼材の場合に比して大きくしなければならな
いのでメネジ座7bの膨出寸法が大きくなり、図示寸法
dの空隙を生じる。その上、合成樹脂材料で所要の強度
を有するように構成した鉤6aは鋼製の鉤3a(図7)
に比して太くなり、使いにくい上に意匠的にも好ましく
ない。そして、前述したように合成樹脂製の1対のL字
状部材6,7は、厚さ寸法t1,t2が大きいため、ロー
パーティション2の頂面よりも上方に突出する寸法h2
が大きくなり、その結果L字状部材6がローパーティシ
ョン2に対して有効に当接する部分の高さ寸法Hが小さ
くなる。この当接面積を充分に取らないとフック器具の
装着状態が不安定であるのみでなく、ウール状表張2a
に局部的圧力を加えて痕跡を残す。
【0006】この種のフック器具の長所の一つは、パー
ティション類に対して取付・取外しおよび取付個所の移
動が可能かつ容易なことである(動かさないのならば、
ネジ釘や接着剤を使えば良い)。従って、フック器具を
取り外した後に痕跡を残すことは大きい欠点となる。従
来技術に係るフック器具、もしくは図8(B)の試案の
フック器具で、図示の寸法Hを大きくして当接面積を大
きくしようとすると、図示の寸法h1も大きくなって鉤
6aの位置が低くなる。最近のインテリアに関する市場
動向においては、旧来のパーティションに比して背の低
い、いわゆるローパーティションが普及しつつあるの
で、該ローパーティションの頂面に比して鉤の位置が低
くなることは望ましくない。本発明は上述の事情に鑑み
て為されたものであって、 a.極度に強い力でネジを締め付けなくても調整寸法が
狂う虞れ無く、 b.ネジの締付に際し、共回りによって組付姿勢が狂う
虞れ無く、 c.取付相手部材(例えばローパーティション)との当
接面積が有効に拡大されて、局部的圧力を与えること無
く、 d.全体的外観に丸味と重厚感とが有って、インテリア
としての意匠性に優れ、 e.しかも鉤の部分はスチール製と同等のスマートさと
強度とを有していて使いやすく、 f.しかも、パーティション類の頂部に対して局部的に
高い圧力を及ぼす虞れの無い、フック器具、および、フ
ック器具の調整方法を提供することを目的とする。
ティション類に対して取付・取外しおよび取付個所の移
動が可能かつ容易なことである(動かさないのならば、
ネジ釘や接着剤を使えば良い)。従って、フック器具を
取り外した後に痕跡を残すことは大きい欠点となる。従
来技術に係るフック器具、もしくは図8(B)の試案の
フック器具で、図示の寸法Hを大きくして当接面積を大
きくしようとすると、図示の寸法h1も大きくなって鉤
6aの位置が低くなる。最近のインテリアに関する市場
動向においては、旧来のパーティションに比して背の低
い、いわゆるローパーティションが普及しつつあるの
で、該ローパーティションの頂面に比して鉤の位置が低
くなることは望ましくない。本発明は上述の事情に鑑み
て為されたものであって、 a.極度に強い力でネジを締め付けなくても調整寸法が
狂う虞れ無く、 b.ネジの締付に際し、共回りによって組付姿勢が狂う
虞れ無く、 c.取付相手部材(例えばローパーティション)との当
接面積が有効に拡大されて、局部的圧力を与えること無
く、 d.全体的外観に丸味と重厚感とが有って、インテリア
としての意匠性に優れ、 e.しかも鉤の部分はスチール製と同等のスマートさと
強度とを有していて使いやすく、 f.しかも、パーティション類の頂部に対して局部的に
高い圧力を及ぼす虞れの無い、フック器具、および、フ
ック器具の調整方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに創作された、本発明に係るフック器具調整方法の最
も基本的な原理は、2個のL字状部材それぞれの直角2
辺の内の各1辺を相互にスライド可能に重ね合わせてコ
の字状に組み合わせ、上記の重ね合わせた辺を相互に長
手方向にスライドさせてコの字状の平行2辺の間隔寸法
を加減し、上記重ね合わせた2辺をネジ手段で締結する
フック器具の調整方法において、上記の重ね合わせた2
辺が相互に当接している面に凹凸を設けて、前記ネジ手
段による締結作業の際に上記2辺が相対的に回動するこ
とを防止するとともに、上記ネジ手段で締結した後に上
記2辺が相対的に長手方向に滑らないようにすることを
特徴とする。上記の発明方法を容易に実施してその効果
を発揮せしめるため、本発明に係るフック器具の構成
は、L字状の部材であって、その片方の辺に鉤を形成す
るとともに他方の辺にネジ孔もしくは長孔が設けられた
フック部材と、L字状の部材であって長孔もしくはネジ
孔が設けられたスライドアングルと、上記長孔に挿通さ
れて上記ネジ孔に螺合されるオネジを有する部材とを具
備し、ほぼコの字状に組み合わせてパーティションの頂
部に装着されるフック器具において、前記フック部材が
スライドアングルに当接する面、および上記スライドア
ングルがフック部材に当接する面に、それぞれ多数の凹
凸が配列されていることを基本とする。上記の基本的な
構成に併用する詳細な構成については、実施例の項にお
いて説明する。
めに創作された、本発明に係るフック器具調整方法の最
も基本的な原理は、2個のL字状部材それぞれの直角2
辺の内の各1辺を相互にスライド可能に重ね合わせてコ
の字状に組み合わせ、上記の重ね合わせた辺を相互に長
手方向にスライドさせてコの字状の平行2辺の間隔寸法
を加減し、上記重ね合わせた2辺をネジ手段で締結する
フック器具の調整方法において、上記の重ね合わせた2
辺が相互に当接している面に凹凸を設けて、前記ネジ手
段による締結作業の際に上記2辺が相対的に回動するこ
とを防止するとともに、上記ネジ手段で締結した後に上
記2辺が相対的に長手方向に滑らないようにすることを
特徴とする。上記の発明方法を容易に実施してその効果
を発揮せしめるため、本発明に係るフック器具の構成
は、L字状の部材であって、その片方の辺に鉤を形成す
るとともに他方の辺にネジ孔もしくは長孔が設けられた
フック部材と、L字状の部材であって長孔もしくはネジ
孔が設けられたスライドアングルと、上記長孔に挿通さ
れて上記ネジ孔に螺合されるオネジを有する部材とを具
備し、ほぼコの字状に組み合わせてパーティションの頂
部に装着されるフック器具において、前記フック部材が
スライドアングルに当接する面、および上記スライドア
ングルがフック部材に当接する面に、それぞれ多数の凹
