JPH0768106B2 - 固形染毛剤 - Google Patents

固形染毛剤

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JPH0768106B2
JPH0768106B2 JP14361892A JP14361892A JPH0768106B2 JP H0768106 B2 JPH0768106 B2 JP H0768106B2 JP 14361892 A JP14361892 A JP 14361892A JP 14361892 A JP14361892 A JP 14361892A JP H0768106 B2 JPH0768106 B2 JP H0768106B2
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昌利 後藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固形染毛剤に関する。更
に詳しくは、活性水素化合物にアルキレンオキサイド
[以下AOという。エチレンオキサイド(以下EOとい
う。)、プロピレンオキサイド(以下POという。)な
ど]を付加したもの(イ)、これらの誘導体(ロ)およ
び分子量100〜200の2〜6価のアルコール(ハ)
からなる群より選ばれる化合物1種以上(A)を基材と
して固形化したリンス効果を有する水溶性固形染毛剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】 固形染毛剤としては、水、低級アルコー
ル、低級アルキレンカーボネート、N−アルキルピロリ
ドン、酸性染料などからなる液状混合物に油溶性ゲル化
剤(ジベンジリデン−D−ソルビトールなど)を添加
し、ゲル化させたもの(特開昭60−109515号公
報)などが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このものは強
度の低い固状物であり、壊れやすく、成形しにくい。ま
た、水に溶出しにくく、結果的に頭髪に対して塗りにく
く、染着速度が速すぎ、手、頭皮、額などを汚染し、頭
髪に対しても斑染めを起こしやすく、またリンス効果が
ないために染毛後の触感が悪かったり、頭髪同士がまつ
わりついたりするなどの問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題点
を改善すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。す
なわち、本発明は活性水素化合物にアルキレンオキサイ
ド[以下AOという。エチレンオキサイド(以下EOと
いう。)、プロピレンオキサイド(以下POという。)
など]を付加したもの(イ)、これらの誘導体(ロ)お
よび分子量100〜200の2〜6価のアルコール
(ハ)からなる群より選ばれる化合物1種以上(A)、
酸性染料(B)および水溶性酸性物質(C)からなる固
形染毛剤において、(A)が常温で固状であり、かつ固
形染毛剤の重量に基づいて(A)の割合が30〜99重
量%であることを特徴とする水溶性固形染毛剤である。
【0005】
【0006】 活性水素化合物にアルキレンオキサイドを
付加したもの(イ)としては、たとえば下記(a1)〜
(a5)があげられる。 (a1):多価アルコールAO付加物;ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ポリプロピレン
グリコールポリエチレングリコールランダムポリマー、
ポリプロピレングリコールのEO付加物、グリセリンE
O付加物、ソルビトールEO付加物など (a2):多価フェノールAO付加物;ビスフェノ−ル
AのEO付加物、ビスフェノ−ルFのEO/PO付加物
など (a3):ポリアミン化合物AO付加物;エチレンジア
ミンEO付加物など (a4):1価フェノール化合物AO付加物;フェノー
ルEO付加物、ノニルフェノールEO付加物など (a5):アルキルアミド化合物AO付加物;ステアリ
