JPH077053B2 - 速度測定システム用送受波装置 - Google Patents
速度測定システム用送受波装置Info
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- JPH077053B2 JPH077053B2 JP1023316A JP2331689A JPH077053B2 JP H077053 B2 JPH077053 B2 JP H077053B2 JP 1023316 A JP1023316 A JP 1023316A JP 2331689 A JP2331689 A JP 2331689A JP H077053 B2 JPH077053 B2 JP H077053B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は船舶等に用いられると共に、ドップラ効果を利
用する速度測定システム用送受波装置に関し、一層詳細
には、複数の超音波パルス放射および入射(送信、受
信)用素子(以下、超音波パルス用の放射および入射用
素子を単に素子と称する)を一体的形状に配設した送受
波部が船舶等の船底外表部(以下、単に船底という)等
に配設され、さらに、信号処理系との協働のもとに前記
送受波部において、先ず、4方向の主放射(以下、ビー
ムという)に形成される超音波パルスを海中等に放射せ
しめ、而かる後、夫々の超音波パルスが海底面等で反射
されると共に、ドップラ周波数偏位を伴って入射せしめ
られた超音波パルスから、夫々の4ビーム方向の受信信
号を弁別して導出することにより、4方向の海底等に対
する絶対速度および/または距離等の算出が可能となる
と共に、構成の簡素化および小型化が達成され、且つ船
底等における配置の自由度が向上する速度測定システム
用送受波装置に関する。
用する速度測定システム用送受波装置に関し、一層詳細
には、複数の超音波パルス放射および入射(送信、受
信)用素子(以下、超音波パルス用の放射および入射用
素子を単に素子と称する)を一体的形状に配設した送受
波部が船舶等の船底外表部(以下、単に船底という)等
に配設され、さらに、信号処理系との協働のもとに前記
送受波部において、先ず、4方向の主放射(以下、ビー
ムという)に形成される超音波パルスを海中等に放射せ
しめ、而かる後、夫々の超音波パルスが海底面等で反射
されると共に、ドップラ周波数偏位を伴って入射せしめ
られた超音波パルスから、夫々の4ビーム方向の受信信
号を弁別して導出することにより、4方向の海底等に対
する絶対速度および/または距離等の算出が可能となる
と共に、構成の簡素化および小型化が達成され、且つ船
底等における配置の自由度が向上する速度測定システム
用送受波装置に関する。
[発明の背景] 近時、船舶等においては、海底面等に対する絶対速度お
よび/または距離等を算出して表示する対地速度測定シ
ステムが多用されている。当該対地速度測定システム
は、先ず、船底に固着された送受波部と信号処理系との
協働のもとに、例えば、周波数125KHzの超音波(高周波
信号)が所定間隔のパルス状信号に形成され、且つ増幅
されて尖頭値電力6KW等に形成された超音波パルスとし
て海中へ所定の俯角、例えば、60°をもって放射され
る。そして超音波パルスが海底面等で反射されると共に
反射された超音波パルスが前記送受波部で入射せしめら
れる。そして送受波部から入射した超音波パルスがドッ
プラ周波数偏位を伴う受信信号として導出される。この
ようにして導出される受信信号から海底面に対する絶対
速度および/または距離等を算出し、且つ表示してい
る。
よび/または距離等を算出して表示する対地速度測定シ
ステムが多用されている。当該対地速度測定システム
は、先ず、船底に固着された送受波部と信号処理系との
協働のもとに、例えば、周波数125KHzの超音波(高周波
信号)が所定間隔のパルス状信号に形成され、且つ増幅
されて尖頭値電力6KW等に形成された超音波パルスとし
て海中へ所定の俯角、例えば、60°をもって放射され
る。そして超音波パルスが海底面等で反射されると共に
反射された超音波パルスが前記送受波部で入射せしめら
れる。そして送受波部から入射した超音波パルスがドッ
プラ周波数偏位を伴う受信信号として導出される。この
ようにして導出される受信信号から海底面に対する絶対
速度および/または距離等を算出し、且つ表示してい
る。
斯かる速度測定システムは、例えば、ドップラ・ソナあ
るいはドップラ・ログ等と呼称されている。この種の実
働される速度測定システムにあっては、例えば、船首近
傍の船底に4ビームの超音波パルスを個別に放射せしめ
る夫々の別体に構成された送受波部が取着されている。
これは、船舶の動揺に対する絶対速度を補償するため、
例えば、船首、船尾方向と左舷、右舷方向に4ビームの
超音波パルスを放射し、且つ当該超音波パルスが反射さ
れると共に入射した超音波パルスから得られる夫々の受
信信号をもって相加平均等を行い、それにより比較的正
確な絶対速度および/または距離等を算出するという理
由に基づく。
るいはドップラ・ログ等と呼称されている。この種の実
働される速度測定システムにあっては、例えば、船首近
傍の船底に4ビームの超音波パルスを個別に放射せしめ
る夫々の別体に構成された送受波部が取着されている。
これは、船舶の動揺に対する絶対速度を補償するため、
例えば、船首、船尾方向と左舷、右舷方向に4ビームの
超音波パルスを放射し、且つ当該超音波パルスが反射さ
れると共に入射した超音波パルスから得られる夫々の受
信信号をもって相加平均等を行い、それにより比較的正
確な絶対速度および/または距離等を算出するという理
由に基づく。
前記の送受波部は船首、船尾方向と左舷、右舷方向に4
ビームの超音波パルスを放射、入射せしめる専用の送受
波部、すなわち、4個の送受波部が別体に配設されて用
いられていたが、さらに簡素化された構成の送受波部等
が採用された例として当出願人より提案された特公昭第
63-48319号公報に示される速度測定システム用送受波装
置を掲げることが出来よう。
ビームの超音波パルスを放射、入射せしめる専用の送受
波部、すなわち、4個の送受波部が別体に配設されて用
いられていたが、さらに簡素化された構成の送受波部等
が採用された例として当出願人より提案された特公昭第
63-48319号公報に示される速度測定システム用送受波装
置を掲げることが出来よう。
当該速度測定システム用送受波装置の概略を第1図に示
す。この例では素子L1乃至Lnが図示しないフェーズライ
ンに接続されて直線上に配設され、当該素子L1乃至Lnの
配列によって生起するビームが船首および船尾方向に生