凸が配列されていることを基本とする。上記の基本的な
構成に併用する詳細な構成については、実施例の項にお
いて説明する。
【0008】
【作用】上記の手段によると、スライドアングルとフッ
ク部材とが互いに当接している面に凹凸が設けられてい
るので、この面に滑りが発生しない。滑りが発生しない
から、ネジを締め付けて双方のL字状部材を固定する際
に共回りを生じて双方の部材の相対的な関係位置が狂う
虞れが無い。また、ネジの締付を極度に強くしなくて
も、調整状態が狂う虞れが無い。上記の構成を実施する
際、前記の凹凸を「長手方向と直角な多数の溝と、この
溝に係合する多数の突条」にすると、調整後の滑りによ
る調整狂いの防止が確実に行われるとともに、ネジを締
め付ける際に共回りしにくいのみならず、スライドアン
グルとフック部材との相対的な組合せ姿勢が正しくなる
ように誘導される。さらに上記の構成を実施する際、ス
ライドアングルを合成樹脂で構成し、フック部材を鋼板
で構成すると、スライドアングルの外観に丸味と重厚感
が与えられるとともに、フック部材は薄手に構成しても
強度的な問題を生じない。フック部材を薄手に構成する
と図8(B)の試案で述べたような段差を生じない上
に、フック部材の鉤をスマートな細い形にしても所要の
極度が得られる。上記のようにフック部材を鋼板製にし
たとき、これを合成樹脂製のフックカバーで覆うと、外
観が丸味を帯びた重厚なものとなって商品価値か上昇す
る。
ク部材とが互いに当接している面に凹凸が設けられてい
るので、この面に滑りが発生しない。滑りが発生しない
から、ネジを締め付けて双方のL字状部材を固定する際
に共回りを生じて双方の部材の相対的な関係位置が狂う
虞れが無い。また、ネジの締付を極度に強くしなくて
も、調整状態が狂う虞れが無い。上記の構成を実施する
際、前記の凹凸を「長手方向と直角な多数の溝と、この
溝に係合する多数の突条」にすると、調整後の滑りによ
る調整狂いの防止が確実に行われるとともに、ネジを締
め付ける際に共回りしにくいのみならず、スライドアン
グルとフック部材との相対的な組合せ姿勢が正しくなる
ように誘導される。さらに上記の構成を実施する際、ス
ライドアングルを合成樹脂で構成し、フック部材を鋼板
で構成すると、スライドアングルの外観に丸味と重厚感
が与えられるとともに、フック部材は薄手に構成しても
強度的な問題を生じない。フック部材を薄手に構成する
と図8(B)の試案で述べたような段差を生じない上
に、フック部材の鉤をスマートな細い形にしても所要の
極度が得られる。上記のようにフック部材を鋼板製にし
たとき、これを合成樹脂製のフックカバーで覆うと、外
観が丸味を帯びた重厚なものとなって商品価値か上昇す
る。
【0009】また、フック部材に鉤を固定するとともに
該フック部材に締結用のメネジ孔を設けると、合成樹脂
に比してメネジのネジ山数が少なくても充分な極度が得
られるので、メネジ座の膨出寸法が小さくて済み、メネ
ジ座がパーティションの頂部に当接して局部的な高圧を
生じる虞れが無いので該パーティションの頂部が損傷を
被らない。
該フック部材に締結用のメネジ孔を設けると、合成樹脂
に比してメネジのネジ山数が少なくても充分な極度が得
られるので、メネジ座の膨出寸法が小さくて済み、メネ
ジ座がパーティションの頂部に当接して局部的な高圧を
生じる虞れが無いので該パーティションの頂部が損傷を
被らない。
【0010】
【実施例】次に、本発明の1実施例について、図1ない
し図6を参照して説明する。図1は本発明に係るフック
器具の1実施例を示し、組み立てた状態を垂直な面で切
断して描いた断面図である。図2は上記実施例に係るフ
ック器具を各構成部材に分解した断面図に、組付関係を
示す矢印を付記した図である。各構成部材の詳細につい
ては、単品の3面図である図2ないし図5について後述
するが、先ず図1,図2を参照して全体的な構成を略述
すると、主要構成部材は、鋼板をプレス成形したL字状
のフック金具9と、合成樹脂材料で射出成形したL字形
のスライドアングル10と、前記フック金具9を覆って
装着された合成樹脂製のフックカバー11と、前記スラ
イドアングルとフック金具とを締結しているローレット
ネジ8との4個の部材であり、クリップ12は前記フッ
ク金具4とフックカバー11とを相互に固定している。
し図6を参照して説明する。図1は本発明に係るフック
器具の1実施例を示し、組み立てた状態を垂直な面で切
断して描いた断面図である。図2は上記実施例に係るフ
ック器具を各構成部材に分解した断面図に、組付関係を
示す矢印を付記した図である。各構成部材の詳細につい
ては、単品の3面図である図2ないし図5について後述
するが、先ず図1,図2を参照して全体的な構成を略述
すると、主要構成部材は、鋼板をプレス成形したL字状
のフック金具9と、合成樹脂材料で射出成形したL字形
のスライドアングル10と、前記フック金具9を覆って
装着された合成樹脂製のフックカバー11と、前記スラ
イドアングルとフック金具とを締結しているローレット
ネジ8との4個の部材であり、クリップ12は前記フッ
ク金具4とフックカバー11とを相互に固定している。
【0011】前記L字状のフック金具9の直角2辺の片
方の辺から、プレス加工によって鉤9aが打ち出され切
り起こされている。そして上記直角2辺の他方の辺には
凹凸9bが設けられている。そして、上記の凹凸9bを
設けた辺には、前記ローレットネジ8のオネジに螺合す
るメネジ孔を設けたメネジ座9cが設けられている。こ
のフック金具9の詳細については図3を参照して後述す
る。前記L字状のスライドアングル10の直角2辺は等
長ではなく、10Sは短辺,10Lは長辺である。上記
短辺10Sにはその長手方向の長孔10aと、前記凹凸
9bに対応する凹凸10cとが設けられ、長辺10Lに
も同様に長辺10bと凹凸10dとが設けられている。
このスライドアングル10の詳細については図4を参照
して後述する。前記のフックカバー11は、前記L字状
フック金具9の外側を覆うようにL字形をしており、L
字形の直角2辺の片方の辺には前記の鉤9aを挿通する
ための開口11aが設けられている。上記直角2辺の他
方の辺には、図5および図6を参照して後に詳述するよ
うに、該他方の辺の長手方向に1対の突条11b(図
1,図2においては1個のみ現われており、図面の奥行
方向に対向している)が設けられている。
