JPH0772161A - 変位速度検出装置 - Google Patents

変位速度検出装置

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Publication number
JPH0772161A
JPH0772161A JP21673693A JP21673693A JPH0772161A JP H0772161 A JPH0772161 A JP H0772161A JP 21673693 A JP21673693 A JP 21673693A JP 21673693 A JP21673693 A JP 21673693A JP H0772161 A JPH0772161 A JP H0772161A
Authority
JP
Japan
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piston
electrorheological fluid
displacement
potential difference
cylinder electrode
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Application number
JP21673693A
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English (en)
Inventor
Kazuo Yajima
和男 矢島
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】相対的に変位する二つの部材間のその相対変位
の速度を、変位センサを用いることなく、直接検出でき
るようにする。 【構成】電気粘性流体が封入されたショックアブソーバ
1の外筒3内に、ピストン15の変位に応じて電気粘性
流体が流れるオリフィス5に連続する流路8を形成する
ように一対の外筒電極7A及び内筒電極7Bを配設す
る。そして、それら外筒電極7A及び外筒電極7Bのそ
れぞれを、コネクタ20c,20d及びハーネス21
c,21dを介して電位差計23に接続し、それら外筒
電極7A及び外筒電極7B間の電位差を電位差計23で
測定できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、相対的に変位する二
つの部材間のその相対変位の速度を検出する装置に関
し、特に、変位検出装置の出力を微分して変位速度を得
るような構成を不要としたものである。
【0002】
【従来の技術】車両サスペンションに用いられるショッ
クアブソーバや、車両エンジンを車体に支持する流体封
入式のエンジンマウント等の緩衝装置は、その装置内部
に封入された流体が外部からの入力により移動するとき
の流動抵抗や内部圧力の変化によって発生する緩衝作用
を利用している。また、近年にあっては、発生する減衰
力の大きさを状況に応じて変化させることができる制御
型の緩衝装置も開発されているが、そのような制御型の
緩衝装置を所望の特性が発揮されるように制御するため
には、ショックアブソーバであれば車体のバネ上及びバ
ネ下間の相対変位の速度を検出することが必要であり、
エンジンマウントであればエンジン及び車体間の相対変
位の速度を検出することが必要である。
【0003】そして、従来、機械装置の可動部のように
相対的に変位する二つの部材間の変位速度は、それら二
つの部材間の相対変位を変位センサによって検出し、そ
の変位センサの出力を時間で微分することにより検出す
るのが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】確かに、上述したよう
な従来の手法によっても二つの部材間の変位速度を検出
することは可能であるが、変位速度を直接検出するので
はなく、変位センサの出力を微分演算することにより検
出するものであるため、そのような演算処理を短時間で
行う高速演算可能な演算処理装置が必要である。また、
そのような演算処理が必要である分、検出精度が劣って
しまうという問題点もある。
【0005】本発明は、このような従来の技術が有する
未解決の課題に着目してなされたものであって、微分演
算をすることなく、二つの部材間の相対的な変位の速度
を直接検出することができる装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る変位速度検出装置は、電気粘性流体
と、この電気粘性流体の流路を形成する一対の電極と、
これら一対の電極間の電位差を測定する電位差測定手段
と、前記二つの部材間の相対変位を前記電気粘性流体の
流れに変換する変位変換手段と、を備えたものである。
【0007】
【作用】ここで、電気粘性流体とは、電気絶縁性の油状
媒質中に分極性の微粒子を分散させた流体であって、電
場の中に置かれるとその電場の強さに応じて粘性が変化
するという性質を有している。そして、電気粘性流体
は、このような性質を有しているため、従来から種々の
装置に利用されている。例えば、電気粘性流体を電気的
に絶縁された二枚の電極間に介在させ、一方の電極を他