起するように配置された送受波部2、さらに位相反転器
4aおよび4b、送受波部2からの超音波パルスの入射によ
る受信信号の導出、さらに送受波部2に対する超音波パ
ルス信号PWの供給のための送受切換手段6aおよび6b、所
定の幅、且つ尖頭値電力に形成された超音波パルス信号
PWを発生するための高周波電力発生手段8、λ/4(π/2
相)進相器12、λ/4遅相器14、加算器16および18を有し
ている。
す。この例では素子L1乃至Lnが図示しないフェーズライ
ンに接続されて直線上に配設され、当該素子L1乃至Lnの
配列によって生起するビームが船首および船尾方向に生
起するように配置された送受波部2、さらに位相反転器
4aおよび4b、送受波部2からの超音波パルスの入射によ
る受信信号の導出、さらに送受波部2に対する超音波パ
ルス信号PWの供給のための送受切換手段6aおよび6b、所
定の幅、且つ尖頭値電力に形成された超音波パルス信号
PWを発生するための高周波電力発生手段8、λ/4(π/2
相)進相器12、λ/4遅相器14、加算器16および18を有し
ている。
当該構成において、第2図に示されるように、素子L1、
L2、L3…Lnの間隔dを半波長(λ/2)として、素子L1、
L2、L3…Lnを夫々交互に逆位相で励振すると可視領域に
現れる超音波パルスASの指向性が60°に形成される。そ
して、送信時においては、第3図Aに示されるようにビ
ームが法線を挟んで船首および船尾方向の直線上に60°
の間隔を有して形成される。一方、受信時においては、
前記送信時と同様のビーム方向をもって反射された超音
波パルスが送受波部2に入射せしめられた後、送受切換
手段6aおよび6bから導出される信号S1およびS2を夫々λ
/4進相器12、λ/4遅相器14においてπ/2の進相および遅
相の信号処理を施す。そして、加算器16および18におい
て合成すると、第3図BおよびCに示されるように、船
首および船尾方向に夫々法線との間が30°に形成されて
入射された超音波パルスが受信信号EFおよびEAに分離し
て導出される。
L2、L3…Lnの間隔dを半波長(λ/2)として、素子L1、
L2、L3…Lnを夫々交互に逆位相で励振すると可視領域に
現れる超音波パルスASの指向性が60°に形成される。そ
して、送信時においては、第3図Aに示されるようにビ
ームが法線を挟んで船首および船尾方向の直線上に60°
の間隔を有して形成される。一方、受信時においては、
前記送信時と同様のビーム方向をもって反射された超音
波パルスが送受波部2に入射せしめられた後、送受切換
手段6aおよび6bから導出される信号S1およびS2を夫々λ
/4進相器12、λ/4遅相器14においてπ/2の進相および遅
相の信号処理を施す。そして、加算器16および18におい
て合成すると、第3図BおよびCに示されるように、船
首および船尾方向に夫々法線との間が30°に形成されて
入射された超音波パルスが受信信号EFおよびEAに分離し
て導出される。
当該受信信号EFおよびEAは、例えば、デジタル信号に形
成せしめられ、斯かる後、マイクロプロセッサ等を用い
て信号処理を施し、船底から海底面との絶対速度および
/または距離等に算出され、さらに表示器、例えば、カ
ウンタ等に数字をもって、表示される。
成せしめられ、斯かる後、マイクロプロセッサ等を用い
て信号処理を施し、船底から海底面との絶対速度および
/または距離等に算出され、さらに表示器、例えば、カ
ウンタ等に数字をもって、表示される。
このような、第1図に示される例が実働される際には、
船首、船尾方向および左舷、右舷に4ビームに形成され
た超音波パルスASを放射せしめ、且つその反射された後
入射された超音波パルスから得られる受信信号EFおよび
EAからその相加平均等をもって海底面との絶対速度およ
び/または距離等を算出し、これにより船舶の揺動によ
る誤差を補正するようになされている。それ故、第2図
に示されるように、構成される送受波部2を二組、例え
ば、所定の俯角をもって、且つ船首、船尾方向と左舷、
右舷方向にビームが形成されるように、すなわち、別体
に構成される二組の送受波部2を船底に配設することが
必要とされる。また、これにより相応した本数の給電線
路の布設等を伴うものとなり、比較的煩雑を要するこれ
らの改善が希求されていた。
船首、船尾方向および左舷、右舷に4ビームに形成され
た超音波パルスASを放射せしめ、且つその反射された後
入射された超音波パルスから得られる受信信号EFおよび
EAからその相加平均等をもって海底面との絶対速度およ
び/または距離等を算出し、これにより船舶の揺動によ
る誤差を補正するようになされている。それ故、第2図
に示されるように、構成される送受波部2を二組、例え
ば、所定の俯角をもって、且つ船首、船尾方向と左舷、
右舷方向にビームが形成されるように、すなわち、別体
に構成される二組の送受波部2を船底に配設することが
必要とされる。また、これにより相応した本数の給電線
路の布設等を伴うものとなり、比較的煩雑を要するこれ
らの改善が希求されていた。
[発明の目的] 本発明は上記の点に鑑みてなされたものであって、4方
向にビームが形成されるように複数の素子が一体的形状
に配設された送受波部が船舶等の船底部等に配設される
と共に、当該送受波部と信号処理系との協働のもとに、
先ず、前記送受波部から4ビームに形成される超音波パ
ルスを海中下方等に同時に放射せしめ、次に、夫々の超
音波パルスが海底面等で反射され、ここでドップラ周波
数偏位を伴い前記送受波部に入射せしめられる超音波パ
ルスが受信信号に形成されて信号処理系に供給される。
さらに信号処理系において前記4方向ビームの夫々の受
信信号を弁別して導出することにより、4方向における
海底面との絶対速度および/または距離等の算出が可能
となると共に、構成の簡素化および小型化の目的が達成
され、且つ船底等における送受波部の配置が比較的制限
を伴うことなく、すなわち、船底等における配置の自由
度が向上する速度測定システム用送受波装置を提供する
ことを目的とする。
向にビームが形成されるように複数の素子が一体的形状
に配設された送受波部が船舶等の船底部等に配設される
と共に、当該送受波部と信号処理系との協働のもとに、
先ず、前記送受波部から4ビームに形成される超音波パ
ルスを海中下方等に同時に放射せしめ、次に、夫々の超
音波パルスが海底面等で反射され、ここでドップラ周波
数偏位を伴い前記送受波部に入射せしめられる超音波パ
ルスが受信信号に形成されて信号処理系に供給される。
さらに信号処理系において前記4方向ビームの夫々の受
信信号を弁別して導出することにより、4方向における
