JPH0767953B2 - 精密部品搬送用の連鎖型容器 - Google Patents
精密部品搬送用の連鎖型容器Info
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- JPH0767953B2 JPH0767953B2 JP4358445A JP35844592A JPH0767953B2 JP H0767953 B2 JPH0767953 B2 JP H0767953B2 JP 4358445 A JP4358445 A JP 4358445A JP 35844592 A JP35844592 A JP 35844592A JP H0767953 B2 JPH0767953 B2 JP H0767953B2
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- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICチップや各種の異
形部品(例えばコネクタ、スイッチ、発信器)など種々
の電子機器もしくは精密機械組立て用の比較的小型の精
密部品等(以下これらを総称して「ICチップ」とい
う)の多数を個別に保持して搬送するに適した精密部品
搬送用の連鎖型容器に関する。
形部品(例えばコネクタ、スイッチ、発信器)など種々
の電子機器もしくは精密機械組立て用の比較的小型の精
密部品等(以下これらを総称して「ICチップ」とい
う)の多数を個別に保持して搬送するに適した精密部品
搬送用の連鎖型容器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の作動信頼性と組立て能
率とを向上すべく殆どの主要回路部品がチップ化される
傾向にある。そのため、種々の中間加工ラインや最終組
立てライン等へのICチップ供給には、チップ収容用の
凹部を縦横複数列に配置した比較的大型の搬送容器が使
用されている。このような大型容器にあっては、搬送ラ
インの一方の側縁の近傍に並置されるロボットハンド等
により前記加工もしくは組立てラインへのチップ個別移
載が行われるが、搬送ラインの他方の側縁に近い部位の
ICチップを該容器から取り出す際にはロボットハンド
が長い距離を往復せねばならない。これは加工ライン側
における待ち時間を長くするので能率向上にとってマイ
ナスであるばかりでなく、掴み位置を毎回変えねばなら
ないため、万一掴みそこないが起こればチップ破損や加
工ライン混乱を招く虞れがある。そのような弊害を避け
るには、ロボットハンドの位置制御を高精密に行わねば
ならず、制御のためのコストも増大する。
率とを向上すべく殆どの主要回路部品がチップ化される
傾向にある。そのため、種々の中間加工ラインや最終組
立てライン等へのICチップ供給には、チップ収容用の
凹部を縦横複数列に配置した比較的大型の搬送容器が使
用されている。このような大型容器にあっては、搬送ラ
インの一方の側縁の近傍に並置されるロボットハンド等
により前記加工もしくは組立てラインへのチップ個別移
載が行われるが、搬送ラインの他方の側縁に近い部位の
ICチップを該容器から取り出す際にはロボットハンド
が長い距離を往復せねばならない。これは加工ライン側
における待ち時間を長くするので能率向上にとってマイ
ナスであるばかりでなく、掴み位置を毎回変えねばなら
ないため、万一掴みそこないが起こればチップ破損や加
工ライン混乱を招く虞れがある。そのような弊害を避け
るには、ロボットハンドの位置制御を高精密に行わねば
ならず、制御のためのコストも増大する。
【0003】したがって既に業界の一部では、列設され
た複数の個別凹部へそれぞれICチップを収容した帯状
体を長さ方向に間欠動させることにより、ロボットハン
ドは該搬送ラインと側方の加工ライン等との間の短い一
定スパンの間を往復させる、という方式が提案されてい
る。一般的には合成樹脂を用いICチップ保護に十分な
壁厚のものに射出成形される該帯状体は、図5に示すよ
うに、底板にエジェクト用工具を挿通すべき丸穴(e)を
有した凹部(f)が1列に形成され、その側縁に沿ってス
プロケットホイール用の小孔(g)を配列したものであ
る。この帯状体はリール巻状態で使用されるが、リール
巻方式がある種の問題を生じさせることが明らかになっ
てきた。即ち、スプロケット機構などにより解巻される
とき、「ほぼ平坦」に該帯状体は引き伸ばされるもの
の、図5に仮想線で示すような若干の「巻きぐせ」(C)
が残ることを避けられず、実線で示すような本来の「厳
密に水平」な姿勢(D)に復元させることはできないとい
う点である。そのようなカール状を呈した帯状体からロ