ン酸アミドのEO付加物など
【0007】これら付加するAOは通常EOおよび/ま
たはPOである。これら以外のAO[ブチレンオキサイ
ド、テトラヒドロフラン、スチレンオキサイドおよびα
−オレフィンオキサイド(ドデシレンオキサイド、テト
ラデシレンオキサイドなど)]を、付加するAO全体の
10重量%以下付加(ランダム、ブロックなど)しても
よい。
【0008】 (イ)の誘導体(ロ)としては、たとえば
下記(a6)〜(a8)があげられる。 (a6):(イ)をアルキルエーテル化した化合物;ポ
リアルキレングリコールジメチルエーテルなど (a7):(イ)をアルキルエステル化した化合物;ポ
リアルキレングリコールジラウリン酸エステル、ポリア
ルキレングリコールモノステアリン酸エステルなど (a8):(イ)をイソシアネートと反応した化合物;
ポリエチレングリコール/イソホロンジイソシアネート
からなる水溶性ポリウレタン化合物など
【0009】(イ)および(ロ)の分子量は通常、1,
000〜100,000、好ましくは1,500〜5
0,000である。1,000未満の場合は固状となり
にくく、本発明の固形染毛剤として適さない。また、1
00,000を越える場合は、使用時(濡れた頭髪に擦
り付ける)に頭髪上で粘度が出て、使用感が悪くなると
同時に緩染性が大となり、好ましくない。
【0010】分子量100〜200の2〜6価のアルコ
ール(ハ)としては、たとえば、2価アルコール(1,
6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコールな
ど)、3価アルコール(トリメチロールプロパン、トリ
メチロールエタンなど)、4、5価アルコール(エリス
リトール、ペンタエリスリトール、アラビットなど)、
6価アルコール(ソルビトール、キシリトール、マンニ
ットなど)をあげることができる。
【0011】これら(A)のうち好ましいものは分子量
1,000〜100,000の多価アルコールのアルキ
レンオキサイド付加物および分子量100〜200の2
〜6価のアルコールであり、さらに好ましいものは、ポ
リオキシエチレングリコール、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレングリコールおよびソルビトールであ
る。
【0012】本発明において、酸性染料(B)として
は、たとえばアゾ系、トリフェニルメタン系、アントラ
キノン系、ニトロ系、ニトロソ系、キサンテン系、アジ
ン系およびキノリン系の各染料があげられる。これらは
たとえば化粧品科学ガイドブック[日本、化粧品技術者
会、制作(株)薬事日報社]第260〜281頁に記載
されている。これら酸性染料は2種以上を併用してもよ
い。
【0013】 本発明において、水溶性酸性物質(C)と
しては、リン酸、スルファミン酸、ホウ酸などの無機
酸、ギ酸、酢酸、シュウ酸、マレイン酸、クエン酸、コ
ハク酸、DL−リンゴ酸などの有機酸があげられる。こ
れらは2種以上を併用してもよい。
【0014】これらのうち、融点が30℃以上の水溶性
酸性物質(スルファミン酸、マレイン酸、コハク酸、D
L−リンゴ酸、クエン酸)を用いるのが好ましい。
【0015】本発明において、染着促進化合物(D)は
頭髪に対する酸性染料を低温で且つ、短時間で染色可能
ならしめるもので、たとえば低級アルキレンカーボネー
ト(エチレンカーボネート、プロピレンカーボネートな
ど)、N−アルキルピロリドン(N−メチルピロリド
ン、N−エチルピロリドンなど)、ホルムアミド誘導体
(N−シクロヘキシルホルムアミド、N−,N−ジブチ
ルホルムアミド、N−プロピル−N−ブチルホルムアミ
ドなど)、フェノール類(レゾルシンなど)、アラルキ
ルアルコール(ベンジルアルコール、1−フェニルエチ
ルアルコール、2−フェニルエチルアルコールなど)お
よび低級アルコール(メタノール、エタノール、プロパ
ノール、ブタノールなど)があげられる。
【0016】染着促進化合物(D)は(A)の融点を降