海底面との絶対速度および/または距離等の算出が可能
となると共に、構成の簡素化および小型化の目的が達成
され、且つ船底等における送受波部の配置が比較的制限
を伴うことなく、すなわち、船底等における配置の自由
度が向上する速度測定システム用送受波装置を提供する
ことを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は移動体から超音
波パルスを放射させると共に前記超音波パルスを反射さ
せる実質的な反射面からドップラ周波数偏位を伴い反射
された超音波パルスを入射せしめ且つ得られる受信信号
から前記移動体と前記反射面との間の速度を示す信号を
導出する速度測定システム用送受波装置において、 前記超音波の波長をλとしnを2以上の自然数としたと
き、横行方向に2n個および縦列方向に2n個の振動素子
を、隣接する振動素子間の間隔をそれぞれ として正方形を形成するように2次元に配置し、横行方
向に隣接する2個の振動素子および縦列方向に隣接する
2個の振動素子からなり且つ横行方向および縦列方向に
重複しない4個の振動素子を1ブロックとし、横方向お
よび縦方向に交互に正相ブロックと逆相ブロックとに分
け、同相の各ブロックの4個の振動素子の互いに対応し
た位置関係にある振動素子を共通接続してなる8組の振
動素子群をそれぞれ信号ラインに接続し、第1乃至第4
の位相反転器の一端を前記逆相ブロックの4本の信号ラ
インに夫々接続し、且つ第1乃至第4の位相反転器の他
端を該位相反転器の一端に接続された信号ラインに接続
されている振動素子と前記正相ブロック中において前記
位置関係が対応する振動素子が接続された4本の信号ラ
インに夫々接続すると共に4本の給電線路に夫々接続
し、前記超音波パルスの放射時には前記4本の給電線路
に同相の信号を同時に供給することで前後および左右に
等しい俯角を有する超音波パルスを4方向に同時に放射
し、一方受信時には前記反射面で反射された4方向の超
音波パルスを受信して前記4本の給電線路からそれぞれ
第1乃至第4の信号を出力する送受波部と、 前記第1の信号と前記第4の信号とを加算する第1の加
算器と、前記第2の信号の位相を反転した信号と前記第
3の信号とを加算する第2の加算器と、前記第2の信号
と前記第3の信号とを加算する第3の加算器と、前記第
4の信号の位相を反転した信号と前記第1の信号とを加
算する第4の加算器と、前記第1の加算器の出力信号を
λ/4遅相した信号と前記第2の加算器の出力信号とを加
算する第5の加算器と、前記第1の加算器の出力信号を
λ/4進相した信号と前記第2の加算器の出力信号とを加
算する第6の加算器と、前記第3の加算器の出力信号を
λ/4遅相した信号と前記第4の加算器の出力信号とを加
算する第7の加算器と、前記第3の加算器の出力信号を
λ/4進相した信号と前記第4の加算器の出力信号とを加
算する第8の加算器とを有する信号処理系と、 を備え、前記第5乃至第8の加算器の出力信号を、移動
体の前後および左右の4方向の速度を示す信号として送
出することを特徴とする。
波パルスを放射させると共に前記超音波パルスを反射さ
せる実質的な反射面からドップラ周波数偏位を伴い反射
された超音波パルスを入射せしめ且つ得られる受信信号
から前記移動体と前記反射面との間の速度を示す信号を
導出する速度測定システム用送受波装置において、 前記超音波の波長をλとしnを2以上の自然数としたと
き、横行方向に2n個および縦列方向に2n個の振動素子
を、隣接する振動素子間の間隔をそれぞれ として正方形を形成するように2次元に配置し、横行方
向に隣接する2個の振動素子および縦列方向に隣接する
2個の振動素子からなり且つ横行方向および縦列方向に
重複しない4個の振動素子を1ブロックとし、横方向お
よび縦方向に交互に正相ブロックと逆相ブロックとに分
け、同相の各ブロックの4個の振動素子の互いに対応し
た位置関係にある振動素子を共通接続してなる8組の振
動素子群をそれぞれ信号ラインに接続し、第1乃至第4
の位相反転器の一端を前記逆相ブロックの4本の信号ラ
インに夫々接続し、且つ第1乃至第4の位相反転器の他
端を該位相反転器の一端に接続された信号ラインに接続
されている振動素子と前記正相ブロック中において前記
位置関係が対応する振動素子が接続された4本の信号ラ
インに夫々接続すると共に4本の給電線路に夫々接続
し、前記超音波パルスの放射時には前記4本の給電線路
に同相の信号を同時に供給することで前後および左右に
等しい俯角を有する超音波パルスを4方向に同時に放射
し、一方受信時には前記反射面で反射された4方向の超
音波パルスを受信して前記4本の給電線路からそれぞれ
第1乃至第4の信号を出力する送受波部と、 前記第1の信号と前記第4の信号とを加算する第1の加
算器と、前記第2の信号の位相を反転した信号と前記第
3の信号とを加算する第2の加算器と、前記第2の信号
と前記第3の信号とを加算する第3の加算器と、前記第
4の信号の位相を反転した信号と前記第1の信号とを加
算する第4の加算器と、前記第1の加算器の出力信号を
λ/4遅相した信号と前記第2の加算器の出力信号とを加
算する第5の加算器と、前記第1の加算器の出力信号を
λ/4進相した信号と前記第2の加算器の出力信号とを加
算する第6の加算器と、前記第3の加算器の出力信号を
λ/4遅相した信号と前記第4の加算器の出力信号とを加
算する第7の加算器と、前記第3の加算器の出力信号を
λ/4進相した信号と前記第4の加算器の出力信号とを加
算する第8の加算器とを有する信号処理系と、 を備え、前記第5乃至第8の加算器の出力信号を、移動
体の前後および左右の4方向の速度を示す信号として送
出することを特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係る速度測定システム用送受波装置につ
いて好適な一実施態様を掲げ、添付の図面を参照しなが
ら以下詳細に説明する。なお、文中の煩瑣を避けるた
め、同一の構成要素には同一の参照符号を付し、また、
重複した説明は省略する。
いて好適な一実施態様を掲げ、添付の図面を参照しなが
ら以下詳細に説明する。なお、文中の煩瑣を避けるた
め、同一の構成要素には同一の参照符号を付し、また、
重複した説明は省略する。
第4図に示される例においては、超音波パルスを4方
向、例えば、左舷、右舷および船首、船尾方向に放射
し、且つ海底等で反射された超音波パルスを入射せしめ
る送受波部40と、当該送受波部40に所定のパルス幅、且
つ尖頭値電力に形成された超音波パルス信号PSを送出
し、さらに送受波部40に入射せしめられる超音波パルス
から得られる受信信号S5乃至S8から夫々4ビームに対応
