JPH0767933A - 濾過網付血液バッグ - Google Patents
濾過網付血液バッグInfo
- Publication number
- JPH0767933A JPH0767933A JP5238755A JP23875593A JPH0767933A JP H0767933 A JPH0767933 A JP H0767933A JP 5238755 A JP5238755 A JP 5238755A JP 23875593 A JP23875593 A JP 23875593A JP H0767933 A JPH0767933 A JP H0767933A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood
- bag
- port
- blood bag
- plasma
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- Pending
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- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 本発明は血液を血液バッグに長期保存後に輸
血を実施する際に、血液バッグの輸血口などの狭窄部分
に血液の凝集塊が侵入し該部分の閉塞、血液の流出減少
を起こさないような血液バッグを提供することを目的と
する。 【構成】 血液バッグ1内に開口した輸血口6、血液導
入口9および血液導出口10を少なくとも備え、輸血口
6、必要に応じてさらに血液導入口9および/または血
液導出口10の開口部が、血漿および血球は通過させる
が、血液凝集塊の通過は阻止することのできる濾過網8
で覆われていることを特徴とする。
血を実施する際に、血液バッグの輸血口などの狭窄部分
に血液の凝集塊が侵入し該部分の閉塞、血液の流出減少
を起こさないような血液バッグを提供することを目的と
する。 【構成】 血液バッグ1内に開口した輸血口6、血液導
入口9および血液導出口10を少なくとも備え、輸血口
6、必要に応じてさらに血液導入口9および/または血
液導出口10の開口部が、血漿および血球は通過させる
が、血液凝集塊の通過は阻止することのできる濾過網8
で覆われていることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液の採取、成分分
離、輸血などに利用される血液バッグに関する。
離、輸血などに利用される血液バッグに関する。
【0002】
【従来の技術】血液バッグに採取した血液は全血輸血と
して使用される場合もあるが、近年になって遠心分離等
の処理後成分ごとに分離し、必要な成分のみを輸血する
ことが広く行われるようになってきた。従来は血液採取
後、分離された赤血球成分は21日までの保存が行われ
ていた。ところが、最近の研究によって新しく開発され
た保存液を使用すると更に長期の保存が可能であること
が確認され、42日間の保存が可能になりつつある。現
在知られているこのような長期保存の可能な保存液とし
てはSAGM液やMAP液があげられるが、その成分は
SAGM液ではマンニトール:5.25g/l、アデニ
ン:0.17g/l、ブドウ糖(1水塩):9.00g
/l、塩化ナトリウム:8.77g/lであり、MAP
液ではマンニトール:14.57g/l、アデニン:
0.14g/l、リン酸二水素ナトリウム:0.94g
/l、クエン酸ナトリウム:1.50g/l、クエン
酸:0.20g/l、ブドウ糖:7.21g/l、塩化
ナトリウム:4.97g/lである。
して使用される場合もあるが、近年になって遠心分離等
の処理後成分ごとに分離し、必要な成分のみを輸血する
ことが広く行われるようになってきた。従来は血液採取
後、分離された赤血球成分は21日までの保存が行われ
ていた。ところが、最近の研究によって新しく開発され
た保存液を使用すると更に長期の保存が可能であること
が確認され、42日間の保存が可能になりつつある。現
在知られているこのような長期保存の可能な保存液とし
てはSAGM液やMAP液があげられるが、その成分は
SAGM液ではマンニトール:5.25g/l、アデニ
ン:0.17g/l、ブドウ糖(1水塩):9.00g
/l、塩化ナトリウム:8.77g/lであり、MAP
液ではマンニトール:14.57g/l、アデニン:
0.14g/l、リン酸二水素ナトリウム:0.94g
