JPH0923622A - 電子時計用ロータの製造方法およびその製造方法により製造される電子時計用ロータ - Google Patents
電子時計用ロータの製造方法およびその製造方法により製造される電子時計用ロータInfo
- Publication number
- JPH0923622A JPH0923622A JP7170536A JP17053695A JPH0923622A JP H0923622 A JPH0923622 A JP H0923622A JP 7170536 A JP7170536 A JP 7170536A JP 17053695 A JP17053695 A JP 17053695A JP H0923622 A JPH0923622 A JP H0923622A
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- rotor
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- rotor magnet
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Landscapes
- Electromechanical Clocks (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 ハンダメッキ層5を有する円筒形希土類ボン
ド磁石であるロータ磁石1の中空部に、ハンダメッキ後
のロータ磁石1の内径よりも大きい外径を有するロータ
軸3を圧入し、その状態で加熱し、ハンダメッキ層5を
溶融させることによって、ロータ磁石1とロータ軸3と
をロータ磁石1の内周面において接合する。 【効果】 樹脂ボンド磁石にハンダ接合が採用できるよ
うになり、電子時計用ロータ構造の簡略化と作業性の向
上が得られる。
ド磁石であるロータ磁石1の中空部に、ハンダメッキ後
のロータ磁石1の内径よりも大きい外径を有するロータ
軸3を圧入し、その状態で加熱し、ハンダメッキ層5を
溶融させることによって、ロータ磁石1とロータ軸3と
をロータ磁石1の内周面において接合する。 【効果】 樹脂ボンド磁石にハンダ接合が採用できるよ
うになり、電子時計用ロータ構造の簡略化と作業性の向
上が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子時計に用いられる変
換器のロータの製造方法に関するものである。
換器のロータの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】円筒形のロータ磁石とロータ軸とをハン
ダメッキを介して接合することは特公昭57−5277
9に提案されている。そのなかの一例を図3により説明
する。図3は従来例の電子時計用ロータの断面図であ
る。図3において11はロータ磁石、12は金属メッキ
皮膜、13はロータ軸、14は座金、15はハンダであ
る。ロータ磁石11の表面には無電解化学メッキ等で金
属メッキ皮膜12が作られている。またロータ軸13に
はカナ13aが一体で成形されている。そしてロータ軸
13はあらかじめ座金14に圧入されている。そして座
金14と金属メッキ皮膜12をハンダ15で溶着するこ
とによってロータ磁石11とロータ軸13は固着され、
ロータが製造される。
ダメッキを介して接合することは特公昭57−5277
9に提案されている。そのなかの一例を図3により説明
する。図3は従来例の電子時計用ロータの断面図であ
る。図3において11はロータ磁石、12は金属メッキ
皮膜、13はロータ軸、14は座金、15はハンダであ
る。ロータ磁石11の表面には無電解化学メッキ等で金
属メッキ皮膜12が作られている。またロータ軸13に
はカナ13aが一体で成形されている。そしてロータ軸
13はあらかじめ座金14に圧入されている。そして座
金14と金属メッキ皮膜12をハンダ15で溶着するこ
とによってロータ磁石11とロータ軸13は固着され、
ロータが製造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロータ
磁石が耐熱性に問題のない燒結磁石であれば、ハンダ接
合のために加熱処理することは特に問題はないが、作業
性に優れているこのハンダメッキ接合技術を、結合剤と
して樹脂が含まれているボンド磁石に適用する場合に
は、樹脂の耐熱性との関係で加熱温度が制約される。
磁石が耐熱性に問題のない燒結磁石であれば、ハンダ接
合のために加熱処理することは特に問題はないが、作業
性に優れているこのハンダメッキ接合技術を、結合剤と
して樹脂が含まれているボンド磁石に適用する場合に
は、樹脂の耐熱性との関係で加熱温度が制約される。
【0004】本発明は、上記課題を解決し、ボンド磁石
にハンダ接合が採用できる電子時計用ロータの製造方法
およびその方法により製造されるロータを提供すること
を目的とする。
にハンダ接合が採用できる電子時計用ロータの製造方法
およびその方法により製造されるロータを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、中心部に中空部を有し、希土類ボンド
磁石である円筒形のロータ磁石と、カナと軸とを一体に
成形したロータ軸とを接合する方法において、ロータ磁
石の少なくとも内周面に金属メッキ皮膜を形成し、この
金属メッキ皮膜上に、ロータ軸の外径(x)よりロータ
磁石の内径(y)の方が小さくなるようにハンダメッキ
を施し、その後ロータ磁石にロータ軸を圧入し、加熱す
ることによりロータ磁石とロータ軸とを接合することを
特徴としている。すなわち、ロータ磁石の内周面におい
てロータ軸とハンダメッキ接合をする。
に、本発明では、中心部に中空部を有し、希土類ボンド