した弁別処理を施す信号処理系44とで概略構成されてい
る。
向、例えば、左舷、右舷および船首、船尾方向に放射
し、且つ海底等で反射された超音波パルスを入射せしめ
る送受波部40と、当該送受波部40に所定のパルス幅、且
つ尖頭値電力に形成された超音波パルス信号PSを送出
し、さらに送受波部40に入射せしめられる超音波パルス
から得られる受信信号S5乃至S8から夫々4ビームに対応
した弁別処理を施す信号処理系44とで概略構成されてい
る。
先ず、送受波部40を説明する。当該送受波部40は各素子
a乃至dが縦列、横行方向において夫々の間隔が 離間して配列されている。従って、各素子a乃至dの対
角線間においては1λ離間して配置されていることにな
る。ここで各a乃至dは1ブロックを形成している。さ
らに、各ブロックを横方向および縦方向に交互に正相ブ
ロックと逆相ブロックとに分け、必要に応じて正相ブロ
ックを構成する素子は乃至で、逆相ブロックを構成
する素子は にて区別する(第5図および第6図参照)。なお、λは
超音波パルス信号PSの1波長である。そして、当該素子
a乃至dはフェーズライン(Phase Line)FLa、FLbおよ
びFLcおよびFLdの夫々の正位相側および逆位相側に図示
されるように、所謂、フェーズドアレー型に形成されて
接続されている(以下、各素子a乃至dにおいて、正位
相で励振される素子を乃至で示す)。ここで煩瑣を
避けるため実働的構成の詳細は省略するが、例えば、素
子a乃至dはビーム方向に16列、ビームと直角方向に16
列に配列された256個を用い、また副ローブの抑圧のた
め、対応する夫々の素子a乃至dに重み付けを行う。そ
して、フェーズラインFLaの一方の線路−ajは位相反転
器52の一端、すなわち、素子接続側と接続され、フェー
ズラインFLbの一方の線路−bjは位相反転器54の一端に
接続されている。さらに、フェーズラインFLcの一方の
線路−cjは位相反転器56の一端に、またフェーズライン
FLdの一方の線路−djは位相反転器58の一端に夫々接続
されている。そして位相反転器52、54および56、58の他
端、すなわち、送信時における超音波パルス信号PSの入
力側、また受信時における信号の導出側は前記フェーズ
ラインFLa、FLbの夫々の他方の線路+aj、+bjおよび+
cj、+djが接続されている。このように構成されると共
に、位相反転器52、54および56、58の他端に給電線路
La、LbおよびLc、Ldが接続されている。当該給電線路
La、LbおよびLc、Ldは、例えば、同軸ケーブル62等が用
いられて、船内の所要の場所に設置される信号処理系44
との間に結線されている。
a乃至dが縦列、横行方向において夫々の間隔が 離間して配列されている。従って、各素子a乃至dの対
角線間においては1λ離間して配置されていることにな
る。ここで各a乃至dは1ブロックを形成している。さ
らに、各ブロックを横方向および縦方向に交互に正相ブ
ロックと逆相ブロックとに分け、必要に応じて正相ブロ
ックを構成する素子は乃至で、逆相ブロックを構成
する素子は にて区別する(第5図および第6図参照)。なお、λは
超音波パルス信号PSの1波長である。そして、当該素子
a乃至dはフェーズライン(Phase Line)FLa、FLbおよ
びFLcおよびFLdの夫々の正位相側および逆位相側に図示
されるように、所謂、フェーズドアレー型に形成されて
接続されている(以下、各素子a乃至dにおいて、正位
相で励振される素子を乃至で示す)。ここで煩瑣を
避けるため実働的構成の詳細は省略するが、例えば、素
子a乃至dはビーム方向に16列、ビームと直角方向に16
列に配列された256個を用い、また副ローブの抑圧のた
め、対応する夫々の素子a乃至dに重み付けを行う。そ
して、フェーズラインFLaの一方の線路−ajは位相反転
器52の一端、すなわち、素子接続側と接続され、フェー
ズラインFLbの一方の線路−bjは位相反転器54の一端に
接続されている。さらに、フェーズラインFLcの一方の
線路−cjは位相反転器56の一端に、またフェーズライン
FLdの一方の線路−djは位相反転器58の一端に夫々接続
されている。そして位相反転器52、54および56、58の他
端、すなわち、送信時における超音波パルス信号PSの入
力側、また受信時における信号の導出側は前記フェーズ
ラインFLa、FLbの夫々の他方の線路+aj、+bjおよび+
cj、+djが接続されている。このように構成されると共
に、位相反転器52、54および56、58の他端に給電線路
La、LbおよびLc、Ldが接続されている。当該給電線路
La、LbおよびLc、Ldは、例えば、同軸ケーブル62等が用
いられて、船内の所要の場所に設置される信号処理系44
との間に結線されている。
次に、信号処理系44を説明する。当該信号処理系44は給
電線路Laが、例えば、同軸リレー、半導体スイッチ等を
用いた送受信切換手段66の第1端に接続され、また給電
線路Lbが送受信切換手段68の第1端に接続されている。
さらに給電線路Lcが送受信切換手段70の第1端に、また
給電線路Ldが送受信切換手段72の第1端に夫々接続され
ている。
電線路Laが、例えば、同軸リレー、半導体スイッチ等を
用いた送受信切換手段66の第1端に接続され、また給電
線路Lbが送受信切換手段68の第1端に接続されている。
さらに給電線路Lcが送受信切換手段70の第1端に、また
給電線路Ldが送受信切換手段72の第1端に夫々接続され
ている。
一方、送受信切換手段66、68および70、72の夫々の第2
端に高周波電力発生手段74から所定の尖頭値電力をもっ
てパルス状に形成された超音波パルス信号PSが供給され
る。次に、送受信切換手段66、68および70、72の第3端
は夫々受信信号弁別部80に接続される。
端に高周波電力発生手段74から所定の尖頭値電力をもっ
てパルス状に形成された超音波パルス信号PSが供給され
る。次に、送受信切換手段66、68および70、72の第3端
は夫々受信信号弁別部80に接続される。
当該受信信号弁別部80は位相反転器82および84と加算器
86、88および92、94とを備えている。そして、送受信切
換手段66の第3端と位相反転器82および加算器94が接続
されている。また送受信切換手段68の第3端と加算器88
および92とが接続され、送受信切換手段70の第4端と位
相反転器84および加算器88が接続されている。次に送受
信切換手段72の第3端が加算器86および94に接続されて
いる。
86、88および92、94とを備えている。そして、送受信切
換手段66の第3端と位相反転器82および加算器94が接続
されている。また送受信切換手段68の第3端と加算器88
