JPH0770857A - 抗菌性を有するコアヤーン - Google Patents
抗菌性を有するコアヤーンInfo
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- JPH0770857A JPH0770857A JP23412393A JP23412393A JPH0770857A JP H0770857 A JPH0770857 A JP H0770857A JP 23412393 A JP23412393 A JP 23412393A JP 23412393 A JP23412393 A JP 23412393A JP H0770857 A JPH0770857 A JP H0770857A
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 糸条自体に抗菌性を有する複合糸の提供を目
的とする。 【構成】 連続糸条と二種の短繊維成分からなる横断面
芯鞘三層構造のコアヤーン(1)であって、コアヤーン
(1)の内層部に高分子重合体からなるマルチフィラメ
ントの連続糸条(2)を、中層部に抗菌作用を有する金
属イオン保持の高分子重合体からなる短繊維成分A(3
A)を、外層部にコーマー工程揚りの綿繊維からなる短
繊維成分B(3B)を配置し、外層部の短繊維成分B
(3B)及び中層部の短繊維成分A(3A)を連続糸条
(2)の回りに実撚状に捲回し、内層部の連続糸条
(2)に該捲回方向と同一撚方向の実撚を付与する。
的とする。 【構成】 連続糸条と二種の短繊維成分からなる横断面
芯鞘三層構造のコアヤーン(1)であって、コアヤーン
(1)の内層部に高分子重合体からなるマルチフィラメ
ントの連続糸条(2)を、中層部に抗菌作用を有する金
属イオン保持の高分子重合体からなる短繊維成分A(3
A)を、外層部にコーマー工程揚りの綿繊維からなる短
繊維成分B(3B)を配置し、外層部の短繊維成分B
(3B)及び中層部の短繊維成分A(3A)を連続糸条
(2)の回りに実撚状に捲回し、内層部の連続糸条
(2)に該捲回方向と同一撚方向の実撚を付与する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抗菌性を有する複合糸に
関し、さらに詳しくは、芯部の内層部に高分子重合体の
連続糸条を、鞘部の中層部に抗菌性を有する高分子重合
体の短繊維成分を、外層部に綿繊維の短繊維成分を配置
したコアヤーンに関する。
関し、さらに詳しくは、芯部の内層部に高分子重合体の
連続糸条を、鞘部の中層部に抗菌性を有する高分子重合
体の短繊維成分を、外層部に綿繊維の短繊維成分を配置
したコアヤーンに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人の一人は先に特開昭59−13
3235号公報で以って、抗菌作用を有する金属イオン
を保持しているゼオライト系固定粒子を含む有機高分子
体を提案し、更に該有機高分子体を用いた繊維構造物素
材に関する発明を特願平2−24800号でもって出願
した。
3235号公報で以って、抗菌作用を有する金属イオン
を保持しているゼオライト系固定粒子を含む有機高分子
体を提案し、更に該有機高分子体を用いた繊維構造物素
材に関する発明を特願平2−24800号でもって出願
した。
【0003】前記発明は最外層が天然繊維あるいは再生
セルロース繊維、最外層以外の少なくとも一層が抗菌作
用を有する金属イオンを保持しているゼオライト系固体
粒子が含有されている合成繊維であり、この様な多層構
造糸を要旨としている。この発明は繊維構造物に抗菌性
を付与するために従来から行なわれていた抗菌剤や防カ
ビ剤を後加工で付与する方法に比べて、充分な抗菌能
力、白度及び耐光堅牢度を繊維構造物を構成する素材自
体が持っており、この様なことから耐久性及び風合の点
において、格段に優れている。
セルロース繊維、最外層以外の少なくとも一層が抗菌作
