JPH0770926A - 接着芯地用の水系接着剤組成物及び接着芯地 - Google Patents
接着芯地用の水系接着剤組成物及び接着芯地Info
- Publication number
- JPH0770926A JPH0770926A JP16625893A JP16625893A JPH0770926A JP H0770926 A JPH0770926 A JP H0770926A JP 16625893 A JP16625893 A JP 16625893A JP 16625893 A JP16625893 A JP 16625893A JP H0770926 A JPH0770926 A JP H0770926A
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- interlining
- adhesive
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 接着芯地用の水系接着剤組成物及び接着芯地
を提供する。 【構成】 水系接着剤組成物は、熱可塑性樹脂と、ベヘ
ニン酸を主成分とする脂肪酸とを含有し;接着芯地は、
芯地基布の表面にその組成物を乾燥状態で付着・担持す
る。 【効果】 帯電防止性などを付与するためにカチオン系
化合物で加工した表地と接着・接合しても、表地の変色
が起きない。
を提供する。 【構成】 水系接着剤組成物は、熱可塑性樹脂と、ベヘ
ニン酸を主成分とする脂肪酸とを含有し;接着芯地は、
芯地基布の表面にその組成物を乾燥状態で付着・担持す
る。 【効果】 帯電防止性などを付与するためにカチオン系
化合物で加工した表地と接着・接合しても、表地の変色
が起きない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接着芯地用の水系接着
剤組成物及びその水系接着剤組成物を用いて調製した接
着芯地に関する。
剤組成物及びその水系接着剤組成物を用いて調製した接
着芯地に関する。
【0002】
【従来の技術】衣料用接着芯地は衣服の表地の芯材とし
て用いられる。接着芯地は、不織布、編布や織布などの
基布の片面にホットメルトタイプの接着樹脂をドット状
などの様々な形状に塗布加工してあり、これらの接着芯
地を表地と共にアイロンなどで加熱・加圧することによ
り両者を接着・接合させることができる。ところが、表
地として、帯電防止性などを付与するためにカチオン系
化合物で加工したものを用いると、前記の接着芯地との
接着・接合処理により、表地の色が濡れたように濃く変
色する場合があることが知られていた。
て用いられる。接着芯地は、不織布、編布や織布などの
基布の片面にホットメルトタイプの接着樹脂をドット状
などの様々な形状に塗布加工してあり、これらの接着芯
地を表地と共にアイロンなどで加熱・加圧することによ
り両者を接着・接合させることができる。ところが、表
地として、帯電防止性などを付与するためにカチオン系
化合物で加工したものを用いると、前記の接着芯地との
接着・接合処理により、表地の色が濡れたように濃く変
色する場合があることが知られていた。
【0003】実開平4−123294号公報は、前記の
変色の原因を以下のように説明している。すなわち、接
着芯地に前記接着樹脂を塗布する際には、粉末プラスチ
ック接着剤(粒子状熱可塑性樹脂)を分散して含む水系
接着剤を用いる。従来、この水系接着剤には、分散剤と
してステアリン酸を含有する脂肪酸が含まれていた。ス
テアリン酸として工業用ステアリン酸を用いると、ステ
アリン酸以外に低炭素数の飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸が
不純物として含まれており、これらの不純物がステアリ
ン酸と共に、接着芯地の接着樹脂層にかなりの量で残留
する。不純物を含有する接着剤層を担持した接着芯地
を、カチオン系化合物で加工した表地に加熱・加圧して
接着・接合させると、前記の不純物が表地に移行してカ
チオン系化合物と化学反応を起こし、表地の色が濡れた