方の辺から、プレス加工によって鉤9aが打ち出され切
り起こされている。そして上記直角2辺の他方の辺には
凹凸9bが設けられている。そして、上記の凹凸9bを
設けた辺には、前記ローレットネジ8のオネジに螺合す
るメネジ孔を設けたメネジ座9cが設けられている。こ
のフック金具9の詳細については図3を参照して後述す
る。前記L字状のスライドアングル10の直角2辺は等
長ではなく、10Sは短辺,10Lは長辺である。上記
短辺10Sにはその長手方向の長孔10aと、前記凹凸
9bに対応する凹凸10cとが設けられ、長辺10Lに
も同様に長辺10bと凹凸10dとが設けられている。
このスライドアングル10の詳細については図4を参照
して後述する。前記のフックカバー11は、前記L字状
フック金具9の外側を覆うようにL字形をしており、L
字形の直角2辺の片方の辺には前記の鉤9aを挿通する
ための開口11aが設けられている。上記直角2辺の他
方の辺には、図5および図6を参照して後に詳述するよ
うに、該他方の辺の長手方向に1対の突条11b(図
1,図2においては1個のみ現われており、図面の奥行
方向に対向している)が設けられている。
【0012】次に、主要構成部材のそれぞれについて構
造の詳細を説明する。これらの構成部材の組立について
は、個々の主要構成部材の構造を述べた後に説明する。
図3は前記実施例に係るフック器具を構成しているフッ
ク金具の3面図に部分拡大図を付記した図であって、
(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面図であ
り、(D)は上記C図に鎖線で囲んで示した部分を拡大
して描いた詳細な断面図である。本例のフック金具9は
鋼板をプレス加工してL字状に成形し、さらに鉤9aを
切り起こすとともに、平行溝9bを形成し、メネジ孔を
有するメネジ座9cを成形してある。9eは、前記の鉤
9aを切り起こした後に残った開口であり、9dはクリ
ップ12(図2)を挿通してフックカバーに取り付ける
ための透孔である。L字状の直角2辺の内で、鉤9aを
設けた辺(図3(A),(C)において縦方向の辺、な
お、使用状態においても縦方向となる辺)の長さをL2
とする。そして、前記の鉤9aと、この辺の先端との間
の距離をL1として、 L1≧L2×1/5……………(1) となるように、上記の距離L1を設定する。従来例のフ
ック器具においては、上記の寸法L1に相当する部分が
無く、辺の長さが図示のL3に相当する長さになってい
る。すなわち、この辺の下端部をU字状に上方へ折り曲
げて、図7に示した3aのような鉤を成形している。本
例においては、前記の寸法L1を得るために、鉤9aを
折り曲げて構成することをせず、切り起こしてある。こ
のため、図3(A)に示した幅寸法Wと、図3(C)に
示した寸法L1との積(W×L1)に相当する接触面積
(パーティションを挟みつけて当接する面積が得られて
パーティションに対する装着状態が安定し、特に、図3
(A),(C)に示した幅W,長さL1の「拡大された
当接面積」の位置が、図示の点sから離れているので、
該点sまわりの反時計方向回転モーメントMを支持する
「てこ」の腕が長くて、有効に作用する。かつ、当接面
積(W×L1)の増加により、パーティションに与える
圧力が分散されて小さくなり、装着した個所に痕跡を残
さない。
造の詳細を説明する。これらの構成部材の組立について
は、個々の主要構成部材の構造を述べた後に説明する。
図3は前記実施例に係るフック器具を構成しているフッ
ク金具の3面図に部分拡大図を付記した図であって、
(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面図であ
り、(D)は上記C図に鎖線で囲んで示した部分を拡大
して描いた詳細な断面図である。本例のフック金具9は
鋼板をプレス加工してL字状に成形し、さらに鉤9aを
切り起こすとともに、平行溝9bを形成し、メネジ孔を
有するメネジ座9cを成形してある。9eは、前記の鉤
9aを切り起こした後に残った開口であり、9dはクリ
ップ12(図2)を挿通してフックカバーに取り付ける
ための透孔である。L字状の直角2辺の内で、鉤9aを
設けた辺(図3(A),(C)において縦方向の辺、な
お、使用状態においても縦方向となる辺)の長さをL2
とする。そして、前記の鉤9aと、この辺の先端との間
の距離をL1として、 L1≧L2×1/5……………(1) となるように、上記の距離L1を設定する。従来例のフ
ック器具においては、上記の寸法L1に相当する部分が
無く、辺の長さが図示のL3に相当する長さになってい
る。すなわち、この辺の下端部をU字状に上方へ折り曲
げて、図7に示した3aのような鉤を成形している。本
例においては、前記の寸法L1を得るために、鉤9aを
折り曲げて構成することをせず、切り起こしてある。こ
のため、図3(A)に示した幅寸法Wと、図3(C)に
示した寸法L1との積(W×L1)に相当する接触面積
(パーティションを挟みつけて当接する面積が得られて
パーティションに対する装着状態が安定し、特に、図3
(A),(C)に示した幅W,長さL1の「拡大された
当接面積」の位置が、図示の点sから離れているので、
該点sまわりの反時計方向回転モーメントMを支持する
「てこ」の腕が長くて、有効に作用する。かつ、当接面
積(W×L1)の増加により、パーティションに与える
圧力が分散されて小さくなり、装着した個所に痕跡を残
さない。
【0013】L字状に成形された本例のフック金具9の
L字形の根本(直角な折曲部)付近に、幅方向に対向せ
しめて1対の切欠9fが設けられている。この切欠の作
用については図6を参照して後述する。本例のフック金
具9においては、前記スライドアングル10に対向当接
する面に設ける凹凸として、この面の長手方向と直角な
多数の平行な溝9bを設けてある。この面は合成樹脂製
のスライドアングルと対向して、相互に係合する凹凸を
設けるのであるが、合成樹脂は成形性が良くて凹部でも
凸部でも成形し易い。これに比して鋼板は、プレス加工
で凸部を設けることが比較的困難であり、凹部を設ける
ことは比較的容易である。こうした材料の特性を考慮し
て、鋼板製部材であるフック金具には、凹形である溝を
設けたものである。従って、後述するごとくスライドア
ングルには平行な突条を設けることになる。上記の溝の
形態を、長手方向に直角な平行溝としたのは、このよう
