JPH076963A - 半導体量子細線構造の作製方法 - Google Patents

半導体量子細線構造の作製方法

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JPH076963A
JPH076963A JP16738393A JP16738393A JPH076963A JP H076963 A JPH076963 A JP H076963A JP 16738393 A JP16738393 A JP 16738393A JP 16738393 A JP16738393 A JP 16738393A JP H076963 A JPH076963 A JP H076963A
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JP
Japan
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gaas
layer
algaas
plane
substrate
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JP16738393A
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Masaya Notomi
雅也 納富
Yoshiaki Kadota
好晃 門田
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NTT Inc
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下層の段差形状を残すように半導体層を形成
することを目的とする。 【構成】 (110)面に(111)A面3と(11
1)B面4とからなる周期溝構造を形成したGaAs基
板1上にAlGaAsを成長させると、(111)A面
3上には成長しいき、(111)B面にはあまり成長せ
ず、GaAs基板1の周期溝構造を形状を保ったままA
lGaAs層2が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種の半導体装置に
適用可能な半導体量子細線構造の作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】量子細線構造は、その大きな状態密度の
ために様々なディバイスにおいて高度な性能が得られる
ことが理論的に予想されているが、今迄のところ作製さ
れた量子細線ディバイスにおいて従来ディバイスを凌駕
するような性能は得られていない。その大きな原因とし
て、従来の作製方法において、多層でかつ高密度に作製
することが困難であり、そのために作製されている量子
細線構造が多くの場合単層であることが問題として指摘
されている。つまり、多くの場合、細線領域の体積が小
さいために、細線領域自身の持つ性質は高性能であって
も、全体としてディバイスとして発揮される性能は平凡
なものになってしまっているのである。
【0003】以下図を用いて、従来技術による量子細線
の作製方法について説明する。一例として、GaAs/
AlGaAs量子細線について説明する。図4は、従来
のGaAs/AlGaAs量子細線の作製方法を示す断
面図である。同図において、41は表面が(001)面
であるGaAsからなる基板、42は基板1表面に形成
された溝構造、43,44は溝構造2の(111)A面
である側面である
【0004】まず、図4(a)に示すように、基板41
の面内に周期的な溝構造42を形成する。通常の成長に
おいては、基板41はGaAs(001)面が用いられ
る。溝構造42は、GaAsで形成される場合とAlG
aAsで形成される場合とがあるが、ここではGaAs
層に周期的な溝構造42を形成する場合を考える。溝構
造42の形成方法としては、電子ビーム露光などにより
レジストパターンを形成し、それを元に基板をエッチン
グして溝を形成する方法と、そのレジストパターンを元
に選択成長により溝を形成する方法がある。溝構造42
を構成する側面43および側面44はエッチングで溝を
形成する場合は、ともに(111)A面である。
【0005】次に、溝構造42の上に細線構造を形成す
るプロセスを説明する。作製された溝構造42の上に、
AlGaAs層45の成長を行い、さらにGaAs層4
6を成長し、この上にAlGaAs層47を成長して、
図4(b)に示すように、第1層目の量子細線構造の形
成を終える。このとき、GaAs層46は、溝構造42
の底部では比較的厚く成長するが、側面43,44の上
の方ではほとんど成長せず、成長したとしても非常に薄
い。このように、溝構造42の底部に形成された厚いG
aAs層46の部分が量子細線になる。以上の工程を繰
り返すことにより、多層の量子細線構造を形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記方法において、溝
構造の上に成長する半導体層の厚さが溝の深さと同程度
以下であれば、成長した半導体層の上にも溝の形状が保
存されているが、溝の深さと同程度以上の厚さの半導体
層を成長すると、溝形状は崩れ、凹凸のない平坦な形状
に近づいていく。図5は、この状態を示す断面図であ
り、同図において、51は溝構造が形成されたGaAs
基板、52はGaAs基板51の溝構造上に堆積された
GaAs層である。同図5に示すように、GaAs基板
51の溝構造上に、その深さ以上の厚さにGaAs層5
2を形成すると、溝構造の段差をなくしてしまうように
GaAs層52は形成される。
【0007】上述説明のように、溝構造の段差が減少し
ていくと、その上に多層に量子細線を作製するときに問
題を生じる。図6に示すように、AlGaAs層61と
GaAs層62とAlGaAs層63とからなる2層目
の量子細線構造では、量子細線となるGaAs層62が
