JPH0770567B2 - キヤリアテ−プ及びその製造方法 - Google Patents

キヤリアテ−プ及びその製造方法

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JPH0770567B2
JPH0770567B2 JP1420187A JP1420187A JPH0770567B2 JP H0770567 B2 JPH0770567 B2 JP H0770567B2 JP 1420187 A JP1420187 A JP 1420187A JP 1420187 A JP1420187 A JP 1420187A JP H0770567 B2 JPH0770567 B2 JP H0770567B2
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carrier tape
rolling
etching
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copper
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道彦 稲葉
道雄 佐藤
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はたとえばテープ移動ボンディング(TAB)に利
用されるキャリアテープに関する。
(従来の技術) 半導体装置のボンディング技術なワイヤボンディング技
術と、ワイヤレスボンディング技術との2つに大別され
る。前者はワイヤで半導体チップの電極とリードフレー
ムのリード端子とを接続するものである。この技術は、
接続数が少ない場合には十分対応できるが、素子の高集
積化に伴い、電極の寸法が100μm口以下となり、かつ
高密度となるにつれ、特に信頼性の点で問題が多くな
る。これに対して、後者の方法は半導体チップの電極
と、リードフレーム(後にのべるキャリアテープ)のリ
ード端子又はガラス、セラミック基板上の電極とを一括
してボンティングするものであり、素子の高集積化に対
応して信頼性を確保するために実用化がなされている。
このワイヤレスボンティング技術としては、例えばテー
プオートメイティッドボンディング方式(TAB方式)、
フリップチップ方式あるいはCCB方式などが知られてい
る。
この中で、TAB方式には第2図に示すようなキャリアテ
ープとよばれるチップ表面の電極に形成された突起物
(バンプ)と接続するインナーリードをもつテープ状の
導電媒体がある。
一般にキャリアテープのインナーリードは銅合金でつく
られており、延性が充分で曲げ加工性に富むこと、
エッチング性が良好なこと、250℃以上で機械的強度
がすぐれている事が必要項目としてあげられる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら近年チップ上の電極の微小化あるいは電極
間ピッチの縮小化がすすんでいたため、キャリアテープ
には精度よく微細なエッチングが必要となっている。し
かし従来の銅系キャリアテープでは、このような要求に
充分対応でななかった。
本発明はキャリアテープに求められる高精度のエッチン
グ性を可能とすることを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段及び作用) 本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねる過
程で、上記特性、とりわけのエッチング性の向上に関
して考察を加えた。まず、エッチング性が悪いというこ
とは、エッチング時に形成された内壁に大小不規則な欠
け部分が生じて、いわゆる不規則な“ガサ壁”となるこ
とをもって判断されている。それゆえ、エッチング性が
悪い材料には設計基準が求める微細なエッチング仕上り
を施せなくなるのである。
このことは、材料を構成する金属組織の種類と均一性、
結晶粒度の大小、結晶方位の集合性などに起因する問題
であると考えられる。そこで、本発明者らは、上記各因
子がキャリアテープに求められる特性に与える影響につ
いて種々検討した。その結果本キャリアテープの開発に
至った。
すなわち本発明のキャリアテープは、第1図に示すよう
に、とくにそのインナーリード部が銅を主成分とし、JI
S−GO551で規定する結晶粒度番号が7以上であること、
及び結晶方位がエッチング方向に(100)に集合してい
ることを特徴とするものである。
本発明のテープにおいて、その結晶粒度番号が7未満の