に構成すると、該平行溝と平行突条との噛合によってス
ライドアングルとフック金具との相対的姿勢が半ば自動
的に規制され、長手方向の滑り防止にも共回り防止にも
有効だからである。図示を省略するが上記と異なる実施
例として、直線溝でなく曲線溝であっても同様の作用が
得られる。共回り防止効果に重点を置けば複数の直線を
組み合わせて、山形溝,連続W字状溝,格子状溝,若し
くは非連続V字形溝とすることも考えられ、いずれも本
発明の技術的範囲に属する。
L字形の根本(直角な折曲部)付近に、幅方向に対向せ
しめて1対の切欠9fが設けられている。この切欠の作
用については図6を参照して後述する。本例のフック金
具9においては、前記スライドアングル10に対向当接
する面に設ける凹凸として、この面の長手方向と直角な
多数の平行な溝9bを設けてある。この面は合成樹脂製
のスライドアングルと対向して、相互に係合する凹凸を
設けるのであるが、合成樹脂は成形性が良くて凹部でも
凸部でも成形し易い。これに比して鋼板は、プレス加工
で凸部を設けることが比較的困難であり、凹部を設ける
ことは比較的容易である。こうした材料の特性を考慮し
て、鋼板製部材であるフック金具には、凹形である溝を
設けたものである。従って、後述するごとくスライドア
ングルには平行な突条を設けることになる。上記の溝の
形態を、長手方向に直角な平行溝としたのは、このよう
に構成すると、該平行溝と平行突条との噛合によってス
ライドアングルとフック金具との相対的姿勢が半ば自動
的に規制され、長手方向の滑り防止にも共回り防止にも
有効だからである。図示を省略するが上記と異なる実施
例として、直線溝でなく曲線溝であっても同様の作用が
得られる。共回り防止効果に重点を置けば複数の直線を
組み合わせて、山形溝,連続W字状溝,格子状溝,若し
くは非連続V字形溝とすることも考えられ、いずれも本
発明の技術的範囲に属する。
【0014】図4は前記実施例に係るフック器具を構成
しているスライドアングルの3面図に部分拡大図を付記
した図であって、(A)は正面図、(B)は平面図、
(C)は側面図であり、(D)は上記C図に鎖線で囲ん
で示した部分を拡大して描いた詳細な断面図である。図
1,図2について既に述べたごとく、短辺10Sには長
孔10aと凹凸10cとが設けられ、長辺10Lには長
孔10bと凹凸10dとが設けられている。10eは凹
部であって、いわゆる肉をぬすんだものである。本例の
凹凸10cは(D)図に示すごとく多数の突条(図の紙
面と垂直方向に長さを有している)が設けられている。
これらの突条は図3(D)に示した平行溝9bと係合す
るように、その形状,寸法を設定されている。このよう
な突条を鋼製部材に形成することは容易でないが、本例
のスライドアングルは合成樹脂製であるから容易に射出
成形することができる。
しているスライドアングルの3面図に部分拡大図を付記
した図であって、(A)は正面図、(B)は平面図、
(C)は側面図であり、(D)は上記C図に鎖線で囲ん
で示した部分を拡大して描いた詳細な断面図である。図
1,図2について既に述べたごとく、短辺10Sには長
孔10aと凹凸10cとが設けられ、長辺10Lには長
孔10bと凹凸10dとが設けられている。10eは凹
部であって、いわゆる肉をぬすんだものである。本例の
凹凸10cは(D)図に示すごとく多数の突条(図の紙
面と垂直方向に長さを有している)が設けられている。
これらの突条は図3(D)に示した平行溝9bと係合す
るように、その形状,寸法を設定されている。このよう
な突条を鋼製部材に形成することは容易でないが、本例
のスライドアングルは合成樹脂製であるから容易に射出
成形することができる。
【0015】図5は前記の実施例に係るフック器具を構
成しているフックカバーの3面図であって、(A)は平
面図、(B)は切断して描いた側面図、(C)は上記B
図を図の右方から見た背面図である。前掲の図1,図2
においては形状の理解が困難であったが、本図5
(A),(B),(C)を比較対照して明らかなよう
に、L字状の直角2辺の片方(A,B図で水平方向)の
辺の長手方向に、1対の突条11b,11bが内フラン
ジ状に向かい合って、内側に向けて突出している。これ
により、前記のスライドアングルおよびフック金具の各
1辺が挿入される空間11dが形成されている。図示の
11aは前述した鉤を挿通するための開口である。後述
するごとく、この開口11aを除いては合成樹脂製品特
有の丸味を持った重厚な外観と色調とを表わし、上記開
口から突出せしめられる鉤は鋼板製品特有のスマートさ
と機能美とを呈し、鋼板製品特有の強度を発揮する。1
1cは、図1,図2に示したクリップ12を挿入,固着
する内径を有する管状の突起(クリップ座)である。図
6は前掲の図3に示したフック金具のE−E断面と、図
4に示したスライドアングルのF−F断面と、図5に示
したフックカバーのG−G断面とのそれぞれの要部を対
比して配列するとともに、組合せ関係を示す鎖線矢印を
付記した組付操作の説明図である。図2に示した分解図
において、フック金具9を矢印bのごとくフックカバー
11に組み付ける。この際、鉤9aは矢印b′のごとく
開口11aに挿入され、図の左方に突出せしめられる
(図1参照)。この組付操作は図6の矢印b″のごとく
行なわれ、フック金具9の切欠9fがフックカバー11
の突条11bと摺動自在に嵌合して容易に組付が行なわ
れる。フック金具9の縦方向の辺をフックカバー11の
縦方向の辺に当接せしめると、前記管状の突起であるク
リップ座11cがフック金具9の透孔9dに嵌合して位
置決めされる。この状態でクリップ12を図2の矢印c
のごとくクリップ座11c内に挿入し、接着剤で接着す
る。このように、リベット形のクリップ12をフックカ
バー11のクリップ座11cに嵌合・接着することの技
術的意義は次のごとくである。すなわち、図1に示した
組立状態において、フックカバー11はフック金具9に
対して固着されていなければならない。この固着の手段
として、各種の公知技術を適用することが容易に出来そ
うに思われるが、簡単な構成で、安価な部材と消耗資材
とを用いて、迅速かつ容易に固着することは、単なる公
知技術の転用では達成されない。すなわち、図1の左方
から取付ネジで固定すると、該取付ネジの頭部が外観に
現われるので意匠的に好ましくなく、商品価値を低下さ
せる。図1の右方から取付ネジで固定するには、フック
