JPH0770030A - アミド誘導体及びそれを含有する皮膚外用剤 - Google Patents
アミド誘導体及びそれを含有する皮膚外用剤Info
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- JPH0770030A JPH0770030A JP21648493A JP21648493A JPH0770030A JP H0770030 A JPH0770030 A JP H0770030A JP 21648493 A JP21648493 A JP 21648493A JP 21648493 A JP21648493 A JP 21648493A JP H0770030 A JPH0770030 A JP H0770030A
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Abstract
補強)する効果を有し、且つ皮膚外用剤に配合する場合
に、基剤に対する溶解性や酸化安定性が良好で、基剤に
安定・容易に配合可能な化合物の提供、及び、皮膚に適
用することにより、角層のバリアー機能を改善し、肌荒
れや炎症さらには老化を予防することのできる、上記化
合物を含有する皮膚外用剤の提供。 【構成】 本発明のアミド誘導体は、下記〔化1〕の一
般式(I)で表わされるものである。また、本発明の皮
膚外用剤は、該アミド誘導体を含有するものである。 【化1】
Description
及びそれを含有する皮膚外用剤、特に角層のバリアー機
能を根本的に改善(正常なバリアー機能の維持、バリア
ー機能の低下を回復させ補強する効果)し得る皮膚外用
剤に関する。
特に角層は、身体の最表層に存在する極薄の表皮由来成
分であり、生体外からの種々の刺激や侵入を防御するば
かりでなく、体内の成分や水分の損失、蒸散を防ぐ等の
働きを有している。このような角層の保護効果、即ちバ
リアー機能は、表皮生理機能の恒常性を司るのに重要で
ある。
バリアー機能が低下すると、皮膚に炎症を生じたり、肌
荒れや老化を助長する等の様々なスキントラブルを起こ
す結果となる。そのため角層のバリアー機能の維持・補
強は、皮膚さらには個人の健全な日常生活を行う上にお
いても大変重要であることは言うまでもない。
を防止あるいは改善するため、種々の天然由来成分や化
学合成された成分を配合した皮膚外用剤が用いられてき
たが、これらの皮膚外用剤は、皮膚表面に被膜を形成さ
せることにより皮膚の保湿やバリアー機能を補う効果を
期待させようとするものが主であり、これらは、あくま
でも一時的に皮膚表面に被膜を形成させることにより皮
膚のバリアー機能を補填するにすぎず、本質的にバリア
ー機能を改善(維持・補強)させる効果は、充分には期
待できないものであった。
ー機能を本質的に改善する効果を有する皮膚外用剤とし
て、下記〔化2〕で表わされるアミド誘導体を含有する
皮膚外用剤を提案した(特開平2−306952号公
報)。また、スコットらも、同様の構造を有するアミド
誘導体を含有する化粧品組成物を提案している(特開平
4−225907号公報)。これらのアミド誘導体は、
角層に作用して本質的に皮膚のバリアー機能を改善する
効果を有するものであるが、皮膚外用剤に配合する場合
には、基剤に対する溶解性、酸化安定性、加水分解に対
する安定性等の点で、なお若干の問題が残されていた。
機能を本質的に改善(維持・補強)する効果を有し、且
つ皮膚外用剤に配合する場合に、基剤に対する溶解性や
酸化安定性が良好で、基剤に安定・容易に配合可能な化
合物、及び、皮膚に適用することにより、角層のバリア
ー機能を改善し、肌荒れや炎症さらには老化を予防する
ことのできる、上記化合物を含有する皮膚外用剤を提供
することにある。
を重ねた結果、下記〔化3〕の一般式(I)(〔化1〕
の一般式(I)と同じ)で表わされる新規アミド誘導体
及び該アミド誘導体を含有する皮膚外用剤が上記目的を
