JPH0769707B2 - 騒音制御装置 - Google Patents
騒音制御装置Info
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- JPH0769707B2 JPH0769707B2 JP63058031A JP5803188A JPH0769707B2 JP H0769707 B2 JPH0769707 B2 JP H0769707B2 JP 63058031 A JP63058031 A JP 63058031A JP 5803188 A JP5803188 A JP 5803188A JP H0769707 B2 JPH0769707 B2 JP H0769707B2
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- noise control
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は観測マイクロホンで受音した騒音から合成し
た騒音制御信号をスピーカから放射することにより、室
内騒音を抑圧する能動的な騒音制御装置に関するもので
ある。
た騒音制御信号をスピーカから放射することにより、室
内騒音を抑圧する能動的な騒音制御装置に関するもので
ある。
「従来の技術」 第5図は従来の騒音制御装置の構成図である。図におい
て1は騒音源、2は騒音源1が放射する騒音信号を受音
する観測マイクロホン、31,32は観測マイクロホン2が
受音した騒音信号を用いて騒音制御信号を発生するフィ
ルタ、41,42はフィルタ31,32で発生した騒音制御信号を
室内に放射するスピーカ、5は騒音源1から放射される
騒音信号と上記騒音制御信号との差信号で表される誤差
信号を観測する騒音制御点である。
て1は騒音源、2は騒音源1が放射する騒音信号を受音
する観測マイクロホン、31,32は観測マイクロホン2が
受音した騒音信号を用いて騒音制御信号を発生するフィ
ルタ、41,42はフィルタ31,32で発生した騒音制御信号を
室内に放射するスピーカ、5は騒音源1から放射される
騒音信号と上記騒音制御信号との差信号で表される誤差
信号を観測する騒音制御点である。
第5図で時刻jに騒音源1が発生する騒音信号をxjとす
れば、騒音制御点5で観測される誤差信号yjは次のよう
に表される。
れば、騒音制御点5で観測される誤差信号yjは次のよう
に表される。
yj={gn−gm・(gs1h1+gs2h2)}・xj …… 但し gm:騒音源1と観測マイクロホン2との間の室内伝達関
数 gs1,gs2:スピーカ41,42と騒音制御点5との間の室内伝
達関数 h1,h2:フィルタ31,32の伝達関数 gn:騒音源1と騒音制御点5との間の室内伝達関数 式より誤差信号yjを制御する(零にする)ためには、
次式を満足させる伝達関数h1,h2を有するフィルタ31,32
を実現すれば良いことが分かる。
数 gs1,gs2:スピーカ41,42と騒音制御点5との間の室内伝
達関数 h1,h2:フィルタ31,32の伝達関数 gn:騒音源1と騒音制御点5との間の室内伝達関数 式より誤差信号yjを制御する(零にする)ためには、
次式を満足させる伝達関数h1,h2を有するフィルタ31,32
を実現すれば良いことが分かる。
gm・(gs1h1+gs2h2)=gn …… 式を変形すれば、次の′式が得られる。
gs1h1+gs2h2=gn・1/gm ……′ ここで伝達関数gs1,gs2が共通の零点を持たないよう、
スピーカ41,42を適当に配置すれば、式左辺gs1h1+g
s2h2を任意の伝達関数に合成するフィルタ31,32の存在
性が、多入力多出力逆フィルタ処理定理MINT〔1〕によ
って保証される。
スピーカ41,42を適当に配置すれば、式左辺gs1h1+g
s2h2を任意の伝達関数に合成するフィルタ31,32の存在
性が、多入力多出力逆フィルタ処理定理MINT〔1〕によ
って保証される。
しかしながら観測マイクロホン2を騒音源1の近傍に置
かない場合には、観測マイクロホン2と騒音源1の間の
室内伝達関数gmが非最小位相関数となるので、gn・1/gm
は安定なものとしては存在しない。即ち従来法では観測
マイクロホン2が騒音源1の近傍に設置できず、受音す
る騒音信号に室内反射音が加えられている場合には、騒
音制御点5で観測される室内騒音を制御することができ
ないのである。