ボットハンドがICチップを個別的かつ正確にピックア
ップするときの誤動作の原因となる。その対策として、
帯状体に巻きぐせを生じないよう可及的に薄肉化するこ
とも考えられるが、その場合には帯状体が脆弱になり、
使用中あるいは取扱中に破損し、被収容精密部品に対す
る完全な保護作用を期待することはできない。使用中に
おける破損が、ロボットハンドによる正確なピックアッ
プ作業を不可能とすることは勿論である。さらに、当分
野において上記のような搬送容器(ここでは「トレー」
と記す)に関して問題となっていることは、トレーの収
納、蓄積、取扱いに広い場所を要すること、トレーの取
り替えに人手を要すること、トレーを任意所望の連結状
態で供給することが必ずしも容易でないこと、ICチッ
プの種類によってはベーキングの必要があり、そのため
のトレーも相当高価なものにならざるを得ないこと、等
々である。
た複数の個別凹部へそれぞれICチップを収容した帯状
体を長さ方向に間欠動させることにより、ロボットハン
ドは該搬送ラインと側方の加工ライン等との間の短い一
定スパンの間を往復させる、という方式が提案されてい
る。一般的には合成樹脂を用いICチップ保護に十分な
壁厚のものに射出成形される該帯状体は、図5に示すよ
うに、底板にエジェクト用工具を挿通すべき丸穴(e)を
有した凹部(f)が1列に形成され、その側縁に沿ってス
プロケットホイール用の小孔(g)を配列したものであ
る。この帯状体はリール巻状態で使用されるが、リール
巻方式がある種の問題を生じさせることが明らかになっ
てきた。即ち、スプロケット機構などにより解巻される
とき、「ほぼ平坦」に該帯状体は引き伸ばされるもの
の、図5に仮想線で示すような若干の「巻きぐせ」(C)
が残ることを避けられず、実線で示すような本来の「厳
密に水平」な姿勢(D)に復元させることはできないとい
う点である。そのようなカール状を呈した帯状体からロ
ボットハンドがICチップを個別的かつ正確にピックア
ップするときの誤動作の原因となる。その対策として、
帯状体に巻きぐせを生じないよう可及的に薄肉化するこ
とも考えられるが、その場合には帯状体が脆弱になり、
使用中あるいは取扱中に破損し、被収容精密部品に対す
る完全な保護作用を期待することはできない。使用中に
おける破損が、ロボットハンドによる正確なピックアッ
プ作業を不可能とすることは勿論である。さらに、当分
野において上記のような搬送容器(ここでは「トレー」
と記す)に関して問題となっていることは、トレーの収
納、蓄積、取扱いに広い場所を要すること、トレーの取
り替えに人手を要すること、トレーを任意所望の連結状
態で供給することが必ずしも容易でないこと、ICチッ
プの種類によってはベーキングの必要があり、そのため
のトレーも相当高価なものにならざるを得ないこと、等
々である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、この
ような従来の縦横複数列型の、もしくは縦1列帯状体型
の精密部品搬送用容器における諸欠点を解消すべく、I
Cチップ等の個別収容に適した凹部を有する同形の容器
単体が、機械工業等において汎用されているチェーンの
如き無限帯状体を構成すべく連結されてなる精密部品搬
送用の連鎖型容器、の提供を目的とする。さらに詳しく
は、ICチップを揺動不能に保持する凹部を備えた容器
単体が、それらの対向2辺から外方へ延出したアームを
介して相互に屈折延伸可能に連結されたていることによ
り、リール巻作業自体も従来より容易で、しかもリール
から引き出されたときに巻ぐせが現れる虞れが全くない
構造の精密部品搬送用の連鎖型容器、の提供を目的とす
る。さらに本発明は、上記の「トレー」に関する諸問題
を一挙に解決でき、特にICチップ等を収容した状態で
のベーキングや、その後でのトレーのリサイクル使用も
可能な搬送容器を提供することをも発明の一課題とする
ものである。
ような従来の縦横複数列型の、もしくは縦1列帯状体型
の精密部品搬送用容器における諸欠点を解消すべく、I
Cチップ等の個別収容に適した凹部を有する同形の容器
単体が、機械工業等において汎用されているチェーンの
如き無限帯状体を構成すべく連結されてなる精密部品搬
送用の連鎖型容器、の提供を目的とする。さらに詳しく
は、ICチップを揺動不能に保持する凹部を備えた容器
単体が、それらの対向2辺から外方へ延出したアームを
介して相互に屈折延伸可能に連結されたていることによ
り、リール巻作業自体も従来より容易で、しかもリール
から引き出されたときに巻ぐせが現れる虞れが全くない
構造の精密部品搬送用の連鎖型容器、の提供を目的とす
る。さらに本発明は、上記の「トレー」に関する諸問題
