JPH0768571B2 - 複合磁石及びその製造方法 - Google Patents
複合磁石及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH0768571B2 JPH0768571B2 JP3298179A JP29817991A JPH0768571B2 JP H0768571 B2 JPH0768571 B2 JP H0768571B2 JP 3298179 A JP3298179 A JP 3298179A JP 29817991 A JP29817991 A JP 29817991A JP H0768571 B2 JPH0768571 B2 JP H0768571B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- billet
- case
- magnet material
- powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粉末冶金的手段によ
って製造された永久磁石材料と他の金属材料とが、同心
状に隙間なく密接している複合磁石材料、特に磁気セン
サー用の磁石構体を得るための磁石材料を含む複合材料
とその製造方法に関するものである。
って製造された永久磁石材料と他の金属材料とが、同心
状に隙間なく密接している複合磁石材料、特に磁気セン
サー用の磁石構体を得るための磁石材料を含む複合材料
とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】軸の一部とこれに対面する構体部分と
に、磁性材料と磁気半導体素子等の磁気検出センサーと
をそれぞれ取付け、両者の相対的移動を検出することに
よって、軸の回転や移動を検出することが行なわれてい
る。また、軸に歯車状の軟磁性材を取付け、これに対面
する構体部分にコイル及び永久磁石からなるセンサーを
取付けて、軸の回転を検出することも行なわれている。
に、磁性材料と磁気半導体素子等の磁気検出センサーと
をそれぞれ取付け、両者の相対的移動を検出することに
よって、軸の回転や移動を検出することが行なわれてい
る。また、軸に歯車状の軟磁性材を取付け、これに対面
する構体部分にコイル及び永久磁石からなるセンサーを
取付けて、軸の回転を検出することも行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、永久磁石は極
めて脆いために、穿孔やねじ切りなどの機械加工が困難
で、しかも溶接やろう接などの接合加工も困難であるた
め、これを軸などに取付ける際は、複雑な構造の取付部
材を用いるか、或いは取付部材に有機接着剤を用いて接
着するかしなければならず、そのようにしても、なお自
動車等のような振動や衝撃の激しい部分に用いるには耐
振性や耐衝撃性が十分とは言い難かった。
めて脆いために、穿孔やねじ切りなどの機械加工が困難
で、しかも溶接やろう接などの接合加工も困難であるた
め、これを軸などに取付ける際は、複雑な構造の取付部
材を用いるか、或いは取付部材に有機接着剤を用いて接
着するかしなければならず、そのようにしても、なお自
動車等のような振動や衝撃の激しい部分に用いるには耐
振性や耐衝撃性が十分とは言い難かった。
【0004】本出願人らは、取付けのための機械加工や
接合加工が容易な金属材料と、粉末冶金的手段によって
作られた磁石合金とが強固に結合された複合磁石材料を
能率良く生産するための発明をなし、これを特願平2−
149465号として特許出願した。
接合加工が容易な金属材料と、粉末冶金的手段によって
作られた磁石合金とが強固に結合された複合磁石材料を
能率良く生産するための発明をなし、これを特願平2−
149465号として特許出願した。
【0005】上記特許出願にかゝる発明は、十分な強度
及び展性を有する金属カプセル内に、磁石材料粉末と、
必要に応じ十分な強度及び展性を有する金属材料の棒ま
たは管などとを収容して、これを熱間または温間押出加
工し、この押出物を所定の寸法に切断するものである。
しかし、その製品は押出加工時に十分な押出比が必要で