/l、クエン酸ナトリウム:1.50g/l、クエン
酸:0.20g/l、ブドウ糖:7.21g/l、塩化
ナトリウム:4.97g/lである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者ら
が赤血球の長期保存について検討したところ、例えば、
血液バッグ等に長期保存した赤血球の輸血を実施する際
に、白血球や血小板などによる凝集塊が該バッグの狭窄
部となる輸血口付近において閉塞、血液の流出減少をし
ばしば引き起こすことを見出した。特にSAGM液やM
AP液などの長期保存液を使用した場合にこのような現
象が顕著に起こるが、従来の21日以内の保存ではこの
ような現象はほとんど問題にならなかった。凝集塊が発
生する原因の1つは、長期間の保存による凝集塊の生成
促進にあると思われ、もう一つの原因は高回転遠心分離
の採用にあると思われる。即ち、従来は高回転遠心分離
により血漿を除去し過ぎると血液の粘度が上昇して輸血
が困難となり、保存性も低下するため充分な赤血球、血
漿分離は不可能であったが、長期保存の場合は赤血球を
長期保存液に再浮遊させることにより粘度上昇や保存性
の問題が解消されたため赤血球、血漿をより完全に分離
できるようになった。長期保存液を使用するこの方法は
血漿確保という利点を持っている反面、遠心分離の回転
数の上昇をともない、それが凝集塊を発生させるもう1
つの原因となっている可能性が高い。本発明は血液を血
液バッグに長期保存後に輸血を実施する際に、血液バッ
グの輸血口などの狭窄部分に血液の凝集塊が侵入し該部
分の閉塞、血液の流出減少を起こさないような血液バッ
グを提供することを目的とする。
が赤血球の長期保存について検討したところ、例えば、
血液バッグ等に長期保存した赤血球の輸血を実施する際
に、白血球や血小板などによる凝集塊が該バッグの狭窄
部となる輸血口付近において閉塞、血液の流出減少をし
ばしば引き起こすことを見出した。特にSAGM液やM
AP液などの長期保存液を使用した場合にこのような現
象が顕著に起こるが、従来の21日以内の保存ではこの
ような現象はほとんど問題にならなかった。凝集塊が発
生する原因の1つは、長期間の保存による凝集塊の生成
促進にあると思われ、もう一つの原因は高回転遠心分離
の採用にあると思われる。即ち、従来は高回転遠心分離
により血漿を除去し過ぎると血液の粘度が上昇して輸血
が困難となり、保存性も低下するため充分な赤血球、血
漿分離は不可能であったが、長期保存の場合は赤血球を
長期保存液に再浮遊させることにより粘度上昇や保存性
の問題が解消されたため赤血球、血漿をより完全に分離
できるようになった。長期保存液を使用するこの方法は
血漿確保という利点を持っている反面、遠心分離の回転
数の上昇をともない、それが凝集塊を発生させるもう1
つの原因となっている可能性が高い。本発明は血液を血
液バッグに長期保存後に輸血を実施する際に、血液バッ
グの輸血口などの狭窄部分に血液の凝集塊が侵入し該部
分の閉塞、血液の流出減少を起こさないような血液バッ
グを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、血液バッグ内
に開口した輸血口、血液導入口および血液導出口を少な
くとも備えた血液バッグにおいて、前記輸血口部、さら
に必要に応じて血液導入口および/または血液導出口を
濾過網で覆うことで上記の目的を達成した。前記濾過網
は輸血口、血液導入口や血液導出口を個々に覆うように
設けてもよいが、これら口部の近傍を含めて広い面積を
覆うように設けても良い。なお、血液バッグ内に濾過網
を持つものとして、バッグ内に濾過膜で仕切って血漿と
血球に分離する血液バッグが実公昭57−16600に
記載されているが、この血液バッグは採血直後に圧力等
で分離して血漿を受血者に、血球を供血者に輸注するこ
とを目的とするものであり、遠心分離や保存などの影響
による血液凝集塊生成は起きない。また、ここで使用さ
れている濾過膜は血球の透過を阻止するものであり、本
発明とは目的および構成も相違している。次に本発明の
血液バッグ及び該血液バッグを使用した血液成分分画を
図1及び2に示す。図1に3個の分画用血液バッグ2、
3、4付きの血液バッグ1を示す。また、図2には採血
バッグ1部分のみを拡大して示す。各図中、1は採血バ
ッグであり、採血直後、血液を貯蔵する本発明の血液バ
ッグである。2は白血球、3は血漿、4は濃厚血小板を
それぞれ分離し、収納する分離バッグである。本発明に
おいて使用される採血バッグ1は、採血針5が採血チュ