用を有する金属イオンを保持しているゼオライト系固体
粒子が含有されている合成繊維であり、この様な多層構
造糸を要旨としている。この発明は繊維構造物に抗菌性
を付与するために従来から行なわれていた抗菌剤や防カ
ビ剤を後加工で付与する方法に比べて、充分な抗菌能
力、白度及び耐光堅牢度を繊維構造物を構成する素材自
体が持っており、この様なことから耐久性及び風合の点
において、格段に優れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記繊維構造
物の備える特徴をより改善することを課題とするもの
で、特に前記繊維構造物が抗菌性ゼオライトを有機高分
子体に含有していることから風合の粗硬さを生じている
が、これをより改善しようとするものである。
物の備える特徴をより改善することを課題とするもの
で、特に前記繊維構造物が抗菌性ゼオライトを有機高分
子体に含有していることから風合の粗硬さを生じている
が、これをより改善しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の構成を備えている。即ち連続糸条と二
種の短繊維成分からなる横断面芯鞘三層構造のコアヤー
ンであって、コアヤーンの内層部に高分子重合体からな
るマルチフィラメントの連続糸条を、中層部に抗菌作用
を有する金属イオン保持の高分子重合体からなる短繊維
成分Aを、外層部にコーマー工程揚りの綿繊維からなる
短繊維成分Bを配置し、外層部の短繊維成分B及び中層
部の短繊維成分Aを連続糸条の回りに実撚状に捲回し、
内層部の連続糸条に該捲回方向と同一撚方向の実撚を付
与したことを要旨とするものである。
に、本発明は次の構成を備えている。即ち連続糸条と二
種の短繊維成分からなる横断面芯鞘三層構造のコアヤー
ンであって、コアヤーンの内層部に高分子重合体からな
るマルチフィラメントの連続糸条を、中層部に抗菌作用
を有する金属イオン保持の高分子重合体からなる短繊維
成分Aを、外層部にコーマー工程揚りの綿繊維からなる
短繊維成分Bを配置し、外層部の短繊維成分B及び中層
部の短繊維成分Aを連続糸条の回りに実撚状に捲回し、
内層部の連続糸条に該捲回方向と同一撚方向の実撚を付
与したことを要旨とするものである。
【0006】前記要旨に記載する高分子重合体からなる
マルチフィラメントの連続糸条としては、ポリアミド重
合体,ポリエステル重合体,ポリオレフィン重合体,ア
クリルニトリルを主成分とするアクリル系重合体の連続
糸条が考えられるが、強度,寸法安定性の得やすさから
考えると、ナイロン6,ナイロン66,等のポリアミド
重合体、ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテ
レフタレート等に代表されるポリエステル重合体の連続
糸条が好適であり、繊維特性の点からポリエチレンテレ
フタレートによるものが最も適している。
マルチフィラメントの連続糸条としては、ポリアミド重
合体,ポリエステル重合体,ポリオレフィン重合体,ア
クリルニトリルを主成分とするアクリル系重合体の連続
糸条が考えられるが、強度,寸法安定性の得やすさから
考えると、ナイロン6,ナイロン66,等のポリアミド
重合体、ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテ
レフタレート等に代表されるポリエステル重合体の連続
糸条が好適であり、繊維特性の点からポリエチレンテレ
フタレートによるものが最も適している。
【0007】しかして本発明の内層部を構成する前記マ
ルチフィラメントの総デニールとしては20〜75デニ
ールであることが好ましい。総デニールが細く20未満
であると、単糸相互の結合性と短繊維成分A・Bの被覆
性は向上するが、得られる複合糸を織編物に使用した場
合マルチフィラメントの特性である寸法安定性,強度,
コシ,ハリが織編物に具現化しなくなる欠点があり、一