カバー11にメネジ孔を設けなければならず、該取付ネ
ジの先端が表面から突出しないように肉厚寸法t4を増
加させなければならない。フックカバー11とフック金
具9との当接面を直接的に接着しようとすると、双方の
部材を位置決めしなければならないので専用の治具と多
大の労力とを要し、その上、接着剤の硬化が完了するま
で静置しておかねばならない。しかも、金属と合成樹脂
とを接着し得る接着剤でないと使用出来ない。本実施例
のようにクリップ座11cにクリップ12を嵌合・接着
すると、半自動的に位置決めが行われ、特殊接着剤を必
要とせず、接着剤の固化が完了しなくても次工程(例え
ば搬送)に移行することができる。以上のようにしてフ
ックカバー11をフック金具9に固着した後、図1に示
したスライドアングル10の短辺10Sを矢印aのごと
く、フックカバー11とフック金具9との間に挿入す
る。上記矢印a方向の組合せを図6で見ると矢印a′の
ごとくである。この挿入操作の際、C字状断面を有する
フックカバー11に対して、鎖線9′で示したようにフ
ック金具の1辺(図において紙面と垂直方向に長さを有
している辺)が位置して筒状になっているので、スライ
ドアングル10の短辺10Sを円滑にスライドさせるこ
とができる。この挿入操作に際して、取付相手部材であ
るパーティション類(図示省略)の厚さ寸法が大きいと
きは、短辺10Sに代えて長辺10Lを挿入する。上記
のようにしてスライドアングル10の短辺10Sもしく
は長辺10Lを挿入し、パーティション類の厚さ寸法に
合わせて適宜にスライドさせて調節し、図2に示した矢
印gのごとくメネジ孔に螺合したローレットネジ8を締
め付ける。これにより、フック金具9とスライドアング
ル10とが互いに固定される。この固定に関してフック
カバー11は力学的には関与していない。上記ローレッ
トネジ8の締付により、フック金具9の水平な辺とスラ
イドアングル10の水平な辺とが重ね合わされて締め付
けられ、凹凸9bと凹凸10cとが噛合するので、極度
に強固な締付力を必要とせず、通常の成人女子が日常的
な家事労働で負担する程度の力で締め付けただけで、双
方の部材の当接面が滑って調整状態が狂う虞れが無い。
締付力が少なくて済むということは、商品としてのフッ
ク器具を考える場合に小形,軽量化しやすいことにな
る。本実施例の凹凸9b,10cは、図3,図4に示し
たように、長手方向と直角な平行溝,平行突条となって
いる。この構成は工業的な大量生産に適していて発明価
値が高いが、各種の変形例も考えられる。原理的には溝
や突条が直線であることに限定されることなく、山形で
も波形でも良く、また不規則な曲線が長手方向に等間隔
で配列されていても良い。これを理論的に突き詰めてゆ
くと、長手方向に平行な直線以外の形状であれば滑り防
止の効果が期待され、同心円以外の形状であれば共回り
を防止することができる。
成しているフックカバーの3面図であって、(A)は平
面図、(B)は切断して描いた側面図、(C)は上記B
図を図の右方から見た背面図である。前掲の図1,図2
においては形状の理解が困難であったが、本図5
(A),(B),(C)を比較対照して明らかなよう
に、L字状の直角2辺の片方(A,B図で水平方向)の
辺の長手方向に、1対の突条11b,11bが内フラン
ジ状に向かい合って、内側に向けて突出している。これ
により、前記のスライドアングルおよびフック金具の各
1辺が挿入される空間11dが形成されている。図示の
11aは前述した鉤を挿通するための開口である。後述
するごとく、この開口11aを除いては合成樹脂製品特
有の丸味を持った重厚な外観と色調とを表わし、上記開
口から突出せしめられる鉤は鋼板製品特有のスマートさ
と機能美とを呈し、鋼板製品特有の強度を発揮する。1
1cは、図1,図2に示したクリップ12を挿入,固着
する内径を有する管状の突起(クリップ座)である。図
6は前掲の図3に示したフック金具のE−E断面と、図
4に示したスライドアングルのF−F断面と、図5に示
したフックカバーのG−G断面とのそれぞれの要部を対
比して配列するとともに、組合せ関係を示す鎖線矢印を
付記した組付操作の説明図である。図2に示した分解図
において、フック金具9を矢印bのごとくフックカバー
11に組み付ける。この際、鉤9aは矢印b′のごとく
開口11aに挿入され、図の左方に突出せしめられる
(図1参照)。この組付操作は図6の矢印b″のごとく
行なわれ、フック金具9の切欠9fがフックカバー11
の突条11bと摺動自在に嵌合して容易に組付が行なわ
れる。フック金具9の縦方向の辺をフックカバー11の
縦方向の辺に当接せしめると、前記管状の突起であるク
リップ座11cがフック金具9の透孔9dに嵌合して位
置決めされる。この状態でクリップ12を図2の矢印c
のごとくクリップ座11c内に挿入し、接着剤で接着す
る。このように、リベット形のクリップ12をフックカ
バー11のクリップ座11cに嵌合・接着することの技
術的意義は次のごとくである。すなわち、図1に示した
組立状態において、フックカバー11はフック金具9に
対して固着されていなければならない。この固着の手段
として、各種の公知技術を適用することが容易に出来そ
うに思われるが、簡単な構成で、安価な部材と消耗資材
とを用いて、迅速かつ容易に固着することは、単なる公
知技術の転用では達成されない。すなわち、図1の左方
から取付ネジで固定すると、該取付ネジの頭部が外観に
現われるので意匠的に好ましくなく、商品価値を低下さ
せる。図1の右方から取付ネジで固定するには、フック
カバー11にメネジ孔を設けなければならず、該取付ネ
ジの先端が表面から突出しないように肉厚寸法t4を増
加させなければならない。フックカバー11とフック金
具9との当接面を直接的に接着しようとすると、双方の
部材を位置決めしなければならないので専用の治具と多
大の労力とを要し、その上、接着剤の硬化が完了するま
で静置しておかねばならない。しかも、金属と合成樹脂
とを接着し得る接着剤でないと使用出来ない。本実施例
のようにクリップ座11cにクリップ12を嵌合・接着
すると、半自動的に位置決めが行われ、特殊接着剤を必
要とせず、接着剤の固化が完了しなくても次工程(例え
ば搬送)に移行することができる。以上のようにしてフ
ックカバー11をフック金具9に固着した後、図1に示
したスライドアングル10の短辺10Sを矢印aのごと