かない場合には、観測マイクロホン2と騒音源1の間の
室内伝達関数gmが非最小位相関数となるので、gn・1/gm
は安定なものとしては存在しない。即ち従来法では観測
マイクロホン2が騒音源1の近傍に設置できず、受音す
る騒音信号に室内反射音が加えられている場合には、騒
音制御点5で観測される室内騒音を制御することができ
ないのである。
この発明の目的は観測マイクロホンを騒音源近傍に設置
できず、受音する騒音信号に室内反射音が付加されてい
る場合にも、良好な騒音抑圧性能を示す、能動的な騒音
制御装置を提供することである。
できず、受音する騒音信号に室内反射音が付加されてい
る場合にも、良好な騒音抑圧性能を示す、能動的な騒音
制御装置を提供することである。
「課題を解決するための手段」 この発明は騒音観測マイクロホン・フィルタ・スピーカ
より構成される騒音制御ユニットを複数個用いることに
より、該騒音制御ユニット未満の数の騒音制御点におい
て、任意の音圧を実現するものである。以下、騒音制御
点を1点とした場合について第1図を参照しながら、こ
の発明の説明を行う。図において第5図と重複する部分
には同一の番号を付け説明を省略している。また図中
61,62はこの発明の騒音制御ユニットを表し、71,72,81,
82および91,92はそれぞれ騒音制御ユニット61,62を構成
する騒音観測マイクロホン、フィルタ、スピーカを表し
ている。
より構成される騒音制御ユニットを複数個用いることに
より、該騒音制御ユニット未満の数の騒音制御点におい
て、任意の音圧を実現するものである。以下、騒音制御
点を1点とした場合について第1図を参照しながら、こ
の発明の説明を行う。図において第5図と重複する部分
には同一の番号を付け説明を省略している。また図中
61,62はこの発明の騒音制御ユニットを表し、71,72,81,
82および91,92はそれぞれ騒音制御ユニット61,62を構成
する騒音観測マイクロホン、フィルタ、スピーカを表し
ている。
第1図の騒音制御系をブロック図を用いて表せば第2図
のようになる。第2図でgm1,gm2は観測騒音源1からマ
イクロホン71,72までの室内伝達関数、gs1,gs2はスピー
カ91,92から騒音制御点5までの間の室内伝達関数、h1,
h2はフィルタ81,82の伝達関数、gnは騒音源1と騒音制
御点5との間の室内伝達関数を表している。さらに室内
伝達関数gs1,gs2とフィルタ81,82の伝達関数h1,h2を入
れ替えると、第2図は第3図のように変形できる。第3
図より時刻jに騒音制御点5で観測される誤差信号y
jは、 yj={gn−(gm1gs1h1+gm2gs2h2)}・xj …… 但し xj:時刻jに騒音源が発生する騒音信号 となる。従って誤差信号yjを制御する(零にする)に
は、次式を満足する伝達関数h1,h2を有するフィルタ81,
82を実現すれば良い。
のようになる。第2図でgm1,gm2は観測騒音源1からマ
イクロホン71,72までの室内伝達関数、gs1,gs2はスピー
カ91,92から騒音制御点5までの間の室内伝達関数、h1,
h2はフィルタ81,82の伝達関数、gnは騒音源1と騒音制
御点5との間の室内伝達関数を表している。さらに室内
伝達関数gs1,gs2とフィルタ81,82の伝達関数h1,h2を入
れ替えると、第2図は第3図のように変形できる。第3
図より時刻jに騒音制御点5で観測される誤差信号y
jは、 yj={gn−(gm1gs1h1+gm2gs2h2)}・xj …… 但し xj:時刻jに騒音源が発生する騒音信号 となる。従って誤差信号yjを制御する(零にする)に
は、次式を満足する伝達関数h1,h2を有するフィルタ81,
82を実現すれば良い。
gm1gs1h1+gm2gs2h2=gn …… 式で、 とすると、次式が得られる。
g1h1+g2h2=gn ……′ 従ってg1,g2が共通の零点を持たないよう観測マイクロ
ホン71,72およびスピーカ91,92の配置を定めれば、多入
力多出力逆フィルタ処理定理MINT〔1〕により、誤差信
号yjを零とするフィルタ81,82の存在性が保証され、そ
れらの係数は次のように表される。
ホン71,72およびスピーカ91,92の配置を定めれば、多入
力多出力逆フィルタ処理定理MINT〔1〕により、誤差信
号yjを零とするフィルタ81,82の存在性が保証され、そ
れらの係数は次のように表される。
