JPH0768446A - 切削方法 - Google Patents

切削方法

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JPH0768446A
JPH0768446A JP22013293A JP22013293A JPH0768446A JP H0768446 A JPH0768446 A JP H0768446A JP 22013293 A JP22013293 A JP 22013293A JP 22013293 A JP22013293 A JP 22013293A JP H0768446 A JPH0768446 A JP H0768446A
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JP
Japan
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cutting
spray nozzle
liquid
pressure liquid
nozzle
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JP22013293A
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English (en)
Inventor
Genichi Sato
嚴一 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切削条件に応じて適度な冷却を行い、良好な
切削を維持することのできる切削方法を提供する。 【構成】 工作物2表面に切削工具14に圧接して切削
を行う切削方法であって、切削点に向かって液体を、空
気供給を受けることなく霧状に噴射しうる噴霧ノズル2
0を設け、この噴霧ノズル20から霧状体を噴射しなが
ら切削加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工作物表面に切削工
具を圧接して切削を行う切削方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、フライス盤やマシニングセン
タ,旋盤,ボール盤等、各種の工作機械によって行われ
る切削加工では、切削刃が工作物を削り取る切削点に向
かって切削液をかけて、切削熱を冷却することが行われ
るが、上記液かけは、通常、0.1〜1kg/cm2
度の低圧で行われるため、その冷却効果が充分とはいえ
ない。すなわち、切削速度を速くすればするほど、S
45Cのような炭素鋼の切削では、切削熱によって工作
物表面が焼入れしたように硬くなる、切削熱を持った
切り屑が工作台上に散在して、工作物、あるいは工作物
や切削工具の取付治具を被うので、被われた部分が熱せ
られて膨張し、その状態で切削すると加工寸法に狂いが
生じる、切削熱によって工作物表面が溶け、切削工具
の切削刃に溶けた金属が付着していわゆる「構成刃先」
が形成され切削できなくなる、等の問題が生じることが
わかった。
【0003】このため、従来の切削加工では、高速切削
を行うことが難しかったが、この発明者は、上記課題に
応えるべく、新しい切削方法を開発した。すなわち、こ
の方法は、例えば横フライス盤において、図4に示すよ
うに、フライスカッタ14による切削点に向かって、高
圧液体ノズル15から10kg/cm2 以上の高圧液体
を吐出しながら切削を行うもので、上記高圧液体によ
り、切削点の冷却と切り屑除去を効果的に行うことがで
きる。なお、図4において、11は本体10内で高速回
転するスピンドル、13はこのスピンドル11先端のテ
ーパ穴12に着脱自在に嵌合されるフライス取付用のア
ーバである。また、2は工作物である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、切削加
工においては、切削熱の発生が前記のような問題を引き
起こす反面、切削熱により工作物が軟化して切削抵抗が
低下するという有利な点があることも事実であり、切削
条件によっては、図4に示す切削方法では工作物が過度
に冷却されて切削抵抗が低下せず切削性能が悪くなる場
合がある。特に、上記フライス加工やエンドミル加工の
ように、工作物と切削刃が断続的に衝突して切削を行う
断続切削では、切削刃が切削時に急激に発熱し、その直
後に高圧液体で急激に冷却されるという急激な熱変化を
繰り返すため、切削刃に亀裂を生じやすいという問題も
ある。
【0005】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、切削条件に応じて適度な冷却を行い、良好な
切削を維持することのできる切削方法の提供をその目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の切削方法は、工作物表面に切削工具を圧