下させないもの、融点降下の小さいものが好ましい。液
状の染着促進化合物(ベンジルアルコールなど)を用い
る場合は、混合量をできるだけ少なくするか[固形染毛
剤の重量に基づいて(D)の割合が10重量%以下]、
予めマイクロカプセル(以下MCと記す)化またはサイ
クロデキストリン化(以下CD化と記す)して用いるの
が好ましい。これらのうち、N−メチルピロリドンは染
着促進効果が大で、且つ、液状物でありながら(A)に
対する融点降下が少なく、特に好ましい。
【0017】 水溶性MCの製造方法としてはたとえば、
特開昭63−252543号公報に記載の方法があげら
れる。
【0018】CD化は飽和水溶液法(直接法、溶剤
法)、混練法(スラリー法、粉体法、噴霧乾燥法)など
の公知の方法で行うことが出来る。
【0019】本発明の固形染毛剤が常温でワックス状の
ものでも、ワックス類の融点を越えるような高温(たと
えば50℃以上)の雰囲気下では溶融し、型くずれする
場合がある。高温でも形状保持性を維持させることが出
来る保型剤(E)を混合することにより形状保持を可能
とする。
【0020】保型剤(E)としてたとえば、単糖類、オ
リゴ糖、多糖類およびこれらの変性物をあげることが出
来る。
【0021】 保型剤(E)のうち単糖類としては、たと
えば、ジオース、テトロース、ペントース、ヘキソー
ス、グルコースおよびフルクトースがあげられる。オリ
ゴ糖としてはたとえば、ショ糖、マルトース、イソマル
トース、セロビオース、ゲンチオビオース、ラクトース
およびスクロースがあげられ、多糖類としては、たとえ
ば、単純多糖(でんぷん、グリコーゲン、セルロースな
ど)および複合多糖(ヘミセルロース、カラゲナングル
コサミノグリカヒアルロン酸、キサンタンガム、グアガ
ムなど)があげられる。
【0022】保型剤(E)のうち該変性物としては、た
とえば、多糖類変性物(疎水化でんぷん、メチルセルロ
ース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースな
ど)があげられる。これら(E)のうち好ましいもの
は、多糖類およびその変性物である。
【0023】さらに本発明において染毛と触感の良好な
リンス効果が同時に得られ、染毛後のリンス剤処理を省
くため、リンス剤(F)としてカチオン系化合物を含有
させることができる。
【0024】リンス剤(F)としてはたとえば、4級ア
ンモニウム塩[脂肪族アミンからの4級アンモニウム塩
{モノ(ジ)高級アルキルトリ(ジ)低級アルキルアン
モニウム塩、モノ(ジ)高級アルキルジ(モノ)低級ア
ルキルベンジルアンモニウム塩など}、環状アミンから
の4級アンモニウム塩(アルキロオキシメチルピリジニ
ウム塩、アルキルピリジニウム塩など]、アミン塩{モ
ノ(ジ)高級アルキルジ(モノ)低級アルキルアミン
塩、モノ(ジ)高級アルキルモノ(ジ)低級アルキルベ
ンジルアミン塩など}、アミノ変性シリコ−ンオイル
[両末端メチル・側鎖1級アミン:SF8417(東レ
・ダウ製)、両末端OH・側鎖1級アミン:BY16−
892(東レ・ダウ製)、アミノポリエーテル:BY1
6−837(東レ・ダウ製)]があげられる。
【0025】これらのリンス剤(F)のうち、好ましい
ものは脂肪族アミンからの4級アンモニウム塩およびア
ミノ変性シリコーンオイルであり、これらは2種以上を
併用してもよい。
【0026】本発明の固形染毛剤中には、必要により一
般に配合される他の成分を含有させてもよい。この他の
成分としては、たとえば、保湿剤、無機塩、キレート
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、養毛剤、香料、防腐剤
などがあげられる。本発明の固形染毛剤中のこれらの他
の成分の重量割合は合計量で通常10重量%以下であ
る。また、水(イオン交換水など)を10重量%以下含
有させてもよい。
【0027】本発明の固形染毛剤を構成する(A)〜
(F)成分の(A)〜(F)の合計に対する割合は下記
