JPH0768809A - 熱転写式カラープリンタ - Google Patents
熱転写式カラープリンタInfo
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- JPH0768809A JPH0768809A JP21677893A JP21677893A JPH0768809A JP H0768809 A JPH0768809 A JP H0768809A JP 21677893 A JP21677893 A JP 21677893A JP 21677893 A JP21677893 A JP 21677893A JP H0768809 A JPH0768809 A JP H0768809A
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- Japan
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- roller
- printing paper
- ribbon
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各カラーインクの印字ドットの重ね精度を向
上させ、カラーインクの転写性も向上させる。 【構成】 複数色のカラーインクが塗布されたインクリ
ボン2が巻回されたリボン供給ローラ1と、使用済みの
インクリボン7を巻き取るリボン巻取ローラ9と、所定
の硬度のゴムからなるプラテンローラ12と、プラテン
ローラ12に圧接・離間可能に設けられたサーマルヘッ
ド4と、その外周面全面に亙って微小突起17aが規則
的に形成され、印刷用紙6を搬送するグリップローラ1
7とを設ける。
上させ、カラーインクの転写性も向上させる。 【構成】 複数色のカラーインクが塗布されたインクリ
ボン2が巻回されたリボン供給ローラ1と、使用済みの
インクリボン7を巻き取るリボン巻取ローラ9と、所定
の硬度のゴムからなるプラテンローラ12と、プラテン
ローラ12に圧接・離間可能に設けられたサーマルヘッ
ド4と、その外周面全面に亙って微小突起17aが規則
的に形成され、印刷用紙6を搬送するグリップローラ1
7とを設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、文字データや画像デ
ータ等の印刷データに基づいて、インクリボンに塗布さ
れている複数色のカラーインクを印刷用紙に順次熱転写
してカラー印刷する熱転写式カラープリンタに関する。
ータ等の印刷データに基づいて、インクリボンに塗布さ
れている複数色のカラーインクを印刷用紙に順次熱転写
してカラー印刷する熱転写式カラープリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の熱転写式カラープリンタの
第1の構成例を表す概略図である。この図において、リ
ボン供給ローラ1には、未使用のインクリボン2が巻回
されており、このインクリボン2には、その長手方向の
所定の領域毎に、3色(イエロー、マゼンダ、シア
ン)、あるいは4色(イエロー、マゼンダ、シアン、ブ
ラック)のカラーインクが順次繰り返して塗布されてい
る。
第1の構成例を表す概略図である。この図において、リ
ボン供給ローラ1には、未使用のインクリボン2が巻回
されており、このインクリボン2には、その長手方向の
所定の領域毎に、3色(イエロー、マゼンダ、シア
ン)、あるいは4色(イエロー、マゼンダ、シアン、ブ
ラック)のカラーインクが順次繰り返して塗布されてい
る。
【0003】このインクリボン2は、リボン供給ローラ
1から供給されてガイドローラ3を経た後、サーマルヘ
ッド4とプラテンローラ5との間において印刷用紙6に
カラーインクが熱転写され、使用済みのインクリボン7
となり、ガイドローラ8を経た後、リボン巻取ローラ9
によって巻き取られる。プラテンローラ5は、ゴム等に
よって構成され、その前後には、ピンチローラ10,1
1が設けられている。
1から供給されてガイドローラ3を経た後、サーマルヘ
ッド4とプラテンローラ5との間において印刷用紙6に
カラーインクが熱転写され、使用済みのインクリボン7
となり、ガイドローラ8を経た後、リボン巻取ローラ9
によって巻き取られる。プラテンローラ5は、ゴム等に
よって構成され、その前後には、ピンチローラ10,1
1が設けられている。
【0004】このような構成において、1つのカラーイ
ンク(たとえば、イエロー)の熱転写時には、プラテン
ローラ5が正転駆動され、プラテンローラ5とピンチロ
ーラ10,11との相互の圧接力により印刷用紙6が挟
持されて図中m方向へ搬送されるとともに、インクリボ