ーブ1に接続され、バッグの内部には坑血液凝固剤とし
てACD液、CPD液、ヘパリン等を封入したものであ
る。また、本発明において使用される採血バッグの素材
としては、ポリ塩化ビニール、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−6ーフッ化プロピレン等のポリオレ
フィン系やポリエステル等が挙げられる。また、該採血
バッグ1には、輸血口6と、採血チューブが接続される
血液導入口9と、分画用血液バッグと採血バッグ1を連
結するチューブが接続される血液導出口10等の開口部
を有するものである。ただし、血液導入口9および10
は必ずしも別個に設ける必要はなく、一個の開口部で両
者を兼用することもできる。本発明において使用される
分画用血液バッグ2、3、4の材質としては、ポリ塩化
ビニール、エチレンー酢酸ビニル共重合体、エチレンー
6ーフッ化プロピレン等のポリオレフィン系やポリエス
テル等が挙げられる。好ましくは可塑剤の溶出がないポ
リオレフィン系が使用される。特に、濃厚血小板の保存
に使用される分画用血液バッグ4には、血小板機能を低
下させない材質を用いることが望ましく、具体的にはポ
リオレフィン系エラストマー等が挙げられる。分画用血
液バッグ2、3、4の少なくとも1つ、例えばバッグ4
には赤血球の長期保存を可能とするMAP液のような赤
血球保存液をあらかじめ収納しておくことが好ましい。
に開口した輸血口、血液導入口および血液導出口を少な
くとも備えた血液バッグにおいて、前記輸血口部、さら
に必要に応じて血液導入口および/または血液導出口を
濾過網で覆うことで上記の目的を達成した。前記濾過網
は輸血口、血液導入口や血液導出口を個々に覆うように
設けてもよいが、これら口部の近傍を含めて広い面積を
覆うように設けても良い。なお、血液バッグ内に濾過網
を持つものとして、バッグ内に濾過膜で仕切って血漿と
血球に分離する血液バッグが実公昭57−16600に
記載されているが、この血液バッグは採血直後に圧力等
で分離して血漿を受血者に、血球を供血者に輸注するこ
とを目的とするものであり、遠心分離や保存などの影響
による血液凝集塊生成は起きない。また、ここで使用さ
れている濾過膜は血球の透過を阻止するものであり、本
発明とは目的および構成も相違している。次に本発明の
血液バッグ及び該血液バッグを使用した血液成分分画を
図1及び2に示す。図1に3個の分画用血液バッグ2、
3、4付きの血液バッグ1を示す。また、図2には採血
バッグ1部分のみを拡大して示す。各図中、1は採血バ
ッグであり、採血直後、血液を貯蔵する本発明の血液バ
ッグである。2は白血球、3は血漿、4は濃厚血小板を
それぞれ分離し、収納する分離バッグである。本発明に
おいて使用される採血バッグ1は、採血針5が採血チュ
ーブ1に接続され、バッグの内部には坑血液凝固剤とし
てACD液、CPD液、ヘパリン等を封入したものであ
る。また、本発明において使用される採血バッグの素材
としては、ポリ塩化ビニール、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−6ーフッ化プロピレン等のポリオレ
フィン系やポリエステル等が挙げられる。また、該採血
バッグ1には、輸血口6と、採血チューブが接続される
血液導入口9と、分画用血液バッグと採血バッグ1を連
結するチューブが接続される血液導出口10等の開口部
を有するものである。ただし、血液導入口9および10
は必ずしも別個に設ける必要はなく、一個の開口部で両
者を兼用することもできる。本発明において使用される
分画用血液バッグ2、3、4の材質としては、ポリ塩化
ビニール、エチレンー酢酸ビニル共重合体、エチレンー
6ーフッ化プロピレン等のポリオレフィン系やポリエス
テル等が挙げられる。好ましくは可塑剤の溶出がないポ
リオレフィン系が使用される。特に、濃厚血小板の保存
に使用される分画用血液バッグ4には、血小板機能を低
下させない材質を用いることが望ましく、具体的にはポ
リオレフィン系エラストマー等が挙げられる。分画用血
液バッグ2、3、4の少なくとも1つ、例えばバッグ4
には赤血球の長期保存を可能とするMAP液のような赤
血球保存液をあらかじめ収納しておくことが好ましい。
【0005】
【作用】血液バッグの輸血口部に取り付けられた濾過網
により、保存中或いは遠心分離によって生成した血液凝
集塊を捕捉し、凝集塊による輸血口部での閉塞、血液流
出の減少を防止する。
