JPH0771962A - ジャイロコンパス - Google Patents
ジャイロコンパスInfo
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- JPH0771962A JPH0771962A JP22129293A JP22129293A JPH0771962A JP H0771962 A JPH0771962 A JP H0771962A JP 22129293 A JP22129293 A JP 22129293A JP 22129293 A JP22129293 A JP 22129293A JP H0771962 A JPH0771962 A JP H0771962A
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- Japan
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- gyro
- azimuth
- axis
- horizontal
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Landscapes
- Gyroscopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 寿命が長く且つ分解能及び精度の高いジャイ
ロコンパスを提供することを目的とする。 【構成】 2つのジャイロ30、31及び2つの加速度
計36、35を有するプラットホーム38と、プラット
ホーム38を略水平な水平軸線周りに回転可能に支持す
る方位ジンバルと、2つの加速度計36、35の出力を
入力として指北制御信号を演算しその出力を2つのジャ
イロ30、31の実質的トルカに供給する指北制御演算
部と、2つのジャイロ30、31の出力を入力としてサ
ーボ演算を行いその結果を水平駆動手段及び方位駆動手
段に出力するサーボ演算部と、を含み、サーボ演算部は
プラットホーム38を水平軸線周りに慣性空間に対して
鋸歯状に交番回転運動を付与するための交番回転命令部
を有する。
ロコンパスを提供することを目的とする。 【構成】 2つのジャイロ30、31及び2つの加速度
計36、35を有するプラットホーム38と、プラット
ホーム38を略水平な水平軸線周りに回転可能に支持す
る方位ジンバルと、2つの加速度計36、35の出力を
入力として指北制御信号を演算しその出力を2つのジャ
イロ30、31の実質的トルカに供給する指北制御演算
部と、2つのジャイロ30、31の出力を入力としてサ
ーボ演算を行いその結果を水平駆動手段及び方位駆動手
段に出力するサーボ演算部と、を含み、サーボ演算部は
プラットホーム38を水平軸線周りに慣性空間に対して
鋸歯状に交番回転運動を付与するための交番回転命令部
を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は船舶等の航行体に装着し
て方位角を検出して発信するジャイロコンパスに関す
る。
て方位角を検出して発信するジャイロコンパスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図10に従来のジャイロコンパスの例を
示す。ジャイロコンパスAはジャイロロータを内蔵した
ジャイロケース1を有しており、斯かるジャイロロータ
は誘導電動機により一定の回転速度にて高速回転され
る。ジャイロロータ即ちジャイロは水平方向のスピン軸
線を有し、その回転ベクトルは南向き(北側より見て時
計方向)である。
示す。ジャイロコンパスAはジャイロロータを内蔵した
ジャイロケース1を有しており、斯かるジャイロロータ
は誘導電動機により一定の回転速度にて高速回転され
る。ジャイロロータ即ちジャイロは水平方向のスピン軸
線を有し、その回転ベクトルは南向き(北側より見て時
計方向)である。
【0003】ジャイロケース1は上下に突出した1対の
垂直軸2、2’を有しており、斯かる垂直軸2、2’は
ジャイロケース1の外側に配置された垂直環3の対応す
る位置に取り付けられたボールベアリング4、4’の内
輪にそれぞれ嵌合している。上側の垂直軸2は縣吊線5
を介して縣吊線取り付け台5’に取り付けられており、
斯かる縣吊線取り付け台5’は垂直環3上に支持されて
いる。
垂直軸2、2’を有しており、斯かる垂直軸2、2’は
ジャイロケース1の外側に配置された垂直環3の対応す
る位置に取り付けられたボールベアリング4、4’の内
輪にそれぞれ嵌合している。上側の垂直軸2は縣吊線5
を介して縣吊線取り付け台5’に取り付けられており、
斯かる縣吊線取り付け台5’は垂直環3上に支持されて
いる。
【0004】ジャイロケース1の全重量は縣吊線5又は
縣吊線取り付け台5’によって担われており、従って、
垂直軸2、2’のボールベアリング4、4’にはスラス
ト荷重が加わらず、ボールベアリング4、4’の摩擦ト
ルクが低減されることができる。
縣吊線取り付け台5’によって担われており、従って、
垂直軸2、2’のボールベアリング4、4’にはスラス
ト荷重が加わらず、ボールベアリング4、4’の摩擦ト
ルクが低減されることができる。
【0005】垂直環3の東西両側には1対の液体安定器
6、6’が取り付けられ、ジャイロケース1の西側には
ダンピングウェイト7が取り付けられている。以下に詳
細に説明するように、液体安定器6、6’はジャイロケ
ース1を指北運動させるための指北装置として機能し、
ダンピングウェイト7はジャイロケース1の指北運動を
制振させるための制振装置として機能する。
6、6’が取り付けられ、ジャイロケース1の西側には
ダンピングウェイト7が取り付けられている。以下に詳
細に説明するように、液体安定器6、6’はジャイロケ
ース1を指北運動させるための指北装置として機能し、
ダンピングウェイト7はジャイロケース1の指北運動を
制振させるための制振装置として機能する。
【0006】垂直環3は1対の水平軸9、9’を有し、
斯かる水平軸9、9’は垂直軸2、2’及びジャイロの
スピン軸線の双方に直交し東西の位置より外方に突出し
ており、斯かる水平軸9、9’の端部は垂直環3の外側
に配置された水平環10の対応する位置に取り付けられ
たボールベアリング11、11’の内輪に各々嵌合して
いる。
斯かる水平軸9、9’は垂直軸2、2’及びジャイロの
スピン軸線の双方に直交し東西の位置より外方に突出し
ており、斯かる水平軸9、9’の端部は垂直環3の外側
に配置された水平環10の対応する位置に取り付けられ
たボールベアリング11、11’の内輪に各々嵌合して
いる。
【0007】水平環10は、更に、水平面内にて水平軸
9、9’と直交する1対のジンバル軸12、12’を有
する。斯かるジンバル軸12、12’の各々は、水平環
10の外側に配置された追従環13に取り付けられた1
対のジンバル軸ボールベアリング14、14’の内輪に
嵌合している。
9、9’と直交する1対のジンバル軸12、12’を有
する。斯かるジンバル軸12、12’の各々は、水平環
10の外側に配置された追従環13に取り付けられた1
対のジンバル軸ボールベアリング14、14’の内輪に
嵌合している。
【0008】追従環13はその上下に突出した1対の追
従軸15、15’を有しており、斯かる追従軸15、1
5’は盤器16の対応した位置に取り付けられた追従軸
ボールベアリング17、17’の内輪に嵌合している。
従軸15、15’を有しており、斯かる追従軸15、1
5’は盤器16の対応した位置に取り付けられた追従軸
ボールベアリング17、17’の内輪に嵌合している。
【0009】上側の追従軸15の軸端にはコンパスカー
ド18が取り付けられており、斯かるコンパスカード1
8と盤器16の対応する船首側の位置に固設された基線
18Bとによって船首の方位角が読み取られる。下側の
追従軸15’には方位歯車21が取り付けられており、
斯かる方位歯車21は方位ピニオン20を介して盤器1
6の下部に取り付けられた方位サーボモータ19の回転
軸19Aと結合している。方位歯車21には歯車列を介
して方位発信器22の回転軸22Aが係合しており、斯
かる方位発信器22の方位信号は電気信号に変換されて
外部に発信される。
ド18が取り付けられており、斯かるコンパスカード1
8と盤器16の対応する船首側の位置に固設された基線
18Bとによって船首の方位角が読み取られる。下側の
追従軸15’には方位歯車21が取り付けられており、
斯かる方位歯車21は方位ピニオン20を介して盤器1
6の下部に取り付けられた方位サーボモータ19の回転