磁石である円筒形のロータ磁石と、カナと軸とを一体に
成形したロータ軸とを接合する方法において、ロータ磁
石の少なくとも内周面に金属メッキ皮膜を形成し、この
金属メッキ皮膜上に、ロータ軸の外径(x)よりロータ
磁石の内径(y)の方が小さくなるようにハンダメッキ
を施し、その後ロータ磁石にロータ軸を圧入し、加熱す
ることによりロータ磁石とロータ軸とを接合することを
特徴としている。すなわち、ロータ磁石の内周面におい
てロータ軸とハンダメッキ接合をする。
【0006】
【作用】本発明によると、少なくとも内周面にハンダメ
ッキを施したロータ磁石をロータ軸に圧入すると、樹脂
ボンド磁石が弾性変形してハンダメッキ層に大きな圧力
が加わる。そのためにハンダメッキ層の溶融温度が降下
して、比較的低い加熱温度で接合することができる。こ
れは結合剤として樹脂を含んだボンド磁石に特有の効果
であり、ほとんど弾性変形しない燒結磁石においては認
められないものである。本発明はこのような知見に基づ
いてなされたものである。
ッキを施したロータ磁石をロータ軸に圧入すると、樹脂
ボンド磁石が弾性変形してハンダメッキ層に大きな圧力
が加わる。そのためにハンダメッキ層の溶融温度が降下
して、比較的低い加熱温度で接合することができる。こ
れは結合剤として樹脂を含んだボンド磁石に特有の効果
であり、ほとんど弾性変形しない燒結磁石においては認
められないものである。本発明はこのような知見に基づ
いてなされたものである。
【0007】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。図1は
本発明の実施例の電子時計用ロータを示す断面図であ
る。(a)にロータ軸と接合後の電子時計用ロータを、
(b)に接合前のハンダメッキを施した後のロータ磁石
を示している。図1において、1は希土類永久磁石と結
合剤として樹脂とを使用した希土類ボンド磁石のロータ
磁石、2は金属メッキ皮膜、3はロータ軸、5はハンダ
メッキ層である。ロータ磁石の表面には無電解化学メッ
キ等で金属メッキ皮膜2が作られている。この金属メッ
キ皮膜2は、ハンダメッキとの密着性および希土類ボン
ド磁石との密着性が良ければ、いかなる種類の金属メッ
キの使用が可能であるが、ピンホールを防ぐため、金属
メッキ皮膜の総厚を3μm以上とすることが好ましい。
本実施例ではハンダメッキと相性の良いNi−B、Ni
−Pの二層構造を金属メッキ皮膜として使用した。その
後、ロータ磁石とロータ軸が接合する部分にハンダメッ
キを施す。ロータ軸3にはカナ3aが一体で成形されて
いる。ロータ軸3は軸の外径xが、図1(b)接合前の
ロータ磁石の図で示しているように、ハンダメッキを施
した後のロータ磁石1の内径yよりも大きくなってい
る。すなわち、x>yなる関係になっている。そしてこ
のロータ軸3をロータ磁石1に圧入し、この状態で17
0℃に加熱する。すると、ハンダメッキ層5が溶融し、
ロータ磁石1の内周面において、ロータ磁石1とロータ
軸3が接合される。
本発明の実施例の電子時計用ロータを示す断面図であ
る。(a)にロータ軸と接合後の電子時計用ロータを、
(b)に接合前のハンダメッキを施した後のロータ磁石
を示している。図1において、1は希土類永久磁石と結
合剤として樹脂とを使用した希土類ボンド磁石のロータ
磁石、2は金属メッキ皮膜、3はロータ軸、5はハンダ
メッキ層である。ロータ磁石の表面には無電解化学メッ
キ等で金属メッキ皮膜2が作られている。この金属メッ
キ皮膜2は、ハンダメッキとの密着性および希土類ボン
ド磁石との密着性が良ければ、いかなる種類の金属メッ
キの使用が可能であるが、ピンホールを防ぐため、金属
メッキ皮膜の総厚を3μm以上とすることが好ましい。
本実施例ではハンダメッキと相性の良いNi−B、Ni
−Pの二層構造を金属メッキ皮膜として使用した。その
後、ロータ磁石とロータ軸が接合する部分にハンダメッ
キを施す。ロータ軸3にはカナ3aが一体で成形されて
いる。ロータ軸3は軸の外径xが、図1(b)接合前の
ロータ磁石の図で示しているように、ハンダメッキを施
した後のロータ磁石1の内径yよりも大きくなってい
る。すなわち、x>yなる関係になっている。そしてこ
のロータ軸3をロータ磁石1に圧入し、この状態で17
0℃に加熱する。すると、ハンダメッキ層5が溶融し、
ロータ磁石1の内周面において、ロータ磁石1とロータ
軸3が接合される。
【0008】本実施例で使用したハンダは通常のバルク
状態では約183℃の融点を示すが、ハンダメッキ層と
して円筒型磁石の内周面とロータ軸との界面に圧接状態
で介在させると、約170℃で融着することを見出し
た。これはメッキ組織の活性化状態と圧力の影響でハン
ダメッキ層の溶融温度が降下したものと考えられる。
状態では約183℃の融点を示すが、ハンダメッキ層と
して円筒型磁石の内周面とロータ軸との界面に圧接状態
で介在させると、約170℃で融着することを見出し
た。これはメッキ組織の活性化状態と圧力の影響でハン
ダメッキ層の溶融温度が降下したものと考えられる。
【0009】図2は、本発明の他の実施例の電子時計用
ロータを示す断面図である。この場合のように、ロータ
磁石の全面に金属メッキ皮膜およびハンダメッキを施す
こともできる。この場合にも、接合する前のロータ磁石
の内径はロータ軸の外径より小さくなるようにハンダメ
ッキを施し、圧入し加熱した。
ロータを示す断面図である。この場合のように、ロータ
磁石の全面に金属メッキ皮膜およびハンダメッキを施す
こともできる。この場合にも、接合する前のロータ磁石
の内径はロータ軸の外径より小さくなるようにハンダメ
ッキを施し、圧入し加熱した。
【0010】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、ボンド磁