を一挙に解決でき、特にICチップ等を収容した状態で
のベーキングや、その後でのトレーのリサイクル使用も
可能な搬送容器を提供することをも発明の一課題とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成すべく、
本発明に係る精密部品搬送用の連鎖型容器は、搬送対象
物を収容する凹部を有した合成樹脂製の容器単体が列設
されて帯状体を呈したものであって、該帯状体の少なく
とも一方の側縁に沿い、搬送機構に係脱する係合部が帯
状体全長にわたり一定間隔で設けられていて、該帯状体
の長さ方向に交差する容器単体の相対向した2辺A及び
Bにおいて隣接容器単体どうしが屈折角度変更自在に連
結されていると共に、該2辺AとBとに挟まれ該辺に沿
って列をなす少なくとも2つの凹部が各容器単体に形成
されていることを特徴とする。
本発明に係る精密部品搬送用の連鎖型容器は、搬送対象
物を収容する凹部を有した合成樹脂製の容器単体が列設
されて帯状体を呈したものであって、該帯状体の少なく
とも一方の側縁に沿い、搬送機構に係脱する係合部が帯
状体全長にわたり一定間隔で設けられていて、該帯状体
の長さ方向に交差する容器単体の相対向した2辺A及び
Bにおいて隣接容器単体どうしが屈折角度変更自在に連
結されていると共に、該2辺AとBとに挟まれ該辺に沿
って列をなす少なくとも2つの凹部が各容器単体に形成
されていることを特徴とする。
【0006】前記の凹部とこれを包囲した外周部とがい
ずれも方形(正方形もしくは長方形)である場合には、
ある容器単体の対向する2辺A及びBのうちの一辺A
と、隣接した他の容器単体における一辺Bとは、両者が
屈伸いずれの状態にあっても互いに密接した姿勢を保つ
ことが望ましい。しかしながら、各容器単体に形成され
る凹部の個数や配置、更には各凹部の深さや平面視形状
と寸法、等々は、いずれも精密機器組立ラインでのIC
チップ供給に関する条件ないし要請や、搬送対象の被収
容物即ちICチップ等の形状と寸法に応じて決められる
べきものである。一例として、各容器単体には、約15
mm角で深さが3mmの凹部2つが帯状体の幅方向に2つ並
設される。
ずれも方形(正方形もしくは長方形)である場合には、
ある容器単体の対向する2辺A及びBのうちの一辺A
と、隣接した他の容器単体における一辺Bとは、両者が
屈伸いずれの状態にあっても互いに密接した姿勢を保つ
ことが望ましい。しかしながら、各容器単体に形成され
る凹部の個数や配置、更には各凹部の深さや平面視形状
と寸法、等々は、いずれも精密機器組立ラインでのIC
チップ供給に関する条件ないし要請や、搬送対象の被収
容物即ちICチップ等の形状と寸法に応じて決められる
べきものである。一例として、各容器単体には、約15
mm角で深さが3mmの凹部2つが帯状体の幅方向に2つ並
設される。
【0007】前記凹部の平面視形状は、方形にみに限ら
ず長円形あるいは複雑な多角形などであってもよい。そ
の場合にも、隣接した容器単体間の屈伸を自在とすべ
く、該凹部を備えた容器単体の相対向した2辺に直交す
る平行な2直線上に、例えば、それぞれ2本のアームが
連設され、一方の辺から延長したアーム先端近傍に小突
起が形成され、他方の辺から延長したアーム先端近傍に
は該小突起に嵌合する穴が形成される。
ず長円形あるいは複雑な多角形などであってもよい。そ
の場合にも、隣接した容器単体間の屈伸を自在とすべ
く、該凹部を備えた容器単体の相対向した2辺に直交す
る平行な2直線上に、例えば、それぞれ2本のアームが
連設され、一方の辺から延長したアーム先端近傍に小突
起が形成され、他方の辺から延長したアーム先端近傍に
は該小突起に嵌合する穴が形成される。
【0008】搬送機構の送り突起と係合する小孔は、た
とえば円形の小孔は、前記帯状体の一方の側縁に沿って
1列のみを形成、あるいは両方の側縁に沿いそれぞれ1
列、合計2列形成しあってもよい。そして該小孔配置の
一例にあっては、前記の対向辺A及びBから離れた中間
部位では一定間隔で円形小孔を穿設し、対向辺が側縁に
交差する個所には、該小孔を2つ割りした形状の切欠を
設ける。これにより、両辺A及びBが密接したとき両切
欠が1個の小孔の径に等しい幅の切込みとなり、帯状体
を構成している隣接容器単体間の継目の個所において小
孔のピッチが狂うことはない。しかし、対向辺A及びB
に「さしかかる」部位には何ら切欠を設けず、対向辺A
若しくはBとこれに最も近い小孔との間の距離を、隣接
2小孔間の間隔の1/2とすることによっても、容器単
体間の継目でのピッチ不整を排除できる。このコマ送り
用小孔は、必ずしも孔でなくてもよく、側縁部分から凹
入する切欠き部としても、側縁部分から下方または上方
