JPH0768083A - 洗濯機の水位検知装置 - Google Patents

洗濯機の水位検知装置

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JPH0768083A
JPH0768083A JP5217097A JP21709793A JPH0768083A JP H0768083 A JPH0768083 A JP H0768083A JP 5217097 A JP5217097 A JP 5217097A JP 21709793 A JP21709793 A JP 21709793A JP H0768083 A JPH0768083 A JP H0768083A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原価低減と外部ノイズ耐力の向上及び調整の
簡略化と水圧検知精度向上を実現する。 【構成】 プリント配線基板14の銅箔パターン16の
一部を一方の電極17とし、この一方の電極17と対向
して配置される他方の電極20を水槽の水圧により可動
するダイヤフラム19上に設け、両電極17、20間の
静電容量値に基づき水槽内の水位を検知するように構成
した洗濯機の水位検知装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯機に内装され、水
槽の水位変化を連続的に検知可能な水位検知装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の水位検知装置は、例
えば図14に示すように、洗濯機本体(図示せず)に内
装された水槽51の下部にエアトラップ52を設け、こ
のエアトラップ52に導圧ホース53を介して水圧検知
部54を連結し、さらに該水圧検知部54の出力端をリ
ード線55を介して洗濯機に設けられた制御回路56に
電気的に接続してなり、水槽51内の水位変化に伴うエ
アトラップ52内の空気圧変化を水圧検知部54で電気
的に変換し、制御回路56でその圧力変化の検出データ
に基づき水槽51内の水位変化を検出するように構成さ
れている。
【0003】図15は水圧検知部54の一例を示してい
る。この図に示すように、従来の水圧検知部54では、
導圧ホース53を介してエアトラップ52と連通するケ
ース57とケースカバー58との間にゴム製のダイアフ
ラム59を挟着し、該ダイヤフラム59上に可動部材6
0を装着するとともに、該可動部材60をスプリング6
1によって付勢し、さらに可動部材60にフェライトコ
ア等からなる磁性体62を取り付ける一方、ケースカバ
ー58の内周面にコイル63を固着し、該コイル63か
ら制御回路56に接続されるリード線55を引き出して
いる。
【0004】この水圧検知部54の場合、エアトラップ
52から与えられた圧力変化とスプリング61の付勢力
との関係によって、ダイヤフラム59の形状変化量が決
定され、このダイヤフラム59の形状変化に伴って磁性
体62が上下動し、コイル63内を出入することによ
り、コイル63のインダクタンスが変化するようになっ
ている。
【0005】図16は制御回路56の一例を示してい
る。この図に示すように、従来の制御回路56は、発振
回路64とマイクロコンピュータ65とを備えており、
水圧検知部54におけるコイル63のインダクタンス変
化を発振回路64によって周波数に変換し、マイクロコ
ンピュータ65で周波数変化として水位を検知するよう
に構成されている。
【0006】また、上記従来構成における問題点を改善
したものとして、例えばコイル63と制御回路56間に
配線されたリード線55にノイズがのった場合でも発振
回路64にノイズが侵入しないように、該発振回路64
をコイル63と分離して配置したもの(特開平2ー29
294号公報)や、スプリング61の伸縮動作がコイル
63のインダクタンス変化に与える影響を極力回避する
ために水圧検知部54における磁性体62及びコイル6
3の配置を工夫したもの(実公平3ー23186号公
報)等が提案されている。
【0007】なお、上記のようにコイル63のインダク