石は燒結磁石と比べて寸法精度が良いので座金を用いず
にロータ磁石の内周面でロータ軸と接合できる。その結
果、電子時計用ロータ構造の簡略化が図れる。また、ボ
ンド磁石は弾性変形するので、ロータ軸を内周面にハン
ダメッキ層を有するロータ磁石に圧入すると、ハンダメ
ッキ層が加圧される。したがって、ハンダメッキ層の溶
融温度が降下するので、樹脂ボンドに許容される加熱温
度でもハンダ接合できる。これらより、樹脂ボンド磁石
にハンダ接合が採用できるようになり、作業性の向上が
得られる。
石は燒結磁石と比べて寸法精度が良いので座金を用いず
にロータ磁石の内周面でロータ軸と接合できる。その結
果、電子時計用ロータ構造の簡略化が図れる。また、ボ
ンド磁石は弾性変形するので、ロータ軸を内周面にハン
ダメッキ層を有するロータ磁石に圧入すると、ハンダメ
ッキ層が加圧される。したがって、ハンダメッキ層の溶
融温度が降下するので、樹脂ボンドに許容される加熱温
度でもハンダ接合できる。これらより、樹脂ボンド磁石
にハンダ接合が採用できるようになり、作業性の向上が
得られる。
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
1 ロータ磁石 2 金属メッキ皮膜 3 ロータ軸 3a カナ 5 ハンダメッキ層 x ロータ軸の外径 y ロータ軸と接合する前のハンダメッキを施した後
のロータ磁石の内径 11 ロータ磁石 12 金属メッキ皮膜 13 ロータ軸 13a カナ 14 座金 15 ハンダ
のロータ磁石の内径 11 ロータ磁石 12 金属メッキ皮膜 13 ロータ軸 13a カナ 14 座金 15 ハンダ
フロントページの続き (72)発明者 白井 芳昌 埼玉県所沢市大字下富字武野840番地 シ チズン時計株式会社技術研究所内 (72)発明者 岡田 聰 東京都田無市本町6丁目1番12号 シチズ ン時計株式会社田無製造所内
Claims (2)
- 【請求項1】 中心部に中空部を有し、希土類ボンド磁
石からなる円筒形のロータ磁石と、カナと軸とを一体に
成形したロータ軸とを接合する方法であって、ロータ磁
石の少なくとも内周面に金属メッキ皮膜を形成し、この
金属メッキ皮膜上にロータ軸の外径(x)よりロータ磁
石の内径(y)の方が小さくなるように(x>y)ハン
ダメッキを施し、ハンダメッキ施行後、そのロータ磁石
にロータ軸を圧入し、加熱することによりロータ磁石と
ロータ軸とを接合することを特徴とする電子時計用ロー
タの製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の方法により製造される電
子時計用ロータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7170536A JPH0923622A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 電子時計用ロータの製造方法およびその製造方法により製造される電子時計用ロータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7170536A JPH0923622A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 電子時計用ロータの製造方法およびその製造方法により製造される電子時計用ロータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0923622A true JPH0923622A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15906739
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7170536A Pending JPH0923622A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 電子時計用ロータの製造方法およびその製造方法により製造される電子時計用ロータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0923622A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012215183A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Seiko Instruments Inc | 機械部品組立体、機械部品組立体の製造方法、および時計 |
| CN104269979A (zh) * | 2014-09-05 | 2015-01-07 | 宁波市展发磁业科技有限公司 | 风力发电机或永磁电动机用钕铁硼永磁体温度补偿构件加工方法 |
-
1995
- 1995-07-06 JP JP7170536A patent/JPH0923622A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012215183A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Seiko Instruments Inc | 機械部品組立体、機械部品組立体の製造方法、および時計 |
| CN104269979A (zh) * | 2014-09-05 | 2015-01-07 | 宁波市展发磁业科技有限公司 | 风力发电机或永磁电动机用钕铁硼永磁体温度补偿构件加工方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040309 |