く、フックカバー11とフック金具9との間に挿入す
る。上記矢印a方向の組合せを図6で見ると矢印a′の
ごとくである。この挿入操作の際、C字状断面を有する
フックカバー11に対して、鎖線9′で示したようにフ
ック金具の1辺(図において紙面と垂直方向に長さを有
している辺)が位置して筒状になっているので、スライ
ドアングル10の短辺10Sを円滑にスライドさせるこ
とができる。この挿入操作に際して、取付相手部材であ
るパーティション類(図示省略)の厚さ寸法が大きいと
きは、短辺10Sに代えて長辺10Lを挿入する。上記
のようにしてスライドアングル10の短辺10Sもしく
は長辺10Lを挿入し、パーティション類の厚さ寸法に
合わせて適宜にスライドさせて調節し、図2に示した矢
印gのごとくメネジ孔に螺合したローレットネジ8を締
め付ける。これにより、フック金具9とスライドアング
ル10とが互いに固定される。この固定に関してフック
カバー11は力学的には関与していない。上記ローレッ
トネジ8の締付により、フック金具9の水平な辺とスラ
イドアングル10の水平な辺とが重ね合わされて締め付
けられ、凹凸9bと凹凸10cとが噛合するので、極度
に強固な締付力を必要とせず、通常の成人女子が日常的
な家事労働で負担する程度の力で締め付けただけで、双
方の部材の当接面が滑って調整状態が狂う虞れが無い。
締付力が少なくて済むということは、商品としてのフッ
ク器具を考える場合に小形,軽量化しやすいことにな
る。本実施例の凹凸9b,10cは、図3,図4に示し
たように、長手方向と直角な平行溝,平行突条となって
いる。この構成は工業的な大量生産に適していて発明価
値が高いが、各種の変形例も考えられる。原理的には溝
や突条が直線であることに限定されることなく、山形で
も波形でも良く、また不規則な曲線が長手方向に等間隔
で配列されていても良い。これを理論的に突き詰めてゆ
くと、長手方向に平行な直線以外の形状であれば滑り防
止の効果が期待され、同心円以外の形状であれば共回り
を防止することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明を適用すると、スライドアングル
とフック部材とが互いに当接している面に凹凸が設けら
れているので、この面に滑りが発生しない。滑りが発生
しないから、ネジを締め付けて双方のL字状部材を固定
する際に共回りを生じて双方の部材の相対的な関係位置
が狂う虞れが無い。また、ネジの締付を極度に強くしな
くても、調整状態が狂う虞れが無い。上記の構成を実施
する際、前記の凹凸を「長手方向と直角な多数の溝と、
この溝に係合する多数の突条」にすると、調整後の滑り
による調整狂いの防止が確実に行われるとともに、ネジ
を締め付ける際に共回りしにくいのみならず、スライド
アングルとフック部材との相対的な組合せ姿勢が正しく
なるように誘導される。さらに上記の構成を実施する
際、スライドアングルを合成樹脂で構成し、フック部材
を鋼板で構成すると、スライドアングルの外観に丸味と
重厚感が与えられるとともに、フック部材は薄手に構成
しても強度的な問題を生じない。フック部材を薄手に構
成すると図8(B)の試案で述べたような段差を生じな
い上に、フック部材の鉤をスマートな細い形にしても所
要の強度が得られる。上記のようにフック部材を鋼板製
にしたとき、これを合成樹脂製のフックカバーで覆う
と、外観が丸味を帯びた重厚なものとなって商品価値か
上昇する。
とフック部材とが互いに当接している面に凹凸が設けら
れているので、この面に滑りが発生しない。滑りが発生
しないから、ネジを締め付けて双方のL字状部材を固定
する際に共回りを生じて双方の部材の相対的な関係位置
が狂う虞れが無い。また、ネジの締付を極度に強くしな
くても、調整状態が狂う虞れが無い。上記の構成を実施
する際、前記の凹凸を「長手方向と直角な多数の溝と、
この溝に係合する多数の突条」にすると、調整後の滑り
による調整狂いの防止が確実に行われるとともに、ネジ
を締め付ける際に共回りしにくいのみならず、スライド
アングルとフック部材との相対的な組合せ姿勢が正しく
なるように誘導される。さらに上記の構成を実施する
際、スライドアングルを合成樹脂で構成し、フック部材
を鋼板で構成すると、スライドアングルの外観に丸味と
重厚感が与えられるとともに、フック部材は薄手に構成
しても強度的な問題を生じない。フック部材を薄手に構
成すると図8(B)の試案で述べたような段差を生じな
い上に、フック部材の鉤をスマートな細い形にしても所
要の強度が得られる。上記のようにフック部材を鋼板製
にしたとき、これを合成樹脂製のフックカバーで覆う
と、外観が丸味を帯びた重厚なものとなって商品価値か
上昇する。
【0017】また、フック部材に鉤を固定するとともに
該フック部材に締結用のメネジ孔を設けると、合成樹脂
に比してメネジのネジ山数が少なくても充分な強度が得
られるので、メネジ座の膨出寸法が小さくて済み、メネ
ジ座がパーティションの頂部に当接して局部的な高圧を
生じる虞れが無いので該パーティションの頂部が損傷を
被らないという優れた実用的効果を奏する。
該フック部材に締結用のメネジ孔を設けると、合成樹脂
に比してメネジのネジ山数が少なくても充分な強度が得
られるので、メネジ座の膨出寸法が小さくて済み、メネ
ジ座がパーティションの頂部に当接して局部的な高圧を
生じる虞れが無いので該パーティションの頂部が損傷を
被らないという優れた実用的効果を奏する。
【図1】本発明に係るフック器具の1実施例を示し、組
み立てた状態を垂直な面で切断して描いた断面図であ
る。
み立てた状態を垂直な面で切断して描いた断面図であ
る。
【図2】上記実施例に係るフック器具を各構成部材に分
解した断面図に、組付関係を示す矢印を付記した図であ
る。
解した断面図に、組付関係を示す矢印を付記した図であ
る。
【図3】前記実施例に係るフック器具を構成しているフ
ック金具の3面図に部分拡大図を付記した図であって、
(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面図であ
り、(D)は上記C図に鎖線で囲んで示した部分を拡大
して描いた詳細な断面図である。
ック金具の3面図に部分拡大図を付記した図であって、
(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面図であ