達成するものであることを見出し本発明を完成するに至
った。
(I)で表わされるアミド誘導体及びそれを含有する皮
膚外用剤を提供するものである。
詳述する。
本発明のアミド誘導体において、一般式(I)中のR1
は、炭素数10〜40の直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素
基を示し、該炭化水素基の具体例としては、デシル、ド
デシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、
ドコシル、ドトリアコンチル、メチル分岐イソステアリ
ル、2−エチルヘキシル、2−ヘプチルウンデシル、9
−オクタデセニル等の炭化水素基が挙げられる。このう
ち、R1 としては、炭素数12〜18の直鎖の炭化水素
基が特に好ましく、具体的にはテトラデシル、ヘキサデ
シル、オクタデシル基が好ましい。
くは分岐鎖の炭化水素基を示し、該炭化水素基の具体例
としては、メチレン、ジメチレン、トリメチレン、テト
ラメチレン、ペンタメチレン、オクタメチレン、デカメ
チレン、ウンデカメチレン、テトラデカメチレン、ペン
タデカメチレン、ノナコサメチレン、ヘプタデカン−
1,11−ジイル、8−ヘプタデセン−1,11−ジイ
ル等の炭化水素基が挙げられる。このうち、R2 として
は、炭素数5〜15の直鎖の炭化水素基が特に好まし
く、具体的にはデカメチレン、ウンデカメチレン基が好
ましい。
の炭化水素基を示すが、R3 としては、水素原子が好ま
しい。R3 で示される炭化水素基の具体例としては、メ
チル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、アリル等
の炭化水素基が挙げられる。
含有していてもよい炭素数1〜40の直鎖、分岐鎖、若
しくは環構造を持つ炭化水素基を示し、該炭化水素基の
具体例としては、メチル、プロピル、ペンチル、ヘプチ
ル、ノニル、ウンデシル、トリデシル、ペンタデシル、
ヘプタデシル、ヘントリアコンチル、メチル分岐イソヘ
プタデシル、3−ヘプチル、8−ヘプタデシル、8−ヘ
プタデセニル、8,11−ヘプタデカジエニル、8,1
1,14−ヘプタデカトリエニル、コレステリル、8−
ヒドロキシオクチル、11−ヒドロキシウンデシル、1
4−ヒドロキシテトラデシル、15−ヒドロキシペンタ
デシル、11−ヒドロキシヘプタデシル、11−ヒドロ
キシ−8−ヘプタデセニル、8,9−ジヒドロキシヘプ
タデシル、11,12−ジヒドロキシ−8−ヘプタデセ
ニル、11−メトキシヘプタデシル、11−エトキシヘ
プタデシル、11−メトキシ−8−ヘプタデセニル、
9,10−(イソプロピリデンジオキシ)デシル、8,
9−(イソプロピリデンジオキシ)ヘプタデシル、8,
9:11,12−ビス(イソプロピリデンジオキシ)ヘ
プタデシル、8,9:11,12:14,15−トリス
(イソプロピリデンジオキシ)ヘプタデシル、11,1
2−(イソプロピリデンジオキシ)−8−ヘプタデセニ
ル、8−(6−ヒドロキシヘキシロキシ)オクチル、8
−〔2−(ヘキシロキシ)エトキシ〕オクチル、10−
〔2−(ヘキシロキシ)エトキシ〕デシル、10−〔2
−(ブトキシ)エトキシ〕デシル、14−〔2−(ヘキ
シロキシ)エトキシ〕テトラデシル、14−〔2−(2
−ヒドロキシエトキシ)エトキシ〕テトラデシル、14
−〔2−(ブトキシ)エトキシ〕テトラデシル、14−
〔ポリオキシプロピレン(5)〕テトラデシル、8−
〔6−(2−ヒドロキシエトキシ)ヘキロキシ〕オクチ
ル、11−〔2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ
カルボニル〕ウンデシル、11−〔2−(ヘキシロキ
シ)エトキシカルボニル〕ウンデシル、11−アセトキ
シ−8−ヘプタデセニル等の炭化水素基が挙げられる。
このうち、R4 としては、下記〔化4〕で表わされる構
造を有する基が好ましく、さらに好ましくは、8−ヘプ