z-1:遅れ演算子(unit delay) m:伝達関数gn,g1,g2の次数 i:伝達関数h1,h2の次数 T:転置行列 ところが観測マイクロホン71,72と騒音源1との間の室
内伝達関数gm1,gm2が測定困難となり、式のように該
伝達関数をはっきりと用いてフィルタ81,82を定めるこ
とができない場合も起こり得る。そのような場合を考慮
にいれ、この発明の騒音制御装置では、以下の方法を用
いてフィルタ81,82を求めている。
内伝達関数gm1,gm2が測定困難となり、式のように該
伝達関数をはっきりと用いてフィルタ81,82を定めるこ
とができない場合も起こり得る。そのような場合を考慮
にいれ、この発明の騒音制御装置では、以下の方法を用
いてフィルタ81,82を求めている。
まず次の条件を仮定する。
I 騒音源1が放射する騒音信号は定常雑音 II スピーカ91,92から騒音制御点5までの伝達関数
gs1,gs2は既知 ここでIは空調騒音など多くの騒音が定常であると見な
せること、IIはスピーカ91,92からM系列信号等を放射
し、前もって計測しておけば良いこと、から現実的な条
件である。また観測マイクロホン71,72から騒音源1ま
での伝達関数gm1,gm2には特別な拘束条件を与えていな
い。
gs1,gs2は既知 ここでIは空調騒音など多くの騒音が定常であると見な
せること、IIはスピーカ91,92からM系列信号等を放射
し、前もって計測しておけば良いこと、から現実的な条
件である。また観測マイクロホン71,72から騒音源1ま
での伝達関数gm1,gm2には特別な拘束条件を与えていな
い。
さて第3図で時刻jにおけるh1,h2の入力信号x1j,x
2jは、既知の伝達関数gs1,gs2と室内反射音が付加され
た観測マイクロホン71,72が受音した騒音信号u1,u2との
畳み込み演算で得られる。すると時刻jに騒音制御点5
で観測される誤差信号yjは次式で与えられる。
2jは、既知の伝達関数gs1,gs2と室内反射音が付加され
た観測マイクロホン71,72が受音した騒音信号u1,u2との
畳み込み演算で得られる。すると時刻jに騒音制御点5
で観測される誤差信号yjは次式で与えられる。
yj=rj−HT X j …… 但し これにより誤差パワーの期待値E{yj 2}を最小にする
フィルタ係数〔H1 TH2 T〕Tは次のように求められる。
フィルタ係数〔H1 TH2 T〕Tは次のように求められる。
〔H1 TH2 T〕T=E{X j X j T}-1・E{X jrj} …… フィルタ係数〔H1 TH2 T〕Tの具体的な計算方法には、十
分な時間観測したX j,rjより、式を直接解く方法の
他、逐次近似アルゴリズムに基づく繰り返し演算を用
い、時刻jにおけるフィルタ係数〔H1jTH2jT〕Tを式
の解に収束させられる方法もある。逐次近似アルゴリズ
ムとしては、例えばLMSアルゴリズム〔2〕 Hj+1=Hj+αX jyj ……a 但し α:収束係数 やや計算量は多くなるが、収束の速い再帰最小二乗アル
ゴリズム〔3〕 Hj+1=Hj+μψj -1 X jyj ……b ψj+1=αψj+X j X T ……c 但し μ,α:係数 等を利用することができる。
分な時間観測したX j,rjより、式を直接解く方法の
他、逐次近似アルゴリズムに基づく繰り返し演算を用
い、時刻jにおけるフィルタ係数〔H1jTH2jT〕Tを式
の解に収束させられる方法もある。逐次近似アルゴリズ
ムとしては、例えばLMSアルゴリズム〔2〕 Hj+1=Hj+αX jyj ……a 但し α:収束係数 やや計算量は多くなるが、収束の速い再帰最小二乗アル
ゴリズム〔3〕 Hj+1=Hj+μψj -1 X jyj ……b ψj+1=αψj+X j X T ……c 但し μ,α:係数 等を利用することができる。
次に式で与えられる解〔H1 TH2 T〕Tが式の解と一致
することを確かめよう。X j =〔G1G2〕TXj …… であることを用いて式を変形すると、次の式が得ら
れる。
することを確かめよう。X j =〔G1G2〕TXj …… であることを用いて式を変形すると、次の式が得ら
れる。
〔H1 TH2 T〕T=E{〔G1G2〕TXjXj T〔G1G2〕}-1 ・E{〔G1G2〕TXjXj TR} …… 更に仮定Iを考慮して上式を変形すると、 〔H1 TH2 T〕T=〔G1G2〕-1R ……′ となり、式で表される解に一致する。従って騒音制御
点5で観測される誤差信号yjを零にするフィルタ81,82
は、式の示すフィルタ係数を持つことが確かめられ