タンス変化を利用して水槽51内の水位変化を検知する
従来方式においては、上記各例以外のものであっても、
上掲の従来例と同様に水圧検知部54は制御回路56と
は別に構成され、両者54、56の電気的接続はリード
線55によっている。また、発振回路64を水圧検知部
54に設けることも可能であるが、この場合も発振回路
64と、マイクロコンピュータ65とを接続するための
リード線が必要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
従来例のように、水圧検知部54と制御回路56とを別
々に構成し、両者54、56間をリード線55を使用し
て電気的に接続した構成を採用しているものでは、次の
ような問題点があった。まず、水圧検知部54が発振回
路64を内蔵するものも含めて、制御回路56とは別に
独立設置されているため、ケース等も別に準備しなけれ
ばならないだけでなく、リード線自体の部品コスト及び
その配線組立コストも必要であり、コスト高を招いてい
た。
【0009】また、水圧検知部54やリード線55のイ
ンピーダンスが高いため、周囲からの電磁ノイズの影響
を受けやすい。このため制御回路56に本来の検知信号
以外のノイズ成分が入力され、水位の誤検知やノイズに
よるマイクロコンピュータ65の誤動作、例えばリセッ
トやラッチアップを引き起こすことがあった。
【0010】さらに、水圧検知部54に制御回路56の
一部を構成する発振回路64を含まないものでは、水圧
検知部54の精度のバラツキと、発振回路64の定数バ
ラツキを考慮しながら、水位検知精度を向上させる必要
があるため、水圧検知部54の調整値幅を極度に狭くし
たり、あるいは発振回路64内に、例えば±1%程度の
高精度なコンデンサを使用していた。このため上記した
コスト上の問題点と相俟って装置のトータルコストが必
然的に高くなっていた。
【0011】本発明は、上記のような従来の問題点を解
決するためになされたもので、水圧検知部を制御回路の
内部に一体的に構成した構造とすることにより、大幅な
コストダウン、外部ノイズ耐力の向上及び、初期調整の
簡略化を図流ことが可能で、しかも優れた水位検知精度
を実現し得る新規な洗濯機の水位検知装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、洗濯機のモータや給、排水等を行う弁等
の負荷を、操作部に設けたスイッチまたは洗濯機の所要
個所に設けられたセンサからの入力信号に基づいて制御
する制御回路が搭載されているプリント配線基板を利用
しており、このプリント配線基板上に形成された導電パ
ターンの一部により一方の電極を構成している。
【0013】また、水槽内の水位変化に伴う水圧変化に
応動する可動体を設け、この可動体により前記一方の電
極と対向して配設される他方の電極を一方の電極との相
対距離を変化させる方向に変位させるように構成し、さ
らに前記制御回路において前記両電極間距離の変化に伴
う両電極間の静電容量の変化に基づき前記水槽内の水位
を検知するように構成している。
【0014】上記構成において、前記可動体を水槽内の
水位変化に伴う水圧変化に応動して形状変化するゴム製
のダイヤフラムにより構成するとともに、該ダイヤフラ
ムの形状変化量が他方の電極の変位量に変換されるよう
にすることができる。この場合、ダイヤフラムの一方の
電極との対向面上に導電層を形成し、この導電層を他方
の電極とすることができる。また、組立性を向上させる
ために、前記他方の電極を、その一部が直接プリント配
線基板の導電パターンに電気的に接続可能な形状に形成
するようにしてもよい。
【0015】上記構成では、両電極間距離の調整手段を
設けることが望ましい、この場合、その調整手段として
は、他方の電極とプリント配線基板との間に該他方の電
極をプリント配線基板から離れる方向に付勢するスプリ
ングを介装し、且つ、該スプリングのプリント配線基板
側端部を該スプリングのバネ圧を変化させる方向に位置
調整可能に構成したものが挙げられる。
【0016】また、両方の電極により形成される静電容
量体に対して並列または直列に、静電容量調整用の可変