あるために、直径50mm以上の太径の複合磁石材料を
得るのに不便であった。また、非常に薄い複合磁石材料
が必要な場合には、磁石部分も薄くなり、強度的に問題
が生じ、かつ切断代の割合が大きくなって歩留りの面で
も不利であった。
及び展性を有する金属カプセル内に、磁石材料粉末と、
必要に応じ十分な強度及び展性を有する金属材料の棒ま
たは管などとを収容して、これを熱間または温間押出加
工し、この押出物を所定の寸法に切断するものである。
しかし、その製品は押出加工時に十分な押出比が必要で
あるために、直径50mm以上の太径の複合磁石材料を
得るのに不便であった。また、非常に薄い複合磁石材料
が必要な場合には、磁石部分も薄くなり、強度的に問題
が生じ、かつ切断代の割合が大きくなって歩留りの面で
も不利であった。
【0006】この発明は、上記特許出願にかゝる発明と
同様に、取付けのための機械加工や接合加工が容易な金
属材料に、粉末冶金的手段によって作られた磁石合金が
強固に結合された複合磁石材料を得ようとするものであ
るが、特に直径50mm以上の太径品及び薄物の複合磁
石材料を能率良く製造しようとするものである。
同様に、取付けのための機械加工や接合加工が容易な金
属材料に、粉末冶金的手段によって作られた磁石合金が
強固に結合された複合磁石材料を得ようとするものであ
るが、特に直径50mm以上の太径品及び薄物の複合磁
石材料を能率良く製造しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明による複合磁石
材料は、リング状の磁石材料が、機械加工性や接合加工
性が良好な同心リング状の金属材料によって3面から抱
持されたものである。このような複合磁石材料は次のよ
うにして製造する。先づ十分な強度及び展性を有する金
属製で、リング状をなし、かつこれと同心状の溝を有し
ているケースを用意する。次に、上記溝内に磁石材料の
粉末を充填し、これを上記ケースごと熱間または温間据
込加工(プレス加工)する。そして、その表面を機械加
工によって所定の寸法に仕上げて製品とする。
材料は、リング状の磁石材料が、機械加工性や接合加工
性が良好な同心リング状の金属材料によって3面から抱
持されたものである。このような複合磁石材料は次のよ
うにして製造する。先づ十分な強度及び展性を有する金
属製で、リング状をなし、かつこれと同心状の溝を有し
ているケースを用意する。次に、上記溝内に磁石材料の
粉末を充填し、これを上記ケースごと熱間または温間据
込加工(プレス加工)する。そして、その表面を機械加
工によって所定の寸法に仕上げて製品とする。
【0008】ここで、ケース用の金属材料と磁石材料と
は熱膨張係数が可及的に接近しているのが望ましく、そ
の差が2.5×10-6/℃を越えてはならない。これ
は、両材料の熱膨張係数の差が大きいと、製造時の冷却
過程で磁石材料が割れたり、両材料の間に隙間ができて
密着性が損なわれたりするからである。
は熱膨張係数が可及的に接近しているのが望ましく、そ
の差が2.5×10-6/℃を越えてはならない。これ
は、両材料の熱膨張係数の差が大きいと、製造時の冷却
過程で磁石材料が割れたり、両材料の間に隙間ができて
密着性が損なわれたりするからである。
【0009】永久磁石材料とケース材料との好ましい組
合せは、MnAlC系磁石(22.6×10-6/℃)に
対してはFeMnNi系合金(22.2×10-6/
℃)、真ちゅう(20.8×10-6/℃)など、アルニ
コ磁石(11.3×10-6/℃)に対してはニッケル
(13.3×10-6/℃)、12Crステンレス鋼(1
1.7×10-6/℃)、18Crステンレス鋼(11.
3×10-6/℃)など、NdFeB磁石(4.6×10
-6/℃)に対しては42パーマロイ(3.9×10-6/
℃)である。なお、括弧内は熱膨張係数を示す。
合せは、MnAlC系磁石(22.6×10-6/℃)に
対してはFeMnNi系合金(22.2×10-6/
℃)、真ちゅう(20.8×10-6/℃)など、アルニ
コ磁石(11.3×10-6/℃)に対してはニッケル
(13.3×10-6/℃)、12Crステンレス鋼(1
1.7×10-6/℃)、18Crステンレス鋼(11.