により、保存中或いは遠心分離によって生成した血液凝
集塊を捕捉し、凝集塊による輸血口部での閉塞、血液流
出の減少を防止する。
【0006】
【実施例】採血バッグ1に400mlに採血した。採血
バッグ1に採取された血液は遠心分離にて血漿、白血球
及び赤血球に分離される。従来は遠心分離の回転数は3
000〜3500rpmであったが、SAGM液やMA
P液等の長期保存液を使用する場合には、血漿をより完
全に分離するため従来の回転数より高い3600rpm
以上で遠心分離される。本実施例では、4000rpm
で6分間、遠心分離した。 血液は、赤血球、バフィーコートおよび血漿と層分離
した。血漿を分離し、新鮮液状血漿3としてバッグ3に
注入した。 バフィーコートおよび赤血球の一部(トータル約30
g)をバッグ2に移注した。 前記でバッグ3に移注された新鮮液状血漿の一部
(約50g)をバッグ2に移注した。 MAP液入バッグ4より赤血球が残っているバッグ1
にMAP液90mlをバッグ1に移注し、バッグ1の赤
血球をMAP加赤血球とした。 次に、バッグ1およびバッグ3を切り離し、バッグ2
およびバッグ4を800rpmで6.5分間遠心分離し
た。 バッグ2の血漿、バフィーコートおよび赤血球よりな
る成分は濃厚血小板と赤血球+白血球に分離した。 前記で層分離した約40gの濃厚血小板をバッグ4
に分離した。このようにして、血液バッグ1にはMAP
加赤血球、バッグ2に白血球および赤血球、バッグ3に
新鮮液状血漿およびバッグ4に濃厚血小板をそれぞれ得
た。血液バッグ1に保存されていた赤血球は必要に応じ
て輸血に使用される。輸血口のカバーを開封し、ここに
輸血セットを刺入して輸血を行う。高回転遠心分離およ
び/または長期保存などによって生成した血液凝集塊は
採血用バッグ上端部の2つの輸血口のバッグ接合部に個
別に接着された濾過網8によって輸血口への侵入が阻止
される。濾過網は凝集塊を捕捉でき、且つ濾過網部分で
の目詰まりをおこさないようにするために孔径0.1〜
3mmの範囲のものが望ましい。また、濾過網の濾過面
積は輸血効率が向上する。好適な濾過面積は0.2〜1
0cm2である。本発明において用いられる血液凝集塊
除去フィルターとしては、有効に血液凝集塊を捕捉でき
るものであれば特にその種類は制限されるものではな
く、具体的には、不織布状、織布状、編織布状等の形態
のものが挙げられる。該濾過網を構成する素材として
は、ポリアミド、ポリエステル(例えば、PET)等の
生体非毒性の合成樹脂が挙げられる。また、該素材とし
ては、血球、血漿および血液凝集塊が付着し難いものが
好ましく、このような材料としては、坑血栓性に優れた
セグメント化ポリウレタン、ポリジメチルシロキサン、
ポリテトラフルオロエチレン、エチレンビニルアルコー
ル、スチレン−HEMA(ハイドロキシエチルメタアク
リレート)共重合体、アクリルアミド(又はジメチルア
クリルアミド)グラフト重合体、ヘパリン結合材料、ウ
ロキナーゼ結合材料等が挙げられる。このような坑血栓
性に優れた材料は、それ自体で濾過網を形成してもよい
が、他の材料で作られた濾過網を被覆するために使用し
てもよい。また、該濾過網は、0.1〜5.0mm程度
の孔径および0.2〜200cm2程度の濾過面積を有
するものが用いられる。なお、上記の例では輸血口6を
2つ設けるようにしたが、1つ或いは3つ以上設けても
よい。また、複数の輸血口を設ける場合、濾過網は個々
に設けてもよいし、2以上の輸血口をその近傍を含めて
1個の濾過網で同時に覆うような構造にすることもでき
る。
バッグ1に採取された血液は遠心分離にて血漿、白血球
及び赤血球に分離される。従来は遠心分離の回転数は3
000〜3500rpmであったが、SAGM液やMA
P液等の長期保存液を使用する場合には、血漿をより完
全に分離するため従来の回転数より高い3600rpm
以上で遠心分離される。本実施例では、4000rpm
で6分間、遠心分離した。 血液は、赤血球、バフィーコートおよび血漿と層分離
した。血漿を分離し、新鮮液状血漿3としてバッグ3に
注入した。 バフィーコートおよび赤血球の一部(トータル約30
g)をバッグ2に移注した。 前記でバッグ3に移注された新鮮液状血漿の一部
(約50g)をバッグ2に移注した。 MAP液入バッグ4より赤血球が残っているバッグ1
にMAP液90mlをバッグ1に移注し、バッグ1の赤
血球をMAP加赤血球とした。 次に、バッグ1およびバッグ3を切り離し、バッグ2
およびバッグ4を800rpmで6.5分間遠心分離し