タデセニル、8,11−ヘプタデカジエニル、8,1
1,14−ヘプタデカトリエニル、11−ヒドロキシウ
ンデシル、14−ヒドロキシテトラデシル、15−ヒド
ロキシペンタデシル、11−ヒドロキシヘプタデシル、
11−ヒドロキシ−8−ヘプタデセニル、8,9−ジヒ
ドロキシヘプタデシル、11,12−ジヒドロキシ−8
−ヘプタデセニル、11−メトキシヘプタデシル、11
−エトキシヘプタデシル、11−メトキシ−8−ヘプタ
デセニル、8,9−(イソプロピリデンジオキシ)ヘプ
タデシル、8,9:11,12−ビス(イソプロピリデ
ンジオキシ)ヘプタデシル、8,9:11,12:1
4,15−トリス(イソプロピリデンジオキシ)ヘプタ
デシル、11,12−(イソプロピリデンジオキシ)−
8−ヘプタデセニル、8−(6−ヒドロキシヘキシロキ
シ)オクチル、8−〔2−(ヘキシロキシ)エトキシ〕
オクチル、10−〔2−(ヘキシロキシ)エトキシ〕デ
シル、10−〔2−(ブトキシ)エトキシ〕デシル、1
4−〔2−(ヘキシロキシ)エトキシ〕テトラデシル、
14−〔2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ〕テ
トラデシル、8−〔6−(2−ヒドロキシエトキシ)ヘ
キロキシ〕オクチル、14−〔2−(ブトキシ)エトキ
シ〕テトラデシル、14−〔ポリオキシプロピレン
(5)〕テトラデシル等の基が挙げられる。
しい化合物は、前記〔化3〕の一般式(I)中のR1 、
R2 、R3 及びR4 がそれぞれ上述の特に好ましい範囲
の基である場合を組合わせた化合物である。
に限定されるものではなく、例えば、下記〔化5〕の反
応式で示す方法により合成することができる。
リシジルエーテル及びエタノールアミンより得られるア
ミン(II)と、カルボン酸若しくはそのエステル(IV)
又は酸クロリド(V)とアミノカルボン酸若しくはその
エステル(III)とを無触媒又は酸・塩基等の触媒若しく
はジシクロヘキシルカルボジイミド等の脱水剤の存在下
で縮合させて得られるアミドカルボン酸若しくはそのエ
ステル(VI)とを、塩基触媒又はジシクロヘキシルカル
ボジイミド等の脱水剤の存在下で反応させることによ
り、本発明のアミド誘導体(I)を得ることができる。
する本発明の皮膚外用剤について説明する。
の基剤に前記〔化3〕の一般式(I)で表わされる本発
明のアミド誘導体を含有させてなるもので、その使用形
態は、薬用皮膚外用剤及び化粧料に大別される。
分を含有する各種軟膏剤を挙げることができる。軟膏剤
としては、油性基剤をベースとするもの、水中油型又は
油中水型の乳化系基剤をベースとするもののいずれであ
っても可能である。上記油性基剤としては、特に制限は
なく、例えば、植物油、動物油、合成油、脂肪酸、及び
天然又は合成のグリセライド等が挙げられる。また、上
記薬効成分としては、特に制限はなく、例えば、鎮痛消
炎剤、鎮痒剤、殺菌消毒剤、収斂剤、皮膚軟化剤、ホル
モン剤等を必要に応じて適宜使用することができる。
成分である本発明のアミド誘導体の他に、化粧料成分と
して一般に使用されている油分、保湿剤、紫外線吸収
剤、美白剤、アルコール類、キレート剤、pH調整剤、
防腐剤、増粘剤、色素類、香料等を任意に組み合わせて
配合することができる。
中水型又は水中油型の乳化化粧料、クリーム、化粧乳
液、化粧水、油性化粧料、口紅、ファンデーション、皮
膚洗浄剤、ヘアートニック、整髪料、養毛剤、育毛剤等
の皮膚化粧料とすることができる。
ド誘導体の配合量は、特に制限されないが、通常、乳化
型の皮膚外用剤の場合には、全組成の0.001〜50
重量%(以下、単に%で示す)が好ましく、スクワラン
等の液状炭化水素を基剤とする油性の皮膚外用剤の場合
には、全組成の0.01〜50%が好ましい。
明のアミド誘導体を含有する本発明の皮膚外用剤の詳細
な作用機構は解明されていないが、皮膚外用剤として皮
膚に適用することにより、本発明のアミド誘導体が角層