コンデンサを接続することにより、制御回路における水
位判断の基準となる静電容量値の初期調整を行うことが
できる。
【0017】さらに、水槽内の水圧に対応する基準圧力
を可動体に付与したときの制御回路の水位検知データを
記憶する電気的に書換可能な不揮発性メモリを設けるこ
とにより、ソフトウェア的な水位検出が可能になる。
【0018】さらにまた、両方の電極により形成される
静電容量体の静電容量を周波数変換するCR発振回路を
設け、制御回路において該CR発振回路の出力データに
基づき水槽の水位を判断するように構成することがで
き、あるいは両方の電極により形成される静電容量体と
制御回路との間に前記静電容量体を充放電動作させる固
定抵抗を介装し、制御回路において前記静電容量体の充
電または放電時間を計時することにより、該静電容量体
の静電容量値を判断するように構成することができる。
【0019】
【作用】上記構成によると、水槽内の水位変化に応動し
て可動体が動作し、この可動体の動作により他方の電極
が移動するため、両電極間距離が変化し、これに伴って
両電極間の静電容量も変化する。この静電容量の変化を
制御回路で判断することにより、水槽内の水位を判定す
ることができる。
【0020】また、制御回路内部の導電パターンの一部
を使用した静電容量変換方式としているので、水圧検知
部の構成を制御回路と一体化することが可能となり、こ
れにより、低コスト、耐ノイズ性向上が実現でき、ま
た、部品の組み合わせがないので簡単且つ安価に調整で
きる。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係る洗濯機の水位検知装置の
実施例を図面を参照しながら説明する。図1は一般的な
洗濯機における制御装置の概略構成を示している。この
図において、1は制御回路、2は操作部に設けられた各
種スイッチ、3は後述する水圧検知部、4はパルセータ
や脱水兼洗濯槽の駆動源であるモータ、5は排水弁、6
は給水弁である。
【0022】また、制御回路1は中央制御部としてのマ
イクロコンピュータ7、各種スイッチ2に共通のインタ
ーフェイス8、後述する発振回路9、操作表示回路1
0、マイクロコンピュータ7の指令に基づき、負荷とし
てのモータ4、排水弁5及び給水弁6を駆動する駆動回
路11、12、13とにより構成されており、各種スイ
ッチ2及び洗濯機の所要部位に配された各種センサから
の入力信号に基づき、負荷の制御を行うものである。
【0023】図2は本発明の第1実施例における水圧検
知部3を示している。この図において、14は図1に示
した制御回路1の構成部品を実装したプリント配線基板
である。なお、図2では一例としてプリント配線基板1
4上に抵抗部品15が実装されている状態を示している
が、その他マイクロコンピュータ7、発振回路9、駆動
回路11〜13及び、トランジスタ、コンデンサ、トラ
イアック等、回路を構成する電子部品も実装されている
ことは言うまでもない。
【0024】本実施例では、このプリント配線基板14
は制御回路1の各部構成間を接続する導電パターンに銅
箔パターン16を使用しており、且つ、この銅箔パター
ン16をプリント配線基板14の下面に形成するととも
に、該銅箔パターン16の一部を一方の電極17として
機能するように構成している。なお、該一方の電極17
にソルダーレジスト処理等の表面処理が施されているも
のであっても、本発明を何ら特定するものではない。
【0025】一方の電極17の形成領域を含むプリント
配線基板14の下面部分にはケース18が気密に取り付
けられている。このケース18の内部空間は上段が広
く、下段が狭い上下2段構成となっており、その段部に
可動体としてのゴム製のダイヤフラム19が周端部を挟
着固定され、且つ、中央部が上下変形可能な状態で装着
されており、該ダイヤフラム19の上面で、一方の電極
17と対向する部位に例えば銅箔からなる他方の電極2
0が形成されている。この他方の電極20はフレキシブ
ルワイヤ21を介してプリント配線基板14に形成され
た所定の接続用パターン16aに電気的に接続されてい
る。
【0026】また、ダイヤフラム19によって仕切られ