のとおりである。 通常の 好ましい 特に好ましい 成分 割合(重量%) 割合(重量%) 割合(重量%) (A) 30 〜99 40 〜99 50 〜99 (B) 0.01〜 5 0.05〜 4 0.07〜 3 (C) 0.01〜 0.05〜 4 0.05〜 3.5 (D) 〜50 0 〜45 0 〜40 (E) 〜30 0 〜25 〜20 (F) 0 〜10 0 〜 8 0 〜 5 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (A)〜(F) 100 100 100 の合計
【0028】(A)が30重量%未満の場合、軟固状な
いしペースト状となりやすく目的物が得られない場合が
あり、本発明の染毛剤としては不適であり、且つ、本発
明の染毛剤の特徴である均染染色および皮膚への汚染防
止効果が不十分となる。99重量%を越える場合は、緩
染効果が強すぎて酸性染料の頭髪への染着性が低下す
る。
【0029】(B)が0.01重量%未満の場合、染着
濃度が淡く、本発明の固形染毛剤としての目的を果たさ
ない。5重量%を越えて使用しても、それ以上の効果は
得られず不経済である。(C)が0.01重量%未満の
場合、酸性染料を頭髪に染着させる効果に乏しくなる。
5重量%を越えて使用してもそれ以上の染着効果は得ら
れず、かえって頭皮などの皮膚を刺激する原因となり、
好ましくない。(D)は、50重量%を越えて使用して
もそれ以上の染着促進効果は得られない。(E)は、3
0重量%を越えて使用すると固形染毛剤の毛髪への溶解
が乏しくなる。(F)は、10重量%を越えて使用して
もそれ以上のリンス効果は得られない。また、酸性染料
の染着性を抑制し、染色濃度が淡くなる。
【0030】本発明の固形染毛剤の製法を例示すると、
配合槽に(A)、酸性染料(B)、水溶性酸性物質
(C)および染着促進化合物(D)を投入し、60〜7
0℃に加温し溶解させながら均一に混合する。次に溶融
物を専用の成形器に入れ、冷却、固形化し、本発明の固
形染毛剤が得られる。
【0031】本発明の固形染毛剤は、押上げ式、回転押
出式(口紅型)などの容器に収納し、使用時一部露出さ
せる形として使用すると便利である。
【0032】 本発明の固形染毛剤はシャンプーする際に
使用するのが好都合である。すなわち、頭髪をシャンプ
ーで泡立っている状態の時に(水洗する前)頭髪全体に
対し本発明の固形染毛剤を満遍なく擦り付ける。この状
態で10〜20分保持し(染着させる)湯洗する。未染
着染料は洗い流される。
【0033】 シャンプーする際に染色する狙いは、頭
髪、首筋および額にシャンプーの泡を残した状態で染色
するとそれぞれの部分に染液が直接接触しても染着する
ことが緩和されるためである。従って、少々汚染しても
構わなければシャンプー時に泡を残して染色するという
方法をとらなくても、一向に構わない。頭髪が水によっ
て濡れていさえすれば染色は可能である。
【0034】
【実施例】 以下、実施例により更に説明するが、本発明
はこれに限定されるものではない。以下において%は重
量%を示す。なお、試験例中の試験方法は下記の通りで
ある。
【0035】1.圧縮試験 試験はJISK6301に準拠して行い、圧縮力[M
c:断面積当たりの荷重(kgf/cm2 )]を測定し
た。
【0036】2.溶出試験 人毛頭髪10gを水で濡らし(含水率250%)、濡れ
た頭髪に対し固形染毛剤(円筒型)を10回擦り付け、
固形染毛剤の溶出率を算出した。 溶出率(%)=(a−b)×100/a a:試験片の最初の重量 b:擦り付けた後の試験片の重量
【0037】3.染色性試験(均染性およびビルドアッ
プ性) 充分に洗浄された人毛白毛(長さ15cm)10gを水
で濡らし(含水率250%)、固形染毛剤を満遍なく塗
り付け、30℃で10分放置した後、流水洗し、乾燥
し、均染性およびビルドアップ性をチェックした。
【0038】 (均染性およびビルドアップ性試験)染色
された人毛白毛について、多光源分光側色計で各々5ケ
所測色した(L.a.b.測定)。左端部のL.a.