ン2がリボン供給ローラ1から供給され、ガイドローラ
3、サーマルヘッド4とプラテンローラ5との間、およ
びガイドローラ8を経て、リボン巻取ローラ9によって
巻き取られる。
ンク(たとえば、イエロー)の熱転写時には、プラテン
ローラ5が正転駆動され、プラテンローラ5とピンチロ
ーラ10,11との相互の圧接力により印刷用紙6が挟
持されて図中m方向へ搬送されるとともに、インクリボ
ン2がリボン供給ローラ1から供給され、ガイドローラ
3、サーマルヘッド4とプラテンローラ5との間、およ
びガイドローラ8を経て、リボン巻取ローラ9によって
巻き取られる。
【0005】この時、サーマルヘッド4が図中p方向に
図示せぬバネによって圧接されるとともに、インクリボ
ン2と印刷用紙6とが搬送される速度と同期して、サー
マルヘッド4のヘッド発熱体が文字データや画像データ
等の印刷データに応じて発熱する。これにより、サーマ
ルヘッド4とプラテンローラ5との間において、熱と圧
力とによって印刷用紙6に1つのカラーインク(たとえ
ば、イエロー)が熱転写される。
図示せぬバネによって圧接されるとともに、インクリボ
ン2と印刷用紙6とが搬送される速度と同期して、サー
マルヘッド4のヘッド発熱体が文字データや画像データ
等の印刷データに応じて発熱する。これにより、サーマ
ルヘッド4とプラテンローラ5との間において、熱と圧
力とによって印刷用紙6に1つのカラーインク(たとえ
ば、イエロー)が熱転写される。
【0006】次に、上記印刷用紙6に他のカラーインク
(たとえば、マゼンダ)を重ねて熱転写するために、そ
の準備段階として、プラテンローラ5が逆転駆動され、
印刷用紙6が図中n方向へ搬送されるが、この時には、
サーマルヘッド4は図中q方向に回動させられ、インク
リボン2は、リボン巻取ローラ9により巻き取られ、印
刷用紙6には接しない。以上説明した動作が、3色、あ
るいは4色のカラーインクに対して行われ、結果とし
て、1枚の印刷用紙6に文字や画像等がカラー印刷され
る。
(たとえば、マゼンダ)を重ねて熱転写するために、そ
の準備段階として、プラテンローラ5が逆転駆動され、
印刷用紙6が図中n方向へ搬送されるが、この時には、
サーマルヘッド4は図中q方向に回動させられ、インク
リボン2は、リボン巻取ローラ9により巻き取られ、印
刷用紙6には接しない。以上説明した動作が、3色、あ
るいは4色のカラーインクに対して行われ、結果とし
て、1枚の印刷用紙6に文字や画像等がカラー印刷され
る。
【0007】以上説明したように、熱転写式カラープリ
ンタは、3色、あるいは4色のカラーインクを順次1枚
の印刷用紙6に重ねて熱転写しているので、各カラーイ
ンクの印刷位置が互いにずれた場合には、入力された印
刷データに対して色合いが異なったり、最悪の場合、文
字等が判読できなくなってしまう。そこで、各カラーイ
ンクの印字ドットの重ね精度が高いことが要求される
が、上記熱転写式カラープリンタは、サーマルヘッド4
が固定され、インクリボン2と印刷用紙6とが搬送され
る方式を採用しているので、インクリボン2と印刷用紙
6の搬送精度、特に、印刷用紙6の搬送精度が要求され
る。このような条件を満たすためには、プラテンローラ
5とピンチローラ10,11との相互の圧接力が強い必
要があり、そのために、プラテンローラ5に用いられる
ゴムは、ある程度以上の硬度が必要である。
ンタは、3色、あるいは4色のカラーインクを順次1枚
の印刷用紙6に重ねて熱転写しているので、各カラーイ
ンクの印刷位置が互いにずれた場合には、入力された印
刷データに対して色合いが異なったり、最悪の場合、文
字等が判読できなくなってしまう。そこで、各カラーイ
ンクの印字ドットの重ね精度が高いことが要求される
が、上記熱転写式カラープリンタは、サーマルヘッド4
が固定され、インクリボン2と印刷用紙6とが搬送され
る方式を採用しているので、インクリボン2と印刷用紙
6の搬送精度、特に、印刷用紙6の搬送精度が要求され
る。このような条件を満たすためには、プラテンローラ
5とピンチローラ10,11との相互の圧接力が強い必
要があり、そのために、プラテンローラ5に用いられる
ゴムは、ある程度以上の硬度が必要である。
【0008】また、サーマルヘッド4は、印刷用紙の幅
(たとえば、A3サイズ、あるいはA4サイズ)の長
さ、すなわち、1ライン分のヘッド発熱体を有してお
り、1ライン同時印刷可能な構成になっている。したが
って、サーマルヘッド4をその全幅に亙ってプラテンロ
ーラ5に対して均一に圧接することが、カラーインクを
印刷用紙6に印刷抜け(ドロップアウト)や色むらなく
確実に熱転写することの必須条件である。
(たとえば、A3サイズ、あるいはA4サイズ)の長