ような濃い色に変色するというものであった。従って、
前記実開平4−123294号公報には、純度が70%
以上のステアリン酸を用いることによって前記の変色を
防止する技術が記載されている。
変色の原因を以下のように説明している。すなわち、接
着芯地に前記接着樹脂を塗布する際には、粉末プラスチ
ック接着剤(粒子状熱可塑性樹脂)を分散して含む水系
接着剤を用いる。従来、この水系接着剤には、分散剤と
してステアリン酸を含有する脂肪酸が含まれていた。ス
テアリン酸として工業用ステアリン酸を用いると、ステ
アリン酸以外に低炭素数の飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸が
不純物として含まれており、これらの不純物がステアリ
ン酸と共に、接着芯地の接着樹脂層にかなりの量で残留
する。不純物を含有する接着剤層を担持した接着芯地
を、カチオン系化合物で加工した表地に加熱・加圧して
接着・接合させると、前記の不純物が表地に移行してカ
チオン系化合物と化学反応を起こし、表地の色が濡れた
ような濃い色に変色するというものであった。従って、
前記実開平4−123294号公報には、純度が70%
以上のステアリン酸を用いることによって前記の変色を
防止する技術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
開平4−123294号公報記載の方法では、依然とし
て前記の変色を充分に解消することはできなかった。従
って、本発明の目的は、カチオン系化合物で加工した表
地に加熱・加圧して接着・接合させても、表地を変色さ
せない、更に改良された手段を提供することにある。
開平4−123294号公報記載の方法では、依然とし
て前記の変色を充分に解消することはできなかった。従
って、本発明の目的は、カチオン系化合物で加工した表
地に加熱・加圧して接着・接合させても、表地を変色さ
せない、更に改良された手段を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的は、本発明に
より、熱可塑性樹脂と、ベヘニン酸を主成分とする脂肪
酸を含有することを特徴とする、接着芯地用の水系接着
剤組成物によって達成することができる。また、本発明
は芯地基布の表面に接着剤組成物を付着させた接着芯地
において、該接着剤組成物が熱可塑性樹脂とベヘニン酸
を主成分とする脂肪酸とを含有することを特徴とする接
着芯地にも関する。
より、熱可塑性樹脂と、ベヘニン酸を主成分とする脂肪
酸を含有することを特徴とする、接着芯地用の水系接着
剤組成物によって達成することができる。また、本発明
は芯地基布の表面に接着剤組成物を付着させた接着芯地
において、該接着剤組成物が熱可塑性樹脂とベヘニン酸
を主成分とする脂肪酸とを含有することを特徴とする接
着芯地にも関する。
【0006】接着芯地用の水系接着剤組成物は、一般的
に、水分散媒の中に熱可塑性樹脂の粒子を分散して含ん
でおり、分散剤として、例えば、特公昭52−2200
8号や特公昭55−39191号各公報に記載の分散剤
(懸濁剤)が使用されている。前記の分散剤を調製する
際には、ステアリン酸が使用されてきたが、後述する試
験例に示すように、純度の低いステアリン酸を使用した
場合に表地に変色が起きるだけでなく、高純度のステア
リン酸を使用しても表地の変色を充分に防止することが
できない。
に、水分散媒の中に熱可塑性樹脂の粒子を分散して含ん
でおり、分散剤として、例えば、特公昭52−2200
8号や特公昭55−39191号各公報に記載の分散剤
(懸濁剤)が使用されている。前記の分散剤を調製する
際には、ステアリン酸が使用されてきたが、後述する試
験例に示すように、純度の低いステアリン酸を使用した
場合に表地に変色が起きるだけでなく、高純度のステア
リン酸を使用しても表地の変色を充分に防止することが
できない。
【0007】本明細書で分散剤とは、アクリル酸アンモ
ニウム塩などの有機酸のアンモニウム塩と脂肪酸との組
成物、アミノアミドとアミノアミドの脂肪酸塩との組成
物などの脂肪酸成分を含む組成物又は化合物であり、水
分散媒中で熱可塑性樹脂の粒子を安定に維持する作用を
有するものである。
ニウム塩などの有機酸のアンモニウム塩と脂肪酸との組
成物、アミノアミドとアミノアミドの脂肪酸塩との組成
物などの脂肪酸成分を含む組成物又は化合物であり、水
分散媒中で熱可塑性樹脂の粒子を安定に維持する作用を
有するものである。
【0008】本発明では、前記の分散剤に含まれる脂肪
酸成分として、ステアリン酸に代えて、ベヘニン酸を主
成分とする脂肪酸を使用する。ここで「主成分とする」
とは、前記脂肪酸成分の50重量%以上、好ましくは6
5重量%以上、更に好ましくは80重量%以上をベヘニ
ン酸にすることを意味する。ベヘニン酸以外の脂肪酸と
しては、炭素数12〜21個の飽和又は不飽和脂肪酸
(例えば、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸
及びアラキン酸)、炭素数23個以上の飽和又は不飽和
脂肪酸(例えば、リグノセリン酸)を含んでいてもよ
い。ただし、不飽和脂肪酸及び炭素数の少ない飽和脂肪
酸は、炭素数の多い飽和脂肪酸に比べて沸点が低く、変
色の原因となる可能性があるため、その含有量はできる
だけ少ないことが望ましい。
酸成分として、ステアリン酸に代えて、ベヘニン酸を主
成分とする脂肪酸を使用する。ここで「主成分とする」
とは、前記脂肪酸成分の50重量%以上、好ましくは6
5重量%以上、更に好ましくは80重量%以上をベヘニ
ン酸にすることを意味する。ベヘニン酸以外の脂肪酸と
しては、炭素数12〜21個の飽和又は不飽和脂肪酸
(例えば、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸
及びアラキン酸)、炭素数23個以上の飽和又は不飽和
脂肪酸(例えば、リグノセリン酸)を含んでいてもよ
い。ただし、不飽和脂肪酸及び炭素数の少ない飽和脂肪
酸は、炭素数の多い飽和脂肪酸に比べて沸点が低く、変
色の原因となる可能性があるため、その含有量はできる
だけ少ないことが望ましい。
【0009】水系接着剤組成物中におけるベヘニン酸を
主成分とする脂肪酸の量は0.1〜22重量%であるこ
とが望ましく、これより脂肪酸の量が多くなると表地と
の接着を阻害して接着力を低下させるおこれがあり、一
方、これより脂肪酸の量が少なくなると熱可塑性樹脂が
凝集して沈殿しやすくなり、水分散媒中に熱可塑性樹脂
を安定に分散させることができなくなる。
主成分とする脂肪酸の量は0.1〜22重量%であるこ
とが望ましく、これより脂肪酸の量が多くなると表地と
の接着を阻害して接着力を低下させるおこれがあり、一
方、これより脂肪酸の量が少なくなると熱可塑性樹脂が
凝集して沈殿しやすくなり、水分散媒中に熱可塑性樹脂
を安定に分散させることができなくなる。
【0010】熱可塑性樹脂としては、従来から使用され
ている任意の熱可塑性樹脂、例えば、ポリアミド系樹
脂、ポリエステル系樹脂又はポリオレフィン系樹脂を用
いることができ、特にこれらの共重合体で、融点が好ま
しくは80〜140℃、より好ましくは100〜125
℃のものを使用する。また、水系接着剤組成物中におけ
る熱可塑性樹脂の量は8〜48重量%であることが望ま
しく、これより熱可塑性樹脂の量が多くなると熱可塑性
樹脂を水分散媒中に均一に分散すること及び芯地基布に
加工しやすい粘度に調整することが難しくなり、一方、
これより熱可塑性樹脂の量が少なくなるとが接着力が不
足する傾向がある。本発明の水系接着剤組成物は、前記
の分散剤や熱可塑性樹脂以外は大部分は水であるが、そ
の他に、通常の添加剤である可塑剤、増粘剤、pH調整
剤、消泡剤などを含有することができる。
ている任意の熱可塑性樹脂、例えば、ポリアミド系樹
脂、ポリエステル系樹脂又はポリオレフィン系樹脂を用
いることができ、特にこれらの共重合体で、融点が好ま
しくは80〜140℃、より好ましくは100〜125
℃のものを使用する。また、水系接着剤組成物中におけ
る熱可塑性樹脂の量は8〜48重量%であることが望ま
しく、これより熱可塑性樹脂の量が多くなると熱可塑性
樹脂を水分散媒中に均一に分散すること及び芯地基布に