および92とが接続され、送受信切換手段70の第4端と位
相反転器84および加算器88が接続されている。次に送受
信切換手段72の第3端が加算器86および94に接続されて
いる。
そして、加算器86と加算器95および96が接続され、ま
た、加算器88とλ/4進相器97aとλ/4遅相器97bが接続さ
れる。さらに、λ/4進相器97aとλ/4遅相器97bの出力端
が夫々に加算器95および96に接続される。加算器92と加
算器98および99が接続され、また加算器94とλ/4進相器
100aとλ/4遅相器100bの出力端が夫々に加算器98および
99に接続される。
た、加算器88とλ/4進相器97aとλ/4遅相器97bが接続さ
れる。さらに、λ/4進相器97aとλ/4遅相器97bの出力端
が夫々に加算器95および96に接続される。加算器92と加
算器98および99が接続され、また加算器94とλ/4進相器
100aとλ/4遅相器100bの出力端が夫々に加算器98および
99に接続される。
このように接続される加算器95、96および98、99からは
左舷、右舷および船首、船尾方向に対応する受信方向信
号SRa、SRbおよびSRc、SRdが導出される。
左舷、右舷および船首、船尾方向に対応する受信方向信
号SRa、SRbおよびSRc、SRdが導出される。
本実施態様にかかる速度測定システム用送受波装置は以
上のように構成されるものであり、次にその作用並びに
効果について説明する。
上のように構成されるものであり、次にその作用並びに
効果について説明する。
ここで、速度測定システム用送受波装置の作用の理解を
容易にするため、原理を説明する。当該速度測定システ
ム用送受波装置においてはドップラ周波数偏位をもとに
4方向の海底面に対する絶対速度および/または距離等
の算出を行うための受信方向信号SRa、SRbおよびSRc、S
Rdの導出が行われるが、前記の算出は送受波部40から放
射される超音波パルスの周波数(f0)、また海底面から
反射されて再度送受波部40において入射せしめられた周
波数(fb)等において周知の諸式等で求めればよく、故
に、詳細な説明は要しないであろう。
容易にするため、原理を説明する。当該速度測定システ
ム用送受波装置においてはドップラ周波数偏位をもとに
4方向の海底面に対する絶対速度および/または距離等
の算出を行うための受信方向信号SRa、SRbおよびSRc、S
Rdの導出が行われるが、前記の算出は送受波部40から放
射される超音波パルスの周波数(f0)、また海底面から
反射されて再度送受波部40において入射せしめられた周
波数(fb)等において周知の諸式等で求めればよく、故
に、詳細な説明は要しないであろう。
ここで、第4図における送受波部40の一部の素子a、
b、c、dの配列を第5図に示す。前記送受波部40は各
素子a、b、c、dを一定振幅、且つ正位相および逆位
相等で励振した等振幅励振直線フェーズドアレー型とし
て知悉され、各素子a、b、c、d間が励振位相差δで
あるとき、波長λ、素子間隔dとすると、その指向性R
(θ)は、 で示される。
b、c、dの配列を第5図に示す。前記送受波部40は各
素子a、b、c、dを一定振幅、且つ正位相および逆位
相等で励振した等振幅励振直線フェーズドアレー型とし
て知悉され、各素子a、b、c、d間が励振位相差δで
あるとき、波長λ、素子間隔dとすると、その指向性R
(θ)は、 で示される。
但し、 φ=2π/λ・d・sinθ−δ …(2) このように示される原理は各素子a、b、c、dの励振
位相差δを変化することによって主ビーム方向を変える
ことが出来る、所謂、フェーズドアレーを形成するもの
である。
位相差δを変化することによって主ビーム方向を変える
ことが出来る、所謂、フェーズドアレーを形成するもの
である。
また、前記送受波部40においては60°の俯角を有したビ
ームで入射されるが、ここで俯角60°の形成について説
明する。正弦的平面波の超音波パルスが直線上に並んだ
n個の素子a、b、c、dに鉛直線に対し角度θで入射
したとする。0番目の素子R0を基準にとり、m番目の素
子Rmの受信信号は超音波パルスが距離lm=mdcosθだけ
進むに要する時間だけ遅延する。すなわち、周波数ω=
2πfにおける波長λの超音波パルスに対し位相の遅延
は、 となり、ここで隣合う素子間の位相遅れをラジアンで表
せば、 となる。
ームで入射されるが、ここで俯角60°の形成について説
明する。正弦的平面波の超音波パルスが直線上に並んだ
n個の素子a、b、c、dに鉛直線に対し角度θで入射
したとする。0番目の素子R0を基準にとり、m番目の素
子Rmの受信信号は超音波パルスが距離lm=mdcosθだけ
進むに要する時間だけ遅延する。すなわち、周波数ω=
2πfにおける波長λの超音波パルスに対し位相の遅延
は、 となり、ここで隣合う素子間の位相遅れをラジアンで表
せば、 となる。
従って、位相差π/2で60°方向の平面波を入力するため
には素子a、b、c、d間隔をλ/2とすればよいことが
判る。
には素子a、b、c、d間隔をλ/2とすればよいことが
判る。
また、 の式に上記の関係を代入すると、 故に、 となり、音速には影響されない。
さらに、前記の各素子a乃至dおよびフェーズラインFL
a乃至FLdの配列をもって具体的な主ビーム方向および俯
角を形成する例としては、例えば、オーム社発行、電子
通信学会編のアンテナ工学ハンドブック第5章「アレー
アンテナ」に掲載される内容をもって送受波器における
各素子の配列および配置を行うことにより、本発明にお
いて必要とする俯角および方向にビームが形成される送
受波器を実現し、且つ実働させることが出来る。
a乃至FLdの配列をもって具体的な主ビーム方向および俯
角を形成する例としては、例えば、オーム社発行、電子
通信学会編のアンテナ工学ハンドブック第5章「アレー
アンテナ」に掲載される内容をもって送受波器における
各素子の配列および配置を行うことにより、本発明にお
いて必要とする俯角および方向にビームが形成される送
受波器を実現し、且つ実働させることが出来る。
このような原理のもとに、第5図においてXA1−XA2軸に
着目すると、1λ間隔に と相互に逆位相の素子列として配置されている。この相
互に逆位相の 列は、先ず、フェーズラインFLbの正位相側線路に素子
が接続され、次にフェーズラインFLcの逆位相側線路
に が接続されることにより形成される。そして、送信時は
素子、および、を同相で励振させる。この場
合、素子はフェーズラインFLaの正位相側線路に接続
され、また、素子はフェーズラインFLbの正位相側線
路に接続される。また、素子およびは夫々フェーズ