もしくは外側に向かって突出する突起状に形成してもよ
く、搬送機構の送り突起と係合するようにしてある係合
部としてあればよい。
とえば円形の小孔は、前記帯状体の一方の側縁に沿って
1列のみを形成、あるいは両方の側縁に沿いそれぞれ1
列、合計2列形成しあってもよい。そして該小孔配置の
一例にあっては、前記の対向辺A及びBから離れた中間
部位では一定間隔で円形小孔を穿設し、対向辺が側縁に
交差する個所には、該小孔を2つ割りした形状の切欠を
設ける。これにより、両辺A及びBが密接したとき両切
欠が1個の小孔の径に等しい幅の切込みとなり、帯状体
を構成している隣接容器単体間の継目の個所において小
孔のピッチが狂うことはない。しかし、対向辺A及びB
に「さしかかる」部位には何ら切欠を設けず、対向辺A
若しくはBとこれに最も近い小孔との間の距離を、隣接
2小孔間の間隔の1/2とすることによっても、容器単
体間の継目でのピッチ不整を排除できる。このコマ送り
用小孔は、必ずしも孔でなくてもよく、側縁部分から凹
入する切欠き部としても、側縁部分から下方または上方
もしくは外側に向かって突出する突起状に形成してもよ
く、搬送機構の送り突起と係合するようにしてある係合
部としてあればよい。
【0009】凹部の底の中央部には、搬送先においてI
Cチップを該凹部から突出すエジェクト工具を通すため
の縦穴を設けてあることが望ましい。この縦穴が前記の
送り用小孔よりも大径であれば、十分に太い工具でチッ
プを押し出すことができ、該チップに対する当たりは細
い工具による場合よりも柔和となり好都合である。
Cチップを該凹部から突出すエジェクト工具を通すため
の縦穴を設けてあることが望ましい。この縦穴が前記の
送り用小孔よりも大径であれば、十分に太い工具でチッ
プを押し出すことができ、該チップに対する当たりは細
い工具による場合よりも柔和となり好都合である。
【0010】さらに、チップの外周部に「耳」状の外方
突起がある場合には、これらの各突起を挟み保持するた
めの1対の「指」状突起を底面からそれぞれ立設するこ
とが望ましい。指状突起間の底板部分を打ち抜いておけ
ば、該部分を前記のエジェクト用の縦穴と同様に利用す
ることもできる。
突起がある場合には、これらの各突起を挟み保持するた
めの1対の「指」状突起を底面からそれぞれ立設するこ
とが望ましい。指状突起間の底板部分を打ち抜いておけ
ば、該部分を前記のエジェクト用の縦穴と同様に利用す
ることもできる。
【0011】
【作用】本発明の連鎖型容器は上述のような構造とした
ものであるから、製作に当たっては、 同形の容器単体を
大量に製造、たとえば射出成形法により製造することが
でき、その後で1つの単体の辺Aと別の単体の辺Bとを
突き合わせつつ、例えば、前者のアームの先端にある小
突起を、後者のアームの穴へ弾発的に嵌め込むことによ
り両単体を連結するという操作を容器単体の必要個数に
ついて反復して行えばよい。
ものであるから、製作に当たっては、 同形の容器単体を
大量に製造、たとえば射出成形法により製造することが
でき、その後で1つの単体の辺Aと別の単体の辺Bとを
突き合わせつつ、例えば、前者のアームの先端にある小
突起を、後者のアームの穴へ弾発的に嵌め込むことによ
り両単体を連結するという操作を容器単体の必要個数に
ついて反復して行えばよい。
【0012】そして本発明に係る容器を使用する際の具
体的操作については、従来の帯状の容器の場合と何ら変
わるところがない。しかし、容器単体間のチェーン型リ
ンク連結構造が隣接単体間の屈折と伸長とを円滑化して
いるから、リール巻き作業とリールからの引き出し作業
がともに容易であるのみならず、従来のような巻きぐせ
を生じる虞れは全くない。ICチップを収容した状態、
かつ要すれば任意の連鎖長さに調整して、該チップのた
めのベーキング装置の中へ当該連鎖型容器を供給するこ
ともできる。
体的操作については、従来の帯状の容器の場合と何ら変
わるところがない。しかし、容器単体間のチェーン型リ
ンク連結構造が隣接単体間の屈折と伸長とを円滑化して
いるから、リール巻き作業とリールからの引き出し作業
がともに容易であるのみならず、従来のような巻きぐせ
を生じる虞れは全くない。ICチップを収容した状態、
かつ要すれば任意の連鎖長さに調整して、該チップのた
めのベーキング装置の中へ当該連鎖型容器を供給するこ
ともできる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1〜3に示した第1実施例に係る精密部品搬送用
の連鎖型容器は、ポリスチロール樹脂の射出成形品であ
る。この連鎖型容器は、搬送対象物の一例としてのIC
チップ(基板上に形成した小型集積回路)を個別に収容
