JPH0768400B2 - 発泡用直鎖状低密度ポリエチレン樹脂着色粒子及び予備発泡着色粒子 - Google Patents

発泡用直鎖状低密度ポリエチレン樹脂着色粒子及び予備発泡着色粒子

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JPH0768400B2 JP6350488A JP6350488A JPH0768400B2 JP H0768400 B2 JPH0768400 B2 JP H0768400B2 JP 6350488 A JP6350488 A JP 6350488A JP 6350488 A JP6350488 A JP 6350488A JP H0768400 B2 JPH0768400 B2 JP H0768400B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は発泡用直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(以下単
にLLDPEという)着色粒子及び該粒子から得られる予備
発泡着色粒子に関し、更に詳しくは、均一に着色され、
予備発泡粒子を製造した時やこれら発泡粒子を使用して
型内発泡成形した時に、均一な着色と高い着色濃度を有
し且つ気泡径の均一なLLDPE予備発泡着色粒子及び着色
発泡成形体を与えることができる発泡用LLDPE着色粒子
及び予備発泡着色粒子に関する。
(従来の技術) 従来、LLDPE発泡成形体は各種のクッション材、容器等
の材料として広く使用されている。これらの発泡成形体
はLLDPEの粒子に高温高圧下で揮発性発泡剤を含浸させ
てこれらを低圧下に放出することにより発泡させ、これ
をいわゆる発泡粒子の型内成形方法により所望の形状に
成形している。
又、これらのLLDPE発泡成形体は無着色のものも多い
が、着色された発泡成形体も広く要求されるようになっ
てきている。
LLDPE発泡成形体の着色方法としては、発泡成形後に塗
料等により表面から着色する方法と、原料であるLLDPE
を予め着色しておく2方法があるが、工業的且つコスト
的に後者の方法が有利である。
(発明が解決しようとしている問題点) 上記LLDPE発泡成形体の着色方法において、原料であるL
LDPEを着色する方法としては、原料のLLDPE粒子を製造
する際に、LLDPEに染料や顔料の着色剤を溶融混練して
ペレット化する方法で行なわれている。
上記着色においては、着色剤の発色及び均一着色のため
に、着色剤がLLDPE樹脂中に均一且つ微細に分散するこ
とが要求されているが、このように着色剤が均一且つ微
細に分散したLLDPE着色粒子を用いて、予備発泡粒子を
製造した時やこれら発泡粒子を使用して型内発泡成形し
た場合に、使用したLLDPEによって次の如き問題が発生
する。
(1)予備発泡粒子製造時に着色剤が起泡核として作用
するため、生じる気泡が著しく微細となる。特に、発泡
粒子となる樹脂が無架橋である場合には一層気泡の微細
化が助長される。この理由は次の通りである。
すなわち、無架橋樹脂の場合には、架橋された樹脂と異
なり、発泡に適した温度範囲が非常に狭く、しかもその
温度では結晶が存在することになる。換言すれば、無架
橋樹脂粒子では結晶の存在する僅かな温度範囲でなけれ
ば独立気泡率の高い発泡粒子が得られない。そのため樹
脂粒子中に着色剤が存在する状態で発泡粒子の製造を行
うと、これらが単なる起泡核として作用するばかりか、
結晶核としても作用し、更にこの結晶核が起泡核となる
ことによる。
この様にして得られた発泡着色粒子では、例え型内発泡
成形前に加圧熟成を行ったとしても成形に際して二次発
泡が不良となる傾向にある。仮に良好な二次発泡をした
としても、得られる発泡成形体は収縮の著しいものとな
る。いずれにしても良好な成形体とはなり得ない。
(2)成形体の着色外観に色むらが生じたり、比較的多
量の着色剤を用いても艶及び濃度の低い白っぽい外観の
成形体となる。
(3)着色剤の分散が不十分であれば、上記(1)の問
題は生じないが、着色剤の発色が不良で鮮明な着色がで
きない。
従って、本発明の目的は、予備発泡粒子製造時に比較的