方総デニールが75を越えるとコアヤーンを構成する総
デニール(番手)が太くなり、得られる織編物の風合が
粗硬となる欠点がある。
ルチフィラメントの総デニールとしては20〜75デニ
ールであることが好ましい。総デニールが細く20未満
であると、単糸相互の結合性と短繊維成分A・Bの被覆
性は向上するが、得られる複合糸を織編物に使用した場
合マルチフィラメントの特性である寸法安定性,強度,
コシ,ハリが織編物に具現化しなくなる欠点があり、一
方総デニールが75を越えるとコアヤーンを構成する総
デニール(番手)が太くなり、得られる織編物の風合が
粗硬となる欠点がある。
【0008】また前記マルチフィラメントの構成本数と
しては4〜24本、好ましくは6〜18本、構成する単
糸フィラメントのデニールとしては1.5〜3デニールが
好ましい。単糸数が少なくなり単糸のデニールが太くな
ると、得られる複合糸によって製造される織編物の柔軟
性が乏しくなり、逆に単糸数が24本を越えると本発明
の特徴である芯部の捻転により各フィラメントが整然と
集積する効果が失なわれる。
しては4〜24本、好ましくは6〜18本、構成する単
糸フィラメントのデニールとしては1.5〜3デニールが
好ましい。単糸数が少なくなり単糸のデニールが太くな
ると、得られる複合糸によって製造される織編物の柔軟
性が乏しくなり、逆に単糸数が24本を越えると本発明
の特徴である芯部の捻転により各フィラメントが整然と
集積する効果が失なわれる。
【0009】次いで本発明に用いる短繊維成分A・Bに
ついて説明する。短繊維成分Bとしてはコーマー工程を
経由した綿繊維であることを要する。綿繊維は比較的繊
度が細く、コアヤーンを作るに際し、外層部を構成する
繊維の本数を多くしやすいこと、又綿繊維は管を圧しつ
ぶしたリボン状の断面形状に加えて天然撚りという「ね
じれ」を持っているために繊維同志がよく抱合し合うこ
と、更にこの繊維はコーマー工程を経由しているので短
繊維の含有量が少なく表面が平滑であることが湊合し
て、コアヤーン外層部の構成繊維として好適である。
ついて説明する。短繊維成分Bとしてはコーマー工程を
経由した綿繊維であることを要する。綿繊維は比較的繊
度が細く、コアヤーンを作るに際し、外層部を構成する
繊維の本数を多くしやすいこと、又綿繊維は管を圧しつ
ぶしたリボン状の断面形状に加えて天然撚りという「ね
じれ」を持っているために繊維同志がよく抱合し合うこ
と、更にこの繊維はコーマー工程を経由しているので短
繊維の含有量が少なく表面が平滑であることが湊合し
て、コアヤーン外層部の構成繊維として好適である。
【0010】一方本発明の中層部を構成する短繊維成分
Aとしては、特開昭59−133235号公報に記載す
る「ゼオライト粒子含有高分子体」が利用し得る。該高
分子体は、ゼオライト系固体粒子と有機高分子体とから
なり、該ゼオライト系固体粒子の少なくとも1部が殺菌
作用を有する金属イオンを保持していることを特徴とす
るもので、高分子体の組成としては先に説明したポリエ
チレンテレフタレートによるポリエステル重合体が好適
である。
Aとしては、特開昭59−133235号公報に記載す
る「ゼオライト粒子含有高分子体」が利用し得る。該高
分子体は、ゼオライト系固体粒子と有機高分子体とから
なり、該ゼオライト系固体粒子の少なくとも1部が殺菌
作用を有する金属イオンを保持していることを特徴とす
るもので、高分子体の組成としては先に説明したポリエ
チレンテレフタレートによるポリエステル重合体が好適
である。
【0011】しかして前記ゼオライト粒子含有高分子体
の繊維は紡績可能な繊度及び繊維長で形成されており、
繊度としては1.5〜5.0D 、繊維長としては綿繊維の繊
維長に合せて28〜40mm、好ましくは36〜38m
m程度が良好である。
の繊維は紡績可能な繊度及び繊維長で形成されており、
繊度としては1.5〜5.0D 、繊維長としては綿繊維の繊