場合には、その粒径は粗大でありすぎるため、エッチン
グ時におけるエッチング除去が充分に進まず、結局は開
かない部分を生じる。しかし、あまり粒度番号が大きい
とカーリングをおこすこともあるので望ましくは8〜13
がよい。
また、本発明の材料において、その結晶方位は(100)
に集合していることが望ましい。それは、材料をエッチ
ングしたとき、形成されたリードの内壁面は従来のよう
にガサッぽくなく非常に滑らかになるので、微細なエッ
チングに適するからである。
通常(100)への集合の度合は40%以上であることが望
ましい。エッチング性はとくに(100)方位と(110)方
位に特に関係があり、(110)方位に集合しているとエ
ッチングにより形成されるリードとリード間のすきまが
不均一になり高精度、高密度のインナーリード形成が不
可能となり、悪影響を与える。一方(100)方位に集合
しているとこのような現象がなく、精度のよいリード形
成ができる。また、この他(111)方位もあるが、この
方位もエッチング性には都合がよい方位である。
この傾向を測定するには通常のX線回折法がよい。この
分析法で(100)方位に該当する(200)ピーク強度と
(110)方位に該当する(220)ピーク強度の比をとり
(200)/(220)が3以上であれば、エッチング性はよ
いことがわかった。
また、このようなキャリアテープは圧延銅でつくる場合
(100)方位を出しやすい。キャリアテープの種類とし
ては、第3図に示すように全体が圧延銅でできているも
のでもよく(a)ガラスエポチンやポリイミド等の無機
物や有機物のテープに圧延銅のインナーリードがついて
いてもよい(b.c)。またプラスチックやセラミックパ
ッケージに使うリードフレームにも応用できる。製造工
程としては所定量の銅と添加元等を加えたものを溶解し
たのち合金インゴットにする工程(第1の工程);合金
インゴットに複数回の圧延−焼鈍処理を施したのち、圧
延率40%以上で最終冷延処理を施す工程(第2の工
程); 冷延処理材に150〜1000℃の温度で焼鈍処理を施す工程
(第3の工程); 焼鈍処理材に圧延率30%以下で調整圧延処理を施す工程
(第4の工程); とから成る。
第1の工程は、上記した各成分の所定量を融解し、その
融液から所定組成の合金インゴットを調製する工程であ
る。これは、常用の大気溶解法を適用して行なってもよ
いし、エレクトロスラグ溶解法でもよい。
第2の工程は、得られた合金インゴットに圧延処理を施
す工程である。この工程で重要なことは、最終圧延は冷
延であり、その冷延時の圧延率が40%以上であるという
ことである。この工程で、基本的には(100)面への結
晶方位の集合度合が調節される。圧延率が40%未満の場
合には、投入される加工エネルギーが小さいので、イン
ゴット内の結晶方位を(100)面に配向せしめることが
困難であり、更には、次段の焼鈍処理(第3の工程)に
おいて成長する再結晶粒が所望する大きさにならず、結
晶粒度が小さくなる。しかし、極端に高い圧延率で加工
すると、付加される加工歪みの蓄積により加工過程で亀
裂等の現象が起る。好ましくは80%以上である。
第3の工程は、第2工程で得られた冷延処理材に焼鈍処
理を施して結晶方位をととのえ所定の結晶粒度にする。
焼鈍温度は150〜1000℃である。温度が150℃未満の場合
には上記した焼鈍効果が充分に発現せず、また100℃を
超えた温度の場合は、結晶粒度が大きくなり、エッチン
グ性が悪くなる。好ましくは、300〜800℃である。
第4の工程では、第3の工程で得られた焼鈍処理材は通
常熱変形しているので、この熱変形を修正して平板に調
整する圧延工程である。このときの圧延率は30%以下に
制御される。
圧延率が30%より大きい場合は、既に形成されている結
晶方位の(100)面への集合状態が破壊されるからであ
る。好ましくは20%以下である。
また、この工程で、板材には圧延時の加工歪みが蓄積さ
れてこの歪みは後段のキャリアテープ製作の諸工程で寸
法変形等の問題を起すこともあるので、調整圧延処理後
には更に500℃以下の温度、好ましくは100〜400℃で焼
鈍処理を施すことが有効である。
実施例1. Zrを0.3重量%、Crを0.6重量%、Siを0.01重量%、付随
的成分としてP.Sをそれぞれ0.001重量%、残部がCuから
成り、Arをふう入した溶解炉で調整されたインゴットを
用意した。
このインゴットを反復熱延したのち酸洗し1次および2
次冷延した。この冷延次における圧延率は80%であっ
た。
ついで圧延材を焼鈍炉に入れ、1×10-4Torr、400℃で