大きく且つ均一な気泡を与え、型内成形に際しては加圧
熟成工程を不要とし、且つ型内成形後に成形体の収縮が
なく、更に色むらや白化等がなく均一着色され色艶及び
濃度に優れた着色発泡体を与えることができる発泡用LL
DPE着色粒子及び予備発泡着色粒子を提供することであ
る。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、LLDPEと着色剤とからなり、上記L
LDPEのn−ヘキサン抽出分Xが0.3乃至1.5重量%であ
り、着色剤濃度Yとn−ヘキサン抽出分Xとの関係がY
≦7.5Xであることことを特徴とする発泡用LLDPE着色粒
子及び該粒子に高温高圧下で揮発性発泡剤を含有させ、
低圧下に放出することにより発泡させてなるLLDPE予備
発泡着色粒子である。
(作用) LLDPEを着色剤で着色するに当り、LLDPE中のn−ヘキサ
ン抽出分と着色剤の濃度を特定の関係にすることによっ
て、着色剤の分散及び発色は十分となり、且つ予備発泡
粒子の製造時の気泡のサイズは比較的均一な大きさに揃
い、型内発泡成形するに当り加圧熟成が不要で且つ得ら
れるLLDPE発泡成形体は、収縮がなく、鮮明性及び濃度
に優れた美麗な着色発泡成形体となる。
すなわち、本発明者の詳細な研究によれば、LLDPEはそ
の種類やグレード或いは製造方法によりn−ヘキサン抽
出分の濃度が異なり、このn−ヘキサン抽出分の濃度に
よって着色剤の分散性、発色性等の着色性が変化すると
ともに、予備発泡粒子製造時には気泡の径が変化し、予
備発泡粒子の着色及び物性が変化することを見い出し、
着色剤とn−ヘキサン抽出分の関係を特定の関係にする
ことによって本発明の目的が達成されることを見い出し
た。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳しく説明
する。
本発明で使用するLLDPEは、エチレンと炭素数3乃至8
のα−オレフィンとの共重合体であり、α−オレフィン
としては、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘ
キセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、4−メチル
ペンテン−1等が挙げられ、特にプロピレンとブテン−
1が好ましい。α−オレフィンの組成は10モル%以下、
好ましくは0.5乃至5モル%である。
本発明に用いられるLLDPEは、上記のLLDPEのうち、その
n−ヘキサン抽出分が0.3乃至1.5のものであり、n−ヘ
キサン抽出分が上記範囲未満であると、着色剤の分散性
が悪く十分な着色が困難で又予備発泡粒子製造時には発
生する気泡が微細になり過ぎて前記の様な種々の問題が
発生する。一方、n−ヘキサン抽出分が上記範囲を越え
ると予備発泡粒子製造時に発生する気泡が連通孔になり
易く独立気泡の割合が少なくなり、成形時に種々の問題
が発生するので好ましくない。以上の如きn−ヘキサン
抽出分を有するLLDPEは市場から入手できるLLDPEのn−
ヘキサン抽出分を測定して適当なn−ヘキサン抽出分の
ものを選択すればよく、又、n−ヘキサン抽出分の低い
LLDPEに着色時にn−ヘキサン抽出分を添加してもよ
い。尚、本発明で云うn−ヘキサン抽出分とは下記の測
定方法による数値である。
n−ヘキサン抽出分測定法 恒温水槽を50℃±0.5℃にセットし、600mlの広口試料ビ
ンにn−ヘキサンを入れ、この広口試料ビンを恒温水槽
に入れる。
次に測定用サンプルを約2.5±0.3gになるようにカット
(30cm巾×2.1cmの寸法)し、サンプルを正確に坪量
し、上記試料ビンにサンプルを入れる。この様にして恒
温水槽中にて120分間抽出を行い、恒温水槽より試料ビ
ンを取り出し、ブフナロートにてサンプルと廃液とに分
ける。このサンプルをリングでまとめ、デシケーター中
で30分間真空乾燥する。
取り出しサンプルを坪量し、次式にてn−ヘキサン抽出
分を求める。
但しA:抽出前重量(g) B:抽出後重量(g) 又、上記LLDPEは密度0.915乃至0.935g/cm3、メルトイン
