JPH0769868A - 水溶性固体を含有する組成物 - Google Patents

水溶性固体を含有する組成物

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JPH0769868A
JPH0769868A JP21295193A JP21295193A JPH0769868A JP H0769868 A JPH0769868 A JP H0769868A JP 21295193 A JP21295193 A JP 21295193A JP 21295193 A JP21295193 A JP 21295193A JP H0769868 A JPH0769868 A JP H0769868A
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JP
Japan
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water
lactic acid
soluble solid
acid oligomer
composition
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Pending
Application number
JP21295193A
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English (en)
Inventor
Konosuke Kishida
孝之助 岸田
Fumiko Sakano
史子 坂野
Yoshiaki Yamaguchi
義昭 山口
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Musashino Chemical Laboratory Ltd
Original Assignee
Musashino Chemical Laboratory Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水溶性の固体の溶解を遅延することができ、
かつ水中において固体が溶解することによる効果を持続
的に発現させることのできる水溶性固体を被覆したもの
を含有する組成物を提供する。 【構成】 数平均分子量200〜1500の乳酸重縮合
物で水溶性固体を被覆したものを含有する組成物であ
る。 【効果】 水中に投入または水分含有物と混合した際
に、組成物の溶解を遅延することができ、水中において
組成物の有する効果を持続的に発現することができ、浴
用剤やプール用殺菌剤など幅広く利用することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶解を遅延させるべく
被覆した水溶性の固体を含有し、水中において持続的な
作用を有する組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】水溶性の固体を含有する組成物やその成
形物を水中に投入、あるいは水分含有物と混合すると、
多くの場合、水溶性の固体は速やかに溶解する。したが
って、水溶性の固体が溶解することによる効果を徐々
に、あるいは持続的に発現させたい場合には、繰り返し
投入あるいは混合する必要があった。
【0003】例えば、炭酸ガスの発生を伴う浴用剤で
は、ガスの発生が少なくとも数十分間程度は持続するこ
とが望ましいが、従来市販されているものはおよそ数分
間でガスの発生が終わってしまう。また、プール用殺菌
剤では、有効成分が消費されるのに伴って徐々に溶解す
ることが望ましいが、従来市販されているものは、投入
直後には、濃度が高すぎて目などを刺激することが多
く、その弊害を避けるためには少量を繰り返し投入する
必要がある。したがって、このような場合には、成分の
一部あるいは全部が徐々に溶解することが望ましいもの
である。
【0004】また、水への溶解を遅延させる目的で、水
溶性固体を油脂類で被覆することが行われることもある
が、油脂類は水に溶けずに残るので困る場合も多い。
【0005】さらに、医薬の分野では、有効成分を徐々
に体内に放出させるために乳酸の重縮合物(ポリ乳酸)
などに含有させたりする方法が開発されているが、これ
らに用いられるポリ乳酸は分子量が少なくとも数千以
上、通常は数万以上のものであり、高価なものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、水溶性の固体の溶解を遅延することができ、か
つ水中において水溶性の固体の溶解による効果を持続的
に発現することのできる安価な水溶性固体を含有する組
成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、水溶性の
固体の溶解速度を制御する方法を種々検討した結果、水
溶性固体を数平均分子量200〜1500の乳酸重縮合
物の比較的少量で被覆することにより目的が達せられる
ことを見出し、本発明を完成させた。
【0008】すなわち、本発明は数平均分子量200〜
1500の乳酸重縮合物で水溶性固体を被覆したものを
含有することを特徴とする組成物により達成される。
【0009】
【作用】以下、本発明につき、より詳細に説明する。
【0010】まず、本発明において、乳酸乳酸重縮合物
(以下、乳酸オリゴマーともいう)で水溶性固体を被覆
するとは、すなわち、水溶性の固体と加熱溶融した乳酸
オリゴマーとを混合したり、水溶性固体に乳酸オリゴマ
ーの溶液を含浸させた後、溶媒を蒸発させて除去するこ