する多数の凹部(11)が列設されて図2に示す如く帯状体
をなし、搬送機構のコマ送り用突起(図示せず)に係合
する係合部である小孔(14)が、全長にわたり両側縁(1
2),(13)に沿い一定間隔で穿設されている。
る。図1〜3に示した第1実施例に係る精密部品搬送用
の連鎖型容器は、ポリスチロール樹脂の射出成形品であ
る。この連鎖型容器は、搬送対象物の一例としてのIC
チップ(基板上に形成した小型集積回路)を個別に収容
する多数の凹部(11)が列設されて図2に示す如く帯状体
をなし、搬送機構のコマ送り用突起(図示せず)に係合
する係合部である小孔(14)が、全長にわたり両側縁(1
2),(13)に沿い一定間隔で穿設されている。
【0014】しかし本実施例の連鎖型容器の特徴は、図
2に明らかなように、前記の各凹部(11)がそれぞれ2つ
ずつ容器単体(10)の中央部に、かつ帯状体の幅方向に列
をなして、個別に形成されている点にある。すなわち、
幅が2〜4mmの周辺フランジ状部分(15)で囲まれた全域
が図上では下方へ2ケ所で凹入して凹部(11),(11)を構
成している。この容器単体(10)の相対向した2辺A及び
Bにおいて、フランジ状部分(15)の下方に位置した壁(1
6),(17)からは、該2辺に直交する互いに平行な2直線
L及びMに沿い夫々2本のアーム(21),(21)若しくは(2
3),(23)が連設されている。これらアームは後記のよう
に、容器単体(10),(10)間の連結部を構成する手段とし
て設けられたものである。
2に明らかなように、前記の各凹部(11)がそれぞれ2つ
ずつ容器単体(10)の中央部に、かつ帯状体の幅方向に列
をなして、個別に形成されている点にある。すなわち、
幅が2〜4mmの周辺フランジ状部分(15)で囲まれた全域
が図上では下方へ2ケ所で凹入して凹部(11),(11)を構
成している。この容器単体(10)の相対向した2辺A及び
Bにおいて、フランジ状部分(15)の下方に位置した壁(1
6),(17)からは、該2辺に直交する互いに平行な2直線
L及びMに沿い夫々2本のアーム(21),(21)若しくは(2
3),(23)が連設されている。これらアームは後記のよう
に、容器単体(10),(10)間の連結部を構成する手段とし
て設けられたものである。
【0015】一方の辺Aから外方へ突出している短いア
ーム(21)の先端近傍には、これと直角をなす方向かつ互
いに逆方向に、先端が丸い小円柱形の小突起(22)が一体
的に形成されている。これに対応して、他方の辺Bから
外方へ突出したアーム(23)の先端近傍には、前記の小突
起(22)が弾発的かつ回転方向に相対摺動自在に嵌合すべ
き横向きの穴(24)が形成されている。本例の場合、小突
起(22)と穴(24)の直径はいずれも約1.2mm程度であ
る。このようにクリック嵌合する小突起(22)と穴(24)と
を介して前記アーム(21),(23)が相対屈折伸長可能に連
結され、上述の連結部を構成している。
ーム(21)の先端近傍には、これと直角をなす方向かつ互
いに逆方向に、先端が丸い小円柱形の小突起(22)が一体
的に形成されている。これに対応して、他方の辺Bから
外方へ突出したアーム(23)の先端近傍には、前記の小突
起(22)が弾発的かつ回転方向に相対摺動自在に嵌合すべ
き横向きの穴(24)が形成されている。本例の場合、小突
起(22)と穴(24)の直径はいずれも約1.2mm程度であ
る。このようにクリック嵌合する小突起(22)と穴(24)と
を介して前記アーム(21),(23)が相対屈折伸長可能に連
結され、上述の連結部を構成している。
【0016】この帯状体の一方の側縁(12)に近い方に配
置された前記小突起(22)の中心線と穴(24)の中心線との
間の距離は、他方の側縁(13)に近い方の前記小突起(22)
中心線と穴(24)中心線との間の距離に等しい。したがっ
て図1に示すように、隣接した2つの容器単体間(10),
(10)での屈伸は自在である。図2中に符号(19)で示した
切欠は、前述のように辺A若しくは辺Bと縁(12)若しく
は(13)とが交差する角の部位において、隣接単体(10)の
相補形の同様の切欠と突き合わされ、小孔(14)の直径に
等しい幅の切り込みを形成し、該小孔の1つとして機能
する。つまり、継ぎ目に切欠を形成してあるから、隣接
した容器単体間にも連鎖型容器の送り穴(小孔(14)に相
当)が形成されることになる。
置された前記小突起(22)の中心線と穴(24)の中心線との
間の距離は、他方の側縁(13)に近い方の前記小突起(22)
中心線と穴(24)中心線との間の距離に等しい。したがっ
て図1に示すように、隣接した2つの容器単体間(10),