b.に対する各々の色差(△E)を算出した。△Eの数
値が小さいものが、均染染色であることを示す。また、
L値(明度)の小さいものがビルドアップ性の良いこと
を示す。
【0039】 4.リンス効果試験 1)櫛通り性 充分に洗浄された人毛頭髪(長さ15cm)20gを
水で濡らし(含水率250%)、固形染毛剤を満遍なく
塗り付け、30℃で10分放置した後、流水洗し、遠心
脱水し湿潤時の試料とした。更に、一部、乾燥し乾燥後
の試料とした。そして各々の頭髪をひっかかりがなくな
るまでブラッシングした後、櫛通り性を測定した
(b)。 ブランクテストとして充分に洗浄された人毛頭髪(長
さ15cm)20gを水で濡らし(含水率250%)、
30℃で10分放置した後、遠心脱水し湿潤時の試料と
した。更に、一部、乾燥し乾燥後の試料とした。そして
各々の頭髪をひっかかりがなくなるまでブラッシングし
た後、櫛通り性を測定した(a)。
【0040】 (測定条件) 使用機器:インストロン(島津製作所製) 櫛の移動速度:200mm/分 (櫛通り性向上率) 向上率(%)=(b−a)/a×100 数値の大きいものほど櫛通り性に優れている。
【0041】 2)静電気発生量 1)の染色された人毛頭髪(乾燥したもの)を塩ビ製ヘ
アーブラシで30回ブラッシングし、この時に発生した
静電気量を測定した。 測定器:集電式電位差測定器、KS−525(春日電
気製) 測定条件:20℃、65%RH
【0042】 3)毛小皮(キューティクル)の状態 1)の染色された人毛頭髪(乾燥したもの)の毛小皮を
電子顕微鏡で観察し、毛小皮の状態をチェックした。 電子顕微鏡:走査型電子顕微鏡、S−800(日立製
作所製) 測定条件:倍率 ×1000、20℃ (判 定) ◎:毛小皮がうろこ状にびっしり重なりあってベストの
状態である ○:毛小皮のうろこがところどころ浮き上がり気味の状
態であるがまずまず良好な状態である △:毛小皮のうろこがかなりはがれた状態となっている ×:毛小皮のうろこがほとんどはがれた状態となってい
【0043】 4)官能試験 1)の染色された人毛頭髪(乾燥したもの)の触感をチ
ェックした。 (判 定) ◎:染毛後の頭髪は櫛通り性(平滑性)、柔軟性および
バルキー性が大変優れていた ○:染毛後の頭髪は櫛通り性(平滑性)、柔軟性および
バルキー性が良好であった △:染毛後の頭髪は櫛通り性(平滑性)、柔軟性および
バルキー性は特に良好ではなかった ×:染毛後の頭髪は櫛通り性(平滑性)、柔軟性および
バルキー性は悪かった
【0044】 実施例1〜5 表1に記載した配合比率に従い、プラネタリーミキサー
に(A)を仕込み、60〜70℃に加温し、溶融した。
攪拌下、(B)、(C)、(D)、(E)、(F)およ
び水からなる混合液を仕込み均一に混合した。該溶融混
合物をステンレス製(50mm×50mm×30mm)
の成形器に入れ冷却し、本発明の固形染毛剤を作成し
た。 比較例1 表1に記載した配合比率に従い、プラネタリーミキサー
に水、エチルアルコールおよび酸性染料を仕込み60〜
70℃に加温した。別の配合槽にN−メチルピロリドン
とジベンジリデン−D−ソルビトールを仕込み、70℃
に加温して溶解させた。この溶液を先に準備した溶液に
加え混合した。30℃以下に冷却し、比較品のゲル状酸
性染毛剤を作成した。
【0045】
【表1】
【0046】表1中の各記号は以下の通り A−1:ポリエチレングリコール(数平均分子量600
0) A−2:ポリエチレングリコール(数平均分子量2万)
/ソルビトール(6/4重量比) A−3:ポリオキシエチレン(300モル)ポリオキシ
プロピレン(55モル) A−4:ポリオキシエチレン(300モル)ポリオキシ
スチレン(30モル) A−5:ポリエチレングリコール(数平均分子量110
00)の炭素数12、14のα−オレフィンオキサイド
(10重量%)付加物 A−6:ソルビトール B−1:橙色205号/紫色401号/黒色401号
(4:3:4重量比) B−2:黒色401号/赤色206号(3:6重量比) B−3:赤色203号/緑色201号/黒色401号