と、あるいは水溶性の固体を成形したものに乳酸オリゴ
マーの溶融物を含浸させたり、乳酸オリゴマーの溶液を
含浸させた後、溶媒を蒸発させたりすることを意味す
る。
【0011】上記乳酸オリゴマー溶液の溶媒としては、
アセトン、トルエン、ベンゼン、酢酸エチルなどが挙げ
られる。
【0012】また、本発明で用いる数平均分子量200
〜1500の乳酸オリゴマーは、常温では粘稠な液体な
いしは軟らかい固体状であるが、40〜100℃の比較
的低温で流動性の良い溶融物となるので、上記溶媒を用
いなくても加熱溶融により容易に混合できる場合が多
い。
【0013】上記混合に用いられる混合撹拌機として
は、特に限定されるものでなく、例えば、リボンミキサ
ー、ナウターミキサーなど、従来より用いられている混
合機をそのまま利用することができるものである。な
お、固体の成形物を被覆する場合は、乳酸オリゴマーの
溶融物あるいは溶液中に当該成形物を浸漬した後、引き
上げるだけでもよい。
【0014】上記被覆操作により、水溶性固体の表面の
一部あるいは全部が乳酸オリゴマーの薄膜で被覆され
る。したがって、乳酸オリゴマーで被覆された水溶性の
固体は、水中に投入してもすぐには水に溶解しない。す
なわち、乳酸オリゴマーが溶解し除去されるか、あるい
は水が乳酸オリゴマーの被覆層を透過して水溶性固体と
接するかして初めて溶解する。
【0015】次に、本発明を適用することのできる水溶
性固体としては、浴用剤やプール用殺菌剤など水中に投
入、あるいは水分含有物と混合した際に、直ちに溶解す
るよりもむしろ徐々に溶解することが望まれる用途に用
いられるものであればよく、具体的には、炭酸ナトリウ
ム、重炭酸ナトリウムセスキ炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、炭酸アンモニウムなどの塩基性物質、コハク酸、
フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、マレイン酸、
マロン酸などの酸性物質、硫酸ナトリウム、塩化マグネ
シウムなどの中性物質などの固体が挙げられるが、水溶
性の固体であれば、これらに限られるわけではない。ま
た2種類以上の水溶性固体が併用される場合も多い。
【0016】また、上記水溶性固体の大きさは、特に限
定されるものでなく、上述の乳酸オリゴマーの被覆方法
等により異なるものであるが、通常市販されている程度
の粉体あるいは粒体、またはこれらを錠剤、ケーキ状に
成形したものであればよい。
【0017】さらに本発明では、乳酸オリゴマーの分子
量と使用量によって水溶性固体の溶解速度を調節するこ
とが可能であり、この場合、乳酸オリゴマーの分子量は
高い方が、また使用量は多い方が水溶性固体の溶解を遅
延する効果が大きい。したがって、本発明で用いられる
乳酸オリゴマーの数平均分子量は、通常200〜150
0、好ましくは300〜1100である。該数平均分子
量が200未満では乳酸オリゴマーが速やかに溶解する
ので遅延効果が得られず、また1500を越える場合に
は、乳酸オリゴマーの溶解が遅く、一部が長時間経って
も溶けずに残ってしまうので好ましくない。
【0018】また乳酸オリゴマーの使用量は、多くの場
合、水溶性固体に対して、通常0.5〜30重量%、好
ましくは1〜20重量%である。該使用量が0.5重量
%未満の場合には、乳酸オリゴマーによる被覆が十分で
なく、水溶性固体が速やかに溶解するので遅延効果が得
られず、また30重量%を越える場合には、乳酸オリゴ
マーにより被覆層が厚く、水溶性固体の溶解が遅く、一
部が長時間経っても溶けずに残ってしまうので好ましく
ない。しかし、乳酸オリゴマーは被覆剤として働くだけ
でなく、それ自身が徐々に溶解して酸成分として働くの
で、組成物の用途によってはさらに多く配合することも
ある。
【0019】さらに乳酸オリゴマーの分子量や使用量を
変えて被覆した水溶性固体を混合すれば、溶解速度の範
囲をさらに拡げることができ、さらに長時間にわたって
徐々に作用する組成物を得ることができる。
【0020】また、水溶性固体の一部だけを乳酸オリゴ
マーで被覆し、残りは被覆しないで組成物を配合するこ
ともできる。こうすることによって、例えば、浴用剤の
場合、投入直後には被覆されていない水溶性固体の部分
が速やかに溶解して炭酸ガス(水溶性固体の一成分)が
勢いよく発生し、その後被覆された部分の水溶性固体が
徐々に溶解して炭酸ガスが少しずつ持続的に発生するよ
うにすることができる。また、水溶性固体を2種類以上
配合する場合には、その一部の種類だけを被覆すれば本
発明の目的とする持続的な効果が得られることもある。
【0021】本発明の組成物には、前記水溶性固体の他
に、必要に応じて添加物を加えてもよい。また、本発明
の組成物は、目的や用途に応じて顆粒、錠剤またはケー
キ状に成形してもよい。この場合、乳酸オリゴマーは、
結合剤としても働くので、別に結合剤を必要としない場
合もある。
【0022】なお、本発明で用いる数平均分子量200
〜1500の乳酸オリゴマーは、乳酸の脱水縮合によっ
て容易に得られることから、医薬の分野などで利用され
ている分子量が少なくとも数千以上、通常は数万以上の
乳酸重縮合物(ポリ乳酸)などに比して安価である。ま
た、加熱により流動性のよい液体となるので、取扱いも
容易である。したがって、この乳酸オリゴマー液を用い
て水溶性固体を被覆する操作もごく容易に行える。
【0023】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明の実