(10)での屈伸は自在である。図2中に符号(19)で示した
切欠は、前述のように辺A若しくは辺Bと縁(12)若しく
は(13)とが交差する角の部位において、隣接単体(10)の
相補形の同様の切欠と突き合わされ、小孔(14)の直径に
等しい幅の切り込みを形成し、該小孔の1つとして機能
する。つまり、継ぎ目に切欠を形成してあるから、隣接
した容器単体間にも連鎖型容器の送り穴(小孔(14)に相
当)が形成されることになる。
【0017】上述の連鎖型容器は、図1〜3に示すよう
に使用される。本例の場合、搬送対象の被収容物の一例
であるICチップ(40)は正方形をなし、その四辺からい
ずれも複数本の入出力ピン(41)が突出している。図2に
おける鎖線矢印Yのように該チップ(40)は前記凹部(11)
へ収容される。その際、ピン(41)の屈曲した先端部は壁
(16),(17)の内面へ接当させられるが、チップ本体部(4
2)の外周縁は、該凹部の底(30)から四辺に沿って立設さ
れた低い突堤(31)の内面へ接当させられる。そののち、
四辺のフランジ状部分(15)に保護フィルム(33)を架け渡
し貼着するが、これは帯状の当該連鎖型容器の取り扱い
中に被収容物へ塵埃等がかからないよう保護すると共
に、凹部(11)からの不慮の脱落を防止するためである。
この状態に多数のチップを収容した連鎖型容器は、各単
体間で図1のように屈折させられつつ符号Rで示す如く
リール(図示せず)へ環状に巻取られ、このリールが製
造ライン若しくは加工ライン近傍の所要個所へ供給され
る。そして該個所では、容器単体間で屈折した帯状体
が、先端側から順次同一平面内に含まれた符号Sで示す
如き伸長姿勢をとるべく矢印Tのように引き出される。
伸長後の所定位置において、該チップは底(30)中央の丸
穴(32)から差し込まれるエジェクタ工具により凹部(11)
外へ押し出されつつ、適宜のロボットハンド等により所
要の加工ステーション等へ移載される。すなわち、上記
のようにカバーテープ(保護フィルム)でシールし、I
Cチップ等のデバイスを保護した状態でリール巻きし、
回路基盤へ該デバイスを装着する所謂「実装機」におい
ては、該デバイスを1個ずつエジェクターピンで突き出
すのである。
に使用される。本例の場合、搬送対象の被収容物の一例
であるICチップ(40)は正方形をなし、その四辺からい
ずれも複数本の入出力ピン(41)が突出している。図2に
おける鎖線矢印Yのように該チップ(40)は前記凹部(11)
へ収容される。その際、ピン(41)の屈曲した先端部は壁
(16),(17)の内面へ接当させられるが、チップ本体部(4
2)の外周縁は、該凹部の底(30)から四辺に沿って立設さ
れた低い突堤(31)の内面へ接当させられる。そののち、
四辺のフランジ状部分(15)に保護フィルム(33)を架け渡
し貼着するが、これは帯状の当該連鎖型容器の取り扱い
中に被収容物へ塵埃等がかからないよう保護すると共
に、凹部(11)からの不慮の脱落を防止するためである。
この状態に多数のチップを収容した連鎖型容器は、各単
体間で図1のように屈折させられつつ符号Rで示す如く
リール(図示せず)へ環状に巻取られ、このリールが製
造ライン若しくは加工ライン近傍の所要個所へ供給され
る。そして該個所では、容器単体間で屈折した帯状体
が、先端側から順次同一平面内に含まれた符号Sで示す
如き伸長姿勢をとるべく矢印Tのように引き出される。
伸長後の所定位置において、該チップは底(30)中央の丸
穴(32)から差し込まれるエジェクタ工具により凹部(11)
外へ押し出されつつ、適宜のロボットハンド等により所
要の加工ステーション等へ移載される。すなわち、上記
のようにカバーテープ(保護フィルム)でシールし、I
Cチップ等のデバイスを保護した状態でリール巻きし、
回路基盤へ該デバイスを装着する所謂「実装機」におい
ては、該デバイスを1個ずつエジェクターピンで突き出
すのである。
【0018】図4に示した第2実施例では、帯状体の幅
方向に2列、各列それぞれ4個の凹部(11)、(11)がそれ
ぞれの容器単体(10)に形成されている。したがって、こ
の場合にも、容器単体の幅(これは帯状体の幅に相当す
る)を長さに比して大とすることにより複数凹部を設け
てあるから、容器単体間の屈折は容易であり、しかも環
状に巻き取る際の最内径を小さく保つことができる。
方向に2列、各列それぞれ4個の凹部(11)、(11)がそれ
ぞれの容器単体(10)に形成されている。したがって、こ
の場合にも、容器単体の幅(これは帯状体の幅に相当す
る)を長さに比して大とすることにより複数凹部を設け
てあるから、容器単体間の屈折は容易であり、しかも環
状に巻き取る際の最内径を小さく保つことができる。
