JPH0773638B2 - 下糸案内装置 - Google Patents

下糸案内装置

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JPH0773638B2
JPH0773638B2 JP61221908A JP22190886A JPH0773638B2 JP H0773638 B2 JPH0773638 B2 JP H0773638B2 JP 61221908 A JP61221908 A JP 61221908A JP 22190886 A JP22190886 A JP 22190886A JP H0773638 B2 JPH0773638 B2 JP H0773638B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はジグザグ縫いと、直線縫いが行なえる本縫いミ
シンの縫目に対応する下糸供給位置の案内装置に関す
る。
(従来の技術) 本縫いミシンに於ける直線縫いの縫目は第24図に示す如
くノーマルステッチと第25図に示す如くのヒッチステッ
チとがあり、混入すると第26図の如く縫目の乱れを生じ
一般的には縫糸の撚り戻りの生じないノーマルステッチ
で縫うことが望まれる。ノーマルステッチとヒッチステ
ッチの発生は第29図及び第30図に示す如く各種のステッ
チの発生は下糸保持手段から引き出された下糸に対し、
縫いの進行方向正面か見て針が左右いずれの側に落ちる
かにより決まるものである。一般に回転する釜の剣先が
縫いの進行方向正面から見て下糸引出し点より前側、即
ち針の左側に下糸が来る状態の場合は第29図A〜Gの如
き経路でノーマルステッチとなり、逆に下糸引出し点よ
り後側、即ち針の右側に下糸が来る場合は第30図の如き
経路でヒッチステッチになる。従って一般的には下糸の
供給源を第29図の如く縫いの進行方向正面から見て、下
糸引出し点より前側、即ち針の左側に下糸が来るように
する為には下糸引出し点を第32a図の如く向かって左側
からとして下糸を供給することが効果的であり、多くの
ミシンはこの方式によってヒッチステッチを回避してい
る。しかしながらこのような方式では第27図に示すジグ
ザグ縫いに於いては下糸が片寄る現象が生じる。この現
象は縫目ピッチの小なる時に顕著であり、これを解消し
て第28図の如くの片寄らない縫目を得るためには第32b
図の如く下糸引出し点をジグザグ縫いの振巾の中央に設
定する必要がある。
(発明が解決しようとする問題点) 上記の如く下糸引出し口を直線縫いとジグザグ縫いとで
は異なる位置が適正位置であり、その位置に設定するこ
とが望ましい。これに対して本出願人は実開昭56−2307
4号にて下糸引出し口を振巾の中央としたミシンに於い
て、直線縫い時に下糸引出し口を左方に移動設定する移
動部材を模様選択部に連結し、直線縫い選択時に下糸に
係合して左方に案内するものを示した。
従来の例に於いては、模様選択により案内部材を左右動
して案内部材を直接下糸に作用して下糸引出し口を案内
するものであって下糸引出し口の切替えが明確に行なえ
点で優れているが直線縫いからジグザグ縫いへの切替え
に於ける下糸の解放については、移動部材は直接下糸を
制御しないこと、下糸の復帰は縫目形成時の糸の引出し
作用に依存する為、その切替え時の下糸の解放による糸
タルミを発生し易く、又ジグザグ縫い選択時は移動部材
が上糸の糸抜け経路中に残るので、その形状及び仕上げ
に制限されるなどの問題があり、本発明はこれらの点に
ついて改良された装置を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明では、ジグザグ縫いと直線縫いとが選択可能なミ
シンに於いて、前記模様選択装置に連結し下糸作動部材
が前記下糸に作動して下糸を固定側の下糸案内壁に係合
せしめる第一の位置と下糸に不作動で下糸か、下糸案内
壁から離脱せしめる第2の位置とに選択的に位置設定す
る位置設定手段と、針糸捕捉手段と針板の針穴との下糸
経路上に固定部に前記針糸捕捉手段からの下糸引出し位
置を案内する下糸案内壁とを設け、前記下糸作動部材が
下糸に対し作動の時には下糸から離反するようにした。
(作用) 「ジグザグ縫い」については、模様選択装置によりジグ
ザグ縫いを選択して位置設定手段を作動せしめて下糸に
係合して、下糸を固定側の下糸案内壁に係合せしめて下
糸引出し位置を「ジグザグ縫い」に適合する中央位置か
ら供給する、又「直線縫い」については模様選択装置に
より直線縫いを選択して位置設定手段を作動せしめて下
糸から離脱させて下糸経路から退避させることにより下
糸は下糸案内壁から離れて針の振巾の最左点よりも左方
に設定した下糸捕捉手段の下糸引出し口から供給する。
(実施例) 次に本発明の実施例を図面により詳細に説明する。第1
図から第6図に於いて、1は針糸捕捉手段たる釜であっ
てミシン機枠2に回転可能に支承され、同じく前記ミシ
ン機枠2に揺動及び上下動可能に支承される針棒(図示
せず)の先端に固着の針3と協働して本縫い縫目を形成
する。前記釜1内には内部に下糸保持手段たる下糸巻き
5を収納する内釜4が回防止部材(図示せず)により回
転を防止されて保持されている。前記下糸巻き5からの
下糸を引出す下糸引出し口4aが前記針3の振巾口の最左
点Lよりも左側に設定されている。6は前記内釜4の段
部に固着の下糸案内板であって、固着時にその垂直立上
り部の下糸案内壁6aが針の振巾の中央位置Eに一致する
如く設定されている。該下糸案内板の上面6bは前記内釜
4の上面4bと略同一高さであって、前記立上り部の下糸
案内壁6aと前記上面6bとは下糸移動が滑らかに行なえる
如くR形状で接続されている。7は下糸繰出しレバーで
あって前記ミシン機枠2に回転可能に支持される繰出し
軸8に嵌装、固着されておりその先端のブリッジ部7aは
前記内釜4の段部の壁4cと前記下糸案内板6との間に配
置されている。
前記下糸繰出しレバー7の駆動手段は第1図に示す如く
前記ミシン機枠2に支持される駆動軸(図示せず)と伝
達手段により連結し回転伝達される下軸9にカム10が固
着され、該カムに嵌合する二又部11aを備える二又ロッ
ド11の他端が前記繰出し軸8に固着されるリンク13の先
端に設けた穴部に嵌合する頭付きピン14を固着してい
る。
前記二又ロッドの中間にピン12が固着されており、該ピ
ンと前記ミシン機枠2に固着の頭付きピンに回転可能に
支持される調節カム15のカム溝15aとが嵌合している。
該調節カムの下面15bに前記ミシン機枠に固着のソレノ
イド16のプランジャー先端16aが当接する如く配置され
ており、前記調節カム15の上面15cと前記ミシン機枠2
に巻きバネ18が係合して常には矢印A方向に付勢してい
る。前記ソレノイド16は前記ミシン機枠2の操作面に装
着された模様選択装置(図示せず)と電気的に接続され
ている。
次に本実施例に於ける下糸と案内と動作とについて説明
する。前記模様選択装置により「直線縫い」を選択する
と電気的に接続された前記ソレノイド16が励磁して第5
図実線の如く該ソレノイドのプランジャー先端16aが前
記調節カム15の下面15bを押し上げた第1の位置とな
る。該調整カムのカム溝15aが傾き該カム溝に前記二又
ロッド11のピン12が係合しており、前記駆動軸(図示せ
ず)に連結する前記下軸9に固着のカム10の回転による
前記二又ロッド11の動きの支点位置を変更することにな
り前記リンク13の運動範囲が変更され、前記下糸繰出し
レバー7のブリッジ部17を第6図実線で示す最上点を17
a、最下点を17cとする範囲で駆動する。最上点17aの位
置は前記内釜4と前記針板50と針穴50aとを結ぶ下糸経
路よりも上であって下糸に触れない位置である。最下点
17cは下糸を図中一点鎖線と位置に引込む位置である。
前記ブリッジ部17から針穴50aへの下糸経路は前記下糸
案内板6の上面6bに案内されており、下糸の平面的な経
路は第2図に示す如く前記内釜4の左側の下糸引出し口
4aからの下糸はパーフェクトステッチとするため前記針
3の振巾の最左点よりも左に位置に常に針の手前即ち針
から作業者側の位置にある。なお、直線縫いにおいてパ
ーフェクトステッチとヒッチステッチとに分かれる位相
は針の上死点からの下降時であって縫目の針糸と針先と
が交叉する位相を含み布に針先が到達する位相までであ
って、この間前記下繰出しレバー7のブリッジ17は17a
で示す最上点付近に設定されており、その後17cで示す
位置に繰出されることにより前記下糸案内板6の立上が
り部でガイドされ下糸引出し口は中央位置となるが前述
の縫目のステッチの決定位相前後は17aの位置にあるこ
とから、前記下糸51は前記下糸案内板6の立上がり部6a
に係合しないため図中実線で示す予め前記内釜4に設け
た下糸引出し口から引出された下糸経路であり、針の振
巾のどの位置の直線縫いに対しても針の左方となるパー
フェクトステッチに適した位置関係となる。
前記模様選択装置によりジグザグ縫いを選択すると、該
模様選択装置によりジグザグ縫と電気的に連結する前記
ソレノイド16が励磁されて第5図点線の位置にプランジ
ャー16aが移動し前記巻きバネ18の付勢により前記調節
カム15は点線で示す第2の位置となる。該調節カムのカ
ム溝15aに係合する前記二又ロッド11のピン12の運動位
置が変わることにより前記カム10の運動は前記二又ロッ
ド11、リンク13を介して前記下糸繰出しレバー7のブリ
ッジ17は第6図中最上位置を17bで最下位置は17cとな
る。
即ち「ジグザグ縫い」選択時は最上位置17b、最下位置1
7dともブリッジ下面は前記下糸案内板6の立上がり面6a
より下がった位置であり、前記内釜4から下糸繰出しレ
バー7のブリッジ部17を経由して前記針板50の針穴50a
に至る下糸51は針の振巾の右針落位置Rでは第2図点線
の如く前記下糸案内板6の立上がり部よりも右側に引出
され、その後の針の振巾の左針落位置への移行に対して
前記下糸案内板6の立上がり部に左方への移動を制限さ
れ常に中央位置からの下糸引出しとなるものである。
次に本発明の第2の実施例を説明する。第7図に示す如
く第2の実施例では前記調節カム15を作動することによ
り前記下繰出しレバー7の作動範囲を変更せしめた。そ
の前記調整カム15の作動は第1の実施例では模様選択装
置に連結する前記ソレノイド16を励磁することにより行
なったが、本実施例では調節カム15に替わる調節カム55
と、前記ソレノイド16に替えて縫目毎に作動するステッ
ピングモータを用いるものである。
調節カム15とステッピングモータに関する以外の構成に
ついては第1の実施例と同一であるので省略する。
第7図に於いて、ステッピングモータ19は前記ミシン機
枠2に固着されており同じく前記ミシン機枠2内に収納
され前記模様選択装置と連結する振巾制御部と連結して
いる。20は調節カム軸であって前記ミシン機枠2に回転
可能に支承されており、その一端に調節カム55が固着さ
れている。前記調節カム軸20の他端には腕21が固着され
ており該腕の先端に固着のピンに嵌合するリンク22の他
端は前記ステッピングモータ19の出力軸に固着の腕23に
固着のピン24に嵌合して連結している。
次に下糸の案内について説明する。前記模様選択装置に
より「直線縫い」を選択すると前記ステッピングモータ
19を回転して前記調節カム55を回転して第31図実線の第
1の位置に設定する。該調節カムの回転設定位置は前記
二又ロッド11の運動が該二又ロッドの中間に固着の前記
ピン12の嵌合する前記調節カム55のカム溝55aが図の如
く傾斜していることにより前記二又ロッド11の先端11b
に連結する前記リンク13の揺動量を増大し前記繰出し軸
8を介して前記下糸繰出しレバー7の先端のブリッジ17
の作動範囲を第9図実線の如く最上点位置17aと最下点
位置17cとの範囲で運動する。最上点位置17aは前記下糸
案内板6の上面よりも上の位置であって前記内釜4から
引出され該内釜の上面4b上に導かれた下糸は前記下糸案
内板6に接触しない位置であって第1の実施例と同様、
針の上死点からの下降時であって縫目の針糸と針先が交
叉する交叉位相までの間前記下糸繰出しレバー7のブリ
ッジ17下面は前記下糸案内板6よりも上方に位置し、交
叉後前記下糸繰出しレバー7のブリッジは最下点位置17
cに移動する如く構成されている為「直線縫い」の選択
時には第2図実線の如く下糸は前記内釜4の左側の糸下
糸引出し口4aから引出されることにより、針の振巾のど
の位置の直線縫いに対しても下糸は常に針落の左側に位
置してパーフェクトステッチとなる位置に設定する。
次に前記模様選択装置により「ジグザグ縫い」を選択し
て前記ステッピングモータ19を対応して回転して前記調
節カム55をステッチ毎に回転せしめる。即ち「ジグザグ
縫い」に於いて振巾の左位置に針落が位置する時に前記
ステッピングモータ19を回転して前記調節カム55を第7
図点線の第2の位置に回転せしめて保持して、前記カム
10の回転による前記二又ロッド11の動きに対して前記リ
ンク13は回動せずに一定位置に留る。その位置は前記下
糸繰出しレバー7の先端のブリッジ17を第9図点線で示
す17bの位置として上下運動を停止して第9図点線の如
く前記内釜4の上面4bおよび前記下糸案内板6の上面4b
よりも下として前記下糸を前記下糸案内板6の立上り部
の下糸案内壁6aに係合せしめて前記下糸引出し口からの
下糸を第8図点線の如く案内して振巾の中央位置に設定
する。なお、模様中のジグザグに続く直線縫いに対して
前記ステッピングモータ19を回動して前記調節カム55を
第31図点線の位置として下糸引出し位置を左方とする。
次に本発明の第3の実施例を第10図から第12図を参照し
て説明する。上下動する針と該針と協働して本縫い縫目
を形成する釜1と該釜内に下糸案内板を固着した内釜4
を設けることについては前述の第1及び第2の実施例と
同じであるが、下糸の繰出しについては下糸繰出しレバ
ー7に替えて本実施例では送り歯にブリッジを設け該送
り歯の上下動により行なうものである。なお縫い模様に
対応する下糸の引出し位置の調節機構は次の如く構成さ
れている。
前記ミシン機枠2に回動可能に支承される案内軸27に案
内体28が固着されており、該案内体先端に設けたブリッ
ジ部29が前記内釜4の壁4cと前記下糸案内板6との間に
位置する如く配設されている。前記案内軸27の他端には
案内腕30が固着されており、その先端に固着のピン35を
介して前記ミシン機枠2に固着のソレノイド31のプラン
ジャー32と連結している。前記ソレノイド31は前記模様
選択装置と電気的に連結されている。
次に本実施例の下糸案内動作を説明する。下糸は前記内
釜4に収納する下糸巻きから引出されて前記内釜4の上
面4b上を通り前記案内体28のブリッジ29の下を通って更
に前記送り歯25のブリッジ26の下を通って針板の針穴か
ら縫目側に引出されている。
前記模様選択装置により、「直線縫い」を選択すると該
選択装置と連結している前記ソレノイド31が励磁して前
記プランジャー32を矢印B方向に押し出して該プランジ
ャー先端と連結している前記案内腕30を押し上げて前記
案内軸27を回動して前記案内体28の先端のブリッジ29を
第12図実線の第1の位置29aに設定する。該ブリッジの
下面は前記内釜4の上面4bと前記下糸案内板6の上面6b
とを結ぶ線よりも上方に設定されており、前記内釜4よ
り引出された下糸は前記内釜4に固着の下糸案内板6よ
り上方で影響されない位置であって第8図実線の如く前
記内釜4の左側に設けられた下糸引出し口4aから引出さ
れることにより針の振巾のどの位置の直線縫いに対して
も下糸は常に針落の左側に位置する下糸引出し位置とす
る。
次に前記模様選択装置により「ジグザグ縫い」を選択す
ると該模様選択装置と連結されている前記ソレノイド31
が励磁して前記プラジャー32を矢印Bと反対方向に引込
み該プランジャーの先端と連結している前記案内腕30を
引き下げて前記案内軸27を回転して前記案内体28の先端
のブリッジ29を第12図点線で示す第2の位置に設定す
る。該ブリッジの下面は前記内釜4の上面4b及び前記下
糸案内板6よりも下側であって前記内釜4の下糸引出し
口4aから引出された下糸は前記ブリッジ29の下面に係合
して前記内釜4に固着の前記下糸案内板6の立上り部の
下糸案内壁6aに係合して案内され第8図点線の如く前記
内釜4に設けた左側の下糸引出し口からの下糸は前記立
上り部6aに案内されて針の振巾の中央位置からの下糸引
出しとなるものである。
次に第4の実施例を第13図から第14図を参照して説明す
る。上下動及び左右動する針と、該針と協働して本縫い
縫目を形成する釜1と、該釜内に下糸巻きを保持し回転
止め部材により回転を防止された内釜を備える点につい
ては第1から第3の実施例と同様であるが、本実施例で
は下糸案内の為と下糸案内板を前記内釜に装着せず送り
歯のブリッジ部に案内壁を設けるものである。なお前記
内釜4の壁4cと送り歯との間で作動する案内体の作動構
成については第3の実施例と同一であるので省略する。
本実施例では第3の実施例の下糸引出し位置案内の為の
下糸案内板に替えて第13図に示す如く上下動する送り歯
33のブリッジ34aに下糸案内の為の下糸案内壁34aを前記
針3の振巾の中央となる位置で前記ブリッジ34から下方
に垂下する如く設け、更にブリッジの左端と前記案内壁
34aとを滑らかに傾斜面34bで接続した。
次に本実施例の下糸案内動作について説明する。第14図
に示す如く下糸は前記内釜4に収納する下糸巻きから引
出され前記内釜4を下糸引出し口4aから出て内釜上面4b
の上を通って前記案内体28のブリッジ部29の下を通り、
更に前記送り歯33のブリッジ部34の下を通って針板の針
穴から引出されている。
前記模様選択装置により「直線縫い」を選択すると、第
10図に示す如く該模様選択装置に接続されている前記ソ
レノイド31が励磁して前記プランジャー32を矢印Bと反
対方向に引込んで該プランジャー先端と連結している前
記案内腕30を引下げて前記案内軸27を回転せしめ、前記
案内体28の先端のブリッジ29を第14図実線の第1の位置
29bに設定する。該ブリッジ29の下面は前記内釜4の上
面4bと前記送り歯33のブリッジ部34の下面とを結ぶ下糸
経路よりも下がった位置であって、前記送り歯33のブリ
ッジ部34に設けた下糸案内壁34aによる影響を受けない
位置であって第8図実線の如く、前記内釜4に設けた前
記振巾の最左位置よりも左側に位置する下糸引出し口4a
から引出されて供給される為、針の振巾のどの位置の直
線縫いに対しても下糸は常に針落の左側に位置する下糸
引出し位置である。
次に模様選択装置により「ジグザグ縫い」を選択する
と、該模様選択装置に接続する前記ソレノイド31が励磁
して前記プランジャー32を矢印B方向に押出して該プラ
ンジャー先端と連結している前記案内腕30を押上げて前
記案内軸27を回転して前記案内体28の先端のブリッジ部
29を第14図点線で示す第2の位置29aに設定する。前記
ブリッジ部29の下面は前記内釜4の上面4bと前記送り歯
33のブリッジ部34とを結ぶ下糸経路よりも上方であって
前記下糸に作用しない。この為下糸は前記送り歯33のブ
リッジ部34に係合して下糸案内面34aに案内される。即
ち針の振巾範囲の右側の針落位置に続いて左側に針落位
置が設定された場合、下糸は前記送り歯33のブリッジ部
34に形成の下糸案内面34aに係合して該下糸案内面より
も左側への移動を制限されて下糸引出し位置を振巾の中
央に保つ。尚直線縫いからジグザグ縫いへの切替え後の
縫い始めの針落位置が左側の場合、第8図実線の位置で
前記ブリッジ部34の斜面34bに係合しており、続く針落
の右側への移行時に前記斜面34bを越えて前記下糸案内
面34aの右側に移行し、それより下糸引出し位置を振巾
の中央位置に保つ。
次に第5の実施例を第15図と第16図を参照して説明す
る。第5の実施例は第4の実施例の下面の案内を送り歯
のブリッジに設けた下糸案内壁によって「ジグザグ縫
い」に於ける下糸引出し位置の針を振巾の中央位置に保
つのに対し、送り歯のブリッジには下糸案内壁は設けず
ブリッジ部による下糸繰出しのみを行なわせて、下糸保
持装置と送り歯との間に前記案内体28に替えて下糸案内
壁を備える案内体35を配設するものである。該案内体の
作動の構成は第4の実施例と同一であるので省略する。
内釜4の壁4cと送り歯25のブリッジ26との間に配設され
た案内体先端のブリッジ部36は第15図の如く針の振巾の
中央位置に前記ブリッジ部36の下側に垂下する案内壁36
aが設けられており、該案内壁の最下位置と前記ブリッ
ジ部左端とが滑らかに接続されて斜面を形成している。
次に本実施例の下糸案内動作を説明する。下糸は前記内
釜4に収納する下糸巻きから引出され、前記内釜4の下
糸引出し口4aから出して内釜上面4bを通って前記案内体
35のブリッジ36の下を通り更に送り歯25のブリッジ26の
下を通って針板の針穴から引出されている。
前記模様選択装置により「直線縫い」を選択すると該模
様選択装置に接続されている前記ソレノイド31が励磁し
て前記プランジャー32を矢印B方向に押出して該プラン
ジャー先端と連結している前記案内腕30を押上げて前記
案内軸27を回動せしめ、前記案内対35の先端のブリッジ
部36を第16図実線の第1の位置36cに設定する。該ブリ
ッジ36の下面は前記内釜4の上面4cと前記送り歯25のブ
リッジ部26の下面とを結ぶ下糸経路よりも上方の位置で
あって前記下糸に作用しない。この為、第8図実線の如
く前記内釜4の左側に設けた下糸引出し口4aから引出さ
れて供給され、針の振巾のどの位置よりも左側になる位
置であってパーフェクトステッチの形成に適した位置で
ある。
次に前記模様選択装置により「ジグザグ縫い」を選択す
る場合は、該模様選択装置に接続されている前記ソレノ
イド31が励磁して前記プランジャー32を矢印Bと反対方
向に引込み該プランジャーの先端と連結している前記案
内腕30を引下げて前記案内軸27を回動して前記案内体35
の先端のブリッジ部36を第16図点線で示す第2の位置36
dに設定する。
前記ブリッジ36の下面は前記内釜4の上面4aと前記送り
歯25のブリッジ26の下面とを結ぶ下糸経路よりも下側に
位置しており、前記内釜4より引出された下糸は前記案
内体35のブリッジ部36の下面に係合して下糸案内面36a
に案内される。即ち針の振巾範囲の右側の針落位置に続
いて左側に針落位置が設定された場合、下糸は前記案内
体35のブリッジ部36に形成した下糸案内面36aに係合し
て該案内面よりも左側への移動を制限されて下糸引出し
位置を振巾の中央位置に保つ。尚「直線縫い」から「ジ
グザグ縫い」への切替え後の縫い始めの時の針落位置が
左側の場合、第15図実線の位置で前記ブリッジ36の斜面
36bに係合しており、続く針落の右側への移行時には前
記斜面36bを越えて前記下糸案内面36aの右側に移行し、
それ以降のいずれの針落位置に対しても下糸引出し位置
を振巾の中央位置に保つ。
次に第6の実施例を第17図を参照して説明する。上下動
し且つ左右に揺動する針と、該針と協働し本縫い縫目を
形成する釜1とを備え、該釜には下糸案内板を設けてい
ない点については第4及び第5の実施例と同様である。
本実施例においては下糸引出し位置の案内壁を下糸経路
である針板の針穴の手前の壁に設けたものである。
第17図に示す如く針板37の針穴37aの壁は針の振巾範囲
の中央から右側部分は針板の厚みが削除されており中央
にその削除された位置から垂下する下糸案内面37bが形
成されている。38は案内体であって、その先端に針の振
巾範囲に亘って送り方向に延長された腕部であるブリッ
ジ39を形成している。該案内体は第10図18に示す如く第
4及び第5の実施例と同様前記模様選択装置に連結し模
様選択により作動する案内軸27に固着の連結腕40とピン
41を介して連結しており、前記案内体38の中間部38aを
上下から挟持する一対の係合コマ42により支持されてい
る。
前記案内軸から前記模様選択装置の間の構成については
第4および第5の実施例と同一であるので省略する。
次に本実施例の下糸案内動作を説明する。下糸は第8図
の如く前記内釜に収納する下糸巻きから引出され、内釜
4の内釜上面4bの上を通って前記案内体38のブリッジ39
を下を通って前記針穴か引出されている。前記模様選択
装置により「直線縫い」を選択すると、該模様選択装置
と接続している前記ソレノイド31が励磁して前記プラン
ジャー32を矢印B方向に押出して該プランジャーの先端
と連結している前記案内腕30を押上げて前記案内軸27を
回動して前記連結腕40を矢印C方向に回動し、前記案内
体38を略水平方向に移動せしめて前記ブリッジ39を第17
図実線の第1の位置39aに設定する。該ブリッジの下面
で最も針穴に近い位置で前記針穴の手前の壁の最下位置
よりも下に位置する為、前記針板37に形成した案内壁37
bに下糸が触れない位置であって、下糸51は第8図実線
の如く前記内釜4の左側に設けられた下糸引出し口4aか
ら引出されて針の振巾のどの位置よりも左側から供給す
る位置でパーフェクトステッチ形成に適した位置であ
る。
次に前記模様選択装置により「ジグザグ縫い」を選択す
ると該模様選択装置に接続されている前記ソレノイド31
が励磁して前記プランジャー32を矢印Bと反対方向に引
込み該プランジャー先端と連結している前記案内腕30を
引下げて前記案内軸27を回動して前記連結腕40を矢印C
と反対方向に回動し前記案内体38を水平方向に移動せし
めて前記ブリッジ39を第17図点線の第2の位置に設定す
る。該ブリッジの下面で最も針穴に近い箇所は前記針板
37に形成の案内壁37bよりも前方に移動しており、前記
内釜4から引出され前記針穴37aに導かれた37下糸に対
し触れない位置である。この為前記内釜4の左側に設け
た下糸引出し口4aから引出された下糸は内釜上面4c上を
通って前記針板37に形成の下糸案内面37bに係合する。
即ち、針の振巾範囲の右側の針落位置に続いて左側の針
落位置が設定された場合、下糸は針板の下糸案内面に係
合して該案内面よりも左側への移動を制限されて下糸引
出し位置を振巾の中央位置に保つ。
尚、前記模様選択装置により「直線縫い」から「ジグザ
グ縫い」への切替え後の縫い始めの時の針落位置が左側
の場合、第8図実線の位置で前記針板の下側に係合して
おり、続く針落の右側への移行時に前記針板37の前記下
糸案内面37bを越えて右側に移行し、移行後の下糸引出
し位置を振巾の中央位置に保つ。
次に第7の実施例を第21図から第23図を参照して説明す
る。尚、本実施例では、本発明が扱う「直線縫いにおけ
るヒッチステッチの混入」は主に布送り量が大きい時で
あり、又本発明の扱うもう一つの「ジグザグ縫いにおけ
る下糸の片より」は第19図(a)、(b)に示す如く主
に布送り量が小さい時が縫目上問題とされることから、
下糸引出し口の位置を布送り量に対応して制御するもの
である。上下動し、且つ左右に揺動する針と該針と協働
して本縫い縫目を形成する釜1とを備え該釜内には下糸
保持手段たる下糸巻き5を収納する中釜4が回転止め部
材により回転を防止されて保持されている。
前記内釜4には前記下糸巻き5からの下糸を引出す下糸
引出し口4aが針の振巾の最左点位置よりも左側に設定さ
れている。又前記内釜4には第1から第4の実施例と同
一の下糸案内板6が固着されている。41は送り歯であっ
て、その下面にカム面41aを備えている。42は下糸案内
体であって前記ミシン機枠2に支持される案内軸43に嵌
装し、その先端は棒状に形成されその下面で下糸と係合
し上面で前記送り歯41の下面のカム面41aに当接する位
置に設定されており、その他端と前記ミシン機枠2との
間に設けたバネ44のバネ作用により前記下糸案内体42の
先端は常に前記送り歯41のカム面41aに当接係合してい
る。
前記送り歯41の運動軌跡は第21図に示す如くであって、
図中点線で示す軌跡が送り量が小さい時のものであり、
図中実線で示す軌跡が送り量が大きい時のものである。
送り量が小さい時に問題となる下糸の片寄りに対して下
糸引出し位置を針の振巾の中央位置とすることについて
は、前記送り歯の運動が第21図の軌跡に示す如く前記内
釜4に近接した位置であって、前記送り歯41のカム面41
aは布送り側の低い面45に前記案内体42の先端42aが係合
して低く設定される。前記内釜4から引出された下糸は
前記案内体42の先端下面に係合することにより、前記下
糸は前記内釜4に固着の下糸案内板6に係合する。この
為、第8図点線に示す如く前記内釜4の下糸引出し口4a
から引出された下糸は前記下糸案内板6の立上り部材6a
に係合して針の振巾範囲の右側の針落位置に続いて左側
の針落位置が設定された場合、下糸は前記下糸案内板6
の立上り面6aに係合して該立上り面よりも左側への移動
を制限されて下糸引出し位置を振巾の中央位置に保つ。
送り量が大きい時に問題となるヒッチステッチの混入に
対する下糸引出し位置は、前記送り歯41の運動が第21図
の軌跡に示す如く前記内釜4に近接した位置離れた位置
との間で運動するが、直線縫いに於いてパーフェクトス
テッチとヒッチステッチとに分かれる位相は針の上死点
からの下降時であって縫目からの針糸と針先とが交叉す
る位相を含み布に針先が達するまでの位相であるが、こ
の間の位相に於いては、前記送り歯41の位置は第23図で
示す如く該送り歯が前記内釜4より離れた位置であって
第23図に示す如く前記送り歯41のカム面の先端に前記案
内体42が係合している、前記送り歯41のカム面41aは先
端側か高い位置となる如くの形状であって前記案内体42
の先端はそのカム面に当接係合して高く位置する為、前
記内釜4から引出された下糸は前記案内体42の下面に係
合するか前記下糸案内板6の上面6bよりも上方に位置す
ることになる。下糸は振巾の最左位置よりも左側の前記
内釜4の下糸引出し口4aから供給される。
尚、上記の第1、第3、第4、第5、第6の実施例にお
いて模様選択装置に連結するソレノイドを作動させる電
気的手段によるものを示したが、模様選択装置とリンク
やロッド等により機械的手段によるものであっても良
い。
(発明の効果) 以上の如く本発明によれば、「直線縫い」と「ジグザグ
縫い」を模様選択装置により選択して形成可能なミシン
に於いて、選択した縫目に対応して下糸の引出し位置を
ミシン機枠内の適宜の固定位置に設けられる下糸案内壁
に係合せしめる場合と該糸下案内壁から解放する場合と
に位置制御して夫々の位置を保つことにより、「ジグザ
グ縫い」では下糸を下糸案内壁に係合せしめて振巾の中
央位置に設定して下糸の片寄りを防止し、「直線縫い」
では下糸を解放して振巾の最左位置よりも左側の内釜の
下糸引出し口から供給してピッチステッチを防止するこ
とができる。
尚下糸の位置制御において下糸案内壁を固定側に設け、
下糸解放時に作動部材を下糸経路から離脱する如く構成
したため、下糸との干渉による縫目への影響を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例の下糸案内装置の斜視図、第2図
は下糸保持装置の平面図、第3図は下糸案内板の斜視
図、第4図は下糸保持装置の斜視図、第5図は下糸調節
カムの動作説明図、第6図は下糸案内動作の説明図、第
7図は第2の実施例の下糸案内装置の斜視図、第8図は
下糸保持装置の平面図、第9図は下糸案内動作の説明
図、第10図は第3の実施例の下糸案内装置の斜視図、第
11図は送り歯の斜視図、第12図は下糸案内動作の説明
図、第13図は第4の実施例の送り歯、第14図は下糸案内
動作の説明図、第15図は下糸案内部の斜視図、第16図は
下糸案内動作の説明図、第17図は第6の実施例の下糸案
内装置の斜視図、第18図は案内体の動作説明図、第19図
は下糸の片寄り状態の説明図、第20図、第21図は送り歯
軌跡、第22図は送り量が小の時の下糸案内動作の説明
図、第23図は送り量が大の時の下糸案内動作の説明図、
第24図はパーフェクトステッチ、第25図はヒッチステッ
チ、第26図はヒッチステッチの混入した直線縫いの縫
目、第27図は下糸片寄りのあるジグザグ縫いの縫目、第
28図は下糸片寄りのないジグザグ縫いの縫目、第29図は
パーフェクトステッチの縫目形成過程の説明図、第30図
はヒッチステッチの縫目の形成過程の説明図、第31図は
調節カムの調節状態説明図、第32図a、bは針の振巾と
下糸の引出し位置との関係説明図であり、3は針、1は
針糸捕捉手段である釜、50は針板、50aは針穴、6aは下
糸案内壁である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシン機枠に支承され上下動及び左右動す
    る針と、ミシン機枠に支承され回転する針糸捕捉手段と
    で該針糸捕捉手段が保持する下糸と前記針が保持する針
    糸とにより本縫い縫目を形成し、直線縫又はジグザグ縫
    の如く縫目の位置を選択的に変える模様選択装置を備え
    たミシンにおいて、前記模様選択装置に連結し前記針糸
    捕捉手段より引き出される下糸に対し作動する第1の位
    置と不作動の第2の位置とに作動部材を選択的に位置設
    定する位置設定手段を設け、前記作動部材により作動さ
    れる下糸を案内する垂直な下糸案内壁と該下糸案内壁と
    一体的に形成される傾斜部とでなる下糸案内部材を設け
    ることを特徴とする下糸案内装置。
  2. 【請求項2】前記位置設定手段は下糸に上下方向に作用
    する下糸繰出しレバーのブリッジの作動範囲を変更し下
    糸繰出し量を変更設定するものであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の下糸案内装置。
  3. 【請求項3】前記位置設定手段は縫い模様の針落位置に
    対応して設定するものであることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の下糸案内装置。
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