軸19Aと結合している。方位歯車21には歯車列を介
して方位発信器22の回転軸22Aが係合しており、斯
かる方位発信器22の方位信号は電気信号に変換されて
外部に発信される。
【0010】水平環10の内部、即ち、水平環10、垂
直環3、ジャイロケース1等を含む部分は通常鋭感部と
呼ばれている。斯かる鋭感部はジンバル軸12、12’
の周りに下方に重い物理振子を構成しており、これによ
って水平軸9、9’は船体の傾斜に関係なく常に水平面
内に保持される。
直環3、ジャイロケース1等を含む部分は通常鋭感部と
呼ばれている。斯かる鋭感部はジンバル軸12、12’
の周りに下方に重い物理振子を構成しており、これによ
って水平軸9、9’は船体の傾斜に関係なく常に水平面
内に保持される。
【0011】ジャイロケース1の東側には追従ピックア
ップ8が取り付けられており、斯かる追従ピックアップ
8はジャイロケース1に配置された差動変圧器の1次コ
イル8─1とこれに相対する垂直環3の位置に配置され
た差動変圧器の2次コイル8─2とよりなる。
ップ8が取り付けられており、斯かる追従ピックアップ
8はジャイロケース1に配置された差動変圧器の1次コ
イル8─1とこれに相対する垂直環3の位置に配置され
た差動変圧器の2次コイル8─2とよりなる。
【0012】ジャイロケース1の方位と垂直環3の方位
との間に差があると、斯かる差は両者に設けられた追従
ピックアップ8によって検出され、斯かる方位差は電気
信号8Aに変換されて外部のサーボ増幅器23に供給さ
れる。斯かる電気信号8Aはサーボ増幅器23によって
増幅されて方位サーボモータ19に供給され、それによ
って方位サーボモータ19は制御される。
との間に差があると、斯かる差は両者に設けられた追従
ピックアップ8によって検出され、斯かる方位差は電気
信号8Aに変換されて外部のサーボ増幅器23に供給さ
れる。斯かる電気信号8Aはサーボ増幅器23によって
増幅されて方位サーボモータ19に供給され、それによ
って方位サーボモータ19は制御される。
【0013】方位サーボモータ19の回転は、回転軸1
9A、歯車列、方位歯車21を経由して追従環13に伝
達され、更に水平環10、水平軸9、9’等を介して垂
直環3に伝達されるため、垂直環3とジャイロケース1
との間の方位偏差は常にゼロに保たれるようになってい
る。かくして方位サーボモータ19を制御する方位サー
ボ系が構成される。
9A、歯車列、方位歯車21を経由して追従環13に伝
達され、更に水平環10、水平軸9、9’等を介して垂
直環3に伝達されるため、垂直環3とジャイロケース1
との間の方位偏差は常にゼロに保たれるようになってい
る。かくして方位サーボモータ19を制御する方位サー
ボ系が構成される。
【0014】方位サーボ系の作用により、水平軸9、
9’とジャイロのスピン軸線とは常に直交関係を保ち、
且つ縣吊線5の捩りトルクがジャイロケース1に加わる
ことはない。即ち、サーボ系を持った垂直軸2、2’、
水平軸9、9’及びジンバル軸12、12’の3軸の働
きによって、ジャイロケース1は船体の揺動等の角運動
から完全に遮断されることとなり、ジャイロスコープを
構成することとなる。
9’とジャイロのスピン軸線とは常に直交関係を保ち、
且つ縣吊線5の捩りトルクがジャイロケース1に加わる
ことはない。即ち、サーボ系を持った垂直軸2、2’、
水平軸9、9’及びジンバル軸12、12’の3軸の働
きによって、ジャイロケース1は船体の揺動等の角運動
から完全に遮断されることとなり、ジャイロスコープを
構成することとなる。
【0015】斯かるジャイロスコープに指北力を付与し
コンパスとしての機能を与えるのが上述の液体安定器6
である。
コンパスとしての機能を与えるのが上述の液体安定器6
である。
【0016】次に、図11を参照して液体安定器6の構
造と機能を説明する。液体安定器6は一種の連通管であ
って、ジャイロケース1の南北に配置された第1の壺6
─1及び第2の壺6─1’と斯かる2つの壺6─1、6
─1’を上側で連通する空気管6─3と下側で連通する
液体管6─4とよりなり、その内部には2つの壺6─
1、6─1’内に液面が配置されるように高い比重の液
体6─2が充たされている。
造と機能を説明する。液体安定器6は一種の連通管であ
って、ジャイロケース1の南北に配置された第1の壺6
─1及び第2の壺6─1’と斯かる2つの壺6─1、6
─1’を上側で連通する空気管6─3と下側で連通する
液体管6─4とよりなり、その内部には2つの壺6─
1、6─1’内に液面が配置されるように高い比重の液
体6─2が充たされている。
【0017】図11はジャイロのスピン軸線が水平面に
対して角度αだけ傾斜しその指北端が水平面に対して上
昇している場合を示している。船体が停止している場合
には、液体6─2の液面は重力加速度gの方向と直交す
る。ジャイロケース1が傾斜していない場合と比較し
て、図の斜線で示した部分の液体が北側の第1の壺6─
1では減少し南側の第2の壺6─1’では増加する。
対して角度αだけ傾斜しその指北端が水平面に対して上
昇している場合を示している。船体が停止している場合
には、液体6─2の液面は重力加速度gの方向と直交す
る。ジャイロケース1が傾斜していない場合と比較し
て、図の斜線で示した部分の液体が北側の第1の壺6─
1では減少し南側の第2の壺6─1’では増加する。
【0018】ここで水平軸9、9’から両壺6─1、6
─1’の中心までの距離をr1 、両壺6─1、6─1’
の断面積をS、液体6─2の密度をρとすれば、斜線部
の液体の重量Gは、
─1’の中心までの距離をr1 、両壺6─1、6─1’
の断面積をS、液体6─2の密度をρとすれば、斜線部
の液体の重量Gは、
【0019】
【数1】G=S×r1 sinα×ρg
【0020】となる。斯かる液体の変化重量Gに起因す
る不平衡によって水平軸9、9’周りのモーメントが発
生する。水平軸9、9’からのモーメントアームはr1
であり、液体の重量Gの変化は南北2つの壺6─1、6
─1’にて生ずるため、液体安定器6の作る水平軸9、
9’周りのトルクTH は、傾斜角αが小さいとき近似的
に、
る不平衡によって水平軸9、9’周りのモーメントが発
生する。水平軸9、9’からのモーメントアームはr1
であり、液体の重量Gの変化は南北2つの壺6─1、6
─1’にて生ずるため、液体安定器6の作る水平軸9、
9’周りのトルクTH は、傾斜角αが小さいとき近似的
に、
【0021】
【数2】TH =2S×r1 2 α×ρg
【0022】となる。ここで、
【0023】
【数3】2S×r1 2 ×ρg=K
【0024】とおいて、Kを安定器定数又は指北定数と
称している。指北定数Kを使って数2の式を書き換える
と、
称している。指北定数Kを使って数2の式を書き換える
と、
【0025】
【数4】TH =Kα
【0026】こうして、液体安定器6においてジャイロ
のスピン軸線の水平面に対する傾斜角αに比例したトル
クが生じ、斯かるトルクはジャイロケース1を水平軸
9、9’の周りに回転させるように作用するので、ジャ
イロケース1は指北力を有し、斯くしてジャイロコンパ
スが構成される。
のスピン軸線の水平面に対する傾斜角αに比例したトル
クが生じ、斯かるトルクはジャイロケース1を水平軸
9、9’の周りに回転させるように作用するので、ジャ
イロケース1は指北力を有し、斯くしてジャイロコンパ
スが構成される。
【0027】次に図12を参照してダンピングウェイト
7の構造と機能について説明する。液体安定器6によっ
て付与されたジャイロケース1の指北運動を制振させる
ために機能するのがダンピングウェイト7である。ダン
ピングウェイト7はジャイロケース1内に取り付けられ
ており、垂直軸2、2’を含みジャイロのスピン軸線に
直交する(紙面に垂直な)面上で垂直軸2、2’より
(紙面に垂直方向に)距離r2 だけ隔置された位置にて
ジャイロケース1に装着されている。図12は、ジャイ
ロケース1又はジャイロのスピン軸線が水平面に対して
角度αだけ傾斜しその指北側が水平面より上昇した状態
をジャイロケース1の西側より見た場合を示す。
7の構造と機能について説明する。液体安定器6によっ
て付与されたジャイロケース1の指北運動を制振させる
ために機能するのがダンピングウェイト7である。ダン
ピングウェイト7はジャイロケース1内に取り付けられ
ており、垂直軸2、2’を含みジャイロのスピン軸線に
直交する(紙面に垂直な)面上で垂直軸2、2’より
(紙面に垂直方向に)距離r2 だけ隔置された位置にて
ジャイロケース1に装着されている。図12は、ジャイ