間の脂質膜に浸透し、角層のバリアー機能を改善(維持
・補強)するものと推定される。
説明する。
において、R1 、R2、R3 及びR4 が下記〔化6〕に
示すものであるアミド誘導体〕の合成:
3−ヘキサデシロキシ−2−プロパノール(II−a)の
合成:攪拌装置、滴下ロート、温度計、N2 導入管及び
蒸留装置を備えた3リットル5口フラスコに、エタノー
ルアミン916.2g(15mol)及びエタノール1
83gを仕込み、N2 雰囲気下で80℃に加熱攪拌しつ
つ、これにヘキサデシルグリシジルエーテル298.6
g(1mol)を3時間かけて滴下した。滴下終了後、
エタノール及び過剰のエタノールアミンを減圧下に留去
し、残渣をメタノールを用い再結晶することにより無色
粉末の標記化合物(II−a)331.0gを得た(収率
92.0%)。
ピリデンジオキシ)オクタデカン酸(IV−a)の合成:
攪拌装置を備えた2リットルフラスコに、リノール酸メ
チル147.2g(0.5mol)、メタクロロ過安息
香酸203.2g(1.18mol)及びジクロロメタ
ン500mlを仕込み、室温で18時間攪拌を行った。反
応終了後、析出しているメタクロロ安息香酸を濾別し、
チオ硫酸ナトリウム水溶液で洗浄後、溶媒を減圧留去
し、残渣をアルミナショートカラムクロマトグラフィー
で精製し、9,10:12,13−ジエポキシオクタデ
カン酸メチルを得た。次に、攪拌装置及び滴下ロートを
備えた2リットルフラスコに、アセトン1162g(2
0mol)及び三フッ化ホウ素・エーテル錯体3.55
g(25mmol)を仕込み、室温で攪拌しながら上記
で得られた9,10:12,13−ジエポキシオクタデ
カン酸メチルを3時間かけて滴下した。滴下終了後、さ
らに1時間攪拌を行って反応を完結させた。次いで、こ
の反応混合物にNaHCO3 を加えて中和後、溶媒を減
圧留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで精製
することにより、9,10:12,13−ビス(イソプ
ロピリデンジオキシ)オクタデカン酸メチル201.2
gを得た(収率90.9%)。次に、攪拌装置を備えた
2リットルフラスコに、上記で得られた9,10:1
2,13−ビス(イソプロピリデンジオキシ)オクタデ
カン酸メチル141.6g(0.32mol)及びエタ
ノール400mlを仕込み、ここに、KOH35.8g
(0.64mol)を溶解した水40ml及びエタノール
400mlからなる溶液を加え、50℃で1時間攪拌し
た。次いで、この反応混合物を塩酸で中和し、クロロホ
ルムで抽出後、溶媒を減圧留去し、残査をシリカゲルク
ロマトグラフィーで精製することにより、標記化合物
(IV−a)132.0gを得た(収率96.3%)。
−a)の合成:攪拌装置を備えた3リットルフラスコ
に、11−アミノウンデカン酸201.3g(1mo
l)、メタノール1600g及びリン酸294g(3m
ol)を仕込み、60℃で18時間攪拌した。反応混合
物を放冷後、NaOH水溶液及びNaHCO3 水溶液で
中和し、クロロホルムで抽出を行った。減圧下で溶媒を
留去した後、アルミナショートカラムクロマトグラフィ
ーで精製することにより、標記化合物(III −a)20
0.2gを得た(収率93.0%)。
(イソプロピリデンジオキシ)オクタデカノイルアミ
ノ〕ウンデカン酸メチル(VI−a)の合成:攪拌装置を
備えた1リットルフラスコに、上記で得た化合物(IV
−a)34.3g(80mmol)、上記で得た化合
物(III −a)21.5g(100mmol)、1−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール18.4g(120mmo
l)及びクロロホルム500mlを仕込み、室温で攪拌し
ながら、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド3