た。
点5で観測される誤差信号yjを零にするフィルタ81,82
は、式の示すフィルタ係数を持つことが確かめられ
た。
即ちこの発明の騒音制御装置によれば、観測マイクロホ
ン71,72が騒音源近傍に設置できず、このため受音する
騒音信号に室内反射音が付加されてる場合にも、騒音制
御点5で観測される室内騒音を制御することができるの
である。
ン71,72が騒音源近傍に設置できず、このため受音する
騒音信号に室内反射音が付加されてる場合にも、騒音制
御点5で観測される室内騒音を制御することができるの
である。
以上、室内の1点で観測される騒音を制御する場合を例
に説明したが、室内の複数点を対象とする騒音制御の場
合でも、「従来の技術」及び「課題を解決するための手
段」で述べたのと全く同様の説明ができる。
に説明したが、室内の複数点を対象とする騒音制御の場
合でも、「従来の技術」及び「課題を解決するための手
段」で述べたのと全く同様の説明ができる。
「実施例」 この発明の実施例について第4図を参照しながら説明す
る。図において騒音源1から放射される騒音信号は室内
反射音が付加された後、騒音制御ユニット61〜6k(k=
2,3……)の構成要素である観測マイクロホン71〜7kお
よび騒音ユニット数未満の数の騒音制御点51〜5Lに設置
された騒音制御点マイクロホン1001〜100Lで受音され
る。観測マイクロホン71〜7kは受音信号をディジタル信
号u1〜ukに変換し、それぞれの信号をフィルタ81〜8kお
よび畳み込み演算器101へ出力する。フィルタ81〜8kで
はu1〜ukとフィルタ係数H1〜Hkとの畳み込み演算によっ
て騒音制御信号s1〜skが合成される。フィルタ81〜8kに
おいて合成された騒音制御信号s1〜skはスピーカ91〜9k
へ入力され、アナログ信号に変換された後、これらスピ
ーカから室内へ放射され、騒音源1から放射される騒音
信号との差信号で表される誤差信号となり、騒音制御点
マイクロホン1001〜100Lで観測される。畳み込み演算器
101では予め測定したスピーカ91〜9kから騒音制御点マ
イクロホン1001〜100Lまでの伝達関数gVW(v=1,2……
k;w=1,2……L)と時刻jにおける観測マイクロホン71
〜7kの出力信号u1〜ukとから、 xVW=gVW・uV …… 但し uV:第v番目の騒音制御ユニットを構成する観測マイク
ロホンの出力信号 が合成される。そして上記畳み込み演算器101の出力信
号XXjと騒音制御点マイクロホン1001〜100Lで観測さ
れ、ディジタル化された誤差信号Yjはフィルタ係数演算
器102に入力される。フィルタ係数演算器102では「課題
を解決するための手段」で述べた逐次近似アルゴリズム
aを多点制御用に拡張した次のアルゴリズム〔4〕 Hj+1=Hj+αXXjYj …… 但し、 Hj:時刻jにおけるフィルタ81〜8kの係数 i:フィルタ81〜8kの次数 y1(j)…yL(j):時刻jに観測された誤差信号 α:収束係数 を実行し、時刻j+1に対するフィルタ81〜8kの係数を
定めた後、各フィルタの係数設定入力に係数を送り出
す。フィルタ81〜8kの係数は、上記,式の処理を繰
り返すことにより、騒音制御点マイクロホン1001〜100L
で観測される誤差信号パワーの期待値を零とする係数へ
と収束する。
る。図において騒音源1から放射される騒音信号は室内
反射音が付加された後、騒音制御ユニット61〜6k(k=
2,3……)の構成要素である観測マイクロホン71〜7kお
よび騒音ユニット数未満の数の騒音制御点51〜5Lに設置
された騒音制御点マイクロホン1001〜100Lで受音され
る。観測マイクロホン71〜7kは受音信号をディジタル信
号u1〜ukに変換し、それぞれの信号をフィルタ81〜8kお
よび畳み込み演算器101へ出力する。フィルタ81〜8kで
はu1〜ukとフィルタ係数H1〜Hkとの畳み込み演算によっ
て騒音制御信号s1〜skが合成される。フィルタ81〜8kに
おいて合成された騒音制御信号s1〜skはスピーカ91〜9k
へ入力され、アナログ信号に変換された後、これらスピ
ーカから室内へ放射され、騒音源1から放射される騒音
信号との差信号で表される誤差信号となり、騒音制御点
マイクロホン1001〜100Lで観測される。畳み込み演算器
101では予め測定したスピーカ91〜9kから騒音制御点マ
イクロホン1001〜100Lまでの伝達関数gVW(v=1,2……