方の電極に対して相対的に移動させて流体に剪断方向の
力を与えた場合、流体の剪断方向の抵抗力はそれら電極
間に与える電圧の大きさに比例して変化することから、
電気的に断続可能なクラッチ等のトルク伝達装置として
利用することができる。また、電気的に絶縁された二枚
の電極間を強制的に流体を移動させるとき、それら電極
間に与える電圧の大きさに比例して流動抵抗が変化する
ことから、電気的に制御可能な減衰力可変ショックアブ
ソーバ等に利用することができるのである。
【0008】一方、本発明者は、電気粘性流体を二枚の
電極間を強制的に流動させたときにその電極間に電位差
が発生し、しかもその発生する電位差の大きさが流体の
流速に依存して変化することを見出したのである。そこ
で、本発明にあっては、変位変換手段によって二つの部
材間の相対変位が電気粘性流体の流れに変換されるか
ら、かかる電気粘性流体の流速は、その二つの部材間の
相対変位の速度に応じた大きさになる。そして、電気粘
性流体の流路を形成する一対の電極間には、その電極間
を流動する電気粘性流体の流速に応じた電位差が発生
し、その電位差が電位差測定手段によって測定されれ
ば、その測定値が、二つの部材間の相対的な変位の速度
を表すことになる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の第1実施例の構成を示す正断面
図であって、この実施例は、本発明に係る変位速度検出
装置を、車両サスペンションに用いられる減衰力可変の
ショックアブソーバ1に適用したものである。
【0010】先ず、構成を説明すると、このショックア
ブソーバ1は、上端が車両のバネ上側に固定されるピス
トンロッド2と、下部が車両のバネ下側に固定される外
筒3とを有していて、ピストンロッド2の下端側が進退
自在に外筒3内に上方から挿入されている。外筒3内に
は電気粘性流体が充満されていて、その内周面には、電
圧印加用の外筒電極4Aが固定され、さらにその外筒電
極4Aの内側にはこれと電気的に分離した状態で且つ略
同軸に電圧印加用の内筒電極4Bが配設されている。な
お、内筒電極4Bは図示しない絶縁体を介して外筒電極
4Aに支持されている。ただし、その支持用の絶縁体
は、外筒電極4A及び内筒電極4Bによって形成される
円筒形の隙間であるオリフィス5を上下に分断しないよ
うな形状・寸法のものである。
【0011】また、内筒電極4Bの上端部は、外筒3の
上部内端面から離れている。従って、内筒電極4Bの内
側の空間は、その上端部と外筒3上部内端面との間の隙
間を介してオリフィス5に通じている。一方、外筒電極
4A及び内筒電極4Bの下端部には、それぞれリング状
の絶縁体6A,6Bを介して、それら外筒電極4A,4
Bと同径の一対の電極としての電位差検知用の外筒電極
7A及び内筒電極7Bが固定されている。従って、オリ
フィス5は、それら外筒電極7A及び内筒電極7Bによ
って形成される円筒形の隙間にも連通しており、ここに
電気粘性流体の流路8が形成されている。
【0012】そして、外筒電極7A及び内筒電極7Bの
下端部にもそれぞれリング状の絶縁体9A,9Bが固定
されているが、内筒電極7Bに固定された絶縁体9Bに
は、その開口部全体を覆うように円板部材10が固定さ
れている。かかる円板部材10には、これを上下に貫通
する複数の貫通孔10aが形成されているが、その上面
側には、円板部材10を挟んで上側の液圧が下側の液圧
よりも高くなった時に貫通孔10aを封止するチェック
バルブ11が設けられている。従って、貫通孔10a
は、その下方から上方には流体が移動することができる
が、その上方から下方への流体の移動は阻止されるよう
になっている。
【0013】また、円板部材10の下方には、外筒3の
内周面に沿って上下方向に変位可能なフローティングピ
ストン12が配設されていて、外筒3内周面,外筒3下
部内端面及びフローティングピストン12下面によって
画成された空間13には気体が封入されている。つま
り、外筒3の内側下端部にアキュムレータ14が形成さ
れている。
【0014】一方、内筒電極4B内には、その内周面に
沿って上下方向に変位可能なピストン15が配設されて
いて、かかるピストン15にピストンロッド2の下端部
が結合されている。そして、ピストン15には、これを
上下に貫通する複数の貫通孔15aが形成されている
が、その上面側には、ピストン15を挟んで上側の液圧
が下側の液圧よりも高くなった時に貫通孔15aを封止
するチェックバルブ16が設けられている。従って、貫
通孔15aは、その下方から上方には流体が移動するこ
とができるが、その上方から下方への流体の移動は阻止
されるようになっている。
【0015】そして、外筒電極4A,内筒電極4B,外
筒電極7A及び内筒電極7Bのそれぞれは、外筒3の周
面に差し込まれたコネクタ20a〜20dを介して外部
と導通可能になっており、電圧印加用の外筒電極4A,
内筒電極4Bに導通するコネクタ20a,20bは、ハ
ーネス21a,21bを介して高電圧電源22に接続さ
れ、電位差検知用の外筒電極7A,内筒電極7Bに導通
するコネクタ20c,20dは、ハーネス21c,21
dを介して電位差測定手段としての電位差計23に接続
されている。
【0016】さらに、高電圧電源22及び電位差計23
は、マイクロコンピュータや必要なインタフェース回路
等を含んで構成されたコントロールユニット24に接続
されていて、また、かかるコントロールユニット24に
は、このショックアブソーバ1配設位置の直上部の車体
に発生する車体上下加速度を検出する車体上下加速度セ
ンサ25も接続されている。
【0017】そして、コントロールユニット24は、電
位差計23から供給される電位差検出値ΔVと、車体上
下加速度センサ25から供給される上下加速度検出値G
とに基づいて後述する演算処理を実行し、その演算結果
に従って高電圧電源22に指令信号Iを出力し、もって
外筒電極4A及び内筒電極4Bに所定の電圧を印加して
オリフィス5内の電気粘性流体の粘性を所望の値に変化
させるような制御を実行するようになっている。より具
体的には、コントロールユニット24は、このショック
アブソーバ1が、疑似スカイフックダンパとして機能す
るようにスカイフック制御を実行するようになってい
る。
【0018】ここで、スカイフック制御について説明す
る。即ち、図2(a)はスカイフック制御のモデルを表
す図であって、CS は減衰係数、kはバネ定数、mは質
量、x0 は入力変位、x1 は物体の変位であり、このモ
デルの運動方程式は、下記の(1)式のようになる。 m・d2 1 /dt2 +k(x1 −x0 )+CS ・dx1 /dt=0 ……(1) この(1)式から、変位x0 を入力、変位x1 を出力と
する伝達関数は、変位x0 が正弦波状に変化し且つその
周波数をωとすれば、下記の(2)式のようになる。
【0019】 x1 /x0 =−k/(mω2 −k−CS ωi) ……(2) 一方、図2(b)は一般的なショックアブソーバのモデ
ルであり、このモデルの運動方程式は、下記の(3)式
のようになり、伝達関数は下記の(4)式のようにな
る。 m・d2 1 /dt2 +k(x1 −x0 ) +C(dx1 /dt−dx0 /dt)=0 ……(3) x1 /x0 =(−k−Cω)/(mω2 −k−Cωi) ……(4) そして、質量mを100kgfs2/m 、バネ定数kを700
0kgf/m 、減衰係数C及びCS を500kgfs/mとして、
変位x0 に正弦波加振を加えた時の振動レベルである伝
達関数x1 /x0 を数値計算すると、図3のようにな
る。ただし、特性Aはスカイフックモデルの結果であ
り、特性Bは一般的なショックアブソーバの結果であ
る。これによれば、スカイフックモデルの振動レベル
は、一般的なショックアブソーバの振動レベルに比べて
小さくなることが判り、スカイフックモデルを採用する
ことが得策である。
【0020】しかし、実際の車両において図2(a)に
示すようなモデルを実現することは不可能であるから、
図2(b)に示すモデルを疑似的に図2(a)に示すモ
デルに近づけることを考える。つまり、上記(3),
(4)式を上記(1),(2)式に近づければよいので
あり、(1)式及び(3)式の差は右辺第3項であるか
ら、減衰係数Cを可変の減衰係数C* としてその第3項
同士を等しいと置けば、減衰係数C* は、下記の(5)
式のように表される。
【0021】 C* =CS (dx1 /dt)/(dx1 /dt−dx0 /dt) ……(5) 従って、コントロールユニット24は、ショックアブソ
ーバ1の減衰係数がこの(5)式で表される減衰係数C
* となるように、高電圧電源22に対する指令信号Iを
生成し出力すればよい。ただし、減衰係数C* は負の値
を採ることはないから、(dx1 /dt)(dx1 /d
t−dx0 /dt)>0の場合(即ち、車体上下速度
(dx1 /dt)と相対変位速度(dx1 /dt−dx
0 /dt)との極性が同じ場合)には上記(5)式の演
算を行って求められる減衰係数C*となるように指令信
号Iを生成して出力するが、(dx1 /dt)(dx1
/dt−dx0 /dt)<0の場合(即ち、車体上下速
度(dx1 /dt)と相対変位速度(dx1 /dt−d
0 /dt)との極性が異なる場合)にはショックアブ
ソーバ1の減衰係数が最低の値となるように高電圧電源
22には指令信号Iを出力せずに外筒電極4A及び外筒
電極4B間に電圧が発生しないようにする。
【0022】そして、上記(5)式からも判るように、
スカイフック制御を行うために必要な情報は、バネ上の
車体上下速度(dx1 /dt)と、バネ上及びバネ下間
の相対変位速度(dx1 /dt−dx0 /dt)とであ
り、コントロールユニット24は、車体上下速度(dx
1 /dt)を加速度検出値Gに基づいて演算し、変位速
度(dx1 /dt−dx0 /dt)を電位差検出値ΔV
に基づいて演算するようになっている。
【0023】続いて、ショックアブソーバ1の減衰係数
Cと、外筒電極4A及び内筒電極4B間に印加する印加
電圧Vとの関係を説明する。先ず、ショックアブソーバ
1に発生する減衰力Fは、下記の(6)式のように表さ
れる。 F=k1 ・VP +k2 ・τ ……(6) ただし、τは電気粘性流体により誘起された剪断応力、
1 は外筒電極4A,内筒電極4Bの半径,長さ、外筒
電極4A及び内筒電極4B間の距離によって決まる定
数、k2 は外筒電極4A,内筒電極4Bの面積によって
決まる定数、VPはピストン15の速度である。
【0024】従って、減衰係数Cは、 C=F/VP =k1 +k2 ・τ/VP ……(7) となる。そして、剪断応力τは、印加電圧Vの2乗に比
例して大きくなるから、電気粘性流体の材料によって決
まる定数をkとすれば、 τ=kV2 ……(8) となる。
【0025】よって、上記(5)式から減衰定数C*
決まれば、これら(6),(7)及び(8)式から、印
加電圧Vは、 V={(C* −k1 )VP /(k2 k)}1/2 ……(9) となり、ピストン15の速度VP 以外は定数であり、速
度VP は、バネ上及びバネ下間の相対変位速度(dx1
/dt−dx0 /dt)であるから、やはり電位差検出
値ΔVから演算することができる。
【0026】次に、本実施例の動作を説明する。即ち、
ピストンロッド2が外筒3から引き抜かれる方向に移動
する伸び行程では、ピストン15が上方に移動するた
め、チェックバルブ16が作動して貫通孔15aが封止
状態となり、その貫通孔15aを介しての流体の移動は
阻止されることになる。従って、ピストン15の上方へ
の移動によって、そのピストン15の上側にある電気粘
性流体が内筒電極4Bの上端部を回り込んでオリフィス
5内に流れ込む。
【0027】かかる状態では、チェックバルブ11は作
動せず貫通孔10aは連通状態のままであるから、円筒
部材10の下側から貫通孔10aを通じてピストン15
の下側の空間に電気粘性流体が流れ込むことができる。
よって、オリフィス5内に流れ込んだ電気粘性流体は、
そのオリフィス5内を上方から下方に移動することがで
きる。
【0028】逆に、ピストンロッド2が外筒3に入り込
む方向に移動する縮み行程では、チェックバルブ16は
作動せず貫通孔15aは連通状態となるが、チェックバ
ルブ11は作動するから貫通孔10aは封止状態とな
る。従って、ピストン15の下側の空間の電気粘性流体
は、貫通孔15aを通じて上方に移動するから、ピスト
ンロッド2は、外筒3内に入り込むことができる。
【0029】すると、ピストンロッド2が入り込んだ分
だけ、ピストン15の上側の空間の電気粘性流体がオリ
フィス5内に流れ込むようになる。なお、この場合に
は、貫通孔10aが封止状態であるため、オリフィス5
を上方から下方に移動する電気粘性流体はアキュムレー
タ14の容積変動によって吸収される。このように、伸
び行程及び縮み行程のいずれにあってもオリフィス5内
を電気粘性流体が通過するため、そのオリフィス5を通
過する際に減衰力が発生し、その減衰力がバネ上及びバ
ネ下間に作用するのである。
【0030】そして、オリフィス5内を電気粘性流体が
通過すると、外筒電極7A及び内筒電極7B間に形成さ
れる流路8内をも電気粘性流体が通過することになる。
ここで、本発明者が行った実験について説明する。即
ち、図4は、このショックアブソーバ1にシリカ系の電
気粘性流体を封入し、ピストン15を振幅60mmで強制
的に正弦波状に振動させた時に外筒電極7A及び内筒電
極7Bに発生した起電力を表す波形図である。なお、図
4中、特性Aがピストン15の変位を表しており、特性
Bが発生した電位を表している。
【0031】この実験では、ピストン15が正弦波状に
振動しているため、ピストン15の速度は、変位零の中
立点を通過する際に最大となり、上死点及び下死点では
零となるが、電位はその速度に応じた値を採っているこ
とが判る。つまり、電位は、変位零の点で最大値を採
り、上死点及び下死点で最小値を採っている。なお、ピ
ストン15が上昇する場合と下降する場合とで電位の波
形の振幅が異なるのは、伸び行程と縮み行程とではオリ
フィス5内に流れ込む電気粘性流体の流量が異なるから
である。
【0032】このように、二つの電極間を電気粘性流体
が通過する際には、その電気粘性流体の流速に応じた電
位差がそれら電極間に発生するのであるから、それら電
極間の電位差を測定すれば、逆に電気粘性流体の流速を
検出することができるのである。よって、コントロール
ユニット24では、電位差計23から供給される電位差
検出値ΔVに基づいて流路8を通過する電気粘性流体の
速度が検出されるのであるが、流路8を通過する電気粘
性流体の流速は、ピストン15と外筒3との間の相対変
位の速度に依存するから、結局のところ、電位差検出値
ΔVに基づいて、バネ上及びバネ下間の相対変位の速度
を検出することができるのである。また、バネ上の車体
上下速度は、加速度検出値Gを積分することにより求め
ることができる。
【0033】以上から、コントロールユニット24内で
は、そこで実行される処理の概要を表すフローチャート
である図5に示すような手順に従ってスカイフック制御
が実行されるのである。先ず、そのステップ101にお
いて車体上下加速度センサ25から供給される加速度検
出値Gが読み込まれ、次いでステップ102に移行して
その加速度検出値Gに基づいて(具体的には、加速度検
出値Gを時間で積分して)、バネ上の車体上下速度(d
1 /dt)が演算される。
【0034】次いで、ステップ103に移行して、電位
差計23から供給される電位差検出値ΔVが読み込ま
れ、そしてステップ104に移行してその電位差検出値
ΔVに基づいて、バネ上及びバネ下間の相対変位速度
(dx1 /dt−dx0 /dt)が求められる。なお、
このステップ104における処理は、図4に示すような
電位とピストン変位との関係を記憶テーブルとしておけ
ば、電位差検出値ΔVを入力としてその記憶テーブルを
参照するだけで済む。ただし、電位差検出値ΔVの絶対
値のみからではピストン15が上昇しているか下降して
いるのか判らないため、例えばその電位差検出値ΔVの
変化方向等に基づいてピストン15が上昇しているか下
降しているかを判断することが必要である。
【0035】ステップ104の処理を終えたら、ステッ
プ105に移行し、減衰係数C* が正の値を採るか否か
が判定される。具体的には、(dx1 /dt)(dx1
/dt−dx0 /dt)>0の場合には減衰係数C*
正の値を採ると判定され、(dx1 /dt)(dx1
dt−dx0 /dt)≦0の場合には減衰係数C* は零
又は負の値を採ると判定される。
【0036】このステップ105の判定が「NO」の場
合には、ステップ106に移行し、指令信号Iが零とな
り、高電圧電源22がオフ状態となる。この場合には、
外筒電極4A及び内筒電極4B間には電圧が発生しない
から、オリフィス5内の電気粘性流体の粘性が増大する
ことはなく、ショックアブソーバ1には、その時の電気
粘性流体の粘性及びオリフィス5の流路径から決まる最
も小さい減衰力が発生することになる。ステップ106
の処理を終えたら、ステップ101に移行して上述した
処理が繰り返し実行される。ただし、指令信号Iが零の
状態は、ステップ105の判定が「NO」である限り保
持される。
【0037】一方、ステップ105の判定が「YES」
の場合には、ステップ107に移行し上記(5)式に従
って減衰係数C* が演算され、そしてステップ108に
移行してその減衰係数C* に基づいて指令信号Iが決定
される。なお、この108における処理は、減衰係数C
* を上記(9)式に代入して印加電圧Vを求め、その印
加電圧Vが外筒電極4A及び内筒電極4B間に発生する
ために必要な指令信号Iの大きさを所定の記憶テーブル
を参照することにより行われる。
【0038】そして、ステップ108からステップ10
9に移行し、指令信号Iが高電圧電源22に出力され
る。すると、外筒電極4A及び外筒電極4B間には所定
の印加電圧Vが発生するから、オリフィス5内の電気粘
性流体の粘性がその印加電圧Vの大きさに応じて増大す
るが、印加電圧Vは上記(9)式に従っているため、こ
のショックアブソーバ1の減衰係数は上記(5)式から
求められる減衰係数C* となり、疑似スカイフック制御
が実現されるのである。
【0039】ステップ109の処理を終えたらステップ
101に戻り上述した処理が繰り返し実行される。この
ように、本実施例のショックアブソーバ1にあっては、
疑似スカイフック制御が実行されるため、図3に示す特
性Aに近い特性が得られ、バネ上振動が通常のショック
アブソーバに比べて低減するようになる。
【0040】しかも、本実施例では、流路8を形成する
外筒電極7A及び内筒電極7B間の電位差を測定し、そ
の電位差から直接バネ上及びバネ下間の相対変位速度を
検出すことができるため、変位センサが不要になるとい
う利点があるし、直接検出できれば、微分演算が不要と
なるから、コントロールユニット24内のマイクロコン
ピュータの演算負荷が大幅に軽減されるとともに、その
検出精度の劣化も避けられるという利点がある。
【0041】ここで、本実施例では、円板部材10,貫
通孔10a,チェックバルブ11,アキュムレータ1
4,ピストン15,貫通孔15a及びチェックバルブ1
6によって変位変換手段が構成されている。図6乃至図
8は本発明の第2実施例を示す図であり、この実施例
も、上記第1実施例と同様に、本発明に係る変位速度検
出装置を、車両サスペンションに用いられる減衰力可変
のショックアブソーバ1に適用したものである。なお、
上記第1実施例と同等の構成には、同じ符号を付し、そ
の重複する説明は省略する。
【0042】即ち、本実施例では、上記第1実施例で示
した外筒電極7A及び内筒電極7Bを設けることなく、
ピストン15を上下に貫通する貫通孔内に電極を設ける
ことにより相対変位速度を検出できるようにした点に特
徴がある。これを具体的に説明すると、ピストン15に
は、その平断面図である図7にも示すように、同心円上
に位置するようにピストン15を上下に貫通する内側ス
リット30aと外側スリット30bとが形成されてい
る。ただし、これら内側スリット30a及び外側スリッ
ト30bを全周に連続させることはできないので、内側
スリット30a及び外側スリット30bは周方向の所定
位置(この実施例では180度離隔した2位置)におい
て分断されている。
【0043】そして、ピストン15の上方には、ピスト
ン15を挟んで上側の液圧が下側の液圧よりも高くなっ
た時に内側スリット30aを封止するチェックバルブ1
6が設けられている。また、ピストン15の下方には、
ピストン15を挟んで下側の液圧が上側の液圧よりも高
くなった時に作動するチェックバルブ31が配設されて
いるが、かかるチェックバルブ31には、その平面図で
ある図8にも示すように、ピストン15の内側スリット
30aに対向するように円形のスリット31aが形成さ
れているため、チェックバルブ31は外側スリット30
bのみを封止することができるようになっている。
【0044】従って、内側スリット30aは、その下方
から上方には流体が移動することができるが、その上方
から下方への流体の移動は阻止されるようになってお
り、外側スリット30bは、その上方から下方には流体
が移動することができるが、その下方から上方への流体
の移動は阻止されるようになっている。なお、この実施
例では、上記第1実施例で示した円板部材10及びチェ
ックバルブ11は設けていない。
【0045】さらに、ピストン15の内側スリット30
aの内外周面には、互いに電気的に非接触な状態となる
ように、電位差検知用の一対の電極としての電極32
A,32Bが固定されるとともに、外側スリット30b
の内外周面にも、同様に電位差検知用の一対の電極とし
ての電極33A,33Bが固定されている。つまり、本
実施例では、これら電極32A,32B間並びに電極3
3A,33B間に電気粘性流体の流路8が形成されてい
る。
【0046】なお、ピストン15に設けられた電極32
A,32B,33A及び33Bは、それぞれ個別にハー
ネス34を介して図示しない電位差計に接続されてい
て、その電位差計は、電極32A,32B間の電位差
と、電極33A,33B間の電位差とをそれぞれ個別に
測定し、その測定値を図示しないコントロールユニット
に供給するようになっている。また、そのコントロール
ユニットには、上記第1実施例と同様に、高電圧電源及
び車体上下加速度センサが接続されていて、コントロー
ルユニットは上記第1実施例と同様の疑似スカイフック
制御を実行するようになっている。
【0047】このような構成において、ピストンロッド
2が外筒3から引き抜かれる方向に移動する伸び行程で
は、ピストン15が上方に移動し、チェックバルブ16
が作動して内側スリット30aが封止状態となるため、
ピストン15の上側の電気粘性流体の大部分は内筒電極
4Bの上端を回り込んでオリフィス5内に流れ込み、オ
リフィス5を上方から下方に通過し内筒電極4Bの下端
を回り込んでピストン15の下側に至るが、チェックバ
ルブ31は作動せず外側スリット30bは連通状態であ
るので、ピストン15の上側の電気粘性流体の極一部
は、外側スリット30bを通じてピストン15の下側に
至る。
【0048】一方、ピストンロッド2が外筒3に入り込
む方向に移動する縮み行程では、チェックバルブ16は
作動せず内側スリット30aは連通状態となるが、チェ
ックバルブ31は作動するから外側スリット30bは封
止状態となる。従って、伸び行程の場合とは逆に、ピス
トン15の下側の電気粘性流体の大部分は内筒電極4B
の下端を回り込んでオリフィス5内に流れ込み、オリフ
ィス5を下方から上方に通過し内筒電極4Bの上端を回
り込んでピストン15の上側に至り、ピストン15の下
側の電気粘性流体の極一部は、内側スリット30aを通
じてピストン15の上側に至る。
【0049】このように、伸び行程及び縮み行程のいず
れにあってもオリフィス5内を電気粘性流体が通過する
ため、そのオリフィス5を通過する際に減衰力が発生
し、その減衰力がバネ上及びバネ下間に作用するのであ
る。そして、伸び行程時には外側スリット30bを電気
粘性流体が通過し、縮み行程時には内側スリット30a
を電気粘性流体が通過するため、電極32A,32B間
又は電極33A,33B間に電気粘性流体の流速に応じ
た電位差が発生することになる。従って、その電位差を
電位差計で測定すれば、上記第1実施例と同様にバネ上
及びバネ下間の相対変位速度が検出されるから、この第
2実施例でも上記第1実施例と同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0050】しかも、本実施例にあっては、伸び行程時
には外側スリット30bを電気粘性流体が通過し、縮み
行程時には内側スリット30aを電気粘性流体が通過す
るため、特に演算処理等を行うことなく、ピストン15
の変位方向を判断することができる。従って、上記第1
実施例よりもさらに演算負荷が軽減するという利点があ
る。
【0051】ここで、本実施例にあっては、アキュムレ
ータ14,ピストン15,チェックバルブ16,内側ス
リット30a,外側スリット30b,チェックバルブ3
1及びスリット31aによって変位変換手段が構成され
る。図9は本発明の第3実施例を示す図であり、この実
施例も、上記第1実施例と同様に、本発明に係る変位速
度検出装置を、車両サスペンションに用いられる減衰力
可変のショックアブソーバ1に適用したものである。な
お、上記第1,第2実施例と同等の構成には、同じ符号
を付し、その重複する説明は省略する。
【0052】即ち、本実施例は、電気粘性流体へ電圧を
印加するための電極を設けることなく、ショックアブソ
ーバ1が発生する減衰力を機械的に変化させる構成とし
た点に特徴があり、上記第2実施例で電圧印加用の電極
4A,4Bを配設した位置に電位差検知用の外筒電極7
A,内筒電極7Bが配設され、これら外筒電極7A及び
内筒電極7B間に流路8が形成されている。
【0053】そして、ピストン15には、一端がピスト
ン15上側の空間に連通する通路35aと、一端がピス
トン15下側の空間に連通する通路35bとが形成され
ていて、それら通路35a,35bの他端側同士が、ピ
ストンロッド2の内側に回転自在に挿入された切換ロッ
ド36の先端部に形成され段階的に流路径が変化する可
変オリフィス37を介して連通可能となっている。ま
た、切換ロッド36の上端には、これを所定の位置に回
転させるためのステッピングモータ38が設けられてい
る。
【0054】さらに、特に図示はしないが、電位差計,
コントロールユニット及び車体上下加速度センサも上記
第1実施例と同様に設けられていて、コントロールユニ
ットは、電位差計及び車体上下加速度センサの検出値に
応じて疑似スカイフック制御を実行するようになってい
る。ただし、上記第1実施例と異なり、コントロールユ
ニットは、高電圧電源ではなく、ステッピングモータ3
8に指令信号を出力するようになっている。
【0055】なお、内筒電極7Bの下端面は円板部材1
0によって封止されている。このような構成であれば、
伸び行程時及び縮み行程時のいずれにあっても、通路3
5a,35b及び可変オリフィス37を電気粘性流体が
通過するため、このショックアブソーバ1にはその時の
可変オリフィス37の流路径に応じた減衰力が発生す
る。
【0056】また、伸び行程時にはピストン15上側の
電気粘性流体の大部分が流路8を通じてアキュムレータ
14側に流れ込み、縮み行程時にはアキュムレータ14
側から流路8を通じてピストン15上側に電気粘性流体
が流れ込むから、本実施例にあっても、外筒電極7A及
び内筒電極7B間の電位差を測定することにより、上記
第1実施例と同様にバネ上及びバネ下間の相対変位速度
が検出されるし、ステッピングモータ38に指令信号を
出力して切換ロッド36を適宜回転させれば可変オリフ
ィス5の流路径が変化し発生する減衰力が変化するの
で、上記第1実施例と同等の作用効果を得ることができ
る。
【0057】ここで、本実施例では、円板部材10,ア
キュムレータ14及びピストン15によって変換手段が
構成される。図10及び図11は本発明の第4実施例の
構成を示す図であり、これは、本発明に係る変位速度検
出装置を、車両エンジンを車体に支持するエンジンマウ
ント40に適用したものである。
【0058】即ち、図10はエンジンマウント40の正
断面図であって、このエンジンマウント40は、図示し
ない車両エンジン側に固定される断面台形の円板状の固
定部材41と、図示しない車体側に固定されるリング状
の固定部材42と、固定部材41外周面及び固定部材4
2内周面に介在する支持弾性体43と、固定部材42内
面にかしめ止めされたダイアフラム44と、これら固定
部材41,42,支持弾性体43及びダイアフラム44
によって形成された空間を上下に二分するように固定部
材42内面に固定された円形の仕切り板45と、を有し
ていて、その内部には電気粘性流体が封入されている。
ここで、仕切り板45の上側の空間を主流体室46、仕
切り板45の下側の空間を副流体室47とする。
【0059】そして、仕切り板45は、薄い二枚の円板
を上下に重ね合わせて構成されていて、その平面図であ
る図11にも示すように、仕切り板45には、それら二
枚の円板の中央部分の互いに対向する面を方形に凹陥さ
せることにより薄い方形の空間45aが形成されてい
て、この空間45aは、その一方の端部に形成された開
口部48aを介して主流体室46に連通し、その他方の
端部に形成された開口部48bを介して副流体室47に
連通していて、ここにオリフィス5が形成されている。
【0060】また、仕切り板45の中央部の表裏面には
オリフィス5を左右に二分するように絶縁体49a,4
9bが埋め込まれていて、この絶縁体49a,49bを
挟んで開口部48a側には、オリフィス5を上下に挟み
込むように互いに電気的に絶縁された電圧印加用の電極
50A,50Bが配設されるとともに、絶縁体49a,
49bを挟んで開口部48b側には、オリフィス5を上
下に挟み込むように互いに電気的に絶縁された電位差検
知用の一対の電極としての電極51A,51Bが配設さ
れていて、これら電極51A,51B間に流路8が形成
されている。
【0061】そして、電極50Aは高電圧電源22に接
続され、電極50Bは接地に接続され、電極51A,5
1Bは電位差計23に接続されていて、電位差計23は
コントロールユニット24に電位差検出値ΔVを供給
し、高電圧電源22はコントロールユニット24から供
給される指令信号Iに応じて電極50Aに所定の電圧を
印加するようになっている。
【0062】このようなエンジンマウント40にあって
は、エンジン側からの低周波大振幅の振動入力時には、
その振動入力に応じた支持弾性体43の弾性変形を伴っ
て主流体室46に容積変動が生じるから、オリフィス5
を介して主流体室46及び副流体室47間で電気粘性流
体が移動するようになり、ここに振動入力を低減しよう
とする減衰力が発生する。そして、オリフィス5を通過
する電気粘性流体は、流路8をも通過するため、その電
気粘性流体の流速に応じた電位差が電極51A及び51
B間に発生する。従って、その電位差が電位差計23に
よって測定されるから、コントロールユニット24は、
電位差検出値ΔVに基づいてオリフィス5を通過する電
気粘性流体の流速を検出することができ、かかる流速は
振動入力の変位速度に依存することから、結局、エンジ
ン及び車体間の相対変位速度が検出されることになる。
【0063】一方、高電圧電源22に指令信号Iを出力
して電極50Aに所定の電圧を印加すると、電極50A
及び50B間の電気粘性流体の粘性がその印加された電
圧の大きさに応じて増大するため、オリフィス5で発生
する減衰力が増大することになる。よって、コントロー
ルユニット24が、電位差検出値ΔVに応じて検出され
たエンジン及び車体間の相対変位速度に基づいて、最適
な減衰力がエンジンマウント40で発生するように高電
圧電源22に指令信号Iを出力することにより、発生し
ている振動に応じた最適な制振効果を得ることができる
のである。
【0064】なお、通常、オリフィス5は、低周波大振
幅の振動入力時に高減衰を発生し、高周波振動入力時に
は低減衰となって流体が比較的速やかに流動しもってエ
ンジンマウント40が低動バネ定数となることが望まし
いことから、例えば、コントロールユニット24では、
電位差検出値ΔVから検出されるエンジン及び車体間の
相対変位速度に基づいて低周波大振幅の振動入力時であ
るか高周波振動入力時であるかを判断し、前者である場
合には電極50Aに最大電圧が印加されるような指令信
号Iを出力し、後者である場合には電極50Aに電圧が
印加されないように指令信号Iを出力しないという制御
を実行するようにしてもよい。
【0065】ここで、本実施例では、固定部材41,4
2,支持弾性体43及びダイアフラム44によって変位
変換手段が構成される。なお、上記各実施例では、本発
明に係る変位速度検出装置を、車両用の減衰力可変のシ
ョックアブソーバ1又は車両用のエンジンマウント40
に適用した場合について説明したが、本発明の適用対象
はこれに限定されるものではなく、車両以外の適用され
る緩衝装置であってもよく、要は、相対的に変位する二
つの部材間の相対変位速度を検出する必要がある装置で
あれば当然に適用可能である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電気粘性流体の流路を形成する一対の電極間の電位差を
測定する構成としたため、相対的に変位する二つの部材
間のその相対変位速度を直接検出することができるか
ら、変位センサが不要になるとともに、直接検出できれ
ば微分演算が不要となるから、演算負荷が大幅に軽減さ
れるとともに、その検出精度の劣化も避けられるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す正断面図であ
る。
【図2】疑似スカイフック制御を説明するモデルを示す
図である。
【図3】スカイフック制御の効果を説明する周波数特性
図である。
【図4】ピストン変位と電位差との関係を表すグラフで
ある。
【図5】処理の概要を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例の構成を示す正断面図であ
る。
【図7】第2実施例におけるピストンの平断面図であ
る。
【図8】第2実施例に用いられたチェックバルブの平面
図である。
【図9】本発明の第3実施例の構成を示す正断面図であ
る。
【図10】本発明の第4実施例の構成を示す正断面図で
ある。
【図11】第4実施例に用いられた仕切り板の平面図で
ある。
【符号の説明】
1 ショックアブソーバ 2 ピストンロッド 4A 外筒電極 4B 内筒電極 5 オリフィス 7A 外筒電極 7B 内筒電極(7A,7Bで一対の電極) 8 流路 11 チェックバルブ 14 アキュムレータ 15 ピストン 16 チェックバルブ 22 高電圧電源 23 電位差計(電位差測定手段) 24 コントロールユニット 25 車体上下加速度センサ 32A,32B 電極(一対の電極) 33A,33B 電極(一対の電極) 40 エンジンマウント 51A,51B 電極(一対の電極)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に変位する二つの部材間の変位速
    度を検出する装置であって、電気粘性流体と、この電気
    粘性流体の流路を形成する一対の電極と、これら一対の
    電極間の電位差を測定する電位差測定手段と、前記二つ
    の部材間の相対変位を前記電気粘性流体の流れに変換す
    る変位変換手段と、を備えたことを特徴とする変位速度
    検出装置。
JP21673693A 1993-08-31 1993-08-31 変位速度検出装置 Pending JPH0772161A (ja)

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