維長に合せて28〜40mm、好ましくは36〜38m
m程度が良好である。
【0012】三者混からなる前記コアヤーンにおいて、
連続糸条と短繊維成分A・Bとの混合比率は、10:9
0〜55:45(重量比)であることを要する。この範
囲を外れて連続糸条の比率が低くなると、芯部に高分子
重合体のマルチフィラメントを配置した特徴である複合
糸の優れた強伸度が得られず、又連続糸条の比率が高く
なると短繊維成分側の被覆状態が悪くなり、品質の安定
性に欠けることとなる。
連続糸条と短繊維成分A・Bとの混合比率は、10:9
0〜55:45(重量比)であることを要する。この範
囲を外れて連続糸条の比率が低くなると、芯部に高分子
重合体のマルチフィラメントを配置した特徴である複合
糸の優れた強伸度が得られず、又連続糸条の比率が高く
なると短繊維成分側の被覆状態が悪くなり、品質の安定
性に欠けることとなる。
【0013】又短繊維成分A・B間の混用比率は綿繊維
の被覆が完全に実施される程度、即ち1:9〜2:8程
度に保つことが必要であり、上記範囲を外れると綿繊維
の被覆が不完全のものとなるか、又は抗菌性が少くな
り、本発明の効果が得られない欠点がある。
の被覆が完全に実施される程度、即ち1:9〜2:8程
度に保つことが必要であり、上記範囲を外れると綿繊維
の被覆が不完全のものとなるか、又は抗菌性が少くな
り、本発明の効果が得られない欠点がある。
【0014】次いで本発明の連続糸条及び短繊維成分に
付与する実撚について説明する。本発明のコアヤーン即
ち複合糸は、紡績工程の最終ドラフト過程である精紡機
において、中心部に短繊維成分(A)を、その外側に綿
繊維の短繊維成分(B)を配置したフリース状繊維束の
中心に連続糸条を配置し、ニップ点で三者を同時に把持
し、ニップ点を出た直後に三者を同時に同方向に施撚す
ることにより前記要旨に記載する複合糸の施撚状態、即
ち外層部の短繊維成分A・Bを連続糸条の回りに実撚状
に捲回し、中心部の連続糸条に前記捲回方向と同一撚方
向の実撚を付与する状態となる。
付与する実撚について説明する。本発明のコアヤーン即
ち複合糸は、紡績工程の最終ドラフト過程である精紡機
において、中心部に短繊維成分(A)を、その外側に綿
繊維の短繊維成分(B)を配置したフリース状繊維束の
中心に連続糸条を配置し、ニップ点で三者を同時に把持
し、ニップ点を出た直後に三者を同時に同方向に施撚す
ることにより前記要旨に記載する複合糸の施撚状態、即
ち外層部の短繊維成分A・Bを連続糸条の回りに実撚状
に捲回し、中心部の連続糸条に前記捲回方向と同一撚方
向の実撚を付与する状態となる。
【0015】しかして前記施撚の撚方向および撚数につ
いて説明すると、撚方向は複合糸の使用用途によって定
まるものでS撚,Z撚いずれでも良いが、連続糸条が予
め延撚工程等で施撚されたものである時は、複合糸の均
一性から予め連続糸条に付与した撚方向と同方向、即ち
追撚りが好適である。また複合糸の撚数が多いほど得ら
れる複合糸の品質が安定するが、これが過度になるとビ
リが発生し、編織等、次工程での取扱いを困難にし、撚
セット等の余分な工程を必要とする。又複合糸の撚数が
低いと、連続糸条と短繊維成分との結合並びにそのバラ
ンスが悪くなり、品質上好ましくない。複合糸の英式綿
番手をN、撚数をインチ当りT回、撚係数をKとした
時、K=T/√Nとなるが、このKを3.0〜5.5の範囲
に、好ましくは3.5〜4.5に設定することが好ましい。
いて説明すると、撚方向は複合糸の使用用途によって定
まるものでS撚,Z撚いずれでも良いが、連続糸条が予
め延撚工程等で施撚されたものである時は、複合糸の均
一性から予め連続糸条に付与した撚方向と同方向、即ち
追撚りが好適である。また複合糸の撚数が多いほど得ら
れる複合糸の品質が安定するが、これが過度になるとビ
リが発生し、編織等、次工程での取扱いを困難にし、撚
セット等の余分な工程を必要とする。又複合糸の撚数が