3.0gを加え、さらに24時間室温で攪拌した。反応
終了後、析出している白色固体を濾別し、減圧濃縮した
後に残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで精製するこ
とにより、標記化合物(VI−a)31.1gを得た(収
率62.1%)。
置、滴下ロート及び蒸留装置を備えた100mlフラスコ
に、上記で得た化合物(II−a)9.0g(25.1
mmol)及び上記で得た化合物(VI−a)10.5
g(16.7mmol)を仕込み、N2 雰囲気下80℃
で攪拌しながらナトリウムメトキシド28%メタノール
溶液0.32g(1.67mmol)を滴下した。滴下
終了後、80℃で1時間攪拌し、さらに減圧下(10To
rr)80℃で1時間攪拌し、反応を完結させた。反応混
合物を冷却後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで
精製することにより、目的のアミド誘導体(I−a)1
3.3gを得た(収率83.5%)。
次の通りである。 淡黄色固体 融点;59.7〜61.0℃ IR(neat,cm-1);3312、2924、2856、
1638、1614、1546、1464、1374、
1214、1168、1106、10601 H−NMR(CDCl3 ,δ);0.82〜1.02
(m,6H)、1.13〜1.97(m,78H)、
2.15(t,J=7.5Hz,2H)、2.40
(t,J=7.6Hz,2H)、3.18〜4.23
(m,19H)、5.49(br,1H)
において、R1 、R2、R3 及びR4 が下記〔化7〕に
示すものであるアミド誘導体〕の合成:
デカン酸の代わりに、12−アミノドデカン酸を用いる
以外は、実施例1と同様に反応を行い、目的のアミド誘
導体(I−b)を得た。
次の通りである。 無色固体 融点;73.0〜73.8℃ IR(neat,cm-1);3320、2912、2852、
1610、1536、1462、1440、1372、
1238、1214、1166、1100、10601 H−NMR(CDCl3 ,δ);0.82〜0.97
(m,6H)、1.12〜1.86(m,80H)、
2.15(t,J=7.5Hz,2H)、2.39
(t,J=7.5Hz,2H)、3.17〜4.19
(m,19H)、5.44(br,1H)
において、R1 、R2、R3 及びR4 が下記〔化8〕に
示すものであるアミド誘導体〕の合成:
メチル(VI−c)の合成:攪拌装置及び滴下ロートを備
えた200mlフラスコに、実施例1ので得た化合物
(III −a)5.73g(25mmol)、ピリジン
3.95g(50mmol)及びジクロロメタン100
mlを仕込み、室温で攪拌しながら、リノレオイルクロリ
ド(V−c)8.22g(27.5mmol)を1時間
かけて滴下した。滴下終了後、さらに室温で24時間攪
拌し、反応を完結させた。得られた反応混合物を飽和食
塩水で洗浄後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製することにより、標記化合物
(VI−c)9.52gを得た(収率77.4%)。
1のにおいて、化合物(VI−a)の代わりに、上記
で得た化合物(VI−c)を用いる以外は、実施例1の
と同様に反応を行い、目的のアミド誘導体(I−c)を
得た。
次の通りである。 無色固体 融点;81.4〜82.5℃ IR(neat,cm-1);3316、2924、2852、
1640、1612、1546、1466、1434、
1110、10581 H−NMR(CDCl3 ,δ);0.80〜1.06
(m,6H)、1.08〜1.80(m,60H)、
1.92〜2.12(m,4H)、2.15(t,J=
7.6Hz,2H)、2.40(t,J=7.5Hz,
2H)、2.69〜2.84(m,2H)、3.14〜
4.19(m,15H)、5.24〜5.48(m,4