さ、すなわち、1ライン分のヘッド発熱体を有してお
り、1ライン同時印刷可能な構成になっている。したが
って、サーマルヘッド4をその全幅に亙ってプラテンロ
ーラ5に対して均一に圧接することが、カラーインクを
印刷用紙6に印刷抜け(ドロップアウト)や色むらなく
確実に熱転写することの必須条件である。
【0009】ところで、サーマルヘッド4のヘッド発熱
体の平坦度には、製造上の限界がある。さらに、熱転写
式プリンタを小型にするためには、プラテンローラ5の
径をあまり大きくできず、その結果、サーマルヘッド4
が圧接されることによりプラテンローラ5が多少たわん
でしまう。これらの点からは、プラテンローラ5に用い
られるゴムは、ある程度軟らかい方がよいということに
なる。
体の平坦度には、製造上の限界がある。さらに、熱転写
式プリンタを小型にするためには、プラテンローラ5の
径をあまり大きくできず、その結果、サーマルヘッド4
が圧接されることによりプラテンローラ5が多少たわん
でしまう。これらの点からは、プラテンローラ5に用い
られるゴムは、ある程度軟らかい方がよいということに
なる。
【0010】以上説明したように、プラテンローラ5に
は、上記相反する特性が要求されており、従来では、ゴ
ムの硬度を50゜としていたが、各カラーインクの印字
ドットの重ね精度もカラーインクの転写性も満足できる
ものではなかった。このような不具合は、プラテンロー
ラ5に、印刷用紙6を搬送する機能と、熱転写時のサー
マルヘッド4の被圧接体としての機能とを持たせていた
からである。
は、上記相反する特性が要求されており、従来では、ゴ
ムの硬度を50゜としていたが、各カラーインクの印字
ドットの重ね精度もカラーインクの転写性も満足できる
ものではなかった。このような不具合は、プラテンロー
ラ5に、印刷用紙6を搬送する機能と、熱転写時のサー
マルヘッド4の被圧接体としての機能とを持たせていた
からである。
【0011】そこで、上記欠点を解決するために、印刷
用紙6を搬送する機能と、熱転写時のサーマルヘッド4
の被圧接体としての機能とをそれぞれ別々のローラに持
たせた熱転写式カラープリンタが提案されている。図5
は従来の熱転写式カラープリンタの第2の構成例を表す
概略図である。この図において、図4の各部に対応する
部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図5
に表す熱転写式カラープリンタにおいては、図4に表す
プラテンローラ5およびピンチローラ10,11に代え
て、プラテンローラ12、用紙搬送ローラ13,14お
よびピンチローラ15,16が新たに設けられている。
用紙6を搬送する機能と、熱転写時のサーマルヘッド4
の被圧接体としての機能とをそれぞれ別々のローラに持
たせた熱転写式カラープリンタが提案されている。図5
は従来の熱転写式カラープリンタの第2の構成例を表す
概略図である。この図において、図4の各部に対応する
部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図5
に表す熱転写式カラープリンタにおいては、図4に表す
プラテンローラ5およびピンチローラ10,11に代え
て、プラテンローラ12、用紙搬送ローラ13,14お
よびピンチローラ15,16が新たに設けられている。
【0012】プラテンローラ12は、熱転写に最適な材
質のゴム等によって構成されており、その硬度は、熱転
写に最適な硬度、たとえば、40゜前後とする。また、
このプラテンローラ12は、カラーインクの熱転写時に
は、駆動されない。また、用紙搬送ローラ13は、ゴム
等によって構成されている。さらに、用紙搬送ローラ1
4は、ステンレス鋼を基部として、その外周面全面に亙
って直径20〜60μm程度のNiCr等からなる粒子
が溶射され、図示せぬ微小突起が密集して形成されてい
る。この用紙搬送ローラ14は、溶射ローラと呼ばれて
いる。
質のゴム等によって構成されており、その硬度は、熱転
写に最適な硬度、たとえば、40゜前後とする。また、
このプラテンローラ12は、カラーインクの熱転写時に
は、駆動されない。また、用紙搬送ローラ13は、ゴム
等によって構成されている。さらに、用紙搬送ローラ1
4は、ステンレス鋼を基部として、その外周面全面に亙
って直径20〜60μm程度のNiCr等からなる粒子
が溶射され、図示せぬ微小突起が密集して形成されてい
る。この用紙搬送ローラ14は、溶射ローラと呼ばれて
いる。
【0013】このような構成において、1つのカラーイ
ンク(たとえば、イエロー)の熱転写時には、用紙搬送
ローラ14が正転駆動されるが、プラテンローラ12お
よび用紙搬送ローラ13は駆動されず、用紙搬送ローラ