たケース18の下段側には導圧ホース22が接続されて
いるとともに、プリント配線基板14には該基板14と
ダイヤフラム19との間のケース上段部の空気を大気圧
に開放する空気逃がし孔23が形成されている。なお、
前記空気逃し孔22は必ずしもプリント配線基板14に
設ける必要はなく、その他、例えばダイヤフラム19の
上方側となるケース18の側面部分に形成してもよい。
【0027】図3は本実施例装置Aの洗濯機内における
配置構成を示している。この図に示すように、洗濯機本
体(図示せず)に内装された水槽Bの下部にはエアトラ
ップCが設けられており、本実施例装置Aはケース18
に接続された導圧ホース22を介して該エアトラップC
に連通連結されている。なお、図3において、Lは水槽
B内の水位を示している。
【0028】このような構成においては、水槽B内の水
位L、つまり水圧に対応してエアトラップC内の空気圧
が変化し、該エアトラップCから与えられた圧力変化に
応動してダイヤフラム19が、その中央部が上下方向に
移動するように形状変化する。このとき、ダイヤフラム
19より上方のケース18内空間部の空気は空気逃がし
孔23から大気圧に開放され、これによって水圧側と大
気圧側との差圧検知が可能になる。
【0029】この場合、ダイヤフラム19に固定された
他方の電極20は水槽Bの水位Lが高くなれば図2の矢
印aで示すように上方に移動して、一方の電極17との
対向距離が狭くなり、両電極17、20が作る静電容量
は大きくなり、逆に、水槽B内の水位Lが低くなれば他
方の電極20は下方に移動し一方の電極17との対向距
離が広がり、静電容量は小さくなる。このようにして水
槽B内の水位変化が静電容量変化に変換されるのであ
る。
【0030】ところで、上記構成においては、他方の電
極20は銅箔等により形成されており、ダイヤフラム1
9とは別部材となっているため、作製時にはダイヤフラ
ム19に固定する工程を必要とする。そこで図4に示す
ように、他方の電極20を銅箔に代えて、ダイヤフラム
19の一方の電極17との対向面に蒸着した金属膜によ
り形成すれば、電極取付工程を省略することができる。
【0031】また、上記構成においては、他方の電極2
0とプリント配線基板14の接続用パターン16aとの
接続にフレキシブルワイヤ21を使用しているが、図4
に示すように、ケース18の一部、即ち、他方の電極2
0を構成する金属膜とプリント配線基板14の接続用パ
ターン16aとに当接するケース18の側壁部を導電体
18aにより形成すれば、フレキシブルワイヤ21のよ
うな接続用部材及びその取付工程が不要になり、組立コ
スト、部品コストを共に低減し得る。
【0032】さらに、図5に示すように、他方の電極2
0を金属薄板を曲げ成形して、一端が屈曲したリーフ形
状に形成する一方、プリント配線基板14の所定部位に
スルーホール24を形成し、このスルーホール24に接
続用パターン16aを形成し、ダイヤフラム19に取り
付けた他方の電極20の屈曲端部20aをスルーホール
24に挿通することにより、該他方の電極20を直接、
プリント配線基板14の接続用パターン16aに半田接
続することが可能となる。
【0033】なお、この場合、ダイヤフラム19の形状
を工夫して、該ダイヤフラム19に取り付けられた他方
の電極20が矢印bで示すように他端側部分のみ上下動
し得るように構成している。また、図5に示すように、
プリント配線基板14を接続用パターン16aが両側に
設けられた両面配線構造とすることにより、他方の電極
20の半田付けが容易になり、組立性を更に向上させる
ことができる。
【0034】以上、水圧検知部3の基本構成を示した
が、いずれの態様の水圧検知部3においても、ダイヤフ
ラム19のような機械的構成を用いて他方の電極20を
上下動させるようにしているため、製品化するにあたっ
ては感度調整工程が必要となる。但し、従来例のように
水圧検知部54と制御回路56との組み合わせを考慮す
る必要がないので、感度調整は極めて簡単に行える。
【0035】図6は図2に示した水圧検知部3に感度調
整構造を組み込んだ構成を示している。図6に示す感度