k;w=1,2……L)と時刻jにおける観測マイクロホン71
〜7kの出力信号u1〜ukとから、 xVW=gVW・uV …… 但し uV:第v番目の騒音制御ユニットを構成する観測マイク
ロホンの出力信号 が合成される。そして上記畳み込み演算器101の出力信
号XXjと騒音制御点マイクロホン1001〜100Lで観測さ
れ、ディジタル化された誤差信号Yjはフィルタ係数演算
器102に入力される。フィルタ係数演算器102では「課題
を解決するための手段」で述べた逐次近似アルゴリズム
aを多点制御用に拡張した次のアルゴリズム〔4〕 Hj+1=Hj+αXXjYj …… 但し、 Hj:時刻jにおけるフィルタ81〜8kの係数 i:フィルタ81〜8kの次数 y1(j)…yL(j):時刻jに観測された誤差信号 α:収束係数 を実行し、時刻j+1に対するフィルタ81〜8kの係数を
定めた後、各フィルタの係数設定入力に係数を送り出
す。フィルタ81〜8kの係数は、上記,式の処理を繰
り返すことにより、騒音制御点マイクロホン1001〜100L
で観測される誤差信号パワーの期待値を零とする係数へ
と収束する。
即ちこの発明の騒音制御装置を用いれば、騒音源近傍に
騒音信号を観測するマイクロホンが設置できず、受音信
号に室内反射音が加わる場合にも騒音制御点において観
測される室内騒音を制御することが可能となる。
騒音信号を観測するマイクロホンが設置できず、受音信
号に室内反射音が加わる場合にも騒音制御点において観
測される室内騒音を制御することが可能となる。
なお本実施例においては、スピーカ91〜9kから放射され
る騒音制御信号が観測マイクロホン71〜7kで受音される
ことによって生じる音響結合(ハウリング)の除去手段
を組み込んでいない。しかしスピーカ91〜9kと観測マイ
クロホン71〜7kとの間の室内伝達関数が測定可能である
ことを考えれば、上記音響結合が音響用エコーキャンセ
ラを用いることにより除去できることは明らかであろ
う。
る騒音制御信号が観測マイクロホン71〜7kで受音される
ことによって生じる音響結合(ハウリング)の除去手段
を組み込んでいない。しかしスピーカ91〜9kと観測マイ
クロホン71〜7kとの間の室内伝達関数が測定可能である
ことを考えれば、上記音響結合が音響用エコーキャンセ
ラを用いることにより除去できることは明らかであろ
う。
「発明の効果」 以上のようにこの発明の騒音制御装置によれば、騒音源
近傍に騒音信号を受音する観測マイクロホンの設置でき
る場合は勿論、騒音源の近傍に騒音信号を受音する観測
マイクロホンが設置できず、受音信号に室内反射音が付
加される場合でも、騒音制御点において観測される室内
騒音を制御することができる。
近傍に騒音信号を受音する観測マイクロホンの設置でき
る場合は勿論、騒音源の近傍に騒音信号を受音する観測
マイクロホンが設置できず、受音信号に室内反射音が付
加される場合でも、騒音制御点において観測される室内
騒音を制御することができる。
「文 献」 〔1〕三好、金田:音場の逆フィルタ問題、第2回ディ
ジタル信号処理シンポジウム講演論文集B−1−1(19
87) 〔2〕ヘイキン著、武部訳:適応フィルタ入門、現代工
学社、p.108(1987) 〔3〕ヘイキン著、武部訳:適応フィルタ入門、現代工
学社、p.140(1987) 〔4〕S.J.Elliott et al.:A Multiple Error LMS Algo
rithm and Its Application to the Active Control of
Sound and Vibration,IEEE trans.ASSP,vol.35,pp1423
−1434(1987)
ジタル信号処理シンポジウム講演論文集B−1−1(19
87) 〔2〕ヘイキン著、武部訳:適応フィルタ入門、現代工
学社、p.108(1987) 〔3〕ヘイキン著、武部訳:適応フィルタ入門、現代工
学社、p.140(1987) 〔4〕S.J.Elliott et al.:A Multiple Error LMS Algo
rithm and Its Application to the Active Control of
Sound and Vibration,IEEE trans.ASSP,vol.35,pp1423
−1434(1987)
第1図は室内の1点において騒音制御を行う場合に用い
られるこの発明の騒音制御装置の構成図、第2図は第1
図に示すこの発明の騒音制御装置のブロック図、第3図