3×10-6/℃)など、NdFeB磁石(4.6×10
-6/℃)に対しては42パーマロイ(3.9×10-6/
℃)である。なお、括弧内は熱膨張係数を示す。
【0010】ケースの溝が、磁石材料粉末を充填する際
に上方へ開口していない場合や、磁石材料粉末を充填し
たケースを据込み用のダイに装填する際に磁石材料粉末
が溝からこぼれるような姿勢をとる場合には、磁石材料
粉末にワックスなどの高温揮発性の結合剤を添加した上
でケースに充填するとよい。
に上方へ開口していない場合や、磁石材料粉末を充填し
たケースを据込み用のダイに装填する際に磁石材料粉末
が溝からこぼれるような姿勢をとる場合には、磁石材料
粉末にワックスなどの高温揮発性の結合剤を添加した上
でケースに充填するとよい。
【0011】また、磁石材料粉末をケースに充填した後
に適当な蓋を溶接、かしめつけなどによって施こしてお
けば、磁石材料粉末が溝からこぼれ落ちるのを防ぐこと
ができるばかりでなく、据込工程に先立つ加熱時に磁石
材料粉末が酸化するのを防ぐことができる。
に適当な蓋を溶接、かしめつけなどによって施こしてお
けば、磁石材料粉末が溝からこぼれ落ちるのを防ぐこと
ができるばかりでなく、据込工程に先立つ加熱時に磁石
材料粉末が酸化するのを防ぐことができる。
【0012】磁石材料粉末は任意の方法で作ったものを
使用することができるが、ガスアトマイズ法によるもの
が球形粉末粒子が得られるために望ましく、特に不活性
のアルゴンガスによって製造したものが品質の面で優れ
ている。
使用することができるが、ガスアトマイズ法によるもの
が球形粉末粒子が得られるために望ましく、特に不活性
のアルゴンガスによって製造したものが品質の面で優れ
ている。
【0013】据込加工時には、ケースの内外周面の一方
または双方をダイによって拘束する方法と拘束しない方
法とが存在するが、そのどちらの方法を採用してもよ
い。
または双方をダイによって拘束する方法と拘束しない方
法とが存在するが、そのどちらの方法を採用してもよ
い。
【0014】
【作用】上述の製造過程において、ケース内に充填した
磁石材料粉末は、据込加工を受ける時に充実質に変化
し、かつケースを構成する金属に完全に密着する。ここ
で、重要なのはケース材料と磁石材料の熱膨張係数の差
である。例えば熱膨張係数が比較的小さいSC材(1
4.9×10-6/℃)、SUS 304 材(18.8
×10-6/℃)、銅(17.0×10-6/℃)などの外
側に熱膨張係数が比較的大きいMnAlC系磁石材料が
位置する場合には、製造後の冷却過程で収縮量の違いに
よって、外側の永久磁石材料に割れが多発する。また、
逆にSUS 304 材の外側に、熱膨張係数が極めて
小さいアルニコ磁石が位置するような場合には、冷却後
に両者間に隙間が発生する。しかし、永久磁石材料とケ
ース材料との熱膨張係数の差が十分小さければ、割れや
隙間が発生しない。
磁石材料粉末は、据込加工を受ける時に充実質に変化
し、かつケースを構成する金属に完全に密着する。ここ
で、重要なのはケース材料と磁石材料の熱膨張係数の差
である。例えば熱膨張係数が比較的小さいSC材(1
4.9×10-6/℃)、SUS 304 材(18.8
×10-6/℃)、銅(17.0×10-6/℃)などの外
側に熱膨張係数が比較的大きいMnAlC系磁石材料が
位置する場合には、製造後の冷却過程で収縮量の違いに
よって、外側の永久磁石材料に割れが多発する。また、
逆にSUS 304 材の外側に、熱膨張係数が極めて
小さいアルニコ磁石が位置するような場合には、冷却後
に両者間に隙間が発生する。しかし、永久磁石材料とケ
ース材料との熱膨張係数の差が十分小さければ、割れや
隙間が発生しない。
【0015】上述のようにして得た複合材料は、所定の
寸法に機械加工によって仕上げ、永久磁石に着磁して使
用する。例えば軸の回転の検出に使用する場合は、ケー
ス材料で出来ている中心孔を軸に嵌合する寸法に加工
し、磁気センサーに対面する部分のケース材料を機械加
工によって除去する。
寸法に機械加工によって仕上げ、永久磁石に着磁して使
用する。例えば軸の回転の検出に使用する場合は、ケー
ス材料で出来ている中心孔を軸に嵌合する寸法に加工
し、磁気センサーに対面する部分のケース材料を機械加
工によって除去する。
【0016】従って、この発明によれば、易加工性の金
属材料と磁石材料とが強固に結合されている複合材料を
能率良く製造することができ、この複合材料はその易加
工性金属部分に対して穿孔、切削、ねじ切り等の機械加
工や、溶接、ろう接等の接合加工を容易に行うことがで
きる。
属材料と磁石材料とが強固に結合されている複合材料を
能率良く製造することができ、この複合材料はその易加
工性金属部分に対して穿孔、切削、ねじ切り等の機械加
工や、溶接、ろう接等の接合加工を容易に行うことがで
きる。
【0017】
【実施例】図1(a)に示すようにリング状のケース1
には、上端面に同心リング状の溝2が設けられている。