形成されるAlGaAs層61上の溝構造の深さが浅く
なってしまう。なお、図6において、他の符号は図4と
同様である。このように、量子細線の層を重ねていくに
従って、量子細線が形成される溝の深さが浅くなってい
き、各層の量子細線のサイズに大きなばらつきができる
とともに、ある程度厚くなると細線の形成自体が不可能
になる。
【0008】その原因は、通常の成長では、GaAs
(001)面が表面エネルギーの低い状態であり、側面
の(111)面によって囲まれた周期的な溝構造はエネ
ルギー的に不安定な状態である。このために、このよう
な溝構造上では半導体層の成長が進むに従って、なるべ
く段がなくなるような形を取ろうとするためである。
【0009】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたものであり、下層の段差形状を残すよ
うに半導体層を形成することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の半導体量子細
線構造の作製方法は、(110)面上あるいは(11
0)面からわずかに傾いた面を持つ単結晶半導体基板上
に周期的溝構造を形成し、単結晶半導体基板上に多層量
子井戸構造を成長することを特徴とする。また、表面が
(100)面である第1と第2の半導体が交互に積層さ
れた超格子の(110)面を有する劈開面上に、第3の
半導体層からなる周期的溝構造を形成し、周期的溝構造
上に多層量子井戸構造を成長することを特徴とする。
【0011】
【作用】(110)面上に形成される周期的溝構造は、
(111)A面に近い面と(111)B面に近い面で囲
まれる。この周期的溝構造の上では、この溝構造が保存
されるように半導体の成長が進む。また、超格子断面で
ある劈開面上に形成される周期的溝構造は、極短周期で
大きさが揃う。
【0012】
【実施例】以下この発明の1実施例を図を参照して説明
する。GaAs基板の(110)面上に形成される溝
は、エッチングによる方法でも、選択成長による方法で
も、通常は(111)A面に近い面と(111)B面に
近い面で囲まれた形状になる。このように、片方が(1
11)A面で他方が(111)B面となっている溝に、
このGa基板と同材料であるあるGaAsを成長させる
と、溝が埋まるように成長していく。しかし、AlGa
AsあるいはAlAsを成長させると、GaAsの場合
とは異なった状態で成長をする。
【0013】図1は、(110)面に溝を形成してある
GaAs基板上に、AlGaAsを成長させたときの構
成を示す断面図である。同図において、1は(110)
面に周期溝構造を形成したGaAs基板、2はGaAs
基板1上に成長させたAlGaAs層、3はGaAs基
板1上の周期溝構造の1面である(111)A面、4は
GaAs基板1上の周期溝構造のもう一つの面である
(111)B面である。AlGaAsは、GaAs基板
1の(111)A面3上には成長していくが、(11
1)B面4上にはあまり成長していかない。このため、
図1に示すように、GaAs基板1上に形成されるAl
GaAs層2は、その表面形状がGaAs基板1表面の
周期溝構造の形状を保ったまた成長していく。
【0014】実施例1.図2は、この発明の1実施例で
ある半導体量子細線構造の作製方法を示す断面図であ
る。同図において、21は表面が(110)面であるG
aAsからなる基板である。まず、図2(a)に示すよ
うに、基板21上に周期0.1μmで(−110)方向
のストライプパターン22を形成した。これは、電子線
レジストを用いた電子線リソグラフィーにより形成し
た。
【0015】ついで、このストライプパターン22をマ
スクとして、基板21をウエットエッチングして基板2
1上に周期的な溝を形成し、この後ストライプパターン
22を剥離することにより、図2(b)に示すように、
周期溝構造23が形成された基板21を得た。このと
き、周期溝構造23の1面は(111)A面24であ
り、他方の面は(111)B面25である。
【0016】次に、この上に有機金属気相成長法により
AlGaAsとGaAsとを交互に成長させて、図8に
示すように、AlGaAs層26とGaAs層27とか
らなる多層の量子細線を形成した。AlGaAs層26
はAlの組成比が0.8で厚さ500ÅのAlGaAs
からなり、GaAs層27は厚さ100ÅのGaAsか
らなる。
【0017】実施例2.以下、この発明の実施例2につ
いて図を参照して説明する。この実施例においては、
(001)面上に成長した超格子の劈開断面を用いて周
期的溝構造を形成し、これを用いて多層量子細線を作製
した。図3は、この発明の実施例2の半導体量子細線構
造の作製方法を示す断面図である。同図において、31
はGaAs/AlGaAsの超格子からなる基板であ
る。
【0018】次に、この実施例2における多層量子細線
の作製方法を説明する。まず、有機金属気相成長法によ
り、表面が(001)のGaAs基板上に、厚さ100
ÅのGaAs層32とAlの組成比が0.7で厚さ10
0ÅのAlGaAs層33と交互に100周期成長させ
た。ついで、これを大気中で劈開して、図3(a)に示
すように、GaAs層32とAlGaAs層33が交互
に存在し、(110)面が表面となった基板31を得
た。
【0019】次に、有機金属気相成長法により、基板3
2上にGaAsを薄く成長させた。このとき、成長させ
るGaAsは、基板31のGaAs層32上に選択的に
成長し、GaAsからなる3角柱34を形成する。基板
31は、大気中で劈開したので、AlGaAs層33の
劈開面は大気中の酸素により酸化されて酸化膜が形成れ
ている。このため、この上にはGaAsは成長せず、上
述したように、酸化膜が形成されないGaAs層32上
に選択的にGaAsが成長する。この3角柱34は、露
出している1つの面は(111)A面35であり、他方