H)、5.58(br,1H)
において、R1 、R2、R3 及びR4 が下記〔化9〕に
示すものであるアミド誘導体〕の合成:
代わりに、実施例1のと同様の方法で12−アミノド
デカン酸から合成した12−アミノドデカン酸メチル
(III−b)を用いる以外は、実施例3と同様に反応を
行い、目的のアミド誘導体(I−d)を得た。
次の通りである。 無色固体 融点;84.7〜85.9℃ IR(neat,cm-1);3320、2924、2852、
1618、1538、1464、1430、1370、
1298、1262、1216、1168、1106、
10521 H−NMR(CDCl3 ,δ);0.82〜1.01
(m,6H)、1.11〜1.74(m,62H)、
1.94〜2.12(m,4H)、2.15(t,J=
7.6Hz,2H)、2.32〜2.45(m,2
H)、2.72〜2.83(m,2H)、3.18〜
4.18(m,15H)、5.23〜5.52(m,5
H)
において、R1 、R2、R3 及びR4 が下記〔化10〕
に示すものであるアミド誘導体〕の合成:
代わりに、12−アミノドデカン酸メチル(III −b)
を用い、また、リノレオイルクロリド(V−c)の代わ
りに、オレオイルクロリド(V−e)を用いる以外は、
実施例3と同様に反応を行い、目的のアミド誘導体(I
−e)を得た。
次の通りである。 無色固体 融点;82.4〜83.9℃ IR(neat,cm-1);3312、2920、2852、
1608、1540、1462、1108、10561 H−NMR(CDCl3 ,δ);0.80〜1.02
(m,6H)、1.12〜1.87(m,68H)、
1.90〜2.11(m,4H)、2.15(t,J=
7.5Hz,2H)、2.40(t,J=7.6Hz,
2H)、3.16〜4.22(m,15H)、5.24
〜5.57(m,3H)
において、R1 、R2、R3 及びR4 が下記〔化11〕
に示すものであるアミド誘導体〕の合成:
a)の代わりに、リシノール酸を用い、また、化合物
(III −a)の代わりに、12−アミノドデカン酸メチ
ル(III −b)を用いる以外は、実施例1と同様に反応
を行い、目的のアミド誘導体(I−f)を得た。
次の通りである。 淡黄色固体 融点;75.9〜77.9℃ IR(neat,cm-1);3312、2912、2852、
1610、1542、1468、1440、1374、
1294、1260、1220、1194、1164、
1108、10581 H−NMR(CDCl3 ,δ);0.91〜1.00
(m,6H)、1.12〜1.78(m,64H)、
1.78〜2.48(m,9H)、3.16〜4.22
(m,15H)、5.32〜5.69(m,3H)
において、R1 、R2、R3 及びR4 が下記〔化12〕
に示すものであるアミド誘導体〕の合成:
(IV−g)の合成:攪拌装置、滴下ロート及び冷却管を
備えた1リットルフラスコに、60%水素化ナトリウム
24g(0.6mol)及びジメチルホルムアミド50
0mlを仕込み、N2 雰囲気下40℃で攪拌しながら、リ
シノール酸エチル163.3g(0.5mol)のヨウ
化メチル142g(1.0mol)溶液を1時間かけて
滴下し、滴下終了後、さらに40℃で6時間攪拌した。
得られた反応混合物にヘキサンを加え、塩化アンモニウ
ム水溶液及びチオ硫酸ナトリウム水溶液で洗浄後、減圧
濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで
精製することにより、12−メトキシ−9−オクタデセ
ン酸エチル155.8gを得た(収率91.5%)。次
に、攪拌装置を備えた1リットルフラスコに、上記で得
た12−メトキシ−9−オクダデセン酸エチル68.1
g(0.2mol)、エタノール600ml及び50%水
酸化カリウム水溶液45gを仕込み、50℃で4時間攪
拌した。得られた反応混合物にヘキサンを加え、3N塩