調整機構は、プリント配線基板14のダイヤフラム上面
中央と対向する部位にネジ孔25を設け、このネジ孔2
5に調整手段としてのバネ圧調整ネジ26を螺装する一
方、ダイヤフラム19上にバネ受け部材27を設け、該
バネ受け部材25とバネ圧調整ネジ26との間にスプリ
ング28を介装し、このスプリング28によりダイヤフ
ラム19を適度な付勢力でもって下方に加圧するように
構成されている。
【0036】この感度調整機構の場合、エアトラップC
から与えられた圧力変化とスプリング28の付勢力との
力関係によって、ダイヤフラム19の形状変化量が決定
される。従って、バネ圧調整ネジ26のネジ孔25から
の突出量を適宜調整してスプリング28の上端位置を変
位させることにより、該スプリング28のダイヤフラム
19に対する加圧量を適正値に調整することができる。
【0037】図7は水圧の変化に対する両電極17、2
0間の静電容量特性を示している。いま、上記感度調整
機構を備えた水圧検知部3が図7において未調整状態で
は実線pで示した特性を有するものとすると、例えばス
プリング28の上端位置を下方に変位させれば、同じ水
圧であってもダイヤフラム19の形状変化量が小さくな
って、破線qで示した特性に移行する。
【0038】上記構成の水圧検知部3における両電極1
7、20間で得られた静電容量値は電気的に調整するこ
ともできる。図8はその調整を行うための回路を示して
いる。この図に示すものでは、両電極17、20で形成
される静電容量体29に直列に第1可変コンデンサ30
を接続するとともに、並列に第2可変コンデンサ31を
接続している。
【0039】このような構成において前述の感度を低く
したい場合は、静電容量体29と比較して大きな静電容
量を有するコンデンサを第1可変コンデンサ30の位置
に追加すれば、図7の実線特性pから一点鎖線で示す特
性sに移行させることができ、図6に示した機械的な感
度調整機構とほぼ同様の調整機能を発揮する。なお、上
記第1可変コンデンサ30の容量を小さくするほど感度
は低めに調整される。
【0040】また、第2可変コンデンサ31の静電容量
値を調整すれば、図6に示した感度調整機構では不可能
であった図7の特性の平行移動も可能となる。例えば第
2可変コンデンサ31の静電容量値を大きくするように
調整すれば、図7の特性図では実線特性pから点線特性
rに平行移動させることができる等、第1及び第2可変
コンデンサの組み合わせにより機械式と比較して感度調
整機能をさらに向上させることができる。
【0041】本発明では制御回路1と水圧検知部3とが
一体化していることによりはじめて可能となるところ
の、マイクロコンピュータソフトを利用した自動調整も
実現可能となる。図8に示した周波数変換回路32の説
明は後述するが、ここではマイクロコンピュータ7に周
波数変換回路32からのパルス周波数が入力されている
ものを例に挙げて説明する。33は電気的に書換可能な
不揮発性メモリとしてのEEPROMであって、マイク
ロコンピュータ7との通信により内部のメモリの書き込
み、読み出し、消去が可能な半導体メモリである。
【0042】上記マイクロコンピュータ7及びEEPR
OM33を用いた静電容量調整プロセスを図9のフロー
チャートにより説明すると、マイクロコンピュータ内部
のROMに、通常の洗濯運転では使用しない特性データ
書込プログラムを予め作成しておき、ステップ#10
で、一般の使用者が操作できないような入力条件で、特
性データ書込モードに移行する。前記入力条件とは、マ
イクロコンピュータ7の特定端子を外部より強制的にハ
イまたはローに設定したり、図1に示す操作表示回路1
0のスイッチの多重押し等を意味している。
【0043】書込モードに移行後、ステップ#20で、
操作表示回路10の決められた操作スイッチによりマイ
クロコンピュータ7を、50mmH2O 水圧データの書込状
態に設定する。なお、この操作も含み、次に述べる状態
設定またはデータのメモリへの書込操作を行うにあた
り、前述の操作スイッチやマイクロコンピュータの特定
端子の設定を使用しても、本発明を限定するものではな
い。