14の負荷となる。したがって、用紙搬送ローラ14と
ピンチローラ16との相互の圧接力により印刷用紙6が
挟持されて図中x方向へ搬送されるとともに、インクリ
ボン2がリボン供給ローラ1から供給され、ガイドロー
ラ3、サーマルヘッド4とプラテンローラ12との間、
およびガイドローラ8を経て、リボン巻取ローラ9によ
って巻き取られる。
ンク(たとえば、イエロー)の熱転写時には、用紙搬送
ローラ14が正転駆動されるが、プラテンローラ12お
よび用紙搬送ローラ13は駆動されず、用紙搬送ローラ
14の負荷となる。したがって、用紙搬送ローラ14と
ピンチローラ16との相互の圧接力により印刷用紙6が
挟持されて図中x方向へ搬送されるとともに、インクリ
ボン2がリボン供給ローラ1から供給され、ガイドロー
ラ3、サーマルヘッド4とプラテンローラ12との間、
およびガイドローラ8を経て、リボン巻取ローラ9によ
って巻き取られる。
【0014】この時、サーマルヘッド4が図中p方向に
図示せぬバネによって圧接されるとともに、インクリボ
ン2と印刷用紙6とが搬送される速度と同期して、サー
マルヘッド4のヘッド発熱体が文字データや画像データ
等の印刷データに応じて発熱する。これにより、サーマ
ルヘッド4とプラテンローラ12との間において、熱と
圧力とによって印刷用紙6に1つのカラーインク(たと
えば、イエロー)が熱転写される。
図示せぬバネによって圧接されるとともに、インクリボ
ン2と印刷用紙6とが搬送される速度と同期して、サー
マルヘッド4のヘッド発熱体が文字データや画像データ
等の印刷データに応じて発熱する。これにより、サーマ
ルヘッド4とプラテンローラ12との間において、熱と
圧力とによって印刷用紙6に1つのカラーインク(たと
えば、イエロー)が熱転写される。
【0015】以上説明したように、上述した第2の構成
例によれば、プラテンローラ12の硬度が40゜であ
り、上述した第1の構成例に比べて軟らかいので、カラ
ーインクの熱転写時にサーマルヘッド4をその全幅に亙
ってプラテンローラ12に対して均一に圧接することが
できる。したがって、転写性が向上する。また、用紙搬
送ローラ14の外周面に微小突起が形成されているの
で、上述した第1の構成例のプラテンローラ5に比べて
摩擦係数が大きく、その分用紙搬送力は向上する。
例によれば、プラテンローラ12の硬度が40゜であ
り、上述した第1の構成例に比べて軟らかいので、カラ
ーインクの熱転写時にサーマルヘッド4をその全幅に亙
ってプラテンローラ12に対して均一に圧接することが
できる。したがって、転写性が向上する。また、用紙搬
送ローラ14の外周面に微小突起が形成されているの
で、上述した第1の構成例のプラテンローラ5に比べて
摩擦係数が大きく、その分用紙搬送力は向上する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の第2の構成例の熱転写式カラープリンタにおいて
は、用紙搬送ローラ14の外周面に形成されている微小
突起は、その製造法上、その大きさも配列も不均一に形
成されており、用紙搬送ローラ14とピンチローラ16
との相互の圧接力は、用紙搬送ローラ14の幅方向にお
いて均一とはならない。また、プラテンローラ12およ
び用紙搬送ローラ13は、印字中は駆動されず、用紙搬
送ローラ14にとって負荷となり、摩擦係数の増大によ
り向上した用紙搬送力を減殺してしまう。
来の第2の構成例の熱転写式カラープリンタにおいて
は、用紙搬送ローラ14の外周面に形成されている微小
突起は、その製造法上、その大きさも配列も不均一に形
成されており、用紙搬送ローラ14とピンチローラ16
との相互の圧接力は、用紙搬送ローラ14の幅方向にお
いて均一とはならない。また、プラテンローラ12およ
び用紙搬送ローラ13は、印字中は駆動されず、用紙搬
送ローラ14にとって負荷となり、摩擦係数の増大によ
り向上した用紙搬送力を減殺してしまう。
【0017】したがって、カラーインクを2色、3色と
重ねて熱転写するに従い、各カラーインクの印刷位置が
互いにずれていってしまう。すなわち、各カラーインク
の印字ドットの重ね精度は、上述した第1の構成例に比
べてさほど向上しないという欠点があった。この発明
は、このような背景の下になされたもので、各カラーイ
ンクの印字ドットの重ね精度を向上できるとともに、カ
ラーインクの転写性も向上できる熱転写式カラープリン
タを提供することを目的とする。
重ねて熱転写するに従い、各カラーインクの印刷位置が
互いにずれていってしまう。すなわち、各カラーインク
の印字ドットの重ね精度は、上述した第1の構成例に比
べてさほど向上しないという欠点があった。この発明