り、(D)は上記C図に鎖線で囲んで示した部分を拡大
して描いた詳細な断面図である。
【図4】前記実施例に係るフック器具を構成しているス
ライドアングルの3面図に部分拡大図を付記した図であ
って、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面
図であり、(D)は上記C図に鎖線で囲んで示した部分
を拡大して描いた詳細な断面図である。
ライドアングルの3面図に部分拡大図を付記した図であ
って、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面
図であり、(D)は上記C図に鎖線で囲んで示した部分
を拡大して描いた詳細な断面図である。
【図5】前記の実施例に係るフック器具を構成している
フックカバーの3面図であって、(A)は平面図、
(B)は切断して描いた側面図、(C)は上記B図を図
の右方から見た背面図である。
フックカバーの3面図であって、(A)は平面図、
(B)は切断して描いた側面図、(C)は上記B図を図
の右方から見た背面図である。
【図6】前掲の図3に示したフック金具のE−E断面
と、図4に示したスライドアングルのF−F断面と、図
5に示したフックカバーのG−G断面とのそれぞれの要
部を対比して配列するとともに、組合せ関係を示す鎖線
矢印を付記した組付操作の説明図である。
と、図4に示したスライドアングルのF−F断面と、図
5に示したフックカバーのG−G断面とのそれぞれの要
部を対比して配列するとともに、組合せ関係を示す鎖線
矢印を付記した組付操作の説明図である。
【図7】フック器具の従来例を示す断面図であって、
(A)は最も原始的な形式のフック器具をローパーティ
ションの頂部に装着した状態を垂直面で切断して描いて
あり、(B)は改良された形式の公知のフック器具の断
面にローパーティションの位置を付記した図である。
(A)は最も原始的な形式のフック器具をローパーティ
ションの頂部に装着した状態を垂直面で切断して描いて
あり、(B)は改良された形式の公知のフック器具の断
面にローパーティションの位置を付記した図である。
【図8】従来例のフック器具における不具合を説明する
ための断面図であって、本図8(A)は前掲の図7
(B)に示した改良形公知例の平面図、本図8(B)は
前掲の図7(B)に示した改良形公知例の不具合を改良
するための試案に係るフック器具の断面図である。
ための断面図であって、本図8(A)は前掲の図7
(B)に示した改良形公知例の平面図、本図8(B)は
前掲の図7(B)に示した改良形公知例の不具合を改良
するための試案に係るフック器具の断面図である。
1…原始的な従来例のフック器具、1a…鉤、2…ロー
パーティション、2a…ウール状表張、3,4…改良さ
れた公知例に係るフック器具のL字形金具、3a…鉤、
3b…長孔、4a…スタッドボルト、4b…メネジ座、
5…蝶ナット、6,7…試案に係るフック器具のL字状
部材(合成樹脂製)、6a…鉤、6b…長孔、7a…メ
ネジ孔、7b…メネジ座、8…ローレットネジ、9…実
施例に係るフック器具の鋼板製フック金具、9a…鉤、
9b…凹凸(平行溝)、9c…メネジ座、9d…透孔、
9e…鉤を切り起こした跡の開口、9f…切欠、10…
実施例に係るフック器具の合成樹脂製スライドアング
ル、10a,10b…長孔、10c,10d…凹凸(平
行突条)、10e…肉をぬすんだ凹部、10L…長辺、
10S…短辺、11…実施例に係るフック器具の合成樹
脂製フックカバー、11a…開口、11b…内フランジ
状突条、11c…管状突起よりなるクリップ座、11d
…スライドアングルおよびフック金具を挿入するための
空間。
パーティション、2a…ウール状表張、3,4…改良さ
れた公知例に係るフック器具のL字形金具、3a…鉤、
3b…長孔、4a…スタッドボルト、4b…メネジ座、
5…蝶ナット、6,7…試案に係るフック器具のL字状
部材(合成樹脂製)、6a…鉤、6b…長孔、7a…メ
ネジ孔、7b…メネジ座、8…ローレットネジ、9…実
施例に係るフック器具の鋼板製フック金具、9a…鉤、
9b…凹凸(平行溝)、9c…メネジ座、9d…透孔、
9e…鉤を切り起こした跡の開口、9f…切欠、10…
実施例に係るフック器具の合成樹脂製スライドアング
ル、10a,10b…長孔、10c,10d…凹凸(平
行突条)、10e…肉をぬすんだ凹部、10L…長辺、
10S…短辺、11…実施例に係るフック器具の合成樹
脂製フックカバー、11a…開口、11b…内フランジ
状突条、11c…管状突起よりなるクリップ座、11d
…スライドアングルおよびフック金具を挿入するための
空間。
Claims (13)
- 【請求項1】 L字状の部材であって、その片方の辺に
鉤を形成するとともに他方の辺にネジ孔もしくは長孔が
設けられたフック部材と、 L字状の部材であって長孔もしくはネジ孔が設けられた
スライドアングルと、 上記長孔に挿通されて上記ネジ孔に螺合されるオネジを
有する部材とを具備し、ほぼコの字状に組み合わせてパ
ーティションの頂部に装着されるフック器具において、 前記フック部材がスライドアングルに当接する面、およ
び上記スライドアングルがフック部材に当接する面に、
それぞれ多数の凹凸が配列されていることを特徴とする
フック器具。 - 【請求項2】 前記フック部材およびスライドアングル
が相互に当接する面に設けた凹凸は、凹凸が設けられて
いる面の長手方向に直角な溝もしくは突条が、長手方向
に配列されたものであることを特徴とする、請求項1に
記載したフック器具。 - 【請求項3】 前記フック部材およびスライドアングル
が相互に当接する面に設けた凹凸は、凹凸が設けられて
いる面の長手方向に一定間隔で配列された多数の曲線状
の溝と、上記の溝に係合する突条とであることを特徴と
する、請求項1に記載したフック器具。 - 【請求項4】 前記フック部材は金属板をプレス成形し
たものであり、前記スライドアングルは合成樹脂材料に
よって成形されたものであることを特徴とする、請求項
1ないし請求項3の何れかに記載したフック器具。 - 【請求項5】 前記の金属板製フック部材は、合成樹脂
製のフックカバーを備えたものであることを特徴とす
る、請求項4に記載したフック器具。 - 【請求項6】 前記の金属板製フックが合成樹脂製スラ
イドアングルに当接している面には溝がプレス成形され
ており、合成樹脂製スライドアングルが金属板製フック