ケース1の材料はFeMnNi系合金(Mn:15重量
%、Ni:15重量%、残部Fe、熱膨張係数22.2
×10-6/℃)であり、各部の寸法は次の通りである。 外径 119mm 内径 85mm 高さ 9.0mm 溝の外径 116mm 溝の内径 105mm 溝の深さ 6.5mm
には、上端面に同心リング状の溝2が設けられている。
ケース1の材料はFeMnNi系合金(Mn:15重量
%、Ni:15重量%、残部Fe、熱膨張係数22.2
×10-6/℃)であり、各部の寸法は次の通りである。 外径 119mm 内径 85mm 高さ 9.0mm 溝の外径 116mm 溝の内径 105mm 溝の深さ 6.5mm
【0018】溝1内にMnAlC系磁石合金(Mn:6
9.05重量%、Al:29.80重量%、Ni:0.
7重量%、C:0.45重量%、熱膨張係数22.6×
10-6/℃)のガスアトマイズ粉末(最大粒径209μ
m、平均粒径43μm)3を充填し、これに図1(b)
のようにリング状の蓋4を被せて溶接し、ビレット5と
する。蓋4の材料はケース1と同じであり、厚さは1m
mである。
9.05重量%、Al:29.80重量%、Ni:0.
7重量%、C:0.45重量%、熱膨張係数22.6×
10-6/℃)のガスアトマイズ粉末(最大粒径209μ
m、平均粒径43μm)3を充填し、これに図1(b)
のようにリング状の蓋4を被せて溶接し、ビレット5と
する。蓋4の材料はケース1と同じであり、厚さは1m
mである。
【0019】ビレット5を700℃に加熱し、内径12
0mmのダイスに挿入し、高さ5.5mm(据込率0.
55)に温間据込加工を行い、図1(c)に示す据込材
6を得た。この据込材6は、ケース1及び蓋4からそれ
ぞれ移行した金属部分11及び14と、磁石材料粉末3
から移行した充実質磁石合金部分13とからなり、磁石
合金部分13は金属部分11及び14に密着して合金拡
散層を形成し、完全に一体に接合されている。
0mmのダイスに挿入し、高さ5.5mm(据込率0.
55)に温間据込加工を行い、図1(c)に示す据込材
6を得た。この据込材6は、ケース1及び蓋4からそれ
ぞれ移行した金属部分11及び14と、磁石材料粉末3
から移行した充実質磁石合金部分13とからなり、磁石
合金部分13は金属部分11及び14に密着して合金拡
散層を形成し、完全に一体に接合されている。
【0020】上述の据込材6は、機械加工により蓋部分
を除去して磁石合金部分13を露出させ、かつケース部
分を所定の寸法に仕上げて、図1(d)に示すような製
品7とする。この製品7は、磁石合金部分13を円周方
向に沿って等間隔で交互にS極及びN極に着磁した上
で、図2に示すように中心孔8を回転軸9に嵌め、磁石
合金部分13に対面して固定位置に磁気センサー10を
配置して使用する。軸9が回転すると、磁気センサー1
0が発生する交流信号によって、軸9の回転速度及び角
度変位を計測することができる。
を除去して磁石合金部分13を露出させ、かつケース部
分を所定の寸法に仕上げて、図1(d)に示すような製
品7とする。この製品7は、磁石合金部分13を円周方
向に沿って等間隔で交互にS極及びN極に着磁した上
で、図2に示すように中心孔8を回転軸9に嵌め、磁石
合金部分13に対面して固定位置に磁気センサー10を
配置して使用する。軸9が回転すると、磁気センサー1
0が発生する交流信号によって、軸9の回転速度及び角
度変位を計測することができる。
【0021】図3に示す実施例は、図1に示した実施例
と同じ材料のケース31、磁石材料粉末33、蓋34を
使用するものであるが、蓋34の厚さが大きい点が異な
る。実施例1と同様にこのビレット35を温間据込加工
し、その外周壁部分36を機械加工によって除去する
と、図4に示すように外周面に磁石合金部分43が露出
した製品を得ることができる。この製品を着磁した後、
図4に示されているように軸9に嵌め、磁石合金部分4
3に対面して磁気センサー10を設置して使用する。
と同じ材料のケース31、磁石材料粉末33、蓋34を
使用するものであるが、蓋34の厚さが大きい点が異な
る。実施例1と同様にこのビレット35を温間据込加工
し、その外周壁部分36を機械加工によって除去する
と、図4に示すように外周面に磁石合金部分43が露出
した製品を得ることができる。この製品を着磁した後、
図4に示されているように軸9に嵌め、磁石合金部分4
3に対面して磁気センサー10を設置して使用する。
【0022】図5は、図4に示されている製品を得るた
めの異なる製法を示すもので、ケース51は外周面に溝
52を有し、溝52には、ワックスを結合剤として加え
た磁石合金粉末53が充填されている。据込加工は、加
温されたダイ内に冷たいビレット55を装填し、ビレッ
ト55の昇温を待って実施する。磁石合金粉末に加えら
れているワックスは、ダイ内での昇温によって揮散す
る。このようにして得た据込材は、外周面に機械加工を
施こさなくても、図4に示すように外周面に磁石合金部
分43が露出している。