低いと、連続糸条と短繊維成分との結合並びにそのバラ
ンスが悪くなり、品質上好ましくない。複合糸の英式綿
番手をN、撚数をインチ当りT回、撚係数をKとした
時、K=T/√Nとなるが、このKを3.0〜5.5の範囲
に、好ましくは3.5〜4.5に設定することが好ましい。
【0016】次いで本発明に係る複合糸、即ちコアヤー
ンの構成を図面により説明する。図1は本発明に係る実
施例の糸条の横断面図で示す斜視図である。図1に示す
通り、本発明に係るコアヤーン(1)は前記構成からな
るマルチフィラメントの連続糸条(2)をコアヤーン
(1)の中心部に配置し、上記構成からなる短繊維成分
A(3A)を連続糸条(2)の回りに実撚で捲回させ、
更に連続糸条(2)の外側、且つ短繊維成分A(3A)
の外側に短繊維成分B(3B)を前記実撚で捲回させ、
しかも中心部の連続糸条(2)に短繊維成分A(3A)
及びB(3B)の捲回方向と同一方向の実撚を付与した
構造となっている。
ンの構成を図面により説明する。図1は本発明に係る実
施例の糸条の横断面図で示す斜視図である。図1に示す
通り、本発明に係るコアヤーン(1)は前記構成からな
るマルチフィラメントの連続糸条(2)をコアヤーン
(1)の中心部に配置し、上記構成からなる短繊維成分
A(3A)を連続糸条(2)の回りに実撚で捲回させ、
更に連続糸条(2)の外側、且つ短繊維成分A(3A)
の外側に短繊維成分B(3B)を前記実撚で捲回させ、
しかも中心部の連続糸条(2)に短繊維成分A(3A)
及びB(3B)の捲回方向と同一方向の実撚を付与した
構造となっている。
【0017】上記構成からなる本発明のコアヤーン
(1)は例えば以下の精紡過程で製造される。これを図
2により詳細に説明すると、図2において、(4)は高
分子重合体よりなるマルチフィラメントの連続糸条
(2)を巻着したパーン、(5)は短繊維成分A(3
A)及びB(3B)を合せたロービング(6)を巻着し
た粗糸ボビンである。短繊維成分A(3A)、及び短繊
維成分B(3B)を含有する前記ロービング(6)は、
練条2番の過程において供給スライバー(通常8本)の
中央部(端から4番目又は5番目)に短繊維成分A(3
A)のスライバーを1本供給し、又他のスイラバーに短
繊維成分B(3B)であるコーマー揚り練条1番のスイ
ラバー(コーマー落綿量10〜20%)を供給して練条
2番揚りの混紡スライバーを作り、これを粗紡機に仕掛
けて製造される。当ロービング(6)は、へん平状態に
おいて軸線に沿ってその中央に短繊維成分A(3A)
が、又その両側に短繊維成分B(3B)を存在してい
る。
(1)は例えば以下の精紡過程で製造される。これを図
2により詳細に説明すると、図2において、(4)は高
分子重合体よりなるマルチフィラメントの連続糸条
(2)を巻着したパーン、(5)は短繊維成分A(3
A)及びB(3B)を合せたロービング(6)を巻着し
た粗糸ボビンである。短繊維成分A(3A)、及び短繊
維成分B(3B)を含有する前記ロービング(6)は、
練条2番の過程において供給スライバー(通常8本)の
中央部(端から4番目又は5番目)に短繊維成分A(3
A)のスライバーを1本供給し、又他のスイラバーに短
繊維成分B(3B)であるコーマー揚り練条1番のスイ
ラバー(コーマー落綿量10〜20%)を供給して練条
2番揚りの混紡スライバーを作り、これを粗紡機に仕掛
けて製造される。当ロービング(6)は、へん平状態に
おいて軸線に沿ってその中央に短繊維成分A(3A)
が、又その両側に短繊維成分B(3B)を存在してい
る。
【0018】粗糸ボビン(5)より解舒された前記ロー
ビング(6)は、通常の精紡過程、即ちロービングロッ
ド(7),トランペットガイド(8),バックローラー
対(9),エプロンを有するミドルローラー対(1
0),上下一対のフロントローラー(11)を経由す
る。その間バックローラー対(9),ミドルローラー対
(10),フロントローラー対(11)で形成されるド