デックス0.1乃至5.0及び融点115℃以上の無架橋LLDPEで
あるのが好ましい。融点の特に好ましい範囲は118℃以
上である。
上記のLLDPEの着色に使用する着色剤は従来公知の有機
顔料、無機顔料及び体質顔料等の顔料や染料等のいずれ
の着色剤でもよいが、耐熱性、耐光性及び色移行性等を
考慮した場合には顔料を使用することが望ましい。
例えば、有機顔料としては、フタロシアニン系、アゾ
系、縮合アゾ系、アンスラキノン系、ペリノン・ペリレ
ン系、インジゴ・チオインジゴ系、イソインドリノン
系、アゾメチンアゾ系、ジオキサジン系、キナクリドン
系、アニリンブラック系、トリフェニルメタン系及びカ
ーボンブラック等であり、無機顔料系としては、酸化チ
タン系、酸化鉄系、水酸化鉄系、酸化クロム系、スピン
ネル型焼成顔料、クロム酸鉛系、クロム酸バーミリオン
系、紺青系、アルミニウム粉末、ブロンズ粉末等、体質
顔料としては、炭酸カルシウム系、硫酸バリウム系、酸
化硅素系、水酸化アルミニウム系等である。
これらの顔料の中では、特に有機顔料及びカーボンブラ
ックが予備発泡粒子の製造時の発泡の核剤として作用し
易いため、本発明では特にこれらの顔料を着色剤として
用いた場合に有用である。
以上の如き着色剤は前記LLDPE100重量部に対し通常0.5
乃至10重量部、好ましくは1乃至5重量部の割合で使用
する。
更に本発明者の研究によれば、上記のn−ヘキサン抽出
分の濃度をXとし、又、着色剤の添加量をYとした時
に、XとYとの関係が、Y≦7.5Xである範囲において本
発明の目的が最も良く達成されることを知見した。Yが
7.5Xより大であると、予備発泡粒子製造時に気泡が微細
になり過ぎ、又、着色剤の発色も十分ではない。XとY
との好ましい関係の範囲を第1図に示した。第1図にお
いて斜線部分が本発明におけるXとYとの好ましい関係
の範囲を示す。
本発明のLLDPE着色粒子の必須成分や好ましい成分は上
述の通りであるが、その他必要に応じて帯電防止剤、酸
化防止剤、光安定剤、滑剤、顔料の分散剤等を任意の割
合で混合することもできる。
本発明の発泡用LLDPE着色粒子の製造方法は上記の如き
必須成分及び必要成分を、高速ミキサー、ヘンシェルミ
キサー、タンブラー等で混合し、押出機により溶融混練
してストランド状に押出し、これをペレタイザーにより
造粒して、例えば、直径(D)0.5乃至3mm、長さ(L)
0.5乃至3mm、且つL/Dが1.0乃至2程度の粒子に造粒する
ことによって得られる。これらの混練及び造粒方法自体
はいずれも従来公知の方法に準ずればよい。
本発明において特に好ましい製造方法は、先ず最初に前
記着色剤と適当な単体樹脂とを着色剤濃度が20乃至70重
量%になる割合で混合し、これを三本ロール、ニーダ
ー、押出機等により100乃至250℃程度の温度により十分
混練して着色剤の予備分散を行ってマスターバッチを作
成し、このマスターバッチを所望の濃度になる割合で未
着色LLDPEに混合し、前記の如く造粒する方法であり、
より十分な着色剤の分散と発色を達成することができ
る。
上記担体樹脂としては、被着色樹脂と同一のLLDPEの外
に、低密度ポリエチレン、ポリ酢酸ビニル、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、
酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル−ビニルアルコール共重合体、低分子量ポリエチレ
ン、低分子量ポリプロピレン、各種合成又は天然ワック
ス等の熱可塑性樹脂が挙げられ、これらの熱可塑性樹脂
はいずれも単独又は混合物として使用できる。
上記担体樹脂の内、本発明のLLDPE以外が用いられる場
合は、本発明のLLDPEが50重量%以上となる如く配合さ
れなければならない。又、この様な場合の着色剤濃度X
は次の様に定義される。
又、本発明では着色剤を高級脂肪酸金属石鹸等の分散剤
と予め均一に配合したドライカラーの形状で使用するこ
とも好ましい。
本発明の予備発泡着色粒子は上記の本発明の発泡用LLDP
E着色粒子に揮発性の発泡剤を含浸させ、これを発泡さ
せることによって得られる。