ロケース1又はジャイロのスピン軸線が水平面に対して
角度αだけ傾斜しその指北側が水平面より上昇した状態
をジャイロケース1の西側より見た場合を示す。
【0028】ダンピングウェイト7の質量をmとし重力
加速度をgとすれば、鉛直方向にmgの力が働く。斯か
る鉛直方向の力mgを互いに垂直な2つの成分、即ち、
垂直軸2、2’に平行な成分mgcosαと、ジャイロ
のスピン軸線に平行な成分mgsinαとに分解して考
える。垂直軸2、2’方向の成分mgcosαは垂直軸
ボールベアリング4、4’の負荷として作用するのみで
あるが、ジャイロのスピン軸線方向の成分mgsinα
は垂直軸2、2’の周りのモーメントを発生させ、ジャ
イロケース1を垂直軸2、2’の周りに回転させるトル
クを生じさせる。斯かるダンピングウェイト7によって
生ずるトルクをTψと書き表すとすれば、ダンピングウ
ェイト7から垂直軸2、2’までの距離はr2 であるか
ら、Tψは近似的に次式の如くなる。
加速度をgとすれば、鉛直方向にmgの力が働く。斯か
る鉛直方向の力mgを互いに垂直な2つの成分、即ち、
垂直軸2、2’に平行な成分mgcosαと、ジャイロ
のスピン軸線に平行な成分mgsinαとに分解して考
える。垂直軸2、2’方向の成分mgcosαは垂直軸
ボールベアリング4、4’の負荷として作用するのみで
あるが、ジャイロのスピン軸線方向の成分mgsinα
は垂直軸2、2’の周りのモーメントを発生させ、ジャ
イロケース1を垂直軸2、2’の周りに回転させるトル
クを生じさせる。斯かるダンピングウェイト7によって
生ずるトルクをTψと書き表すとすれば、ダンピングウ
ェイト7から垂直軸2、2’までの距離はr2 であるか
ら、Tψは近似的に次式の如くなる。
【0029】
【数5】Tψ=mgr2 α
【0030】ここで、
【0031】
【数6】mgr2 =μ
【0032】と置いてμをダンピング定数と称してい
る。斯かるダンピング定数μを使用すると、数5の式は
次のように書き換えられる。
る。斯かるダンピング定数μを使用すると、数5の式は
次のように書き換えられる。
【0033】
【数7】Tψ=μα
【0034】ダンピングウェイト7によって生ずるトル
クTψはジャイロのスピン軸線の水平面に対する傾斜角
αに比例し、ジャイロケース1を垂直軸2、2’周りに
回転させるように作用する。斯くしてダンピングウェイ
ト7はジャイロコンパスの指北運動を減衰させる機能を
有する。
クTψはジャイロのスピン軸線の水平面に対する傾斜角
αに比例し、ジャイロケース1を垂直軸2、2’周りに
回転させるように作用する。斯くしてダンピングウェイ
ト7はジャイロコンパスの指北運動を減衰させる機能を
有する。
【0035】次に、従来の光ファイバジャイロについて
説明する。光ファイバジャイロは光のサグナック効果
(サニャック効果)を利用して角速度を計測するように
構成されており、高い信頼性を有し装置を小型化するこ
とができる利点があるため実用化が進んでいる。光ファ
イバジャイロのうち、干渉型光ファイバジャイロと称す
る形式のものがあり、これは複数回巻回された光ファイ
バループよりなる1本の長い光路を互いに反対方向に光
を伝播させ斯かる2つの伝播光の位相差より角速度を求
めるように構成されている。
説明する。光ファイバジャイロは光のサグナック効果
(サニャック効果)を利用して角速度を計測するように
構成されており、高い信頼性を有し装置を小型化するこ
とができる利点があるため実用化が進んでいる。光ファ
イバジャイロのうち、干渉型光ファイバジャイロと称す
る形式のものがあり、これは複数回巻回された光ファイ
バループよりなる1本の長い光路を互いに反対方向に光
を伝播させ斯かる2つの伝播光の位相差より角速度を求
めるように構成されている。
【0036】干渉型光ファイバジャイロは位相変調方式
とそれを改良したセロダイン方式とが開発されている。
とそれを改良したセロダイン方式とが開発されている。
【0037】図13は位相変調方式の光ファイバジャイ
ロの例を示す。光ファイバジャイロは、半導体レーザ、
発光ダイオード等の光源101と入射光を電流に変換す
る受光器102と1本の光ファイバを複数回巻回して形
成された光ファイバループ103と偏光子104と光フ
ァイバを伝播する光を合成し又は分岐するカプラ10
5、106とを有する。光源101より出力された光線
は第1のカプラ105及び偏光子104を経由して第2
のカプラ106に導かれる。第2のカプラ106で光線
は分岐され、斯くして分岐された2つの光線は光ファイ
バループ103を互いに反対方向に伝播する。即ち、一
方は光ファイバループ103を右周りに伝播し、他方は
左周りに伝播する。
ロの例を示す。光ファイバジャイロは、半導体レーザ、
発光ダイオード等の光源101と入射光を電流に変換す
る受光器102と1本の光ファイバを複数回巻回して形
成された光ファイバループ103と偏光子104と光フ
ァイバを伝播する光を合成し又は分岐するカプラ10
5、106とを有する。光源101より出力された光線
は第1のカプラ105及び偏光子104を経由して第2
のカプラ106に導かれる。第2のカプラ106で光線
は分岐され、斯くして分岐された2つの光線は光ファイ
バループ103を互いに反対方向に伝播する。即ち、一
方は光ファイバループ103を右周りに伝播し、他方は
左周りに伝播する。
【0038】光ファイバループ103に角速度Ωが加わ
ると、サグナック効果によって、光ファイバループ10
3内を互いに反対方向に伝播する光はその出力端にて位
相差Δφを生ずる。斯かる位相差Δφは角速度Ωに比例
し、次の式で表される。
ると、サグナック効果によって、光ファイバループ10
3内を互いに反対方向に伝播する光はその出力端にて位
相差Δφを生ずる。斯かる位相差Δφは角速度Ωに比例
し、次の式で表される。
【0039】
【数8】
【0040】ここに、Rは光ファイバループ103のル
ープ径、Lは光ファイバループ103の長さ、λは光源
101から出力される光線の波長、Cは光速を表す。
ープ径、Lは光ファイバループ103の長さ、λは光源
101から出力される光線の波長、Cは光速を表す。
【0041】更に、斯かる位相変調方式の光ファイバジ
ャイロは、電流・電圧変換器107と位相変調器108
と信号発生器109と同期検波器110とを有する。受
光器102より出力された電流は電流・電圧変換器10
7によって電圧に変換され電圧として出力される。位相
変調器108は光ファイバループ103の一端に配置さ
れており、信号発生器109から供給された基準信号に
よって作動される。位相変調器108によって光ファイ
バループ103内を互いに反対方向に伝播する光が位相
変調される。信号発生器109から供給される信号の角
周波数をωP とすれば、電流・電圧変換器107の出力
電圧Iは、
ャイロは、電流・電圧変換器107と位相変調器108
と信号発生器109と同期検波器110とを有する。受
光器102より出力された電流は電流・電圧変換器10
7によって電圧に変換され電圧として出力される。位相
変調器108は光ファイバループ103の一端に配置さ
れており、信号発生器109から供給された基準信号に
よって作動される。位相変調器108によって光ファイ
バループ103内を互いに反対方向に伝播する光が位相
変調される。信号発生器109から供給される信号の角
周波数をωP とすれば、電流・電圧変換器107の出力
電圧Iは、
【0042】
【数9】 I=k{1+cosΔφ(J0 (x)−2J2 (x)cos2ωP t+・・・ +2nJ2n(x)cos2nωP t+・・・) ・・・−sinΔφ(2J1 (x)sinωP t−・・・)}
【0043】となる。ここで、xは位相変調度、J0 、
J1 、J2 、・・・はベッセル関数、kは比例定数、t
は時間である。
J1 、J2 、・・・はベッセル関数、kは比例定数、t
は時間である。
【0044】同期検波器110には信号発生器109か
ら角周波数ωP の信号が供給され、斯かる基準信号によ
って出力電圧Vの角周波数成分のうち角周波数成分ωP
が同期検波され、sinΔφに比例する出力2kJ
1 (x)sinΔφが出力される。こうして、Δφを求
めて、数8の式より角速度Ωが求められる。
ら角周波数ωP の信号が供給され、斯かる基準信号によ
って出力電圧Vの角周波数成分のうち角周波数成分ωP
が同期検波され、sinΔφに比例する出力2kJ
1 (x)sinΔφが出力される。こうして、Δφを求
めて、数8の式より角速度Ωが求められる。
【0045】
【発明が解決しようとする課題】従来のジャイロコンパ
スでは、ジャイロロータ(独楽)は玉軸受けによって支
持されている。ジャイロロータは比較的大きい重量を有
しスピン軸線周りに高速で回転するから、それを支持す
る玉軸受けの寿命が短い欠点があった。
スでは、ジャイロロータ(独楽)は玉軸受けによって支
持されている。ジャイロロータは比較的大きい重量を有
しスピン軸線周りに高速で回転するから、それを支持す
る玉軸受けの寿命が短い欠点があった。
【0046】また、従来のジャイロコンパスでは、ジャ
イロロータの玉軸受けを定期的に検査してオーバーホー
ルする必要があった。
イロロータの玉軸受けを定期的に検査してオーバーホー
ルする必要があった。
【0047】
【課題を解決するための手段】本発明のジャイロコンパ
スによれば、例えば図1に示すように、互いに異なる方
向の入力軸線を有する2つの光ファイバジャイロ30、
31と、ジャイロ30、31の2つの入力軸線の作る平
面と直交する入力軸線を有する第1の加速度計36と、
ジャイロ30、31の2つの入力軸線の作る平面と平行
で且つ水平面内の入力軸線を有する第2の加速度計35
と、2つのジャイロ30、31及び2つの加速度計3
6、35を有するプラットホーム38と、プラットホー
ム38を略水平な水平軸線周りに回転可能に支持する方
位ジンバルと、方位ジンバルを基台に対して水平軸線に
直交し且つ略鉛直方向の方位軸線周りに回転可能に支持
する支持手段と、入力信号に対応したトルクをプラット
ホーム38の水平軸線の周りに加える水平駆動手段と、
入力信号に対応したトルクを方位ジンバルに対して方位
軸線の周りに加える方位駆動手段と、第1及び第2の加
速度計36、35の出力を入力として指北制御信号を演
算しその出力を2つのジャイロ30、31の実質的トル
カに供給する指北制御演算部と、2つのジャイロ30、
31の出力を入力としてサーボ演算を行いその結果を水
平駆動手段及び方位駆動手段に出力するサーボ演算部
と、を有する。
スによれば、例えば図1に示すように、互いに異なる方
向の入力軸線を有する2つの光ファイバジャイロ30、
31と、ジャイロ30、31の2つの入力軸線の作る平
面と直交する入力軸線を有する第1の加速度計36と、
ジャイロ30、31の2つの入力軸線の作る平面と平行
で且つ水平面内の入力軸線を有する第2の加速度計35
と、2つのジャイロ30、31及び2つの加速度計3
6、35を有するプラットホーム38と、プラットホー
ム38を略水平な水平軸線周りに回転可能に支持する方
位ジンバルと、方位ジンバルを基台に対して水平軸線に
直交し且つ略鉛直方向の方位軸線周りに回転可能に支持
する支持手段と、入力信号に対応したトルクをプラット
ホーム38の水平軸線の周りに加える水平駆動手段と、
入力信号に対応したトルクを方位ジンバルに対して方位
軸線の周りに加える方位駆動手段と、第1及び第2の加
速度計36、35の出力を入力として指北制御信号を演
算しその出力を2つのジャイロ30、31の実質的トル
カに供給する指北制御演算部と、2つのジャイロ30、
31の出力を入力としてサーボ演算を行いその結果を水
平駆動手段及び方位駆動手段に出力するサーボ演算部
と、を有する。
【0048】本発明によれば、ジャイロコンパスにおい
て、サーボ演算部はプラットホーム38を水平軸線周り
に及び方位軸線の周りに慣性空間に対して方形波状の交
番回転運動を付与するための交番回転命令部を有し、2
つの光ファイバジャイロ30、31は位相変調器、周波
数発信器及び同期検波器を用いない。
て、サーボ演算部はプラットホーム38を水平軸線周り
に及び方位軸線の周りに慣性空間に対して方形波状の交
番回転運動を付与するための交番回転命令部を有し、2
つの光ファイバジャイロ30、31は位相変調器、周波
数発信器及び同期検波器を用いない。
【0049】本発明によれば、ジャイロコンパスにおい
て、2つのジャイロ30、31の入力軸線は水平軸線に
対して45°以下の角度にて傾斜されており、サーボ演
算部はプラットホーム38を水平軸線周りに慣性空間に
対して方形波状の交番回転運動を付与するための交番回
転命令部を有する。
て、2つのジャイロ30、31の入力軸線は水平軸線に
対して45°以下の角度にて傾斜されており、サーボ演
算部はプラットホーム38を水平軸線周りに慣性空間に
対して方形波状の交番回転運動を付与するための交番回
転命令部を有する。
【0050】本発明によれば、ジャイロコンパスにおい
て、2つのジャイロ30、31は単一の光源101を使
用している。
て、2つのジャイロ30、31は単一の光源101を使
用している。
【0051】
【作用】2つの光ファイバジャイロ30、31と2つの
加速度計35、36がプラットホーム38に取り付けら
れ、斯かるプラットホーム38は東西方向軸線(Y軸)
周りに回転可能に方位ジンバル39に装着され、斯かる
方位ジンバル39は方位軸線(Z軸)周りに回転可能に
装着され、2つの光ファイバジャイロ30、31の入力
軸線の作る面が常に真北方向に対して直交するように制
御される。2つの光ファイバジャイロ30、31に常時
その入力軸線周りの交番角速度が入力されるように、方
位ジンバル39及びプラットホーム38は交番回転され
る。
加速度計35、36がプラットホーム38に取り付けら
れ、斯かるプラットホーム38は東西方向軸線(Y軸)
周りに回転可能に方位ジンバル39に装着され、斯かる
方位ジンバル39は方位軸線(Z軸)周りに回転可能に
装着され、2つの光ファイバジャイロ30、31の入力
軸線の作る面が常に真北方向に対して直交するように制
御される。2つの光ファイバジャイロ30、31に常時
その入力軸線周りの交番角速度が入力されるように、方
位ジンバル39及びプラットホーム38は交番回転され
る。
【0052】
【実施例】以下に図1〜図9を参照して本発明の実施例
について説明する。尚図1〜図9において図10〜図1
3の対応する部分には同一の参照符号を付してその詳細
な説明は省略する。
について説明する。尚図1〜図9において図10〜図1
3の対応する部分には同一の参照符号を付してその詳細
な説明は省略する。
【0053】図1に本発明によるジャイロコンパスの例
を示す。先ず盤器16に垂直にZ軸をとり、盤器16に
平行な面上にX軸及びY軸をとる。X軸を指北方向Nに
取り、東西方向にY軸をとる。盤器16が水平面上にあ
るときは、Z軸は鉛直でありX軸及びY軸は水平であ
る。
を示す。先ず盤器16に垂直にZ軸をとり、盤器16に
平行な面上にX軸及びY軸をとる。X軸を指北方向Nに
取り、東西方向にY軸をとる。盤器16が水平面上にあ
るときは、Z軸は鉛直でありX軸及びY軸は水平であ
る。
【0054】本例のジャイロコンパスは方位ジンバル3
9を有し、斯かる方位ジンバル39は盤器16の上面に
Z軸即ち方位軸線周りに回転可能に装着されている。方
位ジンバル39は箱形の枠体の如き形状を有し、斯かる
箱形の枠体は縦に配置されている。
9を有し、斯かる方位ジンバル39は盤器16の上面に
Z軸即ち方位軸線周りに回転可能に装着されている。方
位ジンバル39は箱形の枠体の如き形状を有し、斯かる
箱形の枠体は縦に配置されている。
【0055】方位ジンバル39にはY軸に平行な軸線周
りに回転可能なプラットホーム38が装着されている。
方位ジンバル39の2つの側面に装着された水平軸軸受
け9A、9A’にプラットホーム38の水平軸9、9’
が嵌合しており、それによってプラットホーム38は支
持されている。
りに回転可能なプラットホーム38が装着されている。
方位ジンバル39の2つの側面に装着された水平軸軸受
け9A、9A’にプラットホーム38の水平軸9、9’
が嵌合しており、それによってプラットホーム38は支
持されている。
【0056】プラットホーム38の一方の水平軸9’に
は水平歯車34が装着されており、斯かる水平歯車34
は方位ジンバル39の1つの側面に装着された水平サー
ボモータ32の回転軸に装着された水平ピニオン33と
噛み合っている。
は水平歯車34が装着されており、斯かる水平歯車34
は方位ジンバル39の1つの側面に装着された水平サー
ボモータ32の回転軸に装着された水平ピニオン33と
噛み合っている。
【0057】こうして、水平サーボモータ32が回転す
ると、その回転運動は水平ピニオン33及び水平歯車3
4を介してプラットホーム38に伝達され、それによっ
てプラットホーム38は水平軸9、9’周りに即ちY軸
周りに回転する。
ると、その回転運動は水平ピニオン33及び水平歯車3
4を介してプラットホーム38に伝達され、それによっ
てプラットホーム38は水平軸9、9’周りに即ちY軸
周りに回転する。
【0058】プラットホーム38には鉛直軸線方向の入
力軸線を有するZジャイロ30と水平方向東向きの入力
軸線を有するYジャイロ31と水平方向北向きの入力軸
線を有するX加速度計36と水平方向東向きの入力軸線
を有するY加速度計35と有する。
力軸線を有するZジャイロ30と水平方向東向きの入力
軸線を有するYジャイロ31と水平方向北向きの入力軸
線を有するX加速度計36と水平方向東向きの入力軸線
を有するY加速度計35と有する。
【0059】Zジャイロ30によって鉛直軸線方向の角
速度が検出され、Yジャイロ31によって水平方向東向
きの角速度が検出され、Y加速度計35によってプラッ
トホーム38の東西方向の傾斜角度が検出され、X加速
度計36によってプラットホーム38の南北方向の傾斜
角度が検出される。
速度が検出され、Yジャイロ31によって水平方向東向
きの角速度が検出され、Y加速度計35によってプラッ
トホーム38の東西方向の傾斜角度が検出され、X加速
度計36によってプラットホーム38の南北方向の傾斜
角度が検出される。
【0060】本例によると、Zジャイロ30とYジャイ
ロ31は図13を参照して説明した光ファイバジャイロ
である。
ロ31は図13を参照して説明した光ファイバジャイロ
である。
【0061】方位ジンバル39の上面にはコンパスカー
ド18が取り付けられており、斯かるコンパスカード1
8に隣接して基線18Bが配置されている。基線18B
は盤器16に取り付けられており、それによって指示さ
れたコンパスカード18の目盛りによって航行体の方位
が読み取られる。
ド18が取り付けられており、斯かるコンパスカード1
8に隣接して基線18Bが配置されている。基線18B
は盤器16に取り付けられており、それによって指示さ
れたコンパスカード18の目盛りによって航行体の方位
が読み取られる。
【0062】方位ジンバル39の下側には方位歯車21
が装着されており、斯かる方位歯車21は盤器16に取
り付けられた方位サーボモータ19の回転軸に装着され
た方位ピニオン20に噛み合っている。こうして、方位
サーボモータ19が回転すると、斯かる回転運動は方位
ピニオン20及び方位歯車21を介して方位ジンバル3
9に伝達され、方位ジンバル39は方位軸線周りに回転
する。
が装着されており、斯かる方位歯車21は盤器16に取
り付けられた方位サーボモータ19の回転軸に装着され
た方位ピニオン20に噛み合っている。こうして、方位
サーボモータ19が回転すると、斯かる回転運動は方位
ピニオン20及び方位歯車21を介して方位ジンバル3
9に伝達され、方位ジンバル39は方位軸線周りに回転
する。
【0063】更に、盤器16には方位歯車21に隣接し
てゼロクロスピックアップ37が装着されており、斯か
るゼロクロスピックアップ37によって方位歯車21の
ゼロ点が検出される。
てゼロクロスピックアップ37が装着されており、斯か
るゼロクロスピックアップ37によって方位歯車21の
ゼロ点が検出される。
【0064】図2を参照して本発明によるジャイロコン
パスの動作を説明する。図2はジャイロコンパスの制御
系を示し、第1及び第2の積分器40、41と指北演算
器42が設けられている。
パスの動作を説明する。図2はジャイロコンパスの制御
系を示し、第1及び第2の積分器40、41と指北演算
器42が設けられている。
【0065】Yジャイロ31より出力された角速度信号
は第1の積分器40を介して水平サーボモータ32に供
給される。それによって水平サーボモータ32は作動
し、プラットホーム38はY軸周りに回転する。こうし
てプラットホーム38は慣性空間に対してY軸周りに常
に安定化される。
は第1の積分器40を介して水平サーボモータ32に供
給される。それによって水平サーボモータ32は作動
し、プラットホーム38はY軸周りに回転する。こうし
てプラットホーム38は慣性空間に対してY軸周りに常
に安定化される。
【0066】Zジャイロ30より出力された角速度信号
は第2の積分器41を介して方位サーボモータ19に供
給される。それによって方位サーボモータ19は作動
し、方位ジンバル39は方位軸線周りに回転する。こう
してプラットホーム38は慣性空間に対して方位軸線周
りに常に安定化される。
は第2の積分器41を介して方位サーボモータ19に供
給される。それによって方位サーボモータ19は作動
し、方位ジンバル39は方位軸線周りに回転する。こう
してプラットホーム38は慣性空間に対して方位軸線周
りに常に安定化される。
【0067】X加速度計36とY加速度計35より出力
された傾斜角信号は指北演算器42を介して第1の及び
第2の積分器40、41に供給される。それによってプ
ラットホーム38は水平方向且つ真北方向に指向するよ
うに制御される。
された傾斜角信号は指北演算器42を介して第1の及び
第2の積分器40、41に供給される。それによってプ
ラットホーム38は水平方向且つ真北方向に指向するよ
うに制御される。
【0068】図3及び図4を参照して本例のジャイロコ
ンパスに使用される指北演算器42の構成例と動作を説
明する。図3に示すように、本例の指北演算器42は指
北ゲイン演算部42−1とダンピングゲイン演算部42
−2と座標変換演算部43−3と2つの加算器43−
4、43−5とを有する。
ンパスに使用される指北演算器42の構成例と動作を説
明する。図3に示すように、本例の指北演算器42は指
北ゲイン演算部42−1とダンピングゲイン演算部42
−2と座標変換演算部43−3と2つの加算器43−
4、43−5とを有する。
【0069】X加速度計36より出力された南北傾斜角
信号θX は指北ゲイン演算部42−1に供給され、そこ
で係数K/Hが乗算されて(K/H)θX が演算され
る。同様に、南北傾斜角信号θX はダンピングゲイン演
算部42−2に供給され、そこで係数μ/Hが乗算され
て(μ/H)θX が演算される。ここで、Hは角運動量
単位を角度単位に変換する換算値である。
信号θX は指北ゲイン演算部42−1に供給され、そこ
で係数K/Hが乗算されて(K/H)θX が演算され
る。同様に、南北傾斜角信号θX はダンピングゲイン演
算部42−2に供給され、そこで係数μ/Hが乗算され
て(μ/H)θX が演算される。ここで、Hは角運動量
単位を角度単位に変換する換算値である。
【0070】Y加速度計35より出力された東西傾斜角
信号θY は座標変換演算部42−3に供給されて係数s
inθY 、cosθY が求められ、斯かる係数sinθ
Y 、cosθY が上述の値(K/H)θX 、(μ/H)
θX に乗算される。
信号θY は座標変換演算部42−3に供給されて係数s
inθY 、cosθY が求められ、斯かる係数sinθ
Y 、cosθY が上述の値(K/H)θX 、(μ/H)
θX に乗算される。
【0071】図4は座標変換演算部42−3にて演算さ
れる座標変換の関係を表す。斯かる座標変換演算部42
−3では、図示の如き、東西方向のベクトル(μ/H)
θXと鉛直方向のベクトル(K/H)θX に対してそれ
ぞれ水平軸線(Y軸)方向成分及び方位軸線(Z軸)方
向成分が求められる。
れる座標変換の関係を表す。斯かる座標変換演算部42
−3では、図示の如き、東西方向のベクトル(μ/H)
θXと鉛直方向のベクトル(K/H)θX に対してそれ
ぞれ水平軸線(Y軸)方向成分及び方位軸線(Z軸)方
向成分が求められる。
【0072】これらの値は2つの加算器42−4、42
−5にて加算される。それによって次の値が求められ
る。
−5にて加算される。それによって次の値が求められ
る。
【0073】
【数10】ΔV=(K/H)θX cosθY +(μ/
H)θX sinθY ΔH=−(K/H)θX sinθY +(μ/H)θX c
osθY
H)θX sinθY ΔH=−(K/H)θX sinθY +(μ/H)θX c
osθY
【0074】数10の式の鉛直軸線周りの偏角信号ΔV
は第2の積分器41に供給され、水平軸線周りの偏角信
号ΔHは第1の積分器40に供給される。
は第2の積分器41に供給され、水平軸線周りの偏角信
号ΔHは第1の積分器40に供給される。
【0075】船体が傾斜運動をするとZジャイロ30の
入力軸線及びYジャイロ31の入力軸線は水平面に対し
て指北軸線Nの周りに傾斜する。従って、制御系の方位
セーボモータ19及び水平サーボモータ32によってト
ルキングされるとき、プラットホーム38は慣性空間に
対して斯かる入力軸線周りに回転する。
入力軸線及びYジャイロ31の入力軸線は水平面に対し
て指北軸線Nの周りに傾斜する。従って、制御系の方位
セーボモータ19及び水平サーボモータ32によってト
ルキングされるとき、プラットホーム38は慣性空間に
対して斯かる入力軸線周りに回転する。
【0076】しかしながら本例によると、上述の如き方
位軸線周りのトルキングは偏角信号ΔVによって補正さ
れ、Y軸周りのトルキングは偏角信号ΔHによって補正
されるから、プラットホーム38は常に真の鉛直軸線周
りに且つ真の水平軸線周りにトルキングされることとな
る。
位軸線周りのトルキングは偏角信号ΔVによって補正さ
れ、Y軸周りのトルキングは偏角信号ΔHによって補正
されるから、プラットホーム38は常に真の鉛直軸線周
りに且つ真の水平軸線周りにトルキングされることとな
る。
【0077】こうして本例によれば、Zジャイロ30及
びYジャイロ31は図13にて示した位相変調器108
を具えた光ファイバジャイロを用いることができる。
びYジャイロ31は図13にて示した位相変調器108
を具えた光ファイバジャイロを用いることができる。
【0078】図5及び図6を参照して本発明の第2の実
施例を説明する。この例ではZジャイロ30及びYジャ
イロ31に図13に示した光ファイバジャイロとは異な
る構成のものを使用する。即ち、この例で使用する光フ
ァイバジャイロは図13の光ファイバジャイロより位相
変調器108、信号発生器109及び同期検波器110
が除去され、電流・電圧変換器107の出力が直接に第
1及び第2の積分器40、41に出力されるように構成
されている。
施例を説明する。この例ではZジャイロ30及びYジャ
イロ31に図13に示した光ファイバジャイロとは異な
る構成のものを使用する。即ち、この例で使用する光フ
ァイバジャイロは図13の光ファイバジャイロより位相
変調器108、信号発生器109及び同期検波器110
が除去され、電流・電圧変換器107の出力が直接に第
1及び第2の積分器40、41に出力されるように構成
されている。
【0079】図13の光ファイバジャイロにて位相変調
器108が除去された場合には電流・電圧変換器107
の出力信号Iは、数9の式でJ0 (x)=1、J1 =J
2 =・・・=0とおいて、
器108が除去された場合には電流・電圧変換器107
の出力信号Iは、数9の式でJ0 (x)=1、J1 =J
2 =・・・=0とおいて、
【0080】
【数11】I=k(1+cosΔφ)
【0081】となる。図6は斯かる数11の式を表すグ
ラフであり、横軸は位相差Δφ又は角速度Ω、縦軸は出
力信号Iである。出力信号Iは余弦特性を有し、位相差
Δφ=0の近傍では感度が略ゼロとなり、位相差Δφ=
±π/2の近傍では感度が最大になる。従って、位相差
Δφが0近傍の値を取らないように、位相差Δφ=±π
/2に対応する角速度信号±Ω0 を付加すればよい。
ラフであり、横軸は位相差Δφ又は角速度Ω、縦軸は出
力信号Iである。出力信号Iは余弦特性を有し、位相差
Δφ=0の近傍では感度が略ゼロとなり、位相差Δφ=
±π/2の近傍では感度が最大になる。従って、位相差
Δφが0近傍の値を取らないように、位相差Δφ=±π
/2に対応する角速度信号±Ω0 を付加すればよい。
【0082】図5に示すように、この第2の例では指北
演算器42に方形波駆動信号を供給する方形波駆動信号
発生器43が更に設けられている。方形波駆動信号発生
器43によって生成される方形波駆動信号は角速度の値
を+Ω0 及び−Ω0 に交互に変化させるための交番信号
である。
演算器42に方形波駆動信号を供給する方形波駆動信号
発生器43が更に設けられている。方形波駆動信号発生
器43によって生成される方形波駆動信号は角速度の値
を+Ω0 及び−Ω0 に交互に変化させるための交番信号
である。
【0083】指北演算器42は指北ゲイン演算部42−
1とダンピングゲイン演算部42−2の出力側に加算器
42−6、42−7を有し、斯かる加算器42−6、4
2−7に方形波駆動信号が供給される。従って、加算器
42−4、42−5からは方形波駆動信号が重畳された
信号が出力される。
1とダンピングゲイン演算部42−2の出力側に加算器
42−6、42−7を有し、斯かる加算器42−6、4
2−7に方形波駆動信号が供給される。従って、加算器
42−4、42−5からは方形波駆動信号が重畳された
信号が出力される。
【0084】方形波駆動信号が重畳された信号は各積分
器40、41を介して水平サーボモータ32及び方位サ
ーボモータ19に供給される。それによって方位ジンバ
ル39は慣性空間に対して方位軸線(Z軸)周りに交番
的に回転し且つプラットホーム38は東西方向軸線(Y
軸)周りに交番的に回転する。斯かる交番的回転運動に
よって上述の如き角速度Ωがゼロ近傍の感度低下が回避
される。こうして、本例によれば方形波駆動信号発生器
43を設けることによって、Zジャイロ30及びYジャ
イロ31として位相変調器108が除去された光ファイ
バジャイロを使用することができる。
器40、41を介して水平サーボモータ32及び方位サ
ーボモータ19に供給される。それによって方位ジンバ
ル39は慣性空間に対して方位軸線(Z軸)周りに交番
的に回転し且つプラットホーム38は東西方向軸線(Y
軸)周りに交番的に回転する。斯かる交番的回転運動に
よって上述の如き角速度Ωがゼロ近傍の感度低下が回避
される。こうして、本例によれば方形波駆動信号発生器
43を設けることによって、Zジャイロ30及びYジャ
イロ31として位相変調器108が除去された光ファイ
バジャイロを使用することができる。
【0085】図7に本発明の第3の例を示す。この第3
の例は図1に示した第1の例と比較して、プラットホー
ム38に装着されたZジャイロ30及びYジャイロ31
の設置位置が異なり、それ以外の部分は第1の例と同一
であってよい。
の例は図1に示した第1の例と比較して、プラットホー
ム38に装着されたZジャイロ30及びYジャイロ31
の設置位置が異なり、それ以外の部分は第1の例と同一
であってよい。
【0086】本例によると、Zジャイロ30及びYジャ
イロ31は指北線周りに所定の回転角度だけ回転して配
置されている。即ち、Zジャイロ30の入力軸線及びY
ジャイロ31の入力軸線は水平軸39に対して所定の角
度θ0 だけ傾斜している。斯かる入力軸線の水平方向と
のなす角θ0 は例えば45°又は45°以下の角度であ
ってよい。更に、Zジャイロ30の入力軸線とYジャイ
ロ31の入力軸線の成す角が90°又は90°以下とな
るように配置してもよい。
イロ31は指北線周りに所定の回転角度だけ回転して配
置されている。即ち、Zジャイロ30の入力軸線及びY
ジャイロ31の入力軸線は水平軸39に対して所定の角
度θ0 だけ傾斜している。斯かる入力軸線の水平方向と
のなす角θ0 は例えば45°又は45°以下の角度であ
ってよい。更に、Zジャイロ30の入力軸線とYジャイ
ロ31の入力軸線の成す角が90°又は90°以下とな
るように配置してもよい。
【0087】図8を参照して本発明の第3の例に使用さ
れる制御系の構成及び動作を説明する。本例の制御系は
図5に示した第2の例の制御系と比較して、更に、入力
軸座標変換演算器45を有する点が異なる。即ち、本例
の制御系は、第1及び第2の積分器40、41と指北演
算器42と方形波駆動信号発生器43と入力軸座標変換
演算器45とを有する。入力軸座標変換演算器45は2
つの加算器45−1、45−2と2つの係数器45−
3、45−4とを有する。
れる制御系の構成及び動作を説明する。本例の制御系は
図5に示した第2の例の制御系と比較して、更に、入力
軸座標変換演算器45を有する点が異なる。即ち、本例
の制御系は、第1及び第2の積分器40、41と指北演
算器42と方形波駆動信号発生器43と入力軸座標変換
演算器45とを有する。入力軸座標変換演算器45は2
つの加算器45−1、45−2と2つの係数器45−
3、45−4とを有する。
【0088】Zジャイロ30の出力信号とYジャイロ3
1の出力信号をそれぞれH1 、H2とし、2つのジャイ
ロ30、31の水平軸39に対する取り付け角、即ち、
その入力軸線が水平軸線となす角をθ0 とする。入力軸
座標変換演算器45によって演算される等価Zジャイロ
出力HZ 及び等価Yジャイロ出力HY は次のようにな
る。
1の出力信号をそれぞれH1 、H2とし、2つのジャイ
ロ30、31の水平軸39に対する取り付け角、即ち、
その入力軸線が水平軸線となす角をθ0 とする。入力軸
座標変換演算器45によって演算される等価Zジャイロ
出力HZ 及び等価Yジャイロ出力HY は次のようにな
る。
【0089】
【数12】HY =(H2 −H1 )cosθ0 HZ =(H2 +H1 )sinθ0
【0090】斯かる等価Zジャイロ出力信号HZ 及び等
価Yジャイロ出力信号HY はそれぞれ第1の積分器40
及び第2の積分器41に供給される。
価Yジャイロ出力信号HY はそれぞれ第1の積分器40
及び第2の積分器41に供給される。
【0091】本例の指北演算器42は図5の指北演算器
42と略同一の構成を有するが、本例では、第3の加算
器42−6が除去され、第4の加算器42−7が第2の
加算器42−5の出力側に設けられている点が異なる。
方形波駆動信号発生器43より出力された方形波駆動信
号は斯かる第4の加算器42−7に供給される。
42と略同一の構成を有するが、本例では、第3の加算
器42−6が除去され、第4の加算器42−7が第2の
加算器42−5の出力側に設けられている点が異なる。
方形波駆動信号発生器43より出力された方形波駆動信
号は斯かる第4の加算器42−7に供給される。
【0092】こうして本例では、プラットホーム38に
対して慣性空間に対する水平軸線(Y軸)周りの交番的
な回転運動が付与されるが、方位軸線周りの交番的回転
運動は付与されないように構成されている。
対して慣性空間に対する水平軸線(Y軸)周りの交番的
な回転運動が付与されるが、方位軸線周りの交番的回転
運動は付与されないように構成されている。
【0093】本例では方位ジンバル39は方位軸線周り
の交番的回転運動を付与されないから、コンパスカード
18と基線18Bとによって船体の方位を容易に読み取
ることができる。また、第2の例の場合に比較して容量
の小さな方位サーボモータ19を使用することができ
る。
の交番的回転運動を付与されないから、コンパスカード
18と基線18Bとによって船体の方位を容易に読み取
ることができる。また、第2の例の場合に比較して容量
の小さな方位サーボモータ19を使用することができ
る。
【0094】等価Yジャイロの出力値HY は等価Zジャ
イロの出力値HZ より重要であるが、本例では、等価Y
ジャイロの出力値HY は水平軸39に対する取り付け角
θ0を45°より小さい値にすることによって、高い精
度にて得ることができる。
イロの出力値HZ より重要であるが、本例では、等価Y
ジャイロの出力値HY は水平軸39に対する取り付け角
θ0を45°より小さい値にすることによって、高い精
度にて得ることができる。
【0095】図9に本例のジャイロコンパスに使用され
る光ファイバジャイロ30、31の例を示す。各光ファ
イバジャイロ30、31に対して別個の光源101が使
用されてよいが、好ましくは図示のように、単一の光源
101が使用される。2つの光ファイバジャイロ30、
31に対して単一の光源101を使用する場合には、光
源101に光を分配するための分配器又はカプラ120
が設けられる。
る光ファイバジャイロ30、31の例を示す。各光ファ
イバジャイロ30、31に対して別個の光源101が使
用されてよいが、好ましくは図示のように、単一の光源
101が使用される。2つの光ファイバジャイロ30、
31に対して単一の光源101を使用する場合には、光
源101に光を分配するための分配器又はカプラ120
が設けられる。
【0096】2つの光源を使用する場合には、各光源の
光強度が個々に変化して命令角速度信号に差が生ずる不
都合があるが、2つの光ファイバジャイロ30、31に
対して単一の光源101を使用する場合には、斯かる不
都合が生ずることはない。さらに、ジャイロコンパスの
製造費用が低減化される利点がある。
光強度が個々に変化して命令角速度信号に差が生ずる不
都合があるが、2つの光ファイバジャイロ30、31に
対して単一の光源101を使用する場合には、斯かる不
都合が生ずることはない。さらに、ジャイロコンパスの
製造費用が低減化される利点がある。
【0097】以上本発明の実施例について詳細に説明し
てきたが、本発明は上述の実施例に限ることなく本発明
の要旨を逸脱することなく他の種々の構成が採り得るこ
とは当業者にとって容易に理解されよう。
てきたが、本発明は上述の実施例に限ることなく本発明
の要旨を逸脱することなく他の種々の構成が採り得るこ
とは当業者にとって容易に理解されよう。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、Yジャイロ及びZジャ
イロとして光ファイバジャイロを使用するから、機械式
ジャイロで使用される玉軸受け等の磨耗品を使用しない
ため、寿命が長く且つメンテナンスが容易なジャイロコ
ンパスを提供することができる利点がある。
イロとして光ファイバジャイロを使用するから、機械式
ジャイロで使用される玉軸受け等の磨耗品を使用しない
ため、寿命が長く且つメンテナンスが容易なジャイロコ
ンパスを提供することができる利点がある。
【0099】本発明によれば、方位ジンバル39及びプ
ラットホーム38に慣性空間に対する交番回転を付与す
ることによって、位相変調方式の光ファイバジャイロで
使用される位相変調器、信号発生器、同期検波器等が不
要となり、より簡単な構成の且つ製造費用が安いジャイ
ロコンパスを提供することができる利点がある。
ラットホーム38に慣性空間に対する交番回転を付与す
ることによって、位相変調方式の光ファイバジャイロで
使用される位相変調器、信号発生器、同期検波器等が不
要となり、より簡単な構成の且つ製造費用が安いジャイ
ロコンパスを提供することができる利点がある。
【0100】本発明によれば、方位ジンバル39及びプ
ラットホーム38に慣性空間に対する交番回転を付与す
ることによって、位相変調方式の光ファイバジャイロで
使用される位相変調器が不要となり、温度変化等の影響
を受けることが少ない高分解能且つ高性能のジャイロコ
ンパスを提供することができる利点がある。
ラットホーム38に慣性空間に対する交番回転を付与す
ることによって、位相変調方式の光ファイバジャイロで
使用される位相変調器が不要となり、温度変化等の影響
を受けることが少ない高分解能且つ高性能のジャイロコ
ンパスを提供することができる利点がある。
【0101】本発明によれば、Yジャイロ及びZジャイ
ロをその入力軸線が指北軸線周りに所定の角度に回転偏
倚するように配置し、プラットホーム38に水平軸線周
りの交番回転を付与することによって光ファイバジャイ
ロにおける微小入力時の感度不良問題を解決し、方位軸
線周りの交番回転を付与しないことによってコンパスカ
ード18と基線18Bとより船体の方位を容易に読み取
ることができる利点がある。
ロをその入力軸線が指北軸線周りに所定の角度に回転偏
倚するように配置し、プラットホーム38に水平軸線周
りの交番回転を付与することによって光ファイバジャイ
ロにおける微小入力時の感度不良問題を解決し、方位軸
線周りの交番回転を付与しないことによってコンパスカ
ード18と基線18Bとより船体の方位を容易に読み取
ることができる利点がある。
【0102】本発明によれば、Yジャイロ及びZジャイ
ロをその入力軸線が指北軸線周りに所定の回転角度に回
転偏倚するように配置し、プラットホーム38に水平軸
線周りの交番回転を付与するが方位軸線周りの交番回転
を付与しないことによって、容量の小さな方位サーボモ
ータ19を使用することができる利点がある。
ロをその入力軸線が指北軸線周りに所定の回転角度に回
転偏倚するように配置し、プラットホーム38に水平軸
線周りの交番回転を付与するが方位軸線周りの交番回転
を付与しないことによって、容量の小さな方位サーボモ
ータ19を使用することができる利点がある。
【0103】本発明によれば、水平軸線に対するジャイ
ロの入力軸線の傾斜角度、即ち、水平軸39に対する取
り付け角θ0 を45°以下の値にすることによって、よ
り重要な等価Yジャイロの出力を等価Zジャイロの出力
より高い精度にて得ることができるから、より高い精度
のジャイロコンパスを構成することができる利点があ
る。
ロの入力軸線の傾斜角度、即ち、水平軸39に対する取
り付け角θ0 を45°以下の値にすることによって、よ
り重要な等価Yジャイロの出力を等価Zジャイロの出力
より高い精度にて得ることができるから、より高い精度
のジャイロコンパスを構成することができる利点があ
る。
【0104】本発明によれば、光源に分配器又はカプラ
120を設けて2つのジャイロに対して単一の光源を使
用することができるから、それによって、光源の光強度
の変化が座標変換系に与える影響を除去し、製造費用の
低減を図ることができる利点がある。
120を設けて2つのジャイロに対して単一の光源を使
用することができるから、それによって、光源の光強度
の変化が座標変換系に与える影響を除去し、製造費用の
低減を図ることができる利点がある。
【図1】本発明のジャイロコンパスの例を示す図であ
る。
る。
【図2】本発明のジャイロコンパスの制御系の例を示す
図である。
図である。
【図3】指北演算器の構成例を説明する説明図である。
【図4】座標変換器の動作を説明する説明図である。
【図5】指北演算器及び方形波駆動信号発生器の構成例
を説明する説明図である。
を説明する説明図である。
【図6】光ファイバジャイロにおいて、位相変調器を使
用しない場合の電流・電圧変換器の出力信号を示す図で
ある。
用しない場合の電流・電圧変換器の出力信号を示す図で
ある。
【図7】本発明のジャイロコンパスの第2の例を示す図
である。
である。
【図8】本発明のジャイロコンパスの第2の例で使用さ
れる指北演算器及び方形波駆動信号発生器の構成例を説
明する説明図である。
れる指北演算器及び方形波駆動信号発生器の構成例を説
明する説明図である。
【図9】本発明のジャイロコンパスで使用される光ファ
イバジャイロの構成例を示す図である。
イバジャイロの構成例を示す図である。
【図10】従来のジャイロコンパスの例を示す図であ
る。
る。
【図11】液体安定器の構成例を示す図である。
【図12】ダンピングウェイトの原理を説明する説明図
である。
である。
【図13】従来の光ファイバジャイロの構成例を示す図
である。
である。
1 ジャイロケース 2、2’ 垂直軸 3 垂直環 4、4’ボールベアリング 5 縣吊線 5’縣吊線取り付け台 6、6’ 液体安定器 7 ダンピングウェイト 8 追従ピックアップ 9、9’ 水平軸 10 水平環 11、11’ ボールベアリング 12、12’ ジンバル軸 13 追従環 14、14’ ボールベアリング 15、15’ 追従軸 16 盤器 17、17’ ボールベアリング 18 コンパスカード 18B 基線 19 方位サーボモータ 19A 回転軸 20 方位ピニオン 21 方位歯車 22 方位発信器 23 サーボ増幅器 30 Zジャイロ 31 Yジャイロ 32 水平サーボモータ 33 水平ピニオン 34 水平歯車 35 Y加速度計 36 X加速度計 37 ゼロクロスピックアップ 38 プラットホーム 39 方位ジンバル 40、41 積分器 42 指北演算器 42−1 指北ゲイン演算部 42−2 ダンピングゲイン演算部 42−3 座標変換演算部 42−4、42−5、42−6、42−7 加算器 43 方位波駆動信号発生器 45 入力軸座標変換演算器 45−1、45−2 加算器 45−3、45−4 係数器 101 光源 102 受光器 103 光ファイバループ 104 偏光子 105、106 カプラ 107 電流・電圧変換器 108 位相変調器 109 信号発生器 110 同期検波器
Claims (4)
- 【請求項1】 互いに異なる方向の入力軸線を有する2
つの光ファイバジャイロと、該ジャイロの2つの入力軸
線の作る平面と直交する入力軸線を有する第1の加速度
計と、上記ジャイロの2つの入力軸線の作る平面と平行
で且つ水平面内の入力軸線を有する第2の加速度計と、
上記2つのジャイロ及び上記2つの加速度計を有するプ
ラットホームと、該プラットホームを略水平な水平軸線
周りに回転可能に支持する方位ジンバルと、該方位ジン
バルを基台に対して上記水平軸線に直交し且つ略鉛直方
向の方位軸線周りに回転可能に支持する支持手段と、入
力信号に対応したトルクを上記プラットホームの上記水
平軸線の周りに加える水平駆動手段と、入力信号に対応
したトルクを上記方位ジンバルに対して上記方位軸線の
周りに加える方位駆動手段と、上記第1及び第2の加速
度計の出力を入力として指北制御信号を演算しその出力
を上記2つのジャイロの実質的トルカに供給する指北制
御演算部と、上記2つのジャイロの出力を入力としてサ
ーボ演算を行いその結果を上記水平駆動手段及び方位駆
動手段に出力するサーボ演算部と、を有するジャイロコ
ンパス。 - 【請求項2】 請求項1記載のジャイロコンパスにおい
て、上記サーボ演算部は上記プラットホームを上記水平
軸線周りに及び上記方位軸線の周りに慣性空間に対して
方形波状の交番回転運動を付与するための交番回転命令
部を有し、上記2つの光ファイバジャイロは位相変調
器、周波数発信器及び同期検波器を用いないことを特徴
とするジャイロコンパス。 - 【請求項3】 請求項2記載のジャイロコンパスにおい
て、上記2つのジャイロの入力軸線は水平軸線に対して
45°以下の角度にて傾斜されており、上記サーボ演算
部は上記プラットホームを上記水平軸線周りに慣性空間
に対して方形波状の交番回転運動を付与するための交番
回転命令部を有することを特徴とするジャイロコンパ
ス。 - 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のジャイロコン
パスにおいて、上記2つのジャイロは単一の光源を使用
していることを特徴とするジャイロコンパス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22129293A JPH0771962A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | ジャイロコンパス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22129293A JPH0771962A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | ジャイロコンパス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0771962A true JPH0771962A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=16764507
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22129293A Pending JPH0771962A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | ジャイロコンパス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0771962A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2477834C1 (ru) * | 2011-11-25 | 2013-03-20 | Открытое акционерное общество "Концерн "Центральный научно-исследовательский институт "Электроприбор" | Способ гироскопической стабилизации платформы |
| CN103712622A (zh) * | 2013-12-31 | 2014-04-09 | 清华大学 | 基于惯性测量单元旋转的陀螺漂移估计补偿方法及装置 |
| CN115290083A (zh) * | 2022-08-02 | 2022-11-04 | 湖南航天机电设备与特种材料研究所 | 一种寻北测角调节装置及其方法 |
-
1993
- 1993-09-06 JP JP22129293A patent/JPH0771962A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2477834C1 (ru) * | 2011-11-25 | 2013-03-20 | Открытое акционерное общество "Концерн "Центральный научно-исследовательский институт "Электроприбор" | Способ гироскопической стабилизации платформы |
| CN103712622A (zh) * | 2013-12-31 | 2014-04-09 | 清华大学 | 基于惯性测量单元旋转的陀螺漂移估计补偿方法及装置 |
| CN115290083A (zh) * | 2022-08-02 | 2022-11-04 | 湖南航天机电设备与特种材料研究所 | 一种寻北测角调节装置及其方法 |
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