た。 バッグ2の血漿、バフィーコートおよび赤血球よりな
る成分は濃厚血小板と赤血球+白血球に分離した。 前記で層分離した約40gの濃厚血小板をバッグ4
に分離した。このようにして、血液バッグ1にはMAP
加赤血球、バッグ2に白血球および赤血球、バッグ3に
新鮮液状血漿およびバッグ4に濃厚血小板をそれぞれ得
た。血液バッグ1に保存されていた赤血球は必要に応じ
て輸血に使用される。輸血口のカバーを開封し、ここに
輸血セットを刺入して輸血を行う。高回転遠心分離およ
び/または長期保存などによって生成した血液凝集塊は
採血用バッグ上端部の2つの輸血口のバッグ接合部に個
別に接着された濾過網8によって輸血口への侵入が阻止
される。濾過網は凝集塊を捕捉でき、且つ濾過網部分で
の目詰まりをおこさないようにするために孔径0.1〜
3mmの範囲のものが望ましい。また、濾過網の濾過面
積は輸血効率が向上する。好適な濾過面積は0.2〜1
0cm2である。本発明において用いられる血液凝集塊
除去フィルターとしては、有効に血液凝集塊を捕捉でき
るものであれば特にその種類は制限されるものではな
く、具体的には、不織布状、織布状、編織布状等の形態
のものが挙げられる。該濾過網を構成する素材として
は、ポリアミド、ポリエステル(例えば、PET)等の
生体非毒性の合成樹脂が挙げられる。また、該素材とし
ては、血球、血漿および血液凝集塊が付着し難いものが
好ましく、このような材料としては、坑血栓性に優れた
セグメント化ポリウレタン、ポリジメチルシロキサン、
ポリテトラフルオロエチレン、エチレンビニルアルコー
ル、スチレン−HEMA(ハイドロキシエチルメタアク
リレート)共重合体、アクリルアミド(又はジメチルア
クリルアミド)グラフト重合体、ヘパリン結合材料、ウ
ロキナーゼ結合材料等が挙げられる。このような坑血栓
性に優れた材料は、それ自体で濾過網を形成してもよい
が、他の材料で作られた濾過網を被覆するために使用し
てもよい。また、該濾過網は、0.1〜5.0mm程度
の孔径および0.2〜200cm2程度の濾過面積を有
するものが用いられる。なお、上記の例では輸血口6を
2つ設けるようにしたが、1つ或いは3つ以上設けても
よい。また、複数の輸血口を設ける場合、濾過網は個々
に設けてもよいし、2以上の輸血口をその近傍を含めて
1個の濾過網で同時に覆うような構造にすることもでき
る。
【0007】
【発明の効果】本発明により長期保存した血液、高回転
で遠心分離された血液の成分分離及び輸血において、輸
血口より先の狭窄部での閉塞、血液の流出減少を防止す
ることが可能となり、スムースな輸血操作が可能とな
る。
で遠心分離された血液の成分分離及び輸血において、輸
血口より先の狭窄部での閉塞、血液の流出減少を防止す
ることが可能となり、スムースな輸血操作が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の血液バッグを含むバッグシステムを使
用した血液の成分分離工程を示す正面図である。
用した血液の成分分離工程を示す正面図である。
【図2】本発明の血液バッグを示す正面図である。
1 血液バッグ 2 白血球用分離バッグ 3 血漿用分離バッグ 4 長期保存液、貯蔵バッグ 5 採血針 6 輸血口 7 接続チューブ 8 濾過網 9 血液導入口 10 血液導出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 恵美 広島県広島市中区加古町12番17号 株式会 社日本メディカル・サプライ内
Claims (7)
- 【請求項1】 血液バッグ内に開口した輸血口、血液導
入口および血液導出口を少なくとも備え、前記輸血口、
必要に応じてさらに血液導入口および/または血液導出
口の開口部が、血漿および血球は通過させるが、血液凝
集塊の通過は阻止することのできる濾過網で覆われてい
ることを特徴とする血液バッグ。 - 【請求項2】 濾過網が0.1〜5.0mmの孔径を有
することを特徴とする請求項1記載の血液バッグ。 - 【請求項3】 濾過網が0.2〜200cm2の濾過面
積を有することを特徴とする請求項1または2記載の血
液バッグ。 - 【請求項4】 濾過網が、血球、血漿および血液凝集塊
が付着し難い素材で形成されていることを特徴とする請
求項1、2または3記載の血液バッグ。 - 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の血液バ
ッグと、分画用血液バッグと、これら相互を液密に連結