本発明に用いられる揮発性発泡剤としては、例えば、プ
ロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等で例
示される脂肪族炭化水素類、シクロブタン、シクロペン
タン等で例示される環式脂肪族炭化水素類及びトリクロ
ロフロロメタン、ジクロロジフロロメタン、ジクロロテ
トラフロロエタン、メチルクロライド、エチルクロライ
ド、メチレンクロライド等で例示されるハロゲン化炭化
水素類が使用される。この発泡剤の添加量は該発泡剤の
種類及び所望する発泡の程度によって異なるが、LLDPE
着色粒子100重量部に対し通常5乃至50重量部である。
本発明のLLDPE予備発泡着色粒子の製造方法において、
前記着色粒子に上記揮発性発泡剤を含浸させるが、この
時期は特に限定されず、予め着色粒子に発泡剤を含有さ
せておき、この発泡剤を含浸した着色粒子を密閉容器内
に入れて該密閉内で分散媒に分散させてもよく、或いは
着色粒子と発泡剤を密閉容器内に入れて該密閉容器内で
それらを分散媒に分散させつつ、着色粒子に発泡剤を含
浸させてもよい。
又、密閉容器内で前記着色粒子を分散媒と共に所定温度
に加熱する過程において、発泡剤を密閉容器内に入れて
前記着色粒子と発泡剤を分散させつつ、前記着色粒子に
発泡剤を含浸させてもよい。尚、前記着色粒子に発泡剤
を含浸させるときの温度も任意であり、特に限定されな
い。
本発明では、着色粒子と揮発性発泡剤を別々に或いは揮
発性発泡剤を着色粒子に含浸させた後分散媒に分散させ
るが、このとき要すれば分散剤、例えば、リン酸三カル
シウム、塩基性炭酸マグネシウム、塩基性炭酸亜鉛、炭
酸カルシウム等の無機物を用いることができる。この分
散剤の添加量は通常着色粒子100重量部に対し、0.01乃
至10重量部である。
又、着色粒子を分散するに当って、融点20℃以上、HLB
値1乃至10の有機化合物、例えば、ステアリン酸アミド
等を着色粒子100重量部に対して5重量部以下添加する
こともできる。又、分散媒は着色粒子を溶解させない溶
媒であればよく、例えば、水、エチレングリコール、グ
リセリン、メタノール、エタノール等のうちの1種又は
それらの2種以上の混合物が例示されるが、通常は水が
好ましい。
上記方法では、容器の一端を開放して着色粒子と分散媒
とを同時に容器内よりも常圧の雰囲気下に放出するが、
このときの温度は、着色粒子の融点より15℃低い温度か
ら融点より5℃高い温度の範囲である。融点より15℃低
い温度末端では、殆ど発泡せず、融点より5℃高い温度
を越える場合には独立気泡が著しく減少し、連泡となり
機械的強度が低下する。
この発泡温度の特に好ましい範囲は融点より10℃低い温
度から融点より低い温度である。又、このときの圧力は
揮発性発泡剤の蒸気圧以上又は以下のいずれでもよく、
放出する雰囲気は通常常圧の雰囲気が選ばれる。
上記の如き方法により得られる本発明の予備発泡着色粒
子は、通常嵩密度0.01乃至0.3g/cm3、独立気泡率60%以
上、平均気泡数(以下、単に気泡数という。)200個/mm
2以下である。
気泡数の特に好ましい範囲は0.3乃至100個/mm2である。
又、予備発泡着色粒子の粒径は特に限定されないが流動
性の点から0.5乃至20mmが好ましい。
上記の如き本発明の予備発泡着色粒子は、通常、常温常
圧下所定時間熟成され、次いで必要に応じて無機ガス又
は無機ガスと揮発性発泡剤との混合ガスにより所定圧
力、所定時間加圧熟成される。上記の如く必要に応じて
内圧を付与された予備発泡着色粒子は金型に充填され、
通常水蒸気圧0.5乃至2.0Kg/cm2(G)で加熱発泡され、
目的とする着色発泡成形体が得られる。
上記の如く得られる着色発泡成形体は例えば包装材、緩
衝材、建築資材、断熱材、食品容器、浮揚材等に用いる
ことができる。
(効果) 以上の如き本発明によれば、LLDPEを着色剤で着色する
に当り、LLDPEのn−ヘキサン抽出分と着色剤濃度とを
特定の関係にすることによって、着色剤の分散及び発色
が十分となる。
又、本発明によれば、上記の様に着色剤が均一微細に分
散しても、得られるLLDPE着色粒子中に所定量のn−ヘ
