JPH0769717B2 - 音声符号器及び音声復号器 - Google Patents

音声符号器及び音声復号器

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JPH0769717B2
JPH0769717B2 JP1059727A JP5972789A JPH0769717B2 JP H0769717 B2 JPH0769717 B2 JP H0769717B2 JP 1059727 A JP1059727 A JP 1059727A JP 5972789 A JP5972789 A JP 5972789A JP H0769717 B2 JPH0769717 B2 JP H0769717B2
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昌志 内藤
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国際電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の属する技術分野) 本発明は、音声信号の符号化方式の一つである波形符号
化方式で、特に適応デルタ変調(Adaptive Delta Modul
ation以下ADMと略称する)符号化方式における音声符号
器及び音声復号器に関するものである。
(従来技術とその問題点) ADM符号化方式は、伝送中の符号誤りによる影響が少な
く、他の符号化方式に比べて同期が簡単であり小形で低
消費電力などといった特長を有するため、ディジタル移
動無線等に応用されている。
第4図はADM符号化方式の従来の符号器22及び復号器23
のブロック図である。図において、は符号器のアナロ
グ入力信号、は符号器22で符号化されたディジタル出
力信号、は復号器23のディジタル入力信号、は復号
器23で復号化されたアナログ出力信号である。符号器22
を構成する1は減算器(DEC)、2は量子化器(QTZ)、
3は符号化器(DGT)、4はステップ幅制御器(STP)、
5は加算器(ADD)、6は遅延素子(D)である。符号
器22で符号化されたディジタル出力信号は、例えば、
16kbpsの伝送速度で無線あるいは有線伝送路に送出され
る。受信側の復号器23を構成する10は復号化器(DE
T)、9はステップ幅制御器(STP)、11は加算器(AD
D)、12は遅延素子(D)であり、符号器22の逆操作で
アナログ波形に復号されアナログ出力信号として出力
される。尚、データは,のディジタル送受信データ
を除き、量子化ビット数に対応した2進数値が用いられ
る。
第2図は第4図の回路の動作原理を説明する波形例図で
ある。横軸は時間を縦軸は振幅を表す。第2図及び第4
図について基本動作を説明する。
減算器1の入力であるアナログ音声入力信号をX(n
T)とする。時分割された1ビット前の減算器1からの
出力Z(nT)が量子化器2で量子化され加算器5で加算
された予測信号Y(nT)は遅延素子6で1ビット分の遅
延時間Tだけ遅れY(nT−T)となって減算器1に入力
される。ここで、今回の入力X(nT)と比較減算が行わ
れる。従って、減算器1の出力Z(nT)は次式で示され
る。
Z(nT)=X(nT)−Y(nT−T) この出力Z(nT)とステップ幅制御器4から出力される
ステップ幅Δ(nT)が量子化器2に加えられ、量子化器
2の出力Q(nT)及び符号化器3の出力B(nT)は、Z
(nT)の正負によりそれぞれ次のようになる。
Z(nT)≧0のとき Q(nT)=+Δ(nT),B(nT)=1 Z(nT)<0のとき Q(nT)=−Δ(nT),B(nT)=0 符号化器3の出力B(nT)はステップ幅制御器4に加え
られてその出力ステップ幅Δ(nT)は、連続する符号化
器3の出力B(nT)により増減する。
すなわち、第2図に示すようにアナログ音声波形が時
分割されるビット毎に曲線と階段状波形Y(nT)とが
比較され、遅延時間T毎に繰り返されて送信ディジタル
信号として出力される。
加算器5からの出力である予測信号Y(nT)は、後述す
る復号器23の出力の復号信号と同じ波形になることが
原波形に近い出力を得る条件である。
一方、復号器23のディジタル入力信号は、復号化器1
0,ステップ幅制御器9,加算器11,遅延素子12によって符
号器22と逆の処理が行われ、アナログ出力信号すなわ
ちY(nT)が出力され音声信号が再生される。
符号器22,23のステップ幅制御器4,9のステップ幅Δ(n
T)の値は、例えば、3〜4ビットの区分で連続して同
じ符号のときステップ幅Δ(nT)は1.4倍となり、異符
号のとき0.98倍となる。
さて、以上述べた動作原理に基づいた従来回路における
問題点について以下に述べる。
第3図は、符号器22と復号器23の動作を説明する波形例
図である。横軸は時間tを、縦軸は振幅を示す。図にお
いて、は入力音声信号、の階段状波形は、回路及び
伝送路が正常な時の受信側復号器の出力波形である。入
力音声信号を符号化した送信出力ディジタル信号が
〔11011010100……〕のとき伝送路の状態が悪いために
伝送中に符号誤りを受け、第3図の受信側のディジタル
入力信号のように3番目のビットが0から1に変わっ
たとき、復号器ではそのビットにおける振幅が増大して
出力波形は波形aのようになりアナログ音声信号にな
ったとき原波形に比べて大きく変化して音声が劣化する
ことを示している。
このように従来の回路構成では、ディジタル送受信デー
タととの伝送路間で伝送中の符号誤りが発生した場
合、誤りの発生状況により振幅変動を起こす欠点があ
り、特に、振幅が増大する方向すなわち送信信号の
「0」が伝送中に「1」に変わるような符号誤りが発生
した場合には音声聴感上の劣化が大きいという問題点が
あった。
(発明の目的) 本発明の目的は、前述ような伝送中の符号誤り発生時の
特に振幅増大による音声聴感上の劣化を抑えるようにし
たADM符号化方式における音声符号器及び音声復号器を
提供することにある。
(発明の構成および作用) 本発明は、ビット毎に復号された信号Y(nT)とステッ