ラインFLcおよびFLdの正位相側線路に接続されて素子
乃至が同位相に形成される。
着目すると、1λ間隔に と相互に逆位相の素子列として配置されている。この相
互に逆位相の 列は、先ず、フェーズラインFLbの正位相側線路に素子
が接続され、次にフェーズラインFLcの逆位相側線路
に が接続されることにより形成される。そして、送信時は
素子、および、を同相で励振させる。この場
合、素子はフェーズラインFLaの正位相側線路に接続
され、また、素子はフェーズラインFLbの正位相側線
路に接続される。また、素子およびは夫々フェーズ
ラインFLcおよびFLdの正位相側線路に接続されて素子
乃至が同位相に形成される。
同様に左舷、右舷方向XB1−XB2軸方向に一対の送信ビー
ムが形成される。さらに、YA1−YA2軸においても同様に 列において、例えば、船首、船尾方向YB1−YB2軸方向に
一対のビームが形成される。従って、送信時には第6図
に示されるようにX1−X2軸方向およびY1−Y2軸方向の4
方向に同時に、左舷および右舷方向にビームBMX1および
BMX2を生起し、また、船首および船尾方向にビームBMY1
およびBMY2が形成される。
ムが形成される。さらに、YA1−YA2軸においても同様に 列において、例えば、船首、船尾方向YB1−YB2軸方向に
一対のビームが形成される。従って、送信時には第6図
に示されるようにX1−X2軸方向およびY1−Y2軸方向の4
方向に同時に、左舷および右舷方向にビームBMX1および
BMX2を生起し、また、船首および船尾方向にビームBMY1
およびBMY2が形成される。
ここで受信時の左舷、右舷方向および船首、船尾のビー
ムの合成および分離は第4図に示される受信信号弁別部
80における信号処理をもって行う。XB1−XB2軸における
素子−−−の配列から素子の受信信号S8と素
子の受信信号S5を位相反転器82で位相を反転させ夫々
加算器86において加算してさらに加算器95に入力する。
さらに、加算器95には加算器88からの信号がλ/4進相器
97aを介して入力されて左舷方向の受信方向信号SRaとな
る(これを0位相の信号とする)。
ムの合成および分離は第4図に示される受信信号弁別部
80における信号処理をもって行う。XB1−XB2軸における
素子−−−の配列から素子の受信信号S8と素
子の受信信号S5を位相反転器82で位相を反転させ夫々
加算器86において加算してさらに加算器95に入力する。
さらに、加算器95には加算器88からの信号がλ/4進相器
97aを介して入力されて左舷方向の受信方向信号SRaとな
る(これを0位相の信号とする)。
次に、XA1−XA2軸では が配列されており、そのまま信号を加算すると正位相と
なる。但し、素子およびの受信信号S7および受信信
号S8およびS5に比べて位相がλ/2の遅延となり、これは
俯角60°ではπ/2位相の遅延になる。ここで、受信信号
S7およびS6を加算器88で加算してλ/4遅相器97bを介
し、さらに加算器86からの信号と共に加算器96で加算す
る。従って、左舷方向の受信方向信号SRaに対しπ/2位
相の右舷方向の受信方向信号SRbとなる。このようにし
て左舷および右舷方向の夫々の受信方向信号SRaおよびS
Rbに分離出来る。
なる。但し、素子およびの受信信号S7および受信信
号S8およびS5に比べて位相がλ/2の遅延となり、これは
俯角60°ではπ/2位相の遅延になる。ここで、受信信号
S7およびS6を加算器88で加算してλ/4遅相器97bを介
し、さらに加算器86からの信号と共に加算器96で加算す
る。従って、左舷方向の受信方向信号SRaに対しπ/2位
相の右舷方向の受信方向信号SRbとなる。このようにし
て左舷および右舷方向の夫々の受信方向信号SRaおよびS
Rbに分離出来る。
同様にしてYB1−YB2軸では の受信信号S6と の受信信号S7を位相反転器84で位相を反転させ、且つ加
算器92において加算せしめて加算器98に入力する。さら
に、加算器98には加算器94からの信号がλ/4進相器100a
を介して入力されて船首方向の受信方向信号SRcを導出
する。なお、受信方向信号SRcを0位相とする。
算器92において加算せしめて加算器98に入力する。さら
に、加算器98には加算器94からの信号がλ/4進相器100a
を介して入力されて船首方向の受信方向信号SRcを導出
する。なお、受信方向信号SRcを0位相とする。
次に、YA1−YA2軸では素子およびの受信信号S5およ
びS8を加算器94で加算せしめてλ/4遅相器100bを介し
て、さらに加算器92からの信号と共に加算器99で加算し
て、受信方向信号SRcに対してπ/2位相の遅延した船尾
方向の受信方向信号SRdが得られる。これにより船首お
よび船尾方向に夫々受信方向信号SRcおよびSRdとして分
離出来る。
びS8を加算器94で加算せしめてλ/4遅相器100bを介し
て、さらに加算器92からの信号と共に加算器99で加算し
て、受信方向信号SRcに対してπ/2位相の遅延した船尾
方向の受信方向信号SRdが得られる。これにより船首お
よび船尾方向に夫々受信方向信号SRcおよびSRdとして分
離出来る。
第7図に前記左舷および右舷方向にビームX1、X2、さら
に船首および船尾方向にビームY1、Y2が形成される状態
を示し、また、第8図に第4図に示される受信信号弁別
部80の実働回路を示した。この例では受信信号S5乃至S8
が所定の駆動状態を得るための抵抗R102a乃至R108bを介
在して比較器102乃至108に供給される。ここで左舷、右
舷および船首、船尾方向に対応して受信方向信号SRa、S
RbおよびSRc、SRdが導出される。なお、比較器102乃至1
08は図示されるような入力極性を備え、第4図に示され
る加算器86乃至94と同様の位相処理をもって信号処理が
行われる。
に船首および船尾方向にビームY1、Y2が形成される状態
を示し、また、第8図に第4図に示される受信信号弁別
部80の実働回路を示した。この例では受信信号S5乃至S8
が所定の駆動状態を得るための抵抗R102a乃至R108bを介
在して比較器102乃至108に供給される。ここで左舷、右
舷および船首、船尾方向に対応して受信方向信号SRa、S
RbおよびSRc、SRdが導出される。なお、比較器102乃至1
08は図示されるような入力極性を備え、第4図に示され
る加算器86乃至94と同様の位相処理をもって信号処理が
行われる。
このようになされることにより、送受波部40が一体的、
例えば、一筐体に形成されて4ビームの超音波パルスが
同時に所定の俯角をもって放射され、且つ受信時におい
ては、左舷、右舷方向および船首、船尾方向の受信方向