【0044】次に、ステップ#30で、水圧検知部3に
外部の圧力発生装置から50mmH2Oの圧力を印加する。
ステップ#40では上記での何らかの操作により、周波
数変換回路32から入力される周波数データD50をE
EPROM33に書き込む。以後、ステップ#50〜ス
テップ#70では、前述のステップ#20〜ステップ#
40と同様の手法を用いて、400mmH2O水圧の周波数デ
ータD400をEEPROM33に書き込む。
【0045】以上のEEPROM33に書き込まれたデ
ータは図10に示した水圧−周波数特性におけるa、b
点に対応し、この2点で決定される直線によって、その
他の水圧での周波数はマイクロコンピュータ内部での演
算により算出可能となる。ここで、水圧検知部3の特性
が図10の破線sで示されるように、直線性がない場合
は、図9でのステップ#20〜ステップ#40及びステ
ップ#50〜ステップ#70の2段階の操作を細かく設
定すればよい。図10の破線sの例では、200mmH2
(c点)と300mmH2O(d点)を追加して、4点での設
定としている。
【0046】なお、運転中の水圧に対する周波数データ
の読み出しについては、それぞれの水圧に対して決めら
れたメモリアドレスのメモリ内容を読み出して、制御に
使用することは言うまでもない。
【0047】次に、図8を参照しながら、水圧検知部3
の静電容量をCR発振回路で周波数変換する方法につい
て説明する。前記周波数変換回路32はコンパレータ3
4と周辺の抵抗R1〜R5で構成されており、R1はコ
ンパレータ34のプルアップ抵抗、R2は静電容量体2
9及び第1、第2可変コンデンサ30、31の充放電用
抵抗、R3、R4は静電容量体29及び第1、第2可変
コンデンサ30、31の電圧比較値を決定する電圧を作
る分圧抵抗、R5はコンパレータ34の非反転端子の電
圧設定を変化させるためのヒステリシス用抵抗である。
【0048】図11は周波数変換回路32の動作を示す
タイムチャートである。同図(a)の実線で示す電圧V(-)
はコンパレータ34の反転端子への入力電圧であって、
静電容量体29及び第1、第2可変コンデンサ30、3
1の電圧である。点線で示す電圧V(+)は非反転端子への
入力電圧である。同図(b)の信号はコンパレータ34の
出力でマイクロコンピュータ7に入力される周波数信号
である。
【0049】いま、時点t1でコンパレータ34がOFF
となったとき、静電容量体29及び第1、第2可変コン
デンサ30、31には、充放電用抵抗R1、R2を経由
して充放電電流が流れ、電圧V(-)は上昇していくが、分
圧抵抗R3、R4及びヒステリシス用抵抗R5で合成さ
れる電圧V(+)を超えた時点t2で、コンパレータ34はO
Nし、ローレベルとなる。同時にヒステリシス用抵抗R
5の右側がローレベルとなることより、電圧V(+)に対し
てはプルダウン側へ接続されたと同様になるため、該電
圧V(+)は低下する。
【0050】静電容量体29及び第1、第2可変コンデ
ンサ30、31は充放電用抵抗R2を介して、コンパレ
ータ34の出力に向けて放電し、電圧が次第に低下し、
低下した電圧V(+)に達した時点t3で、再度t1 以降と同
様な充電期間に移行する。ここで、静電容量体29及び
第1、第2可変コンデンサ30、31の容量が大きい場
合(高水圧)は、充放電時定数が大きくなり、V(-)の傾
きが小さくなるため、t1〜t3で表される周期が長くなり
周波数は低下する(図10参照)。
【0051】以上によりマイクロコンピュータ7には水
圧に対応した周波数パルスが入力されることになる。な
お、前記CR発振回路は、本発明の一実施例に過ぎず、
他方式のCR発振回路であってもよい。
【0052】次に、図12及び図13により発振回路を
用いずに、静電容量を周波数に変換する方法を説明す
る。静電容量体29は充放電用抵抗R6により充放電動
作される。マイクロコンピュータ7の出力ポート35の
内部は、PchとNchのFET(電界効果トランジスタ)
36、37が接続された3ステート構成となっている。
また、マイクロコンピュータ7に設けられたアナログ入
力電圧をディジタル電圧に変換するA/Dポートは静電