は第2図において伝達関数gs1,gs2とh1,h2を入れ換えて
得られるブロック図、第4図は室内の複数点において騒
音制御を行う場合に用いられるこの発明の騒音制御装置
の一実施例を示す図、第5図は室内の1点において騒音
制御を行う場合に用いられる従来の騒音制御装置の構成
図である。 1:騒音源、2:従来の騒音制御装置で用いられている観測
マイクロホン、31,32:従来の騒音制御装置で用いられて
いるフィルタ、41,42:従来の騒音制御装置で用いられて
いるスピーカ、5,51〜5k:室内に設けられる騒音制御
点、61〜6k:本発明の騒音制御ユニット、71〜7k:騒音制
御ユニットを構成する観測マイクロホン、81〜8k:騒音
制御ユニットを構成するフィルタ、91〜9k:騒音制御ユ
ニットを構成するスピーカ、1001〜100L:騒音制御点に
設置する騒音制御点マイクロホン、101:畳み込み演算
器、102:フィルタ係数演算器、gn:騒音源1から騒音制
御点5までの伝達関数、gm1,gm2:騒音源1から観測マイ
クロホン71,72までの室内伝達関数、gs1,gs2:スピーカ9
1,92から騒音制御点5までの室内伝達関数、h1,h2:フィ
ルタ81,82の伝達関数、N:騒音源、u1〜uk:観測マイクロ
ホン71〜7kが受音し、ディジタル化した騒音信号、s1〜
sk:フィルタ81〜8kで合成した騒音制御信号、yj:室内の
一点において騒音制御を行う場合に騒音制御点で時刻j
に観測される誤差信号、xj:時刻jに騒音源1から放射
される騒音信号、rj:時刻jに騒音源1から騒音制御点
5に放射される騒音信号、x1j,x2j:それぞれ時刻jにお
ける観測マイクロホンの出力信号u1,u2と伝達関数g1,g2
の畳み込みで得られる信号、y1〜yL:この発明の実施例
において、時刻jに騒音制御点マイクロホン1001〜100L
で観測される誤差信号、XXj:畳み込み演算器101の出力
信号、Hj+1:時刻j+1に対するフィルタ81〜8kの係数
(フィルタ係数演算器102の出力信号)。
られるこの発明の騒音制御装置の構成図、第2図は第1
図に示すこの発明の騒音制御装置のブロック図、第3図
は第2図において伝達関数gs1,gs2とh1,h2を入れ換えて
得られるブロック図、第4図は室内の複数点において騒
音制御を行う場合に用いられるこの発明の騒音制御装置
の一実施例を示す図、第5図は室内の1点において騒音
制御を行う場合に用いられる従来の騒音制御装置の構成
図である。 1:騒音源、2:従来の騒音制御装置で用いられている観測
マイクロホン、31,32:従来の騒音制御装置で用いられて
いるフィルタ、41,42:従来の騒音制御装置で用いられて
いるスピーカ、5,51〜5k:室内に設けられる騒音制御
点、61〜6k:本発明の騒音制御ユニット、71〜7k:騒音制
御ユニットを構成する観測マイクロホン、81〜8k:騒音
制御ユニットを構成するフィルタ、91〜9k:騒音制御ユ
ニットを構成するスピーカ、1001〜100L:騒音制御点に
設置する騒音制御点マイクロホン、101:畳み込み演算
器、102:フィルタ係数演算器、gn:騒音源1から騒音制
御点5までの伝達関数、gm1,gm2:騒音源1から観測マイ
クロホン71,72までの室内伝達関数、gs1,gs2:スピーカ9
1,92から騒音制御点5までの室内伝達関数、h1,h2:フィ
ルタ81,82の伝達関数、N:騒音源、u1〜uk:観測マイクロ
ホン71〜7kが受音し、ディジタル化した騒音信号、s1〜
sk:フィルタ81〜8kで合成した騒音制御信号、yj:室内の
一点において騒音制御を行う場合に騒音制御点で時刻j
に観測される誤差信号、xj:時刻jに騒音源1から放射
される騒音信号、rj:時刻jに騒音源1から騒音制御点
5に放射される騒音信号、x1j,x2j:それぞれ時刻jにお
ける観測マイクロホンの出力信号u1,u2と伝達関数g1,g2
の畳み込みで得られる信号、y1〜yL:この発明の実施例
において、時刻jに騒音制御点マイクロホン1001〜100L
で観測される誤差信号、XXj:畳み込み演算器101の出力
信号、Hj+1:時刻j+1に対するフィルタ81〜8kの係数
(フィルタ係数演算器102の出力信号)。
Claims (1)
- 【請求項1】騒音源が発生する騒音信号を観測する観測
マイクロホンと、 その観測マイクロホンが受音した騒音信号を用いて上記
室内騒音を抑圧する騒音制御信号を合成するフィルタ