は、このような背景の下になされたもので、各カラーイ
ンクの印字ドットの重ね精度を向上できるとともに、カ
ラーインクの転写性も向上できる熱転写式カラープリン
タを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明による熱転写式
カラープリンタは、複数色のカラーインクが塗布された
インクリボンが巻回されたリボン供給ローラと、前記イ
ンクリボンを巻き取るリボン巻取ローラと、所定の硬度
の材質からなるプラテンローラと、該プラテンローラに
圧接・離間可能に設けられたサーマルヘッドと、その外
周面全面に亙って微小突起が規則的に形成され、印刷用
紙を搬送するグリップローラとを具備することを特徴と
している。
カラープリンタは、複数色のカラーインクが塗布された
インクリボンが巻回されたリボン供給ローラと、前記イ
ンクリボンを巻き取るリボン巻取ローラと、所定の硬度
の材質からなるプラテンローラと、該プラテンローラに
圧接・離間可能に設けられたサーマルヘッドと、その外
周面全面に亙って微小突起が規則的に形成され、印刷用
紙を搬送するグリップローラとを具備することを特徴と
している。
【0019】
【作用】上記構成によれば、プラテンローラの外周面お
よびグリップローラの外周面に印刷用紙をセットすると
ともに、プラテンローラの外周面にある印刷用紙の外側
にインクリボンをセットしたた状態で、グリップローラ
とそのピンチローラとによって印刷用紙を搬送すると、
印刷用紙の裏面にグリップローラの微小突起によって凹
部が形成され、印刷用紙が確実に搬送される。この時、
プラテンローラにサーマルヘッドを圧接すると、サーマ
ルヘッドはその全幅に亙ってプラテンローラに対して均
一に圧接され、高い転写性でインクリボンのカラーイン
クが印刷用紙に熱転写される。
よびグリップローラの外周面に印刷用紙をセットすると
ともに、プラテンローラの外周面にある印刷用紙の外側
にインクリボンをセットしたた状態で、グリップローラ
とそのピンチローラとによって印刷用紙を搬送すると、
印刷用紙の裏面にグリップローラの微小突起によって凹
部が形成され、印刷用紙が確実に搬送される。この時、
プラテンローラにサーマルヘッドを圧接すると、サーマ
ルヘッドはその全幅に亙ってプラテンローラに対して均
一に圧接され、高い転写性でインクリボンのカラーイン
クが印刷用紙に熱転写される。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。図1はこの発明の一実施例による熱転
写式カラープリンタの構成を表す概略図であり、この図
において、図5の各部に対応する部分には同一の符号を
付け、その説明を省略する。図1に表す熱転写式カラー
プリンタにおいては、図5に表す用紙搬送ローラ14に
代えて、グリップローラ17が新たに設けられている。
グリップローラ17は、図示せぬパルスモータによって
駆動される。
ついて説明する。図1はこの発明の一実施例による熱転
写式カラープリンタの構成を表す概略図であり、この図
において、図5の各部に対応する部分には同一の符号を
付け、その説明を省略する。図1に表す熱転写式カラー
プリンタにおいては、図5に表す用紙搬送ローラ14に
代えて、グリップローラ17が新たに設けられている。
グリップローラ17は、図示せぬパルスモータによって
駆動される。
【0021】ここで、図2にグリップローラ17の概略
構成を表す。図2(a)はグリップローラ17の一部正
面図、図2(b)はグリップローラ17の一部拡大断面
図である。グリップローラ17は、たとえば、炭素鋼を
基部として、その外周面全面に亙って、高さh(たとえ
ば、約50μm)、先端部の直径d(たとえば、約20
μm)の微小突起17aが、間隔ph(たとえば、約7
00μm)で規則的に形成されている。
構成を表す。図2(a)はグリップローラ17の一部正
面図、図2(b)はグリップローラ17の一部拡大断面
図である。グリップローラ17は、たとえば、炭素鋼を
基部として、その外周面全面に亙って、高さh(たとえ
ば、約50μm)、先端部の直径d(たとえば、約20
μm)の微小突起17aが、間隔ph(たとえば、約7
00μm)で規則的に形成されている。
【0022】このグリップローラ17は、たとえば、以
下に示す方法により作製する。まず、炭素鋼の外周面全
面に樹脂系のレジスト膜を形成し、そのレジスト膜の上
面に、上記微小突起17aと対応した部分のみに孔が形
成されたマスクを載置する。次に、マスク上方から光を
照射して露光し、その後、マスクによって覆われた部分
のみをエッチングにより除去して微小突起17aを形成
する。さらに、耐摩耗性を向上させるため、その表面に
クロムメッキ等を施す。