容量体29の電圧を検知する。
【0053】いま、図13の時点t1でPchのFET36
がONすれば、静電容量体29には充放電用抵抗R6を
介してVccから充電電流が流れて、静電容量体29の電
圧Vcは上昇する。予め設定された電圧値V(H)に達したこ
とをマイクロコンピュータ7のA/Dポートで検知すれ
ば、PchのFET36をOFFし、NchのFET37を
ONする(t2)。この後、静電容量体29は充放電用抵
抗R6、NchのFET37を介してGND側に放電さ
れ、電圧Vcは下降し、予め設定された電圧値V(L)に達す
れば(t3)、再度t1の状態に戻る。
【0054】前記t1〜t3の周期は、図11の特性と同様
に静電容量が大きければ(高水圧)長くなるので、この
周期によって水圧(水位)を検知することができる。こ
のt1〜t3時間はマイクロコンピュータ内部のタイマによ
り計時できることは言うまでもないが、逆に一定時間の
PchのFET36またはNchのFET37のON/OF
F回数をカウントすれば周波数として検知できることに
なる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるとき
は、制御回路が搭載されたプリント配線基板上の導電パ
ターンの一部により一方の電極を構成し、該一方の電極
と対向する他方の電極を水槽内の水位変化に伴う水圧変
化に応動して一方の電極との相対距離を変化させる方向
に変位させ、これによって変化する両電極間の静電容量
に基づき水槽内水位を検知するようにしているので、水
圧検知部の構成を制御回路と一体化することが可能とな
る。従来の水圧検知部と制御回路とを接続するためのリ
ード線が不要になるなど、大幅な原価低減と外部ノイズ
耐力の向上、及び調整の簡略化と水圧検知精度向上が実
現できる。
【0056】請求項3によるときは、他方の電極を移動
させる可動体を、水槽内の水位変化に伴う水圧変化に応
動して形状変化するゴム製のダイヤフラムにより構成
し、該ダイヤフラムの形状変化量を他方の電極の変位量
に変換するようにしたものにおいて、他方の電極をダイ
ヤフラムの一方の電極との対向面上に形成された導電層
により構成しているので、電極取付工程を省略すること
ができる。
【0057】請求項4によるときは、他方の電極を、そ
の一部が直接プリント配線基板の導電パターンに電気的
に接続可能な形状に形成しているので、該他方の電極と
プリント配線基板の導電パターンとを接続するための接
続用部材及びその取付工程が不要になり、組立コスト、
部品コストを共に低減させることができる。
【0058】請求項5によるときは、他方の電極とプリ
ント配線基板との間に該他方の電極をプリント配線基板
から離れる方向に付勢するスプリングを介装し、且つ、
該スプリングのプリント配線基板側端部を該スプリング
のバネ圧を変化させる方向に位置調整可能に構成してな
る両電極間距離の調整手段を設けているので、該調整手
段を適宜調整してスプリングを変位させることにより、
該スプリングの他方の電極に対する加圧量を適正値に調
整することができる。
【0059】また、請求項6〜請求項9によるときは、
静電容量調整用可変コンデンサ、水位検知データを記憶
するための電気的に書換可能な不揮発性メモリ、両電極
間に形成される静電容量体の静電容量を周波数変換する
CR発振回路、さらには前記静電容量体の充放電時間等
を用いて、電気的に感度調整を簡単且つ精度良く行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般的な洗濯機における制御装置の概略構成
を示すブロック図。
【図2】 本発明の実施例における水圧検知部を示す概
略断面図。
【図3】 その洗濯機内における配置構成を模式的に示
す断面図。
【図4】 水圧検知部の変形例を示す概略断面図。
【図5】 水圧検知部の他の変形例を示す概略断面図。
【図6】 感度調整構造を備えた水圧検知部を示す概略
断面図。
【図7】 水圧検知部の調整内容を示す特性図。
【図8】 感度調整回路を示す図。
【図9】 その調整例を示すフローチャート。
【図10】 その調整例を示す特性図。