キサン抽出分が混在している結果、発泡時における着色
剤の核剤としての作用が抑制され、発生する気泡は微細
にならず、比較的大きくサイズの揃ったものとなるの
で、着色色調が白っぽいパステル調になる傾向が少な
く、色むらのない均一な色調となる。
又、以上の様に生成する気泡は比較的大きいので型内発
泡成形に当り、予備発泡着色粒子を加圧熟成する工程は
不要となり、収縮性の少ない色むらのない優れた色調の
着色発泡成形体が提供される。
(実施例) 次に参考例、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具
体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断
りのない限り重量基準である。
実施例1乃至8及び比較例1乃至8 第1表に示す如くLLDPE 100部及びカーボンブラックを
第1表に示す配合割合で混合し、120乃至130℃に加熱し
た三本ロール上で十分に混練後、100乃至130℃の温度の
押出機によりストランド状に押出し、ペレタイザイーで
造粒して着色粒子を得た。
続いて、これら着色粒子100部、ジクロロジフロロメタ
ン34部、塩基性炭酸マグネシウム1.0部及び水300部をオ
ートクレーブ内に入れ、撹拌下90乃至150℃に昇温し、
オートクレーブ内の圧力を10乃至50kg/cm2に保持しなが
ら容器の一端を開放し、大気下に放出して発泡させて下
記第1表に示す本発明の着色予備発泡粒子を得た。
得られた着色予備発泡粒子を常温及び常圧下48時間放置
した後、金型に充填し、LLDPEの融点−5℃、0.5乃至2.
0kg/cm2(G)の水蒸気で加熱成形し、着色発泡成形体
を得た。その後80℃のオーブンに24時間放置し、成形体
の乾燥及び養生を行った。
上記の着色予備発泡粒子及び得られた着色発泡成形体に
ついて種々の評価試験を行った結果を第1表に示す。
評価基準 着色性; ○;濃度が高く艶がある。
△;濃度が高いが艶がなく、パステル調で白っぽい外観
を呈する。
×;濃度が低く白っぽい外観を呈する。
二次発泡性; ○;成形体にボイドが少なく製品として問題ない。
△;成形体にボイドがやや多く、用途によっては使用可
能。
×;成形体にボイドが多く製品として不可。
成形品収縮; ○;面方向の収縮率が4%以内。
△;面方向の収縮率が4乃至6%。
×;面方向の収縮率が6%以上。
総合評価; ○;発泡体として使用可能。
△;発泡体として一部使用可。
×;発泡体として使用不可。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における着色剤とn−ヘキサン抽出分の
関係を示す図である。縦軸は着色剤濃度(重量%)を、
横軸はn−ヘキサン抽出分(重量%)を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直鎖状低密度ポリエチレン樹脂と着色剤と
    からなり、上記直鎖状低密度ポリエチレン樹脂のn−ヘ
    キサン抽出分Xが0.3乃至1.5重量%であり、着色剤濃度
    Yとn−ヘキサン抽出分Xとの関係がY≦7.5Xであるこ
    とことを特徴とする発泡用直鎖状低密度ポリエチレン樹
    脂着色粒子。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の直鎖状低密度ポリエチレ
    ン樹脂着色粒子に高温高圧下に揮発性発泡剤を含浸さ
    せ、低圧下へ放出して発泡させてなる直鎖状低密度ポリ
    エチレン樹脂予備発泡着色粒子。
  3. 【請求項3】直鎖状低密度ポリエチレン樹脂が密度0.91
    5乃至0.935及びメルトインデックス0.1乃至5.0を有する
    請求項1及び2に記載の発泡用直鎖状低密度ポリエチレ
    ン樹脂着色粒子及び予備発泡着色粒子。
  4. 【請求項4】着色剤が有機顔料又はカーボンブラックで
    ある請求項1及び2に記載の発泡用直鎖状低密度ポリエ
    チレン樹脂着色粒子及び予備発泡着色粒子。
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