プ幅Δ(nT)のk倍(kは2〜4程度で任意に設定され
る)とを比較し、出力信号Y(nT)がΔ(nT)×kより
大きいときY(nT)を減衰させるように構成されたこと
を大きな特徴とするものである。
以下図面により本発明を詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例の回路構成を示すブロック
図である。図において、符号器20と復号器21にそれぞれ
配置された7と13は本発明の特徴を発揮するための比較
減衰器(LM)である。その他の符号器20の中の1〜6、
及び復号器21の中を9〜12はそれぞれ第4図に示した従
来の回路と同じである。
第5図は比較減衰器7及び13の実施例を示す回路ブロッ
ク図である。14は入力信号の振幅をk倍する増幅器、15
は2つの入力電圧を比較しその大なる方のみを出力する
比較器、16は減衰器、17は切替器である。すなわち、比
較減衰器7,13は、ステップ幅制御器4または9の出力ス
テップ幅Δ(nT)を一方の入力端子から入力して増幅器
14によって電圧をk倍し、他方の端子から入力される予
測信号(符号器の場合)及び復号信号(復号器の場合)
Y(nT)の振幅の絶対値と比較器15によって比較して切
替器17を切替えて次のような減衰制御を行い出力するも
のである。
|Y(nT)|≧Δ(nT)×kのとき切替器17をcに切替え
てY(nT)をY(nT)×Pにして出力する。
|Y(nT)|<Δ(nT)×kのときは切替器17をdに切替
えてY(nT)をそのまま出力する。
但し、kは2〜4の範囲で任意に設定される係数であ
る。また、PはY(nT)を減衰させる係数であり、1よ
り小さく0.8<P<0.99の範囲で設定される。
この設定条件は、符号器20における比較減衰器7に入力
する予測信号Y(nT)と、復号器21における比較減衰器
13に入力する復号信号Y(nT)とを同じ波形にするため
に両比較減衰器7,13にそれぞれ設定される。
第3図は、Y(nT)の波形が主に正の部分について表し
ており、符号「0」が「1」に変わって振幅が増大し、
Y(nT)がΔ(nT)×kを超えたとき比較減衰器13が動
作してY(nT)をP倍に減衰させる。しかし、符号
「1」がくるべきところ「0」がきたときは比較減衰器
13は動作しない。Y(nT)は絶対値について制御される
ため波形が負の部分でも同様な効果があることは明らか
である。
従って、ディジタルデータととの伝送路間で伝送中
に符号誤りが発生した場合、復号された信号が符号誤り
のために正又は負で増大した振幅を減衰させる効果をも
つ。
第3図において、伝送中に符号誤りが発生し、受信入力
データの3番目のビットが「0」であるべきところ
「1」になった場合、従来の回路では復号波形aとな
り、本発明による回路では復号波形bとなる。ここで
は、k=3.0,P=0.9の場合を示した。
このように、符号誤りが、受信波形の正又は負のいずれ
の範囲でも振幅が増大する方向に発生した場合、従来の
回路では波形aのようにかなりの振幅増大が発生する
が、本発明による回路では波形bのように振幅増大が抑
えられ原波形に近い復号化波形が得られることがわか
る。
また、符号誤りが発生しない場合には、この比較減衰器
13による影響はない。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明を実施することによ
り、雑音等の多い伝送路の符号誤りによる復号波形の乱
れを軽減することができ、陸上移動通信等伝送中の符号
誤りの大きい回線に用いる場合、従来の回路に僅かな回
路部を追加するだけで、経済的で、音質劣化の少ない音
声復号器を実現することができ、大きい効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路構成のブロック
図、第2図は動作原理を示す波形例図、第3図は動作説
明のための波形例図、第4図は従来の回路構成を示すブ
ロック図、第5図は本発明の主要部分である比較減衰器
の実施例を示すブロック図である。 1……減算器、2……量子化器、3……符号化器、4,9
……ステップ幅制御器、5,11……加算器、6,12……遅延
素子、7,13……比較減衰器、14……増幅器、15……比較
器、16……減衰器、17……切替器、20,22……符号器、2
1,23……復号器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】適応デルタ変調符号化方式によってアナロ
    グ入力信号を符号化する音声符号器において、 前記アナログ入力信号が量子化され加算された予測信号
    を1ビット分遅延させた信号とステップ幅制御器のステ
    ップ幅出力とを入力し前記1ビット分遅延させた信号の
    振幅の絶対値と前記ステップ幅出力をk倍(k=2〜
    4)した信号の振幅とを1ビット毎に比較して前記1ビ
    ット分遅延させた信号の振幅の絶対値が前記ステップ幅
    出力をk倍した信号の振幅を超えたとき前記予測信号の
    振幅をP倍(0.8<P<0.99)するような比較減衰器を
    備えたことを特徴とする音声符号器。
  2. 【請求項2】適応デルタ変調符号化方式によりディジタ
    ル化された信号を受信してアナログ信号に復号化する音
    声復号器において、 復号化された出力信号を1ビット分遅延させた信号とス
    テップ幅制御器のステップ幅出力とを入力し前記1ビッ
    ト分遅延させた信号の振幅の絶対値と前記ステップ幅出
    力をk倍(k=2〜4)した信号の振幅とを前記受信デ
    ィジタル信号のビット毎に比較して前記1ビット分遅延
    させた信号の振幅の絶対値が前記ステップ幅出力をk倍
    した信号の振幅を超えたとき前記復号化された出力信号
    の振幅をP倍(0.8<P<0.99)するような比較減衰器
    を備えたことを特徴とする音声復号器。
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