【0019】第1及び第2実施例のいずれにあっても、
フランジ状部分(15)の厚さは約0.4mmであるが、底(3
0)と壁(16),(17)の厚さは取扱い中に変形を来すことの
ないよう約0.7mmとしてあり、被収容物に対する保護
作用の万全を期してある。これは、従来使い捨てが普通
であったこの種の容器を、要すれば反復使用することも
可能としている。このように本発明の連鎖型容器のリサ
イクル使用に当たっては、該帯状連鎖を構成する単体個
数を任意に増減することも勿論可能である。
フランジ状部分(15)の厚さは約0.4mmであるが、底(3
0)と壁(16),(17)の厚さは取扱い中に変形を来すことの
ないよう約0.7mmとしてあり、被収容物に対する保護
作用の万全を期してある。これは、従来使い捨てが普通
であったこの種の容器を、要すれば反復使用することも
可能としている。このように本発明の連鎖型容器のリサ
イクル使用に当たっては、該帯状連鎖を構成する単体個
数を任意に増減することも勿論可能である。
【0020】なお両実施例とも、凹部(11)を区画形成し
ている四方の壁(16),(17)の上端、つまりフランジ状部
分(15)への移行域を外開きのテーパー状(18)としてある
が、これは被収容物出入れ操作の円滑化を図ったもので
ある。すなわち、デバイスのテーピング工程では入れ勝
手となるようテーパー形状を設定してある。
ている四方の壁(16),(17)の上端、つまりフランジ状部
分(15)への移行域を外開きのテーパー状(18)としてある
が、これは被収容物出入れ操作の円滑化を図ったもので
ある。すなわち、デバイスのテーピング工程では入れ勝
手となるようテーパー形状を設定してある。
【0021】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、前記の構成要件を備
え、かつ前記の目的を達成し、下記の効果を有する限り
においては適宜に改変して実施することができる。たと
えば、 各単体に形成する凹部は横1列×3個、或は横2
列×3個、等々任意に変更することができる。
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、前記の構成要件を備
え、かつ前記の目的を達成し、下記の効果を有する限り
においては適宜に改変して実施することができる。たと
えば、 各単体に形成する凹部は横1列×3個、或は横2
列×3個、等々任意に変更することができる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
発明によれば、一旦相互に連結したのちは相互間の屈伸
は自在であるが不測の分解を来す虞れがない多数の容器
単体をもって連鎖状の帯状体を構成させた容器が提供さ
れ、しかも各単体は十分な肉厚のものとされているか
ら、この帯状体をリール等に渦巻きし、あるいは平坦に
引き伸ばす際にも各単体に好ましくない変形を来すこと
はなく、しかも引き伸ばし姿勢においては従来のような
曲げ癖が残る虞れは皆無である。したがって本発明に係
る容器は、取扱に細心の注意が要請され、搬送先におけ
る精密な位置ぎめが不可欠であるICチップ等のための
搬送容器として極めて好適なものである。要するに、剛
性のポケット付き単体容器をリール巻き可能に多数個連
結し、巻きぐせをつけずに引き伸ばしつつ、被収容デバ
イスを精密さが要求される実装機へ供給できる。特に、
容器単体の寸法に比べICチップが小さい場合には、複
数個の該チップを各単体へ収容できるから、精密機器組
立ラインへのチップ供給能率が向上する。
発明によれば、一旦相互に連結したのちは相互間の屈伸
は自在であるが不測の分解を来す虞れがない多数の容器
単体をもって連鎖状の帯状体を構成させた容器が提供さ
れ、しかも各単体は十分な肉厚のものとされているか
ら、この帯状体をリール等に渦巻きし、あるいは平坦に
引き伸ばす際にも各単体に好ましくない変形を来すこと
はなく、しかも引き伸ばし姿勢においては従来のような
曲げ癖が残る虞れは皆無である。したがって本発明に係
る容器は、取扱に細心の注意が要請され、搬送先におけ
る精密な位置ぎめが不可欠であるICチップ等のための
搬送容器として極めて好適なものである。要するに、剛
性のポケット付き単体容器をリール巻き可能に多数個連
結し、巻きぐせをつけずに引き伸ばしつつ、被収容デバ
イスを精密さが要求される実装機へ供給できる。特に、
容器単体の寸法に比べICチップが小さい場合には、複
数個の該チップを各単体へ収容できるから、精密機器組
立ラインへのチップ供給能率が向上する。
【図1】本発明の第1実施例に係る連鎖型容器の使用状
態を示した縮尺正面図。
態を示した縮尺正面図。