接して切削を行う切削方法であって、切削点に向かって
液体を、空気供給を受けることなく霧状に噴射しうる噴
霧ノズルを設け、上記噴霧ノズルに高圧液体を供給し上
記噴霧ノズルから霧状体を噴射しながら切削加工するよ
うにしたという構成をとる。
【0007】
【作用】すなわち、この発明者は、切削点における発熱
および切り屑の発熱を抑制するために高圧液体を用いる
と、切削条件によっては、冷却が急激かつ過度に行われ
てデメリットが生じることから、冷却効果をある程度落
として、上記デメリットが生じず、かつ一定の冷却効果
は得られるような冷却手段について一連の研究を行っ
た。そしてその過程で、液体を霧状に噴射する噴霧ノズ
ルを使用することを検討したが、通常の噴霧ノズルは、
空気源から空気を供給し(通常1〜10kg/cm2
度の供給圧)、空気流による霧吹き現象で液体を吸引噴
射するため、噴射される霧状体の推力が低く、充分に切
削部に入っていくことができないことがわかった。そこ
で、さらに研究を進めた結果、液体を霧状に噴射する
際、空気供給を受けることなく高圧で供給された液体の
みを霧状化することのできる特殊な噴霧ノズルを用い、
切削点に向かって霧状体を噴射するようにすると、高圧
液体による急激な冷却効果に比べ、やや冷却効果の低
い、しかし充分に発熱に伴うトラブルを防止しうる冷却
を行うことを見いだしこの発明に到達した。
【0008】つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳
細に説明する。
【0009】
【実施例】図1は、この発明を、図4と同様の横フライ
ス盤に適用した例を示しており、基本的な構成は図4と
同様であり、同一部分に同一番号を付している。この装
置において、20は液体を霧状に噴射しうる噴霧ノズル
で、水,極圧添加剤を含む水等の所定の液体が高圧で供
給され、空気供給を受けることなく噴射することができ
るようになっている。そして、この噴霧ノズル20は、
図2において矢印Pで示すように、フライスカッタ14
の切削刃14aのすくい面30側から切削点を狙うよう
設定されている。
【0010】上記噴霧ノズル20は、すでに述べたよう
に、通常の噴霧ノズルと異なり、空気源からの空気供給
を受けることなく、高圧で供給された液体のみを霧状に
噴射することができるもので、例えば図3(a)に示す
構造のものが用いられる。この噴霧ノズル20は、液体
供給配管21にフランジ部20bを介して取り付けられ
るようになっており、ノズル本体20a内の液体通路と
なる空間に、X形ワーラー22が嵌入されている。この
ワーラー22は、図3(b)に示すように、液体通路の
半分を横切る半円部22aが斜めに形成され、他の半分
を横切る半円部22bが反対方向に斜めに形成され、全
体としてX形になっている。したがって、この噴霧ノズ
ル20に導入された液体は、上記ワーラー22の間を通
過する際に、矢印Aで示すように旋回する液流と、矢印
Bで示すように旋回する液流に分かれ、この分かれた2
液流がノズル噴射口で互いに衝突しながら出てくるよう
になっており、これによって、均等な流量分布の噴霧が
なされる。なお、上記噴霧ノズル20への液体供給は、
通常3kg/cm2 以上、特に5kg/cm2 以上の高
圧に設定することが好適である。
【0011】上記噴霧ノズル20は、発生する切り屑を
はじきとばす作用を果たすと同時に、切削刃14aの刃
先がこれから入っていこうとする工作物2の部分を冷却
して発熱を穏やかに抑制する作用を果たすため、工作物
2および切削刃14aに対する熱影響の発生を抑える。
そして、工作物2がS45C等の炭素綱であっても焼入
れしたように硬くなることがなく、また、切削熱によっ
て工作物2表面が溶けて「構成刃先」が形成されるよう
なこともない。そして、旋盤のスライド部等が高温の切
り屑に被われ熱膨張して加工寸法に狂いを生じたりする
こともない。さらに、従来損傷しやすかった、いわゆる
「2番」の刃先(工作物2表面に衝突して食い込む刃が
「1番」であり、「2番」はこの1番刃と切削刃先端角
を形成する他辺側の辺をいう)の損傷も生じにくくな
る。ただし、上記噴霧ノズルによる霧状体噴射の向き
は、必ずしも切削刃14aのすくい面側に限定する必要
はなく、加工条件に応じて、適宜の向きから切削点を狙
うようにして差し支えはない。
【0012】なお、上記噴霧ノズル20とともに、図4
に示すような高圧液体ノズル15を併設するようにして
もよい。そして、上記高圧液体ノズル15の向きは、切
削点近傍を狙っていればどのような方向からの液体噴射
になっても差し支えはないが、例えば上記噴霧ノズル2
0と同方向に配設して、必要に応じて霧状体噴射と、高
圧液体吐出とを切り替えるようにすることができる。ま