信号SRa、SRbおよびSRc、SRdが出来る。ここで導出され
た受信方向信号SRa、SRbおよびSRc、SRdは、例えば、デ
ジタル信号に形成せしめられ、而かる後、マイクロコン
ピュータ等における信号処理を施して、船底から海底面
との絶対速度および/または距離等に算出された後、表
示器等、例えば、カウンタ等に数字をもって表示され
る。
例えば、一筐体に形成されて4ビームの超音波パルスが
同時に所定の俯角をもって放射され、且つ受信時におい
ては、左舷、右舷方向および船首、船尾方向の受信方向
信号SRa、SRbおよびSRc、SRdが出来る。ここで導出され
た受信方向信号SRa、SRbおよびSRc、SRdは、例えば、デ
ジタル信号に形成せしめられ、而かる後、マイクロコン
ピュータ等における信号処理を施して、船底から海底面
との絶対速度および/または距離等に算出された後、表
示器等、例えば、カウンタ等に数字をもって表示され
る。
このように4ビームが同時放射される送受波部が一体的
形状に構成されることにより、例えば、70KHzの単板形
状素子に対比して略20%、また2ビームフェーズドアレ
ー型の送受波部を二組使用する場合に対比して略45%に
小型化される。それにより、例えば、大型船の船底にお
いて、吃水が浅い場合等における泡発生(泡カミ)の少
ないLp−p(全長)/10に近づけて配設が可能となる。
形状に構成されることにより、例えば、70KHzの単板形
状素子に対比して略20%、また2ビームフェーズドアレ
ー型の送受波部を二組使用する場合に対比して略45%に
小型化される。それにより、例えば、大型船の船底にお
いて、吃水が浅い場合等における泡発生(泡カミ)の少
ないLp−p(全長)/10に近づけて配設が可能となる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、4方向にビームが形成
されるように複数の素子が一体的形状に配設された送受
波部が船舶等の船底部等に配設されると共に、当該送受
波部と信号処理系との協働のもとに、先ず、前記送受波
部から4ビームに形成される超音波パルスを海中下方等
に同時に放射せしめ、次に、夫々の超音波パルスが海底
面等で反射され、ここでドップラ周波数偏位を伴い前記
送受波部に入射せしめられる超音波パルスが受信信号に
形成されて信号処理系に供給される。さらに信号処理系
において前記4方向ビームの夫々の受信信号を弁別して
導出することにより、4方向における海底面との絶対速
度および/または距離等の算出が可能となると共に、構
成の簡素化および小型化の目的が達成され、且つ船底等
における送受波部の配置が比較的制限を伴うことなく、
すなわち、船底等における配置の自由度が向上する。こ
れにより、さらに、下記の利点乃至効果を奏する。
されるように複数の素子が一体的形状に配設された送受
波部が船舶等の船底部等に配設されると共に、当該送受
波部と信号処理系との協働のもとに、先ず、前記送受波
部から4ビームに形成される超音波パルスを海中下方等
に同時に放射せしめ、次に、夫々の超音波パルスが海底
面等で反射され、ここでドップラ周波数偏位を伴い前記
送受波部に入射せしめられる超音波パルスが受信信号に
形成されて信号処理系に供給される。さらに信号処理系
において前記4方向ビームの夫々の受信信号を弁別して
導出することにより、4方向における海底面との絶対速
度および/または距離等の算出が可能となると共に、構
成の簡素化および小型化の目的が達成され、且つ船底等
における送受波部の配置が比較的制限を伴うことなく、
すなわち、船底等における配置の自由度が向上する。こ
れにより、さらに、下記の利点乃至効果を奏する。
送受波部が一体的に形成、例えば、一框体に収納さ
れ、それにより構成が簡素化されて作製工程等が低減さ
れる。
れ、それにより構成が簡素化されて作製工程等が低減さ
れる。
複数の素子で構成される送受波部が一框体に形成さ
れることにより、船底等の配置の自由度が向上する、す
なわち、最適位置の配設が可能となると共に、機能維持
等、すなわち、保守点検等の利便性が向上する。
れることにより、船底等の配置の自由度が向上する、す
なわち、最適位置の配設が可能となると共に、機能維持
等、すなわち、保守点検等の利便性が向上する。
送受波部からの同軸ケーブル数が、例えば、1本に
なり船内における比較的距離を有する信号処理系への同
軸ケーブルの布設が簡単になる。
なり船内における比較的距離を有する信号処理系への同
軸ケーブルの布設が簡単になる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】 第1図は従来技術に係る速度測定システム用送受波装置
の一例を示す概略構成図、 第2図は第1図に示される一例の動作説明に供される説
明図、 第3図は第1図に示される一例の動作説明において、超
音波パルスの放射および入射の特性を示すパターン図、 第4図は本発明に係る速度測定システム用送受波装置の
一実施態様を示す構成図、 第5図は第4図に示される一実施態様の送受波部におけ
る素子の配置状態を示す一部構成図、 第6図は第4図に示される一実施態様において、送受波
部の素子の配置に対する超音波パルスの放射特性を示す
放射パターン図、 第7図は第4図に示される一実施態様において、超音波
パルスの入射から4方向の受信信号を弁別せしめる動作
説明に供される入射パターン図、 第8図は第4図に示される受信信号弁別部の実働回路を
示す回路構成図である。 40……送受波部、44……信号処理系 52、54、56、58……位相反転器 66、68、70、72……送受信切換手段 80……受信信号弁別部 86、88、92、94……加算器 a〜d……超音波パルスの放射および入射用の素子 〜……正位相励振素子 SRa……左舷方向の受信方向信号 SRb……右舷方向の受信方向信号 SRc……船首方向の受信方向信号 SRd……船尾方向の受信方向信号 FLa、FLb、FLc、FLd……フェーズライン
の一例を示す概略構成図、 第2図は第1図に示される一例の動作説明に供される説
明図、 第3図は第1図に示される一例の動作説明において、超
音波パルスの放射および入射の特性を示すパターン図、 第4図は本発明に係る速度測定システム用送受波装置の
一実施態様を示す構成図、 第5図は第4図に示される一実施態様の送受波部におけ
る素子の配置状態を示す一部構成図、 第6図は第4図に示される一実施態様において、送受波
部の素子の配置に対する超音波パルスの放射特性を示す
放射パターン図、 第7図は第4図に示される一実施態様において、超音波
パルスの入射から4方向の受信信号を弁別せしめる動作