【図2】同じく該容器の1コマとしての容器単体を被収
容物と共に示した拡大斜視図。
容物と共に示した拡大斜視図。
【図3】図2中のIII−III線に沿った断面図。
【図4】第2実施例の要部を示した斜視図。
【図5】従来の帯状容器を示した斜視図。
(10) 容器単体 (11) 凹部 (12) 一方の側縁 (13) 他方の側縁 (14) 小孔 (15) 内周溝状凹入部 (21) 対向した一辺Aから突出した1対のアーム (22) 小突起 (23) 対向した他辺Bから突出した別の対のアーム (24) 穴 (40) 被収容物の一例としてのICチップ (L) 一側縁(12)に近く辺A及びBに交差している1本
の直線 (M) 他側縁(13)に近く辺A及びBに交差し直線Lに平
行な他の直線
の直線 (M) 他側縁(13)に近く辺A及びBに交差し直線Lに平
行な他の直線
Claims (1)
- 【請求項1】 搬送対象物を収容する凹部(11),(11)を
有した合成樹脂製の容器単体(10),(10)が列設されて帯
状体を呈したものであって、該帯状体の少なくとも一方
の側縁(12)又は(13)に沿い、搬送機構に係脱する係合部
(14)が帯状体全長にわたり一定間隔で設けられていて、
該帯状体の長さ方向に交差する容器単体(10)の相対向し
た2辺A及びBにおいて隣接容器単体どうしが屈折角度
変更自在に連結されていると共に、該2辺AとBとに挟
まれ該辺に沿って列をなす少なくとも2つの凹部(11),
(11)が各容器単体(10)に形成されていることを特徴とす
る精密部品搬送用の連鎖型容器。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4358445A JPH0767953B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 精密部品搬送用の連鎖型容器 |
| DE69303230T DE69303230D1 (de) | 1992-05-13 | 1993-04-27 | Verketteter Behälter zum Transportieren von Präzisionsvorrichtungen |
| EP93303289A EP0570128B1 (en) | 1992-05-13 | 1993-04-27 | A linked container for transporting precision devices |
| US08/057,965 US5333733A (en) | 1992-05-13 | 1993-05-07 | Linked container for transporting precision devices |
| KR1019930008087A KR100285655B1 (ko) | 1992-05-13 | 1993-05-12 | 정밀부품 반송용 연쇄형 용기 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4358445A JPH0767953B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 精密部品搬送用の連鎖型容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06191575A JPH06191575A (ja) | 1994-07-12 |
| JPH0767953B2 true JPH0767953B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=18459345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4358445A Expired - Fee Related JPH0767953B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-12-25 | 精密部品搬送用の連鎖型容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0767953B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP4358445A patent/JPH0767953B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06191575A (ja) | 1994-07-12 |
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