施の態様はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0024】実施例1 数平均分子量1000の乳酸オリゴマーを70℃にて加
熱して溶融状態にした後、水溶性固体として酸性物質の
粉末を加えて約15分間よく混ぜて、乳酸オリゴマーで
水溶性固体(酸性物質粉末)を被覆してなる本発明の組
成物(粉末)を得た。比較例として、乳酸オリゴマーを
配合しない組成物についても同様に作製した。
【0025】続いて、炭酸水素ナトリウムを溶かした4
0℃の温水1000ml中に上記組成物を投入し、経過
時間毎の酸性物質の溶解率を測定した。用いた炭酸水素
ナトリウム、乳酸オリゴマーの量および酸性物質の種類
と量を表1に示す。また経過時間毎の溶解率の測定結果
を表2に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】上記表1および表2の結果より、水溶性固
体(酸性物質粉末)として用いた各有機酸の溶解が乳酸
オリゴマーの配合により遅延し、さらに本実施例の配合
範囲内でその使用量の増加(水溶性固体に対して約12
重量%から約25重量%に増加)に応じて該有機酸の溶
解がより遅くなることも確認された。
【0029】実施例2 数平均分子量1000の乳酸オリゴマーは70〜110
℃に加熱し、また数平均分子量390の乳酸オリゴマー
が40〜70℃に加熱して溶融状態にし、これらに各成
分が表3に示す配分量となるように調整して水溶性固体
としてコハク酸、フマル酸および炭酸水素ナトリウム粉
末の混合物50gを加えて約30分間良く混ぜて、乳酸
オリゴマーで水溶性固体を被覆してなる本発明の組成物
(粉末)を得た。さらに該組成物を打錠して錠剤の入浴
剤とした。比較例として、乳酸オリゴマーを配合しない
入浴剤についても同様に作製した。
【0030】上記入浴剤を温水5000ml中に投入し
て発泡が持続する時間を測定した。得られた結果を表3
に示す。
【0031】
【表3】
【0032】表3の結果より、わずかな量の乳酸オリゴ
マーの配合によっても、発泡時間が大幅に延び、本実施
例の配合範囲内で該乳酸オリゴマーの使用量に比例して
発泡時間がより延びることも確認された。
【0033】
【発明の効果】本発明により、水中に投入または水分含
有物と混合した際に、水溶性固体を含有する組成物の溶
解を遅延することができ、水中において該組成物中の有
効成分による効果(浴用剤での炭酸ガスによる血行促進
効果やプール用殺菌剤での殺菌効果)を持続的に発現す
ることができる水溶性固体を被覆したものを含有する組
成物を比較的安価に提供できるため、浴用剤やプール用
殺菌剤などに幅広く利用することができるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数平均分子量200〜1500の乳酸重
    縮合物で水溶性固体を被覆したものを含有することを特
    徴とする組成物。
JP21295193A 1993-08-27 1993-08-27 水溶性固体を含有する組成物 Pending JPH0769868A (ja)

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JPH0769868A true JPH0769868A (ja) 1995-03-14

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ID=16631001

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JP (1) JPH0769868A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007262083A (ja) * 2007-06-11 2007-10-11 Medion Research Laboratories Inc 二酸化炭素経皮・経粘膜吸収用組成物
US20120023653A1 (en) * 2009-02-26 2012-02-02 Purac Biochem Bv Delayed-release shaped bodies for use in toilets
JP2013166779A (ja) * 2013-04-26 2013-08-29 Medion Research Laboratories Inc 二酸化炭素経皮・経粘膜吸収用組成物
JP2021098686A (ja) * 2019-12-23 2021-07-01 花王株式会社 発泡剤

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JP2007262083A (ja) * 2007-06-11 2007-10-11 Medion Research Laboratories Inc 二酸化炭素経皮・経粘膜吸収用組成物
US20120023653A1 (en) * 2009-02-26 2012-02-02 Purac Biochem Bv Delayed-release shaped bodies for use in toilets
JP2013166779A (ja) * 2013-04-26 2013-08-29 Medion Research Laboratories Inc 二酸化炭素経皮・経粘膜吸収用組成物
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