に当接している面には上記の溝に係合する突条が一体に
成形されていることを特徴とする、請求項4に記載した
フック器具。 - 【請求項7】 前記フック部材に形成された鉤は、前記
フックカバーに設けられた開口を貫通して該フックカバ
ーの表側に突出していることを特徴とする、請求項5に
記載したフック器具。 - 【請求項8】 前記のフックカバーは、L字状のフック
部材の外側を覆うようにL字状をなしており、上記L字
状フック部材の直角な2辺の内で鉤を形成していない方
の辺を覆っている部分に沿って、内フランジ状に対向す
る1対の平行な突条が一体成形されており、 かつ、前記L字状のフック部材の直角な2辺の内で鉤を
形成されていない方の辺の根本付近には、その幅方向に
対向する1対の切欠が設けられていて、この1対の切欠
が前記1対の突条に対して摺動自在に嵌合していること
を特徴とする、請求項5に記載したフック器具。 - 【請求項9】 前記1対の突条に対して1対の切欠を嵌
合させた状態で、フック部材とフックカバーとの間にト
ンネル状の空間が形成されており、この空間内に前記L
字状スライドアングルの直角な2辺の何れか任意の1辺
を挿入して組み合わせるようになっていることを特徴と
する、請求項8に記載したフック器具。 - 【請求項10】 前記フック部材に取付用の透孔が穿た
れるとともに、前記フックカバーには上記透孔に対して
密に嵌合する管状突起よりなるクリップ座が設けられて
おり、かつ、前記透孔に脚部を挿通したリベット状のク
リップの脚部の先端が、上記クリップ座の中に嵌合,固
着されていることを特徴とする、請求項7に記載したフ
ック器具。 - 【請求項11】 前記の金属板をプレス成形したフック
部材は、L字状2辺の内の片方の辺から鉤が切り起こさ
れており、かつ、上記の鉤を切り起こした片方の片の先
端と鉤の根本部との間に、該片方の辺の長さの1/5以
上の距離が有り、当該フック部材の上記距離に対応する
部分がパーティションに当接するようになっていること
を特徴とする、請求項1に記載したフック器具。 - 【請求項12】 2個のL字状部材それぞれの直角2辺
の内の各1辺を相互にスライド可能に重ね合わせてコの
字状に組み合わせ、上記の重ね合わせた辺を相互に長手
方向にスライドさせてコの字状の平行2辺の間隔寸法を
加減し、上記重ね合わせた2辺をネジ手段で締結するフ
ック器具の調整方法において、上記の重ね合わせた2辺
が相互に当接している面に凹凸を設けて、前記ネジ手段
による締結作業の際に上記2辺が相対的に回動すること
を防止するとともに、上記ネジ手段で締結した後に上記
2辺が相対的に長手方向に滑らないようにすることを特
徴とする、フック器具の調整方法。 - 【請求項13】 前記2個のL字状部材の内の1個のL
字状部材の直角2辺の内の1辺に鉤を固定的に設置し、
かつ、該1辺の先端と上記の鉤との間隔寸法L1を、該
1辺の長さ寸法L2の1/5以上とし、 該1辺の幅寸法をWとして、 上記1辺の間隔寸法に対応する、面積W×L2の区域
を、被挟付部材であるパーティションに当接せしめるこ
とを特徴とする、請求項12に記載したフック器具の調
整方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21613493A JPH0767762A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | フック器具、および同調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21613493A JPH0767762A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | フック器具、および同調整方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0767762A true JPH0767762A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=16683804
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21613493A Pending JPH0767762A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | フック器具、および同調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0767762A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008048814A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Nitomuzu:Kk | 吊下具 |
| JP2013176427A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Noritz Corp | フック |
| US11685063B2 (en) | 2018-10-05 | 2023-06-27 | Fanuc Corporation | Sensor bracket and robot system |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP21613493A patent/JPH0767762A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008048814A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Nitomuzu:Kk | 吊下具 |
| JP2013176427A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Noritz Corp | フック |
| US11685063B2 (en) | 2018-10-05 | 2023-06-27 | Fanuc Corporation | Sensor bracket and robot system |
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