た、高圧液体ノズル15を、図2において矢印Qで示す
ように、切削刃逃げ面31側から切削点を狙うように設
けるようにしてもよい。この逃げ面31側からの高圧液
体吐出により、切削点および切削刃14aの切削先端
を、ごく近傍から冷却することができ、上記噴霧ノズル
20による冷却効果をさらに補強する。ただし、切削条
件によっては、上記高圧液体ノズル15を使用しなくて
よいし、また使用するにしても、液体吐出圧を調整する
ことができる。
【0013】また、上記のように、切削刃逃げ面31側
から高圧液体吐出を行うことは、発熱量が経時的に増大
する連続切削を行う場合に好適であるが、断続切削を行
う場合には、温度変化が急激にならないよう、より冷却
効果を緩慢にすることが望まれる。そこで、切削刃逃げ
面31側のノズルも、すくい面30側のノズルと同様
の、上記特殊な噴霧ノズル20を用いて、冷却効果より
も潤滑効果を重視するようにすることが好適である。
【0014】さらに、上記噴霧ノズル20は、必ずしも
図3に示すものでなくても差し支えはない。例えばフラ
ンジ部14bがなく取り付け部がねじ込み式になってい
るものでもよい。
【0015】また、上記フライスカツタ14の切削刃1
4aは、どのような材質であっても差し支えないが、例
えばタングステンカーバイド粒子とコバルト粒子を焼結
した超微粒子超硬合金(平均粒子径が0.3〜1.0
μ,タングステンカーバイド粒子とコバルト粒子の配合
割合がタングステンカーバイド85〜90重量%,コバ
ルト15〜10重量%)を用いることが好適である。す
なわち、従来から上記超微粒子超硬合金は、硬く、じん
性が高いという利点を有する反面、熱に弱いため、従来
から低温(低速切削)にしか用いることができなかった
が、上記噴霧ノズル20からの噴霧と、上記高圧液体ノ
ズル15からの高圧液体吐出とを併用すると、工作物2
および切削刃14aが過度に冷却されすぎることがな
く、適度な冷却効果が得られ、高速で切削を行っても切
削刃14aの刃先を損傷することなく長期にわたって良
好な切削を維持することができる。
【0016】なお、上記実施例は、この発明を横フライ
ス盤に適用した例を示しているが、もちろん、立フライ
ス盤やボール盤,平削り盤,旋盤等、各種の切削加工
機、あるいはマシニングセンタ等に適用することができ
る。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明の切削方法は、
切削点に向かって液体を、空気供給を受けることなく霧
状化して噴射するようにしているため、高圧液体による
急激な冷却効果に比べ、やや冷却効果の低い、しかし充
分に発熱に伴うトラブルを防止しうる冷却を行うことが
できる。したがって、連続切削においては、ある程度の
発熱を意図的に許容して工作物を軟化させて切削抵抗を
低下させることができ、断続切削においては、穏やかな
冷却によって切削刃が急激な温度変化を繰り返すことを
防ぎ、工具寿命を延ばすことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を横フライス盤に適用した一実施例の
説明図である。
【図2】上記実施例の要部説明図である。
【図3】(a)は上記実施例に用いる噴霧ノズルの構成
の説明図、(b)は上記噴霧ノズル内に嵌入されている
ワーラーの説明図である。
【図4】従来の横フライス盤の説明図である。
【符号の説明】
2 工作物 14 フライスカッタ 14a 切削刃 20 噴霧ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作物表面に切削工具を圧接して切削を
    行う切削方法であって、切削点に向かって液体を、空気
    供給を受けることなく霧状に噴射しうる噴霧ノズルを設
    け、上記噴霧ノズルに高圧液体を供給し上記噴霧ノズル
    から霧状体を噴射しながら切削加工するようにしたこと
    を特徴とする切削方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の切削方法において、上記
    噴霧ノズルとともに高圧液体を吐出する高圧液体ノズル
    を設け、請求項1記載の噴霧ノズルから霧状体を噴射す
    るとともに、上記高圧液体ノズルから高圧液体を吐出し
    ながら切削加工するようにした請求項1記載の切削方
    法。
  3. 【請求項3】 噴霧ノズルへの液体供給圧が3kg/c
    2 以上に設定されている請求項1または2に記載の切
    削方法。
JP22013293A 1993-09-03 1993-09-03 切削方法 Pending JPH0768446A (ja)

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