ラフトゾーン(12)の作用を受けてフリースとなりフ
ロントローラー対(11)のニップ点(13)に達す
る。一方パーン(4)より解舒された連続糸条(2)は
テンション調節装置(14)を経由してガイド(15)
に到達し、該ガイド(15)に導かれて、ミドルローラ
ー対(10)とフロントローラー対(11)の間隙から
走行するロービング(6)のフリース中心の直上に重な
り、フロントローラー対(11)のニップ点(13)に
到達する。しかる後、重合したロービング(6)のフリ
ースと連続糸条(2)とはニップ点(13)を出た直
後、公知のリング・トラベラー機構(図示しない)の捻
転作用を受け、前述した通り、連続糸条(2)を芯とし
短繊維成分A(3A)及びB(3B)を鞘とし、且つ両
者が同一方向に施撚した三層構造のコアヤーン(1)と
なる。尚図上(16)は連続糸条(2)と短繊維成分の
フリースとの相互位置を調節するガイド(15)位置設
定用の捻子である。
ビング(6)は、通常の精紡過程、即ちロービングロッ
ド(7),トランペットガイド(8),バックローラー
対(9),エプロンを有するミドルローラー対(1
0),上下一対のフロントローラー(11)を経由す
る。その間バックローラー対(9),ミドルローラー対
(10),フロントローラー対(11)で形成されるド
ラフトゾーン(12)の作用を受けてフリースとなりフ
ロントローラー対(11)のニップ点(13)に達す
る。一方パーン(4)より解舒された連続糸条(2)は
テンション調節装置(14)を経由してガイド(15)
に到達し、該ガイド(15)に導かれて、ミドルローラ
ー対(10)とフロントローラー対(11)の間隙から
走行するロービング(6)のフリース中心の直上に重な
り、フロントローラー対(11)のニップ点(13)に
到達する。しかる後、重合したロービング(6)のフリ
ースと連続糸条(2)とはニップ点(13)を出た直
後、公知のリング・トラベラー機構(図示しない)の捻
転作用を受け、前述した通り、連続糸条(2)を芯とし
短繊維成分A(3A)及びB(3B)を鞘とし、且つ両
者が同一方向に施撚した三層構造のコアヤーン(1)と
なる。尚図上(16)は連続糸条(2)と短繊維成分の
フリースとの相互位置を調節するガイド(15)位置設
定用の捻子である。
【0019】
【作用】上記構成からなる本発明のコアヤーンによれ
ば、親水性にすぐれた表面層の短繊維成分B(3B)、
即ち綿繊維が汗等の水分を吸水し、それが中間層及び最
内層の短繊維成分(A)と連続糸条に伝達し、これを介
してすばやく発散する作用をなす。又中間層の抗菌性短
繊維成分(A)に抗菌防臭効果を加えてあるので織編し
た場合に布帛にこの機能を備えしめることができる。
ば、親水性にすぐれた表面層の短繊維成分B(3B)、
即ち綿繊維が汗等の水分を吸水し、それが中間層及び最
内層の短繊維成分(A)と連続糸条に伝達し、これを介
してすばやく発散する作用をなす。又中間層の抗菌性短
繊維成分(A)に抗菌防臭効果を加えてあるので織編し
た場合に布帛にこの機能を備えしめることができる。
【0020】以下図を参照して本発明の実施例を具体的
に説明する。綿繊維から形成されているコーマー工程経
由の練条1番揚りのスライバー72.8重量部(コーマー
落綿14.5%)と、特開昭59−133235号公報に
開示する抗菌処理を施したポリエステルステープル(1.
3D×38mm)の練条1番揚りスライバー8.32重量
部とを練条2番にて前記手法により混紡し複合スライバ
ーを得た。次いでこれを粗紡工程に通して130ゲレン
/15ヤードをロービングにした。該ロービングはへん
平状態においてその中央部にポリエステルステープルが
存在し、その両側に綿繊維が存在している。
に説明する。綿繊維から形成されているコーマー工程経
由の練条1番揚りのスライバー72.8重量部(コーマー
落綿14.5%)と、特開昭59−133235号公報に
開示する抗菌処理を施したポリエステルステープル(1.