めの異なる製法を示すもので、ケース51は外周面に溝
52を有し、溝52には、ワックスを結合剤として加え
た磁石合金粉末53が充填されている。据込加工は、加
温されたダイ内に冷たいビレット55を装填し、ビレッ
ト55の昇温を待って実施する。磁石合金粉末に加えら
れているワックスは、ダイ内での昇温によって揮散す
る。このようにして得た据込材は、外周面に機械加工を
施こさなくても、図4に示すように外周面に磁石合金部
分43が露出している。
【0023】図6は、図4に示されている製品を得るた
めの更に異なる製法を示す。図5について説明したよう
な手法によりワックスを加えた磁石合金粉末53をケー
ス51の溝52内に充填して、図5に示すビレット55
と同じ状態にした後、薄肉円筒形の套管54をその外側
に嵌め、溶接またはかしめつけによって套管54を固定
してビレット56を得る。このビレットを図1または図
3の実施例と同様に加温して温間据込加工し、据込材を
得る。この据込材は、外周面に軽く機械加工を施こすこ
とにより、図4に示すように磁石合金部分43を外周面
に露出させることができる。
めの更に異なる製法を示す。図5について説明したよう
な手法によりワックスを加えた磁石合金粉末53をケー
ス51の溝52内に充填して、図5に示すビレット55
と同じ状態にした後、薄肉円筒形の套管54をその外側
に嵌め、溶接またはかしめつけによって套管54を固定
してビレット56を得る。このビレットを図1または図
3の実施例と同様に加温して温間据込加工し、据込材を
得る。この据込材は、外周面に軽く機械加工を施こすこ
とにより、図4に示すように磁石合金部分43を外周面
に露出させることができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明によるときは、
リング状の磁石合金がリング状の易加工性金属材料に強
固に接合されている複合磁石材料を、その直径に関係な
く能率よく製造することができる。
リング状の磁石合金がリング状の易加工性金属材料に強
固に接合されている複合磁石材料を、その直径に関係な
く能率よく製造することができる。
【図1】本発明の1実施例の製造工程を示す断面図であ
る。
る。
【図2】図1に示す実施例によって得た製品の使用状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例におけるビレットの断面図
である。
である。
【図4】図3に示すビレットを用いて製造した製品の使
用状態を示す断面図である。
用状態を示す断面図である。
【図5】図4に示した製品を得るための別の実施例にお
けるビレットの断面図である。
けるビレットの断面図である。
【図6】図4に示した製品を得るための更に別の実施例
におけるビレットの断面図である。
におけるビレットの断面図である。
1 ケース 2 溝 3 磁石材料粉末 4 蓋 5 ビレット 6 据込材 7 製品 31 ケース 32 溝 33 磁石材料粉末 51 ケース 52 溝 53 磁石材料粉末 54 套管 55 ビレット 56 ビレット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平岡 和彦 兵庫県姫路市飾磨区中島字一文字3007番地 山陽特殊製鋼株式会社内 (72)発明者 高須 一郎 兵庫県姫路市飾磨区中島字一文字3007番地 山陽特殊製鋼株式会社内 (72)発明者 田中 義和 兵庫県姫路市飾磨区中島字一文字3007番地 山陽特殊製鋼株式会社内 (72)発明者 加藤 信行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−354803(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】 十分な強度及び展性を有するリング状金
属材料に同心状に1個または複数個の溝を設けたケース
を使用し、上記溝に磁石材料粉末を充填してビレットを
作り、このビレットを熱間または温間据込加工すること
を特徴とする複合磁石材料の製造方法。 - 【請求項2】 FeMnNi系合金よりなるリング状材
料に同心状に1個または複数個の溝を設けたケースを使
用し、上記溝にMnAlC系磁石合金のガスアトマイズ
法による粉末材料を充填してビレットを作り、このビレ
ットを熱間または温間据込加工することを特徴とするM
nAlC系複合磁石材料の製造方法。 - 【請求項3】 十分な強度及び展性を有し周面または端
面に1個または同心状の複数個の溝を有するリング状金
属材料と、上記溝内に位置して上記金属材料に強固に結
合されているリング状の永久磁石材料とからなり、この
永久磁石材料は無空隙の粉末焼結組織であることを特徴