酸で中和後、飽和食塩水で洗浄した。減圧濃縮後、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製すること
により、標記化合物(IV−g)58.3gを得た(収率
93.3%)。
1の〜において、化合物(IV−a)の代わりに、上
記で得た化合物(IV−g)を用い、また、化合物(II
I −a)の代わりに、12−アミノドデカン酸メチル
(III −b)を用いる以外は、実施例1と同様に反応を
行い、目的のアミド誘導体(I−g)を得た。
次の通りである。 淡黄色固体 融点;82.4〜83.9℃ IR(neat,cm-1);3304、2896、2868、
1606、1542、1460、1438、1102、
10561 H−NMR(CDCl3 ,δ);0.82〜0.97
(m,6H)、1.10〜1.73(m,70H)、
1.88〜2.47(m,6H)、2.15(t,J=
7.5Hz,2H)、3.12〜4.18(m,19
H)、5.19〜5.71(m,3H)
において、R1 、R2、R3 及びR4 が下記〔化13〕
に示すものであるアミド誘導体〕の合成:
ンデカン酸メチル(IV−h)の合成:攪拌装置、滴下ロ
ート及び冷却管を備えた1リットルフラスコに、2−ヘ
キシロキシエタノール70.2g(0.48mol)及
びジメチルホルムアミド60mlを仕込み、N2 雰囲気下
攪拌しながら、60%水素化ナトリウム12g(0.3
0mol)を加えた。次いでこの混合物に80℃で加熱
攪拌しながら、11−ブロモウンデカン酸31.8g
(0.12mol)のテトラヒドロフラン90ml溶液を
滴下し、滴下終了後、さらに80℃で4時間攪拌した。
反応終了後、室温まで冷却し、3N塩酸で中和後、イソ
プロピルエーテルで抽出した。溶媒を減圧留去後、残渣
を減圧蒸留(160〜170℃/0.01Torr)するこ
とにより、標記化合物(IV−h)33.0gを得た(収
率83.3%)。
1の〜において、化合物(IV−a)の代わりに、上
記で得た化合物(IV−h)を用い、また、化合物(II
I −a)の代わりに、12−アミノドデカン酸メチル
(III −b)を用いる以外は、実施例1と同様に反応を
行い、目的のアミド誘導体(I−h)を得た。
次の通りである。 無色固体 融点;82.8〜84.2℃ IR(neat,cm-1);3304、2920、2856、
1606、1536、1462、1374、1214、
1102、10541 H−NMR(CDCl3 ,δ);0.82〜1.01
(m,6H)、1.12〜1.74(m,70H)、
2.15(t,J=7.6Hz,2H)、2.40
(t,J=7.6Hz,2H)、3.16〜4.20
(m,19H)、3.58(s,4H)、5.43〜
5.58(m,1H)
において、R1 、R2、R3 及びR4 が下記〔化14〕
に示すものであるアミド誘導体〕の合成:
エタノールの代わりに、2−ブトキシエタノールを用い
る以外は、実施例8と同様に反応を行い、目的のアミド
誘導体(I−i)を得た。
次の通りである。 無色固体 融点;82.0〜84.1℃ IR(neat,cm-1);3304、2916、2852、
1610、1540、1460、1106、10561 H−NMR(CDCl3 ,δ);0.82〜1.02
(m,6H)、1.13〜1.77(m,66H)、
2.15(t,J=7.6Hz,2H)、2.40
(t,J=7.6Hz,2H)、3.17〜4.20
(m,19H)、3.57(s,4H)、5.38〜
5.53(m,1H)
において、R1 、R2、R3 及びR4 が下記〔化15〕
に示すものであるアミド誘導体〕の合成:
式における一般式(IV)において、R4 が下記〔化1
6〕に示すものである化合物〕の合成:
200mlフラスコに、15−ヒドロキシペンタデカン酸
イソプロピル10.0g(33.9mmol)、ジメチ
ルホルムアミド25ml及び60%水素化ナトリウム0.
4g(10mmol)を仕込み、ここにプロピレンオキ
シド19.7g(339mmol)を加えて、100℃
で18時間攪拌した。反応終了後、50%水酸化ナトリ
ウム水溶液8g及びエタノール80mlを加え、60℃で
1時間攪拌した。室温まで冷却後、反応混合物に水を加
え、ヘキサンで洗浄した。3N塩酸で酸性とした後、イ
ソプロピルエーテルで抽出し、減圧濃縮することによ
り、標記化合物の粗生成物(IV−j)17.0gを得た
(粗収率92%)。
1の〜において、化合物(IV−a)の代わりに、上
記で得た化合物(IV−j)を用い、また、化合物(III
−a)の代わりに、12−アミノドデカン酸メチル(II
I −b)を用いる以外は、実施例1と同様に反応を行
い、目的のアミド誘導体(I−j)を得た。
次の通りである。 淡黄色固体 融点;74.2〜80.3℃ IR(neat,cm-1);3320、2920、2852、
1614、1464、11021 H−NMR(CDCl3 ,δ);0.79〜1.00
(m,3H)、1.00〜1.24(m,約15H)、
1.24〜1.82(m,70H)、1.87〜2.0
4(m,2H)、2.15(t,J=7.4Hz,2
H)、2.32〜2.48(m,2H)、3.11〜
4.39(m,約31H)、5.56(bs,1H)
クワラン90%からなる本発明の皮膚外用剤(本発明
品)をそれぞれ調製し、これらの皮膚外用剤について下
記の試験方法により経皮水分蒸散量及び経皮吸収量を測
定評価した。また、比較としてスクワランのみからなる
皮膚外用剤(比較品)についても同様の試験評価を行っ
た。その結果を下記〔表1〕に示す。
みでウィスター(Wister)系雄性ラットを飼育し、必須脂
肪酸欠乏症の症状を有するラットを本試験に用いた。こ
れら必須脂肪酸欠乏症ラットの背部を丁寧に剃毛した
後、評価外用剤を1日1回3週間塗布した。なお、それ
ぞれの評価外用剤に対して1群5匹ずつを本試験に供し
た。3週間後、下記の項目について試験を行った。
3℃、湿度45%)後、皮膚からの水分蒸散量をエバポ
リメーターにて測定した。バリアー機能が正常なラット
では、通常、経皮水分蒸散量の値は10以下であるが、
必須脂肪酸欠乏症ラットでは、20〜30以上の高値を
示す。これは、角層のバリアー機能が低下しているため
に、経皮水分蒸散量が上昇したためと考えられている。
即ち、経皮水分蒸散量の値が高い程角層のバリアー機能
が低下し、肌荒れを起こしていることを示している。従
って、この経皮水分蒸散量の値を測定することにより、
本発明品の皮膚外用剤としての効果を検討することがで
きる。なお、測定値は平均値±標準偏差で示した。
り、経皮吸収用チャンバーに表皮側を上にして固定し
た。下部受器にはリン酸緩衝塩類溶液を満たし、表皮上
部には37KBqの14C−サリチル酸を含むリン酸緩衝
塩類溶液1mlを加え静置した。2時間後、下部受器から
1mlのリン酸緩衝塩類溶液を抜取り、浸透してきた14C
−サリチル酸の放射活性量を測定することにより評価し
た。なお、正常なバリアー機能が維持されている健常ラ
ットでは本実験時間(2時間)では 14C−サリチル酸は
殆ど浸透しないが、バリアー機能障害を起こした必須脂
肪酸欠乏症ラットでは有意に14C−サリチル酸の浸透量
が増加する。測定値は、平均値±標準偏差で示した。
り、本発明のアミド誘導体を含有する本発明品はいずれ
も、スクワランのみを含有する比較品に比して有意に経
皮水分蒸散量及び経皮吸収量を抑制した。
ー機能を本質的に改善(維持・補強)する効果を有し、
且つ皮膚外用剤に配合する場合に、基剤に対する溶解性
や酸化安定性が良好で、基剤に安定・容易に配合可能で
ある。また、本発明のアミド誘導体を含有する本発明の
皮膚外用剤は、皮膚に適用することにより、角層のバリ
アー機能を本質的に改善し、皮膚炎症や肌荒れ等の改善
・予防効果が期待できるものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記〔化1〕の一般式(I)で表わされ
るアミド誘導体。 【化1】 - 【請求項2】 請求項1記載のアミド誘導体を含有する
皮膚外用剤。
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| EP93924829A EP0623124B1 (en) | 1992-11-20 | 1993-11-16 | Amide derivatives and dermatologic preparations containing the same |
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Cited By (1)
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|---|---|---|---|---|
| US5753707A (en) * | 1995-09-07 | 1998-05-19 | Kao Corporation | Amide derivatives and their use in cosmetic composition |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP21648493A patent/JP3234363B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US5753707A (en) * | 1995-09-07 | 1998-05-19 | Kao Corporation | Amide derivatives and their use in cosmetic composition |
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