下に示す方法により作製する。まず、炭素鋼の外周面全
面に樹脂系のレジスト膜を形成し、そのレジスト膜の上
面に、上記微小突起17aと対応した部分のみに孔が形
成されたマスクを載置する。次に、マスク上方から光を
照射して露光し、その後、マスクによって覆われた部分
のみをエッチングにより除去して微小突起17aを形成
する。さらに、耐摩耗性を向上させるため、その表面に
クロムメッキ等を施す。
【0023】このような構成において、1つのカラーイ
ンク(たとえば、イエロー)の熱転写時には、グリップ
ローラ17が図示せぬパルスモータによって正転駆動さ
れる。なお、プラテンローラ12および用紙搬送ローラ
13は駆動されず、印刷用紙6によってつれ回る状態と
なり、グリップローラ17の負荷となる。したがって、
グリップローラ17とピンチローラ16との相互の圧接
力により印刷用紙6が確実に挟持されて図1中x1方向
へ搬送されるとともに、インクリボン2がリボン供給ロ
ーラ1から供給され、ガイドローラ3、サーマルヘッド
4とプラテンローラ12との間、およびガイドローラ8
を経て、リボン巻取ローラ9によって巻き取られる。こ
の時、図3に示すように、印刷用紙6の裏面6aには、
グリップローラ17の外周面全面に亙って形成された微
小突起17aによって凹部6bが形成される。そして、
この凹部6bが後述する印刷用紙6の搬送の基準とな
る。
ンク(たとえば、イエロー)の熱転写時には、グリップ
ローラ17が図示せぬパルスモータによって正転駆動さ
れる。なお、プラテンローラ12および用紙搬送ローラ
13は駆動されず、印刷用紙6によってつれ回る状態と
なり、グリップローラ17の負荷となる。したがって、
グリップローラ17とピンチローラ16との相互の圧接
力により印刷用紙6が確実に挟持されて図1中x1方向
へ搬送されるとともに、インクリボン2がリボン供給ロ
ーラ1から供給され、ガイドローラ3、サーマルヘッド
4とプラテンローラ12との間、およびガイドローラ8
を経て、リボン巻取ローラ9によって巻き取られる。こ
の時、図3に示すように、印刷用紙6の裏面6aには、
グリップローラ17の外周面全面に亙って形成された微
小突起17aによって凹部6bが形成される。そして、
この凹部6bが後述する印刷用紙6の搬送の基準とな
る。
【0024】この時、サーマルヘッド4が図中p方向に
図示せぬバネによって圧接されるとともに、インクリボ
ン2と印刷用紙6とが搬送される速度と同期して、サー
マルヘッド4のヘッド発熱体が文字データや画像データ
等の印刷データに応じて発熱する。これにより、サーマ
ルヘッド4とプラテンローラ12との間において、熱と
圧力とによって印刷用紙6に1つのカラーインク(たと
えば、イエロー)が熱転写される。今の場合、プラテン
ローラ12の硬度が40゜であるので、サーマルヘッド
4がその全幅に亙ってプラテンローラ12に対して均一
に圧接される。
図示せぬバネによって圧接されるとともに、インクリボ
ン2と印刷用紙6とが搬送される速度と同期して、サー
マルヘッド4のヘッド発熱体が文字データや画像データ
等の印刷データに応じて発熱する。これにより、サーマ
ルヘッド4とプラテンローラ12との間において、熱と
圧力とによって印刷用紙6に1つのカラーインク(たと
えば、イエロー)が熱転写される。今の場合、プラテン
ローラ12の硬度が40゜であるので、サーマルヘッド
4がその全幅に亙ってプラテンローラ12に対して均一
に圧接される。
【0025】次に、上記印刷用紙6に他のカラーインク
(たとえば、マゼンダ)を重ねて熱転写するために、そ
の準備段階として、用紙搬送ローラ13、プラテンロー
ラ12およびグリップローラ17が逆転駆動され、印刷
用紙6が図中x2方向へ搬送されるが、この時には、サ
ーマルヘッド4は図中q方向に回動させられ、インクリ
ボン2は、リボン巻取ローラ9によって巻き取られ、印
刷用紙6には接しない。また、この時、図3に示すよう
に、熱転写時に印刷用紙6の裏面6aに形成された凹部
6bに、グリップローラ17の外周面全面に亙って形成
された微小突起17aが、あたかもギアがラックに歯合
するように噛み合いつつ、印刷用紙6が搬送される。
(たとえば、マゼンダ)を重ねて熱転写するために、そ
の準備段階として、用紙搬送ローラ13、プラテンロー
ラ12およびグリップローラ17が逆転駆動され、印刷
用紙6が図中x2方向へ搬送されるが、この時には、サ
ーマルヘッド4は図中q方向に回動させられ、インクリ
ボン2は、リボン巻取ローラ9によって巻き取られ、印
刷用紙6には接しない。また、この時、図3に示すよう
に、熱転写時に印刷用紙6の裏面6aに形成された凹部
6bに、グリップローラ17の外周面全面に亙って形成