加工しやすい粘度に調整することが難しくなり、一方、
これより熱可塑性樹脂の量が少なくなるとが接着力が不
足する傾向がある。本発明の水系接着剤組成物は、前記
の分散剤や熱可塑性樹脂以外は大部分は水であるが、そ
の他に、通常の添加剤である可塑剤、増粘剤、pH調整
剤、消泡剤などを含有することができる。
【0011】本発明の水系接着剤組成物は、分散剤を調
製する際に、従来のステアリン酸を主成分とする脂肪酸
に代えて、ベヘニン酸を主成分とする脂肪酸を用いるこ
とを除けば、従来の方法と全く同様の方法によって調製
することができ、従来と同様の方法で使用することがで
きる。従って、通常の水系接着剤ペーストと全く同様
に、スクリーンプリンター、ロールプリンターなどを使
用して、芯地基布の表面にドット状などの模様状に付与
することができる。また、本発明の水系接着剤組成物を
塗布する芯地基布としても、従来から使用されている不
織布、織物若しくは編物又はこれらの複合布を常法に従
って使用することができる。
製する際に、従来のステアリン酸を主成分とする脂肪酸
に代えて、ベヘニン酸を主成分とする脂肪酸を用いるこ
とを除けば、従来の方法と全く同様の方法によって調製
することができ、従来と同様の方法で使用することがで
きる。従って、通常の水系接着剤ペーストと全く同様
に、スクリーンプリンター、ロールプリンターなどを使
用して、芯地基布の表面にドット状などの模様状に付与
することができる。また、本発明の水系接着剤組成物を
塗布する芯地基布としても、従来から使用されている不
織布、織物若しくは編物又はこれらの複合布を常法に従
って使用することができる。
【0012】水系接着剤組成物を芯地基布の表面に付与
した後に、ドライヤーなどで乾燥することにより本発明
の接着芯地を得ることができる。水系接着剤組成物は乾
燥により水分を失って、固形分からなる接着剤組成物の
状態で、芯地基布表面に付着している。この接着剤組成
物中には、熱可塑性樹脂、ベヘニン酸を主成分とする脂
肪酸、可塑剤、増粘剤などが固形分として残る。この接
着剤組成物中における熱可塑性樹脂及びベヘニン酸を主
成分とする脂肪酸の量は、水系接着剤組成物中での配合
量によって決り、熱可塑性樹脂が65〜99重量%、ベ
ヘニン酸を主成分とする脂肪酸が1〜35重量%とな
る。
した後に、ドライヤーなどで乾燥することにより本発明
の接着芯地を得ることができる。水系接着剤組成物は乾
燥により水分を失って、固形分からなる接着剤組成物の
状態で、芯地基布表面に付着している。この接着剤組成
物中には、熱可塑性樹脂、ベヘニン酸を主成分とする脂
肪酸、可塑剤、増粘剤などが固形分として残る。この接
着剤組成物中における熱可塑性樹脂及びベヘニン酸を主
成分とする脂肪酸の量は、水系接着剤組成物中での配合
量によって決り、熱可塑性樹脂が65〜99重量%、ベ
ヘニン酸を主成分とする脂肪酸が1〜35重量%とな
る。
【0013】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではな
い。なお、以下の実施例及び比較例で使用する各脂肪酸
は、それぞれ純度100%である。また、部は重量部で
ある。実施例1 水82部を90℃に暖め、これにアクリル酸系増粘剤1
部、次いで25%アンモニア水1部を入れて、ゆっくり
と攪拌した。この後、ベヘニン酸85重量%とリグノセ
リン酸2重量%と中級飽和脂肪酸混合物(ミリスチン
酸、パルミチン酸及びアラキン酸の混合物)13%とか
らなる脂肪酸混合物(以下、脂肪酸混合物Aという)1
6部を加えて攪拌し、分散剤組成物を調製した。得られ
た分散剤組成物49部に、水27部及びポリアミド樹脂
粉末24部を加えて攪拌混合して水系接着剤ペーストを
得た。
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではな
い。なお、以下の実施例及び比較例で使用する各脂肪酸
は、それぞれ純度100%である。また、部は重量部で
ある。実施例1 水82部を90℃に暖め、これにアクリル酸系増粘剤1
部、次いで25%アンモニア水1部を入れて、ゆっくり
と攪拌した。この後、ベヘニン酸85重量%とリグノセ
リン酸2重量%と中級飽和脂肪酸混合物(ミリスチン
酸、パルミチン酸及びアラキン酸の混合物)13%とか
らなる脂肪酸混合物(以下、脂肪酸混合物Aという)1
6部を加えて攪拌し、分散剤組成物を調製した。得られ
た分散剤組成物49部に、水27部及びポリアミド樹脂
粉末24部を加えて攪拌混合して水系接着剤ペーストを
得た。
【0014】実施例2 前記実施例1の脂肪酸混合物Aに代えて、ベヘニン酸6
5重量%とリグノセリン酸1重量%と中級飽和脂肪酸混
合物(ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸及び
アラキン酸の混合物)34重量%とからなる脂肪酸混合
物Bを用いることを除けば、前記実施例1に記載の方法
に従って、水系接着剤ペーストを得た。
5重量%とリグノセリン酸1重量%と中級飽和脂肪酸混
合物(ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸及び
アラキン酸の混合物)34重量%とからなる脂肪酸混合
物Bを用いることを除けば、前記実施例1に記載の方法
に従って、水系接着剤ペーストを得た。
【0015】比較例1 前記実施例1の脂肪酸混合物Aに代えて、ステアリン酸
のみを用いることを除けば、前記実施例1に記載の方法
に従って、水系接着剤ペーストを得た。
のみを用いることを除けば、前記実施例1に記載の方法
に従って、水系接着剤ペーストを得た。
【0016】比較例2 前記実施例1の脂肪酸混合物Aに代えて、ステアリン酸
97重量%とパルミチン酸2重量%とオレイン酸1重量
%とからなる脂肪酸混合物を用いることを除けば、前記
実施例1に記載の方法に従って、水系接着剤ペーストを
得た。
97重量%とパルミチン酸2重量%とオレイン酸1重量
%とからなる脂肪酸混合物を用いることを除けば、前記
実施例1に記載の方法に従って、水系接着剤ペーストを
得た。
【0017】比較例3 前記実施例1の脂肪酸混合物Aに代えて、ステアリン酸
50重量%とパルミチン酸40重量%とミリスチン酸4
重量%とアラキン酸1重量%とオレイン酸5重量%とか
らなる脂肪酸混合物を用いることを除けば、前記実施例
1に記載の方法に従って、水系接着剤ペーストを得た。
50重量%とパルミチン酸40重量%とミリスチン酸4
重量%とアラキン酸1重量%とオレイン酸5重量%とか
らなる脂肪酸混合物を用いることを除けば、前記実施例
1に記載の方法に従って、水系接着剤ペーストを得た。
【0018】試験例 前記実施例1〜2及び比較例1〜3で調製した水系接着
剤ペーストを用いて、変色試験を実施した。芯地用基布
としては、レーヨン70%及びポリエステル30%の繊
維ウエブにポリアクリル酸エステル系樹脂のエマルジョ
ンを含浸し、乾燥して得た不織布基材(目付=28g/
m2 )を用い、この基布の片面上にドット形状(ドット
数=37個/cm2 ;固形分付着量=12g/m2 )に
前記の各水系接着剤ペーストを塗布して接着芯地を調製
した。
剤ペーストを用いて、変色試験を実施した。芯地用基布
としては、レーヨン70%及びポリエステル30%の繊
維ウエブにポリアクリル酸エステル系樹脂のエマルジョ
ンを含浸し、乾燥して得た不織布基材(目付=28g/
m2 )を用い、この基布の片面上にドット形状(ドット
数=37個/cm2 ;固形分付着量=12g/m2 )に
前記の各水系接着剤ペーストを塗布して接着芯地を調製
した。
【0019】次に、ポリエステル繊維からなる布帛をカ
チオン系帯電防止剤で処理して調製した表地(14cm
×28cm)の各長辺から2cm、一方の短辺から2c
mの余白を残す位置に、前記接着芯地を裁断して得た試
験片(10cm×10cm)の接着剤塗布面を重ね、温
度130℃及びプレス圧3kgで10秒間の条件で接着
し、試料を調製した。この試料を、接着芯地の貼付面を
内側にして、表地の短辺どうしが重なるように折り曲げ
て表地−試験片−表地の三層状態に重ね合わせ、上から
2g/cm2 の荷重を加えた状態で、40℃及び80%
の恒温槽に24時間放置した。この後、折り曲げた表地
を開き、接着芯地と接触していた面の各表地の変色の有
無を目視で評価した。結果を表1に示す。なお、本来表
地の変色は接着芯地を接着した面と逆の面に現れるのが
問題となるが、この試験では変色がより顕著に現れるよ
うに接着芯地と表地とを接触させ、この接触面での変色
を評価している。
チオン系帯電防止剤で処理して調製した表地(14cm
×28cm)の各長辺から2cm、一方の短辺から2c
mの余白を残す位置に、前記接着芯地を裁断して得た試
験片(10cm×10cm)の接着剤塗布面を重ね、温
度130℃及びプレス圧3kgで10秒間の条件で接着
し、試料を調製した。この試料を、接着芯地の貼付面を
内側にして、表地の短辺どうしが重なるように折り曲げ
て表地−試験片−表地の三層状態に重ね合わせ、上から
2g/cm2 の荷重を加えた状態で、40℃及び80%
の恒温槽に24時間放置した。この後、折り曲げた表地
を開き、接着芯地と接触していた面の各表地の変色の有
無を目視で評価した。結果を表1に示す。なお、本来表
地の変色は接着芯地を接着した面と逆の面に現れるのが
問題となるが、この試験では変色がより顕著に現れるよ
うに接着芯地と表地とを接触させ、この接触面での変色
を評価している。
【0020】
【表1】
【0021】
【発明の効果】本発明の水系接着剤組成物を用いて調製
した接着芯地を用いれば、帯電防止性などを付与するた
めにカチオン系化合物で加工した表地と接着・接合して
も、表地の変色が起きない。
した接着芯地を用いれば、帯電防止性などを付与するた
めにカチオン系化合物で加工した表地と接着・接合して
も、表地の変色が起きない。
Claims (3)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂と、ベヘニン酸を主成分と
する脂肪酸とを含有することを特徴とする、接着芯地用
の水系接着剤組成物。 - 【請求項2】 芯地基布の表面に接着剤組成物を付着さ
せた接着芯地において、該接着剤組成物が熱可塑性樹脂
とベヘニン酸を主成分とする脂肪酸とを含有することを
特徴とする接着芯地。 - 【請求項3】 接着剤組成物が、熱可塑性樹脂65〜9
9重量%とベヘニン酸を主成分とする脂肪酸1〜35重
量%とを含有する請求項2に記載の接着芯地。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16625893A JPH0770926A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 接着芯地用の水系接着剤組成物及び接着芯地 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16625893A JPH0770926A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 接着芯地用の水系接着剤組成物及び接着芯地 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0770926A true JPH0770926A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=15828049
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16625893A Pending JPH0770926A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 接着芯地用の水系接着剤組成物及び接着芯地 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0770926A (ja) |
-
1993
- 1993-06-11 JP JP16625893A patent/JPH0770926A/ja active Pending
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