の面は(111)B面36である。
【0020】次に、この上にAlGaAsを成長させ
た。この成長では、(111)B面36上の成長速度は
非常に遅いために成長が起こらないが、(111)A面
35上の成長速度はある程度大きいので、図3(b)の
断面図に示すように、この方向には成長が起こり成長層
37が形成される。このとき、AlGaAs層33上の
酸化膜は非常に薄いため、この酸化膜上の横方向成長は
容易に起こる。従って、成長を続けると、AlGaAs
層33上に横方向に三角形状の成長層37が成長して隣
の三角とつながり、図3(c)に示すように、AlGa
As成長層37aが形成された。
【0021】ついで、GaAsを薄く成長させてGaA
s成長層38を形成した。そして、上述したAlGaA
s成長層37aとGaAs成長層38とを交互に成長さ
せて、図3(d)に示すように、多層量子細線を作製し
た。ここでの溝の周期は、はじめに用いたGaAs/A
lGaAs超格子の周期で決まり、この場合200Åで
ある。
【0022】なお、この実施例2では、(100)基板
上に成長したGaAs/AlGaAs超格子の(11
0)劈開面を用いた場合について説明したが、(11
1)基板、あるいは(110)基板上に成長したGaA
s/AlGaAs超格子の(110)劈開面を用いても
同様な結果が得られた。また、上記実施例2では、Ga
As/AlGaAs超格子の劈開断面を用いた場合につ
いて説明したが、超格子としてInGaP/AlGaA
sを用いた場合においても全く同じ効果が確認された。
InGaPの組成は、GaAsに格子整合する組成であ
る。この場合、図3に示す、GaAs32がInGaP
となり、、AlGaAs33がAlGaAsとなる。
【0023】上述の、InGaP/AlGaAs超格子
の(110)劈開断面上に、GaAs/AlGaAs量
子細線を成長する場合においては、GaAsの井戸に対
して、InGaPとAlGaAsはともにバリアとして
働く。また、上記実施例1,2において、GaAsをI
nGaAsに置き換え、AlGaAsをInAlAsに
置き換えた系においても同様の効果が期待されるのは自
明である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、従来の(100)基板に変えて(110)基板を用
いていることにより、この基板に形成した周期的溝構造
が成長中に保存される性質を利用し、多層で高密度の量
子細線構造を作製することができる。さらに、GaAs
/AlGaAs超格子の(110)劈開面を基板として
用いれば、極短周期でサイズのそろった周期的溝構造が
得られるので、通常の(110)基板を用いるよりも高
密度の量子細線構造を作製できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(110)面に溝を形成してあるGaAs基板
上に、AlGaAsを成長させたときの構成を示す断面
図である。
【図2】この発明の1実施例である半導体量子細線構造
の作製方法を示す断面図である。
【図3】この発明の実施例2の半導体量子細線構造の作
製方法を示す断面図である。
【図4】従来のGaAs/AlGaAs量子細線の作製
方法を示す断面図である。
【図5】溝の深さと同程度以上の厚さの半導体層を成長
して、溝構造が凹凸のない平坦な形状に近づいていく状
態を示す断面図である。
【図6】量子細線を多層に形成した状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 GaAs基板 2 AlGaAs層 3 (111)A面 4 (111)B面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (110)面上あるいは(110)面か
    らわずかに傾いた面を持つ単結晶半導体基板上に周期的
    溝構造を形成し、 前記単結晶半導体基板上に多層量子井戸構造を成長する
    ことを特徴とする半導体量子細線構造の作製方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体量子細線構造の製
    造方法において、 前記単結晶半導体基板がGaAsからなり、 多層量子井戸構造がAlGaAsとGaAsとからなる
    ことを特徴とする半導体量子細線構造の作製方法。
  3. 【請求項3】 表面が(100)面である第1と第2の
    半導体が交互に積層された超格子の(110)面を有す
    る劈開面上に、第3の半導体層からなる周期的溝構造を
    形成し、 前記周期的溝構造上に多層量子井戸構造を成長すること
    を特徴とする半導体量子細線構造の作製方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体量子細線の作製方
    法において、 前記第1の半導体がGaAsもしくはInGaPであ
    り、 前記第2の半導体がAlGaAsもしくはAlGaAs
    であり、 前記第3の半導体がGaAsもしくはAlGaAsであ
    り、 前記多層量子井戸構造がGaAsとAlGaAsとから
    なることを特徴とする半導体量子細線構造の作製方法。
JP16738393A 1993-06-15 1993-06-15 半導体量子細線構造の作製方法 Pending JPH076963A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015064094A1 (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 国立大学法人北海道大学 Iii-v族化合物半導体ナノワイヤ、電界効果トランジスタおよびスイッチ素子

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