焼鈍したのち、圧延率10%で調整圧延した。最後に200
℃で焼鈍して熱変形を修正した。テープの厚さは0.15mm
である。
この板材は、JIS−GO551で規定する方法による結晶粒度
は9、(100)面への結晶方位の集合度合50%、X線回
折法による(200)/(220)ピーク強度比は4.0であっ
た。
得られた板材の両表面にフォトレジストを塗布し、これ
を乾燥したのち、ここに基準のパターンを形成したフィ
ルムを密着させフォトレジストを露光・現像して未露光
部分のフォトレジストを溶解除去した。ついで残置フォ
トレジストをバーニングして硬化させたのち、20%塩化
第二鉄溶液でエッチングし、しかるのちに残置レジスト
を熱アルカリで除去して第3図(a)に示すような断面
をもつタイプのキャリアテープを製作した。各リードの
幅は0.5mm、各リード間の間隔は0.5mmであった。各リー
ドの側面を顕微鏡観察したところ、ガサ壁はなかった。
その後表面に約2μmのSnめっきをほどこし、あらかじ
めAuバンプを電極上に形成してあるチップと位置あわせ
をし、インナーリードボンディングを行い、半導体装置
を完成させた。
実施例2. Niを0.2重量%、Snを0.2重量%、Znを0.04重量%、不可
避成分としてP.Sを0.001重量%、残部Cuを含むインゴッ
トを実施例1と同様な方法で溶解し、最終圧延率90%、
焼鈍温度500℃、調整圧延を5%の圧延率とし、その他
実施例1と同様に厚さ0.075mmの圧延銅をつくった。結
晶粒度番号は8、(100)方位への集合率は60%であ
り、X線回折法による(200)/(220)ピーク強度比は
6.8であった。この圧延銅をポリイミドのテープに接着
したのち、実施例1と同様な方法により、第3図(b)
に示すような断面をもつキャリアテープをつくった。各
リードの幅は0.2mm、各リードの間隔は0.4mmであった。
各リードの側面を顕微鏡観察したところ、ガサ壁はなか
った。
その後あらかじめはんだバンプを電極上に形成してある
チップと位置あわせをし、インナーリードボンディング
を行い、半導体装置を完成した。
実施例3.4 りん脱酸銅を実施例1と同様に溶解し、それぞれ最終圧
延率70%と95%、焼鈍温度600℃と300℃、調整圧延を20
%と3%に選んで行い、それぞれ0.1mm、0.05mmの圧延
銅を2種製造した。結晶粒度番号、(100)方位の集合
率、X線回折法による(200)/(220)ピーク強度比
は、最終圧延率70%のものでそれぞれ7、40%、3.0と
なり、最終圧延率95%のものでそれぞれ13、70%、8.0
となった。この圧延銅を実施例1と同様にエッチングし
た結果ガサ壁のないキャリアテープができた。
その後あらかじめAuバンプを電極上に形成してあるチッ
プにインナーリードボンディングをして、半導体装置を
つくった。
〔発明の効果〕
本発明により高精度で高品質のエッチング面をもつキャ
リアテープを得ることができ、その工業的価値は極めて
大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概略斜視図、第2図はキャリアテープ
の外観を示す斜視図、第3図はキャリアテープのインナ
ーリード部の断面図。 1……インナーリード、2……エッチング内壁、3……
ガラスエポキシ、4……ポリイミド。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャリアテープにおける金属基体が銅を主
    成分とし、該金属基体の結晶粒度がJIS−GO551に示され
    るところの粒度番号7以上であり、かつ、テープ面の結
    晶方位が(100)に集合している事を特徴とするキャリ
    アテープ。
  2. 【請求項2】金属基体は圧延銅である特許請求の範囲第
    1項のキャリアテープ。
  3. 【請求項3】X線回折強度で(200)回折強度が(220)
    回折強度の3倍以上となるところの特許請求の範囲第1
    項記載のキャリアテープ。
  4. 【請求項4】銅合金を溶解したのちインゴットにする工
    程と、このインゴットに複数回の圧延一焼鈍を施したの
    ち、圧延率40%以上の最終冷延処理を施こす工程と、15
    0〜1000℃で焼鈍する工程と、30%以下で調整圧延する
    工程と、この圧延材をエッチングする工程を含むことを
    特徴とするキャリアテープの製造方法。
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