3D×38mm)の練条1番揚りスライバー8.32重量
部とを練条2番にて前記手法により混紡し複合スライバ
ーを得た。次いでこれを粗紡工程に通して130ゲレン
/15ヤードをロービングにした。該ロービングはへん
平状態においてその中央部にポリエステルステープルが
存在し、その両側に綿繊維が存在している。
【0021】ポリエステルステープルと綿繊維とを層別
に含有するロービングを図2に示すロービング(6)と
して用い、ポリエステルフィラメント50D ×24F を
連続糸条として用い、図2に示す装置を使用して20番
手(英式綿番手)の精紡コアヤーンを得た。精紡機の紡
出要項は次の通りである。 精紡ドラフト 25.63倍 撚数18.45
回/インチ スピンドル回転数 12126R/M 以上の過程により得られた精紡コアヤーンは、図1に示
す構造を備え、抗菌効果に優れたものであった。
に含有するロービングを図2に示すロービング(6)と
して用い、ポリエステルフィラメント50D ×24F を
連続糸条として用い、図2に示す装置を使用して20番
手(英式綿番手)の精紡コアヤーンを得た。精紡機の紡
出要項は次の通りである。 精紡ドラフト 25.63倍 撚数18.45
回/インチ スピンドル回転数 12126R/M 以上の過程により得られた精紡コアヤーンは、図1に示
す構造を備え、抗菌効果に優れたものであった。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る複合糸
のコアヤーンによれば、芯部の連続糸条と表面層の綿繊
維との間に抗菌性短繊維成分を配置した簡単な構造によ
り、清潔感と快適性を兼備させることが出来、特に最外
層の綿繊維は、コーマー工程揚りであるので、高級外衣
に使用することが出来、スポーツ用として最適である。
のコアヤーンによれば、芯部の連続糸条と表面層の綿繊
維との間に抗菌性短繊維成分を配置した簡単な構造によ
り、清潔感と快適性を兼備させることが出来、特に最外
層の綿繊維は、コーマー工程揚りであるので、高級外衣
に使用することが出来、スポーツ用として最適である。
【図1】本発明に係るコアヤーンの横断面を画いた斜視
図である。
図である。
【図2】本発明に係るコアヤーンの製造過程を示す説明
図である。
図である。
1 コアヤーン 2 連続糸条 3A 短繊維成分A 3B 短繊維成分B
フロントページの続き (72)発明者 田中 進 三重県松阪市田村町字六才500−23 (72)発明者 浜田 寅臣 三重県松阪市大黒田町1858
Claims (1)
- 【請求項1】 連続糸条と二種の短繊維成分からなる横
断面芯鞘三層構造のコアヤーン(1)であって、コアヤ
ーン(1)の内層部に高分子重合体からなるマルチフィ
ラメントの連続糸条(2)を、中層部に抗菌作用を有す
る金属イオン保持の高分子重合体からなる短繊維成分A
(3A)を、外層部にコーマー工程揚りの綿繊維からな
る短繊維成分B(3B)を配置し、外層部の短繊維成分
B(3B)及び中層部の短繊維成分A(3A)を連続糸
条(2)の回りに実撚状に捲回し、内層部の連続糸条
(2)に該捲回方向と同一撚方向の実撚を付与したこと
を特徴とする抗菌性を有するコアヤーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23412393A JPH0770857A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 抗菌性を有するコアヤーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23412393A JPH0770857A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 抗菌性を有するコアヤーン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0770857A true JPH0770857A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=16966000
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23412393A Pending JPH0770857A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 抗菌性を有するコアヤーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0770857A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0980922A3 (de) * | 1998-08-05 | 2001-06-27 | Eva-Maria Haug | Fasergewebe |
| JP2023511826A (ja) * | 2019-12-18 | 2023-03-23 | パトリック ヤーン ミルズ,インコーポレーテッド | 複合糸を形成するための方法およびシステム |
| CN117661165A (zh) * | 2023-11-17 | 2024-03-08 | 江阴海澜科技有限公司 | 一种棉柔纱、棉柔线、面料及其制备方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6228426A (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-06 | カネボウ綿糸株式会社 | 複合精紡糸及びその製造方法 |
| JPH03206147A (ja) * | 1989-08-21 | 1991-09-09 | Kanebo Ltd | 抗菌性繊維構造物素材 |
| JPH05156540A (ja) * | 1991-12-09 | 1993-06-22 | Toyobo Co Ltd | 多層複合糸 |
-
1993
- 1993-08-25 JP JP23412393A patent/JPH0770857A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6228426A (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-06 | カネボウ綿糸株式会社 | 複合精紡糸及びその製造方法 |
| JPH03206147A (ja) * | 1989-08-21 | 1991-09-09 | Kanebo Ltd | 抗菌性繊維構造物素材 |
| JPH05156540A (ja) * | 1991-12-09 | 1993-06-22 | Toyobo Co Ltd | 多層複合糸 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0980922A3 (de) * | 1998-08-05 | 2001-06-27 | Eva-Maria Haug | Fasergewebe |
| JP2023511826A (ja) * | 2019-12-18 | 2023-03-23 | パトリック ヤーン ミルズ,インコーポレーテッド | 複合糸を形成するための方法およびシステム |
| CN117661165A (zh) * | 2023-11-17 | 2024-03-08 | 江阴海澜科技有限公司 | 一种棉柔纱、棉柔线、面料及其制备方法 |
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