するチューブとを少なくとも備えた血液成分分画装置。 - 【請求項6】 血液バッグ中に血液保存液(坑血液凝固
液)、および少なくとも1つの分画用血液バッグ中に赤
血球保存液をあらかじめ収納したものである請求項5記
載の血液成分分画装置。 - 【請求項7】 請求項5または6記載の血液成分区画装
置の血液バッグ装置に採血した血液を回転数3000r
pm以上で遠心分離を行い赤血球成分と所望の他の血液
成分とに分画し、得られた赤血球成分を赤血球保存液と
ともに前記血液バッグに収納し、保存することを特徴と
する血液の分画、保存方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5238755A JPH0767933A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 濾過網付血液バッグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5238755A JPH0767933A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 濾過網付血液バッグ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0767933A true JPH0767933A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=17034787
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5238755A Pending JPH0767933A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 濾過網付血液バッグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0767933A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100418597B1 (ko) * | 2001-10-16 | 2004-02-14 | 아성프라스틱공업 주식회사 | 의료용 수액백 |
| JP2010188197A (ja) * | 2010-06-09 | 2010-09-02 | Jms Co Ltd | 血液成分分配容器 |
| JP2011095236A (ja) * | 2008-11-19 | 2011-05-12 | Isokami Mamiko | 濾過液採取を容易にする装置付き袋、特に濾過する袋 |
| JP2012130431A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Kawasumi Lab Inc | 血液凝集塊トラップ及び血液バッグ |
| WO2013015419A1 (ja) * | 2011-07-28 | 2013-01-31 | テルモ株式会社 | 遠心分離器用血液容器 |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP5238755A patent/JPH0767933A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100418597B1 (ko) * | 2001-10-16 | 2004-02-14 | 아성프라스틱공업 주식회사 | 의료용 수액백 |
| JP2011095236A (ja) * | 2008-11-19 | 2011-05-12 | Isokami Mamiko | 濾過液採取を容易にする装置付き袋、特に濾過する袋 |
| JP2010188197A (ja) * | 2010-06-09 | 2010-09-02 | Jms Co Ltd | 血液成分分配容器 |
| JP2012130431A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Kawasumi Lab Inc | 血液凝集塊トラップ及び血液バッグ |
| WO2013015419A1 (ja) * | 2011-07-28 | 2013-01-31 | テルモ株式会社 | 遠心分離器用血液容器 |
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