(4:3:7重量比) B−4:青色201号/赤色206号(8:2重量比) C−1:クエン酸 C−2:リン酸 D−1:N−メチルピロリドン D−2:ベンジルアルコール/N−メチルピロリドン
(3:7重量比) D−3:エチレンカーボネート E−1:ヒドロキシエチルセルロース E−2:ヒドロキシプロピルセルロース E−3:カルボキシメチルセルロース F−1:エチル硫酸ラノリン脂肪族アミノピロピルエチ
ルジメチルアンモニウム (65%) F−2:塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム
(85%) EA :エチルアルコール DBS:ジベンジリデンソルビトール 水 :精製水
【0047】 本発明の固形染毛剤および比較品の比較評
価を行うために実施例1〜6および比較例1で得た各染
毛剤について各試験を行い、その結果を表2に示した。
【0048】
【表2】
【0049】
【発明の効果】本発明は、酸性染料など固めた新規な水
溶性固状の染毛剤を提供するものである。本発明の固形
染毛剤は、(1)従来のゲル化物より強度が高いために
壊れにくい(成形しやすい)、(2)従来のゲル化物よ
り水に溶出しやすいので頭髪に塗りやすい、(3)緩染
能(染着を抑制する)を有しているため均染染色ができ
且つ、頭皮、首筋、額、手などの皮膚への汚染を防ぐ。
(仮に染料が皮膚に汚染しても水洗や石鹸洗浄で染料を
洗い落としやすい)、(4)リンス剤を含有するため染
毛後の櫛通り性、触感が良好で且つ、頭髪同士がまつわ
りつかない。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性水素化合物にアルキレンオキサイド
    [以下AOという。エチレンオキサイド(以下EOとい
    う。)、プロピレンオキサイド(以下POという。)な
    ど]を付加したもの(イ)、これらの誘導体(ロ)およ
    び分子量100〜200の2〜6価のアルコール(ハ)
    からなる群より選ばれる化合物1種以上(A)、酸性染
    料(B)および水溶性酸性物質(C)からなる固形染毛
    剤において、(A)が常温で固状であり、かつ固形染毛
    剤の重量に基づいて(A)の割合が30〜99重量%で
    あることを特徴とする水溶性固形染毛剤。
  2. 【請求項2】 さらに染着促進化合物(D)を含有する
    請求項1記載の水溶性固形染毛剤。
  3. 【請求項3】 染着促進化合物(D)がN−メチルピロ
    リドンである請求項1または2記載の水溶性固形染毛
    剤。
  4. 【請求項4】 (A)が分子量1,000〜100,0
    00の多価アルコールのアルキレンオキサイド付加物
    (al)、および分子量100〜200の2〜6価のア
    ルコール(ハ)からなる群より選ばれる1種以上である
    請求項1〜3のいずれか記載の水溶性固形染毛剤。
  5. 【請求項5】 (A)がポリオキシエチレングリコー
    ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコー
    ルおよびソルビトールからなる群より選ばれる1種以上
    である請求項1〜4のいずれか記載の水溶性固形染毛
    剤。
  6. 【請求項6】 さらに保型剤(E)として、単糖類、オ
    リゴ糖、多糖類およびこれらの変性物からなる群より選
    ばれる1種以上を含有する請求項1〜5のいずれか記載
    の水溶性固形染毛剤。
  7. 【請求項7】 さらにリンス剤(F)として、カチオン
    系化合物を含有する請求項1〜6のいずれか記載の水溶
    性固形染毛剤。
JP14361892A 1991-11-05 1992-05-07 固形染毛剤 Expired - Fee Related JPH0768106B2 (ja)

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