された微小突起17aが、あたかもギアがラックに歯合
するように噛み合いつつ、印刷用紙6が搬送される。
【0026】次に、他のカラーインク(たとえば、マゼ
ンダ)の熱転写時には、用紙搬送ローラ13が正転駆動
されるとともに、グリップローラ17が図示せぬパルス
モータによって正転駆動される。なお、プラテンローラ
12は駆動されず、グリップローラ17の負荷となる。
したがって、グリップローラ17とピンチローラ16と
の相互の圧接力により印刷用紙6が挟持されて図中x1
方向へ搬送されるとともに、インクリボン2がリボン供
給ローラ1から供給され、ガイドローラ3、サーマルヘ
ッド4とプラテンローラ12との間、およびガイドロー
ラ8を経て、リボン巻取ローラ9によって巻き取られ
る。この時、図3に示すように、最初のカラーインクの
熱転写時に印刷用紙6の裏面6aに形成された凹部6
bに、グリップローラ17の外周面全面に亙って形成さ
れた微小突起17aが、あたかもギアがラックに歯合す
るように噛み合いつつ、印刷用紙6が搬送される。以下
同様にして、カラーインク(たとえば、シアンおよびブ
ラック)の転写が行われ、結果として、1枚の印刷用紙
6に文字や画像等がカラー印刷される。
ンダ)の熱転写時には、用紙搬送ローラ13が正転駆動
されるとともに、グリップローラ17が図示せぬパルス
モータによって正転駆動される。なお、プラテンローラ
12は駆動されず、グリップローラ17の負荷となる。
したがって、グリップローラ17とピンチローラ16と
の相互の圧接力により印刷用紙6が挟持されて図中x1
方向へ搬送されるとともに、インクリボン2がリボン供
給ローラ1から供給され、ガイドローラ3、サーマルヘ
ッド4とプラテンローラ12との間、およびガイドロー
ラ8を経て、リボン巻取ローラ9によって巻き取られ
る。この時、図3に示すように、最初のカラーインクの
熱転写時に印刷用紙6の裏面6aに形成された凹部6
bに、グリップローラ17の外周面全面に亙って形成さ
れた微小突起17aが、あたかもギアがラックに歯合す
るように噛み合いつつ、印刷用紙6が搬送される。以下
同様にして、カラーインク(たとえば、シアンおよびブ
ラック)の転写が行われ、結果として、1枚の印刷用紙
6に文字や画像等がカラー印刷される。
【0027】以上説明したように、上述した一実施例に
よれば、印刷用紙6の裏面6aには、最初のカラーイン
クの熱転写時に、グリップローラ17の微小突起17a
によって凹部6bが形成され、印刷用紙6の逆搬送時お
よび他のカラーインクの熱転写時には、グリップローラ
17の微小突起17aが印刷用紙6の凹部6bに噛み合
うので、印刷用紙6の搬送精度が向上する。したがっ
て、各カラーインクの印字ドットの重ね精度が大幅に向
上するので、入力された印刷データに応じた色合いが得
られ、何枚印刷しても全く同じ印刷がなされる。
よれば、印刷用紙6の裏面6aには、最初のカラーイン
クの熱転写時に、グリップローラ17の微小突起17a
によって凹部6bが形成され、印刷用紙6の逆搬送時お
よび他のカラーインクの熱転写時には、グリップローラ
17の微小突起17aが印刷用紙6の凹部6bに噛み合
うので、印刷用紙6の搬送精度が向上する。したがっ
て、各カラーインクの印字ドットの重ね精度が大幅に向
上するので、入力された印刷データに応じた色合いが得
られ、何枚印刷しても全く同じ印刷がなされる。
【0028】また、プラテンローラ12は、熱転写に最
適な材質および硬度が選択されているので、熱転写時に
サーマルヘッド4との間でその幅方向に亙って均一な押
圧を発生させることができ、これにより、1枚の印刷物
の左右、上下、中央全てにおいて同じ濃淡が得られ、ド
ロップアウトなどが生じない。したがって、所望の高画
質の印刷物が繰り返し得られる。以上、この発明の実施
例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこ
の実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸
脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含ま
れる。
適な材質および硬度が選択されているので、熱転写時に
サーマルヘッド4との間でその幅方向に亙って均一な押
圧を発生させることができ、これにより、1枚の印刷物
の左右、上下、中央全てにおいて同じ濃淡が得られ、ド
ロップアウトなどが生じない。したがって、所望の高画
質の印刷物が繰り返し得られる。以上、この発明の実施
例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこ
の実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸
脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含ま
れる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、各カラーインクの印字ドットの重ね精度を向上でき
るとともに、カラーインクの転写性も向上できるという
効果がある。
ば、各カラーインクの印字ドットの重ね精度を向上でき
るとともに、カラーインクの転写性も向上できるという
効果がある。
【図1】この発明の一実施例による熱転写式カラープリ
ンタの構成を表す概略図である。
ンタの構成を表す概略図である。
【図2】図1に示す熱転写式カラープリンタに用いられ
るグリップローラ17の概略構成を表す一部正面図およ
び一部拡大断面図である。
るグリップローラ17の概略構成を表す一部正面図およ
び一部拡大断面図である。
【図3】グリップローラ17と印刷用紙6との噛み合わ
せの一例を説明するための図である。
せの一例を説明するための図である。
【図4】従来の熱転写式カラープリンタの第1の構成例
を表す概略図である。
を表す概略図である。
【図5】従来の熱転写式カラープリンタの第2の構成例
を表す概略図である。
を表す概略図である。
1 リボン供給ローラ 2,7 インクリボン 3,8 ガイドローラ 4 サーマルヘッド 5,12 プラテンローラ 6 印刷用紙 6a 裏面 6b 凹部 9 リボン巻取ローラ9 10,11,15,16 ピンチローラ 13,14 用紙搬送ローラ 17 グリップローラ 17a 微小突起
Claims (1)
- 【請求項1】 複数色のカラーインクが塗布されたイン
クリボンが巻回されたリボン供給ローラと、 前記インクリボンを巻き取るリボン巻取ローラと、 所定の硬度の材質からなるプラテンローラと、 該プラテンローラに圧接・離間可能に設けられたサーマ
ルヘッドと、 その外周面全面に亙って微小突起が規則的に形成され、
印刷用紙を搬送するグリップローラとを具備することを
特徴とする熱転写式カラープリンタ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21677893A JPH0768809A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 熱転写式カラープリンタ |
| DE69416913T DE69416913T2 (de) | 1993-08-31 | 1994-08-31 | Farbdrucker mit Wärmeübergang |
| EP94306388A EP0640486B1 (en) | 1993-08-31 | 1994-08-31 | Thermal-transfer-type color printer |
| US08/643,403 US5645361A (en) | 1993-08-31 | 1996-05-06 | Thermal-transfer-type color printer having a feed roller with micro projections |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21677893A JPH0768809A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 熱転写式カラープリンタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0768809A true JPH0768809A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=16693748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21677893A Withdrawn JPH0768809A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 熱転写式カラープリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0768809A (ja) |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP21677893A patent/JPH0768809A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001031 |