説明に供される入射パターン図、 第8図は第4図に示される受信信号弁別部の実働回路を
示す回路構成図である。 40……送受波部、44……信号処理系 52、54、56、58……位相反転器 66、68、70、72……送受信切換手段 80……受信信号弁別部 86、88、92、94……加算器 a〜d……超音波パルスの放射および入射用の素子 〜……正位相励振素子 SRa……左舷方向の受信方向信号 SRb……右舷方向の受信方向信号 SRc……船首方向の受信方向信号 SRd……船尾方向の受信方向信号 FLa、FLb、FLc、FLd……フェーズライン
Claims (1)
- 【請求項1】移動体から超音波パルスを放射させると共
に前記超音波パルスを反射させる実質的な反射面からド
ップラ周波数偏位を伴い反射された超音波パルスを入射
せしめ且つ得られる受信信号から前記移動体と前記反射
面との間の速度を示す信号を導出する速度測定システム
用送受波装置において、 前記超音波の波長をλとしnを2以上の自然数としたと
き、横行方向に2n個および縦列方向に2n個の振動素子
を、隣接する振動素子間の間隔をそれぞれ として正方形を形成するように2次元に配置し、横行方
向に隣接する2個の振動素子および縦列方向に隣接する
2個の振動素子からなり且つ横行方向および縦列方向に
重複しない4個の振動素子を1ブロックとし、横方向お
よび縦方向に交互に正相ブロックと逆相ブロックとに分
け、同相の各ブロックの4個の振動素子の互いに対応し
た位置関係にある振動素子を共通接続してなる8組の振
動素子群をそれぞれ信号ラインに接続し、第1乃至第4
の位相反転器の一端を前記逆相ブロックの4本の信号ラ
インに夫々接続し、且つ第1乃至第4の位相反転器の他
端を該位相反転器の一端に接続された信号ラインに接続
されている振動素子と前記正相ブロック中において前記
位置関係が対応する振動素子が接続された4本の信号ラ
インに夫々接続すると共に4本の給電線路に夫々接続
し、前記超音波パルスの放射時には前記4本の給電線路
に同相の信号を同時に供給することで前後および左右に
等しい俯角を有する超音波パルスを4方向に同時に放射
し、一方受信時には前記反射面で反射された4方向の超
音波パルスを受信して前記4本の給電線路からそれぞれ
第1乃至第4の信号を出力する送受波部と、 前記第1の信号と前記第4の信号とを加算する第1の加
算器と、前記第2の信号の位相を反転した信号と前記第
3の信号とを加算する第2の加算器と、前記第2の信号
と前記第3の信号とを加算する第3の加算器と、前記第
4の信号の位相を反転した信号と前記第1の信号とを加
算する第4の加算器と、前記第1の加算器の出力信号を
λ/4遅相した信号と前記第2の加算器の出力信号とを加
算する第5の加算器と、前記第1の加算器の出力信号を
λ/4進相した信号と前記第2の加算器の出力信号とを加
算する第6の加算器と、前記第3の加算器の出力信号を
λ/4遅相した信号と前記第4の加算器の出力信号とを加
算する第7の加算器と、前記第3の加算器の出力信号を
λ/4進相した信号と前記第4の加算器の出力信号とを加
算する第8の加算器とを有する信号処理系と、 を備え、前記第5乃至第8の加算器の出力信号を、移動
体の前後および左右の4方向の速度を示す信号として送
出することを特徴とする速度測定システム用送受波装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1023316A JPH077053B2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | 速度測定システム用送受波装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1023316A JPH077053B2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | 速度測定システム用送受波装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02201284A JPH02201284A (ja) | 1990-08-09 |
| JPH077053B2 true JPH077053B2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=12107180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1023316A Expired - Fee Related JPH077053B2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | 速度測定システム用送受波装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH077053B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004260554A (ja) * | 2003-02-26 | 2004-09-16 | Nippon Soken Inc | 侵入センサ用アンテナ |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4791011B2 (ja) * | 2004-07-02 | 2011-10-12 | 古野電気株式会社 | 超音波送波器、超音波送受波器およびこれを用いた探知装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4917768A (ja) * | 1972-06-06 | 1974-02-16 | ||
| JPS54131971A (en) * | 1978-03-30 | 1979-10-13 | Raytheon Co | Doppler measuring device |
-
1989
- 1989-01-31 JP JP1023316A patent/JPH077053B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004260554A (ja) * | 2003-02-26 | 2004-09-16 | Nippon Soken Inc | 侵入センサ用アンテナ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02201284A (ja) | 1990-08-09 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |