JPH077043Y2 - 管端加工機の芯出し構造 - Google Patents

管端加工機の芯出し構造

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JPH077043Y2
JPH077043Y2 JP12137088U JP12137088U JPH077043Y2 JP H077043 Y2 JPH077043 Y2 JP H077043Y2 JP 12137088 U JP12137088 U JP 12137088U JP 12137088 U JP12137088 U JP 12137088U JP H077043 Y2 JPH077043 Y2 JP H077043Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〔産業上の利用分野〕 この考案は、管の端部の面取り加工をなすいわゆる管端
加工機に関し、更に詳しくは、管に装着される管端加工
機の切削装置の芯出し構造に関する。
〔従来の技術〕
この種の管端加工機の管軸に対する芯出し(調芯)方法
として、管端部に装着される基台に設けたセットボルト
を適宜締め付け調整して行っている。
すなわち、セットボルトは管軸に対して放射状に、かつ
管軸方向に前後にわたって設けられたものであるが、こ
のセットボルトの回動締込み量を調整することによっ
て、切削装置の回転面と管軸との直角度、切削装置
の回転中心と管軸との偏心度、の調整を同時的に行うも
のである。
この調整方法によれば、セットボルトのみによるので構
造が簡単であるものの、正確な調整をなすことは困難で
あり、かつ、その調整操作は極めて手間のかかるもので
あり、効率の悪いものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記実情に鑑みなされたものであって、上述し
た直角度と偏心度との調整を容易かつ正確に行うことの
できる管端加工機の芯出し構造を提供することを目的と
する。
ロ.考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本考案によれば、被加工物である管Pの管端部に装着固
定され、切削装置を回動させて管端を切削加工する管端
加工機において、管Pにセットボルト12をもって平行に
固定される基台1の管端に臨み実質的に鉛直をなす前面
1aに、円弧カム26を有する2つのカム部材25が互いに軸
心に平行に、かつ軸心に対して直交して回動自在に植設
され、前記基台1の前面1aには、前記カム部材25の円弧
カム26に対応係合する角孔23を設け、その前面に切削装
置6を装着した環状ギア4を回動可能に軸支する環状メ
タル3を固着した面板2を軸心調整可能に装着した、こ
とを特徴とする。
〔作用〕
芯出し操作において、面板2は許容される偏芯度以内に
基台1の前面2aに対して調整して取り付けられる。次い
で、セットボルト12をもって直角度が正確に調整され
る。しかる後、2つのカム部材25を適宜回動操作して偏
心度の調整を行う。
〔実施例〕
本考案の管端加工機の芯出し構造の実施例を図面に基づ
いて説明する。
第1図〜第4図はその一実施例を示す。すなわち、第1
図はその正面図、第2図及び第3図はその構造を示す断
面図、第4図はその部品図である。
図において、Pは被加工物としての管であり、この管端
加工機Hは管Pの管端に装着されて使用される。
この管端加工機Hは、管Pに取付け自在に固定される基
台1と、該基台1の前面に取付けられた面板2と、該面
板2へ固定された環状メタル3と、該環状メタル3に嵌
装される環状ギア4と、該環状ギア4に取付けられた取
付け板5上に装着された切削装置6と、前記基台1上に
設置され環状ギア4と噛み合って駆動される駆動装置7
と、を含む。
以下、各部の構成を詳述する。
基台1は円筒状の基台本体10の端部に外方に張設された
フランジ11を有し、外側にセットボルト12の取付け枠13
が該基台本体10とフランジ11とに固着されてなる。
もっと詳しくは、基台本体10はその外径が管Pより大き
く、真円の円筒状をなし、フランジ11は内径が基台本体
10の内径に合致する。フランジ11は一部切欠きを有する
が、実質的に円環体をなす。フランジ11の前面1aすなわ
ちフランジ面、換言すれば基台1の前面は平滑をなす。
取付け枠13は基台本体10の上下部を避けて、少なくとも
セットボルト12の設置される箇所にだけ、すなわち基台
本体10の両端部に設けされる。セットボルト12はこの取
付け枠13並びに基台本体10に一体に固設されたセットボ
ルト螺装部材14を介して、基台本体10を貫通して円周方
向に4箇所、軸方向に前後2箇所配される。セットボル
ト12とセットボルト螺装部材14とは螺合関係にあり、セ
ットボルト12の正逆回動により軸心方向への進退がなさ
れる。
面板2は円環状をなし、その背面2aは平滑面をなし、基
台1のフランジ面1aに密接して添設される。基台1のフ
ランジ11と面板2とは、本実施例のように内径と外径が
一致することが好適であり、取付け定位置においてはそ
れらの軸心が一致する。
しかして、この面板2と基台1のフランジ11との取付け
態様がこの管端加工機の芯出し機構を構成する。
すなわち、この芯出し機構は緊締機構と調芯機構とから
なる。
まず、緊締機構について説明する(第1図、第3図参
照)。
フランジ11には、円周方向に等間隔(本実施例では90°
間隔)に、ねじ孔16が螺設され、また、面板2にはこの
ねじ孔16に対応する位置に丸孔17が穿設されている。該
丸孔17はねじ孔16よりも径が大きい。緊締部材18は座金
19とボルト20とからなり、座金19は孔17の径よりも十分
に大きな外径を有し、ボルト20はこの座金19を介してフ
ランジ11のねじ孔16に螺合される。ボルト20の締込みに
より座金19は面板2をフランジ11に押し付け、面板2の
固定が図られる。
調芯機構について説明する(第1図、第2図参照)。
調芯機構は2つに分かれ、第1調芯機構Iと第2調芯機
構IIとからなり、互いに90°位相を保つ。
第1調芯機構Iと第2調芯機構IIとはほぼ同一の構成を
採るものである。
フランジ11には互いに基台1の軸心に対して90°を保つ
保持孔22が貫通して形成され、また、面板2にはこの保
持孔22に対応する位置に角孔23が穿設されている。角孔
23は長辺部23aと短辺部23bとからなる長方形状をなす。
カム部材25はこの保持孔22及び角孔23に装着される。
第4図は円弧カム26を有するカム部材25の全体構造を示
し、カム軸25aが保持孔22に挿入され、円弧カム26が角
孔23内に嵌装される。カム端部25bには抜止め部材28が
嵌合され、ピンをもって固定される。カム頭部25cは回
動転操作部となっている。
円弧カム26は角孔23内に、長辺部に接して回転可能にか
つ密接して嵌合される。
第1調芯機構Iにおいては角孔23の長辺部が水平方向に
向き、第2調芯機構IIにおいては角孔23の長辺部が鉛直
方向に向いている。しかして、第1調芯機構Iは鉛直方
向の偏心移動に使用され、第2調芯機構IIは水平方向の
偏心移動に使用される。
再び、この管端加工機Hの全体構造について説明する。
環状メタル3は円環状をなし、面板2に埋込みボルト30
をもって固定される。該環状メタル3は連続体を通常と
するが、非連続体であってもよい。
環状ギア4は外周に歯4aが形成され、環状メタル3に回
転可能に外嵌される。該環状ギア4は環状メタル3への
取付けのため、半割り状とされ、その衝接面相互をボル
ト・ナット32をもって一体化される。なお、この環状ギ
ア4の回転中心は面板2の中心に一致するものであり、
かつその回転精度は切削精度に関係するものであり、環
状メタル3との嵌合は正確さを期せられる。
環状ギヤ4の側面には円柱状の間隔保持部材34が軸方向
に向けて植設され、該間隔保持部材34の前面にはねじ部
材35が突設されている。取付け板5はこの間隔保持部材
34の前端に当接され、ナット36をもって締め付けて固定
される。
切削装置6は軸方向送りハンドル38、径方向送りハンド
ル39、バイト40を具備し、取付け板5に装着される。
駆動装置7は、駆動モータ42と該駆動モータ42の出力軸
43にキー嵌めされた駆動歯車44とからなり、駆動歯車44
は環状ギア4の歯4aに噛み合って取り付けられる。
駆動装置7の取付けは、面板2に固定された取付台46を
介してなされる。もっと詳しくは、取付け台46は垂直部
46aと水平部46bとのL字形よりなり、リブ46cで補強さ
れており、垂直部46aと面板2とは当接され、固定ボル
ト47により一体に固設される。また、水平部46bに駆動
モータ42が取付けボルトをもって固設される。従って、
該駆動装置7はこの加工機Hに対して固定ボルト47ある
いは取付けボルトにより着脱自在となっている。
(実施例の作用) 次に、本実施例の管端加工機Hの作動について説明す
る。
まず、本加工機Hの芯出し構造による取付け・調芯操作
は次のようにしてなされる。取付けに当たって、本加工
機Hの基台1のフランジ11と面板2とは軸心を一致させ
られている(これを取付け定位置にあるという)。ま
た、取付け操作の容易性を図るため、取付け板5を含む
切削装置6及び駆動装置7は当初においては取り外され
ている場合がある。
セットボルト12を後退させた基台1を管Pの端部に外嵌
し、セットボルト12を回動して本加工機Hを仮固定す
る。切削装置6が取り外されている場合には、ここで切
削装置6を取り付ける。この状態でセットボルト12を調
整し、切削装置6の回転中心と管軸との差が許容範囲内
にあるようにする。なお、このとき、面板2は緊締部材
18によってフランジ面1aに該フランジ11と同心を保って
押し付けられており、また、カム部材25の円弧カム26と
角孔23とは定位置状態にある。
次いで、セットボルト12により、切削装置6の回転面が
管軸に対し正確に直角となるように調整する。
しかる後、2つのカム部材25を適宜回動して、切削装置
6の回転中心が管軸に一致するように、換言すればそれ
らの偏心度がゼロとなるように、調整する。この回動調
整のために、カム部材25の頭部25cにスパナが係合され
る。円弧カム26の回転により、該円弧カム26に係合する
角孔23を介して、面板2は緊締部材18による締付け力に
抗して移動するものである。
第5図はこのカム部材25の調整操作の要領を示す。
図において、実線で示す面板2は調整前のものであり、
一点鎖線で示す面板2は調整後のものである。また、O
は管Pの中心である。
図に示すように、調整前の面板2の中心QはOより図中
上方向(y方向)にa、右方向(x方向)にbだけ偏心
しているものとする。そこで、第1調芯機構Iによりカ
ム部材25を角度αだけ回転し、その円弧カム26を介して
角孔23を鉛直(y)方向にaだけずらす。また、第2調
芯機構IIによりカム部材25を角度βだけ回転し、その円
弧カム26を介して角孔23を水平(x)方向にbだけずら
す。この面板2の移動において、緊締機構の丸孔17はこ
の面板2の移動を許容する大きさに確保されていること
は当然である。
以上のようにして、本加工機Hを管Pに対して取り付け
る。
しかる後、本加工機Hを、その切削装置6のハンドル3
8,39を回動操作してバイト40を管Pの管端の所定位置に
移動させ、駆動装置7を駆動して切削加工を行う。すな
わち、バイト40を軸方向に移動させるには軸方向ハンド
ル38を回動させ、径方向に移動させるには径方向ハンド
ル39を回動させて行う。
なお、本実施例ではバイト40の送り操作をハンドル38,3
9の手動操作によったが、サーボモータ等の自動送り機
構を使用して自動制御することができることは勿論であ
る。
本実施例の加工機Hによれば、セットボルト12による直
角度の調整とカム部材25による偏心度の調整とが分離し
て操作されるものであるので、調芯精度が向上するとと
もに、その調芯操作が容易となり、作業効率が向上す
る。また、偏心度調整は円弧カム26によってなされるの
で、大きな力が発揮されるとともに動きが滑らかであ
り、精確な調整を行うことができる。
本加工機Hは更に、基台1、面板2、取付け板5を含む
切削装置6、駆動装置7のそれぞれが取付け自在となっ
ており、組立・分解が可能となり、取扱いに便利である
利点を有する。
(変形例) 本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案
の基本的技術思想の範囲内で種々設計変更が可能であ
る。すなわち、以下の態様は本考案の技術的範囲内に包
含されるものである。
基台1に関し、該基台1は前面1aを有するとともにセ
ットボルト12により直角度を調整して管Pに取り付けら
れることを本質的事項とし、本実施例以外の態様は自由
である。すなわち、セットボルト12の取付けのための取
付け枠13・セットボルト螺装部材14は適宜省略される。
また、被加工管Pが大径である場合、基台は管Pの内部
に挿入され管内周にセットボルトを押し付ける態様を採
りうる。
緊締機構については、面板2に移動を許容して圧着で
きる構造を本質的事項とし、本実施例の態様に限定され
ない。
ハ.考案の効果 本考案の管端加工機の芯出し構造によれば、偏心度と直
角度との調整が分離され、調整精度が向上するととも
に、全体として調芯操作が容易となる。偏心度調整は円
弧カムによってなされるので、大きな力が発揮されると
ともに動きが滑らかであり、精確な調整を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の管端加工機の芯出し構造の実施例を示
し、第1図はその一実施例の管端加工機の正面図、第2
図は第1図のX−X線断面図、第3図は第1図のY−Y
線断面図、第4図はカム部材の全体図、第5図は芯出し
操作の要領を示す説明図である。 P……管、1……基台、1a……前面、2……面板、3…
…環状メタル、4……環状ギア、6……切削装置、12…
…セットボルト、23……角孔、25……カム部材、26……
円弧カム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物である管の管端部に装着固定さ
    れ、切削装置を回動させて管端を切削加工する管端加工
    機において、 管にセットボルトをもって平行に固定される基台の管端
    に臨み実質的に鉛直をなす前面に、円弧カムを有する2
    つのカム部材が互いに軸心に平行に、かつ軸心に対して
    直交して回動自在に植設され、 前記基台の前面には、前記カム部材の円弧カムに対応係
    合する角孔を設け、その前面に切削装置を装着した環状
    ギアを回動可能に軸支する環状メタルを固着した面板を
    軸心調整可能に装着した、 ことを特徴とする管端加工機の芯出し構造。
JP12137088U 1988-09-16 1988-09-16 管端加工機の芯出し構造 Expired - Lifetime JPH077043Y2 (ja)

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