【図11】 周波数変換回路の動作を示すタイムチャー
ト。
【図12】 水位検知回路を示すブロック図。
【図13】 静電容量体の充放電時間を示すタイムチャ
ート。
【図14】 従来の水位検知装置における水圧検知部を
示す概略断面図。
【図15】 その洗濯機内における配置構成の一例を模
式的に示す断面図。
【図16】 その制御回路を示すブロック図。
【符号の説明】
1 制御回路 7 マイクロコンピュータ 14 プリント配線基板 16 銅箔パターン 17 一方の電極 19 ダイヤフラム 20 他方の電極 20a 他方の電極の屈曲端部 26 バネ圧調整ネジ 28 スプリング 29 静電容量体 30 第1可変コンデンサ 31 第2可変コンデンサ 32 周波数変換回路 33 EEPROM B 水槽 C エアトラップ R6 固定抵抗

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷を入力信号に基づいて制御する制御
    回路が搭載されたプリント配線基板を備え、該プリント
    配線基板上に形成された導電パターンの一部により一方
    の電極を構成し、該一方の電極と対向して他方の電極を
    配設するとともに、水槽内の水位変化に伴う水圧変化に
    応動して前記他方の電極を前記一方の電極との相対距離
    を変化させる方向に変位させる可動体を設け、さらに前
    記制御回路において前記両電極間距離の変化に伴う両電
    極間の静電容量の変化に基づき前記水槽内の水位を検知
    するように構成したことを特徴とする洗濯機の水位検知
    装置。
  2. 【請求項2】 可動体は水槽内の水位変化に伴う水圧変
    化に応動して形状変化するゴム製のダイヤフラムにより
    構成され、該ダイヤフラムの形状変化量が他方の電極の
    変位量に変換されるように構成されている請求項1の洗
    濯機の水位検知装置。
  3. 【請求項3】 他方の電極は、ダイヤフラムの一方の電
    極との対向面上に形成された導電層により構成されてい
    る請求項2の洗濯機の水位検知装置。
  4. 【請求項4】 他方の電極は、その一部が直接プリント
    配線基板の導電パターンに電気的に接続可能な形状に形
    成されている請求項1の洗濯機の水位検知装置。
  5. 【請求項5】 他方の電極とプリント配線基板との間に
    前記他方の電極を前記プリント配線基板から離れる方向
    に付勢するスプリングを介装し、且つ、該スプリングの
    プリント配線基板側端部を該スプリングのバネ圧を変化
    させる方向に位置調整可能に構成してなる両電極間距離
    の調整手段が設けられている請求項1〜4のいずれかの
    洗濯機の水位検知装置。
  6. 【請求項6】 両方の電極により形成される静電容量体
    に対して並列または直列に、静電容量調整用の可変コン
    デンサが接続されている請求項1〜4のいずれかの洗濯
    機の水位検知装置。
  7. 【請求項7】 水槽内の水圧に対応する基準圧力を可動
    体に付与したときの制御回路の水位検知データを記憶す
    る電気的に書換可能な不揮発性メモリが設けられている
    請求項1〜4のいずれかの洗濯機の水位検知装置。
  8. 【請求項8】 両方の電極により形成される静電容量体
    の静電容量を周波数変換するCR発振回路を備え、制御
    回路は該CR発振回路の出力データに基づき水槽の水位
    を判断するように構成されている請求項1〜7のいずれ
    かの洗濯機の水位検知装置。
  9. 【請求項9】 両方の電極により形成される静電容量体
    と制御回路との間に前記静電容量体を充放電動作させる
    固定抵抗が介装され、前記制御回路は前記静電容量体の
    充電または放電時間を計時することにより、該静電容量
    体の静電容量値を判断するように構成されている請求項
    1〜7のいずれかの洗濯機の水位検知装置。
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