とする複合磁石。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3298179A JPH0768571B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 複合磁石及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3298179A JPH0768571B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 複合磁石及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05105914A JPH05105914A (ja) | 1993-04-27 |
| JPH0768571B2 true JPH0768571B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=17856240
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3298179A Expired - Lifetime JPH0768571B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 複合磁石及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0768571B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3788178B2 (ja) * | 2000-03-15 | 2006-06-21 | 日本精工株式会社 | 高速回転スピンドル装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2622779B2 (ja) * | 1991-05-29 | 1997-06-18 | 山陽特殊製鋼株式会社 | MnAlC系複合磁石材料およびその製造方法 |
-
1991
- 1991-10-17 JP JP3298179A patent/JPH0768571B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05105914A (ja) | 1993-04-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20110080067A1 (en) | Squirrel-cage rotor and manufacturing method of squirrel-cage rotor | |
| JPH0643100B2 (ja) | 複合部材 | |
| US6717401B2 (en) | Drum-shaped measuring standard | |
| US20060273670A1 (en) | Motor stator | |
| EP0756296A2 (en) | Pole piece for electromagnetic friction clutch | |
| JPH05105914A (ja) | 複合磁石及びその製造方法 | |
| EP2809827B1 (en) | Surface modified magnetic material | |
| JP2007218340A (ja) | スリーブ部材の製造方法およびスリーブユニットの製造方法 | |
| JP4761767B2 (ja) | 磁路形成部材、磁路形成部材を用いた電磁連結装置及び、磁路形成部材の製造方法 | |
| JP2571975B2 (ja) | 複合磁石材料の製造方法 | |
| JP3148584B2 (ja) | スピンドルモータ | |
| JPH04359656A (ja) | ロータヨーク | |
| JP2615844B2 (ja) | 永久磁石回転子 | |
| JPH05144627A (ja) | ラジアル異方性リング磁石及びその製造方法 | |
| JP2622779B2 (ja) | MnAlC系複合磁石材料およびその製造方法 | |
| JP2001268859A5 (ja) | ||
| JPH1023695A (ja) | 径方向着磁形回転子を持つ回転電機 | |
| JP2005106091A (ja) | 磁気エンコーダおよびそれを備えた車輪用軸受 | |
| JPH04259308A (ja) | 複合部材 | |
| JPS6210491Y2 (ja) | ||
| JPH0515117A (ja) | シヤフト一体型マグネツトロータおよびその製造方法 | |
| JPH09117084A (ja) | リラクタンス同期電動機用回転子の製造方法 | |
| JP2002301506A (ja) | 超硬合金製複合ロール | |
| JP2004322133A (ja) | 磁性体と非磁性体の接合方法 | |
| JPH0923622A (ja) | 電子時計用ロータの製造方法およびその製造方法により製造される電子時計用ロータ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960123 |