と、 上記騒音信号を室内に放射するスピーカとから成る騒音
制御ユニットの複数個と、 これら騒音ユニットの数未満の数の騒音制御点それぞれ
に設けられた騒音制御点マイクロホンと、 上記各騒音観測マイクロホンの出力信号と、上記各スピ
ーカから上記各騒音制御点までの伝達関数とを畳み込み
演算する畳み込み演算手段と、 その畳み込み演算手段の演算結果と、上記各騒音制御点
マイクロホンの出力とを入力して、これら騒音制御点マ
イクロホンの出力の二乗和の最小化(零化)を行う逐次
近似アルゴリズムにより上記各フィルタの係数を演算し
上記各フィルタに設定するフィルタ係数演算手段とを具
備することを特徴とする騒音制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63058031A JPH0769707B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 騒音制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63058031A JPH0769707B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 騒音制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01231597A JPH01231597A (ja) | 1989-09-14 |
| JPH0769707B2 true JPH0769707B2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=13072579
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63058031A Expired - Fee Related JPH0769707B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 騒音制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0769707B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2674252B2 (ja) * | 1989-12-29 | 1997-11-12 | 日産自動車株式会社 | 能動型騒音制御装置 |
| JP2541020B2 (ja) * | 1991-01-25 | 1996-10-09 | 日立プラント建設株式会社 | 開口部放射騒音用消音装置 |
| JP2796001B2 (ja) * | 1991-10-05 | 1998-09-10 | 三菱電機株式会社 | 消音システム |
| JPH0830902A (ja) * | 1994-07-14 | 1996-02-02 | Sony Corp | カメラ一体型vtrのノイズ低減装置 |
| JPH0830278A (ja) * | 1994-07-14 | 1996-02-02 | Honda Motor Co Ltd | アクティブ振動制御装置 |
| DE10351793B4 (de) * | 2003-11-06 | 2006-01-12 | Herbert Buchner | Adaptive Filtervorrichtung und Verfahren zum Verarbeiten eines akustischen Eingangssignals |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5926039A (ja) * | 1982-08-03 | 1984-02-10 | Komatsu Ltd | Cv黒鉛鋳鉄の判定方法及び装置 |
| JPS62209295A (ja) * | 1986-03-10 | 1987-09-14 | 日立プラント建設株式会社 | 多点電子消音システム |
-
1988
- 1988-03-11 JP JP63058031A patent/JPH0769707B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01231597A (ja) | 1989-09-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |