JPH0771745A - 温風発生機の燃焼室構造 - Google Patents

温風発生機の燃焼室構造

Info

Publication number
JPH0771745A
JPH0771745A JP29470193A JP29470193A JPH0771745A JP H0771745 A JPH0771745 A JP H0771745A JP 29470193 A JP29470193 A JP 29470193A JP 29470193 A JP29470193 A JP 29470193A JP H0771745 A JPH0771745 A JP H0771745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion chamber
combustion
air generator
hot air
combustion gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29470193A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Osawa
敏 大沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orion Machinery Co Ltd
Original Assignee
Orion Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orion Machinery Co Ltd filed Critical Orion Machinery Co Ltd
Priority to JP29470193A priority Critical patent/JPH0771745A/ja
Publication of JPH0771745A publication Critical patent/JPH0771745A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型でも完全燃焼が可能で、炎の飛び出しの
ない燃焼室の構造を実現し、液体燃料燃焼式温風発生機
などの温風発生機の小型化を図る。 【構成】 燃焼室4の燃焼ガス噴出口4bに多数の孔2
2の形成された遮蔽部材20を設置する。燃焼ガスは、
熱せられた遮蔽部材20に接触し、燃焼が促進される。
また、燃焼ガス中に未燃分が含まれている場合であって
も、孔22を通過して外筒1に放出される際に、遮蔽部
材20と接触し高温の儘放出されるので2次酸化は効率
良く行われる。さらに、遮蔽部材20の多孔22を介し
て騒音が伝播されるので騒音が減衰される効果もある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工場などにおいて、暖
房あるいは乾燥などの目的で使用される、一般に液体燃
料燃焼式温風発生機と称される温風発生機の燃焼室の構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液体燃料燃焼式温風発生機の一般的な概
略構造を図6に示してある。液体燃料燃焼式温風発生機
1は、燃料タンク2の上に、温風を発生する略筒型のハ
ウジングである外筒3が設置されており、その中に筒型
の燃焼室4が設けられ、その後端には燃焼用のバーナー
8が配置され、その前端には傘状の炎止め17が装着さ
れている。燃料タンク2の燃料は、サクションパイプ1
2、燃料フィルタ15、燃料ポンプ11を介してバーナ
ー8に供給される。燃焼室4の内部では、バーナー8か
ら燃料が噴霧され、イグナイター16に接続された点火
棒9によって点火され、燃焼室4の内部で燃焼が開始さ
れる。燃焼用の空気はバーナー8の近傍に設けられたブ
ロワー10によって燃焼室4に供給される。燃焼室4の
内部で発生した燃焼ガスは、炎止め17と燃焼室4との
隙間14から外筒3の内部に放出され、燃焼室4の上流
に設置された送風ファン13から供給される外気と混合
され温風となる。この温風は、外筒3の出口に設置され
たルーバー6を通って外部に吹き出される。
【0003】燃焼室4と外筒3との間には、送風ファン
13からの外気が導入され、外筒3の表面の温度上昇が
抑制されている。さらに、燃焼室4からの輻射熱による
外筒3の温度上昇を抑制するために遮熱板7が設置され
ている。なお、送風ファン13からの外気が、燃焼用空
気としてその儘、燃焼室4に導かれる場合もあり、ま
た、送風ファン1は外筒3の上方、あるいは下方に設置
される場合もある。
【0004】この液体燃料燃焼式温風発生機は、大量の
熱風を効率良く供給でき、さらに、赤熱する部分が温風
発生機の表面にないので、安全である。従って、工場内
の暖房、食物の乾燥など多様な用途に用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この型の温風発生機
は、燃焼室内で効率良く燃焼を行うようになっているの
で、同じ熱容量の暖房を目的とする装置、例えば、赤外
線暖房装置などと比較し、小型化できる。そして、近
年、この型の温風発生機をさらに小型化することが検討
されている。
【0006】この型の温風発生機は、外筒内における燃
焼室の占める領域が大きいので、燃焼室を小型化、すな
わち、燃焼筒の長さを短くすることができれば、温風発
生機を大幅に小型化できる。しかし、燃焼筒を短くする
と、燃焼室内で、燃料が燃えきらずに、炎止めと燃焼室
との隙間14から外筒1の内部に炎が飛び出てしまう恐
れがある。従来、主に用いられている炎止め17は、図
7(a)に示すような傘状のものである。これに対し、
傘状の突起部の長さを削減した図7(b)に示すような
筒状の炎止め18も提案されている。しかし、燃焼筒を
短くすると、いずれも燃焼室内の炎は炎止めによって燃
焼室の内部に広がりきらず、隙間14から外筒1の内部
に炎が飛び出てしまう。このため、燃焼室内の温度を維
持しながら燃焼ガスを外筒内に拡散流出させ、効率良く
2次燃焼を行わせることはできない。
【0007】さらに、燃焼室内から炎が外筒に飛び出る
と、外筒の表面温度が上昇し、危険である。また、外筒
に飛び出た場合は、外筒内の外気によって温度が急激に
低下するので、不完全燃焼となり、臭い、煙などが発生
したり、あるいは一酸化炭素が発生する原因にもなる。
【0008】また、燃焼室を小さくすると、燃焼による
騒音が増大するという問題もある。防音用のバッフルな
どを外筒内に装着し、騒音の削減を図ることも可能であ
るが、これらを挿入するスペースを確保すると温風発生
機が大きくなり、燃焼室を小型にしたメリットがなくな
ってしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明において
は、小型の燃焼室を実現するために、多孔性の部材を介
して、燃焼室から外筒内へ燃焼ガスを放出するようにし
ている。すなわち、本発明に係る前端が温風吹き出し口
となっている筒状のハウジングと、このハウジングの内
部にほぼ同軸状態に配置され、温風吹き出し口よりも後
退した位置が燃焼ガス噴出部となっている筒状の燃焼室
とを有し、燃焼ガス噴出部から噴出した燃焼ガスを、ハ
ウジングおよび燃焼室の間を通って導入された外気と混
合して温風吹き出し口から吹き出す温風発生機において
は、燃焼室の燃焼ガス噴出部の少なくとも1部分に、多
孔性の部材を有することを特徴としている。また、燃焼
ガス噴出部を、多孔性の円盤状部材により覆っても良
い。
【0010】この多孔性の部材は、燃焼室の一部を構成
するため、燃焼の輻射熱などにより高温となる。また、
多孔性であるため、ここを通過する燃焼ガスとの接触面
積は非常に大きい。従って、燃焼初期であっても、多孔
性の部材の温度は急激に上昇し、多孔性の部材の近傍に
未燃分がある場合は、その未燃分を効率良く燃焼でき
る。さらに、多孔性の部材を通過する燃焼ガスに未燃分
が含まれている場合であっても、多孔性の部材を通過す
る際に高温となった部材と効率良く接触し、ガス温度は
高く保たれるので未燃分の燃焼は促進される。従って、
外筒内に流出した燃焼ガスの2次酸化は効率良く行われ
る。また、微細な開口が形成された多孔性の部材を通っ
て燃焼室からガスが流出するため、外筒であるハウジン
グ内に炎が飛び出す恐れはない。
【0011】このように、本発明に係る燃焼室の構造を
採用すると、燃料の燃えきりは良く、燃焼室内の温度も
上昇し、燃焼速度は上昇する。従って、燃焼効率を向上
できるので、燃焼室を短くしても、完全燃焼を行える。
このため、温風発生機を小型化できる。
【0012】また、多孔性の部材を介して燃焼騒音が伝
播されるため、燃焼ガス噴出部を介して騒音が減衰され
る。従って、燃焼室を小さくしても、外部に伝播される
騒音値を低く押さえられ、従来の温風発生機の騒音値以
下に押さえることも可能である。
【0013】多孔性の円盤状部材を少なくとも1枚、燃
焼ガス噴出部に設置すれば、多孔性の部分を形成でき
る。複数の多孔性の円盤状部材を設置する場合は、燃焼
ガスの噴出方向、例えば燃焼室の中心軸に沿った方向に
これらの円盤状部材を適当な間隔で設置し、それぞれの
円盤状部材に形成された複数の微細な孔の位置が互いに
異なるように円盤状部材を配置し、あるいは構成するこ
とが望ましい。例えば、円盤状部材に微細な開口が同心
円状に形成されている場合は、対峙する円盤状部材の設
置角度を変えることにより、微細な開口の重なりを抑制
できる。円盤状部材に格子状に微細な開口が形成されて
いる場合は、対峙する円盤状部材を平行移動した位置で
設置すれば良い。複数の微細な開口が1以上のグループ
として円盤状部材に形成されいる場合は、それらのグル
ープが重ならないように複数の円盤状部材を回転、ある
いは平行移動させて設置すれば良い。ピッチあるいは半
径方向の位置などを予め違えて微細な孔を形成した円盤
状部材を重ねても良い。
【0014】このように対峙する多孔性の部材に形成さ
れた開口の位置を変えることにより、燃焼室内で発生し
た燃焼ガスは、燃焼室内から直線状に外筒に放出される
のではなく、ジグザグな経路を通って外筒内に放出され
る。燃焼ガスは、1つの多孔性の部材を通過した後、対
峙する多孔性の部材の壁面に衝突したり、あるいは、偏
流しながら他方の多孔性の部材を通過するので、多孔性
の部材と燃焼ガスとの接触効率をさらに向上できる。従
って、多孔性の部材の温度をさらに高くでき、燃焼効率
を向上できる。また、燃焼室からの炎の飛び出しをほぼ
完全に防止できるので、安全性も高い。多孔性の部材を
用いたガス噴出部の開口率は、20〜40%が適当であ
る。
【0015】燃焼室内で発生した騒音も、燃焼室内から
直接外筒内に伝達されるのではなく、対峙する多孔性の
部材の壁面などと干渉するので減衰率は高くなる。さら
に、騒音が外筒を経て温風発生機の外部に放出される場
合でも、燃焼室から直線的に外部へ放出されることは少
なく、多孔性の部材あるいは外筒の壁面と干渉した後に
放出される。従って、温風発生機の外部騒音を低減でき
る。
【0016】多孔性の部材を断熱性の素材により形成し
たり、あるいは、燃焼室の側面のうち少なくとも1部分
に、断熱材を設置することにより、燃焼室内の温度を高
く状態に保持することができる。また、吸音効果を高め
ることもできる。耐熱強度を考慮すると断熱材としてセ
ラミックを用いることが望ましい。また、加工および組
み立てを考慮すると金属性素材にセラミックを溶射した
部材も有効である。
【0017】燃焼室の側面に断熱材を設置することによ
り、ハウジングと燃焼室との間を流れる外気による燃焼
室の側壁の温度低下を防止できる。これにより、燃焼室
の側面近傍が低温となることに起因する不完全燃焼を防
止し、未燃分の発生を抑制できるので、短い燃焼室にお
いても完全燃焼できる領域が広がる。さらに、燃焼室内
の温度を上昇させることにより、燃焼速度も早くでき
る。繊維状あるいはポーラスな断熱材を用いる場合は、
燃料が断熱材に付着し、点火前あるいは消火後のパージ
効率が低下することもあるので、金属板などの燃焼室の
側面を構成する部材の外側に断熱材を装着することが望
ましい。
【0018】また、燃焼ガス噴出部と反対側に位置する
燃焼室のバーナー側のバーナーノズル回りに、燃焼ガス
噴出部に向かって開いた円錐状などのフレームコーンを
設けることにより、燃焼室内の燃焼効率をさらに向上で
きる。燃焼はフレームコーンに沿って拡散するので、バ
ーナーノズルから延びる炎もフレームコーンに沿って広
がり、炎の中心はバーナーノズル側に近づく。従って、
炎の長さを短くできるので燃焼室内での1次酸化により
燃えきる率を向上できる。
【0019】
【実施例】以下に図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
【0020】〔実施例1〕図1に、本発明に係る液体燃
料燃焼式温風発生機の概要を示してある。本例の液体燃
料燃焼式温風発生機1は、先に図6に基づき説明した液
体燃料燃焼式温風発生機とほぼ同様の構成の温風発生機
なので、共通する部分については同じ符号を付して説明
を省略する。本例の液体燃料燃焼式温風発生機1も、外
筒3の内部に、ほぼ同軸状態となるように筒型の燃焼室
4が設置されている。この燃焼室4の後端4aには、バ
ーナー8が設置されており、ここで噴霧された油などの
燃料は燃焼室4内部で燃焼され、その燃焼ガスは前端4
bの燃焼ガス噴出口から外筒3の内部に吹き出される。
本例の液体燃料燃焼式温風発生機1は、燃焼ガス噴出口
4bに、多孔性の遮蔽部材20が設置されており、筒型
の燃焼室4の周方向の側面5を構成するステンレススチ
ール板の外側に、断熱材30が装着されている。
【0021】図2の右半分に、燃焼室4の燃焼ガス噴出
口4bを外側から見た様子を示してある。燃焼ガス噴出
口4bには、燃焼室4の断面と略同じ径の円形をした遮
蔽部材設置部21が形成されている。この遮蔽部材設置
部21に、多孔性の遮蔽部材20が設置されており、本
例においては、遮蔽部材20としてステンレススチール
製のパンチングメタルにジルコニアを内部から溶射した
ディスク状の部材が用いられている。そして、この遮蔽
部材20には、同心円状に複数の孔が形成されている。
本例の液体燃料燃焼式温風発生機1に用いられている遮
蔽部材20には、開口率が20〜40%程度となるよう
に複数の孔22が形成されており、例えば、直径250
mmの遮蔽部材の場合は、孔径4.2〜4.4mm程度
の孔が約919個設けられている。
【0022】図2の左半分は、燃焼室4の断面を示して
ある。円形筒型の燃焼室4の側面は、ステンレススチー
ル製の内筒(燃焼筒)5によって構成されており、その
外側は、ロックウールなどからなる厚さ約10mm程度
の断熱材30によって覆われている。
【0023】このような燃焼室4内で、バーナー8から
燃料が供給され、燃焼がおきると、その燃焼ガスは、遮
蔽部材30に形成された多数の孔22を通って外筒3に
放出される。一方、遮蔽部材20は燃焼室4の内部の輻
射熱により急激に熱せられる。従って、遮蔽部材20に
到達した燃焼ガス中に未燃分が含まれている場合でも、
遮蔽部材20と接触することにより、加熱され、燃焼は
促進される。また、この燃焼によって遮蔽部材20の温
度は高温に保持される。
【0024】遮蔽部材20を通過して外筒3に放出され
る燃焼ガスは、多数の孔22を通過する必要があるの
で、遮蔽部材20との接触面積は非常に大きい。従っ
て、燃焼ガスは遮蔽部材20の孔22を通過する際に効
率良く加熱され、孔22を通過する燃焼ガス中に未燃分
が残っている場合であっても、孔22を通過した後も高
温に保たれるので、外筒3内での2次酸化が効率良く行
われる。
【0025】図7に示した従来の炎止め17あるいは1
8を用いた燃焼室の構造では、燃焼室の長さが短くなる
と、炎止めの位置は炎の中心に近くなる。従って、炎を
炎止めによって燃焼室内に止めきることはできず、多量
の未燃分を含んだ燃焼ガスが隙間14を通過して外筒3
に出てしまう。この際も、炎止め17、18と燃焼ガス
との接触効率は低いため、外筒3に放出された燃焼ガス
の温度は急激に低下する。従って、多量の未燃分を含ん
だ燃焼ガスによって外筒3の内部で燃焼が発生したり、
あるいは、未燃焼の儘、温風と共にルーバー6から吹き
出されてしまう。これによって、外筒3の表面が加熱さ
れ接触すると危険な状態になることもある。また、不完
全燃焼に起因する不快な臭い、煙、あるいは一酸化炭素
の発生する原因となることもある。従って、従来の燃焼
室は、温風発生機1の最大負荷において、炎止め17あ
るいは18に到達するまでに大部分の燃料が燃焼した状
態、すなわち、炎の殆どが炎止めに到達しないように燃
焼室の長さを設定する必要がある。
【0026】これに対し、本例の燃焼室4においては、
遮蔽部材20に未燃焼の燃料が到達した場合であって
も、遮蔽部材20によって加温され燃焼が促進されるの
で、未燃分の放出は抑制される。また、放出される燃焼
ガス中に未燃分があった場合であっても、遮蔽部材20
を通過する際に加熱され、遮蔽部材20の近傍で2次酸
化されるので、外筒3が加熱されたり、あるいは不完全
燃焼に伴う不具合が発生することはない。従って、本例
の燃焼室4のように多くの孔を通って燃焼ガスが放出さ
れるような構造とすることにより、燃焼室4の長さを大
幅に短くできる。
【0027】さらに、本例の燃焼室4の周囲を構成する
内筒5の外側には断熱材30が設置されているので、燃
焼室4は、外筒3と燃焼室4との間を流れる外気によっ
て冷却されない。従って、燃焼室4の側面の温度は高く
保たれるので、側面近傍での燃焼効率も高く、未燃分の
発生を抑制できる。また、燃焼室4全体の温度も従来の
断熱材を用いていない燃焼室と比べ、より高温に保てる
ので、燃焼室4の内部での燃焼速度を向上できる。この
ため、従来の構造の燃焼室より、燃えきりが良くなり、
燃焼室を短くするうえで有効である。また、遮蔽部材2
0もセラミックが溶射されているので、高温強度が高
く、保温効果もある。上記のような燃焼室の構造を採用
することにより、30,000kcal程度の温風発生
機において燃焼室の寸法を従来の2/3程度としても、
不完全燃焼、あるいは炎の飛び出しによる不具合が発生
しないことが確認されている。
【0028】さらに、断熱材30によって燃焼室4の外
側からの熱輻射が防止でき、外筒3の表面が熱くなるこ
とはなく、従来必要であった遮熱板を省くことも可能と
なる。なお、断熱材は、繊維状あるいはポーラスな素材
が多いため、これらを内筒5の外側に設置することによ
り断熱材への燃料の吸着を防ぎ、点火前あるいは消化後
のパージ効率の低下を防止している。
【0029】一方、燃焼室4を小さくすると、燃焼によ
る騒音の増大が問題となる。本例のような噴霧型の従来
の液体燃料燃焼式温風発生機では、騒音を低くする努力
がはらわれ、30,000kcal程度の温風発生機で
あっても、機側1mで79dB程度(60Hzにて運転
時)の騒音となるような設計がなされている。これに対
し、本例の燃焼室4においては、同様の条件下の機側1
mで69〜74dB程度まで騒音を低下できることが確
認されている。すなわち、燃焼室4を小型にしたにもか
かわらず、騒音を従来の比較的大きな燃焼室を用いた温
風発生機よりも低くできる。従来の燃焼室においては、
比較的面積の広い隙間14を介して騒音が伝播されるの
に対し、本例の燃焼室においては、微細な開口である多
孔22を介して騒音が伝播されるので、騒音の減衰され
る率が高いためである。
【0030】このように、本例の燃焼室を用いた温風発
生機においては、燃焼室を小型にしても、燃焼室内で完
全燃焼を行うことが可能であり、さらに騒音を低下でき
るので、液体燃料燃焼式温風発生機を、その性能を維
持、あるいは高めながら、大幅に小型化することが可能
となる。
【0031】なお、本例においては、ジルコニアの溶射
されたステンレススチールを遮蔽部材として用いている
が、耐熱性に優れたステンレススチール製のパンチング
メタルを用いても良く、アルミナなどのセラミック板な
どを用いることにより、寿命を延ばし、また吸音効果を
向上させることも可能である。ジルコニアに代わりアル
ミナなどの他のセラミックを溶射しても良い。断熱材を
遮蔽部材に用いることも可能である。また、本例におい
ては、多くの孔は遮蔽部材に同心円状に形成している
が、格子状などに配列してももちろん良く、孔の形状、
大きさ、分布などは燃焼室の負荷などによって適当なも
のが選択可能である。細長いスリット状の孔を設けても
もちろん良い。また、燃焼ガス噴出口は、燃焼室の前方
一か所に限定されるものではなく、前端に複数カ所設け
ても良く、あるいは、側面に設けても良い。また、遮蔽
部材は平板に限定されるものではなく、曲面、コーン状
など種々の形状を採用することも可能である。また、遮
蔽部材にセラミック素材を用いた場合、あるいはセラミ
ック剤を塗布することにより、赤外線を発生させること
も可能である。
【0032】〔実施例2〕図3に、本発明に係る液体燃
料燃焼式温風発生機の異なる実施例を示してある。本例
の液体燃料燃焼式温風発生機1は、先に図1に基づき説
明した液体燃料燃焼式温風発生機とほぼ同様の構成の温
風発生機なので、共通する部分については同じ符号を付
して説明を省略する。本例の液体燃料燃焼式温風発生機
1の燃焼ガス噴出口4bには、ステンレススチール製の
パンチングメタルからなる2枚の多孔性の遮蔽部材20
aおよび20bが設置されている。また、燃焼室4の後
方となるバーナー側4aには、バーナー8の先端にある
バーナーノズルの回りから燃焼ガス噴出口の構成された
前方4bに向かって開いた略円錐状のフレームコーン4
0が装着されている。
【0033】図4に本例の燃焼室4の燃焼ガス噴出口4
bを一部欠いて示してあり、図5に燃焼ガス噴出口4b
の断面を拡大して示してある。本例の燃焼ガス噴出口4
bには、燃焼室4側から2枚の遮蔽部材20aおよび2
0bが間隔25を空けて並列に設置してある。遮蔽部材
20aおよび20bは、実施例1と略同じ大きさの孔2
2が略同数、同心円状に形成してある。そして、遮蔽部
材20bの孔22bの位置は、遮蔽部材20aの孔22
aの位置と異なり、孔22a同士の間23aとほぼ一致
するように調整してある。従って、図5に示した断面を
見ると、孔22bと孔22aが千鳥状の配置となるよう
に遮蔽部材20aおよび20bは形成してある。なお、
図4の左上は、燃焼ガス噴出口4bからバーナー側4a
を見た状態を示してあり、バーナー8の周囲にフレーム
コーン40が広がっている。
【0034】このような燃焼室4内で、バーナー8から
供給された燃料が燃焼すると、燃料はフレームコーンに
沿って広がり、その結果、炎もフレームコーン40に沿
って延びる。従って、フレームコーン40のないときと
比較し炎は広がるので長さは短くなり、バーナー8に比
較的近い所が炎の中心となる。従って、燃焼室4の長さ
を短くしても、炎の中心から出口端20までの距離は十
分に確保でき、燃焼距離の不足を補える。このため、燃
焼室4を小型にしても燃料効率は高い。
【0035】燃焼ガス噴出口4bでは、図5に矢印で示
すように、燃焼ガスは燃焼室側の遮蔽部材20aの孔2
2aを通過したのち、遮蔽部材20bの壁面23bに衝
突したり、あるいは壁面23bを避けるように隙間25
を流れる。そして、遮蔽部材20bの孔22bを通って
外筒3に放出される。従って、燃焼ガスと遮蔽部材20
aおよび20bとの接触時間および接触距離を長くとれ
るので、接触効率をさらに向上できる。このため、遮蔽
部材20をさらに高温にできる。また、燃焼室側の遮蔽
部材20aは、外筒3を流れる外気と触れることはない
ので、温度の上昇は早く、高温に維持できる。従って、
燃焼室内の燃焼効率をいっそう向上できる。
【0036】遮蔽部材20aの孔22aは、燃焼室の外
から見ると遮蔽部材20bの壁面23bによってほとん
どカバーされているので、燃焼室4内で発生した騒音が
直線的に伝達されることは少ない。これらの騒音は、壁
面23b、あるいは壁面22bとの干渉によって減衰
し、また、外筒3とも干渉することが多いのでさらに減
衰する。従って、温風発生機の外部における騒音強度を
さらに低下できる。
【0037】このように、本例に示した燃焼室の構造を
用いても外部に伝達される騒音を抑止しながら燃焼効率
を向上でき、燃焼室の長さを短くし、小型で高性能の温
風発生機を提供することができる。
【0038】なお、本例においては、遮蔽部材20の孔
22の半径方向の距離を調整することにより、遮蔽部材
20aおよび20bに形成された孔の位置を変えている
が、遮蔽部材20の設置角度を変えて孔の重複を少なく
したり、あるいは、孔の位置を平行移動して重なりを少
なくしても良い。孔が均等に形成されている遮蔽部材で
なくとももちろん良く、複数の孔をグループ化し、それ
ぞれのグループの位置を変えるように設置しても良い。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る燃
焼室構造を採用することにより、小型の燃焼室であって
も、燃焼効率を向上できるので、小型化された燃焼室を
採用して温風発生機を小型化できる。また、小型の燃焼
室であっても温風発生機の外部における騒音強度を従来
以下の低レベルに抑制することが可能である。従って、
液体燃料燃焼式温風発生機などの温風発生機の燃焼室
に、本発明に係る燃焼室構造を採用することにより、温
風発生機を小型化でき、軽量、低価格のものを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る液体燃料燃焼式温風発
生機の主な構成を示す断面図である。
【図2】図1に示す液体燃料燃焼式温風発生機の燃焼
室、および遮蔽部材の構造を示すために、遮蔽部材の一
部を欠いて示す説明図である。
【図3】本発明の実施例2に係る液体燃料燃焼式温風発
生機の主な構成を示す断面図である。
【図4】図3に示す液体燃料燃焼式温風発生機の燃焼
室、および2枚の遮蔽部材の構造を示すために、それぞ
れの遮蔽部材を一部を欠いて示す説明図である。
【図5】図3に示す遮蔽部材の構成を示す断面図であ
る。
【図6】従来の液体燃料燃焼式温風発生機の主な構成を
示す断面図である。
【図7】従来の液体燃料燃焼式温風発生機の燃焼室に用
いられている炎止めの概要を示す側面図である。
【符号の説明】
1・・液体燃料燃焼式温風発生機 2・・燃料タンク 3・・外筒(ハウジング) 4・・燃焼室 5・・燃焼筒(内筒) 6・・ルーバー 7・・遮熱板 8・・バーナー 9・・点火棒 10・・ブロワー 11・・燃料ポンプ 12・・サクションパイプ 13・・送風ファン 14・・炎止めの隙間 15・・燃料フィルター 16・・イグナイター 17、18・・炎止め 20・・遮蔽部材 21・・遮蔽部材設置部 22・・孔 23・・壁面 25・・遮蔽部材同士の隙間 30・・断熱材 40・・フレームコーン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端が温風吹き出し口となっている筒状
    のハウジングと、このハウジングの内部にほぼ同軸状態
    に配置され、前記温風吹き出し口よりも後退した位置が
    燃焼ガス噴出部となっている筒状の燃焼室とを有し、前
    記燃焼ガス噴出部から噴出した燃焼ガスを、前記ハウジ
    ングおよび燃焼室の間を通って導入された外気と混合し
    て前記温風吹き出し口から吹き出す温風発生機におい
    て、前記燃焼室の燃焼ガス噴出部の少なくとも1部分
    に、多孔性の部材を有することを特徴とする温風発生機
    の燃焼室構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記燃焼ガス噴出部
    は、少なくとも1枚の多孔性の円盤状部材により覆われ
    ていることを特徴とする温風発生機の燃焼室構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、複数の前記多孔性の
    円盤状部材が、前記燃焼ガスの噴出方向に沿って所定の
    間隔で設置されており、対峙する前記円盤状部材に形成
    された複数の孔の位置は、前記円盤状部材ごとに異なっ
    ていることを特徴とする温風発生機の燃焼室構造。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記多孔性の部材の少なくとも1部は断熱性の素材によ
    り形成されていることを特徴とする温風発生機の燃焼室
    構造。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記断熱性の素材は
    セラミックであることを特徴とする温風発生機の燃焼室
    構造。
  6. 【請求項6】 請求項4において、前記断熱性の素材は
    金属性素材にセラミックを溶射した部材であることを特
    徴とする温風発生機の燃焼室構造。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記燃焼ガス噴出部の開口率は20〜40%であること
    を特徴とする温風発生機の燃焼室構造。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかにおいて、
    前記燃焼室の側面の少なくとも1部分に、断熱材を有す
    ることを特徴とする温風発生機の燃焼室構造。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記断熱材は、前記
    燃焼室の側面を構成する部材の外側に装着されているこ
    とを特徴とする温風発生機の燃焼室構造。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかにおい
    て、前記燃焼ガス噴出部と対峙する前記燃焼室のバーナ
    ー側のバーナーノズル回りに前記燃焼ガス噴出部の方向
    に開いたフレームコーンを有することを特徴とする温風
    発生機の燃焼室構造。
JP29470193A 1993-06-25 1993-10-29 温風発生機の燃焼室構造 Pending JPH0771745A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29470193A JPH0771745A (ja) 1993-06-25 1993-10-29 温風発生機の燃焼室構造

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-39956 1993-06-25
JP3995693 1993-06-25
JP29470193A JPH0771745A (ja) 1993-06-25 1993-10-29 温風発生機の燃焼室構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0771745A true JPH0771745A (ja) 1995-03-17

Family

ID=26379363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29470193A Pending JPH0771745A (ja) 1993-06-25 1993-10-29 温風発生機の燃焼室構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0771745A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005090904A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 空調用ヒータ
JP2005245526A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Tokyo Gas Co Ltd 液体噴流発生装置
JP2010175173A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Toyotomi Co Ltd 温風暖房機の送風構造

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6346311A (ja) * 1986-08-12 1988-02-27 Nepon Kk ガンタイプバ−ナの短炎化方法およびその装置
JPS6419032U (ja) * 1987-07-21 1989-01-31
JPH036405A (ja) * 1989-06-05 1991-01-11 Canon Inc 走査型トンネル顕微鏡
JPH0419288U (ja) * 1990-06-06 1992-02-18

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6346311A (ja) * 1986-08-12 1988-02-27 Nepon Kk ガンタイプバ−ナの短炎化方法およびその装置
JPS6419032U (ja) * 1987-07-21 1989-01-31
JPH036405A (ja) * 1989-06-05 1991-01-11 Canon Inc 走査型トンネル顕微鏡
JPH0419288U (ja) * 1990-06-06 1992-02-18

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005090904A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 空調用ヒータ
JP2005245526A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Tokyo Gas Co Ltd 液体噴流発生装置
JP2010175173A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Toyotomi Co Ltd 温風暖房機の送風構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6579086B2 (en) Process and fuel burner with exhaust-gas recirculation
JP2003517554A (ja) 特にガスタービンの炉における火炎・圧力振動の抑制装置
US4318688A (en) Oil burner
JP3755934B2 (ja) 火炉の火炎・圧力脈動抑制方法および火炉
JPH10160128A (ja) ガスバーナ
RU2302586C2 (ru) Усовершенствованная огневая труба или "внутренняя облицовка" для камеры сгорания газовой турбины с малым уровнем выброса загрязняющих окружающую среду веществ
JPS5826489B2 (ja) 高運動量バ−ナ
JPH0771745A (ja) 温風発生機の燃焼室構造
CA1159354A (en) Fuel inlet assemblies for fuel reactors
JPS63297952A (ja) 焜炉の排煙方法及びその装置
US3311155A (en) Sealed combustion gas furnace
US2959215A (en) Apparatus for opposing flare back in fluid fuel burners
KR101030018B1 (ko) 내염 콘형 가스버너
KR920006609B1 (ko) 강제 송풍식 연소장치
JP3915631B2 (ja) 燃焼装置、並びに湯水加熱装置
US4674974A (en) Pot burner for liquid fuel
EP1217294A2 (en) A radiant tube burner
JPH07119959A (ja) 温風発生機の燃焼室構造
US4373899A (en) Fuel reactor
JPH11201411A (ja) 燃焼装置
KR100272356B1 (ko) 가스기기의 버너구조
JP2005233497A (ja) ガスコンロ
CN116105135B (zh) 一种燃烧装置及燃气灶
JPH0116907Y2 (ja)
JPH08285371A (ja) 温風発生機の燃焼室構造